JP2018125802A - 撮像装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】タッチパネルの操作中に画面遷移するときに、操作性が低下しないようにする。【解決手段】デジタルカメラ100において、撮影状態において表示部28にダイヤル操作画面500を表示しており、ダイヤル操作画面500におけるタッチパネルの操作中に、撮影状態から撮影待機状態に変化すると、システム制御部50は表示部28にISO設定画面400aを表示する。このとき、遷移後の画面であるISO設定画面400aにおいてタッチオン位置にISO設定指標401が位置するように、システム制御部50は、ISO設定画面400aをオフセットして表示する。【選択図】図9
Description
本発明は、タッチパネルが設けられた表示部を備える撮像装置、その制御方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
撮像装置において、撮影者がファインダを覗いた状態においてタッチパネルの操作を可能とする技術が提案されている。特許文献1には、撮影者がファインダを覗いた状態で、背面の表示装置のタッチパネルを指等でタッチしたまま移動する(以下、タッチムーブ操作と呼ぶ)ことにより、フォーカス、ズーム、シャッター速度等の設定が変更されることが開示されている。また、特許文献1には、ファインダを覗いていない状態で、背面の表示装置に撮影モード、シャッター速度、ズーム等の設定項目や「+」、「−」等を示すアイテムを含む設定画面が表示され、アイテムにタッチすることで選択操作を行えることが開示されている。
特許文献1において、ファインダを覗きながらタッチムーブ操作による設定の変更を行った後、非接眼状態にした場合、設定画面が表示されることになるので、引き続きタッチムーブ操作を行っても接眼中に設定変更していた項目の設定変更は行われない。例えばファインダを覗きながらタッチムーブ操作によりシャッター速度の設定を行っていたが、一時的に設定画面を確認しようと非接眼状態にした場合、シャッター速度を更に変更をしようとするときには「+」、「−」を示すアイテムにタッチしなければならない。つまり、新たにタッチする指の位置を変えなければならない。
本発明は上記のような課題に鑑みてなされたものであり、タッチパネルの操作中に画面遷移するときに、操作性が低下しないようにすることを目的とする。
本発明の撮像装置は、ファインダ外の表示部のタッチパネルの操作を検出可能な検出手段と、前記ファインダへの物体の接近を検知する接近検知手段と、前記接近検知手段が物体の接近を検知している場合に、前記タッチパネルの操作を検出したことに応じて、前記ファインダ内の表示部に所定の設定項目の設定値を示すアイテムを表示し、前記接近検知手段が物体の接近を検知しなくなった場合に、前記ファインダ外の表示部のタッチオン位置に前記所定の設定項目を示すアイテムを表示するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、タッチパネルの操作中に画面遷移するときに、操作性が低下しないようにすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
<第1の実施形態>
図1に、本発明を適用した撮像装置の一例としてのデジタルカメラ100の外観を示す。
表示部28は、デジタルカメラ100の背面のファインダ外の表示部であり、画像や各種情報を表示する。
<第1の実施形態>
図1に、本発明を適用した撮像装置の一例としてのデジタルカメラ100の外観を示す。
表示部28は、デジタルカメラ100の背面のファインダ外の表示部であり、画像や各種情報を表示する。
モード切替スイッチ60は、各種モードを切り替えるための操作部材である。シャッターボタン61は、撮影指示を行うための操作部材である。操作部70は、ユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチ、ボタン、タッチパネル70a等の操作部材により構成される。コントローラーホイール73は、操作部70に含まれる回転操作可能な操作部材である。電源スイッチ72は、電源オン、電源オフを切り替えるための操作部材である。
接近検知部55は、ユーザがファインダ69を覗いているか否かを検知する赤外線センサ等により構成される。接近検知部55は、物体がファインダから1センチや2センチ等の所定距離より近い距離に接近していることを検知する可能なセンサである。接近検知部55による検知結果に基づいて撮影状態であるか否かを判定することが可能となる。ファインダ内には、ファインダ69を介して視認可能なファインダ内表示部があり、ユーザはファインダ69を覗いた状態でファインダ内表示部に表示されるAF位置を示すAF枠や、ISO感度の設定値を示す表示等を見ながらタッチ操作によって設定の変更を行うことができる。また、ファインダ内表示部においては、タッチ位置の移動に応じてAF枠やISO感度の設定値を示す指標が移動する。
接近検知部55は、ユーザがファインダ69を覗いているか否かを検知する赤外線センサ等により構成される。接近検知部55は、物体がファインダから1センチや2センチ等の所定距離より近い距離に接近していることを検知する可能なセンサである。接近検知部55による検知結果に基づいて撮影状態であるか否かを判定することが可能となる。ファインダ内には、ファインダ69を介して視認可能なファインダ内表示部があり、ユーザはファインダ69を覗いた状態でファインダ内表示部に表示されるAF位置を示すAF枠や、ISO感度の設定値を示す表示等を見ながらタッチ操作によって設定の変更を行うことができる。また、ファインダ内表示部においては、タッチ位置の移動に応じてAF枠やISO感度の設定値を示す指標が移動する。
コネクタ112は、デジタルカメラ100をパーソナルコンピュータやプリンタ等の外部機器と接続するための接続ケーブル111のコネクタである。
記録媒体200は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体スロット201は、記録媒体200を格納するためのスロットである。記録媒体スロット201に格納された記録媒体200は、デジタルカメラ100との通信が可能となり、データの記録や再生が可能となる。蓋202は、記録媒体スロット201の蓋である。図1では、蓋202を開けてスロット201から記録媒体200の一部を取り出して露出させた状態を示す。
記録媒体200は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体スロット201は、記録媒体200を格納するためのスロットである。記録媒体スロット201に格納された記録媒体200は、デジタルカメラ100との通信が可能となり、データの記録や再生が可能となる。蓋202は、記録媒体スロット201の蓋である。図1では、蓋202を開けてスロット201から記録媒体200の一部を取り出して露出させた状態を示す。
図2は、実施形態に係るデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。
撮影レンズ103は、ズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群である。シャッター101は、絞り機能を備えるシャッターである。撮像部22は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子を備える。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。バリア102は、撮影レンズ103を含む撮像系を覆うことにより、撮影レンズ103、シャッター101、撮像部22を含む撮像系の汚れや破損を防止する。
撮影レンズ103は、ズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群である。シャッター101は、絞り機能を備えるシャッターである。撮像部22は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子を備える。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。バリア102は、撮影レンズ103を含む撮像系を覆うことにより、撮影レンズ103、シャッター101、撮像部22を含む撮像系の汚れや破損を防止する。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し、所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24は更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行う。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像及び音声を格納するのに十分な記憶容量を備える。また、メモリ32は、画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねる。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像及び音声を格納するのに十分な記憶容量を備える。また、メモリ32は、画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねる。
D/A変換器13は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。こうしてメモリ32に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器13を介して表示部28により表示される。表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器13からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器13においてアナログ変換し、表示部28に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダとして機能し、スルー画像表示(ライブビュー表示)を行える。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能な記録媒体としてのメモリであり、例えばEEPROMが用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのコンピュータプログラムのことである。
システム制御部50は、デジタルカメラ100全体を制御する。システム制御部50は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。
システムメモリ52は、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開するメモリであり、例えばRAMが用いられる。また、システム制御部50は、メモリ32、D/A変換器13、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は、各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
システム制御部50は、デジタルカメラ100全体を制御する。システム制御部50は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。
システムメモリ52は、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開するメモリであり、例えばRAMが用いられる。また、システム制御部50は、メモリ32、D/A変換器13、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は、各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
モード切替スイッチ60、シャッターボタン61、操作部70、電源スイッチ72は、システム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作部である。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)等がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60で、これらのモードのいずれかに直接切り替えることができる。或いは、モード切替スイッチ60で撮影モードの一覧画面に一旦切り替えた後に、表示された複数のモードのいずれかを選択し、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)等がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60で、これらのモードのいずれかに直接切り替えることができる。或いは、モード切替スイッチ60で撮影モードの一覧画面に一旦切り替えた後に、表示された複数のモードのいずれかを選択し、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ62は、シャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり、第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。システム制御部50は、第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作すること等により、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えばメニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。ユーザは、表示部28に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
コントローラーホイール73は、操作部70に含まれる回転操作可能な操作部材であり、方向ボタンと共に選択項目を指示する際等に使用される。コントローラーホイール73を回転操作すると、操作量に応じて電気的なパルス信号が発生し、このパルス信号に基づいてシステム制御部50はデジタルカメラ100の各部を制御する。このパルス信号によって、コントローラーホイール73が回転操作された角度や、何回転したか等を判定することができる。なお、コントローラーホイール73は、回転操作が検出できる操作部材であればどのようなものでもよい。例えばユーザの回転操作に応じてコントローラーホイール73自体が回転してパルス信号を発生するダイヤル操作部材であってもよい。また、タッチセンサよりなる操作部材で、コントローラーホイール73自体は回転せず、コントローラーホイール73上でのユーザの指の回転動作等を検出するものであってもよい(いわゆるタッチホイール)。
コントローラーホイール73は、操作部70に含まれる回転操作可能な操作部材であり、方向ボタンと共に選択項目を指示する際等に使用される。コントローラーホイール73を回転操作すると、操作量に応じて電気的なパルス信号が発生し、このパルス信号に基づいてシステム制御部50はデジタルカメラ100の各部を制御する。このパルス信号によって、コントローラーホイール73が回転操作された角度や、何回転したか等を判定することができる。なお、コントローラーホイール73は、回転操作が検出できる操作部材であればどのようなものでもよい。例えばユーザの回転操作に応じてコントローラーホイール73自体が回転してパルス信号を発生するダイヤル操作部材であってもよい。また、タッチセンサよりなる操作部材で、コントローラーホイール73自体は回転せず、コントローラーホイール73上でのユーザの指の回転動作等を検出するものであってもよい(いわゆるタッチホイール)。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部に供給する。電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや光ディスク、磁気ディスク等から構成される。
通信部54は、無線又は有線ケーブルによって接続し、映像信号や音声信号等の送受信を行う。通信部54は無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。通信部54は、撮像部22で撮像した画像(スルー画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像を送信可能であり、また、外部機器から画像データやその他の各種情報を受信することができる。
通信部54は、無線又は有線ケーブルによって接続し、映像信号や音声信号等の送受信を行う。通信部54は無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。通信部54は、撮像部22で撮像した画像(スルー画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像を送信可能であり、また、外部機器から画像データやその他の各種情報を受信することができる。
本実施形態に係るデジタルカメラ100においては、操作部70の一つとして、表示部28に対する接触を検知するタッチパネル70aを有する。タッチパネル70aと表示部28とは一体的に構成することができる。例えばタッチパネル70aを光の透過率が表示部28の表示を妨げないように構成し、表示部28の表示面の上層に取り付ける。そして、タッチパネル70aにおける入力座標と、表示部上の表示座標とを対応付ける。これにより、あたかもユーザが表示部28上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を構成することができる。
システム制御部50は、タッチパネル70aの以下の操作或いは状態を検出できる。
・タッチパネル70aにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル70aにタッチしたこと。すなわち、タッチの開始(以下、タッチダウン(Touch-Down)と称する)。
・タッチパネル70aを指やペンでタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch-On)と称する)。
・タッチパネル70aを指やペンでタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch-Move)と称する)。
・タッチパネル70aにタッチしていた指やペンを離したこと。すなわち、タッチの終了(以下、タッチアップ(Touch-Up)と称する)。
・タッチパネル70aに何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch-Off)と称する)。
タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンであることも検出される。タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが検出されるのもタッチオンが検出されている状態である。タッチオンが検出されていても、タッチオン位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検出された後は、タッチオフとなる。
・タッチパネル70aにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル70aにタッチしたこと。すなわち、タッチの開始(以下、タッチダウン(Touch-Down)と称する)。
・タッチパネル70aを指やペンでタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch-On)と称する)。
・タッチパネル70aを指やペンでタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch-Move)と称する)。
・タッチパネル70aにタッチしていた指やペンを離したこと。すなわち、タッチの終了(以下、タッチアップ(Touch-Up)と称する)。
・タッチパネル70aに何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch-Off)と称する)。
タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンであることも検出される。タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが検出されるのもタッチオンが検出されている状態である。タッチオンが検出されていても、タッチオン位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検出された後は、タッチオフとなる。
これらの操作或いは状態や、タッチパネル70a上に指やペンがタッチしている位置座標は、内部バスを通じてシステム制御部50に通知される。システム制御部50は、通知された情報に基づいてタッチパネル70a上にどのような操作が行われたかを判定する。タッチムーブについてはタッチパネル70a上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル70a上の垂直成分・水平成分毎に判定することができる。
タッチパネル70a上をタッチダウンから所定以上のタッチムーブを行わずにタッチアップをしたとき、タッチアップした座標を選択したこととする。この操作をタップと呼ぶ。
また、タッチパネル70a上をタッチダウンから一定のタッチムーブを経てタッチアップをしたとき、ストロークを描いたこととする。素早くストロークを描く操作をフリックと呼ぶ。フリックは、タッチパネル70a上に指をタッチしたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作であり、言い換えればタッチパネル70a上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されると、フリックが行われたと判定する。また、所定距離以上を、所定速度未満でタッチムーブしたことが検出された場合は、ドラッグが行われたと判定する。更に、複数箇所(例えば2点)を同時にタッチして、互いのタッチオン位置を近づける操作をピンチイン、互いのタッチオン位置を遠ざける操作をピンチアウトと称する。ピンチアウトとピンチインを総称してピンチ操作(あるいは単にピンチ)と称する。
タッチパネル70a上をタッチダウンから所定以上のタッチムーブを行わずにタッチアップをしたとき、タッチアップした座標を選択したこととする。この操作をタップと呼ぶ。
また、タッチパネル70a上をタッチダウンから一定のタッチムーブを経てタッチアップをしたとき、ストロークを描いたこととする。素早くストロークを描く操作をフリックと呼ぶ。フリックは、タッチパネル70a上に指をタッチしたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作であり、言い換えればタッチパネル70a上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されると、フリックが行われたと判定する。また、所定距離以上を、所定速度未満でタッチムーブしたことが検出された場合は、ドラッグが行われたと判定する。更に、複数箇所(例えば2点)を同時にタッチして、互いのタッチオン位置を近づける操作をピンチイン、互いのタッチオン位置を遠ざける操作をピンチアウトと称する。ピンチアウトとピンチインを総称してピンチ操作(あるいは単にピンチ)と称する。
タッチパネル70aは、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものを用いてもよい。方式によって、タッチパネルに対する接触があったことでタッチがあったと検出する方式や、タッチパネルに対する指やペンの接近があったことでタッチがあったと検出する方式ものがあるが、いずれの方式でもよい。
接近検知部55は、ファインダ69に対する接眼状態、非接眼状態を検知する。システム制御部50は、接近検知部55による検知結果に基づいて撮影状態であるか否かを判定する。ユーザがファインダ69を覗いている撮影状態では、ユーザは表示部28を注視できない。そこで、システム制御部50は、撮影状態でもタッチパネル70aで容易に撮影パラメータを変更できるよう表示部28の表示を切り替える。
例えばシステム制御部50は、接近検知部55からユーザがファインダ69を覗いていない撮影待機状態であるとの検知結果を受信すると、表示部28に撮影待機画面を表示する。また、システム制御部50は、接近検知部55からユーザがファインダ69を覗いている撮影状態であるとの検知結果を受信すると、表示部28に撮影パラメータ変更画面を表示する。
例えばシステム制御部50は、接近検知部55からユーザがファインダ69を覗いていない撮影待機状態であるとの検知結果を受信すると、表示部28に撮影待機画面を表示する。また、システム制御部50は、接近検知部55からユーザがファインダ69を覗いている撮影状態であるとの検知結果を受信すると、表示部28に撮影パラメータ変更画面を表示する。
図3は、撮影待機状態においてシステム制御部50が表示部28に表示する撮影待機画面300の一例である。
撮影待機画面300において、301は設定開始ボタンであり、設定開始ボタン301をタップすることで他のボタンが利用可能となり、撮影パラメータ変更画面に画面遷移できるようになる。これにより、ユーザがタッチパネル70a等を意図せずに触ってしまう誤操作を防止することができる。また、撮影待機画面300において、302はISO設定変更ボタン、303はAF設定変更ボタン、304は露出補正設定変更ボタンである。
撮影待機画面300において、301は設定開始ボタンであり、設定開始ボタン301をタップすることで他のボタンが利用可能となり、撮影パラメータ変更画面に画面遷移できるようになる。これにより、ユーザがタッチパネル70a等を意図せずに触ってしまう誤操作を防止することができる。また、撮影待機画面300において、302はISO設定変更ボタン、303はAF設定変更ボタン、304は露出補正設定変更ボタンである。
図4は、撮影待機状態においてシステム制御部50が表示部28に表示する撮影パラメータ変更画面の一例である。
撮影待機画面300において、ISO設定変更ボタン302をタップすると、図4(a)に示すように、撮影待機状態でのISO設定画面400aが表示される。ISO設定画面400aにおいて、401はISO設定指標であり、ISO設定画面400a上の固定位置にあり、現在選択されているISO感度を表わすアイテムである。選択可能なISO感度のいずれかをタップ又はタッチムーブすることで、ISO感度を変更することができる。例えばISO「800」をタップすると、ISO「800」がISO設定指標401の位置に移動して、ISO「800」が設定される。同様に、ISO「12800」をタップすると、ISO「12800」がISO設定指標401の位置に移動して、ISO「12800」が設定される。また、タッチムーブ操作時には、右から左へのタッチムーブ操作がISO感度の増加に割り当てられ、移動距離に応じてISO感度を変更することができる。例えばISO「12800」を左方向にISO設定指標401の位置までタッチムーブしたり、現在ISO設定指標401の位置にあるISO「3200」を左方向(現在ISO「800」がある位置まで)タッチムーブしたりするとISO「12800」が設定される。同様に、ISO「800」を右方向にISO設定指標401の位置までタッチムーブしたり、現在ISO設定指標401の位置にあるISO「3200」を右方向(現在ISO「12800」がある位置まで)タッチムーブしたりするとISO「800」が設定される。
撮影待機画面300において、ISO設定変更ボタン302をタップすると、図4(a)に示すように、撮影待機状態でのISO設定画面400aが表示される。ISO設定画面400aにおいて、401はISO設定指標であり、ISO設定画面400a上の固定位置にあり、現在選択されているISO感度を表わすアイテムである。選択可能なISO感度のいずれかをタップ又はタッチムーブすることで、ISO感度を変更することができる。例えばISO「800」をタップすると、ISO「800」がISO設定指標401の位置に移動して、ISO「800」が設定される。同様に、ISO「12800」をタップすると、ISO「12800」がISO設定指標401の位置に移動して、ISO「12800」が設定される。また、タッチムーブ操作時には、右から左へのタッチムーブ操作がISO感度の増加に割り当てられ、移動距離に応じてISO感度を変更することができる。例えばISO「12800」を左方向にISO設定指標401の位置までタッチムーブしたり、現在ISO設定指標401の位置にあるISO「3200」を左方向(現在ISO「800」がある位置まで)タッチムーブしたりするとISO「12800」が設定される。同様に、ISO「800」を右方向にISO設定指標401の位置までタッチムーブしたり、現在ISO設定指標401の位置にあるISO「3200」を右方向(現在ISO「12800」がある位置まで)タッチムーブしたりするとISO「800」が設定される。
撮影待機画面300において、AF設定変更ボタン303をタップすると、図4(b)に示すように、撮影待機状態でのAF設定画面400bが表示される。AF設定画面400bにおいて、404はAF枠設定指標であり、現在選択されているAF枠を表わすアイテムである。選択可能なAF枠405のいずれかをタップ又はAF枠設定指標404をタッチムーブすることで、AF枠を変更することができる。406は測距エリア設定ボタンであり、いずれかの測距エリア設定ボタン406をタップすることで測距エリアを変更することができる。
撮影待機画面300において、露出補正設定変更ボタン304をタップすると、図4(c)に示すように、撮影待機状態での露出補正設定画面400cが表示される。露出補正設定画面400cにおいて、407は露出補正設定指標であり、現在選択されている露出補正値を表わすアイテムである。選択可能な露出補正値のいずれかをタップ又は露出補正設定指標407をタッチムーブすることで、露出補正値を変更することができる。408はタッチボタンであり、タッチボタン408をタップすることで露出補正値及び露出オートブラケット段数を増減できる。
図4に示す撮影パラメータ変更画面におけるタッチパネルの操作は、あたかもユーザが表示部28上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUIであり、表示部28の座標系とタッチパネル70aの座標系が一致する絶対座標操作と呼ぶ。
一方、図5は、撮影状態においてシステム制御部50がファインダ内表示部に表示する撮影パラメータ変更画面の一例である。
図5(a)は、撮影状態においてシステム制御部50がファインダ内表示部に表示するダイヤル操作画面500の一例である。ダイヤル操作画面500は、ISO感度や露出補正値等の撮影パラメータの変更に用いられる。501は操作ダイヤルであり、ファインダ外にあるタッチパネル70aへのタッチムーブすることでISO感度や露出補正値等の撮影パラメータを増減することができる。操作ダイヤル501をタッチムーブすると、タッチダウン後に操作した方向及び移動距離に応じて撮影パラメータが増減する。ファインダ内表示部においては、タッチムーブに応じてアイテムや指標が移動する。これを相対座標操作と呼ぶ。
なお、ダイヤル操作画面500において変更対象とする撮影パラメータは、システム制御部50が表示部28に表示する設定メニューやダイヤル操作画面500を表示する前に表示していた画面により一意に定まる。例えばシステム制御部50は、撮影状態において変更する撮影パラメータをあらかじめ選択させる。或いは、システム制御部50は、撮影待機状態においてISO設定画面を表示している状態で撮影状態に変化した場合には、ISO感度を変更対象とする。
図5(a)は、撮影状態においてシステム制御部50がファインダ内表示部に表示するダイヤル操作画面500の一例である。ダイヤル操作画面500は、ISO感度や露出補正値等の撮影パラメータの変更に用いられる。501は操作ダイヤルであり、ファインダ外にあるタッチパネル70aへのタッチムーブすることでISO感度や露出補正値等の撮影パラメータを増減することができる。操作ダイヤル501をタッチムーブすると、タッチダウン後に操作した方向及び移動距離に応じて撮影パラメータが増減する。ファインダ内表示部においては、タッチムーブに応じてアイテムや指標が移動する。これを相対座標操作と呼ぶ。
なお、ダイヤル操作画面500において変更対象とする撮影パラメータは、システム制御部50が表示部28に表示する設定メニューやダイヤル操作画面500を表示する前に表示していた画面により一意に定まる。例えばシステム制御部50は、撮影状態において変更する撮影パラメータをあらかじめ選択させる。或いは、システム制御部50は、撮影待機状態においてISO設定画面を表示している状態で撮影状態に変化した場合には、ISO感度を変更対象とする。
図5(b)は、撮影状態においてシステム制御部50がファインダ内表示部に表示するAF設定画面502の一例である。404はAF枠設定指標であり、選択可能なAF枠405のいずれかをタップ又はAF枠設定指標404をタッチムーブする絶対座標操作により、AF枠を変更することができる。
なお、デジタルカメラ100を握ったまま操作する撮影状態ではタッチパネル70a上で操作できる範囲が限られるため、AF設定画面502を小さくしなければならず、選択可能なAF枠405同士が近接して操作しにくい。このため、図5(b)において、タッチパネル70a上の移動距離及び方向に応じてAF枠設定指標404を移動する相対座標操作としても構わない。
なお、デジタルカメラ100を握ったまま操作する撮影状態ではタッチパネル70a上で操作できる範囲が限られるため、AF設定画面502を小さくしなければならず、選択可能なAF枠405同士が近接して操作しにくい。このため、図5(b)において、タッチパネル70a上の移動距離及び方向に応じてAF枠設定指標404を移動する相対座標操作としても構わない。
以上のように、システム制御部50は、ユーザがファインダ69を覗いている撮影状態において、ファインダ69を覗いていない撮影待機状態に比べて操作が容易な、図5の撮影パラメータ変更画面をファインダ内表示部に表示する。図5の撮影パラメータ変更画面の操作中に、接近検知部55により撮影状態から撮影待機状態への変化が検知された場合、図4の撮影パラメータ変更画面に画面遷移することが望ましい。このとき、画面遷移に伴いタッチオン位置と表示との不整合が起こるため、後述するようにしてタッチオン位置に設定中の設定値を示すアイテム等を表示することで不整合を解消する。一方、図5の撮影パラメータ変更画面の非操作中に、接近検知部55により撮影状態から撮影待機状態への変化が検知された場合は、図3の撮影待機画面300に画面遷移することが望ましい。他の撮影パラメータの確認や変更を行う場合があるためである。
図5では、撮影状態においてシステム制御部50が表示部28に表示する撮影パラメータ変更画面500、502を例示したが、撮影状態ではユーザが表示部28を注視していないので、表示部28を消灯しても構わない。この場合、表示部28に撮影パラメータ変更画面を表示しているものとみなし、タッチパネル70aからの操作を受け付けるようにする。
第1の実施形態では、図5の撮影パラメータ変更画面の操作中に、接近検知部55により撮影状態から撮影待機状態への変化が検知されて、図4の撮影パラメータ変更画面に画面遷移する際に起こるタッチオン位置と表示との不整合を、図4の撮影パラメータ変更画面の表示部28上での表示位置を調整することにより解消する例を述べる。
まず、GUIを実現するために必要なデータリストについて説明をする。
図6は、システム制御部50が表示部28に表示する画面のデータリストの一例である。図6(a)において、300は図3の撮影待機画面のデータである。また、400aは図4(a)のISO設定画面400aのデータ、400bは図4(b)のAF設定画面400bのデータである。また、500は図5(a)のダイヤル操作画面500のデータ、502は図5(b)のAF設定画面502のデータである。また、また、601は操作対象が存在しない黒画面を示すデータである。602は撮影状態の変化に伴う画面遷移先を示す。
図6は、システム制御部50が表示部28に表示する画面のデータリストの一例である。図6(a)において、300は図3の撮影待機画面のデータである。また、400aは図4(a)のISO設定画面400aのデータ、400bは図4(b)のAF設定画面400bのデータである。また、500は図5(a)のダイヤル操作画面500のデータ、502は図5(b)のAF設定画面502のデータである。また、また、601は操作対象が存在しない黒画面を示すデータである。602は撮影状態の変化に伴う画面遷移先を示す。
図6(a)では、撮影待機画面300(ID2)の画面遷移先602は黒画面601(ID1)を指しており、撮影待機状態から撮影状態に遷移すると黒画面601が表示される。同様に、ISO設定画面400a(ID3)、AF設定画面400b(ID5)の画面遷移先602は黒画面601(ID1)を指しており、撮影待機状態から撮影状態に遷移すると黒画面601が表示される。
また、ダイヤル操作画面500(ID4)、AF設定画面502(ID6)の画面遷移先602は撮影待機画面300(ID2)を指しており、撮影状態から撮影待機状態に遷移すると撮影待機画面300が表示される。
また、ダイヤル操作画面500(ID4)、AF設定画面502(ID6)の画面遷移先602は撮影待機画面300(ID2)を指しており、撮影状態から撮影待機状態に遷移すると撮影待機画面300が表示される。
画面遷移先602は、メニュー等で設定の変更が可能である。例えば図6(b)のように、撮影待機画面300(ID2)の画面遷移先602をダイヤル操作画面500(ID4)に変更すると、撮影待機状態から撮影状態に遷移した際にダイヤル操作画面500が表示され、撮影中のタッチパネル70aの操作によりISO感度を変更することができる。同様に、撮影待機画面300の画面遷移先602をAF設定画面502(ID6)に変更すると、撮影待機状態から撮影状態に遷移した際にAF設定画面502が表示され、撮影中のタッチパネル70a操作によりAF枠を変更することができる。また、撮影待機状態での撮影パラメータ変更画面の画面遷移先602を、撮影状態での撮影パラメータ変更画面に変更すると、撮影待機状態から撮影状態に遷移した際に画面と対応する撮影パラメータを変更することができる。
603は各画面に表示する指標の座標を示す。ISO設定画面400aの指標はISO設定指標401であり、常に座標(800,500)を示す。AF設定画面400b及びAF設定画面502の指標はAF枠設定指標404であり、AF枠405のうち選択中のAF枠の座標を示す。
図7は、システム制御部50が表示部28に表示する撮影待機画面300の操作部材のデータリストの一例である。301は設定開始ボタンであり、撮影待機画面300上にある他の操作部材を有効にするために用いられる。302はISO設定ボタンであり、ISO設定画面400aに遷移するために用いられる。703は各操作部材が操作された際の画面遷移先を示す。
図8は、第1の実施形態における画面遷移及び入力処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートおける各処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。この処理は、接近検知部55がファインダ69への接近を検知すると開示され、ファインダ内の表示部にISO設定やAF設定の設定値を示すアイテムが表示される。
ステップS101において、システム制御部50は、タッチパネル70aからの通知を受信し、タッチパネル70aの操作を検知する。
ステップS102において、システム制御部50は、接近検知部55からの通知を受信し、撮影状態であるか否かを判定する。
ステップS103において、システム制御部50は、撮影状態の変化があるか否かを判定する。すなわち、ファインダ69への接近状態の変化があるか否かを判定する。ステップS103において撮影状態の変化がない場合、ステップS104に処理を進める。ステップS103において撮影状態の変化がある場合、ステップS105に処理を進める。
ステップS101において、システム制御部50は、タッチパネル70aからの通知を受信し、タッチパネル70aの操作を検知する。
ステップS102において、システム制御部50は、接近検知部55からの通知を受信し、撮影状態であるか否かを判定する。
ステップS103において、システム制御部50は、撮影状態の変化があるか否かを判定する。すなわち、ファインダ69への接近状態の変化があるか否かを判定する。ステップS103において撮影状態の変化がない場合、ステップS104に処理を進める。ステップS103において撮影状態の変化がある場合、ステップS105に処理を進める。
ステップS105において、システム制御部50は、タッチパネル70aからの通知を解析してタッチパネル70aの操作中であるか否かを判定する。ステップS105においてタッチパネル70aの操作中ではない場合、ステップS106に処理を進め、システム制御部50は表示部28に通常の画面を表示する。つまり、撮影待機状態(非接眼状態)であれば撮影待機画面300を表示し、撮影状態(接眼状態)であれば黒画面601を表示する。ステップS105においてタッチパネル70aの操作中である場合、ステップS107に処理を進め、システム制御部50は表示部28に撮影パラメータ変更画面を表示する。つまり、撮影状態でダイヤル操作画面500を表示していた場合、撮影待機状態でISO設定画面400aを表示する。また、撮影状態でAF設定画面502を表示していた場合、撮影待機状態でAF設定画面400bを表示する。
ステップS108において、システム制御部50は、表示部28に表示する画面のオフセットを設定し、その後、ステップS104に処理を進める。
図9に、システム制御部50が表示部28に画面をオフセットして表示する状態の一例を示す。
図9(a)に示すように、撮影状態においてダイヤル操作画面500を表示しており、システム制御部50が、タッチパネル70aから座標901(1500,200)のタッチオンの通知を受信しているとする。この撮影状態から撮影待機状態に変化すると、システム制御部50は、表示部28にISO設定画面400aを表示する。このとき、図6に示すようにISO設定画面400aのISO設定指標401は座標(800,500)であり、タッチオン位置の座標901(1500,200)とずれている。そこで、遷移後の画面であるISO設定画面400aにおいてタッチオン位置にISO設定指標401が位置するように、システム制御部50は、ISO設定画面400aを座標間の差分である(−700,300)だけオフセットして表示する。
また、図9(b)に示すように、撮影状態においてAF設定画面502を表示しており、システム制御部50が、タッチパネル70aから座標901(1500,200)のタッチオンの通知を受信しているとする。この撮影状態から撮影待機状態に変化すると、システム制御部50は、表示部28にAF設定画面400bを表示する。このとき、図6に示すようにAF設定画面400bのAF枠設定指標404は座標(1000,500)であり、タッチオン位置の座標901(1500,200)とずれている。そこで、遷移後の画面であるAF設定画面400bにおいてタッチオン位置にAF枠設定指標404が位置するように、システム制御部50は、AF設定画面400bを座標間の差分である(−500,300)だけオフセットして表示する。
図9に、システム制御部50が表示部28に画面をオフセットして表示する状態の一例を示す。
図9(a)に示すように、撮影状態においてダイヤル操作画面500を表示しており、システム制御部50が、タッチパネル70aから座標901(1500,200)のタッチオンの通知を受信しているとする。この撮影状態から撮影待機状態に変化すると、システム制御部50は、表示部28にISO設定画面400aを表示する。このとき、図6に示すようにISO設定画面400aのISO設定指標401は座標(800,500)であり、タッチオン位置の座標901(1500,200)とずれている。そこで、遷移後の画面であるISO設定画面400aにおいてタッチオン位置にISO設定指標401が位置するように、システム制御部50は、ISO設定画面400aを座標間の差分である(−700,300)だけオフセットして表示する。
また、図9(b)に示すように、撮影状態においてAF設定画面502を表示しており、システム制御部50が、タッチパネル70aから座標901(1500,200)のタッチオンの通知を受信しているとする。この撮影状態から撮影待機状態に変化すると、システム制御部50は、表示部28にAF設定画面400bを表示する。このとき、図6に示すようにAF設定画面400bのAF枠設定指標404は座標(1000,500)であり、タッチオン位置の座標901(1500,200)とずれている。そこで、遷移後の画面であるAF設定画面400bにおいてタッチオン位置にAF枠設定指標404が位置するように、システム制御部50は、AF設定画面400bを座標間の差分である(−500,300)だけオフセットして表示する。
ステップS104において、システム制御部50は、タッチパネル70aからの通知に基づいて処理を実行する。
ステップS109において、システム制御部50は、タッチパネル70aからの通知に基づいてタッチアップされたか否かを判定する。ステップS109においてタッチアップされた場合、ステップS110に処理を進める。ステップS109においてタッチアップされていない場合、ステップS111に処理を進める。
ステップS109において、システム制御部50は、タッチパネル70aからの通知に基づいてタッチアップされたか否かを判定する。ステップS109においてタッチアップされた場合、ステップS110に処理を進める。ステップS109においてタッチアップされていない場合、ステップS111に処理を進める。
ステップS110において、システム制御部50は、ステップS108で行った画面のオフセットを解除した後、ステップS111に処理を進める。
例えば図9(a)の左の図に示すように、接眼状態から非接眼状態に変化すると、タッチオン位置にISO設定指標401が位置するように、ISO設定画面400aがオフセットして表示される。このように非接眼状態になったときのタッチオン位置にISO設定指標401の表示がなされるので、ユーザはそこからタッチムーブをすることによりISO感度の設定値を変更することができる。
ここで、タッチアップがあると、画面のオフセットが解除されて、通常位置にISO設定画面400aが表示される。つまり、ユーザは一度タッチを離したので、タッチオン位置とISO設定指標401の位置とがずれることはない。よって、離眼したときのタッチオン位置にISO設定指標401を表示するよりも、図11(a)の右の図に示すように、通常位置にISO設定画面400aを表示したほうが視認性は高くなる。また、離眼したときのタッチオン位置がタッチパネル70aの端の位置である場合、ISO設定指標401の表示位置が表示部28の端になり、タッチオン位置からこれ以上設定値の増加又は減少のいずれか一方方向にあまりタッチムーブできないような場合がある。しかし、一度タッチを離した後は、図11(a)の右の図のように、通常のISO設定画面400aを表示することにより、ユーザは所望の設定値(ISO感度の設定値)を設定しやすくなる。
ステップS111において、システム制御部50は、処理の終了が指示されたか否かを確認する。ステップS111において処理の終了が指示されていない場合、ステップS101に処理を戻す。ステップS111において処理の終了が指示された場合、本処理を終了する。
例えば図9(a)の左の図に示すように、接眼状態から非接眼状態に変化すると、タッチオン位置にISO設定指標401が位置するように、ISO設定画面400aがオフセットして表示される。このように非接眼状態になったときのタッチオン位置にISO設定指標401の表示がなされるので、ユーザはそこからタッチムーブをすることによりISO感度の設定値を変更することができる。
ここで、タッチアップがあると、画面のオフセットが解除されて、通常位置にISO設定画面400aが表示される。つまり、ユーザは一度タッチを離したので、タッチオン位置とISO設定指標401の位置とがずれることはない。よって、離眼したときのタッチオン位置にISO設定指標401を表示するよりも、図11(a)の右の図に示すように、通常位置にISO設定画面400aを表示したほうが視認性は高くなる。また、離眼したときのタッチオン位置がタッチパネル70aの端の位置である場合、ISO設定指標401の表示位置が表示部28の端になり、タッチオン位置からこれ以上設定値の増加又は減少のいずれか一方方向にあまりタッチムーブできないような場合がある。しかし、一度タッチを離した後は、図11(a)の右の図のように、通常のISO設定画面400aを表示することにより、ユーザは所望の設定値(ISO感度の設定値)を設定しやすくなる。
ステップS111において、システム制御部50は、処理の終了が指示されたか否かを確認する。ステップS111において処理の終了が指示されていない場合、ステップS101に処理を戻す。ステップS111において処理の終了が指示された場合、本処理を終了する。
以上のように、撮影パラメータ変更画面の操作中に、撮影状態から撮影待機状態への変化が検知されたとき、撮影待機状態での撮影パラメータ変更画面に画面遷移するが、その際に起こるタッチオン位置と表示との不整合を、遷移後の画面の表示部28上での表示位置を調整することにより解消する。これにより、遷移後の画面においてタッチオン位置と指標の位置とを一致させることができ、操作性が低下しないようにすることができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、画面遷移する際に起こるタッチオン位置と表示との不整合を、遷移後の画面の表示部28上での表示位置を調整することにより解消する例を説明した。
それに対して、第2の実施形態では、画面遷移する際に起こるタッチオン位置と表示との不整合を、遷移後の画面においてタッチオン位置の座標を調整することにより解消する例を説明する。
なお、デジタルカメラの基本的な構成や処理は第1の実施形態と同様であり、以下では、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
第1の実施形態では、画面遷移する際に起こるタッチオン位置と表示との不整合を、遷移後の画面の表示部28上での表示位置を調整することにより解消する例を説明した。
それに対して、第2の実施形態では、画面遷移する際に起こるタッチオン位置と表示との不整合を、遷移後の画面においてタッチオン位置の座標を調整することにより解消する例を説明する。
なお、デジタルカメラの基本的な構成や処理は第1の実施形態と同様であり、以下では、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図10は、第2の実施形態における画面遷移及び入力処理の一例を示すフローチャートである。
第2の実施形態では、図8のステップS108に替えてステップS112を実行し、図8のステップS110に替えてステップS113を実行する。なお、それ以外の処理は第1の実施形態で説明したのと同様であり、ここではその説明を省略する。
第2の実施形態では、図8のステップS108に替えてステップS112を実行し、図8のステップS110に替えてステップS113を実行する。なお、それ以外の処理は第1の実施形態で説明したのと同様であり、ここではその説明を省略する。
ステップS112において、システム制御部50は、タッチパネル70aから通知されるタッチオン位置の座標に対してオフセット及びゲインを設定し、その後、ステップS104に処理を進める。
図11に、システム制御部50がタッチオン位置の座標に対してオフセット及びゲインを調整する状態の一例を示す。
図11(a)に示すように、撮影状態においてダイヤル操作画面500を表示しており、システム制御部50が、タッチパネル70aから座標901(1500,200)のタッチオンの通知を受信しているとする。この撮影状態から撮影待機状態に変化すると、システム制御部50は、表示部28にISO設定画面400aを表示する。このとき、図6に示すようにISO設定画面400aのISO設定指標401は座標(800,500)であり、タッチオン位置の座標901(1500,200)とずれている。そこで、遷移後の画面であるISO設定画面400aにおいてタッチオン位置の座標がISO設定指標401の座標に対応するように、システム制御部50は、タッチオン位置の座標を座標間の差分である(−700,300)だけオフセットする。
図11に、システム制御部50がタッチオン位置の座標に対してオフセット及びゲインを調整する状態の一例を示す。
図11(a)に示すように、撮影状態においてダイヤル操作画面500を表示しており、システム制御部50が、タッチパネル70aから座標901(1500,200)のタッチオンの通知を受信しているとする。この撮影状態から撮影待機状態に変化すると、システム制御部50は、表示部28にISO設定画面400aを表示する。このとき、図6に示すようにISO設定画面400aのISO設定指標401は座標(800,500)であり、タッチオン位置の座標901(1500,200)とずれている。そこで、遷移後の画面であるISO設定画面400aにおいてタッチオン位置の座標がISO設定指標401の座標に対応するように、システム制御部50は、タッチオン位置の座標を座標間の差分である(−700,300)だけオフセットする。
また、システム制御部50は、遷移後の画面であるISO設定画面400aにおいてタッチオン位置が移動するときの移動量に対するゲインを調整する。同じISO感度に変更するのに要するタッチムーブの距離が、ダイヤル操作画面500に比べてISO設定画面400aではα倍要する場合、座標(1500,200)からの移動にα倍のゲインを掛ける必要がある。
なお、ダイヤル操作画面500では左から右へのタッチムーブ操作がISO感度の増加に割り当てられ、ISO設定画面400aでは右から左へのタッチムーブ操作がISO感度の増加に割り当てられている場合には、ゲインαは負の値となる。タッチパネル70aから通知された座標を(x,y)、オフセット及びゲイン後の座標をf(x,y)とすると、2つの座標は以下の計算により算出される。
f(x,y)=(800,500)+α×((x,y)−(1500,200))
なお、ダイヤル操作画面500では左から右へのタッチムーブ操作がISO感度の増加に割り当てられ、ISO設定画面400aでは右から左へのタッチムーブ操作がISO感度の増加に割り当てられている場合には、ゲインαは負の値となる。タッチパネル70aから通知された座標を(x,y)、オフセット及びゲイン後の座標をf(x,y)とすると、2つの座標は以下の計算により算出される。
f(x,y)=(800,500)+α×((x,y)−(1500,200))
また、図11(b)に示すように、撮影状態においてAF設定画面502を表示しており、システム制御部50が、タッチパネル70aから座標901(1500,200)のタッチオンの通知を受信しているとする。この撮影状態から撮影待機状態に変化すると、システム制御部50は、表示部28にAF設定画面400bを表示する。このとき、図6に示すようにAF設定画面400bのAF枠設定指標404は座標(1000,500)であり、タッチオン位置の座標901(1500,200)とずれている。そこで、遷移後の画面であるAF設定画面400bにおいてタッチオン位置の座標がAF枠設定指標404の座標に対応するように、システム制御部50は、タッチオン位置の座標を座標間の差分である(−500,300)だけオフセットする。
また、システム制御部50は、遷移後の画面であるAF設定画面400bにおいてタッチオン位置が移動するときの移動量に対するゲインを調整する。同じAF枠405に変更するのに要するタッチムーブの距離が、AF設定画面502に比べてAF設定画面400bではβ倍要する場合、座標(1500,200)からの移動にβ倍のゲインを掛ける必要がある。
タッチパネル70aから通知された座標を(x,y)、オフセット及びゲイン後の座標をf(x,y)とすると、2つの座標は以下の計算により算出される。
f(x,y)=(1000,500)+β×((x,y)−(1500,200))
タッチパネル70aから通知された座標を(x,y)、オフセット及びゲイン後の座標をf(x,y)とすると、2つの座標は以下の計算により算出される。
f(x,y)=(1000,500)+β×((x,y)−(1500,200))
ステップS113において、システム制御部50は、ステップS112で行ったタッチオン位置の座標に対するオフセット及びゲインを解除した後、ステップS111に処理を進める。ステップS113以降は、タッチパネル70aから通知される座標がそのまま利用できるようになる。
以上のように、第2の実施形態では、画面遷移する際に、遷移後の画面において操作が継続している間だけタッチオン位置における操作を指標の移動に反映させることができる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態は、遷移後の画面を、タッチアップが検出されるまでの一時的な画面とした例を説明する。第3の実施形態では、撮影パラメータ変更画面を操作中に図5から図4に画面遷移した際に起こるGUIの表示方向と撮影パラメータの増減方向の不整合を一時的な撮影パラメータ変更画面を表示して解消する。
第3の実施形態は、遷移後の画面を、タッチアップが検出されるまでの一時的な画面とした例を説明する。第3の実施形態では、撮影パラメータ変更画面を操作中に図5から図4に画面遷移した際に起こるGUIの表示方向と撮影パラメータの増減方向の不整合を一時的な撮影パラメータ変更画面を表示して解消する。
図12は、第3の実施形態における画面遷移及び入力処理の一例を示すフローチャートである。
第3の実施形態では、図10のステップS107に替えてステップS114を実行し、ステップS113の後にステップS115を実行する。なお、それ以外の処理は第2の実施形態で説明したのと同様であり、ここではその説明を省略する。
ただし、図12のステップS112では、ダイヤル操作画面500では左から右へのタッチムーブ操作がISO感度の増加に割り当てられ、ISO設定画面400aでは右から左へのタッチムーブ操作がISO感度の増加に割り当てられている場合にも、ゲインαは正の値とする。
第3の実施形態では、図10のステップS107に替えてステップS114を実行し、ステップS113の後にステップS115を実行する。なお、それ以外の処理は第2の実施形態で説明したのと同様であり、ここではその説明を省略する。
ただし、図12のステップS112では、ダイヤル操作画面500では左から右へのタッチムーブ操作がISO感度の増加に割り当てられ、ISO設定画面400aでは右から左へのタッチムーブ操作がISO感度の増加に割り当てられている場合にも、ゲインαは正の値とする。
ステップS114において、システム制御部50は、一時的な撮影パラメータ変更画面を表示する。
図13に、システム制御部50が表示部28に表示する一時的な撮影パラメータ変更画面の一例を示す。図13(a)の一時的な撮影パラメータ変更画面1400aでは、ISO設定画面400aと比較してISO感度を左右逆に配置しており、左から右へのタッチムーブ操作がISO感度の増加に割り当てられる。また、図13(b)の一時的な撮影パラメータ変更画面1400aでは、ISO設定画面400aのようにISO感度の数値が表示されておらず、左から右へのタッチムーブ操作がISO感度の増加に割り当てられる。
図13に、システム制御部50が表示部28に表示する一時的な撮影パラメータ変更画面の一例を示す。図13(a)の一時的な撮影パラメータ変更画面1400aでは、ISO設定画面400aと比較してISO感度を左右逆に配置しており、左から右へのタッチムーブ操作がISO感度の増加に割り当てられる。また、図13(b)の一時的な撮影パラメータ変更画面1400aでは、ISO設定画面400aのようにISO感度の数値が表示されておらず、左から右へのタッチムーブ操作がISO感度の増加に割り当てられる。
ステップS115において、システム制御部50は、本来の画面遷移先である撮影パラメータ変更画面を表示する。
以上のように、第3の実施形態では、画面遷移する際に、遷移後の画面として操作が継続している間だけ一時的な撮影パラメータ変更画面を表示して、表示とタッチパネル70aの操作の不整合を解消することができる。
なお、システム制御部50が行うものとして説明した上述の各種制御は、1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものに過ぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものに過ぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず、タッチパネルが設けられた表示部を備える撮像装置であれば適用可能である。すなわち、本発明は撮像装置として機能する機器であれば、パーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ディスプレイを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダー、タブレット端末、スマートフォン、投影装置、ディスプレイを備える家電装置や車載装置等にも適用可能である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:デジタルカメラ、22:撮像部、28:表示部、50:システム制御部、55:接近検知部、70:操作部、70a:タッチパネル
Claims (10)
- ファインダ外の表示部のタッチパネルの操作を検出可能な検出手段と、
前記ファインダへの物体の接近を検知する接近検知手段と、
前記接近検知手段が物体の接近を検知している場合に、前記タッチパネルの操作を検出したことに応じて、前記ファインダ内の表示部に所定の設定項目の設定値を示すアイテムを表示し、前記接近検知手段が物体の接近を検知しなくなった場合に、前記ファインダ外の表示部のタッチオン位置に前記所定の設定項目を示すアイテムを表示するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記所定の設定項目はISO感度であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、タッチアップが検出されると、前記ファインダ外の表示部における前記所定の設定項目を示すアイテムを、ユーザのタッチ位置に関わらない位置に表示する制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記所定のアイテムを含む所定の設定画面を前記ファインダ外の表示部に表示する指示がされたことに応じて、前記所定の設定画面を表示するように制御することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、タッチアップが検出されると前記所定の設定画面を表示するように制御することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
- 前記ファインダ外の表示部において、タッチオン位置に前記所定の設定項目を示すアイテムを表示するのは、タッチアップが検出されるまでの一時的な画面であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記所定の設定項目はAF位置であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- ファインダ外の表示部のタッチパネルの操作を検出可能な検出手段と、前記ファインダへの物体の接近を検知する接近検知手段とを備えた撮像装置の制御方法であって、
前記接近検知手段が物体の接近を検知している場合に、前記タッチパネルの操作を検出したことに応じて、前記ファインダ内の表示部に所定の設定項目の設定値を示すアイテムを表示し、前記接近検知手段が物体の接近を検知しなくなった場合に、前記ファインダ外の表示部のタッチオン位置に前記所定の設定項目を示すアイテムを表示するように制御するステップを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至7のいずれか1項に記載された撮像装置の制御手段として機能させるためのプログラム。
- コンピュータを、請求項1乃至7のいずれか1項に記載された撮像装置の制御手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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JP2017018693A JP2018125802A (ja) | 2017-02-03 | 2017-02-03 | 撮像装置、その制御方法及びプログラム |
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2017
- 2017-02-03 JP JP2017018693A patent/JP2018125802A/ja active Pending
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