JP2018125736A - 画像処理装置、撮影方法、及び撮影制御プログラム - Google Patents

画像処理装置、撮影方法、及び撮影制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像処理装置を起動した直後から対象物を撮影することができ、特に、無線通信の接続を確立するために必要な数秒〜数十秒の時間においても撮影することができる画像処理装置を提供すること。【解決手段】起動直後から撮影可能な画像処理装置であって、携帯無線通信機器から送信された前記画像処理装置を起動させるための起動要求を受信し、前記起動要求に応じて前記画像処理装置に撮影を開始させるための起動トリガー信号を発信する第一無線通信手段と、前記起動トリガー信号を受信した直後に撮影をする撮影制御手段と、前記携帯無線通信機器から送信された前記画像処理装置との接続要求を受信し、画像データを転送するための第二無線通信手段とを備えた画像処理装置。【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置に関する。詳しくは、画像処理装置を起動した直後から撮影することができる画像処理装置に関する。更に詳しくは、画像処理装置を起動した直後から撮影することができる撮影方法、当該撮影方法を実行するための撮影制御プログラムに関する。
デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等に代表される画像処理装置は、取得した画像情報をデジタル信号に変換し、静止画又は動画のカラー画像データを作成する。かかる画像処理装置に無線通信手段を搭載し、当該画像処理装置によって撮影された画像をスマートフォン、携帯電話等の携帯無線通信機器に無線転送する画像処理装置が提案されている。
このような画像処理装置に搭載された無線通信手段としては、通信距離が10cm程度の近距離無線通信技術であるNFC(Near Field Communication)、数mから数十m程度の遠距離無線通信技術であるWi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)を挙げることができる。
無線通信手段として遠距離無線通信技術であるWi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)を搭載した画像処理装置が提案されている。かかる画像処理装置を携帯無線通信機器によって、遠隔操作する場合には、携帯無線通信機器が画像処理装置に接続する前に、認証/ぺアリングによって、画像処理装置と携帯無線通信機器間との接続を確立し、そのための手順を経由しなければならない。
すなわち、画像処理装置と携帯無線通信機器間との間の接続を確立するためには、画像処理装置と携帯無線通信機器との間で、暗号鍵、暗号方式、認証鍵、認証方式、SSID(Service Set Identifier)、パスワード等の接続情報を用いて、認証/ぺアリングを行わなければならない。
このような背景技術を考慮すると、画像処理装置によって撮影された画像データを携帯無線通信機器に無線転送するためには、最初に画像処理装置の電源を入れ、携帯無線通信機器間との接続を確立する手順を踏んだ上で、画像処理装置と携帯無線通信機器とを接続を完了した後、次に取得した画像データを画像処理装置から携帯無線機器に転送をする必要がある。
ところで、デジタルカメラに適用され、無線で送信された転送要求に基づいて、所望の情報を要求元に転送する、電子ファイル処理装置が提案されている(例えば、特許文献1)。かかる電子ファイル処理装置は、主電源が無線で送信された起動要求に応答してオンされ、自己動作状態を示す状態情報は主電源オン状態で検出された転送要求に基づいて要求元に転送される。
また、近距離無線通信を行う第一の無線通信手段と、当該第一の無線通信手段より長い距離の無線通信が可能な第二の無線通信手段とを備え、ユーザの手を煩わせることなく無線通信を行うことができ、消費電力も抑えることができる無線通信装置が提案されている(例えば、特許文献2)。この無線通信装置は、初期設定でNFC通信部は通電状態にないので、NFC通信部が起動されるまで、NFC通信による電力消費はない。
しかしながら、かかる無線通信装置は、通信相手との間において認証/ペアリングを行うために使われる無線接続情報のやりとりを行わなければならない。なお、本件特許出願人は、本件発明に関連する文献公知発明として、以下の特許文献を提示する。
特開2014−050092号公報 特開2016−139917号公報
しかしながら、特許文献1に記載された電子ファイル処理装置は、NFCを用いることによって、画像処理装置(カメラ)と携帯端末機器とが接続するため、当該画像処理装置(カメラ)と携帯端末機器との距離を、例えば10cm未満に近接させる必要があるため、10cmを超える距離から、画像処理装置(カメラ)を起動させることが困難であるという問題点を有する。さらに、画像処理装置(カメラ)から携帯端末機器へ画像データを送出する際に必要なBluetooth(登録商標)接続を確立するためには、画像処理装置(カメラ)IDを認証する手順が必要となる。
一方、特許文献2に記載された無線通信装置は、画像処理装置と携帯無線機器との間で機器認証を行うために、携帯無線通信機器が備えているディスプレイ上にリストアップされているBluetooth(登録商標)機器リストの中で、所望のカメラのカメラIDを選択して機器認証を行う必要がある。さらに、第二の無線通信手段による画像処理装置(カメラ)から携帯端末機器への画像データを送出する際にWi−Fi(登録商標)無線通信のID認証、パスワード認証等の手順が必要となる。
このように、特許文献1に記載された電子ファイル処理装置、特許文献2に記載された無線通信装置を採用したいずれのシステムにおいても、画像処理装置が撮影を開始し、最終的に画像処理装置から携帯無線通信機器に画像データを転送することができる状態とするために必要となる通信の確立のために相当の時間を要することとなる。
すなわち、特許文献1に記載された電子ファイル処理装置、特許文献2に記載された無線通信装置は、画像処理装置と携帯無線通信機器との間の無線通信の確立には、数秒〜数十秒の時間を要してしまうという問題点を有する。
つまり、特許文献1に記載された電子ファイル処理装置等を用いて、対象物を撮影する場合には、画像処理装置と携帯無線通信機器との間で形成される無線通信機器間の無線通信の確立するために要する数秒〜数十秒の時間は、対象物を撮影することができない。特許文献1に記載された電子ファイル処理装置等は、無線通信を確立するために要する数秒〜数十秒の時間において、対象物を撮影することができないという根本的な技術的な課題を有する。
たとえ、特許文献1に記載された電子ファイル処理装置等が無線通信の確立のために要する時間が数秒〜数十秒の時間であっても、対象物を撮影する最適な瞬間はきわめて限定されていることから、結果として、シャッターチャンスを逃してしまうことになる。このことは、画像処理装置にとって、解決すべき重要な技術的課題である。また、画像処理装置を防犯等のセキュリティ用途とするためには、画像処理装置が起動した直後に対象物(侵入者等)を撮影すべきというニーズがある。
そこで、本発明の目的は、画像処理装置を起動した直後から対象物を撮影することができる画像処理装置であって、特に無線通信の接続を確立するために必要な数秒〜数十秒の時間においても撮影することができる画像処理装置を提供することにある。
本件発明者等は、鋭意検討を行った結果、携帯無線通信機器から送信された前記画像処理装置を起動させるための起動要求を受信し、起動要求に応じて前記画像処理装置に撮影を開始させるための起動トリガー信号を発信する第一無線通信手段と、起動トリガー信号を受信した直後に撮影をする撮影制御手段と、携帯無線通信機器から送信された画像処理装置との接続要求を受信し、画像データを転送するための第二無線通信手段とを設けることによって、画像処理装置を起動させた後、無線通信の接続を確立するために必要な数秒〜数十秒の時間においても撮影することができることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には本発明は以下の技術的事項から構成される。
(1) 起動直後から撮影可能な画像処理装置であって、
携帯無線通信機器から送信された前記画像処理装置を起動させるための起動要求を受信し、前記起動要求に応じて前記画像処理装置に撮影を開始させるための起動トリガー信号を発信する第一無線通信手段と、
前記起動トリガー信号を受信した直後に撮影をする撮影制御手段と、
前記携帯無線通信機器から送信された前記画像処理装置との接続要求を受信し、画像データを転送するための第二無線通信手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
(2) 前記撮影制御手段は、前記第二無線通信手段が前記接続要求を受信するまで、もしくは接続完了するまで撮影を行うことを特徴とする(1)に記載の画像処理装置。
(3) 前記撮影制御手段は、前記画像処理装置を起動させた直後に撮影を開始した後、所定時間が経過する前に前記第二無線通信手段が前記接続要求を受信しない場合には、
前記画像処理装置による撮影を停止することを特徴とする(1)又は(2)に記載の画像処理装置。
(4) 前記撮影制御手段は、前記起動トリガー信号を受信した後、前記画像処理装置が撮影可能な状態であるか否かを判断する検知手段を備えていることを特徴とする(1)〜(3)いずれか1に記載の画像処理装置。
(5) 前記撮影制御手段は、静止画像撮影モード及び/又は動画用撮影モードを備えていることを特徴とする(1)〜(4)いずれか1に記載の画像処理装置。
(6) 前記画像データは、前記撮影制御手段が前記起動トリガー信号を受信した直後から前記第二無線通信手段が前記接続要求を受信するまで、もしくは接続完了するまでの間に撮影された画像データと、
前記第二無線通信手段と前記携帯無線通信機器との接続が確立した後に撮影された画像データとを含むことを特徴とする(1)〜(5)いずれか1に記載の画像処理装置。
(7) 起動直後から撮影可能な画像処理装置によって実行される撮影方法であって、
携帯無線通信機器から送信された前記画像処理装置を起動させるための起動要求を受信し、前記起動要求に応じて前記画像処理装置に撮影を開始させるための起動トリガー信号を発信する第一無線通信ステップと、
前記起動トリガー信号を受信した直後に撮影をする撮影制御ステップと、
前記携帯無線通信機器から送信された前記画像処理装置との接続要求を受信し、画像データを転送するための第二無線通信ステップと、を備えていることを特徴とする撮影方法。
(8) 起動直後から撮影可能な画像処理装置のプロセッサに、
携帯無線通信機器から送信された前記画像処理装置を起動させるための起動要求を受信し、前記起動要求に応じて前記画像処理装置に撮影を開始させるための起動トリガー信号を発信する第一無線通信ステップと、
前記起動トリガー信号を受信した直後に撮影をする撮影制御ステップと、
前記携帯無線通信機器から送信された前記画像処理装置との接続要求を受信し、画像データを転送するための第二無線通信ステップと、を実行させるための撮影制御プログラム。
本発明によれば、画像処理装置を起動した直後から対象物を撮影することができる画像処理装置ができ、特に、無線通信の接続を確立するために必要な数秒〜数十秒の時間においても撮影することができる画像処理装置を提供することができる。また、本発明によれば、無線通信の接続を確立するために必要な数秒〜数十秒の時間においても撮影することができる撮影方法、当該方法を実行するためのプログラムを提供することができる。
画像処理装置の構成を示したブロック図である。 画像処理装置及び携帯無線通信機器を備えた画像処理装置システムの構成を示した概略図である。 携帯無線通信機器との構成を示したブロック図である。 画像処理装置と携帯無線通信機器との通信動作を示した図である。 画像処理装置の動作を示したフローチャートである。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
(画像処理装置1の概要)
図1は、実施形態1の画像処理装置1の概要を示したブロック図である。画像処理装置1は、静止画を撮影するため静止画用画像処理装置であってもよいし、動画を撮影録画するための動画用画像処理装置、またはその両方の機能をもった画像処理装置であってもよい。
例えば、画像処理装置1は、特殊なイベントを撮影するために使用され、高画質、高速連写が可能であって、ISO感度等に優れたデジタルカメラ等の静止画用画像処理装置であってもよい。また、画像処理装置1は、光学性能に優れ、高画質を提供することができるデジタルビデオカメラ等の動画用画像処理装置であってもよい。さらに、画像処理装置1は、軽量で身体に直接取り付けることができるウエアラブルカメラであってもよい。本発明の画像処理装置1は、起動直後から静止画像又は動画を撮影することができる。
図1に示されるように画像処理装置1は、フォーカスレンズ10、イメージセンサー12、信号処理ブロック13、メモリ14、レンズドライバー15、撮影制御手段16(カメラCPU)を備えている。フォーカスレンズ10によって撮影された被写体の画像は、イメージセンサー12の撮像面に照射されることによって結像され、撮影された被写体の画像データとなる。被写体の画像データには、信号処理ブロック13によって、ホワイトバランス処理、色変換処理、YUV形式変換等の処理が施される。これらの処理によってYUV形式に変換された画像データは、メモリ14に記録される。フォーカスレンズ10は、レンズドライバー15によって駆動され、絞り量及び露光時間が制御される。
メモリ14に記録された画像データは、撮影制御手段16(カメラCPU)を介して、画像データの圧縮処理が施される。圧縮処理された画像データは、記録媒体17に記録される。レンズドライバー15は、撮影制御手段16(カメラCPU)からの指示によって、フォーカスレンズ10のズーム(拡大又は縮小)、オートフォーカス(自動ピント合わせ)等のレンズの制御を行う。LCD18(液晶ディスプレイ)は、モニタ画面である。すなわち、LCD18(液晶ディスプレイ)は、画像処理装置1の操作状態を表示し、画像処理装置1により撮影されたリアルタイムライブ画像を表示する。なお、リアルタイムライブ画像の明るさは、レンズドライバー15によって設定された絞り量及び露光時間、および信号処理回路13の利得によって決定される。
画像処理装置1は、バッテリーBを内蔵した電気回路11を備えている。電気回路11は、複数の直流電圧を生成する。生成された複数の直流電圧は、電源スイッチ(図示せず)を介して、画像処理装置を構成する各部材に直接与えられる。
画像処理装置1が備えている各部材、各手段は、ハードウエア又はソフトウエアによって構成される。各手段がソフトウエアによって構成される場合には、画像処理装置1が備えている少なくとも一つのプロセッサ(CPU等)が各手段による処理を示すプログラムを実行することにより、各手段が実行されることになる。
(第一無線通信手段/第二無線通信手段)
画像処理装置1は、無線通信手段19を備えている。無線通信手段19は複数の無線通信手段から構成されていてもよい。図1に示されるように、画像処理装置1は、第一無線通信手段192及び第二無線通信手段194を備えている。
図1に示された画像処理装置1において、第一無線通信手段192は、画像処理装置1の電源がオフ状態であるときに、携帯無線通信機器2から送信された画像処理装置1を起動させるための起動要求を受信するためのRFモジュールである。さらに、第一無線通信手段192は、上記起動要求を受信した後に、当該起動要求に応じて前記画像処理装置に撮影を開始させるための起動トリガー信号を撮影制御手段16(カメラCPU)に送信するためのRFモジュールである。本発明の画像処理装置1が備えている第一無線通信手段192は、起動要求を受信するのみならず、かかる起動要求と独立して、画像処理装置1を起動させて撮影を開始するための起動トリガー信号を撮影制御手段16に発信する点に技術的特徴を有する。
起動トリガー信号は、起動された画像処理装置1に撮影を開始させる信号である。起動トリガー信号は、第一無線通信手段192が携帯無線通信機器2から送信された起動要求を受信した後に、撮影制御手段16(カメラCPU)に送信されてもよい。また、起動トリガー信号は、第一無線通信手段192が携帯無線通信機器2から送信された起動要求を受信したと同時に、撮影制御手段16(カメラCPU)に送信されてもよい。起動トリガー信号を発生させるためには、第一無線通信手段192を構成するRFモジュールに別途ポートを設けてもよいし、第一無線通信手段192を構成するRFモジュールとは別に配線を設けることによって、起動トリガー信号を発生させてもよい。
第一無線通信手段192は、画像処理装置1の電源がオフ状態であっても、外部に位置している携帯無線通信機器2から送信される信号を常時受信可能である状態を保持しなければならない。従って、画像処理装置1が備えている第一無線通信手段192は省電力であることが必要である。第一無線通信手段192としては、省電力であるRFモジュールであれば、特に制限されるものではないが、数センチから数十センチのきわめて近距離間の無線通信手段であり、電磁誘導結合を利用したNFC(Near Field Communication)、Felica(登録商標)、MIFARE(登録商標)、汎用性の高いBluetooth(登録商標)、待機時間における省電力性に優れたZigbee(登録商標)等を例示することができる。
第二無線通信手段194は、ライブ画像転送のほか、起動した直後から第二無線通信が確立されるまでの間に画像処理装置1が撮影・記録した画像データを携帯無線通信機器2に転送するためのRFモジュールである。第二無線通信手段194は、画像処理装置1が撮影した画像データを携帯無線通信機器2に転送しなければならない。このため、第二無線通信手段194は、比較的高速であり、かつ高いデータ容量を送信することができるRFモジュールが好ましい。第二無線通信手段194としては、比較的高速であり、かつ高いデータ容量を送信することができるRFモジュールであれば、特に制限されるものではないが、汎用性の高いBluetooth(登録商標)、通信速度が速いWi−Fi(登録商標)等を例示することができる。
画像処理装置1が備えている第一無線通信手段192と第二無線通信手段194との組み合わせは、画像処理装置の用途、性能により適宜設定することができる。
例えば、第一無線通信手段192がNFC(登録商標)であって、第二無線通信手段194がBluetooth(登録商標)の組み合わせ、第一無線通信手段192がNFC(登録商標)であって、第二無線通信手段194がWi−Fi(登録商標)の組み合わせ、第一無線通信手段192がZigbee(登録商標)であって、第二無線通信手段194がBluetooth(登録商標)の組み合わせ、第一無線通信手段192がZigbee(登録商標)であって、第二無線通信手段194がWi−Fi(登録商標)の組み合わせ、第一無線通信手段192がBluetooth(登録商標)であって、第二無線通信手段194がBluetooth(登録商標)、の組み合わせ、第一無線通信手段192がBluetooth(登録商標)であって、第二無線通信手段194がWi−Fi(登録商標)の組み合わせ、第一無線通信手段192がWi−Fi(登録商標)であって、第二無線通信手段194がWi−Fi(登録商標)の組み合わせ等を例示することができる。実施形態1の画像処理装置1は、汎用性及び処理速度の観点から、第一無線通信手段192がBluetooth(登録商標)であって、第二無線通信手段194がWi−Fi(登録商標)の組み合わせを採用している。
(撮影制御手段)
画像処理装置1は、撮影制御手段16を備えている。撮影制御手段16は、第一無線通信手段192から送信された起動トリガー信号を受信した直後から撮影を開始する手段である。このように、本発明の画像処理装置1は、起動トリガー信号によって、起動要求と同時又はその直後に撮影を開始することができるため、第二無線通信手段194と携帯無線通信機器2との無線通信の接続を確立するために必要な数秒〜数十秒の時間においても撮影することができる。すなわち、本発明の画像処理装置1は、従来の画像処理装置において、起動直後の撮影制御が不能とされていた時間に撮影をすることによって、画像データを得ることができる。
撮影制御手段16は、第二無線通信手段194が携帯無線通信機器2から送信された画像処理装置1との接続要求を受信するまで、もしくは接続完了するまで撮影を行うことができる。本発明の画像処理装置1において、撮影制御手段16が起動トリガー信号を受信してから接続要求を受信するまで、もしくは接続完了するまでの間に行われる撮影を「起動時自動撮影」という。起動時自動撮影によって行われる画像処理装置の撮影モードを「起動時自動撮影モード」という。
撮影制御手段16は、設定された所定時間が経過する間、「起動時自動撮影モード」によって、撮影を実行する。撮影制御手段16は、設定された所定時間が経過する前に第二無線通信手段194が接続要求を受信しない場合には、「起動時自動撮影」を中止する。画像処理装置1と携帯無線通信機器2との接続ができない場合には、設定された所定時間が経過しているので、通常の撮影モードによる撮影を実行しない。本発明の画像処理装置1においては、上記所定時間を設定し、所定時間が経過したか否かを判断することによって、「起動時自動撮影モード」を抜けて、携帯無線通信機器2との接続を確立させて、通常の撮影モードに移行すべきか、又は「起動時自動撮影」を停止するかを決定することができる。
所定時間は、画像処理装置1が備えている第二無線通信手段194が携帯無線通信機器2からの接続要求を受信することができるために十分な時間であれば、特に制限されるものではなく、適宜設定することができる。所定時間としては、30秒〜120秒であることが好ましい。所定時間が30秒以上であると、「起動時自動撮影」時間を短時間とし、通常の撮影モードに移行することができるため好ましく、所定時間が120秒以下であると、第二通信手段194による携帯無線通信機器2からの接続要求を判断するために十分な時間をとることができるため好ましい。所定時間は、画像処理装置1の用途及び性能に応じて適宜設定することができる。なお、設定された所定時間以内に第二無線通信手段194による携帯無線通信機器2との接続が確立された場合には、自動的にライブビュー画像が携帯無線通信機器2に転送され、通常の撮影モードに移行するように所定時間が設定される。
撮影制御手段16は、起動トリガー信号を受信した後、画像処理装置1が撮影可能な状態であるか否かを判断する検知手段を備えていてもよい。検知手段は、画像処理装置1が「起動時自動撮影」をするためにバッテリーBが十分な充電量を有しているか否かを検知する。また、検知手段は、「起動時自動撮影モード」による起動時自動撮影が終了してから、通常の撮影モードによる撮影をするためにバッテリーBが十分な充電量を有しているか否かを検知する。
さらに、撮影制御手段16は、記録媒体17が得られた画像データを記録するために十分な容量を有しているか否かを判断する検知手段を備えていてもよい。検知手段は、記録媒体7が「起動時自動撮影モード」による撮影により得られた画像データを記録するために十分な容量を有しているか否かを判断する。検知手段は、記録媒体17が「起動時自動撮影モード」による撮影が終了してから、通常の撮影モードによる撮影により得られた画像データを記録するために十分な容量を有しているか否かを判断する。
撮影制御手段16が「起動時自動撮影モード」を採用している場合、その撮影モードは、特に制限されるものでなく、画像処理装置1が備えている撮影モードを採用することができる。例えば、画像処理装置1が主として静止画用画像処理装置である場合には、シングルモード撮影、インターバルモード撮影を採用することができる。また、画像処理装置1が主として動画用画像処理装置である場合には、動画撮影モードを採用することができる。
<実施形態2>
(画像処理装置システムDの概要)
図2は、画像処理装置1、携帯無線通信機器2、携帯情報端末3を備えた画像処理装置システムDを示した概略図である。画像処理装置1は、携帯無線通信機器2と無線通信を行う。画像処理装置1が備えている第一無線通信手段192は、画像処理装置1の電源がオフ状態であっても、携帯無線通信機器2から送信される起動要求を受信することによって画像処理装置1を遠隔から起動するためのRFモジュールである。画像処理装置1の電源は、バッテリーBから電源回路11を経由して各電気回路に供給されている。画像処理装置1の電源をオフ状態にすることによって、撮影制御手段16(カメラCPU)は、時計の時刻を更新するためだけの省電力モードに入る。なお、時計の時刻はタイマー等によって計測される。
第一無線通信手段192は、携帯無線通信機器2との無線通信を開始することができる待機モードに入る。第一無線通信手段192が待機モードに入ることによって、画像処理装置1全体としての電力消費量を最小値に抑えることができる。このように第一無線通信手段192は、待機モードを維持し、携帯無線通信機器2との無線通信に備えている。第一無線通信手段192は、携帯無線通信機器2から送信される起動要求を受信することによって、画像処理装置1を遠隔から起動させる。なお、画像処理装置1が携帯無線通信機器2からの信号を受信することができるためには、画像処理装置1の無線通信エリア内に携帯無線通信機器2が存在していることが必要である。
第二無線通信手段194は、画像処理装置1によって作成された、もしくは記録媒体17に記録された画像データを携帯無線通信機器2に転送するためのRFモジュールである。画像処理装置1が撮影モードであれば、画像データはリアルタイムライブ画像等の動画である。また、画像処理装置が再生モードであれば、画像データは記録媒体17に記録された静止画または動画である。第二無線通信手段194は、画像データを転送することを要求した携帯無線機器2、又はPDA、パソコン等の携帯情報端末機器3に画像データを送信するためのRFモジュールである。すなわち、本発明の画像処理装置1によって、携帯無線通信機器2に転送される画像データとは、前記撮影制御手段が前記起動トリガー信号を受信した直後から前記第二無線通信手段が前記接続要求を受信するまで、もしくは接続完了するまでの間に撮影された画像データと、前記第二無線通信手段と前記携帯無線通信機器との接続が確立した後に撮影された画像データとを含んでいる。
画像処理装置1のユーザは、電源がオフ状態となっている画像処理装置1を遠隔に存在する携帯無線通信機器2から送信される起動要求によって、起動させて電源をオン状態とする。さらに画像処理装置1は、画像処理装置1を起動した後、直ちに撮影を開始し、画像データを作成・保存する。
そして、画像処理装置1のユーザは、携帯無線通信機器2、又はパソコン等の携帯情報端末機器3に転送された作成された画像データを携帯無線通信機器2のLCD(液晶ディスプレイ)表示画面、パソコン等の携帯情報端末機器3の表示画面において観察することができる。さらに、画像処理装置1のユーザは、携帯無線通信機器2から送信された撮影動作に関する指示を撮影制御手段16(カメラCPU)において受信することによって、画像処理装置1の撮影動作等を制御することができる。すなわち、本発明の画像処理装置1は、スマートフォン等の汎用性のある携帯無線通信機器2と組み合わせて使用することにより、遠隔から無線制御が可能であって、起動直後から撮影を開始することができる画像処理装置システムDを簡易に形成することもできる。
(携帯無線通信機器)
図3は、実施形態2の画像処理システム2が備えている携帯無線通信機器2の構造を示したブロック図である。図3に示されるように、携帯無線通信機器2は、移動通信用のRFモジュール21、携帯無線通信機器CPU24、LCD(液晶ディスプレイ)モニタ28、無線通信手段32である第一無線通信手段322、第二無線通信手段324、メモリ34を備えている。
RFモジュール21は、送受信データが音声である場合には、受信した音声をスピーカ22から出力することができ、送信する音声をマイクロフォン23から取り込むことができる。画像処理装置1から送信される画像データは、携帯無線通信機器CPU24によって制御され、第二無線通信手段324であるRFモジュールによって受信される。
画像処理装置1から携帯無線通信機器2に送信(転送)された画像データは、メモリ制御(回路)25を介して、SDRAM26に書き込まれることによって記憶される。LCDドライバ27は、画像処理装置1から送信(転送)された画像データをメモリ制御(回路)25によって、LCDドライバ27が駆動し、読み出された画像データに基づいた画像データがLCDモニタ28に表示される。LCDモニタ28に設けられたタッチセンサ282は、携帯無線通信機器2を操作するために必要な指示を入力するための手段である。
タッチセンサ282に入力された指示は携帯無線通信機器CPU24に伝達され、要求された携帯無線通信機器2による操作が実行される。携帯無線通信機器2による必要な操作が実行されると、画像処理装置1を遠隔から操作することができる。なお、携帯無線通信機器2は、いわゆるスマートフォン、携帯電話等に代表される情報通信機器であって、通話や音声データ通信、画像データの送受信を主目的とした、ユーザによって携帯される無線通信機器である。なお、携帯電話等に代表される情報通信機器には、PDA、ノートPCが含有され、無線通信機能を有するすべての携帯情報端末が含まれる。
携帯無線通信機器2は、画像処理装置1と無線通信を行うことによって、画像処理装置1を遠隔操作することができる。第一無線通信手段322は、画像処理装置1が備えている第一無線通信手段192と無線通信をすることができる。第二無線通信手段324は、画像処理装置1が備えている第二無線通信手段194と無線通信をすることができる。
携帯無線通信機器CPU24は、携帯無線機器2が画像処理装置1との無線通信を行うために無線通信の設定制御タスクを実行する。具体的に携帯無線通信機器CPU24は、画像処理装置1が備えている第一無線通信手段192と無線通信を行うための無線通信の設定タスク、及び第二無線通信手段194と無線通信を行うための無線通信の設定タスクを実行する。これらの設定タスクはメモリ34に記録されている。
実施形態2の画像処理装置システムDに採用されている画像処理装置1において、第一無線通信処理手段192は、Bluetooth(登録商標)であって、第二無線通信手段194は、Wi−Fi(登録商標)である。これらの無線通信手段19に対応して、携帯無線通信機器2が備えている第一無線通信手段322は、Bluetooth(登録商標)であって、第二無線通信手段324がWi−Fi(登録商標)である。
図4は、画像処理装置1と携帯無線機器2との通信動作を示した図である。図4において、画像処理装置1としてデジタルカメラを採用し、携帯通信機器2としてスマートフォンを採用している。スマートフォンは、第一無線通信手段として、Bluetooth(登録商標)を備えている。デジタルカメラは、電源オフ状態を維持している。スマートフォンは、デジタルカメラの無線通信エリア内に存在しており、デジタルカメラを遠隔操作する。
デジタルカメラにも第一無線通信手段として、Bluetooth(登録商標)が搭載されている。デジタルカメラのBluetooth(登録商標)とスマートフォンのBluetooth(登録商標)とが所定の信号の送受信をすることによって、デジタルカメラとスマートフォンとは無線通信を行うことができる。スマートフォンはIDを有している。このIDは、予めデジタルカメラに登録されたID(登録済みID)である。Bluetooth(登録商標)から登録済みIDが送信されると同時に、起動要求及び起動トリガー信号がデジタルカメラに送信される。
デジタルカメラは、スマートフォンのBluetooth(登録商標)から送信される起動要求によって主電源がオン状態となる。デジタルカメラは、主電源がオン状態となると同時に起動トリガー信号に基づいて、「起動時自動撮影モード」によって起動時自動撮影を開始する。デジタルカメラは、あらかじめ設定されている撮影モードに従って対象物を撮影する。
スマートフォンは、第二無線通信手段としてWi−Fi(登録商標)を備えている。デジタルカメラも第二無線通信手段としてWi−Fi(登録商標)を備えている。デジタルカメラのWi−Fi(登録商標)とスマートフォンのWi−Fi(登録商標)とが所定の信号の送受信をすることによって、デジタルカメラとスマートフォンとはWi−Fi(登録商標)による接続を確立し、無線通信を行うことができる。デジタルカメラとスマートフォンとのWi−Fi(登録商標)接続は、接続機器の認証、ペアリングの手順を経由して行われる。
接続機器の認証、ペアリングが完了するために要する時間は、通常、数秒から数十秒となっている。デジタルカメラは、当該カメラの起動と同時に起動トリガー信号によって撮影を開始することができるため、接続機器の認証、ペアリングの手順に要する時間であっても撮影をすることができる。デジタルカメラにおいて、起動トリガー信号を受信してから、スマートフォンのWi−Fi(登録商標)による接続要求を受信するまで、もしくは接続完了するまでの間に行われる撮影を「起動時自動撮影モード」による起動時自動撮影とする。
デジタルカメラは、起動トリガー信号によって起動時撮影を開始して、起動時自動撮影によって得られた画像データを記録媒体に蓄積する。スマートフォンのWi−Fi(登録商標)接続後、必要に応じて、デジタルカメラに対して、起動時自動撮影によって得られた画像データを転送するために画像転送要求(再生モード移行指示)を行う。デジタルカメラは、スマートフォンから送信された画像転送要求に対して、スマートフォンに起動時自動撮影された画像を転送する。
デジタルカメラとスマートフォンとのWi−Fi(登録商標)接続は、既に確立されており、「起動時自動撮影モード」による起動時自動撮影が実行されている。画像データはスマートフォンに送信(転送)される。スマートフォンは、デジタルカメラに対して、起動時自動撮影モードを抜けて、通常の撮影モードによる撮影を行うための変更指示を送信する。デジタルカメラは、スマートフォンから送信された通常の撮影モードによる撮影を行うための変更指示に対して、デジタルカメラのバッテリー容量、記録媒体の容量等のデータを検知する。
デジタルカメラは、デジタルカメラのバッテリー容量、記録媒体の容量等のデータを検知し、スマートフォンに対して、通常モードによる撮影が可能であるか否かのデータを通知する。スマートフォンは、デジタルカメラのバッテリー容量、記録媒体の容量等のデータを勘案して、デジタルカメラを遠隔操作し、適宜デジタルカメラの電源をオフ状態とする。デジタルカメラの電源がオフ状態となった場合には、デジタルカメラは、最初に説明したスリープ状態に戻ることになる。すなわち、デジタルカメラは、スマートフォンのBluetooth(登録商標)から送信される起動要求を受信できる状態を維持しながら、待機モードに入る。
このように、実施形態2のデジタルカメラは、Bluetooth(登録商標)によって受信される起動トリガー信号によって撮影を直に開始することができるため、スマートフォンとの接続に必要な認証手続きに要する数秒〜数十秒間においても、起動時自動撮影モードによって、起動時自動撮影をすることができる。
<実施形態3>
(画像処理装置1を用いた撮影方法)
次に、画像処理装置1を用いた、本発明の撮影方法について説明する。すなわち、実施形態3は、実施形態1の画像処理装置を用いた撮影方法である。図5は、画像処理装置1の動作を示したフローチャートである。
(撮影制御フローチャート)
図5は、本発明の撮影方法によって、実現される画像処理装置1の動作を示したフローチャートである。図5に示されるように、画像処理装置1によって実現される、本発明の撮影方法は、S201〜S213の各ステップを備えている。
本発明の撮影方法において、画像処理装置1の初期設定は、電源オフ(OFF)状態であって、第一無線通信手段192であるBluetooth(登録商標)は、アクティブ状態となっている(スタート→ステップS201)。画像処理装置1は、携帯無線通信機器2から送信される起動要求をいつでも受信できるような状態を保持している(例えば、デジタルカメラディープスリープ状態)。なお、第一無線通信手段192であるBluetooth(登録商標)は、省電力モードであるBLE(Bluetooth Low Energy)を採用することができる。
画像処理装置1は、携帯無線機通信機器2から起動要求が送信されるまで待機する。画像処理装置1は、上記起動要求を受信するまでは、画像処理装置1の撮影制御手段16は、0.1〜1.0秒の所定のインターバルにて起動(ウェイクアップ)し、画像処理装置1のバッテリーBが十分な充電量を備えているか否かを判断する(ステップS202)。
ステップS202において、画像処理装置1のバッテリーBが十分な充電量を有しているか否かを判断し、バッテリーBが十分な充電量を有している場合には(ステップS202;YES)、ステップS203に進む。ステップS203において、画像処理装置1の第一無線通信手段192であるBluetooth(登録商標)は、0.1〜1.0秒の所定のインターバルにて、携帯無線通信機器2から送信される起動要求を受信されるか否かを判断する。
一方、ステップS202において、画像処理装置1のバッテリーが十分な充電量を有しているか否かを判断し、バッテリーが十分な充電量を有していない場合には(ステップS202;NO)、ステップS206に進む。
ステップS203において、携帯無線通信機器2から送信される起動要求を第一無線通信手段192であるBluetooth(登録商標)が受信した場合には、Bluetooth(登録商標)が起動する。ステップS203において、上記起動要求をBluetooth(登録商標)が受信しない場合には、Bluetooth(登録商標)は起動しない。そして、画像処理装置1は、ステップS201に戻り、第一無線通信手段192であるBluetooth(登録商標)は、アクティブ状態、画像処理装置の電源がオフ(OFF)状態となる。
画像処理装置1は、携帯無線通信機器2から送信される起動要求を受信するまで、スタート→ステップS201→ステップS202→ステップS203からなるフローを繰り返すループ動作をする。画像処理装置1がかかるループ動作をしている間に、画像処理装置1のバッテリーが十分な充電量を有しないこととなった場合には、ステップS202において、充電量を検知し、ステップS206において、バッテリーに十分な充電量を供給することができるようにステップS206〜S208を行う。
ステップS203において、画像処理装置1が携帯無線通信機器2から送信される起動要求、及び起動トリガー信号を受信するとステップS203;YES)、直に画像処理装置1を起動(ウェイクアップ)させる(ステップS204)。画像処理装置1は、画像処理装置1の電源(カメラ電源)が撮影操作可能であるか否かを判断する(ステップS205)。
ステップS205において、画像処理装置1の電源(カメラ電源)が撮影操作可能であるか否かを判断し、撮影操作である場合には(ステップS205;YES)、ステップS209に進む。一方、画像処理装置1の電源(カメラ電源)が撮影操作でない場合には(ステップS205;NO)、ステップS206に進む。
ステップS206において、画像処理装置1は、バッテリーB(電源ケーブル)の充電量を検知し、十分な充電量を有しているか否かを確認する。バッテリーB(電源ケーブル)が十分な充電量を有していないため、充電が必要であると判断した場合には(ステップS206;YES)、バッテリー充電動作を開始する(ステップS207)。
ステップS206において、バッテリーB(電源ケーブル)の充電量がほぼゼロとなっている場合には(ステップS206;NO)、バッテリー警告を出す(ステップS208)。画像処理装置1は、スタート→ステップS205→ステップS206→ステップS207(ステップS208)からなるフローを繰り返すループ動作をする。このようなループ動作によって、画像処理装置1が起動時及び起動時自動撮影時に充電量が不足することによるバッテリー切れによる撮影停止を防止することができる。
ステップS209において、画像処理装置1は、「起動時自動撮影モード」による起動時自動撮影を開始する。起動時自動撮影モードは、画像処理装置1がスリープ状態前にあらかじめ設定されていた撮影モードである。例えば、画像処理装置1が静止画用画像処理装置であれば、シングルモード撮影、インターバル撮影である。画像処理装置1が動画用画像撮影装置であれば、動画撮影である。画像処理装置1は、携帯無線通信機器2の第二無線通信手段324から送信される接続要求を受信するまで、「起動時自動撮影モード」による起動時撮影を継続して実行する。
ステップS210において、画像処理装置1は、携帯無線通信機器2の第二無線通信手段324から送信される接続要求を所定時間内に受信したか否かを判断する(ステップS210)。実施形態3において採用されている画像処理装置1は、第二無線通信手段194としてWi−Fi(登録商標)を採用している。なお、所定時間は、適宜設定することができ、特に制限されるものではないが、30秒〜120秒であることが好ましい。
ステップS210においては、Wi−Fi(登録商標)接続要求を所定時間内に受信したか否かを判断する。第二無線通信手段194がWi−Fi(登録商標)接続要求を所定時間内に受信した場合には(ステップS210;YES)、継続して「起動時自動撮影モード」による起動時自動撮影を実行する。
第二無線通信手段194がWi−Fi(登録商標)接続要求を所定時間内に受信しない場合には(ステップS210;NO)、所定期間(例えば、60秒)を経過しているか否かを判断する(ステップS211)。ステップS211において、第二無線通信手段194がWi−Fi(登録商標)接続要求を所定時間(例えば、60秒)が経過する前に受信した場合には(ステップS211;NO)、所定期間内に第二無線通信手段194がWi−Fi(登録商標)接続要求を受信したものとみなして、ステップS210を経由してステップS212に進む。
一方、ステップS211において、第二無線通信手段194がWi−Fi(登録商標)接続要求を所定時間(例えば、60秒)が経過する後に受信した場合には(ステップS211;YES)、所定期間内に第二無線通信手段194がWi−Fi(登録商標)接続要求を受信されなかったものとみなして、スタートに戻る。
ステップS212において、画像処理装置1は、「起動時自動撮影モード」による起動時自動撮影を実行する。起動時自動撮影は、画像処理装置1の第二無線通信手段194と携帯無線通信機器2の第二無線通信手段324とのWi−Fi(登録商標)接続が完了するまで起動時自動撮影を継続する。
ステップS213において、画像処理装置1の第二無線通信手段194と携帯無線通信機器2の第二無線通信手段324とのWi−Fi(登録商標)接続が完了した後、起動時自動撮影モードによる起動時自動撮影を完了し、通常モードによる撮影を行う。すなわち、画像処理装置1は、起動時自動撮影モードによる撮影を抜けて、通常の撮影を開始する。本発明の撮影方法は、画像処理装置1を用い、通常起動トリガー信号によって撮影を直に開始することができるため、スマートフォンとの接続に必要な認証手続きに要する数秒〜数十秒間においても、起動時自動撮影モードによって、撮影することができる。
本発明の撮影方法において、画像処理装置1と無線通信を行う携帯無線通信機器2のLCDモニタ28は、各ステップの開始と終了を示してもよい。例えば、携帯無線通信機器2のLCDモニタ28には、「起動トリガー信号を受信しました。」、「起動時撮影モードを開始しました。」、「Wi−Fi(登録商標)接続を完了し、通常モードによる撮影を開始しました。」等のグラフィックインターフェースを表示して、操作者の利便性の向上を図ってもよい。
<実施形態4>
実施形態4の画像処理装置1は、第一無線通信手段192がNFC(登録商標)であって、第二無線通信手段194がBluetooth(登録商標)の組み合わせを採用した画像処理装置である。実施形態4の画像処理装置1は、第一無線通信手段192がNFC(登録商標)であるので、画像処理装置1と携帯無線通信機器2は、NFC(登録商標)による無線通信が可能である10cm程度の近距離に位置することが必要となる。
実施形態4の画像処理装置1は、画像処理装置1と携帯無線通信機器2とを一度接触させた後、第二無線通信手段194がBluetooth(登録商標)による遠隔操作を使用形態に好適である。
<実施形態5>
実施形態5の画像処理装置1は、複数の無線通信手段を備えており、画像処理装置1の使用状況に応じて、複数の無線通信手段を使い分けることができる画像処理装置である。実施形態5の画像処理装置は、無線通信手段を三つ備えており、第一無線通信手段としてNFC(登録商標)、第二無線通信手段としてBluetooth(登録商標)、及び第三無線通信手段としてWi−Fi(登録商標)を備えている。
実施形態5の画像処理装置1は、携帯無線通信機器2との距離、通信エリア、画像データの容量に応じて、第一無線通信手段〜第三無線通信手段の中から、画像処理装置1を起動させるために適切な無線通信手段を採択する。最初に、画像処理装置1起動させて、「起動時自動撮影」を開始するために起動トリガー信号を携帯無線通信機器2に送信するための無線通信手段を採択する。次に、「起動時自動撮影」によって得られた画像データを転送するための無線通信手段を採択する。
撮影制御手段16は、第一無線通信手段〜第三無線通信手段の中から、撮影環境に応じた無線通信手段を採択する。撮影制御手段16が適切な無線通信手段を採択した後であっても、撮影環境が変化した場合には、その変化に応じて最適な無線通信手段を採択することができる。
<実施形態6>
実施形態6は、実施形態3の撮影方法を実現するための撮影制御プログラム(ソフトウエア)である。実施形態6の撮影制御プログラムは、ネットワーク又は各種記録媒体を介したシステム、或いは装置に供給される。実施形態6の撮影制御プログラムは、ネットワーク又は各種記録媒体を介したシステム、或いは装置のコンピュータ(CPU等)によって、当該プログラムが読み出されて実行される。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は、全て本発明の適用範囲である。
本発明の画像処理装置は、無線通信の接続を確立するために必要な数秒〜数十秒の時間においても撮影することができることから、ウエアラブルカメラ、家庭用及び業務用静止画用デジタルカメラ、動画撮影用デジタルビデオカメラとして利用することができる。また、本発明の画像処理装置は、遠隔操作可能な防犯用カメラ、災害発見用カメラとして、屋内監視カメラ又は屋外監視カメラとして利用することができる。本発明は、カメラ関連産業のみならず、セキュリティ関連産業、光学関連産業、医療用機器産業においても、広く利用することができる。
1 画像処理装置
10 フォーカスレンズ
11 電気回路
12 イメージセンサー
13 信号処理ブロック
14 メモリ
15 レンズドライバー
16 撮影制御手段(カメラCPU)
17 記録媒体
18 LCD(液晶ディスプレイ)
19 無線通信手段
192 第一無線通信手段(RFモジュール)
194 第二無線通信手段(RFモジュール)
B バッテリー
2 携帯無線通信機器
21 移動通信用RFモジュール
24 無線携帯機器CPU
27 LCD(液晶ディスプレイ)ドライバ
28 LCD(液晶ディスプレイ)モニタ
282 タッチセンサ
32 無線通信手段
322 第一無線通信手段
324 第二無線通信手段
34 メモリ
3 携帯情報端末機器(PC)

Claims (8)

  1. 起動直後から撮影可能な画像処理装置であって、
    携帯無線通信機器から送信された前記画像処理装置を起動させるための起動要求を受信し、前記起動要求に応じて前記画像処理装置に撮影を開始させるための起動トリガー信号を発信する第一無線通信手段と、
    前記起動トリガー信号を受信した直後に撮影をする撮影制御手段と、
    前記携帯無線通信機器から送信された前記画像処理装置との接続要求を受信し、画像データを転送するための第二無線通信手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記撮影制御手段は、前記第二無線通信手段が前記接続要求を受信するまで、もしくは接続完了するまで撮影を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記撮影制御手段は、前記画像処理装置を起動させた直後に撮影を開始した後、所定時間が経過する前に前記第二無線通信手段が前記接続要求を受信しない場合には、
    前記画像処理装置による撮影を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記撮影制御手段は、前記起動トリガー信号を受信した後、前記画像処理装置が撮影可能な状態であるか否かを判断する検知手段を備えていることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記撮影制御手段は、静止画像撮影モード及び/又は動画用撮影モードを備えていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像データは、前記撮影制御手段が前記起動トリガー信号を受信した直後から前記第二無線通信手段が前記接続要求を受信するまで、もしくは接続完了するまでの間に撮影された画像データと、
    前記第二無線通信手段と前記携帯無線通信機器との接続が確立した後に撮影された画像データとを含むことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 起動直後から撮影可能な画像処理装置によって実行される撮影方法であって、
    携帯無線通信機器から送信された前記画像処理装置を起動させるための起動要求を受信し、前記起動要求に応じて前記画像処理装置に撮影を開始させるための起動トリガー信号を発信する第一無線通信ステップと、
    前記起動トリガー信号を受信した直後に撮影をする撮影制御ステップと、
    前記携帯無線通信機器から送信された前記画像処理装置との接続要求を受信し、画像データを転送するための第二無線通信ステップと、を備えていることを特徴とする撮影方法。
  8. 起動直後から撮影可能な画像処理装置のプロセッサに、
    携帯無線通信機器から送信された前記画像処理装置を起動させるための起動要求を受信し、前記起動要求に応じて前記画像処理装置に撮影を開始させるための起動トリガー信号を発信する第一無線通信ステップと、
    前記起動トリガー信号を受信した直後に撮影をする撮影制御ステップと、
    前記携帯無線通信機器から送信された前記画像処理装置との接続要求を受信し、画像データを転送するための第二無線通信ステップと、を実行させるための撮影制御プログラム。
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