JP2018125708A - 情報処理装置及びファクシミリ装置 - Google Patents

情報処理装置及びファクシミリ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】受信したデータの転送先を、予め定められたユーザーの現在の状態に応じて決定することが可能な情報処理装置及びファクシミリ装置を提供すること。【解決手段】情報処理装置1は、受信処理部161と、情報取得部162と、転送処理部163とを備える。受信処理部161は、データを受信する。情報取得部162は、受信処理部161により前記データが受信されたことに応じて、予め定められたユーザーの現在の状態が予め定められた複数種類の状態のうちのいずれの状態であるかを示すプレゼンス情報D1を取得する。転送処理部163は、プレゼンス情報D1と、前記予め定められた複数種類の状態の各々に対応して予め設定された転送先を示す転送先情報D2とに基づいて、前記データの転送先を決定する。【選択図】図5

Description

本発明は、受信したデータを転送することが可能な情報処理装置及びファクシミリ装置に関する。
画像形成部による画像形成が不可能である場合に、受信したファクシミリデータを、予め定められた他の装置に転送することが可能なファクシミリ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−109504号公報
しかしながら、受信したファクシミリデータが、前記ファクシミリデータの宛先のユーザーの現在の状態とは関係なしに、予め定められた他の装置に転送されると、受信したファクシミリデータが適切な転送先に転送されない可能性がある。
本発明の目的は、受信したデータの転送先を、予め定められたユーザーの現在の状態に応じて決定することが可能な情報処理装置及びファクシミリ装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る情報処理装置は、受信処理部と、情報取得部と、転送処理部と、を備える。前記受信処理部は、データを受信する。前記情報取得部は、前記受信処理部により前記データが受信されたことに応じて、予め定められたユーザーの現在の状態が予め定められた複数種類の状態のうちのいずれの状態であるかを示すプレゼンス情報を取得する。前記転送処理部は、前記プレゼンス情報と、前記予め定められた複数種類の状態の各々に対応して予め設定された転送先を示す転送先情報とに基づいて、前記データの転送先を決定する。
本発明の一の局面に係るファクシミリ装置は、受信処理部と、情報取得部と、転送処理部と、を備える。前記受信処理部は、ファクシミリデータを受信する。前記情報取得部は、前記受信処理部により前記ファクシミリデータが受信されたことに応じて、予め定められたユーザーの現在の状態が予め定められた複数種類の状態のうちのいずれの状態であるかを示すプレゼンス情報を取得する。前記転送処理部は、前記プレゼンス情報と、前記予め定められた複数種類の状態の各々に対応して予め設定された転送先を示す転送先情報とに基づいて、前記ファクシミリデータの転送先を決定する。
本発明によれば、受信したデータの転送先を、予め定められたユーザーの現在の状態に応じて決定することが可能な情報処理装置及びファクシミリ装置が提供される。
図1は、本発明の実施形態に係るデータ転送システムの構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係るデータ転送システムで用いられるプレゼンス情報の一例を示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で用いられる転送先情報の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で受信されるファクシミリデータの画像の一例を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行されるデータ転送処理の手順の一例を示すフローチャートである。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[データ転送システムの構成]
図1に示されるように、本発明の実施形態に係るデータ転送システム100は、画像形成装置1と、プレゼンスサーバー2と、複数のユーザー端末3a〜3cとを備える。これらの装置は、電話網、IPネットワークなどのネットワークN1に接続されている。
画像形成装置1は、操作表示部10、ADF(Auto Document Feeder)11、画像読取部12、画像形成部13、通信I/F14、記憶部15、及び制御部16を備える。具体的に、画像形成装置1は、プリンター機能、スキャナー機能、コピー機能、及びファクシミリ機能などを有する複合機である。画像形成装置1は、本発明の「情報処理装置」及び「ファクシミリ装置」の一例である。なお、本発明は、複合機に限らず、コピー機、プリンター、ファクシミリ装置のような任意の画像処理装置に適用可能である。
操作表示部10は、情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部と、ユーザー操作を受け付けるタッチパネル及び操作ボタンなどの操作部とを備える。
ADF11は、原稿セット部、搬送ローラー、原稿押さえ、及び排紙部を備え、画像読取部12の読み取り対象となる原稿を搬送する自動原稿搬送装置である。
画像読取部12は、原稿台、光源、ミラー、光学レンズ、及びCCD(Charge Coupled Device)を備え、原稿の画像を読み取って画像データとして出力することが可能である。
画像形成部13は、電子写真方式又はインクジェット方式で画像データに基づく印刷処理を実行することが可能である。画像形成部13は、画像読取部12により読み取られた画像データに基づいてシートに画像を形成する。また、画像形成部13は、外部のファクシミリ装置又はパーソナルコンピューターなどの情報処理装置から送信された画像データ(ファクシミリデータ)に基づいてシートに画像を形成する。例えば、画像形成部13が電子写真方式の画像形成部である場合、画像形成部13は感光体ドラム、帯電器、露光装置、現像装置、転写装置、及び定着装置などを備える。
通信I/F14は、電話回線、インターネット、又はLANなどの通信網を介して、外部のファクシミリ装置又はパーソナルコンピューターなどの情報処理装置との間で所定の通信プロトコルに従った通信処理を実行することが可能な通信インターフェイスである。
記憶部15は、ハードディスク又はEEPROM(登録商標)などの不揮発性の記憶部である。記憶部15には、制御部16によって実行される各種の制御プログラム、及び各種のデータなどが記憶される。記憶部15には、後述の転送先情報D2(図3参照)が記憶される。
制御部16は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性又は不揮発性の記憶部である。
ところで、画像形成装置1において、画像形成部13による画像形成が不可能である場合に、受信したファクシミリデータを、予め定められた他の装置に転送することが考えられる。しかしながら、受信したファクシミリデータが、前記ファクシミリデータの宛先のユーザーの現在の状態とは関係なしに、予め定められた他の装置に転送されると、受信したファクシミリデータが適切な転送先に転送されない可能性がある。これに対して、本実施形態に係る画像形成装置1は、受信したデータの転送先を、予め定められたユーザーの現在の状態に応じて決定することが可能である。
具体的に、制御部16は、受信処理部161、情報取得部162、転送処理部163、判定処理部164、文字認識処理部165、及び識別処理部166を含む。なお、制御部16は、前記制御プログラムに従って各種の処理を実行することによりこれらの各処理部として機能する。また、制御部16は、これらの各処理部の一部又は複数の処理機能を実現する電子回路を備えるものであってもよい。
受信処理部161は、通信I/F14を通じてデータを受信する。なお、前記データは、或る装置から特定の宛先(特定の装置又は特定のユーザー)に送信されるデータであり、例えば、ファクシミリデータ、電子メールデータなどである。なお、前記ファクシミリデータは、電話網を通じて受信されてもよいし、IPネットワークを通じて受信されてもよい。
情報取得部162は、受信処理部161により前記データが受信されたことに応じて、予め定められたユーザーの現在の状態を示すプレゼンス情報D1(図2参照)を取得する。前記予め定められたユーザーは、例えば、画像形成装置1の所有者である。なお、画像形成装置1が複数のユーザーによって使用される場合には、前記予め定められたユーザーは、前記複数のユーザーのうちの一人のユーザー(例えば、画像形成装置1の管理者、前記データの宛先ユーザーなど)であってもよい。
本実施形態では、情報取得部162は、プレゼンス情報D1をプレゼンスサーバー2から取得する。以下、プレゼンスサーバー2の構成について説明する。
プレゼンスサーバー2は、画像形成装置1などにプレゼンス情報D1を提供するサーバー装置である。図1に示されるように、プレゼンスサーバー2は、制御部21、通信I/F22、及び記憶部23を備える。
通信I/F22は、電話回線、インターネット、又はLANなどの通信網を介して、外部のファクシミリ装置又はパーソナルコンピューターなどの情報処理装置との間で所定の通信プロトコルに従った通信処理を実行することが可能な通信インターフェイスである。
記憶部23は、ハードディスク又はEEPROM(登録商標)などの不揮発性の記憶部である。記憶部23には、制御部21によって実行される各種の制御プログラム、及び各種のデータなどが記憶される。記憶部23には、図2に示されるようなプレゼンス情報D1が記憶される。
図2に示されるように、プレゼンス情報D1には、予め登録されたユーザーごとに、各ユーザーの現在の状態を示す情報が含まれている。具体的に、プレゼンス情報D1は、各ユーザーの現在の状態が予め定められた複数種類の状態(例えば、「オンライン」、「オフライン」、「退席中」、「取り込み中」など)のうちのいずれの状態であるかを示している。「オンライン」は、当該ユーザーのユーザー端末が所定のネットワーク(例えば、社内LAN、インターネットなど)に接続されており、かつ当該ユーザーが前記ユーザー端末を操作している(又は前記ユーザー端末のそばにいる)状態を示している。「オフライン」は、前記ユーザー端末が前記ネットワークに接続されていない状態(例えば、前記ユーザー端末の電源がオフになっている状態など)を示している。「退席中」は、前記ユーザー端末が前記ネットワークに接続されているが、当該ユーザーが前記ユーザー端末のそばにいない状態を示している。「取り込み中」は、前記ユーザー端末が前記ネットワークに接続されており、当該ユーザーが前記ユーザー端末のそばにいるが、当該ユーザーが何らかの作業に追われている状態を示している。
制御部21は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性又は不揮発性の記憶部である。
具体的に、制御部21は、更新処理部211を含む。ユーザー端末3a〜3cには、プレゼンスサーバー2に各種の信号を送信するためのソフトウェアがインストールされている。更新処理部211は、ユーザー端末3a〜3cからの信号に基づいて、プレゼンス情報D1を最新の状態に更新する。
具体的に、更新処理部211は、ユーザーAが使用するユーザー端末3aからの信号に基づいて、プレゼンス情報D1におけるユーザーAの現在の状態を、最新の状態に更新する。例えば、ユーザー端末3aの電源がオンされて、ユーザーAによるユーザー端末3aの操作が開始されると、その旨を示す信号がユーザー端末3aからプレゼンスサーバー2に送信されて、ユーザーAの現在の状態が「オフライン」から「オンライン」に更新される。また、ユーザー端末3aにおいてユーザーAによる操作が一定時間以上検知されない場合は、その旨を示す信号がユーザー端末3aからプレゼンスサーバー2に送信されて、ユーザーAの現在の状態が「オンライン」から「退席中」に更新される。また、ユーザー端末3aにおいてユーザーAが所定操作(例えば、現在の状態を「取り込み中」に変更するための操作)を行うと、その旨を示す信号がユーザー端末3aからプレゼンスサーバー2に送信されて、ユーザーAの現在の状態が「オンライン」から「取り込み中」に更新される。また、ユーザー端末3aの電源をオフにする操作が行われると、その旨を示す信号がユーザー端末3aからプレゼンスサーバー2に送信されて、ユーザーAの現在の状態が「オンライン」から「オフライン」に更新される。
同様に、更新処理部211は、ユーザーBが使用するユーザー端末3bからの信号に基づいて、プレゼンス情報D1におけるユーザーBの現在の状態を、最新の状態に更新する。また、更新処理部211は、ユーザーCが使用するユーザー端末3cからの信号に基づいて、プレゼンス情報D1におけるユーザーCの現在の状態を、最新の状態に更新する。
転送処理部163は、情報取得部162によりプレゼンスサーバー2から取得されたプレゼンス情報D1に基づいて、前記データの転送先を決定する。例えば、転送処理部163は、前記予め定められた複数種類の状態の各々に対応して予め設定された転送先を示す転送先情報D2(図3参照)に基づいて、前記データの転送先を決定する。
例えば、図3に示される転送先情報D2には、宛先ユーザーごとに、予め定められた複数種類の状態の各々に対応して予め設定された転送先を示す情報が含まれている。転送先情報D2における転送先は、例えば、不図示の設定画面を通じてユーザー操作に応じて設定される。設定可能な転送先の例として、記憶部15内の任意のディレクトリー、任意のサーバー装置内の任意のディレクトリー、任意のユーザー端末内の任意のディレクトリー、任意の電子メールアドレス、任意のファクシミリ番号、任意のインターネットファクシミリアドレスなどが挙げられる。
例えば、前記データの宛先ユーザーがユーザーAであり、ユーザーAの現在の状態が「オンライン」である場合は、転送処理部163は、前記データを自局出力する。すなわち、この場合、転送処理部163による前記データの転送処理は行われず、画像形成部13によって前記データに応じた画像がシートに印刷される。
また、例えば、ユーザーAの現在の状態が「オフライン」である場合は、転送処理部163は、前記データを転送先A1(例えば、ユーザーAが使用する電子メールアドレス)に転送する。例えば、前記データがファクシミリデータである場合は、当該ファクシミリデータが添付された電子メールが前記電子メールアドレス宛に送信される。これにより、ユーザーAは、外出中であっても、前記電子メールアドレス宛の電子メールを携帯端末で受信することによって、前記データの内容を確認することができる。
また、例えば、ユーザーAの現在の状態が「退席中」である場合は、転送処理部163は、前記データを転送先A2(例えば、記憶部15内の所定のディレクトリー)に転送する。これにより、ユーザーAは、自分の席(すなわち、ユーザー端末3aのそば)に戻った後に、画像形成装置1を操作して、前記ディレクトリーに格納されている前記データを印刷することができる。
また、例えば、ユーザーAの現在の状態が「取り込み中」である場合は、転送処理部163は、前記データを転送先A3(例えば、ユーザー端末3a内の所定のディレクトリー)に転送する。これにより、ユーザーAは、自分の席(すなわち、ユーザー端末3aのそば)から離れることなく、前記データの内容を即座に確認することができる。
なお、図3に示される転送先情報D2には、現在の状態が「不明」である場合の転送先を示す情報が含まれている。転送処理部163は、宛先ユーザーに対応するプレゼンス情報D1が何らかの理由(例えば、プレゼンスサーバー2との間の通信障害など)により取得できない場合に、「不明」に対応する転送先に前記データを転送する。
ところで、画像形成装置1が一人のユーザーのみによって使用される場合には、情報取得部162は、毎回、当該ユーザーに対応するプレゼンス情報D1を取得すればよい。一方、画像形成装置1が複数のユーザーによって使用される場合には、情報取得部162が、前記データの宛先ユーザーに対応するプレゼンス情報D1を取得するのが好ましい。
判定処理部164は、前記データの宛先ユーザーを判定する。判定処理部164による宛先ユーザーの判定方法としては、種々の方法が考えられる。例えば、判定処理部164は、前記データに付加されたユーザー識別情報(例えば、ユーザー名、ユーザーごとに割り当てられた電子メールアドレス、ユーザーごとに割り当てられた社員番号など)に基づいて前記宛先ユーザーを判定してもよい。例えば、判定処理部164は、前記データの宛先を示すアドレス情報(例えば、電子メールアドレス、インターネットファクシミリアドレスなど)から前記ユーザー識別情報を抽出してもよい。また、前記データがインターネットファクシミリ通信で受信される電子メールである場合、判定処理部164は、当該電子メールの件名又は本文のテキストから前記ユーザー識別情報を抽出してもよい。
なお、前記データがファクシミリデータである場合、判定処理部164は、当該ファクシミリデータが示す画像から前記ユーザー識別情報を抽出してもよい。この場合、まず、文字認識処理部165が、前記データに対して文字認識処理を行う。そして、判定処理部164は、前記文字認識処理の結果に基づいて前記宛先ユーザーを判定する。例えば、前記データが図4に示される画像G1のデータである場合、判定処理部164は、文字認識処理部165により抽出された複数の文字列のうち、「様」で終わる文字列T1からユーザー名を抽出してもよい。
ところで、ユーザーの現在の状態が「オフライン」又は「退席中」であったとしても、当該ユーザーが画像形成装置1のそばにいる場合には、前記データを転送せずに画像形成装置1から印刷する方が好ましいことがある。
識別処理部166は、画像形成装置1を操作中又は画像形成装置1にログイン中のユーザーを識別する。識別処理部166によるユーザーの識別方法としては種々の方法が考えられる。例えば、識別処理部166は、操作表示部10を通じて入力されたユーザーIDに基づいてユーザーを識別してもよい。もしくは、識別処理部166は、ユーザーが携帯するIDカードから不図示のカードリーダーにより読み取ったユーザーIDに基づいてユーザーを識別してもよい。もしくは、識別処理部166は、画像形成装置1を操作中のユーザーの顔を不図示のカメラで撮影し、撮影された画像データに基づく顔認証処理によってユーザーを識別してもよい。
転送処理部163は、プレゼンスサーバー2から取得される前記宛先ユーザーのプレゼンス情報D1に加えて、前記宛先ユーザーが画像形成装置1を操作中又は画像形成装置1にログイン中であるか否かに基づいて、前記データの転送先を決定してもよい。例えば、ユーザーAの現在の状態が「オフライン」であったとしても、ユーザーAが画像形成装置1を操作中又は画像形成装置1にログイン中である場合には、転送処理部163は、前記データを転送先A1に転送せずに、画像形成装置1で印刷してもよい。もしくは、この場合、転送処理部163は、前記データを、転送先A1とは異なる転送先(例えば、記憶部15内の所定のディレクトリー)に転送してもよい。
[データ転送処理]
次に、図5を参照しつつ、制御部16によって実行されるデータ転送処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS1,S2,・・・は、制御部16により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。なお、前記データ転送処理は、例えば、画像形成装置1の電源がオンされたことに応じて開始され、その後、画像形成装置1の電源がオフされたことに応じて終了される。なお、ここではファクシミリデータを受信した場合のデータ転送処理について説明するが、ファクシミリデータ以外のデータ(例えば、電子メールデータ)を受信した場合についても同様の処理が行われる。
<ステップS1>
まず、ステップS1において、制御部16は、前記データを受信したか否かを判断する。そして、前記データを受信したと判断されると(S1:Yes)、処理がステップS2に移行する。一方、前記データを受信していない判断されると(S1:No)、前記データを受信したと判断されるまで、ステップS1の処理が繰り返される。
<ステップS2>
ステップS2において、制御部16(判定処理部164)は、前記データの宛先ユーザーを判定する。前記宛先ユーザーの判定方法の詳細は前述したので、ここでは説明を省略する。なお、画像形成装置1を使用するユーザーが一人である場合は、制御部16は、当該ユーザーを前記データの宛先ユーザーとして特定してもよい。また、画像形成装置1が複数のユーザーによって使用される場合において、前記データの宛先ユーザーを特定することができないときは、制御部16は、前記複数のユーザーのうちの予め定められた特定のユーザー(例えば、画像形成装置1の管理者)を、前記データの宛先ユーザーとして特定してもよい。
<ステップS3>
ステップS3において、制御部16は、前記データの宛先ユーザーが特定されたか否かを判断する。そして、前記データの宛先ユーザーが特定されたと判断されると(S3:Yes)、処理がステップS4に移行する。一方、前記データの宛先ユーザーが特定されなかったと判断されると(S3:No)、処理がステップS7に移行する。
<ステップS4>
ステップS4において、制御部16(情報取得部162)は、前記宛先ユーザーに対応するプレゼンス情報D1を取得する。具体的に、制御部16は、記憶部15に予め記憶されているプレゼンスサーバー2のアドレス情報(例えば、ホスト名、IPアドレスなど)と、プレゼンスサーバー2にアクセスするためのパスワードとに基づいて、プレゼンスサーバー2にアクセスする。そして、前記宛先ユーザーに対応するユーザー識別情報をプレゼンスサーバー2に送信して、前記宛先ユーザーに対応するプレゼンス情報D1をプレゼンスサーバー2から取得する。
<ステップS5>
ステップS5において、制御部16(転送処理部163)は、前記ステップS4で取得されたプレゼンス情報D1と、転送先情報D2とに基づいて、前記データの転送先を決定する。このとき、制御部16は、前記宛先ユーザーが画像形成装置1を操作中又は画像形成装置1にログイン中であるか否かも考慮して、前記データの転送先を決定してもよい。
<ステップS6>
ステップS6において、制御部16(転送処理部163)は、前記ステップS5で決定された転送先に前記データを転送する。このとき、必要に応じて前記データのフォーマットが変換される。例えば、電話網を通じて受信されたファクシミリデータは、PDFファイル、TIFFファイルなどに変換されてから、所定の電子メールアドレス、所定のインターネットファクシミリアドレス、所定のディレクトリーなどに転送される。そして、処理が前記ステップS1に戻る。
<ステップS7>
一方、ステップS7において、制御部16は、前記データを自局出力する。すなわち、画像形成部13によって前記データに応じた画像がシートに印刷される。なお、制御部16は、前記データを自局出力する代わりに、前記データを予め定められた転送先(例えば、記憶部15内の所定のディレクトリー、管理者のユーザー端末内の所定のディレクトリー、管理者の電子メールアドレスなど)に転送してもよい。そして、処理が前記ステップS1に戻る。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、プレゼンスサーバー2から取得されるプレゼンス情報D1に基づいて前記データの転送先が決定されるので、予め定められたユーザーの現在の状態に応じて前記データの転送先を決定することが可能である。
[変形例]
なお、本実施形態では、プレゼンスサーバー2によってプレゼンス情報D1が提供されるが、本発明はこれに限定されない。他の実施形態では、画像形成装置1が、プレゼンスサーバー2と同じ機能を備えていてもよい。すなわち、画像形成装置1の制御部16に更新処理部211が含まれ、画像形成装置1の記憶部15にプレゼンス情報D1が記憶されてもよい。この場合、情報取得部162は、記憶部15からプレゼンス情報D1を取得する。
100 データ転送システム
1 画像形成装置
2 プレゼンスサーバー
3a〜3c ユーザー端末
161 受信処理部
162 情報取得部
163 転送処理部
164 判定処理部
165 文字認識処理部
166 識別処理部
211 更新処理部

Claims (8)

  1. データを受信する受信処理部と、
    前記受信処理部により前記データが受信されたことに応じて、予め定められたユーザーの現在の状態が予め定められた複数種類の状態のうちのいずれの状態であるかを示すプレゼンス情報を取得する情報取得部と、
    前記プレゼンス情報と、前記予め定められた複数種類の状態の各々に対応して予め設定された転送先を示す転送先情報とに基づいて、前記データの転送先を決定する転送処理部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記データの宛先ユーザーを判定する判定処理部を更に備え、
    前記情報取得部は、前記判定処理部により判定される宛先ユーザーの前記プレゼンス情報を取得する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記判定処理部は、前記データに付加されたユーザー識別情報に基づいて前記宛先ユーザーを判定する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記データに対して文字認識処理を行う文字認識処理部を更に備え、
    前記判定処理部は、前記文字認識処理の結果に基づいて前記宛先ユーザーを判定する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置を操作中又は前記情報処理装置にログイン中のユーザーを識別する識別処理部を更に備え、
    前記情報取得部は、前記プレゼンス情報を提供するプレゼンスサーバーから前記宛先ユーザーの前記プレゼンス情報を取得し、
    前記転送処理部は、前記プレゼンスサーバーから取得される前記宛先ユーザーの前記プレゼンス情報に加えて、前記宛先ユーザーが前記情報処理装置を操作中又は前記情報処理装置にログイン中であるか否かに基づいて、前記データの転送先を決定する、
    請求項2〜4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記プレゼンス情報を記憶する記憶部と、
    ユーザー端末からの信号に基づいて前記プレゼンス情報を最新の状態に更新する更新処理部と、を更に備え、
    前記情報取得部は、前記記憶部から前記プレゼンス情報を取得する、
    請求項1〜5のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 前記予め定められた複数種類の状態には、「オンライン」、「オフライン」、「退席中」、及び「取り込み中」のうちの少なくとも1つが含まれる、
    請求項1〜6のいずれかに記載の情報処理装置。
  8. ファクシミリデータを受信する受信処理部と、
    前記受信処理部により前記ファクシミリデータが受信されたことに応じて、予め定められたユーザーの現在の状態が予め定められた複数種類の状態のうちのいずれの状態であるかを示すプレゼンス情報を取得する情報取得部と、
    前記プレゼンス情報と、前記予め定められた複数種類の状態の各々に対応して予め設定された転送先を示す転送先情報とに基づいて、前記ファクシミリデータの転送先を決定する転送処理部と、
    を備えるファクシミリ装置。
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