JP2018125619A - 無線通信装置及び無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリアセンスの規定を満たし空中線電力10mWで送信でき親機を小型で一体化又は不要とすることができる、少なくとも4者で同時通話できる。【解決手段】無線通信装置は、中継機として動作する偶数個の親機と、2個の子機とを備えた同時通話無線通信システムのための親機の無線通信装置であって、キャリアセンスを行い、所定のペアチャネルで無線信号を送受信する送信手段及び受信手段と、ペアチャネルとは別の1個のチャネルでそれぞれ無線信号を受信するサブ受信手段と、サブ受信手段で受信された無線信号を復調して復調された音声信号と、送信手段及び受信手段で受信された無線信号を復調して復調された音声信号と、自局で送信すべき音声信号とを混合して、混合後の音声信号を送信手段に出力する音声混合手段とを備え、偶数個の親機は形成される3つの音声信号ループ回路におけるハウリングを防止するハウリング防止手段を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、他の無線通信装置と同時通話を行う無線通信装置、及び同時通話を行う複数の無線通信装置を備えた無線通信システムに関する。
周波数の有効利用及び他の利用者との混信の回避を図る目的から国の技術基準と、併せて無線設備の適正品質、互換性の確保等、無線機器製造者及び利用者の利便を図る目的から、「特定小電力無線局無線電話用無線設備標準規格」が非特許文献1において定められている。この特定小電力無線局は無線局の免許が不要であることから全国で広く普及している。
非特許文献1の2ページにおいて、標準システムの運用形態として「基本型」、「エリア拡大型」に分類でき、当該「基本型」として「対向型」、「集中基地型」が開示されている。また、非特許文献1の4〜9ページにおいて、同時通話を行うための「同報通信方式」又は「複信方式」の通信方式を用いる周波数帯、空中線電力、チャネル数、使用周波数が規定されている。
以下、同時通話を行う従来例にかかる無線通信システムの構成例について以下に説明する。なお、以下の従来例及び実施例においては、非特許文献1に規定する使用周波数及びチャネルを準拠してその一例について説明するものである。図面において、例えば454MHz帯CHAは454MHz帯のチャネルAを表し、以下同様である。
図1は従来例1にかかる無線通信システムの構成例を示すブロック図である。図1の無線通信システムは、中継機である親機110と、例えば3個の子機101〜103とを備えて構成される。ここで、子機101〜103は互いに異なる送信周波数を有する1mW無線送信部と、互いに同じ受信周波数を有する無線受信部とを備える。一方、親機110は子機101〜103の無線受信部の受信周波数と同じ送信周波数を有する無線送信部と、各子機101〜103の無線送信部の送信周波数とそれぞれ同じ受信周波数を有する3個の無線受信部と、3個の無線受信部からの音声信号を加算混合して無線送信部に出力する加算器111とを備える。以上のように構成することで、同時通話用無線通信システムを構成している。
図2は従来例2にかかる無線通信システムの構成例を示すブロック図である。図2の無線通信システムは、中継機である親機210と、例えば3個の子機201〜203とを備えて構成される。ここで、子機201〜203は互いに異なるペアチャネルの送受信周波数を有する10mW無線送信部及び無線受信部を備える。一方、親機210は、子機201と同時通話通信を行う中継装置211と、子機202と同時通話通信を行う中継装置212と、子機203と同時通話通信を行う中継装置213と、中継装置211〜213の各無線受信部からの音声信号を加算混合して分配器215に出力する加算器214と、加算器214からの音声信号を中継装置211〜213の各10mW無線送信部に3分配するように出力する分配器215とを備える。以上のように構成することで、同時通話用無線通信システムを構成している。
ところで、従来例1の基本構成を有する無線通信システムが以下の特許文献1〜3において開示されている。
特許文献1においては、複数の受信復調手段の出力信号を加算した音声信号を更に別の無線中継機の受信復調手段の出力信号に追加して加算することにより、無線中継機が製品として完成した後でも同時通話可能な無線通信機の数を理論上無限に増やすことができる無線中継機が開示されている。当該無線中継機は、無線電波を受信し音声信号を復調するための複数の受信復調手段と、音声信号を入力するための外部入力端子と、前記複数の受信復調手段によって出力されたそれぞれの復調信号及び前記外部入力端子から入力された音声信号を加算するためのミキサと、音声信号を変調し無線電波として送信するための変調送信手段と、前記変調送信手段を作動若しくは停止させるためのスイッチと、前記ミキサによって加算された音声信号を外部へ出力するための外部出力端子とを備える。
また、特許文献2においては、複数の受信復調手段の出力信号を加算した音声信号を別の無線中継機内部の一つの受信復調手段の受信周波数として変調送信することにより、無線中継機が製品として完成した後でも同時通話可能な無線通信機の数を理論上無限に増やすことができる無線中継機が開示されている。当該無線中継機は、無線電波を受信し音声信号を復調するための複数の受信復調手段と、前記複数の受信復調手段によって出力されたそれぞれの復調信号を加算するためのミキサと、音声信号を変調し無線電波として送信するための変調送信手段と、複数の無線通信機が共有する一つの受信周波数を前記変調送信手段の第1の送信周波数とし、自局以外の他の一つの無線中継機内の一つの受信復調手段の受信周波数を前記変調送信手段の第2の送信周波数として設定することの出来る周波数設定手段と、前記第1及び第2の送信周波数を選択することが出来るスイッチとを備える。
さらに、特許文献3においては、中継機能を持つ親機を介して親子間又は子機間の同時通話内容をすべての無線機にて受信可能とし、かつ、同時通話中でも他の子機が通話用の電波を発射可能な安価な複数無線機同時通話システムが開示されている。当該複数無線機同時通話システムは、子機へ同時通話内容を中継する親機として、受信チャネル周波数と送信チャネル周波数とをそれぞれ固有に割り当てた少なくとも2台以上の中継器1を中継ケーブルにより互いに相互接続し、制御部からの制御により、マイクアンプからのマイク入力信号、受信機で受信した子機からの受信信号、他の中継器からの中継ケーブル経由の入力信号、及び、これらの信号の中から第1のセレクタで選択した信号同士を混合器で混合した混合信号、のうちのいずれかを、第2のセレクタで選択してすべての子機に対して通話信号として送信機から送信し、また、第3のセレクタで選択して他の中継器に中継ケーブルにより送信する。
特開2009−010900号公報 特開2009−100432号公報 特開2007−096579号公報
社団法人電波産業会、「特定小電力無線局無線電話用無線設備標準規格」,RCR− STD−20 4.1版、平成17年11月30日改定
ところで、非特許文献1の13ページにおいて、「キャリアセンス」について以下のように定められている(旧郵政省告示、平成元年第49号)。以下、「キャリアセンスの規定」という。
「(3)キャリアセンス
無線設備にはキャリアセンスを備えるものとする。キャリアセンスは、無線通信回線の設定に先立ち、他の無線局の電波を受信した場合、当該無線局の発射電波と同一の周波数(複信方式及び半複信方式のものにあっては受信周波数に対応する送信周波数)の電波の発射を行わないものとする。空中線電力が1mW以下のものについては、通信方式が複信方式及び半複信方式であっても自局の送信周波数でキャリアセンスを行うことができる。ただし、413.7MHz以上414.14375MHz以下及び454.05MHz以上454.19375MHz以下の周波数の電波を使用するものは、キャリアセンスの備え付けを要しないものとする。空き状態の判定は、絶対利得が2.14dBの空中線に誘起する電圧が7μV以下とし、判定時間は200ms以上、応答時間は20ms以内とする。」
上述の従来例1にかかる無線通信システムでは、前記キャリアセンスの規定のうちの但し書きの適用により、キャリアセンスを行う必要が無い。しかし、言い換えると、前記キャリアセンスの規定により、送信空中線電力が1mW以下に規定されており、送信電力がきわめて小さくて伝搬距離がきわめて短いという問題点があった。また、上述のように、特許文献1〜3において開示された同時通話可能な無線通信システムは従来例1と同様の基本構成を有しており、従来例1と同様の問題点があった。
また、従来例2にかかる無線通信システムでは、子機201〜203及び中継装置211〜213がキャリアセンスの機能を有するように構成すれば、前記キャリアセンスの規定を満たした同時通話無線通信システムを構成できる。しかし、中継装置211〜213は同時に3個の電波を送信するので、電波干渉を回避するために、3個の中継装置211〜213を互いに所定以上距離だけ離隔させて配置させる必要がある。従って、親機210を小型で一体化することが難しいという問題点があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、前記キャリアセンスの規定を満たして、送信空中線電力10mWで送信することができ、しかも親機を小型で一体化もしくは不要とすることができる、少なくとも4者同時通話可能な無線通信装置及びそれを用いた無線通信システムを提供することにある。
第1の発明にかかる無線通信装置は、
第1及び第2の親機を少なくとも含み、中継機として動作する少なくとも2個である偶数個の親機と、
第1及び第2の子機を含み、2個の子機と
を備えた同時通話無線通信システムのための無線通信装置であり、前記親機として動作する無線通信装置であって、
前記無線通信装置は、
キャリアセンスを行い、所定のペアチャネルで無線信号を送受信する送信手段及び受信手段と、
前記ペアチャネルとは別の1個のチャネルでそれぞれ無線信号を受信するサブ受信手段と、
前記サブ受信手段で受信された無線信号を復調して復調された音声信号と、前記送信手段及び受信手段で受信された無線信号を復調して復調された音声信号と、自局で送信すべき音声信号とを混合して、混合後の音声信号を前記送信手段に出力する音声混合手段とを備え、
前記第1の子機と前記第1の親機は第1のペアチャネルを用いてお互いに無線信号を送受信することで、第1の音声信号ループ回路を形成し、
前記第2の子機と前記第2の親機は第2のペアチャネルを用いてお互いに無線信号を送受信することで、第2の音声信号ループ回路を形成し、
前記第1の親機のサブ受信手段は前記第2の親機の送信手段及び受信手段から送信された無線信号を受信し、かつ前記第2の親機のサブ受信手段は前記第1の親機の送信手段及び受信手段から送信された無線信号を受信することで、第3の音声信号ループ回路を形成し、
前記偶数個の親機はそれぞれ、前記第1、第2及び第3の音声信号ループ回路におけるハウリングを防止するハウリング防止手段を備えることを特徴とする。
前記第1の発明にかかる無線通信装置において、前記無線通信装置は特定小電力無線局無線電話用無線設備であり、
前記送信手段は空中線電力10mWで無線信号を送信可能であることを特徴とする。
第2の発明にかかる無線通信装置は、
第1、第2及び第3の親機を少なくとも含み、中継機として動作する少なくとも3個である複数個の親機と、
1個の子機と
を備えた同時通話無線通信システムのための無線通信装置であり、前記親機として動作する無線通信装置であって、
前記無線通信装置は、
キャリアセンスを行い、所定のペアチャネルで無線信号を送受信する送信手段及び受信手段と、
前記ペアチャネルとは別の1個のチャネルでそれぞれ無線信号を受信するサブ受信手段と、
前記サブ受信手段で受信された無線信号を復調して復調された音声信号と、前記送信手段及び受信手段で受信された無線信号を復調して復調された音声信号と、自局で送信すべき音声信号とを混合して、混合後の音声信号を前記送信手段に出力する音声混合手段とを備え、
前記子機と前記第1の親機は第1のペアチャネルを用いてお互いに無線信号を送受信することで、第1の音声信号ループ回路を形成し、
前記第2の親機と前記第3の親機は第2のペアチャネルを用いてお互いに無線信号を送受信することで、第2の音声信号ループ回路を形成し、
前記第1の親機のサブ受信手段は前記第2の親機の送信手段及び受信手段から送信された無線信号を受信し、かつ前記第2の親機のサブ受信手段は前記第1の親機の送信手段及び受信手段から送信された無線信号を受信することで、第3の音声信号ループ回路を形成し、
前記複数個の親機はそれぞれ、前記第1、第2及び第3の音声信号ループ回路におけるハウリングを防止するハウリング防止手段を備えることを特徴とする。
前記第2の発明に係る無線通信装置において、前記無線通信装置は特定小電力無線局無線電話用無線設備であり、
前記送信手段は空中線電力10mWで無線信号を送信可能であることを特徴とする。
第3の発明にかかる無線通信装置は、
第1、第2、第3及び第4の親機を少なくとも含み、中継機として動作する少なくとも4個である偶数個の親機を備えた同時通話無線通信システムのための無線通信装置であり、前記親機として動作する無線通信装置であって、
前記無線通信装置は、
キャリアセンスを行い、所定のペアチャネルで無線信号を送受信する送信手段及び受信手段と、
前記ペアチャネルとは別の1個のチャネルでそれぞれ無線信号を受信するサブ受信手段と、
前記サブ受信手段で受信された無線信号を復調して復調された音声信号と、前記送信手段及び受信手段で受信された無線信号を復調して復調された音声信号と、自局で送信すべき音声信号とを混合して、混合後の音声信号を前記送信手段に出力する音声混合手段とを備え、
前記第1の親機の送信手段は第1のペアチャネルで無線信号を送信し、
前記第2の親機のサブ受信手段は前記第1のペアチャネルで無線信号を受信し、前記第2の親機の送信手段は第2のペアチャネルで無線信号を送信し、
前記第3の親機のサブ受信手段は前記第2のペアチャネルで無線信号を受信し、前記第3の親機の送信手段は第3のペアチャネルで無線信号を送信し、
前記第4の親機のサブ受信手段は前記第3のペアチャネルで無線信号を受信し、前記第4の親機の送信手段は第4のペアチャネルで無線信号を送信し、
前記第1の親機のサブ受信手段は前記第4のペアチャネルで無線信号を受信することで
1つの音声信号ループ回路を形成し、
前記偶数個の親機のうちの少なくとも1つの親機は、前記音声信号ループ回路におけるハウリングを防止するハウリング防止手段を備えることを特徴とする。
前記第3の発明に係る無線通信装置において、前記無線通信装置は特定小電力無線局無線電話用無線設備であり、
前記送信手段は空中線電力10mWで無線信号を送信可能であることを特徴とする。
第4の発明にかかる無線通信システムは、
前記第1の発明にかかる無線通信装置である少なくとも2個である偶数個の親機と、
キャリアセンスを行い、所定のペアチャネルで無線信号を送受信する別の送信手段及び別の受信手段を有する2個の子機とを備え、
少なくとも4者である偶数者の同時通話を行うことを特徴とする。
第5の発明にかかる無線通信システムは、
前記第2の発明にかかる無線通信装置である少なくとも3個である複数個の親機と、
キャリアセンスを行い、所定のペアチャネルで無線信号を送受信する別の送信手段及び別の受信手段を有する1個の子機とを備え、
少なくとも4者である複数者の同時通話を行うことを特徴とする。
第6の発明にかかる無線通信システムは、
前記第3の発明にかかる無線通信装置である少なくとも4個である偶数個の親機を備え、
少なくとも4者である偶数者の同時通話を行うことを特徴とする。
従って、本発明にかかる無線通信装置及びそれを用いた無線通信システムによれば、前記キャリアセンスの規定を満たして、送信空中線電力10mWで送信することができ、しかも親機を小型で一体化もしくは不要とすることができる、少なくとも4者同時通話可能な無線通信装置及びそれを用いた無線通信システムを提供できる。
従来例1にかかる無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 従来例2にかかる無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 実施形態1にかかる無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 図3の親機20の構成例を示すブロック図である。 図3の子機10の構成例を示すブロック図である。 図3の親機20−1によって実行される通信制御処理を示すフローチャートである。 図3の子機10−1によって実行される通信制御処理を示すフローチャートである。 図3の親機20−2によって実行される通信制御処理を示すフローチャートである。 図3の子機10−2によって実行される通信制御処理を示すフローチャートである。 実施形態2にかかる無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 実施形態3にかかる無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 実施形態4にかかる無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 実施形態5にかかる無線通信システムの構成例を示すブロック図である。
以下、本発明にかかる実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
実施形態1.
図3は実施形態1にかかる無線通信システムの構成例を示すブロック図である。図3において、実施形態1にかかる無線通信システムは、2個の子機10−1、10−2(総称して、符号10を付す。)と、中継機である親機20−1,20−2(総称して、符号20を付す。)とを備えて構成される。なお、図3において二重線で囲った部分はメイン送受信手段を示し、以下の図面においても同様である。また、図3のチャネル番号CH1〜CH2は例えば非特許文献1の5ページの表3.2のチャネル番号1〜18のうちから選択されるいずれかの異なるチャネル番号であり、以下の図面において同様である。本実施形態では、前記メイン送受信手段のチャネルは、同時通話の複信方式において用いる送受信チャネルであって、同一のチャネル番号の対波(以下、ペアチャネルという。)を用いる。
図3において、子機10−1,10−2はそれぞれ、1個の変調送信部13と、1個の受信復調部11とを備え、変調送信部13及び受信復調部11はペアチャネルを用いて送受信する。ここで、各子機10−1,10−2はメイン送受信手段のみを備え、当該メイン送受信手段は子機10−1,10−2で互いに異なるペアチャネルを用いる。
親機20−1,20−2はそれぞれ、変調送信部23と、2個の受信復調部21−1,21−2と、音声混合部22と、可変増幅器29とを備える。各親機20−1,20−2において、変調送信部23及び受信復調部21−1はペアチャネルを用いて送受信するメイン送受信手段であり、受信復調部21−2は受信復調部21−1とは異なるチャネルを用いるサブ受信手段である。各親機20−1,20−2において、各受信復調部21−1,21−2で受信して復調された音声信号は音声混合部22により混合された後、混合後の音声信号は可変増幅器29を介してマイクロホン24からの音声信号と混合された後、変調送信部23に入力される。変調送信部23は入力される混合後の音声信号に従って無線信号を変調して、変調された無線信号を送信する。
第1グループの親機20−1と子機10−1は互いに送受信で対応するペアチャネルを用いて送受信することで、第1の音声信号ループ回路を形成して互いに同時通話することができる。また、第2グループの親機20−2と子機10−2は互いに送受信で対応するペアチャネルを用いて送受信することで、第2の音声信号ループ回路を形成して互いに同時通話することができる。さらに、親機20−1は親機20−2の変調送信部23からの無線信号をサブ受信手段である受信復調部21−2で受信して復調し、復調後の音声信号を音声混合部22に出力する。一方、親機20−2は親機20−1の変調送信部23からの無線信号をサブ受信手段である受信復調部21−2で受信して復調し、復調後の音声信号を音声混合部22に出力する。これにより、親機20−1及び20−2の間で第3の音声信号ループ回路を形成して同時通話できる。
図3の無線通信システムにおいて、親機20−1のサブ受信手段である受信復調部21−2の受信チャネルは、親機20−2の送信手段である変調送信部23の送信チャネルである。また、親機20−2のサブ受信手段である受信復調部21−2の受信チャネルは、親機20−1の送信手段である変調送信部23の送信チャネルである。
以上のように構成された無線通信システムにおいて、親機20−1,20−2の受信復調部21−1及び子機10−1,10−2の受信復調部11はキャリアセンスを所定のチャネル(送信するチャネルに対応するペアチャネル(受信チャネル))で所定の周期で繰り返し、当該チャネルで送信する相手局がいないときに所定の相手局と通信を行う。
上述のように、親機20−1と子機10−1とが互いにメイン送受信部で通信を開始することで、親機20−1と子機10−1との間で2者同時通話を行うことができる。一方、親機20−2と子機10−2とが互いにメイン送受信部で通信を開始することで、親機20−2と子機10−2との間で2者同時通話を行うことができる。
そして、親機20−1のサブ受信手段である受信復調部21−2が親機20−2の変調送信部23の送信チャネルの無線信号を受信することで、親機20−2と子機10−2との間の2者同時通話の音声信号が親機20−1のサブ受信手段である受信復調部21−2を介して音声混合部22に入力されて、親機20−1と子機10−1との間の2者同時通話の音声信号に音声混合される。また、親機20−2のサブ受信手段である受信復調部21−2が親機20−1の変調送信部23の送信チャネルの無線信号を受信することで、親機20−1と子機10−1との間の2者同時通話の音声信号が親機20−2のサブ受信手段である受信復調部21−2を介して音声混合部22に入力されて、親機20−2と子機10−2との間の2者同時通話の音声信号に音声混合される。以上により、親機20−1,20−2と子機10−1,10−2との4者で同時通話を実現できる。
ただし、以上の無線通信システムにおいて、4者同時通話時に音声信号ループ回路が形成されるので、ハウリングが発生する可能性があるが、これを防止するために、工場出荷前にもしくは工場出荷後の所定の周期で定期的に、ハウリングが発生しないように、親機20−1、20−2の可変増幅器29の利得を調整する必要がある。理論的には「振幅条件と位相条件を含む発振条件」として公知であり、振幅条件としては例えば、音声信号ループ回路のループ利得が0以上でかつ1未満の所定値(最低値は通話用の音声信号が人間の耳で認識できるように設定される)であるように調整すれば、ハウリングを防止できる。
従って、親機20−1,20−2及び子機10−1、10−2はそれぞれキャリアセンスを行うので、前記キャリアセンスの規定を満たして、送信空中線電力10mWで送信することができ、送信空中線電力1mWで送信するときに比較して伝搬距離を長くでき、送受信できるエリアを大幅に拡大できる。しかも親機20−1,20−2の変調送信部23は1つのみなので小型で一体化することができる。以下、親機20及び各子機10の詳細構成及び詳細動作について説明する。
図4は図3の親機20の構成例を示すブロック図である。図4において、親機20は、受信アンテナ21Aと、2個の受信復調部21−1,21−2と、音声混合部22と、変調送信部23と、送信アンテナ23Aと、制御部25と、スピーカ26と、PTT(Push To Talk)キー28を有する操作部27とを備えて構成される。
図4において、各受信復調部21−1,21−2は受信アンテナ21Aで受信された無線信号を受信して音声信号を復調して音声混合部22に出力する。音声混合部22は入力される複数の音声信号を加算混合した後、加算混合した音声信号を、例えば利得が半固定である可変増幅器29を介して変調送信部23及びスピーカ26に出力する。変調送信部23は可変増幅器29及びマイクロホン24から入力される各音声信号(マイクロホン24から入力される音声信号は自局で送信すべき音声信号である)を音声混合し、混合後の音声信号に従って無線信号を変調した後、変調された無線信号を送信アンテナ23Aから送信する。スピーカ26は入力される音声信号を音声に変換して出力する。なお、親機20の操作者が操作部27のPTTキー28をオンしたとき、制御部25は変調送信部23の動作をオンさせ、このとき、変調送信部23は、マイクロホン24に入力される音声から変換された音声信号及び音声混合部22からの音声信号の混合された音声信号に従って無線信号を変調した後、変調された無線信号を送信アンテナ23Aから送信する。
制御部25は図6又は図8の通信制御処理を実行することにより、親機20の動作を制御する。ここで、制御部25は、受信復調部21−1,21−2のキャリアセンス(CS)等の動作及び受信周波数を制御し、受信復調部21−1,21−2からのキャリアセンス(CS)結果を受信する。また、制御部25は変調送信部23の送信周波数を制御する。
なお、図4の構成例において、受信アンテナ21A及び送信アンテナ23Aをデュプレクサ(図示せず)を介した1つのアンテナ装置で構成してもよい。
図5は図3の子機10の構成例を示すブロック図である。図5において、子機10は、受信アンテナ11Aと、受信復調部11と、変調送信部13と、送信アンテナ13Aと、マイクロホン14と、制御部15と、スピーカ16と、PTT(Push To Talk)キー18を有する操作部17を備えて構成される。
図5において、制御部15は図7又は図9の通信制御処理を実行することにより、子機10−1,10−2の動作を制御する。ここで、制御部15は、受信復調部11のキャリアセンス(CS)等の動作及び受信周波数を制御し、受信復調部11からのキャリアセンス(CS)結果を受信する。また、制御部15は変調送信部13の送信周波数を制御する。受信復調部11は受信アンテナ11Aで受信された無線信号を受信して音声信号を復調してスピーカ16に出力して音声に変換して出力させる。子機10の操作者が操作部17のPTTキー18をオンしたとき、制御部15は変調送信部13の動作をオンさせ、このとき、変調送信部13は、マイクロホン14に入力される音声から変換された音声信号に従って無線信号を変調した後、変調された無線信号を送信アンテナ13Aから送信する。
なお、図5の構成例において、受信アンテナ11A及び送信アンテナ13Aを、デュプレクサ(図示せず)を介した1つのアンテナ装置で構成してもよい。
図6は図3の親機20−1によって実行される通信制御処理を示すフローチャートである。なお、図6は親機20−1が子機10−1に先だって送信するためにキャリアセンスする場合である。
図6のステップS1においてPTTキー28をオンして、421MHz帯のチャネル1でキャリアセンス(CS)を行い、キャリアが無ければ、440MHzのチャネル1で音声信号に従って変調した無線信号を送信し、かつ421MHz帯のチャネル1で無線信号を受信して音声信号を復調して出力することで子機10−1と同時通話中であり、421MHz帯のチャネル2で無線信号の受信を待ち受けする。次いで、ステップS2においてPTTキー28がオフされたか否かが判断され、YESのときはステップS6に進む一方、NOのときはステップS3に進む。ステップS3において421MHz帯のチャネル2で無線信号を受信したか否かが判断され、YESのときはステップS4に進む一方、NOのときはステップS2に戻る。
次いで、ステップS4において421MHz帯のチャネル1及び2で受信した各無線信号を復調した各音声信号と、マイクロホン24からの音声信号とを混合した音声信号に従って変調した無線信号を440MHz帯のチャネル1で送信する。ステップS5においてPTTキー28がオフされたか否かが判断され、YESのときはステップS6に進む一方、NOのときはステップS5に戻る。ステップS6において440MHz帯のチャネル1での無線信号の送信を停止した後、当該通信制御処理を終了する。
図7は図3の子機10−1によって実行される通信制御処理を示すフローチャートである。なお、図7は子機10−1が親機20−1に先だって送信するためにキャリアセンスする場合である。
図7のステップS11においてPTTキー18をオンして440MHz帯のチャネル1でキャリアセンスを行い、キャリアが無ければ、421MHz帯のチャネル1で音声信号に従って変調した無線信号を送信し、かつ440MHz帯のチャネル1で無線信号を受信して音声信号を復調して出力することで親機20−1と同時通話中である。次いで、ステップS12においてPTTキー18がオフされたか否かが判断され、YESのときはステップS13に進む一方、NOのときはステップS12に戻る。ステップS13において421MHz帯のチャネル1での無線信号の送信を停止した後、当該通信制御処理を終了する。
図8は図3の親機20−2によって実行される通信制御処理を示すフローチャートである。なお、図8は親機20−2が子機10−2に先だって送信するためにキャリアセンスする場合である。
図8のステップS21においてPTTキー28をオンして、440MHz帯のチャネル2でキャリアセンス(CS)を行い、キャリアが無ければ、421MHzのチャネル2で音声信号に従って変調した無線信号を送信し、かつ440MHz帯のチャネル2で無線信号を受信して音声信号を復調して出力することで子機10−2と同時通話中であり、440MHz帯のチャネル1で無線信号の受信を待ち受けする。次いで、ステップS22においてPTTキー28がオフされたか否かが判断され、YESのときはステップS26に進む一方、NOのときはステップS23に進む。ステップS23において440MHz帯のチャネル1で無線信号を受信したか否かが判断され、YESのときはステップS24に進む一方、NOのときはステップS22に戻る。
次いで、ステップS24において440MHz帯のチャネル1及び2で受信した各無線信号を復調した各音声信号と、マイクロホン24からの音声信号とを混合した音声信号に従って変調した無線信号を421MHz帯のチャネル2で送信する。ステップS25においてPTTキー28がオフされたか否かが判断され、YESのときはステップS26に進む一方、NOのときはステップS25に戻る。ステップS26において421MHz帯のチャネル2での無線信号の送信を停止した後、当該通信制御処理を終了する。
図9は図3の子機10−2によって実行される通信制御処理を示すフローチャートである。なお、図9は子機10−2が親機20−2に先だって送信するためにキャリアセンスする場合である。
図9のステップS31においてPTTキー18をオンして421MHz帯のチャネル2でキャリアセンスを行い、キャリアが無ければ、440MHz帯のチャネル2で音声信号に従って変調した無線信号を送信し、かつ421MHz帯のチャネル2で無線信号を受信して音声信号を復調して出力することで親機20−2と同時通話中である。次いで、ステップS32においてPTTキー18がオフされたか否かが判断され、YESのときはステップS33に進む一方、NOのときはステップS32に戻る。ステップS33において440MHz帯のチャネル2での無線信号の送信を停止した後、当該通信制御処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1グループの親機20−1と子機10−1とが互いに2者同時通話を開始する一方、第2グループの親機20−2と子機10−2とが互いに2者同時通話を開始し、このとき、親機20−1のサブ受信手段である受信復調部21−2が親機20−2の変調送信部23の送信チャネルを受信し、かつ親機20−2のサブ受信手段である受信復調部21−2が親機20−1の変調送信部23の送信チャネルを受信することで、親機20−1,20−2と子機10−1,10−2との4者で同時通話を実現できる。
なお、実施形態1において、上述のように、各親機20−1,20−2の可変増幅器29の利得を調整することで、音声信号ループ回路によるハウリングを回避することは必要である。
また、親機20−1,20−2及び子機10−1、10−2はそれぞれキャリアセンスを行うので、前記キャリアセンスの規定を満たして、送信空中線電力10mWで送信することができ、送信空中線電力1mWで送信するときに比較して伝搬距離を長くでき、送受信できるエリアを大幅に拡大できる。しかも親機20−1,20−2の変調送信部23は1つのみなので小型で一体化することができる。
実施形態2.
図10は実施形態2にかかる無線通信システムの構成例を示すブロック図である。図10において、実施形態2にかかる無線通信システムは、2個の子機10−1,10−2と、中継機である親機20−1〜20−4(総称して、符号20を付す。)とを備えて構成される。ここで、各子機10−1,10−2は図5と同様の構成を有し、各親機20−1〜20−4は図4と同様の構成を有する。
図10において、
(1)子機10−1は、例えば421MHzのチャネル1で送信する変調送信部13と、例えば440MHzのチャネル1でキャリアセンス及び受信する受信復調部11とを備える。
(2)親機20−1は、例えば440MHzのチャネル1で送信する変調送信部23と、例えば421MHzのチャネル1でキャリアセンス及び受信する受信復調部21−1と有するメイン送受信手段と、例えば421MHzのチャネル2で受信する受信復調部21−2を有するサブ受信手段とを備える。
(3)親機20−2は、例えば421MHzのチャネル2で送信する変調送信部23と、例えば440MHzのチャネル2でキャリアセンス及び受信する受信復調部21−1と有するメイン送受信手段と、例えば440MHzのチャネル1で受信する受信復調部21−2を有するサブ受信手段とを備える。
(4)親機20−3は、例えば440MHzのチャネル2で送信する変調送信部23と、例えば421MHzのチャネル2でキャリアセンス及び受信する受信復調部21−1と有するメイン送受信手段と、例えば421MHzのチャネル3で受信する受信復調部21−2を有するサブ受信手段とを備える。
(5)親機20−4は、例えば421MHzのチャネル3で送信する変調送信部23と、例えば440MHzのチャネル3でキャリアセンス及び受信する受信復調部21−1と有するメイン送受信手段と、例えば440MHzのチャネル2で受信する受信復調部21−2を有するサブ受信手段とを備える。
(6)子機10−2は、例えば440MHzのチャネル3で送信する変調送信部13と、例えば421MHzのチャネル3でキャリアセンス及び受信する受信復調部11とを備える。
図10において、親機20−1と子機10−1とが互いにメイン送受信部で通信を開始することで、第1の音声信号ループ回路を形成して親機20−1と子機10−1との間で2者同時通話を行うことができる。また、親機20−4と子機10−2とが互いにメイン送受信部で通信を開始することで、第2の音声信号ループ回路を形成して親機20−4と子機10−2との間で2者同時通話を行うことができる。さらに、親機20−2と親機20−3とが互いにメイン送受信部で通信を開始することで、第3の音声信号ループ回路を形成して親機20−2と親機20−3との間で2者同時通話を行うことができる。一方、親機20−1は親機20−2と、親機20−3は親機20−4とでそれぞれ変調送信部23からの無線信号をサブ受信手段である受信復調部21−2で受信して復調し、復調後の音声信号を音声混合部22に出力する。これにより、親機20−1及び20−2の間と、親機20−3及び20−4の間とで、第4及び第5の音声信号ループ回路を形成して同時通話できる。
(1)親機20−1のサブ受信手段である受信復調部21−2が親機20−2の変調送信部23の送信チャネルの無線信号を受信することで、親機20−2と親機20−3との間の2者同時通話の音声信号が親機20−1のサブ受信手段である受信復調部21−2を介して音声混合部22に入力されて、親機20−1と子機10−1との間の2者同時通話の音声信号に音声混合される。
(2)親機20−2のサブ受信手段である受信復調部21−2が親機20−1の変調送信部23の送信チャネルの無線信号を受信することで、親機20−1と子機10−1との間の2者同時通話の音声信号が親機20−2のサブ受信手段である受信復調部21−2を介して音声混合部22に入力されて、親機20−2と親機20−3との間の2者同時通話の音声信号に音声混合される。
(3)親機20−3のサブ受信手段である受信復調部21−2が親機20−4の変調送信部23の送信チャネルの無線信号を受信することで、親機20−4と子機10−2との間の2者同時通話の音声信号が親機20−3のサブ受信手段である受信復調部21−2を介して音声混合部22に入力されて、親機20−2と親機20−3との間の2者同時通話の音声信号に音声混合される。
(4)親機20−4のサブ受信手段である受信復調部21−2が親機20−3の変調送信部23の送信チャネルの無線信号を受信することで、親機20−2と親機20−3との間の2者同時通話の音声信号が親機20−4のサブ受信手段である受信復調部21−2を介して音声混合部22に入力されて、親機20−4と子機10−2との間の2者同時通話の音声信号に音声混合される。
なお、実施形態2においても、実施形態1と同様に、各親機20−1〜20−4の可変増幅器29の利得を調整することで、前記5つの音声信号ループ回路によるハウリングを回避することは必要である。
以上により、親機20−1〜20−4と子機10−1,10−2との6者で同時通話を実現できる。実施形態2にかかる無線通信システムは実施形態1と同様の作用効果を有する。
実施形態2では、6者同時通話を実現できるが、本発明はこれに限らず、図10において子機10−1と子機10−2との間の親機20の個数を2個ずつ挟設して、いわゆるテレビコンセントの「送り配線方式」と同様な「延長方式」で増大させ、かつ実施形態2と同様の送受信チャネルの設定を行うことで、8者以上の偶数者の同時通話を実現できる。
実施形態3.
図11は実施形態3にかかる無線通信システムの構成例を示すブロック図である。図11において、実施形態3にかかる無線通信システムは、図10の実施形態2にかかる無線通信システムに比較して、子機10−2を削除したことを特徴としている。ここで、実施形態3にかかる無線通信システムは、1個の子機10−1と、4個の親機20−1〜20−4とを備えて構成され、その動作は子機10−2がないことを除いて、図10の無線通信システムと同様である。これにより、5者同時通話の無線通信システムを構成できる。
図11において、子機10−1と親機20−1との間で第1の音声信号ループ回路を形成して2者同時通話ができ、親機20−2と親機20−3との間で第2の音声信号ループ回路を形成して2者同時通話ができる。さらに、親機20−1は親機20−2と、親機20−3は親機20−4とでそれぞれ変調送信部23からの無線信号をサブ受信手段である受信復調部21−2で受信して復調し、復調後の音声信号を音声混合部22に出力する。これにより、親機20−1及び20−2の間と、親機20−3及び20−4の間とで、第3及び第4の音声信号ループ回路を形成して同時通話できる。
なお、実施形態3においても、実施形態1及び2と同様に、各親機20−1〜20−4の可変増幅器29の利得を調整することで、音声信号ループ回路によるハウリングを回避することは必要である。
図11の無線通信システムにおいて、親機20−4から、親機20−3とは反対側に親機20−5を増設することで、いわゆるテレビコンセントの「送り配線方式」と同様な「延長方式」で増大させ、かつ実施形態2と同様の送受信チャネルの設定を行うことで、6者の同時通話を実現できる。
また、図11の無線通信システムにおいて、親機20−4から、親機20−3とは反対側に複数の親機20−5,20−6,…を増設することで、いわゆるテレビコンセントの「送り配線方式」と同様な「延長方式」で増大させ、かつ実施形態2と同様の送受信チャネルの設定を行うことで、7者以上の複数者の同時通話を実現できる。
実施形態4.
図12は実施形態4にかかる無線通信システムの構成例を示すブロック図である。図12において、実施形態4にかかる無線通信システムは、中継機である4個の親機20−1〜20−4(総称して、符号20を付す)とを備えて構成される。ここで、各親機20−1〜20−4は図4と同様の構成を有する。
図12において、
(1)親機20−1は、例えば421MHzのチャネル1で送信する変調送信部23と、例えば440MHzのチャネル1でキャリアセンス及び受信する受信復調部21−1と有するメイン送受信手段と、例えば440MHzのチャネル4で受信する受信復調部21−2を有するサブ受信手段とを備える。
(2)親機20−2は、例えば440MHzのチャネル2で送信する変調送信部23と、例えば421MHzのチャネル2でキャリアセンス及び受信する受信復調部21−1とを有するメイン送受信手段と、例えば421MHzのチャネル1で受信する受信復調部21−2を有するサブ受信手段とを備える。
(3)親機20−3は、例えば421MHzのチャネル3で送信する変調送信部23と、例えば440MHzのチャネル3でキャリアセンス及び受信する受信復調部21−1と有するメイン送受信手段と、例えば440MHzのチャネル2で受信する受信復調部21−2を有するサブ受信手段とを備える。
(4)親機20−4は、例えば440MHzのチャネル4で送信する変調送信部23と、例えば421MHzのチャネル4でキャリアセンス及び受信する受信復調部21−1と有するメイン送受信手段と、例えば421MHzのチャネル3で受信する受信復調部21−2を有するサブ受信手段とを備える。
図12において、例えば以下のように動作する。
(1)親機20−1のメイン送受信手段の受信復調部21−1は例えば440MHzのチャネル1でキャリアセンスを行い、キャリアが無ければ、メイン送受信手段の変調送信部23は例えば421MHzのチャネル1で無線信号を送信する。
(2)親機20−2のサブ受信手段の受信復調部21−2は例えば421MHzのチャネル1で親機20−1からの無線信号を受信し、受信した無線信号を復調して得られる音声信号を音声混合部22及び可変増幅器29を介してメイン送受信手段の変調送信部23に入力する。ここで、メイン送受信手段の受信復調部21−1が例えば421MHzのチャネル2でキャリアセンスし、キャリアが無ければ、当該変調送信部23は例えば440MHzのチャネル2で、入力される音声信号に従って変調した無線信号を送信する。
(3)親機20−3のサブ受信手段の受信復調部21−2は例えば440MHzのチャネル2で親機20−2からの無線信号を受信し、受信した無線信号を復調して得られる音声信号を音声混合部22及び可変増幅器29を介してメイン送受信手段の変調送信部23に入力する。ここで、メイン送受信手段の受信復調部21−1が例えば440MHzのチャネル3でキャリアセンスし、キャリアが無ければ、当該変調送信部23は例えば421MHzのチャネル3で、入力される音声信号に従って変調した無線信号を送信する。
(4)親機20−4のサブ受信手段の受信復調部21−2は例えば421MHzのチャネル3で親機20−3からの無線信号を受信し、受信した無線信号を復調して得られる音声信号を音声混合部22及び可変増幅器29を介してメイン送受信手段の変調送信部23に入力する。ここで、メイン送受信手段の受信復調部21−1が例えば421MHzのチャネル4でキャリアセンスし、キャリアが無ければ、当該変調送信部23は例えば440MHzのチャネル4で、入力される音声信号に従って変調した無線信号を送信する。
(5)親機20−1のサブ受信手段の受信復調部21−2は例えば440MHzのチャネル4で親機20−4からの無線信号を受信し、受信した無線信号を復調して得られる音声信号を音声混合部22及び可変増幅器29を介してメイン送受信手段の変調送信部23に入力する。
実施形態4においては、図12に示すように、親機20−1〜20−4の間で1つの音声信号ループ回路を形成する。実施形態4においても、実施形態1〜3と同様に、各親機20−1〜20−4の可変増幅器29の利得を調整することで、当該1つの音声信号ループ回路によるハウリングを回避することは必要である。
以上により、親機20−1〜20−4の4者で同時通話を実現できる。実施形態4にかかる無線通信システムは実施形態1〜3と同様の作用効果を有する。
実施形態5.
図13は実施形態5にかかる無線通信システムの構成例を示すブロック図である。図13において、実施形態5にかかる無線通信システムは、中継機である6個の親機20−1〜20−6(総称して、符号20を付す)とを備えて構成される。ここで、各親機20−1〜20−6は図4と同様の構成を有する。
図13において、
(1)親機20−1〜20−4は、親機20−1のサブ受信手段の受信復調部21−2が440MHzのチャネル6で受信することを除き、図12の親機20−1〜20−4と同様の送受信チャネル及び構成を有する。
(2)親機20−5は、例えば421MHzのチャネル5で送信する変調送信部23と、例えば440MHzのチャネル5でキャリアセンス及び受信する受信復調部21−1と有するメイン送受信手段と、例えば440MHzのチャネル4で受信する受信復調部21−2を有するサブ受信手段とを備える。
(3)親機20−6は、例えば440MHzのチャネル6で送信する変調送信部23と、例えば421MHzのチャネル6でキャリアセンス及び受信する受信復調部21−1と有するメイン送受信手段と、例えば421MHzのチャネル5で受信する受信復調部21−2を有するサブ受信手段とを備える。
図13において、例えば以下のように動作する。
(1)親機20−1のメイン送受信手段の受信復調部21−1は例えば440MHzのチャネル1でキャリアセンスを行い、キャリアが無ければ、メイン送受信手段の変調送信部23は例えば421MHzのチャネル1で無線信号を送信する。
(2)親機20−2のサブ受信手段の受信復調部21−2は例えば421MHzのチャネル1で親機20−1からの無線信号を受信し、受信した無線信号を復調して得られる音声信号を音声混合部22及び可変増幅器29を介してメイン送受信手段の変調送信部23に入力する。ここで、メイン送受信手段の受信復調部21−1が例えば421MHzのチャネル2でキャリアセンスし、キャリアが無ければ、当該変調送信部23は例えば440MHzのチャネル2で、入力される音声信号に従って変調した無線信号を送信する。
(3)親機20−3のサブ受信手段の受信復調部21−2は例えば440MHzのチャネル2で親機20−2からの無線信号を受信し、受信した無線信号を復調して得られる音声信号を音声混合部22及び可変増幅器29を介してメイン送受信手段の変調送信部23に入力する。ここで、メイン送受信手段の受信復調部21−1が例えば440MHzのチャネル3でキャリアセンスし、キャリアが無ければ、当該変調送信部23は例えば421MHzのチャネル3で、入力される音声信号に従って変調した無線信号を送信する。
(4)親機20−4のサブ受信手段の受信復調部21−2は例えば421MHzのチャネル3で親機20−3からの無線信号を受信し、受信した無線信号を復調して得られる音声信号を音声混合部22及び可変増幅器29を介してメイン送受信手段の変調送信部23に入力する。ここで、メイン送受信手段の受信復調部21−1が例えば421MHzのチャネル4でキャリアセンスし、キャリアが無ければ、当該変調送信部23は例えば440MHzのチャネル4で、入力される音声信号に従って変調した無線信号を送信する。
(5)親機20−5のサブ受信手段の受信復調部21−2は例えば440MHzのチャネル4で親機20−4からの無線信号を受信し、受信した無線信号を復調して得られる音声信号を音声混合部22及び可変増幅器29を介してメイン送受信手段の変調送信部23に入力する。ここで、メイン送受信手段の受信復調部21−1が例えば440MHzのチャネル5でキャリアセンスし、キャリアが無ければ、当該変調送信部23は例えば421MHzのチャネル5で、入力される音声信号に従って変調した無線信号を送信する。
(6)親機20−6のサブ受信手段の受信復調部21−2は例えば421MHzのチャネル5で親機20−5からの無線信号を受信し、受信した無線信号を復調して得られる音声信号を音声混合部22及び可変増幅器29を介してメイン送受信手段の変調送信部23に入力する。ここで、メイン送受信手段の受信復調部21−1が例えば421MHzのチャネル6でキャリアセンスし、キャリアが無ければ、当該変調送信部23は例えば440MHzのチャネル6で、入力される音声信号に従って変調した無線信号を送信する。
(7)親機20−1のサブ受信手段の受信復調部21−2は例えば440MHzのチャネル6で親機20−6からの無線信号を受信し、受信した無線信号を復調して得られる音声信号を音声混合部22及び可変増幅器29を介してメイン送受信手段の変調送信部23に入力する。
なお、実施形態5においても、実施形態1〜4と同様に、各親機20−1〜20−6の可変増幅器29の利得を調整することで、音声信号ループ回路によるハウリングを回避することは必要である。
以上により、親機20−1〜20−6の6者で同時通話を実現できる。実施形態5にかかる無線通信システムは実施形態1〜4と同様の作用効果を有する。
実施形態5では、複数の親機20−1〜20−6を音声信号ループ回路を形成するようにリング形状で接続し、かつ実施形態4と同様の送受信チャネルの設定を行うことで6者同時通話を実現できる。本発明はこれに限らず、以下のように親機20の数を増大できる。
図13において、親機20−1と親機20−6との間に、親機20−1〜20−6と同様の構成を有する別の親機20−7,20−8を挿入し、複数の親機20−1〜20−8を、1つの音声信号ループ回路を形成するようにリング形状で接続し、かつ実施形態4と同様の送受信チャネルの設定を行うことで8者同時通話を実現できる。
以下同様にして、10者以上の偶数者の同時通話を実現できる。従って、実施形態4及び5によれば、4者以上の偶数者の同時通話を行う無線通信システムを実現できる。
変形例.
以上の実施形態において、ハウリング防止手段として可変増幅器29を用いているが、本発明はこれに限らず、可変減衰器を用いてもよい。ここで、可変増幅器29又は可変減衰器は、音声信号の各ループ回路において少なくとも1つを挿入すればよい。また、実施形態では、音声混合部22の後段に可変増幅器29を挿入しているが、本発明はこれに限らず、音声混合部22の前段の両方又は一方に可変増幅器29を挿入してもよい。
以上の実施形態において、スピーカ16,26を用いているが、本発明はこれに限らず、イヤホン、ヘッドホンなどの音声出力機器を用いてもよい。
以上の実施形態において、親機20及び子機10は特定小電力無線局無線電話用無線設備であり、変調送信部13、23は空中線電力10mWで無線信号を送信可能である。代替例では、親機20及び子機10は特定小電力無線局無線電話用無線設備ではなく、変調送信部13、23は空中線電力10mW未満又は10mWを超える無線信号を送信してもよい。
以上詳述したように、本発明にかかる無線通信装置及びそれを用いた無線通信システムによれば、前記キャリアセンスの規定を満たして、送信空中線電力10mWで送信することができ、しかも親機を小型で一体化もしくは不要とすることができる。従って、本発明にかかる無線通信装置及びそれを用いた無線通信システムは非特許文献1において開示された特定小電力無線局無線電話用無線設備としての規定を満たしており、当該無線設備として好適である。また、少なくとも4者同時通話可能な無線通信装置及びそれを用いた無線通信システムを提供できる。
10,10−1,10−2…子機、
11…受信復調部、
11A…受信アンテナ、
13…変調送信部、
13A…送信アンテナ、
14…マイクロホン、
15…制御部、
16…スピーカ、
17…操作部、
18…PTTキー、
20,20−1〜20−8…親機、
21−1,21−2…受信復調部、
21A…受信アンテナ、
22…音声混合部、
23…変調送信部、
23A…送信アンテナ、
25…制御部、
26…スピーカ、
27…操作部、
28…PTTキー、
29…可変増幅器。

Claims (9)

  1. 第1及び第2の親機を少なくとも含み、中継機として動作する少なくとも2個である偶数個の親機と、
    第1及び第2の子機を含み、2個の子機と
    を備えた同時通話無線通信システムのための無線通信装置であり、前記親機として動作する無線通信装置であって、
    前記無線通信装置は、
    キャリアセンスを行い、所定のペアチャネルで無線信号を送受信する送信手段及び受信手段と、
    前記ペアチャネルとは別の1個のチャネルでそれぞれ無線信号を受信するサブ受信手段と、
    前記サブ受信手段で受信された無線信号を復調して復調された音声信号と、前記送信手段及び受信手段で受信された無線信号を復調して復調された音声信号と、自局で送信すべき音声信号とを混合して、混合後の音声信号を前記送信手段に出力する音声混合手段とを備え、
    前記第1の子機と前記第1の親機は第1のペアチャネルを用いてお互いに無線信号を送受信することで、第1の音声信号ループ回路を形成し、
    前記第2の子機と前記第2の親機は第2のペアチャネルを用いてお互いに無線信号を送受信することで、第2の音声信号ループ回路を形成し、
    前記第1の親機のサブ受信手段は前記第2の親機の送信手段及び受信手段から送信された無線信号を受信し、かつ前記第2の親機のサブ受信手段は前記第1の親機の送信手段及び受信手段から送信された無線信号を受信することで、第3の音声信号ループ回路を形成し、
    前記偶数個の親機はそれぞれ、前記第1、第2及び第3の音声信号ループ回路におけるハウリングを防止するハウリング防止手段を備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記無線通信装置は特定小電力無線局無線電話用無線設備であり、
    前記送信手段は空中線電力10mWで無線信号を送信可能であることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 第1、第2及び第3の親機を少なくとも含み、中継機として動作する少なくとも3個である複数個の親機と、
    1個の子機と
    を備えた同時通話無線通信システムのための無線通信装置であり、前記親機として動作する無線通信装置であって、
    前記無線通信装置は、
    キャリアセンスを行い、所定のペアチャネルで無線信号を送受信する送信手段及び受信手段と、
    前記ペアチャネルとは別の1個のチャネルでそれぞれ無線信号を受信するサブ受信手段と、
    前記サブ受信手段で受信された無線信号を復調して復調された音声信号と、前記送信手段及び受信手段で受信された無線信号を復調して復調された音声信号と、自局で送信すべき音声信号とを混合して、混合後の音声信号を前記送信手段に出力する音声混合手段とを備え、
    前記子機と前記第1の親機は第1のペアチャネルを用いてお互いに無線信号を送受信することで、第1の音声信号ループ回路を形成し、
    前記第2の親機と前記第3の親機は第2のペアチャネルを用いてお互いに無線信号を送受信することで、第2の音声信号ループ回路を形成し、
    前記第1の親機のサブ受信手段は前記第2の親機の送信手段及び受信手段から送信された無線信号を受信し、かつ前記第2の親機のサブ受信手段は前記第1の親機の送信手段及び受信手段から送信された無線信号を受信することで、第3の音声信号ループ回路を形成し、
    前記複数個の親機はそれぞれ、前記第1、第2及び第3の音声信号ループ回路におけるハウリングを防止するハウリング防止手段を備えることを特徴とする無線通信装置。
  4. 前記無線通信装置は特定小電力無線局無線電話用無線設備であり、
    前記送信手段は空中線電力10mWで無線信号を送信可能であることを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 第1、第2、第3及び第4の親機を少なくとも含み、中継機として動作する少なくとも4個である偶数個の親機を備えた同時通話無線通信システムのための無線通信装置であり、前記親機として動作する無線通信装置であって、
    前記無線通信装置は、
    キャリアセンスを行い、所定のペアチャネルで無線信号を送受信する送信手段及び受信手段と、
    前記ペアチャネルとは別の1個のチャネルでそれぞれ無線信号を受信するサブ受信手段と、
    前記サブ受信手段で受信された無線信号を復調して復調された音声信号と、前記送信手段及び受信手段で受信された無線信号を復調して復調された音声信号と、自局で送信すべき音声信号とを混合して、混合後の音声信号を前記送信手段に出力する音声混合手段とを備え、
    前記第1の親機の送信手段は第1のペアチャネルで無線信号を送信し、
    前記第2の親機のサブ受信手段は前記第1のペアチャネルで無線信号を受信し、前記第2の親機の送信手段は第2のペアチャネルで無線信号を送信し、
    前記第3の親機のサブ受信手段は前記第2のペアチャネルで無線信号を受信し、前記第3の親機の送信手段は第3のペアチャネルで無線信号を送信し、
    前記第4の親機のサブ受信手段は前記第3のペアチャネルで無線信号を受信し、前記第4の親機の送信手段は第4のペアチャネルで無線信号を送信し、
    前記第1の親機のサブ受信手段は前記第4のペアチャネルで無線信号を受信することで
    1つの音声信号ループ回路を形成し、
    前記偶数個の親機のうちの少なくとも1つの親機は、前記音声信号ループ回路におけるハウリングを防止するハウリング防止手段を備えることを特徴とする無線通信装置。
  6. 前記無線通信装置は特定小電力無線局無線電話用無線設備であり、
    前記送信手段は空中線電力10mWで無線信号を送信可能であることを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 請求項1又は2に記載の無線通信装置である少なくとも2個である偶数個の親機と、
    キャリアセンスを行い、所定のペアチャネルで無線信号を送受信する別の送信手段及び別の受信手段を有する2個の子機とを備え、
    少なくとも4者である偶数者の同時通話を行うことを特徴とする無線通信システム。
  8. 請求項3又は4に記載の無線通信装置である少なくとも3個である複数個の親機と、
    キャリアセンスを行い、所定のペアチャネルで無線信号を送受信する別の送信手段及び別の受信手段を有する1個の子機とを備え、 少なくとも4者である複数者の同時通話を行うことを特徴とする無線通信システム。
  9. 請求項5又は6に記載の無線通信装置である少なくとも4個である偶数個の親機を備え、
    少なくとも4者である偶数者の同時通話を行うことを特徴とする無線通信システム。
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