JP2018124845A - 多言語交流システムおよびメッセージ送信方法 - Google Patents
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Abstract
Description
これらの言語教育の低学年化の傾向は、多くの諸外国においても同様である。
例えば日本では、娯楽性を伴い、機械と双方向にやり取りするCD−ROMやソフトウェアは存在するが、これらは人間同士の本当のやり取りと異なり、反応が自然でなく、若年層の英語学習者の興味を維持することが難しいものとなっている。また子供は子供を交流のパートナーとして好むが、日本では英語を話す子供をパートナーとして見つけることは難しい。
また、従来の翻訳ソフトを使えば、ある程度の言葉は翻訳できるが、正確性に欠けるため、電子メールでの交流の障害となる。
また、言語教育においては、言語間の構造的な違いを理解することが有効であるが、翻訳機器によって別の言語でメッセージを構築した場合、生徒がそのような体験をすることができない。
この多言語交流システムは、第1言語のメッセージが第2言語で表示される入力画面を備えた通信装置を含み、この入力画面には、各表示要素が所定の区分に配置構成され、第1言語による少なくとも1つの文章または表現を含む記述が表示可能なメッセージ作成画面を有し、前記メッセージ作成画面の一群の前記表示要素には、前記第1言語による少なくとも1つの文章または表現に含まれる、複数の単語が表示され、前記メッセージ作成画面の前記一群の表示要素には、前記第1言語による複数の単語に対応する前記第2言語による複数の単語が表示されると共に、前記第1言語による前記少なくとも1つの文章または表現に対応して前記第2言語の表示として現れる語順に基づいた順序を定める順番指示が付加されており、前記第1言語による前記少なくとも1つの文章または表現が前記第2
言語の正しい語順で表示されるように、ユーザーは前記各表示要素をその順番指示の順序に従って入力または選択するように構成されている。
また、本発明の多言語交流システムにおいては、文章作成画面上の5文型の各要素の内容を表示する領域(一般には、矩形状のボックス領域)を外パレット(本実施形態においては外ボックス)と称し、その各外パレット内において、その内容を分解した各品詞に相当する表示領域を内パレット(本実施形態においては内ボックス)と称することとし、これら外パレット(外ボックス)と内パレット(内ボックス)の二重構造をダブルパレットと称する。
第1言語による少なくとも1つの文章または表現を含むメッセージが表示可能なメッセージ作成画面を有し、前記メッセージ作成画面には、該第1言語のメッセージに対応する第2言語のメッセージを表示して、少なくとも該第2言語のメッセージを送信し得るように構成されたメッセージ通信装置を含み、
前記メッセージ作成画面には、英語の5文型の各文型毎に、該文型に対応する該要素毎の表示領域である表示要素が配列された表示要素列を表示可能であり、該表示要素列毎の該表示要素の各々に、該英語の5文型の要素である主語S、述語V、目的語O、補語Cおよび修飾語Mのうちの必要な要素を対応させ、対応する表示要素に、前記第1言語による前記少なくとも1つの文章または表現に含まれる前記メッセージに係る1つまたは複数の単語が表示されるように、かつ前記対応する表示要素には、前記第1言語による1つまたは複数の単語に対応する前記第2言語による1つまたは複数の単語が表示されると共に、表示された前記第2言語による少なくとも1つの文章または表現を含む記述が、正しい語順となり得るように前記表示要素の並び替えが行われるように構成されたことを特徴とするものである。
この多言語交流システムにおいて、前記表示要素の各々には該表示要素に表示されるべき文章または表現に応じて、複数個のサブ表示要素が配置可能とされており、該サブ表示要素のそれぞれには、前記表示要素に表示される文章または表現が品詞に基づき分割して入力され得るように構成されてなることが好ましい。
一方、前記サブ表示要素は、変換、削除または追加が可能とされている。
第1言語による少なくとも1つの文章または表現を含むメッセージが表示可能なメッセージ作成画面を有し、前記メッセージ作成画面には、該第1言語のメッセージに対応する第2言語のメッセージとしても表示して、少なくとも該第2言語のメッセージを送信する、メッセージ送信方法において、
前記メッセージ作成画面には、英語の5文型の各文型毎に、該表示要素が配列された表示要素列を表示可能であり、該表示要素列毎の該表示要素の各々に、該英語の5文型の要素である主語S、述語V、目的語O、補語Cおよび修飾語Mのうちの必要な要素を対応させ、対応する表示要素に、前記第1言語による前記少なくとも1つの文章または表現に含まれる前記メッセージに係る1つまたは複数の単語を表示するように、かつ前記対応する表示要素には、前記第1言語による1つまたは複数の単語に対応する前記第2言語による1つまたは複数の単語を表示すると共に、表示した前記第2言語による少なくとも1つの文章または表現を含む記述を正しい語順とすることを特徴とするものである。
少なくとも、作成された前記第2言語による前記メッセージを、所定の送信操作に応じて前記第2言語のユーザーを含む相手に送信することが好ましい。
前記メッセージ送信方法において、前記メッセージをテキストデータで送信するとともに、該メッセージの音声による再生に応じて発話したユーザーの音声データを送信することも可能である。
型の文章を、第2言語の文章に正確に変換することができるという特性を有している。
このように、どのような英語の文章構造も5文型のいずれかに分類でき、その5文型のいずれかをベースとして使用することで、言語の置き換えを行うときに、言語変換における基本的な幹部分では文法の自由度を制限して、正しい文法を用いて言語を置換えることができる。これによって他言語の学習効果と、互いに異なる言語間でのコミュニケーションの円滑性を向上させることができる。
また、外パレットについては各言語が意味的に紐付くように構成されており、言語によって独自のパレットを設定することはできないが、内パレットについては、それぞれの言語毎に独自の区分を設定することが可能である。これにより、一の言語で、品詞毎に置き換えや内容の変化が生じても、それに対応する他の言語における文法的な正確性を維持することが可能である。
本実施形態の特徴は、特に、メッセージ作成のウインドウにあるが、まず、その前提となる多言語交流システム10の概要について説明する。
また、本実施形態においては、日本語を母国語とするユーザーと英語を母国語とするユーザーとの間のメッセージのやり取りを示しているが、この組み合わせに限定されるものではなく、日本語と中国語(図7を参照)のように、他の言語の組み合わせにも使えるものである。
勿論、通信の方法はインターネットを介するものに限られず、専用回線を含む種々の形態の通信手段を用いることができる。
6のどのファイルにもアクセスすることができる。
図3は、日本のユーザーのコンピュータ12に表示される第1の実施形態に係る入力画面48の例である。入力画面48はオーストラリアのユーザーとの通信を補助するためのいくつかのオペレーション・ウィンドウに分かれている。その画面には、電子メールのウィンドウ50、リアルタイムのチャットを行うウィンドウ52、リアルタイムのテレビ会議(ビデオチャット)を行うウィンドウ54、そしてメッセージ作成ウィンドウ56である。
メッセージ作成ウィンドウ56は、文や表現(句:以下同じ)を作成するために使う言葉、アイコン、イメージ等を、英語の5文型のいずれかに対応するように配された格子によって分割して表すものである。
これらの文や表現は、キーボードから入力しても良いが、単にマウスをクリックしたり、他のポインタ装置を使用してメッセージに組みこむことが出来、通常はマウスをクリックする手法等が用いられる。ダブルパレット(外ボックスと内ボックス)にあるコンテンツは、メッセージに含めるテーマや内容によって異なる。
なお、ユーザーによって選ばれるメッセージに含める内容は、「誕生日」、「学校」、「趣味」、「家族」、「ペット」等のカテゴリー毎に内容が異なり、様々なテーマでやり
取りができるようになっている。異なったカテゴリーを選んだときは、単語、アイコン、画像等がそのカテゴリーと合うものに変更される。
本実施形態のシステムにおいては、基軸言語として英語、さらに言語構文として英文法の5文型を用いることを第1の特徴とし、5文型の各要素の内容をさらに必要に応じて分解して変換する、いわゆるダブルパレット構造を備えていることを第2の特徴としている。
これら外ボックスの単位で別の表現や単語に置き換えることで、どの言語でも基本的な文法的構造を確保しつつ文章を編集することができる。
これにより、第1言語の正確な文章構造を維持したまま、第2言語に置き換えることができる。
それら内ボックスの言葉(品詞)を入れ替えて文章を編集(カスタマイズ)しても、品詞レベルでは、言語文法の根幹に係るものではなく、一つの内ボックス内の言葉(品詞)が変更された場合に、それに応じてその文章内の他の品詞が英語の文法のルールに従って自動的に修正されるように構成されているため、英語の文法の正確性は損なわれず、表現の自由度を上げつつ正確な他言語への置き換えを維持することができる。
これにより、一の言語で、品詞毎に置き換えや内容の変化が生じても、それに対応する他の言語における文法的な正確性を維持することが可能である。
本実施形態のシステムにおいては、画面縦方向に、上から順に第1文型の文章(80)、第2文型の文章(90)、第3文型の文章(100)、第4文型の文章(110)および第5文型の文章(120)の英文サンプル文章が配列されている。
ここで、第1文型の文章(80)は、主語Sの表示領域である外ボックス81、述語Vの表示領域である外ボックス82、修飾語Mの表示領域である外ボックス86、87により表現される。
第3文型の文章(100)は、主語Sの表示領域である外ボックス101、述語Vの表示領域である外ボックス102、目的語Oの表示領域である外ボックス104、および修飾語Mの表示領域である外ボックス106により表現される。
第5文型の文章(120)は、主語Sの表示領域である外ボックス121、述語Vの表示領域である外ボックス122、目的語Oの表示領域である外ボックス124、および補語Cの表示領域である外ボックス125により表現される。
例えば、第3文型の文章(100)の修飾語Mの表示領域である外ボックス106においては、第2言語である英語において、“in”、“my”および“backyard”の品詞毎に、内ボックス106A、106Bおよび106Cが割り当てられていて、これら内ボックス106A、106Bおよび106Cは、例えば、破線などの分離線によって、別々の内ボックスであることが認識できるようになっている。内ボックスは1つの外ボックス内に2つあるいは4つ以上設けることも可能である。これに対応する第1言語である日本語においては、「裏庭で」という表現も、「裏庭」と「で」という品詞毎に、内ボックス106D、106Eが割り当てられている。
図5に示す各外ボックスにおいて、下欄は第1言語(ここでは日本語)を表し、上欄は第2言語(ここでは英語)を表す。すなわち、外ボックス単位で、下欄の第1言語が、上欄の第2言語に置き換えられる。
する際に、ユーザーの文法の学習が行われるという効果を享受できる。
この場合は、それぞれの文章において、第1言語での配列順が番号として参考に記載される。これにより言語能力が不十分でも、意図することを効率的に見つけることができる。
また、図5に示す画面においては、第1文型の文章80において、修飾語Mの外ボックス87に表示された日本語単語が、デフォルト状態では「毎日」となっているが、これを、用語置換ボックス89に示されている「昨日」という単語にユーザー200が編集((1)の変換処理)する場合、述語Vを表す外ボックス82に表示されている「歩きます」という単語も、自動的に、「歩きました」という単語に編集((2)の変換処理)される。
変換処理)され、修飾語Mを表す外ボックス95に表示されている「(男の子)a boy」と
いう単語も、自動的に、「(男の子)boys」という単語に編集((3)の変換処理)される。この編集した日本語による文章は、その編集後の文章が英語に置き換えられる(以下の例についても同様である)。
なお、この例の場合は、修飾語Mの外ボックス106についての編集であるから、この外ボックス106自体を削除することも可能である。
また、各外ボックスの内部に記載されている白抜き数字は、外ボックスの順番をそのように並び替えて、正確な文章にするためのものであるが、前述した内容と同様に、文章をメールで送信する場合と、チャットで送信する場合とは、構成が互いに異なっており、白抜き数字に応じたユーザーの処理操作も異なっている。
内容を編集すると、関連する他の外ボックスの表示内容が自動的に編集される。例えば、以下のような場合に自動的に編集が行われる。
・ 名詞の単数、複数の間、あるいは三人称単数形に変更する編集が行われた場合には、それに応じて動詞が自動的に修正される。
・ 代名詞の種類(単数、複数の別、あるいは性別)を変更する編集が行われた場合には、それに応じて文章全体の代名詞が自動的に編集される。
・ 動詞の時制を変更する編集が行われた場合には、それに応じて文章全体の時制が自動的に編集される。
・ Be動詞の主語S、述語がVの順番を逆にすることで、それに応じて疑問文に自動的に編集される。
・ 実際に英文を作成する場合には、既にサンプル文が5文型のいずれかの文型としてシステムに登録されている。また、英語文に対応して、所望の外国語文が英語文に紐づくように外ボックス単位で登録されている。
・ 外ボックスの基本配列は修飾語Mを削除する場合を除いて維持される。
・ ユーザーが文章を作成する際には、上記サンプル文に基づいて品詞レベルで内容を変更して自分の書きたい(伝えたい)内容に編集(カスタマイズ)できるが、その際にも、外ボックスは、修飾語M除き削除することができない。これにより、編集することによっても、その文型が維持され、英語の文法としての正確性が維持される。修飾語Mは基本要素のS,V,O,C以外の部分であるため、削除しても文全体の文法としての正確性が維持される。
また、一の外国語の外ボックスの変化は、対応する英語や他の外国語の外ボックスと関連及び対応しており、その変化はそれぞれの外国語のルールによって行われても同時対応する英語や他の外国語の外ボックスもそれに対応する形で変化するものとする。
・ 内ボックスの品詞の時制、名詞の単複、性別等を変更することで、それと関連する部分の内ボックスの動詞部分、前置詞部分等が、英語の文法ルールに基づいて変化する。内ボックスは、外国語の特性に基づいて独自に配列され(位置付けられ)ていて、必ずしも英語の順番に対応する順に内ボックスが並べられていない。英語と同様、他の外国語の内ボックスは内容を同一の品詞に置き換えることができる。また、他の外国語の内ボックスの変化は、対応する英語や他の外国語の内ボックスとは独立しており、その変化はそれぞれの他の外国語のルールによって行われるため影響は受けない。
・ また、平叙文(または疑問文)の動詞の配置(位置付け)を替えることで、当該文章が英語の文法ルールに基づいて疑問文(または平叙文)に変化する。
・ 品詞レベルで文章を編集しても、外ボックスによる5文型の配列はそのままであるから、内ボックスにより品詞レベルでの自由度を確保できるとともに、無理のない言語間の置き換えができ、文全体の文法としての正確性を維持しながら、言語間の無理のない置き換えが可能となる。
[1]日本語のユーザー200が、本実施形態のシステムの操作を開始する。
[2]会話したいトピックスにあった文章が、メッセージ作成ウィンドウ56上にプロンプトされた場合はその文章を選択し、そうでなければ、送りたい内容に近いサンプル文を探す。
例えば、「今日はビーチにいくんだよ!」という文章を送りたい場合に、その内容に近いサンプル文である「今日は山にいくんだよ!」というサンプル文を探した場合を想定する。
そのとき、修飾語Mに相当する「山に」を「ビーチに」に編集すると、「今日はビーチにいくんだよ!」という日本語の文章が、“I am going to the beach today!”という
英語の文章に、正確な順番で置き換えられる(210)((ボックス210を参照)、説明<1>)。
[4] 送信ボタン68をクリックすると、その後、“I am going to the beach today!”という英語のテキストに応じた音声が再生される。
[5]再生された音声をヘッドセット等で聞いた日本語のユーザー200は、この英語音声を真似て発話する(シャドウイングとも称する)(説明<2>)。この発話した音声は英語のユーザー220に送信される。
[6]送信され、表示された“I am going to the beach today!”というテキスト、および送信され、再生された“I am going to the beach today!”という音声が、英語のユーザー220により視聴される。なお、表示されるテキストは、“I am going to the beach today!”(ボックス232を参照)という英文だけではなく、その元となる「今日はビーチにいくんだよ!」(ボックス231を参照)という日本語も一緒に表示される(説明<3>)。これにより、日本語のユーザー200は英語のユーザー220と意思疎通を図ることができる。
例えば、“Are you going to swim ?”という意味の文章を返信したい場合に、“Are you going to swim ?”という文章がプロンプトされた場合(ボックス242を参照)には、“およぐの?”という日本語の文章に、正確な順番で置き換えられる(ボックス241を参照)。
この後、矢印状の送信ボタン68をクリックする。
上記[1]〜[8]の操作は、この後、繰り返し行われて、会話が進められる。
本実施形態においては、上述したチャット機能とトーク機能を併せ有しているので、以下のような効果を奏する。
・ 会話の間隔を、通訳を介して会話をする場合よりも短くすることができる。
・ 会話を行う両者間で正確な意思疎通を図ることができる。
・ 活発で内容の濃いオーラルコミュニケーションを行うこととができる。
・ 音声ファイルのシャドウイングが発音を補助する。
・ 相手側からの送信テキストが、両言語で表示されるので、聞き取りの補助となる。
また、音声ファイルの再生に応じて発話する際にはシャドウイング効果を期待できるので、発話の正確性の向上を図ることができ、それによる両者の意思疎通を向上させることができる。
次に、図7および図8を用いて、本発明の第2の実施形態について説明する。
この第2の実施形態の入力画面は、基本的に第1の実施形態に係る入力画面と同様であり、基軸言語として英語を用い、5文型のいずれかを用いて言語の置き換えを行うこと、およびS、V、O、C、Mの各外ボックスの表示内容を品詞単位に分離する内ボックスを設けた、ダブルパレット構造としている点においては、上述した第1の実施形態のものと同様である。
ただ、この第2の実施形態のものは、第1言語である日本語から第2言語である中国語、または第1言語である中国語から第2言語である日本語に置き換えを行うときに、中間に英語を挟んで置き換えを行うものであることを、直接画面上に表示させるようにした点において、第1の実施形態と相違するものである。すなわち、各文型の文章280、290、300、310、320について、S、V、O、C、Mの各外ボックス毎に、英語、日本語および中国語間で同一の意味の単語に置き換えができるように構成されたものである。
第2文型の文章(290)は、主語Sの表示領域である外ボックス291、述語Vの表示領域である外ボックス292、補語Cの表示領域である外ボックス295および句読点の表示領域である外ボックス298により表現される。
第4文型の文章(310)は、主語Sの表示領域である外ボックス311、述語Vの表示領域である外ボックス312、第1目的語O1の表示領域である外ボックス313、第2目的語O2の表示領域である外ボックス314、修飾語Mの表示領域である外ボックス315および句読点の表示領域である外ボックス318により表現される。
また、上述した各外ボックスの内部は、文章の構成に応じて複数の内ボックスに分割される。
例えば第2文型の文章(290)の外ボックス295は、英語において“on Septemmber 16th”との表示がなされているが、“on”が表示される内ボックス295Aと、“Septemmber”が表示される内ボックス295Bと、“16th” が表示される内ボックス295
Cとに品詞単位で分割されている。
日”との表示がなされているが、“9月”が表示される内ボックス295Dと、“16日”
が表示される内ボックス295Eとに品詞単位で分割されており、一方、中国語においては、“九月十六日”との表示がなされているが、“九月”が表示される内ボックス295Fと、“十六日”が表示される内ボックス295Gとに品詞単位で分割されている。
第1言語を日本語とした場合、まず、第1言語である日本語から中間言語である英語に第1の置き換え処理がなされ、次に、中間言語である英語から第2言語である中国語への置き換えがなされ、これにより第1言語から第2言語に正確な文法を維持しつつ言語の置き換えがなされる。
なお、図7および後述する図8は、中間言語である英語の文章が正しく配列されるようになっている。
し、その詳しい説明は省略する。
第1文型を用いた例では、時制の変化に伴い文章を過去形に変化させる編集態様が示されている。
また、第1言語である日本語から中間言語である英語への置き換えは、修飾語Mの外ボックス387に表示されていた「昨日」が、 “yesterday”に置き換えられるとともに、述語Vの外ボックス282に表示されていた「歩きました」は、図8の述語Vの外ボックス382に示すように「walked」に置き換えられる。
いため、図8の述語Vの外ボックス382に示すように「走路」のままとなる。
なお、修飾語Mの外ボックス287に表示されていた「毎日」を、用語置換ボックス289に表示されていた「来週」を用いて修飾語Mの外ボックス387に表示されるように置き換えた場合、述語Vの外ボックス282に表示されていた「歩きます」(“walk”)は、図8の述語Vの外ボックス382に示すように「歩きます」(“will walk”)に変
化する。なお、図8の述語Vの外ボックス382に示すように「歩きます」(“is going
to walk”)に変化させることも可能である。
すなわち、S、V、Cの構文において、外ボックス298に表示されていた句点(ピリオド)である「。」(英文の“.”、中国文の「。」:以下、同じ)をクエスチョンマー
クである「?」(“?”、「?」)に編集すると、補語Cの外ボックス295に表示されていた「9月16日」(“on September 16th”)が、補語Cの外ボックス381において自動的に疑問形「いつ」(when)に変わり、文頭に並びなおされる。また「私の」(“My”)が、相手に対する疑問文として、自動的に「あなたの」(“your”)に変化する。また、場合によっては、be動詞を先頭に自動的に移動して疑問文に変更することも可能である。
なお、第2の文型の文章290のうち、主語Sの外ボックス291において、日本語文
では、「私の誕生日は」と表示されており、「私」、「の」、「誕生日」および「は」が、内ボックス291C、D、E、Fに分離して表示される。また、英語文では、“ My birthday ”と表示されており、“ My”および“birthday”が、内ボックス291A、Bに分離して表示される。さらに、中国文では、“ 我 的 生日”と表示されており、“我”
、“的”、“生日”が、内ボックス291G,H、Iに分離して表示される。
すなわち、主語Sである代名詞の「私」(“I”)を、「彼」(“He”)に置き換えると、これに応じて、述語Vの「かっています」(“have”)が三人称単数の「かっています」(“has”)へ自動的に変化する。また、目的語O2の動物が、「3匹の犬」(“three dogs”)という複数形に変化している。
修飾語(句)Mは、S、V、O、Cの何れの要素でもないため、前述したように、削除や追加が可能で、「誕生日パーティで」(“at the birthday party”)を削除すること
が可能であり、また、このように、修飾語(句)Mを削除しても、文法の正確性が保たれる。
S、V、O、Cの文型でも、このような命令形の場合は主語Sが省略されるので、平叙文に変換する際には、主語Sが挿入されるが、これに応じて他の要素(例えば述語“call”が自動的に述語“calls”に変化する。
うに、メッセージはオーストラリアのユーザーによって、英語に基づいて作成されるが、日本のユーザーはそれを日本語で標準的な電子メールのメッセージとして受け取る。この例において、単語「フットボール」は下線表示されているが、これはこの単語に関して追
加情報があることを示している。
また、本発明のシステムは北米と南米、ヨーロッパとアジア(ヨーロッパのユーザーは学校時間帯に、アジアのユーザーは夜の時間帯にそれぞれ交流できる)や、組み合わせが可能な世界の他の地域にも適用できる。
本発明のシステムは、多国間、異人種間のビジネスコミュニケーションや社会的な目的での活用等、あらゆる種類の交流に活用できる。
12、14 コンピュータ
16、22 メッセージ作成メニュー
18、20 メッセージ閲覧メニュー
24 ウェブプラットフォーム
26 コンテンツサーバー
28 ユーザーデータベース
30 データベース
31、331A、B、431A、B 並び順を示す数字
32 JPEGファイル等の写真
34 WAVファイル等の音声ファイル
36 AVIファイルなどの動画ファイル
38 交流データベース
40、42、44、46 ステップ
48、48A 入力画面
50、50A 電子メールのウィンドウ
52、52A リアルタイムのチャットを行うウィンドウ
54、54A リアルタイムのテレビ会議(ビデオチャット)を行うウィンドウ
56、56A メッセージ作成ウィンドウ
60、60A アドレス選択部
62、62A 添付部
64,64A タイトル部
66、66A メッセージ・ボックス
68、68A、70、70A 送信ボタン
72、72A、132、211 再生、ミュートボタン
74、74A 文章ウィンドウ
78、78A 選択メニュー
80、280、380 第1文型の文章
81、82、86、87、91、92、95、101、102、104、106、111〜114、121、121、124、125、281、282、286〜288、291、292、295、298、301、302、304、306、308、311〜315、318、321〜323、325、328、381、382、386〜388、391、392、395、401、402、404、406、408、411〜415、421〜423、425、428 外ボックス
89、99、109、119、129、289、299、309、319、329、389、399、409、419、429 用語置換ボックス
90、290、390 第2文型の文章
100、300、400 第3文型の文章
106A〜E、291A〜I、295A〜G、391A〜I 内ボックス
110、310、410 第4文型の文章
120、320、420 第5文型の文章
133 ボタン
200 日本語ユーザー
210、231、232、241、242 ボックス
220 英語ユーザー
530、560 メッセージ受信画面
532、532A 日付パネル
534、534A 送信者パネル
536、536A 年齢パネル
538、538A 誕生日パネル
540、540A 題名パネル
542、542A メッセージパネル
544、544A 返信ボタン
546、546A 音声映像パネル
548、548A 説明テキスト
550、550A 画像ボタン
552、552A 映像ボタン
554、554A 音声ボタン
Claims (7)
- 第1言語による少なくとも1つの文章または表現を含むメッセージが表示可能なメッセージ作成画面を有し、前記メッセージ作成画面には、該第1言語のメッセージに対応する第2言語のメッセージを表示して、少なくとも該第2言語のメッセージを送信し得るように構成されたメッセージ通信装置を含み、
前記メッセージ作成画面には、英語の5文型の各文型毎に、該各文型に対応する該要素毎の表示領域である表示要素が配列された表示要素列を表示可能であり、該表示要素列毎の該表示要素の各々に、該英語の5文型の要素である主語S、述語V、目的語O、補語Cおよび修飾語Mのうちの必要な要素を対応させ、対応する表示要素に、前記第1言語による前記少なくとも1つの文章または表現に含まれる前記メッセージに係る1つまたは複数の単語が表示されるように、かつ前記対応する表示要素には、前記第1言語による1つまたは複数の単語に対応する前記第2言語による1つまたは複数の単語が表示されると共に、表示された前記第2言語による少なくとも1つの文章または表現を含む記述が、正しい語順となり得るように前記表示要素の並び替えが行われるように構成されたことを特徴とする多言語交流システム。 - 前記表示要素の各々には該表示要素に表示されるべき文章または表現に応じて、複数個のサブ表示要素が配置可能とされており、該サブ表示要素のそれぞれには、前記表示要素に表示される文章または表現が品詞に基づき分割して入力され得るように構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の多言語交流システム。
- 前記主語S、前記述語V、前記目的語O、および前記補語Cに対応する前記表示要素は、削除または追加が禁止され、前記修飾語Mに対応する前記表示要素は、削除または追加が可能とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の多言語交流システム。
- 前記サブ表示要素は、変換、削除または追加が可能とされていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれかに記載の多言語交流システム。
- 第1言語による少なくとも1つの文章または表現を含むメッセージが表示可能なメッセージ作成画面を有し、前記メッセージ作成画面には、該第1言語のメッセージに対応する第2言語のメッセージとしても表示して、少なくとも該第2言語のメッセージを送信する、メッセージ送信方法において、
前記メッセージ作成画面には、英語の5文型の各文型毎に、該表示要素が配列された表示要素列を表示可能であり、該表示要素列毎の該表示要素の各々に、該英語の5文型の要素である主語S、述語V、目的語O、補語Cおよび修飾語Mのうちの必要な要素を対応させ、対応する表示要素に、前記第1言語による前記少なくとも1つの文章または表現に含まれる前記メッセージに係る1つまたは複数の単語を表示するように、かつ前記対応する表示要素には、前記第1言語による1つまたは複数の単語に対応する前記第2言語による1つまたは複数の単語を表示すると共に、表示した前記第2言語による少なくとも1つの文章または表現を含む記述を正しい語順とすることを特徴とするメッセージ送信方法。 - 前記表示要素の各々には複数個のサブ表示要素を配置可能とし、該サブ表示要素のそれぞれには、前記表示要素に表示される文章または表現を品詞ごとに分割して入力し、
少なくとも、作成された前記第2言語による前記メッセージを、所定の送信操作に応じて前記第2言語のユーザーを含む相手に送信することを特徴とする請求項5に記載のメッセージ送信方法。 - 前記メッセージ送信方法において、前記メッセージをテキストデータで送信するとともに、該メッセージの音声による再生に応じて発話したユーザーの音声データを送信するこ
とを特徴とする請求項5または6に記載のメッセージ送信方法。
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