JP7012240B2 - 多言語交流システムおよびメッセージ送信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、分節して入力された第1の言語による文章を、第2の言語による分節された翻訳文章に変換してメッセージを送る多言語交流システムおよびメッセージ送信方法に関し、特にインターネットを使用した言語教育用の交流システムおよびメッセージ送信方法に関するものである。
グローバル化は、前世紀から世界中でテーマになっていたが、21世紀に入りその重要性は増し、異国および異文化の人たちと効果的にコミュニケーションを行うことが求められている。このグローバル化の傾向に応えるために、例えば日本においては、種々の英語学校および英語教材が長年市場に存在してきており、現在では、英語をはじめとする言語教育は小学校の教科としても取り入れられようとしている。
これらの言語教育の低学年化の傾向は、多くの諸外国においても同様である。
しかし日本をはじめとする多くの国の言語教育において大事なことは、特に生徒が外国語を学ぶ価値を理解することにある。すなわち、別の言語を学ぶ意識を生徒に認識させることが、言語教育を成功に導く解決方法であることに多くの賛同が得られているが、習熟する過程において、学んだ言葉を使う機会をうまく提供できないと、生徒の興味を継続させることができず、学習意欲を高めることができない。
例えば日本では、娯楽性を伴い、機械と双方向にやり取りするCD-ROMやソフトウェアは存在するが、これらは人間同士の本当のやり取りと異なり、反応が自然でなく、若年層の英語学習者の興味を維持することが難しいものとなっている。また子供は子供を交流のパートナーとして好むが、日本では英語を話す子供をパートナーとして見つけることは難しい。
これまでは、異なる言葉を話す異国に住む人同士が、メッセージを交換して友達になりたい時は、送るメッセージを自分が通常用いている第1言語ではなく、相手が通常用いている第2言語で文章化し、それをキーボードから入力して、相手に送信する必要があった。このようなスキルがなければ、外国に友達を作って定期的に交流することは基本的に難しい。
また、従来の翻訳ソフトを使えば、ある程度の言葉は翻訳できるが、正確性に欠けるため、電子メールでの交流の障害となる。
また、言語教育においては、言語間の構造的な違いを理解することが有効であるが、翻訳機器によって別の言語でメッセージを構築した場合、生徒がそのような体験をすることができない。
そこで、本願発明者は、異なる言語を用いる人達の間で、簡易に意思疎通を図れる通信システムである多言語交流システムを創出し、既に開示している(下記特許文献1)。
この多言語交流システムは、第1言語のメッセージが第2言語で表示される入力画面を備えた通信装置を含み、この入力画面には、各表示要素が所定の区分に配置構成され、第1言語による少なくとも1つの文章または表現を含む記述が表示可能なメッセージ作成画面を有し、前記メッセージ作成画面の一群の前記表示要素には、前記第1言語による少なくとも1つの文章または表現に含まれる、複数の単語が表示され、前記メッセージ作成画面の前記一群の表示要素には、前記第1言語による複数の単語に対応する前記第2言語による複数の単語が表示されると共に、前記第1言語による前記少なくとも1つの文章または表現に対応して前記第2言語の表示として現れる語順に基づいた順序を定める順番指示が付加されており、前記第1言語による前記少なくとも1つの文章または表現が前記第2
言語の正しい語順で表示されるように、ユーザーは前記各表示要素をその順番指示の順序に従って入力または選択するように構成されている。
この多言語交流システムによれば、特別な翻訳の技能が無くても、簡単、かつある程度正確に外国語でメッセージのやりとりを行うことができ、その際に、言語間の構造的な違いを理解することで言語教育に資することもできる。
特許5124469号公報
しかしながら、上述した多言語交流システムを発展させて、さらに第2言語のメッセージの正確性を飛躍的に向上させたいという要望がある。勿論、特別に翻訳のスキルがなくとも、第1言語によるメッセージを第2言語のメッセージに変換できて、通信相手にメッセージを簡易に送信する、との処理性は犠牲にすることなく、上記従来技術と同程度の処理性能を確保する必要がある。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、特別な翻訳の技能が無くても、簡単に外国語でメッセージのやりとりを行うことができ、その際に、第2言語のメッセージに変換する際の文法的な正確性を飛躍的に向上させ得る多言語交流システムおよびメッセージ送信方法を提供することを目的とするものである。
基本的に、英語という言語は、どの文章も5文型のいずれかで表現できるという特質を有している。本願発明者は、この英語の特質に着目し、第1言語がどのような文章であっても、英語の5文型のいずれかに対応させるようにし、5文型の各要素の各々毎に第2言語に変換することにより、第1言語を第2言語に正確に置き換えるようにしている。すなわち、本発明においては、英語を基軸言語としてその英語の5文型に基づいた構造に基づき、第1言語を第2言語に置き換えるようにしている。なお、英語は、第1言語および第2言語の何れであっても良いし、第1言語および第2言語の置き換えを中介する中間言語であっても良い。
英語の5文型は、S、V、O、Cの各要素の組み合わせによって構成され、そのうち、主語Sと述語Vは、必須の構成要素であり(主語Sは表現上省略されることがあるが、本質的には必ず存在すべきものである)、これに、目的語O、補語C、修飾語Mが、適宜、組み合わせられる。
また、本発明の多言語交流システムにおいては、文章作成画面上の5文型の各要素の内容を表示する領域(一般には、矩形状のボックス領域)を外パレット(本実施形態においては外ボックス)と称し、その各外パレット内において、その内容を分解した各品詞に相当する表示領域を内パレット(本実施形態においては内ボックス)と称することとし、これら外パレット(外ボックス)と内パレット(内ボックス)の二重構造をダブルパレットと称する。
上記目的を達成するため、本発明の多言語交流システムは、
第1言語による少なくとも1つの文章または表現を含むメッセージが表示可能なメッセージ作成画面を有し、前記メッセージ作成画面には、該第1言語のメッセージに対応する第2言語のメッセージを表示して、少なくとも該第2言語のメッセージを送信し得るように構成されたメッセージ通信装置を含み、
前記メッセージ作成画面には、英語の5文型の各文型毎に、該各文型に対応する要素毎の表示領域である表示要素が配列された表示要素列を表示可能であり、該表示要素列毎の該表示要素の各々に、該英語の5文型の要素である主語S、述語V、目的語O、補語Cおよび修飾語Mのうちの必要な要素を対応させ、対応する表示要素に、前記第1言語による、予めサンプルとして、各々の単語が前記英語の5文型要素に対応付けられて内部記憶されていると共に外部からのデータ書き換え指示により編集が可能な、少なくとも1つの単語を含む前記メッセージに係る少なくとも1つの単語が表示されるように、かつ前記対応する表示要素には、前記第1言語による少なくとも1つの単語に対応する、前記第1言語に係る少なくとも1つの単語と互いに紐付けされて記憶された、前記第2言語による少なくとも1つの単語が表示されると共に、表示された第2言語による少なくとも1つの単語を含む記述が、外部から入力された語順、または予め内部記憶された語順に基づいて、正しい語順となるように前記表示要素の並び替えが行われるように構成されたことを特徴とするものである。
この多言語交流システムにおいて、前記表示要素の各々には該表示要素に表示されるべき少なくとも1つの単語に応じて、複数個のサブ表示要素が配置可能とされており、該サブ表示要素のそれぞれには、前記表示要素に表示される少なくとも1つの単語が品詞に基づき分割して入力され得るように構成されてなることが好ましい。
ここで、前記主語S、前記述語V、前記目的語O、および前記補語Cに対応する前記表示要素は、削除または追加が禁止され、前記修飾語Mに対応する前記表示要素は、削除または追加が可能とされている。
一方、前記サブ表示要素は、変換、削除または追加が可能とされている。
また、上述したいずれかの多言語交流システムは、少なくとも1つの単語の置換え及び前記第2言語に係る前記表示要素の並び替えをコンピュータ機能を有する電子機器が行う、メッセージ送信またはトークの機能を備えていることが好ましい。
また、上記目的を達成するため、本発明のメッセージ送信方法は、
第1言語による少なくとも1つの文章または表現を含むメッセージが表示可能なメッセージ作成画面を多言語交流システムに設け、前記メッセージ作成画面には、該第1言語のメッセージに対応する第2言語のメッセージもコンピュータ機能を有する電子機器により表示せしめて、少なくとも該第2言語のメッセージを前記コンピュータ機能を有する電子機器により送信する、メッセージ送信方法において、
前記メッセージ作成画面には、英語の5文型の各文型毎に、該表示要素が配列された表示要素列を表示可能であり、該表示要素列毎の該表示要素の各々に、該英語の5文型の要素である主語S、述語V、目的語O、補語Cおよび修飾語Mのうちの必要な要素を対応させ、対応する表示要素に、前記第1言語による、予めサンプルとして、各々の単語が前記英語の5文型要素に対応付けられて内部記憶されていると共に外部からのデータ書き換え操作により編集が可能な、少なくとも1つの単語を含む前記メッセージに係る少なくとも1つの単語を表示するように、かつ前記対応する表示要素には、前記第1言語による少なくとも1つの単語に対応する、前記第1言語に係る少なくとも1つの単語と互いに紐付けされて記憶された、前記第2言語による少なくとも1つの単語前記コンピュータ機能を有する電子機器により表示すると共に、表示した第2言語による少なくとも1つの単語を含む記述を、外部から入力された語順、または予め内部記憶された語順に基づいて、正しい語順となるように、外部からの指示または予め設定された内部記憶に応じ前記表示要素の並び替えを行うことを特徴とするものである。
このメッセージ送信方法において、前記表示要素の各々には複数個のサブ表示要素を配置可能とし、該サブ表示要素のそれぞれには、前記表示要素に表示される少なくとも1つの単語を、外部からの指示または予め設定された内部記憶に応じ、品詞ごとに分割して入力し、
少なくとも、作成された前記第2言語による前記メッセージを、所定の送信操作に応じて前記第2言語のユーザーを含む相手に前記コンピュータ機能を有する電子機器が送信することも可能である。
前記メッセージ送信方法において、前記コンピュータ機能を有する電子機器が、前記メッセージをテキストデータで送信するとともに、該メッセージの音声による再生に応じて発話したユーザーの音声データを送信することも可能である。
本発明の多言語交流システムおよびメッセージ送信方法によれば、第1言語を第2言語に変換する際に、英語を基軸言語とし、主語S、述語V、目的語O、補語Cおよび修飾語MのうちS、V、O、Cからなる英語の5文型を用いるようにしている。英語は、何れの言語が第1言語に選択された場合にも、相手に送信したい第1言語の文章を英語のいずれかの文型の文章に分類して変換することができるという特性を有している。また、英語は、何れの言語が第2言語に選択された場合にも、相手に送信したい、いずれかの英語の文
型の文章を、第2言語の文章に正確に変換することができるという特性を有している。
したがって、第1言語から第2言語に変換する際に、まず第1言語のメッセージ文章を英語の5文型のいずれかに分類しつつ、この分類された文型の各表示要素毎に第1言語から英語に置き換える。その後に、英語の文型の各表示要素毎に変換された英語の文章を、その文型の各表示要素毎に英語から第2言語に置き換える。これにより、上述した英語の言語特性を利用できるので、第1言語によるメッセージ文章を第2言語に簡易かつ正確に置き換えることができる。
このように、どのような英語の文章構造も5文型のいずれかに分類でき、その5文型のいずれかをベースとして使用することで、言語の置き換えを行うときに、言語変換における基本的な幹部分では文法の自由度を制限して、正しい文法を用いて言語を置換えることができる。これによって他言語の学習効果と、互いに異なる言語間でのコミュニケーションの円滑性を向上させることができる。
また、本発明の多言語交流システムによれば、上述した各文型の表示要素(以下、外パレットと称する)が所定の区分に配置構成され、その表示要素の各々には複数個のサブ表示要素(以下、内パレットと称する)が配置可能とされており、この内パレットのそれぞれには、前記5文型の各要素に対応させた品詞からなる単語が入力され得るようになっており、内パレットに入力された単語毎に変換を行うことができるので、言語変換における文章の枝葉の部分では、変換の自由度および正確性を高めることができる。
また、各内パレットに挿入された言葉(品詞)を入れ替えて文章を編集(カスタマイズ)した場合、この文章内の他の品詞が英語の文法のルールに従って自動修正されるように構成しておけば、英語の文法の正確性を維持することが可能である。
また、外パレットについては各言語が意味的に紐付くように構成されており、言語によって独自のパレットを設定することはできないが、内パレットについては、それぞれの言語毎に独自の区分を設定することが可能である。これにより、一の言語で、品詞毎に置き換えや内容の変化が生じても、それに対応する他の言語における文法的な正確性を維持することが可能である。
本発明の実施形態に係る、多言語交流システムおよびメッセージ送信方法の概念図である。 図1に示された多言語交流システムにおける、運用を示すフローチャートである。 日本のユーザーのコンピュータに表示される典型的な入力画面の具体例を示すものである。 オーストラリアのユーザーのコンピュータに表示される典型的な入力画面の具体例を示すものである。 図3に示すメッセージ作成ウィンドウを詳細に示す図である。 本実施形態による会話の仕組みを説明するためのフローチャートである。 1つのボックス(パレット)の表示内容を変更した場合に、他のボックス(パレット)の表示内容が変更される様子を説明するための図(置き換え前の状態を表す図)を示すものである。 1つのボックス(パレット)の表示内容を変更した場合に、他のボックス(パレット)の表示内容が変更される様子を説明するための図(置き換え後の状態を表す図)を示すものである。 図1に示された多言語交流システムの日本語ユーザー用のコンピュータのメッセージ受信画面である。 図1に示された多言語交流システムの英語ユーザー用のコンピュータのメッセージ受信画面である。
以下、本発明の実施形態に係る多言語交流システムおよびメッセージ送信方法を図面を参照しながら説明する。
本実施形態の特徴は、特に、メッセージ作成のウインドウにあるが、まず、その前提となる多言語交流システム10の概要について説明する。
図中の多言語交流システム10は、通信手段としてインターネットを用いている。
また、本実施形態においては、日本語を母国語とするユーザーと英語を母国語とするユーザーとの間のメッセージのやり取りを示しているが、この組み合わせに限定されるものではなく、日本語と中国語(図7を参照)のように、他の言語の組み合わせにも使えるものである。
この実施形態においては、ユーザーAは、日本にいて、コンピュータ12を使っており、ユーザーBはオーストラリアにいてコンピュータ14を使っている。これらユーザーは、コンピュータ12と14上のメニューを介して通信を行う。日本のユーザーはメッセージ作成メニュー16とメッセージ閲覧メニュー18を使う一方で、オーストラリアのユーザーは、メッセージ作成メニュー22とメッセージ閲覧メニュー20を使う。表示されるメニュー16~22の内容は、上述したものに限られず、特定の要件やデザイン基準に合うように変更可能である。コンピュータ12と14は、ウェブプラットフォーム24上でインターネットを介して通信する。ウェブプラットフォーム24は、様々な言語用の辞書、多言語交流システムの操作を制御するソフト、音声、画像メディアファイル、およびシステムを操作するためのその他の関連要素およびコンピュータファイルを含むコンテンツサーバー26との通信を提供する。
勿論、通信の方法はインターネットを介するものに限られず、専用回線を含む種々の形態の通信手段を用いることができる。
図2は多言語交流システム10の運用のフローチャートを示している。コンテンツサーバー26はシステムの各部分を構成する補助部分に分かれている。ユーザーデータベース28は各ユーザーの詳細情報を保有している。その情報の中には、名前、住所、年齢、性別、興味およびその他の情報が含まれていて、他のユーザーが興味を持つ内容を伝える上で役に立つ。データベース30は時間、季節、履歴やその他情報を保有している。一連の音声、映像ファイルは分類されてコンテンツサーバー26に格納されており、この中には、これらに限定はされないが、JPEGファイル等の写真32、WAVファイル等の音声ファイル34や、AVIファイルなどの動画ファイル36が含まれ得る。交流データベース38によって、あるユーザーが、別のユーザーと別言語により通信コミュニケーションすることが可能となる。
システム10のオペレーションに関しては、メニューを参照しながらより詳しい説明を後述する。ここでは、例えば日本にいるユーザーが、ステップ40のウェブ接続を通して、システム10にログインする。システム10は、ステップ42において、ユーザーデータベース28および情報データベース30に基づき、ユーザー用にカスタマイズされたメニューを提供する。ユーザーはメッセージを作成(後述)して、ステップ44において、例えばオーストラリアにいる他のユーザーに送ることができる。メッセージは、音声映像のファイル32~36に補助されながら作成することができる。日本のユーザーは、簡単に、正確な英語でメッセージを配信できる。そのメッセージは、交流ユーザーデータベース38に配信され、そのメッセージはステップ46においてオーストラリアのユーザーによって受け取ることができる。オーストラリアのユーザーは、そのメッセージを英語で読むことができ、日本のユーザーがメッセージに選んで入れた音声画像のファイル32~3
6のどのファイルにもアクセスすることができる。
<第1の実施形態>
図3は、日本のユーザーのコンピュータ12に表示される第1の実施形態に係る入力画面48の例である。入力画面48はオーストラリアのユーザーとの通信を補助するためのいくつかのオペレーション・ウィンドウに分かれている。その画面には、電子メールのウィンドウ50、リアルタイムのチャットを行うウィンドウ52、リアルタイムのテレビ会議(ビデオチャット)を行うウィンドウ54、そしてメッセージ作成ウィンドウ56である。
電子メールのウィンドウ50は、送信相手のアドレスを入力したり、ドロップダウンのメニューから選べるアドレス選択部60が含まれている。メッセージに添付されるものはすべて、添付部62にリスト化される。メッセージの表題は、タイトル部64に入力され、メッセージ自体はメッセージ・ボックス66に表示される。送信ボタン70により、メッセージが完成された時点でオーストラリアのユーザーに電子メールとして送信される。メッセージは、メッセージ・ボックス66に翻訳入力・翻訳無しの直接入力の何れの形態でも入力でき、メッセージ作成ウィンドウ56を使って挿入することもできる。電子メールのメッセージを送信する代わりに、オンラインの会話が必要であれば、リアルタイム会話ウィンドウ52を使うことができる。この場合にも、メッセージは翻訳付き・無しのどちらの形態で入力することもでき、また、メッセージ作成ウィンドウ56を使って挿入することができ、送信ボタン68が押されたときに送信される。
リアルタイムのテレビ会議のウィンドウ54は、カメラを用いて(図示されていない)所謂インターネット上のビデオチャットのソフトウェア等の既存の技術を使ったテレビ会議を行うものである。再生・ミュートボタン72で音声を聞いたり・送信されないようにすることができる。ボタン55は、双方向式のゲームを提供するのに使用し得る。これらゲームは外国語を用いて遊ぶことができるもので、その場合にメッセージ作成ウィンドウ56を、外国語でクイズや答えを作成したり、あるいはユーザーがシステムに慣れ親しむように、語学と関係なく、楽しめる形式でお互いにやり取りを行うものとして活用できる。
メッセージ作成ウィンドウ56についての詳細は後述するが、ここでは、メッセージ作成ウィンドウ56の概要について説明する。
メッセージ作成ウィンドウ56は、文や表現(句:以下同じ)を作成するために使う言葉、アイコン、イメージ等を、英語の5文型のいずれかに対応するように配された格子によって分割して表すものである。
またメッセージ作成ウィンドウ56には、文章ウィンドウ74が設けられており、そこにダブルパレット(外ボックスと内ボックス)を使って作成された文や表現が表示される。
これらの文や表現は、キーボードから入力しても良いが、単にマウスをクリックしたり、他のポインタ装置を使用してメッセージに組みこむことが出来、通常はマウスをクリックする手法等が用いられる。ダブルパレット(外ボックスと内ボックス)にあるコンテンツは、メッセージに含めるテーマや内容によって異なる。
通常、選択メニュー78から所望のカテゴリーがユーザーによって選ばれることになる(例えば図3、4の例では「誕生日」のカテゴリーが選ばれている)が、カテゴリーを特に選択しない状態(例えば、図5に示す実施例)とすることもできる。
なお、ユーザーによって選ばれるメッセージに含める内容は、「誕生日」、「学校」、「趣味」、「家族」、「ペット」等のカテゴリー毎に内容が異なり、様々なテーマでやり
取りができるようになっている。異なったカテゴリーを選んだときは、単語、アイコン、画像等がそのカテゴリーと合うものに変更される。
図4は、オーストラリアのユーザーのコンピュータ14に表示される典型的な入力画面48Aの例を示すものである。この図4に示す入力画面48Aは、日本のユーザー用に、英語で入力した文章を日本語に変換するためのものであり、図3に示す入力画面が日本語を英語に変換するのと、丁度、逆の関係となっている。
なお、図3に示す各部と対応する図4に示す各部については、重複説明の煩わしさを避けるために、図3に示す手段に付した数字の末尾にAの文字を付して表し、詳細な説明は省略するものとする。例えば、図3に示すメッセージ作成ウィンドウ56に対応する、図4に示すメッセージ作成ウィンドウには56Aの符号を付すものとする。
以下、上記ダブルパレット構造についての理解が容易となるように、上記メッセージ作成ウィンドウ56について詳述する。
本実施形態のシステムにおいては、基軸言語として英語、さらに言語構文として英文法の5文型を用いることを第1の特徴とし、5文型の各要素の内容をさらに必要に応じて分解して変換する、いわゆるダブルパレット構造を備えていることを第2の特徴としている。
まず、本実施形態おいては、英語の文章における5文型の各要素の表示領域を外ボックスと称する。この外ボックスの単位毎に、第1言語と第2言語の同一意味の言葉が、紐付けされた状態で記憶されている。
これら外ボックスの単位で別の表現や単語に置き換えることで、どの言語でも基本的な文法的構造を確保しつつ文章を編集することができる。
これにより、第1言語の正確な文章構造を維持したまま、第2言語に置き換えることができる。
また、上記各外ボックス内において、その内容を分解した各品詞の表示領域を内ボックスと称する。
それら内ボックスの言葉(品詞)を入れ替えて文章を編集(カスタマイズ)しても、品詞レベルでは、言語文法の根幹に係るものではなく、一つの内ボックス内の言葉(品詞)が変更された場合に、それに応じてその文章内の他の品詞が英語の文法のルールに従って自動的に修正されるように構成されているため、英語の文法の正確性は損なわれず、表現の自由度を上げつつ正確な他言語への置き換えを維持することができる。
また、外ボックスについては各言語が意味的に紐付くように構成されており、言語によって独自のボックスを設定することはできないが、内ボックスについては、それぞれの言語毎に独自の区分を設定することが可能である。
これにより、一の言語で、品詞毎に置き換えや内容の変化が生じても、それに対応する他の言語における文法的な正確性を維持することが可能である。
以下、図5を用いてダブルパレット構造について詳述する。
本実施形態のシステムにおいては、画面縦方向に、上から順に第1文型の文章(80)、第2文型の文章(90)、第3文型の文章(100)、第4文型の文章(110)および第5文型の文章(120)の英文サンプル文章が配列されている。
この英文サンプル文章は、選択メニュー78から作成したい文章のカテゴリーを選んだときに、各文型の文章として自動的に表示されるものであり、ユーザーが、どの文型で文章を作成すべきか、という選択をする煩雑さを回避することができる。
ここで、第1文型の文章(80)は、主語Sの表示領域である外ボックス81、述語Vの表示領域である外ボックス82、修飾語Mの表示領域である外ボックス86、87により表現される。
第2文型の文章(90)は、主語Sの表示領域である外ボックス91、述語Vの表示領域である外ボックス92、補語Cの表示領域である外ボックス95により表現される。
第3文型の文章(100)は、主語Sの表示領域である外ボックス101、述語Vの表示領域である外ボックス102、目的語Oの表示領域である外ボックス104、および修飾語Mの表示領域である外ボックス106により表現される。
第4文型の文章(110)は、主語Sの表示領域である外ボックス111、述語Vの表示領域である外ボックス112、第1目的語O1の表示領域である外ボックス113、および第2目的語O2の表示領域である外ボックス114により表現される。
第5文型の文章(120)は、主語Sの表示領域である外ボックス121、述語Vの表示領域である外ボックス122、目的語Oの表示領域である外ボックス124、および補語Cの表示領域である外ボックス125により表現される。
また、上述した各外ボックスの内部は、文章の構成に応じて複数の内ボックスに分割される。
例えば、第3文型の文章(100)の修飾語Mの表示領域である外ボックス106においては、第2言語である英語において、“in”、“my”および“backyard”の品詞毎に、内ボックス106A、106Bおよび106Cが割り当てられていて、これら内ボックス106A、106Bおよび106Cは、例えば、破線などの分離線によって、別々の内ボックスであることが認識できるようになっている。内ボックスは1つの外ボックス内に2つあるいは4つ以上設けることも可能である。これに対応する第1言語である日本語においては、「裏庭で」という表現も、「裏庭」と「で」という品詞毎に、内ボックス106D、106Eが割り当てられている。
前述したように、内ボックスは、それぞれの言語毎に独自の区分を設定することが可能であり、例えば、第1言語の表示内容が2つの内ボックスに分離されていても、第2言語の表示内容を2つの内ボックスに分離する必要はなく、第2言語の表示内容を1つ、または3つ以上の内ボックスにより表示するようにしてもよい。これにより、一の言語で、品詞毎に置き換えや内容の変化が生じても、それに対応する他の言語における文法的な正確性を維持することが可能である。
図5に示す各外ボックスにおいて、下欄は第1言語(ここでは日本語)を表し、上欄は第2言語(ここでは英語)を表す。すなわち、外ボックス単位で、下欄の第1言語が、上欄の第2言語に置き換えられる。
メールによる文章編集処理において、デフォルト状態では、第1言語の正しい配列順に表示され、翻訳された第2言語の外ボックスの順番を並び替えるための数字等の符号(例えば図5に示す白抜き数字)に基づき、ユーザーが、各外ボックスをマウス操作などで入れ替えて第2言語による文章を完成させる。一方、チャット(トーク)による文章編集処理においては、翻訳された第2言語の外ボックスは、自動的に正しい語順に並び替えられ、直ちに文章送信がなされるように構成されている。デフォルトは第1言語の順番に表示し、自動的に第2言語の正しい順番に替える操作がなされるものとする。
これは、文章をメールで送信する場合には、メールの使用目的からして、メッセージ作成の即時性は求められない場合が多いので、前述した本願発明者が提案した特許5124469号公報記載の技術のように、第1言語の配列になっているのをベースに、第2言語へと順番を変えながら作成するという流れが基本となる。この場合は、メッセージを作成
する際に、ユーザーの文法の学習が行われるという効果を享受できる。
一方、文章をチャット(またはトーク)で送信する場合には、チャット(またはトーク)の目的からして、コミュニケーションの即時性が重要となるので、その即時性を確保するために、置き換えられた第2言語を直ちに正しい文章とするために、自動的に言語の置き換え及び外ボックス単位での第2言語の並び替えが行われる。
図5に示す画面は、チャット(またはトーク)を行う場合の処理を示すものであり、日本語である第1言語は、英語である第2言語に置き換えられるとともに、この英語が正しい文章配列に並び替えられた状態が示されている。この後、ユーザー(日本語ユーザー)は、図3に示すように、送信しようとしている文章の文型の画面左側に配された矢印型の送信ボタン68をクリックして、相手ユーザー(英語ユーザー)に、送りたい英語の文章を簡単に送信することができる。
この場合は、それぞれの文章において、第1言語での配列順が番号として参考に記載される。これにより言語能力が不十分でも、意図することを効率的に見つけることができる。
なお、メールでもチャット(またはトーク)でも、上記処理とは互いに逆の手順とすることも可能であり、第1言語と第2言語の外ボックスの配列順を切り替える仕組みとすること(メールにおいて第2言語を自動的に正しい語順に並び替えるようにしたり、チャット(または、トーク)においてユーザーが正しい語順に並び替えるようにすること)も可能である。
また、図5に示す画面においては、第1文型の文章80において、修飾語Mの外ボックス87に表示された日本語単語が、デフォルト状態では「毎日」となっているが、これを、用語置換ボックス89に示されている「昨日」という単語にユーザー200が編集((1)の変換処理)する場合、述語Vを表す外ボックス82に表示されている「歩きます」という単語も、自動的に、「歩きました」という単語に編集((2)の変換処理)される。
また、同様に、第2文型の文章90において、主語Sの外ボックス91に表示された日本語単語が、デフォルト状態では「私は」となっているが、これを、用語置換ボックス99に示されている「私たちは」という単語に日本語ユーザー200が編集((1)の変換処理)する場合、述語Vを表す外ボックス92に表示されている「です(英語はam)」という単語も、自動的に、「です(英語はare)」という単語(92A)に編集((2)の
変換処理)され、修飾語Mを表す外ボックス95に表示されている「(男の子)a boy」と
いう単語も、自動的に、「(男の子)boys」という単語に編集((3)の変換処理)される。この編集した日本語による文章は、その編集後の文章が英語に置き換えられる(以下の例についても同様である)。
また、同様に、第3文型の文章100において、修飾語Mの外ボックス106に表示された日本語単語が、デフォルト状態では「裏庭で」となっており、この外ボックス106は、「裏庭」との表示がなされている内ボックス106Dと、「で」との表示がなされている内ボックス106Eに分離されており、内ボックス106Dに表示されている「裏庭」という単語を、用語置換ボックス109に示されている「家」という単語に編集することが可能である。それに応じて、第2言語の英語において、外ボックス10に表示されている“in my backyard”(内ボックス106Aに表示されていた“in”と、内ボックス106Bに表示されている“my”と、内ボックス106Cに表示されている“backyard”に分離されていた)のうち、内ボックス106Cに表示されている“backyard”が用語置換ボックス109に表示されている“home”と置き換えられたような状態となる。またその場合、自動的に前置詞も修正され、”at my home”となる。
なお、この例の場合は、修飾語Mの外ボックス106についての編集であるから、この外ボックス106自体を削除することも可能である。
また、同様に、第4文型の文章110において、用語置換ボックス119に示されている「誕生日会で」という単語を追加するように日本語ユーザー200が編集する場合、「誕生日会で」という単語は修飾語Mの内容となるから、「誕生日会で」という単語を表示する外ボックス自体を追加することが可能である。
また、同様に、第5文型の文章120は命令文であるから、デフォルト状態では、主語Sの外ボックス121に表示された日本語単語が、省略された形式となっているが、これを平叙文に編集する場合、用語置換ボックス129に示されている「彼は」という単語を、主語Sの外ボックス121に追加するように日本語ユーザー200が編集((1)の変換処理)する場合、それに応じて、述語Vの外ボックス122に表示された日本語単語「呼んでください」(英語“Please call”)も、自動的に、「呼びます」(英語“calls”)という単語に編集((2)の変換処理)される。
なお、各文型に応じて設けられた、用語置換ボックス89、99、109、119、129については、各々、所定の表示内容の更新操作を行うことにより、全ての用語置換ボックス89、99、109、119、129において、順次、種々の置換用語に更新される。
また、各外ボックスの内部に記載されている白抜き数字は、外ボックスの順番をそのように並び替えて、正確な文章にするためのものであるが、前述した内容と同様に、文章をメールで送信する場合と、チャットで送信する場合とは、構成が互いに異なっており、白抜き数字に応じたユーザーの処理操作も異なっている。
この白抜き数字は、特にメールにおいて、メッセージ作成を行う場合には、前述したように即時性が求められないこともあって、第1言語の正しい配列から、上記白抜き数字にしたがって、外ボックスを配列し直すことにより、第2言語による正しい配列の文章を作成することができる。また設定により白抜き数字を削除したり、第1言語の表記を削除して第2言語のみの表記にすることもできる。この場合には、文法の学習といった、教育的な見地からの処理を日本語ユーザー200が行うことができる。
また、図5に示す画面において、各外ボックス内に表示されたスピーカ形状のボタン132は、前述したように、音声を再生したり、音声のレベルを0とするミュート用のボタンである。修飾語Mの外ボックス86、87、106等の右上に配置された×印のボタン133は、不要な修飾語Mの外ボックスを削除するためのボタンである。S、V、O、Cに係る外ボックスは、削除することが禁止されているので、×印のボタン133は有していない。
本実施形態のシステムにおいては、上述したように、文章中の1つの外ボックスの表示
内容を編集すると、関連する他の外ボックスの表示内容が自動的に編集される。例えば、以下のような場合に自動的に編集が行われる。
・ 名詞の単数、複数の間、あるいは三人称単数形に変更する編集が行われた場合には、それに応じて動詞が自動的に修正される。
・ 代名詞の種類(単数、複数の別、あるいは性別)を変更する編集が行われた場合には、それに応じて文章全体の代名詞が自動的に編集される。
・ 動詞の時制を変更する編集が行われた場合には、それに応じて文章全体の時制が自動的に編集される。
・ Be動詞の主語S、述語がVの順番を逆にすることで、それに応じて疑問文に自動的に編集される。
以下、上述した本実施形態のシステムにより、日本語である第1言語から、英語である第2言語に置き換える際に行われる英語文の編集プロセス上の特徴について説明する。
・ 実際に英文を作成する場合には、既にサンプル文が5文型のいずれかの文型としてシステムに登録されている。また、英語文に対応して、所望の外国語文が英語文に紐づくように外ボックス単位で登録されている。
・ 外ボックスの基本配列は修飾語Mを削除する場合を除いて維持される。
・ ユーザーが文章を作成する際には、上記サンプル文に基づいて品詞レベルで内容を変更して自分の書きたい(伝えたい)内容に編集(カスタマイズ)できるが、その際にも、外ボックスは、修飾語M除き削除することができない。これにより、編集することによっても、その文型が維持され、英語の文法としての正確性が維持される。修飾語Mは基本要素のS,V,O,C以外の部分であるため、削除しても文全体の文法としての正確性が維持される。
また、一の外国語の外ボックスの変化は、対応する英語や他の外国語の外ボックスと関連及び対応しており、その変化はそれぞれの外国語のルールによって行われても同時対応する英語や他の外国語の外ボックスもそれに対応する形で変化するものとする。
・ 内ボックスの品詞の時制、名詞の単複、性別等を変更することで、それと関連する部分の内ボックスの動詞部分、前置詞部分等が、英語の文法ルールに基づいて変化する。内ボックスは、外国語の特性に基づいて独自に配列され(位置付けられ)ていて、必ずしも英語の順番に対応する順に内ボックスが並べられていない。英語と同様、他の外国語の内ボックスは内容を同一の品詞に置き換えることができる。また、他の外国語の内ボックスの変化は、対応する英語や他の外国語の内ボックスとは独立しており、その変化はそれぞれの他の外国語のルールによって行われるため影響は受けない。
・ また、平叙文(または疑問文)の動詞の配置(位置付け)を替えることで、当該文章が英語の文法ルールに基づいて疑問文(または平叙文)に変化する。
・ 品詞レベルで文章を編集しても、外ボックスによる5文型の配列はそのままであるから、内ボックスにより品詞レベルでの自由度を確保できるとともに、無理のない言語間の置き換えができ、文全体の文法としての正確性を維持しながら、言語間の無理のない置き換えが可能となる。
次に、図6の流れ図を用いて、本実施形態のシステムを用いた会話(チャットおよびトーク)の仕組みについて、順に説明する。
[1]日本語のユーザー200が、本実施形態のシステムの操作を開始する。
[2]会話したいトピックスにあった文章が、メッセージ作成ウィンドウ56上にプロンプトされた場合はその文章を選択し、そうでなければ、送りたい内容に近いサンプル文を探す。
例えば、「今日はビーチにいくんだよ!」という文章を送りたい場合に、その内容に近いサンプル文である「今日は山にいくんだよ!」というサンプル文を探した場合を想定する。
そのとき、修飾語Mに相当する「山に」を「ビーチに」に編集すると、「今日はビーチにいくんだよ!」という日本語の文章が、“I am going to the beach today!”という
英語の文章に、正確な順番で置き換えられる(210)((ボックス210を参照)、説明<1>)。
[3]編集が済んだら矢印状の送信ボタン68をクリックする。
[4] 送信ボタン68をクリックすると、その後、“I am going to the beach today!”という英語のテキストに応じた音声が再生される。
[5]再生された音声をヘッドセット等で聞いた日本語のユーザー200は、この英語音声を真似て発話する(シャドウイングとも称する)(説明<2>)。この発話した音声は英語のユーザー220に送信される。
[6]送信され、表示された“I am going to the beach today!”というテキスト、および送信され、再生された“I am going to the beach today!”という音声が、英語のユーザー220により視聴される。なお、表示されるテキストは、“I am going to the beach today!”(ボックス232を参照)という英文だけではなく、その元となる「今日はビーチにいくんだよ!」(ボックス231を参照)という日本語も一緒に表示される(説明<3>)。これにより、日本語のユーザー200は英語のユーザー220と意思疎通を図ることができる。
[7]次に、英語のユーザー220が、本実施形態のシステムの操作を開始し、会話(返信)したい文章が、メッセージ作成ウィンドウ56A上にプロンプトされた場合はその文章を選択し、そうでなければ、送りたい内容に近いサンプル文を探す(説明<4>)。
例えば、“Are you going to swim ?”という意味の文章を返信したい場合に、“Are you going to swim ?”という文章がプロンプトされた場合(ボックス242を参照)には、“およぐの?”という日本語の文章に、正確な順番で置き換えられる(ボックス241を参照)。
この後、矢印状の送信ボタン68をクリックする。
[8]以後、英語のユーザー220は、上述した[4]~[6]の操作と同様の操作を行うことにより、チャットとトークを同時に行うことができ、日本語のユーザー200とスムーズに意思疎通を図ることができる。
上記[1]~[8]の操作は、この後、繰り返し行われて、会話が進められる。
本実施形態においては、上述したチャット機能とトーク機能を併せ有しているので、以下のような効果を奏する。
・ 会話の間隔を、通訳を介して会話をする場合よりも短くすることができる。
・ 会話を行う両者間で正確な意思疎通を図ることができる。
・ 活発で内容の濃いオーラルコミュニケーションを行うこととができる。
・ 音声ファイルのシャドウイングが発音を補助する。
・ 相手側からの送信テキストが、両言語で表示されるので、聞き取りの補助となる。
そうすると、本実施形態の多言語交流システムによれば、どの言語でも正確な文章によるコミュニケーションが可能となり、また、会話をする両方のユーザーに、複数の言語がテキスト表示されるため、両者の意思疎通向上を図ることができる。
また、音声ファイルの再生に応じて発話する際にはシャドウイング効果を期待できるので、発話の正確性の向上を図ることができ、それによる両者の意思疎通を向上させることができる。
また、それぞれの言語の文章に対応した写真や絵等のビジュアルなものを所定の画面(図3、4に示す、リアルタイムのチャットを行うために相手のアイコンや両言語によりメッセージを表示するウィンドウ52、52A、およびリアルタイムのテレビ会議(ビデオチャット)を行うために相手の映像を表示するウィンドウ54、54A)に表示することにより、双方の意思疎通向上の効果を奏することができる。
<第2の実施形態>
次に、図7および図8を用いて、本発明の第2の実施形態について説明する。
この第2の実施形態の入力画面は、基本的に第1の実施形態に係る入力画面と同様であり、基軸言語として英語を用い、5文型のいずれかを用いて言語の置き換えを行うこと、およびS、V、O、C、Mの各外ボックスの表示内容を品詞単位に分離する内ボックスを設けた、ダブルパレット構造としている点においては、上述した第1の実施形態のものと同様である。
ただ、この第2の実施形態のものは、第1言語である日本語から第2言語である中国語、または第1言語である中国語から第2言語である日本語に置き換えを行うときに、中間に英語を挟んで置き換えを行うものであることを、直接画面上に表示させるようにした点において、第1の実施形態と相違するものである。すなわち、各文型の文章280、290、300、310、320について、S、V、O、C、Mの各外ボックス毎に、英語、日本語および中国語間で同一の意味の単語に置き換えができるように構成されたものである。
ここで、第1文型の文章(280)は、主語Sの表示領域である外ボックス281、述語Vの表示領域である外ボックス282、修飾語Mの表示領域である外ボックス286、287および句読点の表示領域である外ボックス288により表現される。
第2文型の文章(290)は、主語Sの表示領域である外ボックス291、述語Vの表示領域である外ボックス292、補語Cの表示領域である外ボックス295および句読点の表示領域である外ボックス298により表現される。
第3文型の文章(300)は、主語Sの表示領域である外ボックス301、述語Vの表示領域である外ボックス302、目的語Oの表示領域である外ボックス304、および修飾語Mの表示領域である外ボックス306および句読点の表示領域である外ボックス308により表現される。
第4文型の文章(310)は、主語Sの表示領域である外ボックス311、述語Vの表示領域である外ボックス312、第1目的語O1の表示領域である外ボックス313、第2目的語O2の表示領域である外ボックス314、修飾語Mの表示領域である外ボックス315および句読点の表示領域である外ボックス318により表現される。
第5文型の文章(320)は、主語Sの表示領域である外ボックス321、述語Vの表示領域である外ボックス322、目的語Oの表示領域である外ボックス323、補語Cの表示領域である外ボックス325、および句読点の表示領域である外ボックス328により表現される。
また、上述した各外ボックスの内部は、文章の構成に応じて複数の内ボックスに分割される。
例えば第2文型の文章(290)の外ボックス295は、英語において“on Septemmber 16th”との表示がなされているが、“on”が表示される内ボックス295Aと、“Septemmber”が表示される内ボックス295Bと、“16th” が表示される内ボックス295
Cとに品詞単位で分割されている。
また、第2文型の文章(290)の外ボックス295は、日本語においては、“9月16
日”との表示がなされているが、“9月”が表示される内ボックス295Dと、“16日”
が表示される内ボックス295Eとに品詞単位で分割されており、一方、中国語においては、“九月十六日”との表示がなされているが、“九月”が表示される内ボックス295Fと、“十六日”が表示される内ボックス295Gとに品詞単位で分割されている。
第1言語を日本語とした場合、まず、第1言語である日本語から中間言語である英語に第1の置き換え処理がなされ、次に、中間言語である英語から第2言語である中国語への置き換えがなされ、これにより第1言語から第2言語に正確な文法を維持しつつ言語の置き換えがなされる。
なお、図7および後述する図8は、中間言語である英語の文章が正しく配列されるようになっている。
また、図8は、本実施形態を用いて、図7の各文型の文章を所定の目的に沿って編集した後の状態を示すものである。なお、図8に示された外ボックスにおいて、図7の外ボックスに対応するものは、図8に示された外ボックスの符号に100を加えた符号により表
し、その詳しい説明は省略する。
第1文型を用いた例では、時制の変化に伴い文章を過去形に変化させる編集態様が示されている。
図7において、第1文型の文章280では修飾語Mの外ボックス287に表示されていた「毎日」を、用語置換ボックス289に表示されていた「昨日」を用いて修飾語Mの外ボックス387に表示されるように置き換えた場合、述語Vの外ボックス282に表示されていた「歩きます」は、図8の述語Vの外ボックス382に示すように「歩きました」に自動的に変化する。
また、第1言語である日本語から中間言語である英語への置き換えは、修飾語Mの外ボックス387に表示されていた「昨日」が、 “yesterday”に置き換えられるとともに、述語Vの外ボックス282に表示されていた「歩きました」は、図8の述語Vの外ボックス382に示すように「walked」に置き換えられる。
また、中間言語である英語から第2言語である中国語への置き換えは、修飾語Mの外ボックス387に表示されていた“yesterday”が、 「昨天」に置き換えられるが、述語Vの外ボックス382に表示されていた“walked ”は、中国語においては時制の変化はな
いため、図8の述語Vの外ボックス382に示すように「走路」のままとなる。
なお、修飾語Mの外ボックス287に表示されていた「毎日」を、用語置換ボックス289に表示されていた「来週」を用いて修飾語Mの外ボックス387に表示されるように置き換えた場合、述語Vの外ボックス282に表示されていた「歩きます」(“walk”)は、図8の述語Vの外ボックス382に示すように「歩きます」(“will walk”)に変
化する。なお、図8の述語Vの外ボックス382に示すように「歩きます」(“is going
to walk”)に変化させることも可能である。
また、第2の文型を用いた例では、平叙文を疑問文に変化させる編集態様が示されている。以下では、説明が冗長となるのを避けるため、編集態様の骨子のみを説明する。
すなわち、S、V、Cの構文において、外ボックス298に表示されていた句点(ピリオド)である「。」(英文の“.”、中国文の「。」:以下、同じ)をクエスチョンマー
クである「?」(“?”、「?」)に編集すると、補語Cの外ボックス295に表示されていた「9月16日」(“on September 16th”)が、補語Cの外ボックス381において自動的に疑問形「いつ」(when)に変わり、文頭に並びなおされる。また「私の」(“My”)が、相手に対する疑問文として、自動的に「あなたの」(“your”)に変化する。また、場合によっては、be動詞を先頭に自動的に移動して疑問文に変更することも可能である。
なお、第2の文型の文章290のうち、主語Sの外ボックス291において、日本語文
では、「私の誕生日は」と表示されており、「私」、「の」、「誕生日」および「は」が、内ボックス291C、D、E、Fに分離して表示される。また、英語文では、“ My birthday ”と表示されており、“ My”および“birthday”が、内ボックス291A、Bに分離して表示される。さらに、中国文では、“ 我 的 生日”と表示されており、“我”
、“的”、“生日”が、内ボックス291G,H、Iに分離して表示される。
Figure 0007012240000001
また、第3の文型を用いた例では、主語Sや目的語Oの名詞の変化に応じて各品詞が変化する編集態様が示されている。なお、以下では、説明が冗長となるのをさらに避けるため、日本語文と英語文の関係のみについて説明するとともにボックスの説明について省略する。
すなわち、主語Sである代名詞の「私」(“I”)を、「彼」(“He”)に置き換えると、これに応じて、述語Vの「かっています」(“have”)が三人称単数の「かっています」(“has”)へ自動的に変化する。また、目的語O2の動物が、「3匹の犬」(“three dogs”)という複数形に変化している。
また、第4の文型を用いた例では、修飾語Mを削除する編集態様が示されている。
修飾語(句)Mは、S、V、O、Cの何れの要素でもないため、前述したように、削除や追加が可能で、「誕生日パーティで」(“at the birthday party”)を削除すること
が可能であり、また、このように、修飾語(句)Mを削除しても、文法の正確性が保たれる。
また、第5の文型を用いた例では、命令文から平叙文へ変換する編集態様が示されている。
S、V、O、Cの文型でも、このような命令形の場合は主語Sが省略されるので、平叙文に変換する際には、主語Sが挿入されるが、これに応じて他の要素(例えば述語“call”が自動的に述語“calls”に変化する。
図9はメッセージ受信画面530を表し、図3~6を用いて説明したようにして構成された手段を使用して日本語ユーザー200から送信されたメッセージを受信、表示する状態を示すものである。この画面はオーストラリアのユーザー用である。メッセージ画面530には幾つものパネルがあり、これらは電子メールのアプリケーションでは共通して使われているものである。パネルには、日付パネル532、送信者パネル534、年齢パネル536、誕生日パネル538、題名パネル540、そしてメッセージパネル542がある。これらのパネルは用件に合わせて内容が変わったり、必要に応じて削除したり、他のものと入れ替えたり出来る。オーストラリアのユーザーが日本のユーザーに返信できるように、返信ボタン544がある。前述のように、メッセージは日本のユーザーによって、日本語に基づいて作成されるが、オーストラリアのユーザーはそれを英語で標準的な電子メールのメッセージとして受け取る。“My favorite sport is sumo.”(日本語訳:わたしのすきなスポーツはすもうです。)というメッセージの作成の仕組みは、前述した。この例において、単語「sumo」(すもう)は下線表示がなされているが、これはこの単語に関して追加情報があることを示している。これら情報とは例えば音声映像パネル546上からアクセス可能な、説明テキスト548、画像550、映像552、音声554等である。もし映像がある場合は映像ボタン552が強調表示され、ボタンをクリックすることで閲覧できる。つまりこれらが、メッセージの内容をよりよく説明するための追加材料となるわけである。勿論、ボタンや各画面の配置はこれに限られるものではない。
図10はメッセージ受信画面560を表し、図3~6を用いて説明したようにして構成された手段を使用して英語ユーザー200から送信されたメッセージを受信、表示する状態を示すものである。この画面は日本のユーザー用である。ここでも、重複と繰り返しの記述を避けるために、ここで図9の数字に対応する図10の数字の末尾には、「A」が付されている。例えば、図9における返信ボタン544は、図10における返信ボタン544Aに該当する。この例では、オーストラリアのユーザーが「好きなスポーツはフットボールです」“My favorite sport is footy.”というメッセージを送っている。前述のよ
うに、メッセージはオーストラリアのユーザーによって、英語に基づいて作成されるが、日本のユーザーはそれを日本語で標準的な電子メールのメッセージとして受け取る。この例において、単語「フットボール」は下線表示されているが、これはこの単語に関して追
加情報があることを示している。
本発明のシステムのアプリケーションは、特にアジア言語・文化の学習需要が多いオーストラリア・ニュージーランドの学生と、英語学習の需要の多い日本、中国、韓国、台湾、タイ(これらの国に限定されるものではない)等の東アジア諸国の学生間で特に効果的である。
また、本発明のシステムは北米と南米、ヨーロッパとアジア(ヨーロッパのユーザーは学校時間帯に、アジアのユーザーは夜の時間帯にそれぞれ交流できる)や、組み合わせが可能な世界の他の地域にも適用できる。
本発明のシステムは、どの年齢層にも適用でき、異世代間の交流や異文化間の交流にも活用できる。
本発明のシステムは、多国間、異人種間のビジネスコミュニケーションや社会的な目的での活用等、あらゆる種類の交流に活用できる。
本発明のシステムの好ましい実施例はインターネットを用いたものであるが、そのような環境に限定されるものではない。本システムは、LAN(ローカルエリアネットワーク)やIP(インターネット・プロトコール)、ワイヤレス(無線)やその他の如何なる適合する通信方法でも成り立つ。ポインタ装置として好ましいのはマウス式だが、タッチペンや指に反応するタッチスクリーンでも可能である。システムを音声認識によって稼動させることも可能である。画面はコンピュータ・モニター、テレビ、PDA(個人の情報整理を援助する携帯用の電子機器)、携帯電話、携帯装置、ノート型のコンピュータや如何なる電子通信機器のものでも可能である。コンテンツサーバー26は、ユーザーによって直接アクセス可能な記録媒体、例えばCR-ROM,ハードディスク、メモリー機器などで代用可能である。インストール型のプログラムが、コンテンツサーバー26やそのほかの機器やメモリーの場所を検索することもできる。また携帯電話等のように、小さな画面の機器に対応するため、格子の要素はリストの要素になる場合もある。
10 多言語交流システム
12、14 コンピュータ
16、22 メッセージ作成メニュー
18、20 メッセージ閲覧メニュー
24 ウェブプラットフォーム
26 コンテンツサーバー
28 ユーザーデータベース
30 データベース
31、331A、B、431A、B 並び順を示す数字
32 JPEGファイル等の写真
34 WAVファイル等の音声ファイル
36 AVIファイルなどの動画ファイル
38 交流データベース
40、42、44、46 ステップ
48、48A 入力画面
50、50A 電子メールのウィンドウ
52、52A リアルタイムのチャットを行うウィンドウ
54、54A リアルタイムのテレビ会議(ビデオチャット)を行うウィンドウ
56、56A メッセージ作成ウィンドウ
60、60A アドレス選択部
62、62A 添付部
64,64A タイトル部
66、66A メッセージ・ボックス
68、68A、70、70A 送信ボタン
72、72A、132、211 再生、ミュートボタン
74、74A 文章ウィンドウ
78、78A 選択メニュー
80、280、380 第1文型の文章
81、82、86、87、91、92、95、101、102、104、106、111~114、121、121、124、125、281、282、286~288、291、292、295、298、301、302、304、306、308、311~315、318、321~323、325、328、381、382、386~388、391、392、395、401、402、404、406、408、411~415、421~423、425、428 外ボックス
89、99、109、119、129、289、299、309、319、329、389、399、409、419、429 用語置換ボックス
90、290、390 第2文型の文章
100、300、400 第3文型の文章
106A~E、291A~I、295A~G、391A~I 内ボックス
110、310、410 第4文型の文章
120、320、420 第5文型の文章
133 ボタン
200 日本語ユーザー
210、231、232、241、242 ボックス
220 英語ユーザー
530、560 メッセージ受信画面
532、532A 日付パネル
534、534A 送信者パネル
536、536A 年齢パネル
538、538A 誕生日パネル
540、540A 題名パネル
542、542A メッセージパネル
544、544A 返信ボタン
546、546A 音声映像パネル
548、548A 説明テキスト
550、550A 画像ボタン
552、552A 映像ボタン
554、554A 音声ボタン

Claims (8)

  1. 第1言語による少なくとも1つの文章または表現を含むメッセージが表示可能なメッセージ作成画面を有し、前記メッセージ作成画面には、該第1言語のメッセージに対応する第2言語のメッセージを表示して、少なくとも該第2言語のメッセージを送信し得るように構成されたメッセージ通信装置を含み、
    前記メッセージ作成画面には、英語の5文型の各文型毎に、該各文型に対応する要素毎の表示領域である表示要素が配列された表示要素列を表示可能であり、該表示要素列毎の該表示要素の各々に、該英語の5文型の要素である主語S、述語V、目的語O、補語Cおよび修飾語Mのうちの必要な要素を対応させ、対応する表示要素に、前記第1言語による、予めサンプルとして、各々の単語が前記英語の5文型要素に対応付けられて内部記憶されていると共に外部からのデータ書き換え指示により編集が可能な、少なくとも1つの単語を含む前記メッセージに係る少なくとも1つの単語が表示されるように、かつ前記対応する表示要素には、前記第1言語による少なくとも1つの単語に対応する、前記第1言語に係る少なくとも1つの単語と互いに紐付けされて記憶された、前記第2言語による少なくとも1つの単語が表示されると共に、表示された第2言語による少なくとも1つの単語を含む記述が、外部から入力された語順、または予め内部記憶された語順に基づいて、正しい語順となるように前記表示要素の並び替えが行われるように構成されたことを特徴とする多言語交流システム。
  2. 前記表示要素の各々には該表示要素に表示されるべき少なくとも1つの単語に応じて、複数個のサブ表示要素が配置可能とされており、該サブ表示要素のそれぞれには、前記表示要素に表示される少なくとも1つの単語が品詞に基づき分割して入力され得るように構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の多言語交流システム。
  3. 前記主語S、前記述語V、前記目的語O、および前記補語Cに対応する前記表示要素は、削除または追加が禁止され、前記修飾語Mに対応する前記表示要素は、削除または追加が可能とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の多言語交流システム。
  4. 前記サブ表示要素は、変換、削除または追加が可能とされていることを特徴とする請求項2、または請求項2を引用する請求項3に記載の多言語交流システム。
  5. 請求項1~4のうちいずれか1項に記載の多言語交流システムは、少なくとも1つの単語の置換え及び前記第2言語に係る前記表示要素の並び替えをコンピュータ機能を有する電子機器が行う、メッセージ送信またはトークの機能を備えていることを特徴とする多言語交流システム。
  6. 第1言語による少なくとも1つの文章または表現を含むメッセージが表示可能なメッセージ作成画面を多言語交流システムに設け、前記メッセージ作成画面には、該第1言語のメッセージに対応する第2言語のメッセージもコンピュータ機能を有する電子機器により表示せしめて、少なくとも該第2言語のメッセージを前記コンピュータ機能を有する電子機器により送信する、メッセージ送信方法において、
    前記メッセージ作成画面には、英語の5文型の各文型毎に、該表示要素が配列された表示要素列を表示可能であり、該表示要素列毎の該表示要素の各々に、該英語の5文型の要素である主語S、述語V、目的語O、補語Cおよび修飾語Mのうちの必要な要素を対応させ、対応する表示要素に、前記第1言語による、予めサンプルとして、各々の単語が前記英語の5文型要素に対応付けられて内部記憶されていると共に外部からのデータ書き換え操作により編集が可能な、少なくとも1つの単語を含む前記メッセージに係る少なくとも1つの単語を表示するように、かつ前記対応する表示要素には、前記第1言語による少なくとも1つの単語に対応する、前記第1言語に係る少なくとも1つの単語と互いに紐付けされて記憶された、前記第2言語による少なくとも1つの単語前記コンピュータ機能を有する電子機器により表示すると共に、表示した第2言語による少なくとも1つの単語を含む記述を、外部から入力された語順、または予め内部記憶された語順に基づいて、正しい語順となるように、外部からの指示または予め設定された内部記憶に応じ前記表示要素の並び替えを行うことを特徴とするメッセージ送信方法。
  7. 前記表示要素の各々には複数個のサブ表示要素を配置可能とし、該サブ表示要素のそれぞれには、前記表示要素に表示される少なくとも1つの単語を、外部からの指示または予め設定された内部記憶に応じ、品詞ごとに分割して入力し、
    少なくとも、作成された前記第2言語による前記メッセージを、所定の送信操作に応じて前記第2言語のユーザーを含む相手に前記コンピュータ機能を有する電子機器が送信することを特徴とする請求項に記載のメッセージ送信方法。
  8. 前記メッセージ送信方法において、前記コンピュータ機能を有する電子機器が、前記メッセージをテキストデータで送信するとともに、該メッセージの音声による再生に応じて発話したユーザーの音声データを送信することを特徴とする請求項またはに記載のメッセージ送信方法。
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