JP2018122630A - 車両用空調装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数ヒータ通路での温度特性差の調節が容易な車両用空調装置を提供する。【解決手段】車両用空調装置は、温度調節機4を有する。温度調節機4は、ヒータコア21を有する。ヒータコア21の上流側にはエアミックスドア23eが配置されている。ヒータ通路を通過する空気量は、エアミックスドアによって調節されている。ヒータ通路25eを通過する空気量は、エアミックスドア23eによって調節されている。ミドルケースは、調節部を有する。調節部は、ヒータ通路におけるヒータコア21を通過する面積を増加させる。調節部は、ヒータ通路25eにおけるヒータコア21を通過する面積を減少させる。調節部は、エアミックスドア23eにおける開口面積などに影響することなく、ヒータ通路25eにおける加熱量の差を調節する。【選択図】図8
Description
この明細書における開示は、車両に用いられる空調装置に関する。
特許文献1は、車両用空調装置を開示する。この装置は、フロントフット吹出口およびリアフット吹出口への温風送風量と、デフ吹出口への温風送風量とを調節するためにドアを用いている。特許文献2は、車両用空調装置を開示する。この装置は、板部を屈曲させることにより、求められる通路断面積を得ている。
従来技術の構成では、車両用空調装置に求められる風量バランスを実現するために高価で複雑な機構を要する。これでは、市場が求める安価な車両用空調装置を提供することができない。しかも、デフ風量は、車両のウインドシールドの曇りを除去するために貢献する。このため、車両用空調装置において、望ましい風量バランスを実現することは、強く求められている。上述の観点において、または言及されていない他の観点において、車両用空調装置にはさらなる改良が求められている。
開示されるひとつの目的は、必要な風量を実現可能な車両用空調装置を提供することである。
ここに開示された車両用空調装置は、空気を加熱するヒータコア(21)と、車両のウインドシールドに向けて空気を吹き出すデフ吹出口(13)と、ヒータコアを通過する複数のヒータ通路を仕切るケース(41、42、43、44、45)とを備え、複数のヒータ通路は、デフ吹出口に近く、しかもデフ吹出口に空気を供給する第1のヒータ通路(25a、25b)と、デフ吹出口との間に、第1のヒータ通路が横たわっている第2のヒータ通路(25e)とを有し、ケースは、ヒータコアの下流側において、第2のヒータ通路を第1のヒータ通路に連通している連通穴(51)を有する。
開示される車両用空調装置によると、第2のヒータ通路の空気は、連通穴を通して、第1のヒータ通路に流れることができる。さらに、第1のヒータ通路は、デフ吹出口に空気を供給するから、第2のヒータ通路の空気が、連通穴と、第1のヒータ通路とを通して、デフ吹出口に供給される場合がある。これにより、デフ吹出口からの空気の吹き出しが必要な場合には、第1のヒータ通路からの空気に加えて、第2のヒータ通路からも空気が供給される。よって、必要な風量を実現可能な車両用空調装置が提供される。
この明細書における開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
図面を参照しながら、複数の実施形態を説明する。複数の実施形態において、機能的におよび/または構造的に対応する部分および/または関連付けられる部分には同一の参照符号、または百以上の位が異なる参照符号が付される場合がある。対応する部分および/または関連付けられる部分については、他の実施形態の説明を参照することができる。
第1実施形態
図1において、車両用空調装置1は、車両に搭載されている。車両用空調装置1は、例えば、車両の前席の前方に搭載されている。図中には、車両における上方向UP、下方向BT、左方向LT、右方向RT、前方向FR、および後方向RRが図示されている。
図1において、車両用空調装置1は、車両に搭載されている。車両用空調装置1は、例えば、車両の前席の前方に搭載されている。図中には、車両における上方向UP、下方向BT、左方向LT、右方向RT、前方向FR、および後方向RRが図示されている。
車両用空調装置1は、内外気切換装置2、送風機3、および温度調節機4を有する。内外気切換装置2、送風機3、および温度調節機4は、それぞれ、樹脂製のケースを有する。これらケースは、空気通路を形成する。これらケースは、熱交換器、およびドアのような機能部品を収容している。
内外気切換装置2は、車両の室内の空気を導入する内気取入口11と、車両の外の空気を導入する外気取入口12とを有する。内外気切換装置2は、内気取入口11からの内気と、外気取入口12からの外気との導入割合を調節するドアを有する。送風機3は、ファンを駆動する電動機を備える。図中には、吸気フィルタを装着するための空洞が図示されている。吸気フィルタは図示されていない。送風機3は、空気を内外気切換装置2から導入し、温度調節機4に向けて送風する。温度調節機4は、クーラユニット5、ヒータユニット6、および吹出ユニット7を有する。
クーラユニット5は、空気を冷却するための冷却熱交換器を備える。冷却熱交換器は、冷凍サイクルのエバポレータである。クーラユニット5は、冷却熱交換器が機能する場合に、送風機3によって送風された空気の全量を冷却する。
ヒータユニット6は、ヒータコア21を備える。ヒータユニット6は、複数のエアミックスドアを備える。ヒータユニット6は、クーラユニット5を通過した空気を加熱する。ヒータユニット6は、車両の室を仮想的に複数に分割して得られる複数の領域に対して、独立した温度制御を提供する。ヒータユニット6は、運転席領域、助手席領域、および後席領域に対して、独立した温度調節を提供する。運転席領域は、車両の運転席の周辺空間である。助手席領域は、車両の前席であって、運転席の隣の席の周辺空間である。運転席領域は、前席の右席、または左席に配置されうる。後席領域は、車両の後席の周辺空間である。複数の領域は、任意に設定可能である。ヒータユニット6は、3席独立温度制御型ユニットとも呼ばれる。ヒータユニット6の詳細は後述する。
吹出ユニット7は、室内に向けて空気を吹き出すための複数の吹出口を備える。吹出ユニット7は、複数の吹出モードに応じて、複数の吹出口を切換える。図示される複数の吹出口は、図示されない複数のダクトに接続されている。複数のダクトは、車両に設けられた吹出グリルに連通している。
吹出ユニット7は、少なくともデフ吹出口13を有する。デフ吹出口13は、車両の前方ウインドシールドに向けて空気を吹き出す。デフ吹出口13は、主としてウインドシールドの曇りを除去するために利用される。デフ吹出口13は、主として、デフモードにおいて開かれる。吹出ユニット7は、デフモード以外のモードにおいても、デフ吹出口13を追加的に開く場合がある。例えば、吹出ユニット7は、後述する前席フット吹出口15、および/または後席フット吹出口18から空気を吹き出すフットモードにおいても、デフ吹出口13を追加的に開く場合がある。
吹出ユニット7は、前席フェース吹出口14を有する。前席フェース吹出口14は、右席のためのフェース吹出口14a、14b、および、左席のためのフェース吹出口14c、14dを有する。前席フェース吹出口14は、主として、前席の上部に向けて空気を吹き出すために利用される。吹出ユニット7は、前席のための前席フット吹出口15を有する。前席フット吹出口15は、右席のためのフット吹出口15a、および、左席のためのフット吹出口15bを有する。前席フット吹出口15は、主として、前席の下部に向けて空気を吹き出すために利用される。
吹出ユニット7は、後席フェース吹出口17を有する。後席フェース吹出口17は、主として、後席の上部に向けて空気を吹き出すために利用される。吹出ユニット7は、後席のための後席フット吹出口18を有する。後席フット吹出口18は、右後席のための右後席フット吹出口18a、および左後席のための左後席フット吹出口18bを有する。後席フット吹出口18は、主として、後席の下部に向けて空気を吹き出すために利用される。
車両用空調装置1において、空気は、内外気切換装置2、送風機3、および温度調節機4の順に流れる。温度調節機4によって温度調節された空気は、複数の吹出口から室内へ供給される。この実施形態では、室内の3つの領域へ供給される空気の温度が、互いに独立して温度調節される。具体的には、運転席領域と、助手席領域と、後席領域とに異なる温度の空気が供給される。この結果、車両用空調装置1は、室内の3つの領域を互いに独立して温度制御する。
図2は、車両用空調装置1の側面を示す。温度調節機4において、クーラユニット5とヒータユニット6とは、車両の前方向FRから後ろ方向RRへ向かう空気の流れに沿って配置されている。ヒータユニット6は、空気を加熱するための加熱熱交換器としてのヒータコア21を有する。ヒータコア21は、車両において利用可能な温水を熱源とする温水ヒータである。ヒータコア21は、温水が流されると空気を加熱する。
ヒータユニット6は、電気ヒータ21eを備える場合がある。電気ヒータ21eは、選択的に設けられる。電気ヒータ21eは、前席フット吹出口15、および、後席フット吹出口18に向かう空気の通路に配置されている。電気ヒータ21eは、活性化されると空気を加熱する。吹出ユニット7は、車両の後ろ方向RRに配置されている。
温度調節機4において、温度調節された空気は、吹出ユニット7の内部を、複数のドアによって選択された吹出口に向けて流れる。
図3において、クーラユニット5は、エバポレータ22を有する。エバポレータ22には、冷凍サイクルから低温低圧の冷媒が供給される。エバポレータ22は、クーラユニット5の空気通路のすべてを横切るように配置されている。送風機3から送風された空気の全量がエバポレータ22を通過する。
ヒータユニット6は、複数のエアミックスドア23を備える。ヒータユニット6のケースは、ヒータコア21をバイパスするバイパス通路24を区画している。ヒータユニット6のケースは、ヒータコア21を通過するヒータコア通路25を区画している。ヒータコア通路25は、ヒータコア21の上流側から下流側にわたって形成されている。ヒータコア通路25は、エアミックスドア23とヒータコア21との間から始まり、ヒータコア21の中を通過し、ヒータコア21の下流側において終わるように延在している。
エアミックスドア23は、バイパス通路24とヒータコア通路25との入口側に設けられている。エアミックスドア23は、エバポレータ22とヒータコア21との間に設けられている。エアミックスドア23は、いわゆる、スライドドア型である。エアミックスドア23は、揺動軸型、フィルム型など多様な構成により提供することができる。
エアミックスドア23は、バイパス通路24の入口面積と、ヒータコア通路25との入口面積の比率を調節する。エアミックスドア23は、バイパス通路24の風量と、ヒータコア通路25の風量との比率を調節する。バイパス通路24を通過した空気と、ヒータコア通路25を通過した空気とは、これらの通路の下流において混合される。よって、エアミックスドア23は、空気の温度を調節する部材である。
ヒータユニット6および吹出ユニット7のケースは、複数の吹出口13、14、15、17、18へ向かう空気通路を区画している。これらの空気通路は、デフ吹出口13に向かう空気通路を含む。デフ吹出口13に向かう空気通路は、ヒータコア21の下流側(後方向RR)から、上方向UPに向けて湾曲しながら延びている。吹出ユニット7は、デフ吹出口13を開閉するためのデフドア31を備える。
複数の空気通路は、前席のための吹出口14、15に向かう空気通路を含む。前席フェース吹出口14に向かう空気通路は、ヒータコア21の下流側から、上方向UPに向けて、デフ吹出口13に向かう空気通路の外側に巻き付くように延びている。前席フット吹出口15に向かう空気通路は、ヒータコア21の下流側から、吹出ユニット7の右方向RTと左方向LTに向けて延びている。前席のための吹出口14、15に向かう空気通路は、右席のための吹出口14a、14b、15aに向かう空気通路と、左席のための吹出口14c、14d、15bに向かう空気通路とを含む。吹出ユニット7は、右席フェース吹出口14a、14bと、左席フェース吹出口14c、14dとを、それぞれ、開閉する複数のフェースドア32を備える。
複数の空気通路は、後席のための吹出口17、18に向かう空気通路を含む。後席のための吹出口17、18に向かう空気通路は、ヒータコア21の下流側から、下方向BTかつ後方向RRへ延びている。後席のための吹出口17、18に向かう空気通路は、車両の中央部において、後方向RRへ向けて延びている。後席のための吹出口17、18に向かう空気通路は、車両の床などに沿って配置された後席へ向かうダクトに接続されている。吹出ユニット7は、後席フェース吹出口17と、後席フット吹出口18とを、それぞれ、開閉する後席ドア34を有する。
図4において、図示されるヒータユニット6のほぼ全面がエバポレータ22に面している。ヒータユニット6は、複数の温度調節機構を提供するために、複数のエアミックスドア23a、23b、23c、23d、23eを備える。図中には、駆動機構としての回転軸と、歯車機構とが図示されている。ヒータユニット6のケースは、複数のバイパス通路24a、24b、24c、24d、24eを区画する。
図5は、ヒータコア21の上における、バイパス通路24a−24eと、ヒータ通路25a−25eとの配置を示す。バイパス通路24a、ヒータ通路25a、バイパス通路24c、ヒータ通路25cは、主として、前席の右席のための吹出口14a、14b、15aに連通している。バイパス通路24b、ヒータ通路25b、バイパス通路24d、ヒータ通路25dは、主として、前席の左席のための吹出口14c、14d、15bに連通している。バイパス通路24a、ヒータ通路25a、バイパス通路24c、ヒータ通路25c、バイパス通路24b、ヒータ通路25b、バイパス通路24d、ヒータ通路25dは、デフ吹出口13にも連通する場合がある。バイパス通路24e、ヒータ通路25eは、主として、後席のための吹出口17、18に連通している。バイパス通路24e、ヒータ通路25eは、デフ吹出口13にも連通する場合がある。
図4、図5において、複数のヒータ通路25c、25d、25eの上流に設けられ、複数のヒータ通路25c、25d、25eのそれぞれの開口面積を調節する複数のエアミックスドア23c、23d、23eを備える。エアミックスドア23aとエアミックスドア23cとは、連動している。エアミックスドア23aとエアミックスドア23cとは、バイパス通路24a、ヒータ通路25a、バイパス通路24c、ヒータ通路25cにおける開口面積の比率を調節する。エアミックスドア23aとエアミックスドア23cとは、前席の右席のための温度調節部材である。エアミックスドア23bとエアミックスドア23dとは、連動している。エアミックスドア23bとエアミックスドア23dとは、バイパス通路24b、ヒータ通路25b、バイパス通路24d、ヒータ通路25dにおける開口面積の比率を調節する。エアミックスドア23bとエアミックスドア23dとは、前席の左席のための温度調節部材である。エアミックスドア23eは、バイパス通路24e、ヒータ通路25eにおける開口面積の比率を調節する。エアミックスドア23eは、後席のための温度調節部材である。
バイパス通路24aは、ヒータコア21の上を迂回する。バイパス通路24aとヒータ通路25aとは、ヒータコア21の下流(後方向RR)において合流する。バイパス通路24bは、ヒータコア21の上を迂回する。バイパス通路24bとヒータ通路25bとは、ヒータコア21の下流(後方向RR)において合流する。バイパス通路24cは、ヒータコア21の下を迂回する。バイパス通路24cとヒータ通路25cとは、ヒータコア21の下流(後方向RR)において合流する。バイパス通路24dは、ヒータコア21の下を迂回する。バイパス通路24dとヒータ通路25dとは、ヒータコア21の下流(後方向RR)において合流する。バイパス通路24eは、ヒータコア21の下を迂回する。バイパス通路24eとヒータ通路25eとは、ヒータコア21の下流(後方向RR)において合流する。バイパス通路24eおよびヒータ通路25eは、バイパス通路24cおよびヒータ通路25cと、バイパス通路24dおよびヒータ通路25dとの間を通って、後方向RRへ向けて延び出している。
図6は、ヒータユニット6のケースを示す。図中には、分解状態が図示されている。図7は、センタケース41と、2つのミドルケース44、45との組合せ状態を示す。
ヒータユニット6は、複数のケース41−45を有する。ヒータユニット6は、センタケース41、および、両側のサイドケース42、43を備える。センタケース41の両側から、センタケース41に、サイドケース42、43が組み合わせられている。さらに、ヒータユニット6は、2つのミドルケース44、45を備える。ミドルケース44は、センタケース41と、サイドケース42との間に配置されている。
センタケース41は、ヒータ通路25aと、ヒータ通路25bとの間を仕切る仕切部材を提供する。ミドルケース45は、センタケース41と、サイドケース43との間に配置されている。ミドルケース44は、ヒータ通路25cと、ヒータ通路25eとの間を仕切る仕切部材を提供する。ミドルケース45は、ヒータ通路25dと、ヒータ通路25eとの間を仕切る仕切部材を提供する。センタケース41は、ヒータ通路25eを仕切っていてもよい。よって、2つのミドルケース44、45は、ヒータコア21の上流側および下流側において、複数のヒータ通路25c、25d、25eを区画している。
ミドルケース44、45は、他の部材、例えばセンタケース41およびサイドケース42、43より小さい部材である。また、ミドルケース44、45が担う機能は、他の部材、例えばセンタケース41およびサイドケース42、43より少ない。このため、ミドルケース44、45の形状は、他の部材への影響を抑制しながら変更することができる。例えば、形状が異なるミドルケース44、45を数種類準備し、車種、仕様の違いに適するミドルケース44、45が選択されている。ミドルケース44、45は、車種、仕様の違いに適する形状を有することができる。
図8は、温度調節機4のほぼ中央部、すなわちバイパス通路24eおよびヒータ通路25eにおける断面が示されている。図9は、前図における矢印IXで示される部分を拡大して示している。
この実施形態では、ヒータ通路25a、25bは、第1のヒータ通路と呼ばれる。ヒータ通路25eは、第2のヒータ通路と呼ばれる。よって、第1のヒータ通路25a、25bは、第2のヒータ通路25eより、デフ吹出口13に近い。しかも、第1のヒータ通路25a、25bは、デフ吹出口13に空気を供給する。第2のヒータ通路25eは、第1のヒータ通路25a、25bよりも、デフ吹出口13から離れている。デフ吹出口13と、第2のヒータ通路25eとの間には、第1のヒータ通路25a、25bが横たわっている。第1のヒータ通路25a、25bは、第2のヒータ通路25eより上側に位置している。よって、ヒータユニット6のケースは、少なくともヒータコア21を上下に分割する隔壁を提供している。
ヒータユニット6および吹出ユニット7を形成するケースは、隔壁48を有する。隔壁48は、後席のための空気通路と、デフ吹出口13へ連通している空気通路との間を仕切っている。デフ吹出口13へ連通している空気通路は、前席のための空気通路でもある。隔壁48は、センタケース41、およびミドルケース44、45によって提供されている。隔壁48は、ヒータコア21の下流において、ヒータ通路25eを下方向BTへ向けて徐々に曲げている。そのため、隔壁48は、上方向UPへ凸状に湾曲している。隔壁48は、曲がり部分を有している。ヒータユニット6および吹出ユニット7を形成するケースは、連通穴51と、障壁部52とを有する。隔壁48は、車両の幅方向、すなわち右方向RTおよび左方向LTに延びる壁である。
連通穴51は、隔壁48によって区画されている。連通穴51は、両方の空気通路を連通している。連通穴51は、両方の空気通路を、ドア等の制御部材なしで、直接的に連通している。連通穴51は、デフドア31に依存することなく、常時連通している。連通穴51は、ヒータコア21より下流に位置付けられている。連通穴51は、ヒータ通路25eを区画する隔壁48に設けられている。連通穴51は、ヒータ通路25eをヒータ通路25a、25bに連通させている。連通穴51は、ヒータコア21の下方向BTを回り込むバイパス通路24eの端部と対向するように位置付けられている。連通穴51は、電気ヒータ21eが設けられる場合には、電気ヒータ21eより下流に位置付けられている。連通穴51は、車両の右方向RTおよび左方向LTに沿って長手軸を有する長方形である。言い換えると、連通穴51は、ヒータコア21に沿って延びている。
連通穴51は、デフ吹出口13が開かれるときに、後席のための空気通路と、デフ吹出口13へ連通する空気通路との間に、比較的大きい圧力差が得られる位置に形成される。連通穴51は、デフ吹出口13が閉じられるときに、後席のための空気通路と、デフ吹出口13へ連通する空気通路との間に、圧力差を生じにくい位置に形成される。
連通穴51は、両方の空気通路の圧力差に応じて空気の移動を許容する。連通穴51は、少なくとも後席のための空気通路から、デフ吹出口13へ連通している空気通路への空気流を許容することを期待されている。連通穴51は、両方の空気通路の圧力差に起因して、後席のための空気通路から、デフ吹出口13へ、空気を供給する。
障壁部52は、隔壁48に形成されている。障壁部52は、空気流を突き当てる突き当て壁とも呼ばれる。障壁部52は、連通穴51より下流に位置している。言い換えると、障壁部52は、連通穴51より車両の後方向RRに位置している。障壁部52は、後席のための吹出口17、18より上流側に位置付けられている。障壁部52は、後席ドア34より上流側に位置付けられている。障壁部52は、隔壁48の曲がり部分に位置している。
障壁部52は、後席のための空気通路に向けて突出している。障壁部52は、隔壁48から下方向BTへ突出している。障壁部52は、車両の右方向RTおよび左方向LTに沿って延びている。障壁部52と、連通穴51とは、互いに平行に延びている。障壁部52は、連通穴51の下流に、空気の流れに対向する段差を提供する。
障壁部52は、後席のための空気通路を流れる空気流に対して、障壁となっている。障壁部52は、ヒータ通路25eを流れる空気に対して大きな抵抗を与えている。障壁部52は、後席へ向かう風量を制限する。連通穴51は、隔壁48に沿って開口しており、障壁部52は、隔壁48から突出している。このため、障壁部52は、連通穴51へ流入する空気流を促進する。言い換えると、障壁部52は、デフ吹出口13へ空気を誘導する。
図10は、連通穴51を示す。連通穴51は、後席のための空気通路と、前席のための空気通路とを仕切る隔壁48に形成されている。隔壁49は、複数のケースの合わせ面49を有する。この実施形態では、隔壁49は、センタケース41とミドルケース44、45とによって形成されている。センタケース41とミドルケース44、45とは、合わせ面49において突き合せられている。合わせ面49は、平行な平面でもよい。合わせ面49は、凹凸嵌合部でもよい。
この実施形態では、ヒータユニット6および吹出ユニット7を提供するケースは、複数の部分ケース41、42、43、44、45を有する。連通穴51は、複数の部分ケースの合わせ面49に面する切欠51aによって形成されている。
連通穴51は、合わせ面49と接している。連通穴51は、合わせ面49をまたいでいる。連通穴51は、合わせ面49に接する切欠51aによって形成されている。切欠51aは、合わせ面49に開口する凹部である。切欠51aは、合わせ面49からケースに向けて拡がっている。切欠51aは、合わせ面49から両方のケースへ向けて、または片方のケースのみに向けて拡がっている。切欠51aは、合わせ面49からセンタケース41に向けて拡がっていてもよい。切欠51aは、合わせ面49からミドルケース44、45に向けて拡がっていてもよい。連通穴51は、切欠51aによって提供されている。これにより、複雑な成形型を必要とすることなく、連通穴51を提供することができる。
車両用空調装置1は、デフ吹出口13へ空気を提供するデフロスタモードを有する。この実施形態のように、ヒータコア12が複数のヒータ通路25によって分割される場合、デフ吹出口13へ供給される空気量が不足する場合がある。例えば、ヒータ通路25eを通過する空気が後席のための空気通路のみに供給されると、ヒータコア12の加熱能力の一部が後席のみに使われ、デフロスタ能力が低下する。
これに対して、この実施形態では、デフロスタモードにおいてデフドア31がデフ吹出口13を開く。後席ドア34が、後席のための吹出口17、18を開く場合には、ヒータ通路25eを流れる空気に対して障壁部52が抵抗となる。これにより、ヒータ通路25eを流れる空気は、連通穴51を通して、前席のための空気通路に流れ、デフ吹出口13にも流れる。さらに、後席ドア34が、後席のための吹出口17、18を閉じる場合には、ヒータ通路25eの空気は、逃げ場を求めて連通穴51から前席のための空気通路に流れ、デフ吹出口13にも流れる。これにより、デフ吹出口13からの風量が補われる。連通穴51の位置は、デフドア31によりデフ吹出口13が開くとき、ヒータ通路25eとヒータ通路25a、25bとの間に生じる圧力差により、ヒータ通路25eから、連通穴51を通り、ヒータ通路25a、25bへ流れる空気流を生じる位置である。
デフロスタモード以外の他のモードにおいてデフドア31がデフ吹出口13を閉じる場合がある。この場合、後席のための空気通路と、前席のための空気通路との間の圧力差は小さい。このため、連通穴51を通る空気量は抑制される。これにより、後席のための空気通路、すなわちバイパス通路24eとヒータ通路25eとによる後席に対する独立した温度制御が維持される。
この実施形態によると、前席、後席といった複数の領域への独立した温度制御が提供される。しかも、この独立した温度制御を維持しながら、デフ吹出口13が利用される場合の風量不足が抑制される。別の観点では、複数のケースの合わせ面49における切欠51aによって連通穴51が形成される。また、連通穴51は常時連通している。このため、高価なドア機構を要することなく、独立した温度制御を維持しながら、デフ吹出口13が利用される場合の風量不足が抑制される。
他の実施形態
この明細書における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、さらに請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
この明細書における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、さらに請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
上記実施形態では、隔壁48は、センタケース41およびミドルケース44、45によって提供されている。これに代えて、隔壁48は、センタケース41だけ、または、ミドルケース44、45だけでも提供できる。さらに、隔壁48は、センタケース41およびサイドケース42、43によって提供されていてもよい。また、隔壁48を提供する部材が追加的に設けられていてもよい。このように隔壁48は、多様な部材によって提供できる。
上記実施形態では、連通穴51は、ケースの合わせ面49に形成された切欠51aによって提供している。これに代えて、または加えて、連通穴51は、独立した開口部によって提供されてもよい。また、連通穴51は、複数の切欠または複数の開口部によって提供されてもよい。
上記実施形態では、隔壁48に開設された切欠51aの全体が連通穴51として利用されている。これに加えて、連通穴51の面積を調節するための調節部材が付加されてもよい。例えば、複数の機種に応じて異なる面積の連通穴51を設けるために、複数の調節部材を準備し、切欠51aに付加することができる。例えば、やや大きめの面積を提供する切欠51aを形成し、調節部材によって面積を小さく調節して、連通穴51を提供する。調節部材としては、樹脂板、テープなどの板状部材を用いることができる。また、複数の段階的に切除可能な切欠51aを設けてもよい。この場合、切除される段階数を選択することにより、求められる面積の連通穴51を形成することができる。
上記実施形態では、図示される位置に連通穴51が設けられている。これに代えて、または加えて、図示とは異なる位置に連通穴51を設けてもよい。例えば、後席のための空気通路から、右方向RTおよび/または左方向LTの壁面に連通穴51が形成されてもよい。言い換えると、車両の高さ方向、すなわち上方向UPまたは下方向BTに延びる縦壁に連通穴51が形成されていてもよい。
1 車両用空調装置、 2 内外気切換装置、 3 送風機、
4 温度調節機、 5 クーラユニット、
6 ヒータユニット、 7 吹出ユニット、
13 デフ吹出口、
14 前席フェース吹出口、 15 前席フット吹出口、
17 後席フット吹出口、 18 後席フェース吹出口、
21 ヒータコア、 21e電気ヒータ、 22 エバポレータ、
23、23a、23b、23c、23d、23e エアミックスドア、
24、24a、24b、24c、24d、24e バイパス通路、
25、25a、25b、25c、25d、25e ヒータ通路、
31 デフドア、 32 フェースドア、 33 フットドア、
34 後席ドア、
41 センタケース、 42、43 サイドケース、
44 ミドルケース、 45 ミドルケース、
48 隔壁、 49 合わせ面、
51 連通穴、 51a 切欠、 52 障壁部。
4 温度調節機、 5 クーラユニット、
6 ヒータユニット、 7 吹出ユニット、
13 デフ吹出口、
14 前席フェース吹出口、 15 前席フット吹出口、
17 後席フット吹出口、 18 後席フェース吹出口、
21 ヒータコア、 21e電気ヒータ、 22 エバポレータ、
23、23a、23b、23c、23d、23e エアミックスドア、
24、24a、24b、24c、24d、24e バイパス通路、
25、25a、25b、25c、25d、25e ヒータ通路、
31 デフドア、 32 フェースドア、 33 フットドア、
34 後席ドア、
41 センタケース、 42、43 サイドケース、
44 ミドルケース、 45 ミドルケース、
48 隔壁、 49 合わせ面、
51 連通穴、 51a 切欠、 52 障壁部。
Claims (10)
- 空気を加熱するヒータコア(21)と、
車両のウインドシールドに向けて空気を吹き出すデフ吹出口(13)と、
前記ヒータコアを通過する複数のヒータ通路を仕切るケース(41、42、43、44、45)とを備え、
複数の前記ヒータ通路は、
前記デフ吹出口に近く、しかも前記デフ吹出口に空気を供給する第1のヒータ通路(25a、25b)と、
前記デフ吹出口との間に、前記第1のヒータ通路が横たわっている第2のヒータ通路(25e)とを有し、
前記ケースは、前記ヒータコアの下流側において、前記第2のヒータ通路を前記第1のヒータ通路に連通する連通穴(51)を有する車両用空調装置。 - 前記連通穴は、長方形であり、
前記ヒータコアに沿って延びている請求項1に記載の車両用空調装置。 - さらに、前記デフ吹出口を開閉するデフドア(31)を備え、
前記連通穴は、前記デフドアに依存することなく、常時連通している請求項1または請求項2に記載の車両用空調装置。 - 前記連通穴の位置は、前記デフドアにより前記デフ吹出口が開くとき、前記第2のヒータ通路と前記第1のヒータ通路との間に生じる圧力差により、前記第2のヒータ通路から、前記連通穴を通り、前記第1のヒータ通路へ流れる空気流を生じる位置である請求項3に記載の車両用空調装置。
- さらに、前記連通穴より下流に設けられ、前記第2のヒータ通路を流れる空気に対して障壁となる障壁部(52)を備える請求項1から請求項4のいずれかに記載の車両用空調装置。
- 前記ケースは、複数の部分ケース(41、42、43、44、45)を有し、
前記連通穴は、複数の前記部分ケースの合わせ面(49)に面する切欠(51a)によって形成されている請求項1から請求項5のいずれかに記載の車両用空調装置。 - 複数の前記ヒータ通路の上流に設けられ、複数の前記ヒータ通路のそれぞれの開口面積を調節する複数のエアミックスドア(23a、23b、23c、23d、23e)を備える請求項1から請求項6のいずれかに記載の車両用空調装置。
- さらに、前記ヒータコアと前記連通穴との間の前記第2のヒータ通路には、給電されて発熱する電気ヒータ(21e)が設けられている請求項1から請求項7のいずれかに記載の車両用空調装置。
- 複数の前記ヒータ通路は、車両の室内の複数の領域に対応付けられている請求項1から請求項8のいずれかに記載の車両用空調装置。
- 複数の前記領域は、車両の席に対応する領域であって、前席の右席領域、前席の左席領域、および後席領域を含む請求項9に記載の車両用空調装置。
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JPH07315032A (ja) * | 1994-05-25 | 1995-12-05 | Calsonic Corp | 自動車用空気調和装置のヒータユニット |
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-
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- 2017-01-30 JP JP2017014413A patent/JP2018122630A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US12030363B2 (en) | 2019-11-28 | 2024-07-09 | Hanon Systems | Air conditioner for vehicle |
KR102752310B1 (ko) * | 2019-11-28 | 2025-01-10 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 공조장치 |
Also Published As
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