JP2018122609A - ハイブリッド車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気加熱式触媒に電力を供給して内燃機関を始動した後において、バッテリの残容量を好適に回復する。
【解決手段】車両駆動用に内燃機関及び電動モータを搭載したハイブリッド車両において、電気加熱式触媒と、バッテリと、発電機と、内燃機関の出力及び電動モータの出力を調整する制御装置と、を備え、制御装置は、内燃機関の始動前に電気加熱式触媒に通電し、内燃機関の始動時点から所定期間は内燃機関の出力を所定出力で一定とし、内燃機関の始動時点におけるバッテリの残容量が小さいときには大きいときよりも所定出力を大きくする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッド車両に関する。
内燃機関の排気を浄化する触媒の暖機要求がなされているときにおいて、触媒の一部が活性化していると判断するための所定条件が成立するまでは、触媒の暖機用の第1所定運転ポイントで内燃機関を継続して運転しながら設定された走行用出力に基づく出力によって走行するよう内燃機関と電動モータとを制御し、所定条件が成立した以降は、第1所定運転ポイントに比して内燃機関からの出力が大きくなる範囲内で定められた触媒の暖機用の第2所定運転ポイントで内燃機関を継続して運転しながら設定された走行用出力に基づく出力によって走行するよう内燃機関と電動モータとを制御する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、通電により触媒を加熱する電気加熱式触媒を設け、内燃機関の始動前に電気加熱式触媒に通電することにより触媒の活性を得ることが知られている。例えば、電動モータと内燃機関とを両方搭載したハイブリッド車両では、内燃機関の始動前に電動モータで走行が可能なため、電動モータで走行中に電気加熱式触媒に通電して触媒の活性を得ることができる。上記特許文献1において電気加熱式触媒を用いると、内燃機関の始動時から第二所定運転ポイントで内燃機関が継続して運転される。しかし、電動モータで走行するために、バッテリの残容量(以下、SOCともいう。)が比較的大きい場合に限られる。また、電気加熱式触媒へ電力を供給したためにSOCが小さい状態で内燃機関が停止されると、次回の内燃機関始動時に電気加熱式触媒の温度を十分に上昇させることが困難となったり、電動モータで走行することが困難になったりする虞がある。
特開2012−40915号公報
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電気加熱式触媒に電力を供給して内燃機関を始動した後において、バッテリの残容量を好適に回復することにある。
上記課題を解決するために、車両駆動用に内燃機関及び電動モータを搭載したハイブリッド車両において、前記内燃機関の排気通路に設けられ電力の供給を受けることにより発熱する発熱体と、前記発熱体に担持される触媒と、を有する電気加熱式触媒と、前記電気加熱式触媒及び前記電動モータに電力を供給するバッテリと、前記内燃機関から駆動されることにより発電する発電機であって前記バッテリを充電する発電機と、前記内燃機関の出力及び前記電動モータの出力を調整する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記内燃機関の始動前に前記電気加熱式触媒に通電し、前記内燃機関の始動時点から所定期間は前記内燃機関の出力を所定出力で一定とし、前記内燃機関の始動時点における前記バッテリの残容量が小さいときには大きいときよりも前記所定出力を大きくする。
また、前記制御装置は、前記内燃機関の始動時点から所定期間経過後に、前記内燃機関及び前記電動モータに対する要求出力が、前記所定出力未満となった場合に、前記内燃機
関の出力を前記要求出力に設定することができる。
本発明によれば、電気加熱式触媒に電力を供給して内燃機関を始動した後において、バッテリの残容量を好適に回復することができる。
実施例に係るハイブリッド車両の概略構成を示す図である。 内燃機関の始動時点のSOCと、所定出力の値と、の関係を示した図である。 所定出力の値と、リア触媒5が活性化するまでの期間と、の関係を示した図である。 内燃機関の出力及び要求出力の推移を示したタイムチャートである。 内燃機関の出力及び要求出力の推移を示したタイムチャートである。 実施例4に係る内燃機関の出力を算出するためのフローチャートである。 目標SOCと実SOCとの差と、充電出力P−chargeと、制限出力P1との関係を示した図である。 実施例5に係る内燃機関の出力制御のフローチャートである。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
図1は、本実施例に係るハイブリッド車両100の概略構成を示す図である。ハイブリッド車両100には内燃機関1が搭載されている。なお、内燃機関1は、ガソリン機関、ディーゼル機関の何れであってもよい。また、ハイブリッド車両100には、電動モータ2が搭載されている。本実施例に係るハイブリッド車両100は、内燃機関1または電動モータ2により駆動することができる。また、電動モータ2には発電機能が備わっており、内燃機関1を動力源として電動モータ2により発電することができる。すなわち、本実施例においては電動モータ2が、本発明における電動モータ及び発電機に相当する。電動モータ2には、電気配線を介してバッテリ20が接続されている。
内燃機関1には、排気通路3が接続されている。排気通路3の途中には、電気加熱式触媒4が設けられている。本実施例に係る電気加熱式触媒4は、触媒担体4A上に触媒4Bが担持されている。触媒担体4Aには、電気抵抗となって、通電により発熱する材質のもの、例えばSiCが用いられる。触媒担体4Aは、排気の流れ方向に伸びる複数の通路を有している。この通路を排気が流通する。触媒担体4Aの外形は、たとえば排気通路3の中心軸を中心とした円柱形である。なお、本実施例においては触媒担体4Aが、本発明における発熱体に相当する。また、本実施例では、発熱体に触媒4Bが担持されているが、これに代えて、発熱体のすぐ下流に触媒4Bを設けてもよい。また、電気加熱式触媒4よりも下流に更に他の触媒であるリア触媒5を備えている。
触媒4Bおよびリア触媒5には、たとえば酸化触媒、三元触媒、吸蔵還元型NOx触媒
、選択還元型NOx触媒などを挙げることができる。これら触媒は、活性温度以上になる
と排気の浄化能力を発揮する。触媒担体4Aには、電極4Cが2本接続されており、該電極4C間に電圧をかけることにより触媒担体4Aに通電される。この触媒担体4Aの電気抵抗により該触媒担体4Aが発熱する。電極4Cは、電圧制御装置21を介してバッテリ
20に接続されている。電圧制御装置21は、後述のECU10により操作され、バッテリ20から電極4Cへの印加電圧を調整する。
そして、内燃機関1には、該内燃機関1及び電動モータ2を制御するための電子制御ユニットであるECU10が併設されている。このECU10は、CPUの他、各種のプログラム及びマップを記憶するROM、RAM等を備えており、内燃機関1の運転条件やユーザの要求に応じて内燃機関1及び電動モータ2等を制御する。なお、本実施例においてはECU10が、本発明における制御装置に相当する。
ECU10には、上記センサの他、運転者がアクセルペダル11を踏み込んだ量に応じた電気信号を出力し機関負荷を検知するアクセル開度センサ12、および機関回転速度を検知するクランクポジションセンサ13が電気配線を介して接続され、これら各種センサの出力信号がECU10に入力される。また、ECU10には、電圧制御装置21が電気配線を介して接続されており、ECU10は電気加熱式触媒4への通電を制御する。
また、ECU10には、バッテリ20が接続されており、該ECU10は、バッテリ20の残容量(すなわちSOC)を算出する。さらに、ECU10には、電動モータ2が電気配線を介して接続されており、該ECU10は電動モータ2への通電や電動モータ2における発電を制御する。ECU10は、SOCが大きいときには電動モータ2でハイブリッド車両100を駆動し、SOCが小さくなると内燃機関1を始動させてSOCの回復をはかりつつ内燃機関1でハイブリッド車両100を駆動する。
そしてECU10は、内燃機関1の始動前に、電気加熱式触媒4の温度を上昇させるための制御である昇温制御を実施する。昇温制御において、ECU10は、バッテリ20から電気加熱式触媒4に供給する電力及び電力量を調整する。ECU10は、電気加熱式触媒4の温度に基づいて、電気加熱式触媒4の温度が目標温度まで上昇するのに要する電力量(以下、要求電力量ともいう。)を算出する。電気加熱式触媒4の温度は、ECU10によって推定される。なお、電気加熱式触媒4の温度と、要求電力量との関係は、予め実験またはシミュレーション等により求めることができるため、予めECU10に記憶させておくことができる。また、電気加熱式触媒4の温度に基づいて要求電力量を算出することに代えて、要求電力量を固定値としてもよい。この固定値も、予め実験またはシミュレーション等により求めておく。ECU10は、電気加熱式触媒4に供給した電力量が要求電力量になるまで、電気加熱式触媒4に電力を供給する。そして、ECU10は、電気加熱式触媒4に供給した電力量が要求電力量に達すると、内燃機関1を始動させる。なお、内燃機関1が始動される前であっても、電動モータ2によりハイブリッド車両100を駆動することができる。
そして、ECU10は、内燃機関1の始動時点から所定期間、内燃機関1の出力を所定出力で一定にする。なお、内燃機関1の始動時点は、例えば、内燃機関1のクランクシャフトが回転を開始した時点、内燃機関1の初爆が完了した時点、内燃機関1の回転速度が所定速度に達した時点の何れかであってもよい。このように、内燃機関1の出力を所定期間一定とすることにより、電気加熱式触媒4に流入する排気の量を、排気を十分に浄化可能な量に制限することができる。すなわち、電気加熱式触媒4に要求電力量を供給した後であっても、内燃機関1の冷間始動時には不安定な燃焼により多くの被浄化物質が電気加熱式触媒4に流入する虞がある。このときには、リア触媒5の温度はまだ低い。このような状態では、電気加熱式触媒4及びリア触媒5において被浄化物質を十分に浄化することが困難となる。本実施例では、このような状態であっても電気加熱式触媒4において被浄化物質を十分に浄化できるように、電気加熱式触媒4に流入する排気の量を制限する。
その際、ECU10は、内燃機関1の始動時点におけるSOCに基づいて、所定出力を
設定する。ここで、内燃機関1の始動前に電気加熱式触媒4へ通電することによりSOCが低下する。これに対して、内燃機関1の始動時点から所定期間において内燃機関1で発電を実施することにより、SOCの回復をはかる。ECU10は、内燃機関1の始動時点におけるSOCが小さいときには大きいときよりも、所定出力を大きくする。すなわち、SOCが大きいときには、SOCの回復よりも、エミッションの悪化及び燃料消費量の増加を抑制するために、内燃機関1の出力を比較的小さくする。一方、SOCが比較的小さいときには、SOCを速やかに増加させるために、内燃機関1の出力を比較的大きくする。
ここで、図2は、内燃機関1の始動時点のSOCと、所定出力の値と、の関係を示した図である。なお、A1は、SOCの制御中心であり、電気加熱式触媒4の暖機後の平均値である。また、B1は、電気加熱式触媒4に流入する排気の量が許容される上限となる内燃機関1の出力である。図2において実線は、内燃機関1の始動時点のSOCがA1よりも小さいときには所定出力をB1に設定し、SOCがA1以上のときには所定出力をB1よりも小さな値に設定する場合を示している。すなわち、SOCがA1よりも小さいときには、SOCを速やかに増加させるために、所定出力をできるだけ大きくしている。このときには、エミッション悪化を抑制するために、所定出力がB1に設定される。一方、SOCがA1以上のときには、所定出力を、燃料消費量の悪化及びエミッションの悪化を抑制し得る値に設定する。また、図2において破線は、内燃機関1の始動時点のSOCに応じて所定出力を無段階に変化させる場合であって、SOCが小さいほど所定出力を大きくする場合を示している。また、図2において一点鎖線は、内燃機関1の始動時点のSOCがA1より小さいときには、SOCが小さいほど所定出力が大きくなるように所定出力を設定し、SOCがA1以上のときには、所定出力をB1よりも小さな値であってSOCによらない一定の値に設定する場合を示している。図2における実線、破線、一点鎖線で示される態様は、何れも、内燃機関の始動時点におけるSOCが小さいときには大きいときよりも所定出力を大きくしているといえる。内燃機関1の始動時点から所定期間は、内燃機関1の出力が上記のようにして設定される所定出力で一定となるように、内燃機関1が制御される。
所定期間は、電気加熱式触媒4及びリア触媒5が十分に活性するまでに要する期間として設定される。すなわち、電気加熱式触媒4は内燃機関1の始動前から活性化させることができるが、電気加熱式触媒4よりも下流に備わるリア触媒5は、内燃機関1の始動後に温度が上昇する。このため、所定期間は、電気加熱式触媒4及びリア触媒5の熱容量、要求電力量、所定出力などに応じた期間になる。所定期間を予め実験またはシミュレーション等により求めてECU10に記憶させておいてもよい。一方、電気加熱式触媒4及びリア触媒5の温度、または、これら触媒の排気の浄化能力を検出し、検出値が十分に高くなった場合に、所定期間が経過したものと考えてもよい。
ここで、図3は、所定出力の値と、リア触媒5が活性化するまでの期間と、の関係を示した図である。所定出力の値が大きいほど、リア触媒5が活性するまでの時間が短くなる。しかし、所定出力の値が大きいほど、未浄化の状態でリア触媒5に流入する排気の量が多くなる。したがって、リア触媒5が活性化するまでは、電気加熱式触媒4において排気が浄化できるように、排気の量を調整する。
このように、内燃機関1の始動時点におけるSOCに基づいて所定出力を設定することにより、内燃機関1の始動後にSOCに応じた好適な発電が可能となる。これにより、SOCを好適に回復させることができる。
<実施例2>
本実施例では、所定期間が経過した後に内燃機関1の出力をユーザが要求する出力(以
下、ユーザが要求する出力を単に要求出力ともいう。)に設定する時期を、要求出力が所定出力よりも小さくなった場合に設定する。
図4は、内燃機関1の出力及び要求出力の推移を示したタイムチャートである。実線は内燃機関1の実際の出力(以下、実出力ともいう。)を示し、一点鎖線は要求出力を示している。T1は、内燃機関1の始動時点から所定期間が経過した時点を示し、T2は要求出力が所定出力より低下した時点を示している。T1で示した時点においては所定出力よりも要求出力のほうが大きい。このような場合には、内燃機関1の実出力を所定出力のまま維持している。なお、要求出力と所定出力との差は、電動モータ2の出力で補われる。そして、T2で示す時点から、内燃機関1の実出力を所定出力から要求出力に切り替えている。
ここで、内燃機関1の冷間始動時には吸気ポートに燃料が付着し易いために空燃比が変動し得る。内燃機関1の始動時点から所定期間は内燃機関1の出力が所定出力で一定となるため、吸気ポートに付着する燃料量も略一定となるので、空燃比の変動は抑制される。一方、内燃機関1の出力が所定出力よりも大きくなる方向に急激に変化すると、空燃比が大きく変動し得る。これにより、エミッションが悪化する虞がある。しかし、内燃機関1の出力が所定出力よりも小さくなる方向に変化する場合には、元の所定出力が比較的小さいために出力の変化量も小さくなるため、空燃比の変動が抑制される。このため、エミッションの悪化を抑制できる。
このように、所定出力から要求出力へ移行するときに、スムーズな移行が可能となる。そのため、急激な出力変化に伴うエミッションの悪化を抑制できる。
<実施例3>
本実施例では、内燃機関1の始動時点から所定期間が経過した後に内燃機関1の出力を要求出力に切り替える場合に、固定解除判定期間が経過した後、内燃機関1の出力を徐変する。
図5は、内燃機関1の出力及び要求出力の推移を示したタイムチャートである。実線は内燃機関1の実出力を示し、一点鎖線は要求出力を示している。T1は、内燃機関1の始動時点から所定期間が経過した時点を示し、T3は固定解除判定期間が経過した時点を示している。固定解除判定期間は、内燃機関1の始動時点から、吸気ポートに付着している燃料の影響が許容できるほど該吸気ポートの壁温が上昇するまでに要する期間である。この期間は、内燃機関1の冷却水温度や内燃機関1の運転時間と関連性を有することから、冷却水温度または運転時間を判定値と比較することにより、固定解除判定期間が経過したか否か判定する。この判定値は、予め実験またはシミュレーション等により求めてECU10に記憶させておく。なお、固定解除判定期間は固定値であってもよい。
このように、固定解除判定期間が経過した後に内燃機関1の出力を、要求出力に近付けることにより、空燃比の変動を抑制することができるため、エミッションの悪化を抑制できる。また、固定解除判定期間の経過後に内燃機関1の出力を要求出力に徐々に近づけることによっても、空燃比の変動を抑制することができるため、エミッションの悪化を抑制できる。固定解除判定期間が経過した後は、例えば、なまし処理によって実出力を徐変してもよい。なお、固定解除判定期間が経過した後に、実施例2と同様に、要求出力が所定出力よりも小さくなった場合に、内燃機関1の出力を要求出力に設定してもよい。
<実施例4>
本実施例では、内燃機関1の出力を要求出力に設定した後に、所定の機関暖機状態となるまでは、充電量を制限する。なお、所定の機関暖機状態とは、内燃機関1の暖機がある
程度進んだ状態であり、例えば、内燃機関1の冷却水の温度が50℃に達した状態をいう。
ここで、要求出力に移行後に目標SOCに向けて充電が行われると、触媒の暖機のために消費された分のSOCが直ぐに回復する。しかし、要求出力に移行直後では内燃機関1の暖機が十分でない。そのため、内燃機関1の出力が高い状態で変動すると、空燃比の変動により内燃機関1から未燃燃料が排出される虞がある。この場合、燃料消費量が多くなり燃費が悪化する虞がある。本実施例では、充電量を制限することにより内燃機関1の出力を制限することで、燃料消費量の増加を抑制する。
図6は、本実施例に係る内燃機関1の出力を算出するためのフローチャートである。本フローチャートは、要求出力に移行後、ECU10により所定の時間毎に実行される。
ステップS101では、目標SOCと実際のSOC(以下、実SOCともいう。)との差が算出される。目標SOCは、予め最適値が設定されている。実SOCはECU10により別途算出されている。
ステップS102では、ステップS101で算出された差に応じて、充電出力P−chargeをマップから求める。このマップは、予め実験またはシミュレーション等により求めておく。充電出力P−chargeは、実SOCを目標SOCに好適に近づけるための内燃機関1の出力である。
ステップS103では、内燃機関1の始動前に電気加熱式触媒4に対して電力を供給したか否か判定される。ステップS103で肯定判定がなされた場合にはステップS104へ進み、一方、否定判定がなされた場合には本フローチャートを終了させる。
ステップS104では、内燃機関1の冷却水温度が50℃未満であるか否か判定される。すなわち、所定の機関暖機状態にまだ至っていないか否か判定される。ステップS104で肯定判定がなされた場合にはステップS105へ進み、一方、否定判定がなされた場合には本フローチャートを終了させる。
ステップS105では、充電出力P−chargeが制限出力P1よりも大きいか否か判定される。制限出力P1は、所定の機関暖機状態になっていない場合における内燃機関1の出力の上限値であり、図7に基づいて得ることができる。ここで、図7は、目標SOCと実SOCとの差と、充電出力P−chargeと、制限出力P1との関係を示した図である。充電出力P−chargeが制限出力P1よりも大きな場合には、内燃機関1の出力が制限出力P1に制限される。ステップS105で肯定判定がなされた場合にはステップS106へ進み、一方、否定判定がなされた場合には本フローチャートを終了させる。
ステップS106では、内燃機関1の出力が制限出力P1に設定される。
以上説明したように本実施例によれば、所定の機関暖機状態に至るまでは充電量を制限することにより内燃機関1の暖機時の効率を向上させることができる。
<実施例5>
本実施例では、内燃機関1の始動前に電気加熱式触媒4の温度を十分に上昇させることができなかった場合について説明する。ここで、SOCが小さい場合などには、電気加熱式触媒4の温度が十分に上昇される前に内燃機関1が始動される。この場合には、電気加熱式触媒4の温度が十分に上昇していないため、排気の浄化能力が低くなる。このような
場合に本実施例では、内燃機関1の始動後に、排気温度の上昇、または、触媒4Bの活性促進を実施することにより浄化能力を早期に高める。
本実施例では、電気加熱式触媒4の温度が十分に上昇しなかった場合であっても、電気加熱式触媒4に対して供給した電力量が比較的大きい場合には、触媒4Bの活性を促進させるための制御を実施する。すなわち、触媒4Bである程度の反応が起こると考えられるため、反応熱を利用して触媒4Bの温度を上昇させる。この制御は、電気加熱式触媒4に供給された電力量が、目標電力量に対して例えば80%以上の電力量であった場合に実施する。この電力量は、触媒4Bにおいて未燃燃料を酸化させることができるほど該触媒4Bの温度を上昇させることができる電力量として設定される。そして、この制御は、内燃機関1から未燃燃料及び酸素を排出させることにより実施する。例えば、内燃機関1が複数の気筒を有している場合には、一部の気筒を理論空燃比よりも小さな空燃比で運転し、残りの気筒で燃料を供給しない状態若しくは理論空燃比よりも大きな空燃比で運転することにより、触媒4Bに対して未燃燃料と酸素とを供給することができる(以下、このような制御をディザ制御という。)。これにより、触媒4Bにおいて未燃燃料を酸化させることができるため、反応熱により触媒4Bの温度を上昇させることができる。このときの各気筒の空燃比は、予め実験またはシミュレーション等により求めておく。
一方、電気加熱式触媒4の温度が十分に上昇しなかった場合であって、電気加熱式触媒4に対して供給した電力量が比較的小さい場合には、触媒4Bにおいて未燃燃料を酸化させることが困難となる。このような場合には、排気の温度を上昇させるための制御を実施する。すなわち、排気の温度を上昇させることにより、触媒4Bの温度を上昇させる。この制御は、電気加熱式触媒4に供給された電力量が、目標電力量に対して例えば80%未満の電力量であった場合に実施する。そして、この制御は、例えば、点火時期を遅角させることにより実施する。点火時期を遅角することにより、内燃機関1の出力が低下するが、この出力低下を補うように吸入空気量及び燃料噴射量が増加される。そして、内燃機関1の出力に変換されなかった熱が内燃機関1から排気と共に排出される。すなわち、温度の高い排気が内燃機関1から流出する。このときの点火時期の遅角量は、予め実験またはシミュレーション等により求めておく。この温度の高い排気が電気加熱式触媒4に流入することにより、触媒4Bの活性化をはかる。
これらの制御を内燃機関1の出力が所定出力で一定になっているときに実施することにより、エミッションの悪化を抑制することができる。
図8は、本実施例に係る内燃機関1の出力制御のフローチャートである。本フローチャートは、ECU10により所定の時間毎に実施される。
ステップS201では、電気加熱式触媒4への電力の供給が停止されているか否か判定される。ここで、電気加熱式触媒4への電力の供給が停止されていなければ、電気加熱式触媒4に対して十分な電力供給が行われたか否か判断することができない。したがって、本ステップでは、前提条件が成立しているか否か判定しているといえる。ステップS201で肯定判定がなされた場合にはステップS202へ進み、一方、否定判定がなされた場合には本フローチャートを終了させる。
ステップS202では、電気加熱式触媒4への電力供給が完了したか否か判定される。本ステップでは、電気加熱式触媒4へ供給された電力量が目標電力量に達したか否か判定している。ステップS202で肯定判定がなされた場合にはステップS203へ進み、一方、否定判定がなされた場合にはステップS204へ進む。
ステップS203では、内燃機関1の出力が所定出力に設定され、さらに、点火時期が
例えばMBTに設定される。本ステップでは、電気加熱式触媒4の浄化能力が十分に高くなっているため、例えばMBTでの運転が実施される。
ステップS204では、電気加熱式触媒4に供給された電力量が、目標電力量の80%以上であるか否か判定される。ステップS204で肯定判定がなされた場合にはステップS205へ進んで、内燃機関1の出力が所定出力に設定されると共に、ディザ制御が実施される。一方、ステップS204で否定判定がなされた場合にはステップS206へ進んで、内燃機関1の出力が所定出力に設定されると共に、点火時期がMBTよりも遅角される。
以上説明したように本実施例によれば、内燃機関1の始動前に電気加熱式触媒4の温度を十分に上昇させることができなかった場合であっても、内燃機関1の始動後に電気加熱式触媒4の温度を速やかに上昇させることができるため、エミッションの悪化を抑制できる。
1 内燃機関
2 電動モータ
3 排気通路
4 電気加熱式触媒
4A 触媒担体
4B 触媒
4C 電極
5 リア触媒
10 ECU
11 アクセルペダル
12 アクセル開度センサ
13 クランクポジションセンサ
20 バッテリ
21 電圧制御装置
100 ハイブリッド車両

Claims (2)

  1. 車両駆動用に内燃機関及び電動モータを搭載したハイブリッド車両において、
    前記内燃機関の排気通路に設けられ電力の供給を受けることにより発熱する発熱体と、前記発熱体に担持される触媒と、を有する電気加熱式触媒と、
    前記電気加熱式触媒及び前記電動モータに電力を供給するバッテリと、
    前記内燃機関から駆動されることにより発電する発電機であって前記バッテリを充電する発電機と、
    前記内燃機関の出力及び前記電動モータの出力を調整する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記内燃機関の始動前に前記電気加熱式触媒に通電し、前記内燃機関の始動時点から所定期間は前記内燃機関の出力を所定出力で一定とし、前記内燃機関の始動時点における前記バッテリの残容量が小さいときには大きいときよりも前記所定出力を大きくするハイブリッド車両。
  2. 前記制御装置は、前記内燃機関の始動時点から所定期間経過後に、前記内燃機関及び前記電動モータに対する要求出力が、前記所定出力未満となった場合に、前記内燃機関の出力を前記要求出力に設定する請求項1に記載のハイブリッド車両。
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