JP2018121302A - 可動ユニットのロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動ユニットを閉じ姿勢に保持するためのロック装置において、従来に比べて安全性をより一層向上させることのできる技術を提供する。【解決手段】ロック装置は、ベースユニット内に格納される方向に付勢されて可動ユニットに設けられる第1係止部に係止される係合レバーと、ベースユニットに設けられて係合レバーと係合し、係合レバーが格納姿勢から突出姿勢に変位することを規制するロックレバーと、可動ユニットが閉じられる際に押し込まれる第1ボタンを有し、第1のボタンが押し込まれることで変位し、係合レバーを格納姿勢から突出姿勢に変位させる第1の作動手段と、可動ユニットが閉じられる際に押し込まれる第2ボタンを有し、第2のボタンが押し込まれることで変位し、ロックレバーによる係合レバーの係止を解除させる第2の作動手段を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、可動ユニットのロック装置に関する。
従来から、車両の天井吊り下げ式のディスプレイ装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このようなディスプレイ装置は、天井に取り付けられるベースユニットに対して、ヒンジを介してディスプレイユニットが可動ユニットとして回動自在に連結されており、ディスプレイ装置を使用しないときにはディスプレイユニットを天井側に折畳んでベースユニットに収納しておく。その際、ディスプレイユニットがベースユニットから自重で落下しないように、ロック装置によってディスプレイユニットを閉じ姿勢に固定している。従来のロック装置としては、ベースユニットにディスプレイユニットの先端を固定するバネ可動式のフック機構を備えたものが知られている。また、従来のロック装置として、ロックを解除した状態のときはロック用のフックを筐体内に格納しておき、使用者が操作ボタンを操作することでロック用のフックを筐体から外部に突出させて、可動ユニットをロックする技術が知られている(例えば、特許文献2、3等を参照)。
特開2007−300440号公報 実開平4−86922号公報 実開平6−7282号公報
しかしながら、従来のロック装置では、使用者が操作ボタンの誤操作によりロック用のフックを外部に突出させてしまう場合があり、使用者が誤ってロック用のフックに触れてしまう虞があった。本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、可動ユニットを閉じ姿勢に保持するためのロック装置において、従来に比べて安全性をより一層向上させることのできる技術を提供することを目的とする。
本発明では、上述した課題を解決するため、可動ユニットが当接することで押し込まれる第1ボタンを有し、ベースユニットに係合レバーを作動させる第1の作動手段と、可動ユニットが閉じられる際に当該可動ユニットが当接することで押し込まれる第2ボタンを有し、ロックレバーを作動させる第2の作動手段をベースユニットに設置し、第1ボタンおよび第2のボタンの双方が押し込まれたときを除いて、係合レバーが格納姿勢から突出姿勢に変位することを規制するようにした。
より詳しくは、本発明は、ベースユニットに対して開閉自在に連結される可動ユニットを閉じ姿勢に保持するためのロック装置であって、前記ベースユニットに対して突出又は格納自在に設けられると共に当該ベースユニット内に格納される方向に付勢され、前記可動ユニットに設けられる第1係止部に係止される被係止部を有する係合レバーと、前記ベースユニットに設けられ、前記係合レバーの前記被係止部と係合する第2係止部を有し、当該第2係止部によって前記被係止部を係止することで前記係合レバーが前記ベースユニット内に格納される格納姿勢から前記ベースユニットから外部に突出する突出姿勢に変位することを規制するロックレバーと、前記ベースユニットに設けられると共に前記係合レバーを作動させる第1の作動手段であって、前記可動ユニットが閉じられる際に当該可動
ユニットが当接することで押し込まれる第1のボタンを有し、前記第1のボタンが押し込まれることで変位し、前記係合レバーを前記格納姿勢から前記突出姿勢に変位させる第1の作動手段と、前記ベースユニットに設けられると共に前記ロックレバーを作動させる第2の作動手段であって、前記可動ユニットが閉じられる際に当該可動ユニットが当接することで押し込まれる第2のボタンを有し、前記第2のボタンが押し込まれることで変位し、前記第2係止部による前記被係止部の係止を解除させる第2の作動手段と、を備える。
本発明によれば、第1ボタンおよび第2のボタンの双方が押し込まれたときを除いて、係合レバーが格納姿勢から突出姿勢に変位することを規制することができる。例えば、使用者が意図せずに誤操作によって第1のボタンに触れてしまったとしても、ロックレバーの第2係止部によって係合レバーの被係止部が係止されているため、係合レバーがベースユニットから突出することを抑制できる。また、使用者が意図せずに誤操作によって第2のボタンに触れてしまったとしても、ロックレバーによる係合レバーの係止が解除されるだけ、係合レバーが外部に突出することがない。よって、従来に比べて安全性をより一層向上させることができる。
また、本発明は、ベースユニットに対して開閉自在に連結される可動ユニットを閉じ姿勢に保持するためのロック装置であって、前記ベースユニットに対して突出又は格納自在に設けられると共に当該ベースユニット内に格納される方向に付勢され、前記可動ユニットに設けられる第1係止部に係止される被係止部を有する係合レバーと、前記ベースユニットに設けられ、前記係合レバーの前記被係止部と係合する第2係止部を有し、当該第2係止部によって前記被係止部を係止することで前記係合レバーが前記ベースユニット内に格納される格納姿勢から前記ベースユニットから外部に突出する突出姿勢に変位することを規制するロックレバーと、前記ベースユニットに設けられると共に前記係合レバーを作動させる第1の作動手段であって、第1の磁石を有し、前記可動ユニットが閉じられる際に当該可動ユニットに設けられた第2の磁石と前記第1の磁石の同極同士が接近することで変位し、前記係合レバーを前記格納姿勢から前記突出姿勢に変位させる第1の作動手段と、前記ベースユニットに設けられると共に前記ロックレバーを作動させる第2の作動手段であって、第3の磁石を有し、前記可動ユニットが閉じられる際に当該可動ユニットに設けられた第4の磁石と前記第3の磁石の同極同士が接近することで変位し、前記第2係止部による前記被係止部の係止を解除させる第2の作動手段と、を備える。本発明によれば、ボタンの押し込みの代わりに、可動ユニットが閉じられた際に反発しあう磁石の反発力を利用して第1の作動手段および第2の作動手段を変位させることで、可動ユニットを閉じ姿勢にロックすることができる。
また、前記係合レバーは揺動自在に軸支されており、前記ロックレバーは、揺動自在に軸支されると共に前記格納姿勢にある前記係合レバーにおける前記被係止部に前記第2係止部が係合する方向に付勢されており、前記係合レバーの揺動軸および前記ロックレバーの揺動軸は直交方向に伸びていても良い。これによれば、係合レバーの被係止部にロックレバーの第2係止部を係合させている状態で、第1のボタンに大きな外力が作用したとしても、係合レバーの揺動軸およびロックレバーの揺動軸が直交方向に伸びているため、係合レバーが突出姿勢へ向かって揺動してしまうことをより確実に抑制できる。
また、ベースユニットにおける第1の縁部が前記可動ユニットに連結されると共に、前記第1の縁部と対向する第2の縁部に沿って前記第1および第2のボタンが配置されており、前記ベースユニットに対する前記第2のボタンの突出量が前記ベースユニットに対する前記第1のボタンの突出量よりも大きく設定されていても良い。これにより、可動ユニットが閉じられた際に、第1のボタンに先行して第2のボタンを可動ユニットに当接させることができる。
また、前記ベースユニットは車両の天井面に取り付けられると共に前記可動ユニットはディスプレイユニットであり、前記第1のボタンと前記第2のボタンの離間寸法が、前記ベースユニットに乗員の頭部が衝突した際に当該頭部によって前記第1のボタンと前記第2のボタンの双方が同時に押されない所定の寸法に定められていても良い。これにより、不用意に乗員の頭がベースユニットに当たってしまったとしても、第1のボタンと第2のボタンの双方が同時に押されることを抑止できるので、ディスプレイユニットのロック用の係合レバーがベースユニットから外部に突出することを抑制できる。
なお、本発明における課題を解決するための手段は、可能な限り組み合わせて採用することができる。
本発明によれば、可動ユニットを閉じ姿勢に保持するためのロック装置において、従来に比べて安全性をより一層向上させることのできる技術を提供することができる。
図1は、実施形態1に係るディスプレイ装置の概略図である。 図2は、実施形態1に係るロック装置を説明する図である(1)。 図3は、実施形態1に係るロック装置を説明する図である(2)。 図4は、実施形態1に係るロック装置を説明する図である(3)。 図5は、実施形態1に係るロック装置を説明する図である(4)。 図6は、実施形態1に係るロック装置を説明する図である(5)。 図7は、実施形態1に係るロック装置を説明する図である(6)。 図8Aは、実施形態1に係るディスプレイユニットをロックする際の係合レバーとスライドブロックとの関係を説明する図である(1)。 図8Bは、実施形態1に係るディスプレイユニットをロックする際の係合レバーとスライドブロックとの関係を説明する図である(2)。 図9は、変形例に係るディスプレイ装置の概略図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎず、その範囲を限定しようとするものではない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、本実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
<実施形態1>
図1は、実施形態1に係るディスプレイ装置10の概略図である。本実施形態におけるディスプレイ装置10は車載用の表示装置であり、車両の天井面から吊り下げられている。ディスプレイ装置10は、例えば、後部座席(いわゆる2列目、3列目の座席)に着座する乗員のためのモニタとして設置されている。
ディスプレイ装置10は、車両の天井面に固定されるベースユニット20と、ヒンジ30を介してベースユニット20と回動自在に連結されるディスプレイユニット40(可動ユニット)、ディスプレイユニット40を閉じ姿勢に固定するためのロック装置50等を備えている。図1に示す符号30aは、ヒンジ軸である。ディスプレイユニット40は、ヒンジ軸30aを中心として回動することで、ベースユニット20に対して開閉(起倒)自在となっている。図1における符号41は、ディスプレイユニット40の表示パネル面である。ディスプレイユニット40の表示パネル面41には、例えば液晶表示パネル、EL(エレクトロルミネッセンス)表示パネル等といった表示パネルが設けられている。図
1における符号42は、ディスプレイユニット40のパネル筐体であり、表示パネルを保持している。ディスプレイユニット40におけるパネル筐体42は、例えば直方体形状を有している。ディスプレイユニット40は本発明に係る可動ユニットの一例である。
ベースユニット20は、ディスプレイユニット40と同様、直方体形状を有するベース筐体21を有する。ベース筐体21は、例えば、ネジ等の固定部材によって車両の天井面に締着されて固定されている。本実施形態におけるベースユニット20およびディスプレイユニット40は、矩形平面形状を有している。
ヒンジ30は、ベースユニット20におけるベース筐体21の後縁部21aおよびディスプレイユニット40におけるパネル筐体42の後縁部42aに沿って配置されており、ベースユニット20(ベース筐体21)の後縁部21aとディスプレイユニット40(パネル筐体42)の後縁部42aを連結している。ディスプレイユニット40は、天井面に固定されたベースユニット20に対して、ヒンジ30のヒンジ軸30aを回動軸として回動することで開閉自在となっている。ディスプレイ装置10の不使用時にはディスプレイユニット40が乗員の邪魔にならないようにするため、表示パネル面41がベースユニット20の下面に向かい合うようにディスプレイユニット40が閉じられる(折り畳まれる)ことで、ベースユニット20に重なった水平な閉じ姿勢にディスプレイユニット40が保持される。また、ディスプレイ装置10の使用時には、ディスプレイユニット40がベースユニット20から引き起こされることで、ディスプレイユニット40の表示パネル面41を車両後方に向けることができる。
次に、ディスプレイユニット40を閉じ姿勢に保持するためのロック装置50の詳細について説明する。ロック装置50は、ディスプレイユニット40(パネル筐体42)の前縁部42bに設けられるスライドブロック51の係止爪511に、ベースユニット20(ベース筐体21)の前縁部21bの近傍に設けられた係合レバー52の係合用開口521を係止させることで、ディスプレイユニット40を上述の閉じ姿勢の状態に保持(ロック)する機構となっている。なお、詳しくは後述するが、係合レバー52は、通常時においてベース筐体21の内部に没入(収納)されており、ディスプレイユニット40を閉じ姿勢にロックしている状態のときだけベース筐体21の外部に突出する構造となっている。
図2〜図7は、実施形態に係るロック装置50を説明する図である。図2に示す符号43は、ディスプレイユニット40のパネル筐体42に設けられているスライドブロック支持部であり、このスライドブロック支持部43によってスライドブロック51をスライド自在に支持している。スライドブロック支持部43は、例えばパネル筐体42にネジ等の固定部材を用いて固定されている。スライドブロック支持部43は、スライドブロック51の底部を支持する底壁431、スライドブロック51の後面と対向する後壁432(図3を参照)、スライドブロック51の一対の側面と対向する一対の側壁433等を有する。図2においては、スライドブロック支持部43の後壁432の図示を省略している。
スライドブロック51の係止爪511は、係合レバー52の係合用開口521に嵌合可能な大きさを有している。また、係止爪511は、斜面511aおよび係止面511bを有している。さらに、スライドブロック51には、ロック装置50によるディスプレイユニット40のロックを解除するためのロック解除ボタン512が設けられている。ロック解除ボタン512は、使用者(乗員)が操作できるように、パネル筐体42の前縁部42bに設けられた開口部を通じて外部に露出している。
また、図3に示すように、スライドブロック支持部43の後壁432とスライドブロック51との間にはリターンばね434が配設されており、リターンばね434によってスライドブロック51が前方、すなわち後壁432から離間する方向にスライドブロック5
1が付勢されている。本実施形態においては、スライドブロック51の係止爪511が本発明に係る第1係止部に相当する。図2に示す符号513は、係止爪511によって係合レバー52をロックする際に、係合レバー52の先端側を収容する収容部である。スライドブロック51の収容部513は、ディスプレイユニット40の表示パネル面41において外部に露出している。これにより、スライドブロック51の係止爪511によって係合レバー52をロックする際に、ベースユニット20(ベース筐体21)側から降下してくる係合レバー52をスライドブロック51の収容部513に円滑に収容することができる。
次に、係合レバー52の詳細について説明する。係合レバー52は、基端側が細長い形状を有し、途中から先端に掛けて幅広形状となっている。係合レバー52の先端側には、上述した係合用開口521が形成されている。係合レバー52の基端側には、後述する第1作動部材55と当接することで押圧される被押圧部522が形成されている。また、係合レバー52の係合用開口521は、係合レバー52を厚さ方向に貫通している。この係合用開口521は本発明に係る被係止部に相当する。さらに、係合レバー52の基端側には、係合レバー52を揺動(回動)自在に軸支するための第1揺動軸53を軸受けする軸受孔523が穿設されている。第1揺動軸53の両端は、ベース筐体21の内壁面から立設された支持壁22a,22bによって支持されている(図2、図4等を参照)。第1揺動軸53は、ベースユニット20の前後方向に沿って伸びており、ヒンジ30のヒンジ軸30aと直交している。以上のように、本実施形態における係合レバー52は、第1揺動軸53を揺動軸として揺動自在に支持されている。
また、図4に示すように、第1揺動軸53には、第1巻きばね54が巻き付けられている。第1巻きばね54の両端側に形成された一対の腕部54a,54bのうち、一方の腕部54aは係合レバー52における軸受孔523の近傍に穿設された挿入孔524に挿入されることで位置決めされており、他方の腕部54bはベース筐体21の底面に形成された凹溝部24aに位置決めされている。ここで、ベース筐体21における底部のうち、前縁部21bの近傍には開口部が形成されており、第1揺動軸53を中心に係合レバー52が揺動した際、上記開口部を通じて係合レバー52がベースユニット20(ベース筐体21)に対して突出又は格納自在(出没自在)となっている。また、第1巻きばね54は、その弾性力によって係合レバー52を図2に示す矢印A方向へ常に付勢している。すなわち、係合レバー52は、ベースユニット20(ベース筐体21)に対して出没自在に第1揺動軸53によって揺動支持されると共に、第1巻きばね54によってベースユニット20(ベース筐体21)内に格納(没入)する方向に付勢されている。このように、第1巻きばね54によって係合レバー52にバイアス荷重を掛けておくことで、車両の振動などが作用しても、係合レバー52が、がたつくことを抑制することができる。
また、図1に示すように、ベースユニット20におけるベース筐体21内には、第1作動部材55が設置されている。図2〜4等を参照して第1作動部材55の詳細について説明すると、第1作動部材55の底部には第1のボタン551が取り付けられている。さらに、第1作動部材55には、第2揺動軸552を軸受けする軸受孔553が第1作動部材55を貫通するように形成されている。この第2揺動軸552は、上述した第1揺動軸53と平行に延伸している。また、第2揺動軸552の両端は、ベース筐体21の内壁面から立設された支持壁23a,23bによって支持されている。第1のボタン551は、ベース筐体21における前縁部21b近傍の底部に形成された開口部を通じて、ベースユニット20(ベース筐体21)の下方に向けて外部に突出している。
図2および図3等に示すように、第1作動部材55に設けられた第1のボタン551は、第2揺動軸552とは逆側の端部近傍部位に設けられている。また、符号554は、第1のボタン551が押し込まれた際に、係合レバー52の被押圧部522を押圧するため
の押圧部である。第1作動部材55における第1のボタン551が押し込まれると、第1作動部材55が第2揺動軸552を中心に図2に示す矢印B方向へ揺動(回動)する。
ベースユニット20(ベース筐体21)の内部には、図1に示すように、ロックレバー56が設けられている。図2および図5等を参照してロックレバー56の詳細について説明する。ロックレバー56は、ベースユニット20(ベース筐体21)の上下方向に伸びる第3揺動軸57(図5を参照)を中心に揺動自在に軸支された軸受け部561、軸受け部561からそれぞれ側方に向けて延設された一対の第1腕片562および第2腕片563等を含んでいる。第1腕片562および第2腕片563は、それぞれ軸受け部561を挟んで反対方向に伸びている。ここで、ロックレバー56における第1腕片562には、円柱形状の係止ピン562aが突設されている。一方、上述した係合レバー52の係合用開口521における一の隅部には、係止ピン562aの外形と略等しい円形切欠部521aが形成されており、この円形切欠部521aにロックレバー56における係止ピン562aが係合することができるように構成されている。また、ロックレバー56における第2腕片563の端部には、第2腕片563と直交する突片564が突設されている。
ロックレバー56を軸支する第3揺動軸57には、図5に示すように第2巻きばね58が巻き付けられている。第2巻きばね58の両端に形成された一対の腕部58a,58bのうち、一方の腕部58aはベース筐体21の底面から立設する円柱状の位置決め部材24bに当接することで位置決めされ、他方の腕部58bは第2腕片563に掛り止められている。ロックレバー56は、第2巻きばね58によって、図2に示す矢印C方向へ常に付勢されている。言い換えると、ロックレバー56は、その第1腕片562が係合レバー52に接近する方向に第2巻きばね58によって付勢されている。このように、第2巻きばね58によってロックレバー56にバイアス荷重を掛けておくことで、車両の振動などが作用しても、ロックレバー56が、がたつくことを抑制することができる。
更に、ベースユニット20におけるベース筐体21の内部には、第2作動部材59が設置されている(図1を参照)。図2および図6等を参照して第2作動部材59の詳細について説明する。第2作動部材59の底部には、第2のボタン591が取り付けられている。また、第2作動部材59には、第4揺動軸592を軸受けする軸受孔593が第2作動部材59を貫通するように形成されている。この第4揺動軸592は、上述した第1揺動軸53および第2揺動軸552と平行に延伸している。また、第4揺動軸592の両端は、ベース筐体21の内壁面から立設された支持壁25a,25bによって支持されている。ここで、第2のボタン591は、第1のボタン551と同様、ベース筐体21における前縁部21b近傍の底部に形成された開口部を通じて、ベースユニット20(ベース筐体21)の下方に向けて外部に突出している。
また、図6に示すように、第2作動部材59における第4揺動軸592とは反対側の端部には、カム斜面部594が形成されている。カム斜面部594は、ロックレバー56の突片564に形成されたカム斜面部564aと係合することが可能である。第2作動部材59における第2のボタン591が押し込まれると、第2作動部材59が第4揺動軸592を中心に図2に示す矢印D方向へ揺動(回動)する。
次に、ディスプレイユニット40のロックおよびロック解除を行う場合のロック装置50の動作について説明する。ここではまず、ディスプレイユニット40がベースユニット20に対して起立した状態からヒンジ軸30aを中心に閉じ方向に回動させた後、ディスプレイユニット40を閉じ姿勢にロックするときの動作について説明する。なお、ディスプレイユニット40がベースユニット20に対して引き起こされた状態、すなわちディスプレイユニット40が開かれた状態においては、ロック装置50を構成する各部材は、図2に示す状態となっている。すなわち、係合レバー52は、第1巻きばね54の付勢力に
よってベースユニット20(ベース筐体21)内に格納される方向に付勢されており、図2において実線で示す格納姿勢に保持されている。なお、係合レバー52が格納姿勢に保持された状態においては、係合レバー52はベースユニット20(ベース筐体21)内に収容されており、外部に突出していない。
また、ディスプレイユニット40が開かれた状態では、図2に示すように、ロックレバー56における係止ピン562aが係合レバー52の係合用開口521(円形切欠部521a)に嵌合(係合)した状態となっている。また、図2に図示された第1作動部材55および第2作動部材59のそれぞれにおいて、実線位置を「非作動位置」と呼び、鎖線位置を「作動位置」と呼ぶ。ディスプレイユニット40を開いた状態においては、第1作動部材55および第2作動部材59は、それぞれ「非作動位置」に保持されている。言い換えると、第1作動部材55が非作動位置に保持されている状態では、係合レバー52は格納姿勢に保持される。また、第2作動部材59が非作動位置に保持されている状態では、ロックレバー56は係止ピン562aによって係合レバー52の係合用開口521(円形切欠部521a)を係止している。
ディスプレイユニット40を使用しない時に、乗員の邪魔にならないようにするため、ヒンジ軸30aを中心にディスプレイユニット40を閉じてゆく。その際、ロック装置50における第1のボタン551および第2のボタン591は、ベース筐体21から外部に突出しているため、ディスプレイユニット40を閉じる過程で、ディスプレイユニット40の表示パネル面41が第1のボタン551および第2のボタン591に当接し、それぞれを押圧することとなる。
ここで、第2のボタン591の方が第1のボタン551と比べて高さ寸法が大きな寸法に設定されており、ベースユニット20のベース筐体21から第1のボタン551が突出する突出量よりもベース筐体21から第2のボタン591が突出する突出量の方が相対的に大きい。その結果、ベースユニット20が閉じられる過程では、第1のボタン551によりも先に第2のボタン591をベースユニット20に当接させ、押し込むことができる。
ベースユニット20の表示パネル面41によって、第2のボタン591がベース筐体21内部に向かって押し込まれると、第2作動部材59が「非作動位置」から第4揺動軸592を中心に図2に示す矢印D方向へ揺動(回動)することで「作動位置」まで変位する。その結果、第2作動部材59のカム斜面部594がロックレバー56の突片564に形成されたカム斜面部564aに衝突し、第2巻きばね58がロックレバー56を付勢する方向(図2の矢印C方向)とは反対方向の回転トルクF1(図6を参照)がロックレバー56に作用するようになる。つまり、第2作動部材59の「非作動位置」から「作動位置」までの変位に連動して、ロックレバー56が第2巻きばね58の付勢力に抗して図7の矢印E方向に揺動する。その結果、図7に示すように、ロックレバー56における係止ピン562aと係合レバー52の係合用開口521(円形切欠部521a)との嵌合(係合)状態が解除される。すなわち、図7に示すように、ロックレバー56における係止ピン562aが係合レバー52の係合用開口521(円形切欠部521a)から抜け出す。このように、ロックレバー56の係止ピン562aによる係合レバー52の係止が解除されることで、係合レバー52は第1揺動軸53を中心として揺動することができる状態となる。以上のように、本実施形態における第2作動部材59は、ロックレバー56を作動させる部材として機能し、本発明に係る第2の作動手段に相当する。
図8Aおよび図8Bは、ディスプレイユニット40をロックする際の係合レバー52とスライドブロック51との関係を説明する図である。ここで、ベースユニット20の表示パネル面41によって、第1のボタン551がベース筐体21内部に向かって押し込まれ
ると、第1作動部材55が「非作動位置」から第2揺動軸552を中心に図2および図8Aに示す矢印B方向へ揺動(回動)することで「作動位置」まで変位する。
その際、第1揺動軸53によって揺動自在に軸支されている係合レバー52の被押圧部522を第1作動部材55の押圧部554が押し上げることで、係合レバー52が、第1巻きばね54の付勢力に抗して図8Aにおける矢印F方向に揺動(回動)する。つまり、係合レバー52は、格納姿勢からベースユニット20(ベース筐体21)の外部に向けて突出した突出姿勢に変位する。そして、係合レバー52は、最終的に図8Bに示す「ロック姿勢」に至るまで、第1巻きばね54の付勢力に抗して矢印F方向に揺動(回動)を継続する。本実施形態における第1作動部材55は、係合レバー52を作動させる部材として機能し、本発明に係る第1の作動手段に相当する。
なお、ベースユニット20に設けられた係合レバー52の係合用開口521をディスプレイユニット40に設けられたスライドブロック51の係止爪511に嵌合させる過程においては、まず、係合レバー52の先端部525における先端面525aが係止爪511の斜面511aに当接することで当該斜面511aを押圧する。係合レバー52によって係止爪511の斜面511aが押圧されると、リターンばね434の弾性力に抗してスライドブロック51が後壁432側に退避する。そして、係合レバー52の先端部525における先端面525aが斜面511aを乗り越えると、リターンばね434の弾性力によってスライドブロック51が後壁432から離れる方向に戻ることで、係合レバー52の係合用開口521が係止爪511に嵌合されることで、係合レバー52が係止爪511に係止される。その結果、ディスプレイユニット40のロックが完了し、ディスプレイユニット40を閉じ姿勢の状態で保持することができる。
次に、ディスプレイユニット40のロックを解除する場合の動作について説明する。この場合、使用者は、図8Bに示す状態から、スライドブロック51のロック解除ボタン512を押す。リターンばね434の弾性力に抗してロック解除ボタン512が押されると、ロック解除ボタン512と一体のスライドブロック51全体が後壁432に向かってスライドする。そして、係合レバー52における係合用開口521の縁部が係止爪511の係止面511bを乗り越えることで、係合用開口521に対する係止爪511の嵌合が解除される。その結果、係止爪511による係合レバー52の係止が解除されることで、ディスプレイユニット40のロックが解除される。そして、ロックが解除されたディスプレイユニット40は、例えば自重によって規定角度まで引き起こされる。
一方、係止爪511による係止が解除された係合レバー52は、第1巻きばね54の付勢力によって、第1揺動軸53を中心に図2に示す矢印A方向に揺動することで、係合レバー52の先端部525が上方に引き戻される。そして、係合レバー52がベースユニット20(ベース筐体21)の内部に格納されることで、格納姿勢に戻る。その際、係合レバー52の被押圧部522が第1作動部材55の押圧部554を押し下げるため、第1作動部材55が作動位置から非作動位置に戻り、第1のボタン551も初期の非押し込み位置に戻る。
一方、ロックレバー56は、第2巻きばね58の付勢力によって、第3揺動軸57を中心に図2に示す矢印C方向に揺動する。その結果、ロックレバー56における係止ピン562aが、係合レバー52の係合用開口521における円形切欠部521aに嵌合することで、ロックレバー56の係止ピン562aが係合レバー52の係合用開口521(円形切欠部521a)を係止した状態に戻る。その際、ロックレバー56の突片564に形成されたカム斜面部564aによって第2作動部材59のカム斜面部594が押圧されることで、第2作動部材59が押し下げられることで非作動位置に戻ると共に第2のボタン591も初期の非押し込み位置に戻る。その結果、ロック装置50を構成する各部材は、図
2に示すように係合レバー52が格納姿勢に保持された状態で、ロックレバー56の係止ピン562aによって、係合レバー52が係止された状態に戻る。
以上のように構成されるロック装置50によれば、ディスプレイユニット40を閉じ姿勢でロックしている状態に限り係合レバー52をベースユニット20(ベース筐体21)から突出させ、ディスプレイユニット40のロックが解除されている状態のときには係合レバー52をベースユニット20(ベース筐体21)内に収納した状態に保持することができる。
そして、本実施形態に係るロック装置50は、第1のボタン551を有し、第1のボタン551が押し込まれることで変位し、係合レバー52を格納姿勢から突出姿勢に変位させる第1の作動手段としての第1作動部材55と、第2のボタン591を有し、第2のボタン591が押し込まれることで変位し、ロックレバー56の係止ピン562a(第2係止部)による係合レバー52の係合用開口521(円形切欠部521a)の係止を解除させる第2の作動手段としての第2作動部材59を備えている。そして、上記構成を採用することで、第1のボタン551および第2のボタン591の双方が押し込まれた時を除いて、ベースユニット20(ベース筐体21)の外部に係合レバー52が突出されることを規制することができる。例えば、ディスプレイユニット40の使用時において、乗員が誤って第1のボタン551又は第2のボタン591を押してしまっても、ベースユニット20の係合レバー52が外部に突出されないため、安全である。例えば、ディスプレイユニット40が開いている状態で、乗員が誤って第1のボタン551を押してしまったとしても、ロックレバー56の係止ピン562aによって係合レバー52の係合用開口521(円形切欠部521a)が係止されているため、係合レバー52が第1巻きばね54の付勢力に抗して揺動することが規制される。その結果、ベースユニット20の係合レバー52が不用意に外部に突出することを抑制できる。
また、ディスプレイユニット40が開いている状態で、乗員が誤って第2のボタン591を押してしまった場合には、ロックレバー56の係止ピン562aによる係合レバー52の係合用開口521(円形切欠部521a)の係止が解除されるものの、第1のボタン551が押し込まれていないので係合レバー52が外部に突出することがない。従って、より安全性が高いロック装置50およびこれを備えたディスプレイ装置10を提供することができる。また、乗員の誤操作によって、ベースユニット20(ベース筐体21)の外部に係合レバー52が突出することを抑制できるため、係合レバー52を意匠設計する際の制約が少なく、自由度の高い意匠設計が実現できる。
また、本実施形態におけるロック装置50においては、係合レバー52を軸支する第1揺動軸53と、ロックレバー56を軸支する第3揺動軸57が直交する方向に伸びている。これによれば、ロック装置50によってディスプレイユニット40をロックしている状態において、係合レバー52の係合用開口521(円形切欠部521a)にロックレバー56の係止ピン562aを係合させている状態で、第1のボタン551に大きな外力が作用したとしても、第1揺動軸53と第3揺動軸57が直交しているため、係合レバー52が第1揺動軸53を中心としてベースユニット20の外部に突出する方向に揺動してしまうことを抑制することができる。
また、本実施形態において、第1のボタン551と第2のボタン591の離間寸法を、ベースユニット20に乗員の頭部が衝突した際に当該頭部によって第1のボタン551と第2のボタン591の双方が同時に押されない所定の寸法に定められていることが好ましい。これによれば、不用意に乗員の頭がベースユニット20に当たってしまったとしても、第1のボタン551と第2のボタン591の双方が同時に押されることを抑止できるので、ロック用の係合レバー52がベースユニット20から外部に突出することを抑制でき
る。なお、第1のボタン551と第2のボタン591の離間寸法は、例えばφ165mmのダミーヘッドがベースユニット20に衝突した場合に、当該ダミーヘッドが第1のボタン551と第2のボタン591の双方が同時に触れないような寸法として定められても良い。但し、第1のボタン551と第2のボタン591の離間寸法は、上記の例に限定されない。
また、本実施形態におけるロック装置50は、ベースユニット20に対する第2のボタン591の突出量がベースユニット20に対する第1のボタン551の突出量よりも大きく設定されることにより、ディスプレイユニット40が閉じられた際に、第1のボタン551に先行して第2のボタン591がディスプレイユニット40に当接する構成を採用している。ディスプレイユニット40を閉じる過程において、まず、第2のボタン591が押し込まれた後、それに続いて第1のボタン551が押し込まれることになる。これによれば、まず、第2のボタン591が押し込まれることでロックレバー56の係止ピン562aによる係合レバー52の係止を解除した後、第1のボタン551が押し込まれることで、係合レバー52をベースユニット20から外部に突出させる方向に揺動させることができる。そして、係合レバー52の係合用開口521をディスプレイユニット40側に設けられた係止爪511によって係止することで、ディスプレイユニット40を閉じ姿勢の状態で確実にロックすることができる。
なお、本実施形態においては、ベースユニット20のうち、ヒンジ30が配置される後縁部21a(第1の縁部)に対向する前縁部21b(第2の縁部)に沿って第1のボタン551および第2のボタン591を配置するようにしたが、これには限られない。例えば、ヒンジ30が配置される後縁部21aに直交する側縁部21cに沿って第1のボタン551および第2のボタン591を配置しても良い。その場合、第1のボタン551をヒンジ30から相対的に遠い位置に配置し、第2のボタン591をヒンジ30から相対的に近い位置に配置すると良い。このように配置することで、ベースユニット20に対する第1のボタン551の突出量および第2のボタン591の突出量が同じに設定されていても、ディスプレイユニット40を閉じた際に、ヒンジ30からの距離が長い第1のボタン551に先行してヒンジ30からの距離が短い第2のボタン591を、ディスプレイユニット40に当接させて、押し込むことができる。
<変形例>
次に、本実施形態におけるロック装置50の変形例について説明する。図9は、変形例に係るディスプレイ装置10Aの概略図である。ディスプレイ装置10Aは、ベースユニット20Aおよびディスプレイユニット40Aを備えている。以下、本変形例に係るディスプレイ装置10Aと上述までのディスプレイ装置10との相違点を中心に説明する。
ベースユニット20Aは、第1作動部材55Aおよび第2作動部材59を備えている。第1作動部材55Aおよび第2作動部材59には、第1のボタン551および第2のボタン591の代わりに、第1の磁石61および第3の磁石63が設けられている。一方、ディスプレイユニット40Aの前縁部42bには、第2の磁石62および第4の磁石64が設けられている。ディスプレイ装置10Aは、ディスプレイユニット40Aが閉じられる際、ディスプレイユニット40Aに設けられた第2の磁石62と第1作動部材55Aの第1の磁石61が接近し、ディスプレイユニット40Aに設けられた第4の磁石64と第2作動部材59Aの第3の磁石63が接近するように、第1作動部材55Aおよび第2作動部材59Aがベースユニット20Aの前縁部21bに設けられている。
より詳しくは、ベースユニット20Aに対してディスプレイユニット40Aが閉じられた際、第1作動部材55Aの第1の磁石61とディスプレイユニット40Aに設けられた第2の磁石62の同極同士(例えば、N極同士、又はS極同士)が対向して接近すること
で第1の磁石61および第2の磁石62間に反発力が作用する。同様に、ベースユニット20Aに対してディスプレイユニット40Aが閉じられた際、第2作動部材59Aの第3の磁石63とディスプレイユニット40Aに設けられた第4の磁石64の同極同士(例えば、N極同士、又はS極同士)が対向して接近することで第3の磁石63および第4の磁石64間に反発力が作用する。その結果、ディスプレイユニット40Aが閉じられた際、第1作動部材55Aおよび第2作動部材59Aを磁力によって非作動位置から作動位置へ変位させることができる。すなわち、第2作動部材59Aを非作動位置から作動位置に変位させることで、ロックレバー56の係止ピン562a(第2係止部)による係合レバー52の係合用開口521(円形切欠部521a)の係止を解除させ、係合レバー52の突出姿勢方向への揺動の規制を解除することができる。
そして、第1作動部材55Aを非作動位置から作動位置に変位させることで、係合レバー52を格納姿勢から突出姿勢に変位させ、係合レバー52をディスプレイユニット40A側の係止爪511に係止することができる。これにより、ディスプレイユニット40Aの閉じ姿勢でのロックが完了する。なお、ディスプレイユニット40のロックを解除する場合の動作については、上述したディスプレイ装置10と同様、スライドブロック51のロック解除ボタン512を押すことで行うことができる。なお、本変形例においては、ディスプレイユニット40Aを閉じ姿勢でロックする際、ベースユニット20Aから外部に突出するボタンを押し込むことなく、磁力を利用して第1作動部材55Aおよび第2作動部材59Aを作動させることができるので、ロック装置50Aの安全性をより一層向上させることができると共に、ディスプレイ装置10Aのデザイン上の自由度を向上させることができる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明に係るディスプレイユニットのロック装置はこれらに限らず、本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができる。また、上述の実施形態においては、車載用のディスプレイ装置に本発明に係るロック装置を適用する場合を例に説明したが、鉄道車両、航空機に搭載するビデオモニタ、ノートブックパソコンやビデオカメラのディスプレイ、ドアのロック装置等として適用しても良い。また、本実施形態では、ヒンジ30を回動軸としてディスプレイユニット40をベースユニット20に対して開閉自在に連結しているが、これには限られず、ベースユニット20に対してディスプレイユニット40が開閉自在に連結されていれば良い。また、ベースユニット20に対してディスプレイユニット40が片開き構造となっていても良いし、ベースユニット20及びディスプレイユニット40が両開き構造となっていても良い。
10・・・ディスプレイ装置
20・・・ベースユニット
30・・・ヒンジ
40・・・ディスプレイユニット
50・・・ロック装置
51・・・スライドブロック
511・・・係止爪
512・・・ロック解除ボタン
52・・・係合レバー
521・・・係合用開口
53・・・第1揺動軸
54・・・第1巻きばね
55・・・第1作動部材
56・・・ロックレバー
57・・・第3揺動軸
58・・・第2巻きばね
59・・・第2作動部材

Claims (5)

  1. ベースユニットに対して開閉自在に連結される可動ユニットを閉じ姿勢に保持するためのロック装置であって、
    前記ベースユニットに対して突出又は格納自在に設けられると共に当該ベースユニット内に格納される方向に付勢され、前記可動ユニットに設けられる第1係止部に係止される被係止部を有する係合レバーと、
    前記ベースユニットに設けられ、前記被係止部と係合する第2係止部を有し、当該第2係止部によって前記被係止部を係止することで前記係合レバーが前記ベースユニット内に格納される格納姿勢から前記ベースユニットから外部に突出する突出姿勢に変位することを規制するロックレバーと、
    前記ベースユニットに設けられると共に前記係合レバーを作動させる第1の作動手段であって、前記可動ユニットが閉じられる際に当該可動ユニットが当接することで押し込まれる第1のボタンを有し、前記第1のボタンが押し込まれることで変位し、前記係合レバーを前記格納姿勢から前記突出姿勢に変位させる第1の作動手段と、
    前記ベースユニットに設けられると共に前記ロックレバーを作動させる第2の作動手段であって、前記可動ユニットが閉じられる際に当該可動ユニットが当接することで押し込まれる第2のボタンを有し、前記第2のボタンが押し込まれることで変位し、前記第2係止部による前記被係止部の係止を解除させる第2の作動手段と、
    を備える可動ユニットのロック装置。
  2. ベースユニットに対して開閉自在に連結される可動ユニットを閉じ姿勢に保持するためのロック装置であって、
    前記ベースユニットに対して突出又は格納自在に設けられると共に当該ベースユニット内に格納される方向に付勢され、前記可動ユニットに設けられる第1係止部に係止される被係止部を有する係合レバーと、
    前記ベースユニットに設けられ、前記係合レバーの前記被係止部と係合する第2係止部を有し、当該第2係止部によって前記被係止部を係止することで前記係合レバーが前記ベースユニット内に格納される格納姿勢から前記ベースユニットから外部に突出する突出姿勢に変位することを規制するロックレバーと、
    前記ベースユニットに設けられると共に前記係合レバーを作動させる第1の作動手段であって、第1の磁石を有し、前記可動ユニットが閉じられる際に当該可動ユニットに設けられた第2の磁石と前記第1の磁石の同極同士が接近することで変位し、前記係合レバーを前記格納姿勢から前記突出姿勢に変位させる第1の作動手段と、
    前記ベースユニットに設けられると共に前記ロックレバーを作動させる第2の作動手段であって、第3の磁石を有し、前記可動ユニットが閉じられる際に当該可動ユニットに設けられた第4の磁石と前記第3の磁石の同極同士が接近することで変位し、前記第2係止部による前記被係止部の係止を解除させる第2の作動手段と、
    を備える可動ユニットのロック装置。
  3. 前記係合レバーは揺動自在に軸支されており、
    前記ロックレバーは、揺動自在に軸支されると共に前記格納姿勢にある前記係合レバーにおける前記被係止部に前記第2係止部が係合する方向に付勢されており、
    前記係合レバーの揺動軸および前記ロックレバーの揺動軸は直交方向に伸びている
    請求項1又は2に記載の可動ユニットのロック装置。
  4. 前記ベースユニットにおける第1の縁部が前記可動ユニットに連結されると共に、前記第1の縁部と対向する第2の縁部に沿って前記第1および第2のボタンが配置されており、
    前記ベースユニットに対する前記第2のボタンの突出量が前記ベースユニットに対する
    前記第1のボタンの突出量よりも大きく設定されている
    請求項1に記載の可動ユニットのロック装置。
  5. 前記ベースユニットは車両の天井面に取り付けられると共に前記可動ユニットはディスプレイユニットであり、
    前記第1のボタンと前記第2のボタンの離間寸法が、前記ベースユニットに乗員の頭部が衝突した際に当該頭部によって前記第1のボタンと前記第2のボタンの双方が同時に押されない所定の寸法に定められている
    請求項1又は4に記載の可動ユニットのロック装置。
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