JP2018121168A - 表示装置、テレビジョン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】中音域や低音域の音抜けを良くするとともに、表示装置の正面側の開口エリアがスリムになる表示装置、テレビジョン装置を提供する。【解決手段】放音面を下方に向けたスピーカ装置をキャビネットの内側に搭載し、設置台に載置される表示装置である。放音面21に対峙したキャビネットの底部に設けられ、スピーカ装置15Lからの音声を設置台に向けて出力可能な底部開口31を有する底部材30と、表示装置1の正面に対峙したキャビネットの前部に設けられ、スピーカ装置からの音声を表示装置の正面に向けて出力可能な前部開口35とを備える。底部材が、スピーカ装置からの音声を前部開口に向けて反射可能に形成されている。【選択図】図2
Description
本発明は、表示装置、テレビジョン装置に関し、詳細には、放音面を下方に向けたスピーカ装置をキャビネットの内側に搭載し、設置台に載置される表示装置、テレビジョン装置に関する。
表示装置では、スピーカ装置をディスプレイ部の左右両側に設置すると、表示装置の横幅が大きくなるという懸念がある。このため、薄型の表示装置では、スピーカ装置の放音面を下方に向けたもの(ヒドゥンスピーカ構造ともいう)が知られている。例えば、特許文献1には、スピーカ装置の放音面を前方斜め下方に向けた表示装置の構造が開示されている。
しかしながら、上記特許文献1のスピーカ装置の場合、斜め下向きに出力された音声は、音響反射板で全て反射されて前方に向かう。つまり、スピーカ装置からの音声は、表示装置の設置台側には出力されずに、表示装置の正面に向かうだけであり、中音域や低音域の音抜けが悪くなる(こもり感が生ずるともいう)という懸念がある。
また、スピーカ装置からの音声を外部に放射する開口エリアが、表示装置の正面側でワイドになると、表示装置はデザイン上の制約を受けやすくなるという問題がある。
また、スピーカ装置からの音声を外部に放射する開口エリアが、表示装置の正面側でワイドになると、表示装置はデザイン上の制約を受けやすくなるという問題がある。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、中音域や低音域の音抜けを良くするとともに、表示装置の正面側の開口エリアがスリムになる表示装置、テレビジョン装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、放音面を下方に向けたスピーカ装置をキャビネットの内側に搭載し、設置台に載置される表示装置であって、前記放音面に対峙した前記キャビネットの底部に設けられ、前記スピーカ装置からの音声を前記設置台に向けて出力可能な底部開口を有する底部材と、前記表示装置の正面に対峙した前記キャビネットの前部に設けられ、前記スピーカ装置からの音声を前記表示装置の正面に向けて出力可能な前部開口とを備え、前記底部材が、前記スピーカ装置からの前記音声を前記前部開口に向けて反射可能に形成されていることを特徴としたものである。
第2の技術手段は、放音面を下方に向けたスピーカ装置をキャビネットの内側に搭載した表示装置であって、前記放音面に対峙した前記キャビネットの底部に設けられ、前記スピーカ装置からの音声を下方に向けて出力可能な底部開口を有する底部材と、前記表示装置の正面に対峙した前記キャビネットの前部に設けられ、前記スピーカ装置からの音声を前記表示装置の正面に向けて出力可能な前部開口とを備え、前記底部材が、前記スピーカ装置からの前記音声を前記前部開口に向けて反射可能に形成されていることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1または2の技術手段において、前記前部開口に対峙する前記キャビネットの後部に、前記スピーカ装置からの音声の前記キャビネットの後方への出力を防止する後側閉塞部を有することを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1または2の技術手段において、前記前部開口に対峙する前記キャビネットの後部に、前記スピーカ装置からの音声を前記キャビネットの後方に出力する後側開口部を有することを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第1から4のいずれか一項の技術手段において、前記キャビネットの前部に、放音面を前記表示装置の正面に向けたツイータ部を設置することを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第1から5のいずれか一項の技術手段を備えたテレビジョン装置であることを特徴としたものである。
本発明によれば、スピーカ装置からの音声は底部開口から設置台に出力されるため、中音域や低音域の音抜けを良くすることができる。また、スピーカ装置からの音声は、底部材で前部開口に向けて反射されて、前部開口から出力されるので、高音域の不足を解消することができる。
さらに、底部開口を有した底部材を設けることにより、前部開口による開口エリアをスリムにできることから、デザイン上の制約を受けにくい表示装置を提供することができる。
さらに、底部開口を有した底部材を設けることにより、前部開口による開口エリアをスリムにできることから、デザイン上の制約を受けにくい表示装置を提供することができる。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による表示装置の正面図である。表示装置1(例えば薄型のテレビジョン装置)は、矩形状のディスプレイ部10を有する。ディスプレイ部10は、例えば、液晶表示装置であり、液晶層やガラス基板などを有した矩形のLCD(Liquid Crystal Display)パネルや、例えばLEDを導光板の側方に並べたエッジライト型で構成されたバックライト等を備えている。
図1は、本発明の第1実施形態による表示装置の正面図である。表示装置1(例えば薄型のテレビジョン装置)は、矩形状のディスプレイ部10を有する。ディスプレイ部10は、例えば、液晶表示装置であり、液晶層やガラス基板などを有した矩形のLCD(Liquid Crystal Display)パネルや、例えばLEDを導光板の側方に並べたエッジライト型で構成されたバックライト等を備えている。
ディスプレイ部10は前方(図示のY軸の正方向)を残して例えば樹脂製のキャビネット11で覆われている。詳しくは、キャビネット11は、前キャビ部11aと、底キャビ部11cと、ディスプレイ部10の背面側に位置して、図2で説明する後キャビ部11bとからなる。前キャビ部11aは、例えば、枠形状で形成され、LCDパネルの周囲に設けられる。
底キャビ部11cは、例えば上方に開口(図2で説明する細長開口39)を有したカップ形状であり、図示のX方向に沿って細長く形成されており、前キャビ部11aや後キャビ部11bの下側に設けられている。
スタンド12は、例えば底キャビ部11cの中央位置に取り付けられ、表示装置1は、スタンド12を介して設置台50に載置される。
スタンド12は、例えば底キャビ部11cの中央位置に取り付けられ、表示装置1は、スタンド12を介して設置台50に載置される。
キャビネット11の内側には、ヒドゥンスピーカ構造のスピーカ装置15が設置され、スピーカ装置15からは、可聴帯域内(例えば20Hz〜20kHz程度)の音声を出力できる。
表示装置1の正面から見てスタンド12の左側には、ボトム・スピーカ部15Lが設置され、スタンド12の右側には、ボトム・スピーカ部15Rが設置されている。
表示装置1の正面から見てスタンド12の左側には、ボトム・スピーカ部15Lが設置され、スタンド12の右側には、ボトム・スピーカ部15Rが設置されている。
さらに、表示装置1の正面から見てボトム・スピーカ部15Lの左側には、ツイータ部40Lが設置され、ボトム・スピーカ部15Rの右側には、ツイータ部40Rが設置されている。
図2は、図1のII-II線矢視断面図である。なお、ボトム・スピーカ部15Lとボトム・スピーカ部15Rは同じ構造であるので、ボトム・スピーカ部15Lについては図2で説明し、ボトム・スピーカ部15Rの詳細な説明は省略する。
図2に示すように、底キャビ部11cは、細長開口39を上方(図示のZ軸の正方向)に向けて配置し、この細長開口39の前方(図示のY軸の正方向)で、例えばディスプレイ部10の背面を支持するとともに、前キャビ部11aの下面に当接している。
図2に示すように、底キャビ部11cは、細長開口39を上方(図示のZ軸の正方向)に向けて配置し、この細長開口39の前方(図示のY軸の正方向)で、例えばディスプレイ部10の背面を支持するとともに、前キャビ部11aの下面に当接している。
後キャビ部11bは、ディスプレイ部10の背面側を覆って下方に向けて延びており、底キャビ部11cは、その細長開口39の後方(図示のY軸の負方向)で、例えば後キャビ部11bの下端に係合している。
ボトム・スピーカ部15Lは底キャビ部11cの近傍に配置されている。詳しくは、ボトム・スピーカ部15Lは、ディスプレイ部10の後方であって、細長開口39の直上方に配置されている。
ボトム・スピーカ部15Lは底キャビ部11cの近傍に配置されている。詳しくは、ボトム・スピーカ部15Lは、ディスプレイ部10の後方であって、細長開口39の直上方に配置されている。
細長開口39の上方には、例えば横長(図示のX方向に長い)のスピーカBOX20が設けられている。スピーカBOX20には、下方に向けて形成された放音面21が設けられ、放音面21が細長開口39に対峙している。
スピーカBOX20には、センターキャップ22が設けられ、その周囲に振動板23が設置されている。振動板23は下方に向けて配置され、振動板23のエッジは、放音面21の近傍でスピーカBOX20に支持されている。なお、センターキャップ22の奥(図示のZ軸の正方向)には、ボイスコイルやマグネットなど(いずれも図示省略)が備えられている。
スピーカBOX20には、センターキャップ22が設けられ、その周囲に振動板23が設置されている。振動板23は下方に向けて配置され、振動板23のエッジは、放音面21の近傍でスピーカBOX20に支持されている。なお、センターキャップ22の奥(図示のZ軸の正方向)には、ボイスコイルやマグネットなど(いずれも図示省略)が備えられている。
なお、図ではスピーカBOXの放音面が真下を向いた例を挙げて説明した。しかし、本発明は、この例に限定されるものではなく、スピーカBOXの放音面が斜め前で下を向いた構造にも適用可能である。
本実施形態の底キャビ部11cは、前部開口35、底部材30、後側閉塞部38を有している。
前部開口35は、表示装置1の正面に対峙した底キャビ部11cの前面に形成され、図示のY軸方向で底キャビ部11cを貫通して設けられている。前部開口35は、前キャビ部11aの下側で、例えば横長(図示のX方向に長い)に形成されており、底キャビ部11cの内側に向けて延びた前側反射部36を有している。
前部開口35は、表示装置1の正面に対峙した底キャビ部11cの前面に形成され、図示のY軸方向で底キャビ部11cを貫通して設けられている。前部開口35は、前キャビ部11aの下側で、例えば横長(図示のX方向に長い)に形成されており、底キャビ部11cの内側に向けて延びた前側反射部36を有している。
この底キャビ部11cの前面が本発明のキャビネットの前部に相当する。なお、前キャビ部11aと底キャビ部11cを一体形成し、前キャビ部11aの底部分に前部開口35を設けてもよい。この場合には、前キャビ部11aが本発明のキャビネットの前部に相当する。
また、図1で説明したツイータ部40L,40Rの放音面は、この底キャビ部11cの前面に向けられている。
また、図1で説明したツイータ部40L,40Rの放音面は、この底キャビ部11cの前面に向けられている。
底部材30は、ボトム・スピーカ部15Lの放音面21に対峙した底キャビ部11cの底面に配置されている。底キャビ部11cの底面が本発明のキャビネットの底部に相当する。
底部材30は、例えば格子状に形成されており、図示のZ軸方向で底キャビ部11cを貫通して複数設けられた底部開口31と、各底部開口31の周囲に配された板状の底側反射部32とを有している。
底部材30は、例えば格子状に形成されており、図示のZ軸方向で底キャビ部11cを貫通して複数設けられた底部開口31と、各底部開口31の周囲に配された板状の底側反射部32とを有している。
なお、前キャビ部11aと底キャビ部11cを一体形成(あるいは後キャビ部11bと底キャビ部11cを一体形成)し、前キャビ部11aの底部分(あるいは後キャビ部11bの底部分)に底部材30を設けてもよい。この場合には、前キャビ部11a(あるいは後キャビ部11b)が本発明のキャビネットの底部に相当する。
後側閉塞部38は、前部開口35に対峙する底キャビ部11cの後面に設けられ、図示のY軸方向で底キャビ部11cを貫通せずに形成されている。これにより、スピーカ装置からの音声のキャビネットの後方への出力を防ぐ。底キャビ部11cの後面が本発明のキャビネットの後部に相当する。なお、後キャビ部11bと底キャビ部11cを一体形成し、後キャビ部11bの底部分に後側閉塞部38を設けてもよい。この場合には、後キャビ部11bが本発明のキャビネットの後部に相当する。
なお、図では後側閉塞部38を有した例を挙げて説明した。しかし、本発明は、この例に限定されるものではなく、その図示は省略するが、スピーカ装置からの音声をキャビネットの後方に出力可能な後側開口部を有してもよい。
次に、上記の底キャビ部11cを有した構造(第1実施形態)と、以下の比較例1〜3とに対し、ボトム・スピーカ部15Lのみを駆動した場合(ツイータ部40Lを駆動しない)について、マイクロフォンを用いて音圧特性を測定した。マイクロフォンは図1に示したスピーカ部15Lの前方に配置され、スピーカ部15Lからマイクロフォンまでの距離は1mである。なお、スピーカ部15Rのみを駆動させた場合の音圧特性は、スピーカ部15Lのみを駆動させた場合のそれと基本的に同じであるため、スピーカ部15Rのみを駆動させた場合は省略する。
図3は、第1実施形態と比較例1に対する音圧レベルの測定結果を説明するための図である。
まず、比較例1は、底部材30を有しているが、前部開口35や後側閉塞部38を有していない構造であり、底キャビ部11cの底面は格子状に形成されて、底部開口31および底側反射部32を有しているものの、底キャビ部11cの前面は塞がれ、底キャビ部11cの後面が開放されている。
まず、比較例1は、底部材30を有しているが、前部開口35や後側閉塞部38を有していない構造であり、底キャビ部11cの底面は格子状に形成されて、底部開口31および底側反射部32を有しているものの、底キャビ部11cの前面は塞がれ、底キャビ部11cの後面が開放されている。
比較例1の場合、ボトム・スピーカ部15Lのみを駆動させると、図3に破線で示すように、500Hz〜2kHzの帯域(中音域)で音圧レベルが減少し、5kHzの帯域(高音域)で音圧レベルが減少していた。
これに対し、第1実施形態の場合には、図3に実線で示すように、中音域や高音域でも音圧レベルが減少せず、また、ホーン特性(ピークやディップ等)も確認されず、音圧特性を改善できていた。
これに対し、第1実施形態の場合には、図3に実線で示すように、中音域や高音域でも音圧レベルが減少せず、また、ホーン特性(ピークやディップ等)も確認されず、音圧特性を改善できていた。
第1実施形態のように後側閉塞部38を設ければ、スピーカ装置15からの音声は、キャビネット11の後方に漏れず、前部開口35や底部開口31に向けて反射できる。また、前部開口35を設ければ、スピーカ装置15からの中音域や高音域の音声は表示装置の正面に向かいやすくなる。よって、特に、表示装置の正面への中音域や高音域の放音(音圧レベル)を良好することができる。
図4は、第1実施形態と比較例2に対する音圧レベルの測定結果を説明するための図である。
比較例2は、前部開口35や後側閉塞部38を有しているが、底部材30を有していない構造であり、底キャビ部11cの前面は開放され、底キャビ部11cの後面は塞がれているものの、底キャビ部11cの底面も塞がれている。
比較例2は、前部開口35や後側閉塞部38を有しているが、底部材30を有していない構造であり、底キャビ部11cの前面は開放され、底キャビ部11cの後面は塞がれているものの、底キャビ部11cの底面も塞がれている。
比較例2の場合、ボトム・スピーカ部15Lのみを駆動させると、図4に破線で示すように、2kHz付近の帯域(中音域と高音域との境界付近)で音圧レベルが減少していた。また、1.2kHz付近でピークが確認され、4kHz付近でディップが確認された。
これに対し、第1実施形態の場合には、図4に実線で示すように、中音域と高音域との境界付近でも音圧レベルが減少せず、また、ピークやディップも確認されず、音圧特性を改善できていた。さらに、2kHz以上の帯域(高音域)で音圧レベルが上昇しており、この帯域の音声が底部開口31から放射されていることも分かった。
これに対し、第1実施形態の場合には、図4に実線で示すように、中音域と高音域との境界付近でも音圧レベルが減少せず、また、ピークやディップも確認されず、音圧特性を改善できていた。さらに、2kHz以上の帯域(高音域)で音圧レベルが上昇しており、この帯域の音声が底部開口31から放射されていることも分かった。
第1実施形態のように底部開口31を設ければ、スピーカ装置15からの音声は、底キャビ部11cの内部でこもらせず、設置台50に向けて出力でき、反射・拡散できる。よって、特に、ホーン特性が確認されず、中音域や高音域の音抜けが良くなり、こもり感も抑えることができる。
さらに、底部開口31を設けることにより、前部開口35による開口エリア(図1,2のZ軸方向の長さ)をスリムにできる。具体的には、この開口エリアは、従来技術に挙げたスピーカ装置の場合に必要な幅の1/3程度で済み、デザイン上の制約を受けにくい表示装置を提供することができる。
図5は、第1実施形態と比較例3に対する音圧レベルの測定結果を説明するための図である。
比較例3は、底部材30や後側閉塞部38を有しているが、前部開口35を有していない構造であり、底キャビ部11cの底面は開放され、底キャビ部11cの後面は塞がれているものの、底キャビ部11cの前面も塞がれている。
比較例3は、底部材30や後側閉塞部38を有しているが、前部開口35を有していない構造であり、底キャビ部11cの底面は開放され、底キャビ部11cの後面は塞がれているものの、底キャビ部11cの前面も塞がれている。
比較例3の場合、ボトム・スピーカ部15Lのみを駆動させると、図5に破線で示すように、2kHz以上の帯域(高音域)で音圧レベルの減少が著しかった。また、1.2kHz付近でピークが確認された。
これに対し、第1実施形態の場合には、図5に実線で示すように、高音域でも音圧レベルが減少せず、また、ピークも確認されず、音圧特性を改善できていた。
これに対し、第1実施形態の場合には、図5に実線で示すように、高音域でも音圧レベルが減少せず、また、ピークも確認されず、音圧特性を改善できていた。
第1実施形態のように底側反射部32や後側閉塞部38を設ければ、スピーカ装置15からの音声は、前部開口35に向けて反射でき、前部開口35から出力される。よって、特に、高音域の不足を解消することができる。
また、図2で説明したような前側反射部36を設ければ、スピーカ装置15からの音声は、前側反射部36で反射して前部開口35から出力可能になる。よって、この構成も、高音域の不足の解消に貢献する。
また、図2で説明したような前側反射部36を設ければ、スピーカ装置15からの音声は、前側反射部36で反射して前部開口35から出力可能になる。よって、この構成も、高音域の不足の解消に貢献する。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態と第1実施形態に対する音圧レベルの測定結果を説明するための図である。
上記の底キャビ部11cを有し、ボトム・スピーカ部15Lのみを駆動した場合(第1実施形態)と、ボトム・スピーカ部15Lおよびツイータ部40Lの双方を駆動させた場合(第2実施形態)について、マイクロフォンを用いて音圧特性を測定した。なお、スピーカ部15Rおよびツイータ部40Rの双方を駆動させた場合の音圧特性は、スピーカ部15Lおよびツイータ部40Lの双方を駆動させた場合のそれと基本的に同じであるため、スピーカ部15Rおよびツイータ部40Rの双方を駆動させた場合は省略する。
図6は、第2実施形態と第1実施形態に対する音圧レベルの測定結果を説明するための図である。
上記の底キャビ部11cを有し、ボトム・スピーカ部15Lのみを駆動した場合(第1実施形態)と、ボトム・スピーカ部15Lおよびツイータ部40Lの双方を駆動させた場合(第2実施形態)について、マイクロフォンを用いて音圧特性を測定した。なお、スピーカ部15Rおよびツイータ部40Rの双方を駆動させた場合の音圧特性は、スピーカ部15Lおよびツイータ部40Lの双方を駆動させた場合のそれと基本的に同じであるため、スピーカ部15Rおよびツイータ部40Rの双方を駆動させた場合は省略する。
第1実施形態のように、ボトム・スピーカ部15Lのみを駆動させると、図6に実線で示すように、特に5kHz以上の帯域(高音域)では音圧レベルが減少していた。
これに対し、第2実施形態のように、ボトム・スピーカ部15Lおよびツイータ部40Lの双方を駆動させると、図6に1点鎖線で示すように、高音域でも音圧レベルが減少せず、中音域から高音域に亘って音圧レベルをほぼ一定(フラット特性ともいう)にできた。第2実施形態のようにツイータ部40L,40Rをさらに設置すれば、高音域の不足を容易に解消できる。
これに対し、第2実施形態のように、ボトム・スピーカ部15Lおよびツイータ部40Lの双方を駆動させると、図6に1点鎖線で示すように、高音域でも音圧レベルが減少せず、中音域から高音域に亘って音圧レベルをほぼ一定(フラット特性ともいう)にできた。第2実施形態のようにツイータ部40L,40Rをさらに設置すれば、高音域の不足を容易に解消できる。
ところで、上記の第1,2実施形態では、スタンドを有して設置台に載置される例を挙げて説明したが、本発明は、この例に限定されるものではなく、例えば壁掛け構造、詳しくは、スタンドを有しないで壁面に設置される構造にも適用可能である。
1…表示装置、10…ディスプレイ部、11…キャビネット、11a…前キャビ部、11b…後キャビ部、11c…底キャビ部、12…スタンド、15…スピーカ装置、15L,15R…ボトム・スピーカ部、20…スピーカBOX、21…放音面、22…センターキャップ、23…振動板、30…底部材、31…底部開口、32…底側反射部、35…前部開口、36…前側反射部、38…後側閉塞部、39…細長開口、40L,40R…ツイータ部、50…設置台。
Claims (6)
- 放音面を下方に向けたスピーカ装置をキャビネットの内側に搭載し、設置台に載置される表示装置であって、
前記放音面に対峙した前記キャビネットの底部に設けられ、前記スピーカ装置からの音声を前記設置台に向けて出力可能な底部開口を有する底部材と、
前記表示装置の正面に対峙した前記キャビネットの前部に設けられ、前記スピーカ装置からの音声を前記表示装置の正面に向けて出力可能な前部開口とを備え、
前記底部材が、前記スピーカ装置からの前記音声を前記前部開口に向けて反射可能に形成されていることを特徴とする表示装置。 - 放音面を下方に向けたスピーカ装置をキャビネットの内側に搭載した表示装置であって、
前記放音面に対峙した前記キャビネットの底部に設けられ、前記スピーカ装置からの音声を下方に向けて出力可能な底部開口を有する底部材と、
前記表示装置の正面に対峙した前記キャビネットの前部に設けられ、前記スピーカ装置からの音声を前記表示装置の正面に向けて出力可能な前部開口とを備え、
前記底部材が、前記スピーカ装置からの前記音声を前記前部開口に向けて反射可能に形成されていることを特徴とする表示装置。 - 請求項1または2に記載の表示装置であって、
前記前部開口に対峙する前記キャビネットの後部に、前記スピーカ装置からの音声の前記キャビネットの後方への出力を防止する後側閉塞部を有することを特徴とする表示装置。 - 請求項1または2に記載の表示装置であって、
前記前部開口に対峙する前記キャビネットの後部に、前記スピーカ装置からの音声を前記キャビネットの後方に出力する後側開口部を有することを特徴とする表示装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の表示装置であって、
前記キャビネットの前部に、放音面を前記表示装置の正面に向けたツイータ部を設置することを特徴とする表示装置。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の表示装置を備えたテレビジョン装置。
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