JP2018120880A - 非接触電力伝送装置 - Google Patents

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山中 修平
Shuhei Yamanaka
修平 山中
旭弘 海野
Akihiro Unno
旭弘 海野
鈴木 浩史
Hiroshi Suzuki
浩史 鈴木
石川 弘二
Koji Ishikawa
弘二 石川
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Abstract

【課題】給電効率を高くすることができる非接触電力伝送装置を提供する。
【解決手段】本発明は、所定方向に並べられる複数の1次コア21と、複数の1次コア21に巻かれ、電力を送電する複数の1次コイル22と、複数の1次コア21の少なくとも一つに隙間を介して対向し、複数の1次コア21に対して相対移動可能である2次コア23と、2次コア23に巻かれ、電力を受電する2次コイル24と、を備える。各1次コア21は、各1次コイル22が巻かれる中央部21aと、この中央部21aに対して曲がっている両端の対向部21bと、を有して、断面C字状である。
【選択図】図3

Description

本発明は、非接触電力伝送装置に関する。
近年、電気自動車用の給電装置として、非接触電力伝送装置の研究が盛んである。この非接触電力伝送装置は、所定の駐車位置に配置され、電力を送電する1次コイルと、自動車に取り付けられ、電力を受電する2次コイルと、を備える。自動車を駐車位置まで移動させ、1次コイルに交流電流を流すと、1次コイルと2次コイルとの間で電力伝送が行われる。すなわち、1次コイルに交流電流を流すと、1次コイル周囲に磁界が発生し、1次コイル及び2次コイルを共通に鎖交する磁束によって2次コイルに誘導起電力が発生する。電気自動車用の非接触電力伝送装置は、自動車を所定の駐車位置に停止させた状態(2次コイルを固定した状態)で電力伝送を行うので、固定型と呼ばれる。
これに対して、2次コイルを移動させながら電力伝送を行う移動型の非接触電力伝送装置も知られている(特許文献1参照)。移動型は、電力を送電する1次給電線と、電力を受電する2次コイルと、を備える。1次給電線は、案内レールに沿って配置される。2次コイルは、案内レールに沿って移動する移動体に取り付けられる。1次給電線に交流電流を流すと、1次給電線と2次コイルとの間で電力伝送が行われる。移動型は、例えば半導体又は液晶工場の搬送装置に用いられる。
特開平8−140331号公報
しかし、従来の一般的な移動型の非接触電力伝送装置にあっては、漏れ磁束が大きく、すなわち1次給電線と2次コイルとを共通に鎖交する磁束が少なく、給電効率を高くすることができない可能性があり対策が必要であるという課題がある。
そこで、本発明は、給電効率を高くすることができる移動型の非接触電力伝送装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、所定方向に並べられる複数の1次コアと、前記複数の1次コアに巻かれ、電力を送電する複数の1次コイルと、前記複数の1次コアに対して相対移動可能であり、前記複数の1次コアの少なくとも一つに隙間を介して対向する2次コアと、前記2次コアに巻かれ、電力を受電する2次コイルと、を備え、前記各1次コアは、前記各1次コイルが巻かれる中央部と、この中央部に対して曲がっている両端の対向部と、を有して、断面C字状である非接触電力伝送装置である。
本発明によれば、複数の1次コイルが所定方向に並べられるので、2次コイルを相対移動させながら1次コイルと2次コイルとの間で電力伝送を行うことができる。また、各1次コアは、断面C字状であり、各1次コアに発生する磁束を対向する2次コアに向かわせる。このため、1次コイルと2次コイルの結合度の度合いを示す結合係数を高くすることができる。
本発明の一実施形態の非接触電力伝送装置を組み込んだアクチュエータの斜視図である。 本実施形態のアクチュエータの電気系システム構成図である。 本実施形態の非接触電力伝送装置の斜視図である。 本実施形態の非接触電力伝送装置の断面図である。 2次コア側から見た本実施形態の1次コアの平面図である。 本実施形態の2次筺体の他の例の斜視図である。 本実施形態の1次筺体及び2次筺体の他の例の斜視図である。 磁界解析の結果を示す図(図8(a)は比較例、図8(b)は発明例1、図8(c)は発明例2)である。 磁界解析の結果を示す図(発明例3)である。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態の非接触電力伝送装置を詳細に説明する。ただし、本発明の非接触電力伝送装置は種々の形態で具体化することができ、本明細書に記載される実施形態に限定されるものではない。本実施形態は、明細書の開示を十分にすることによって、当業者が発明の範囲を十分に理解できるようにする意図をもって提供されるものである。
図1は、本実施形態の非接触電力伝送装置1(以下、単に電力伝送装置1という)を組み込んだアクチュエータ2の斜視図を示す。以下においては、説明の便宜上、図1に示される上下、左右及び前後の各方向を用いてアクチュエータ2の構成を説明する。
アクチュエータ2は、前後方向(一方向)に延びるベース3と、ベース3に対して前後方向に移動可能なテーブル4と、を備える。ベース3は、底部3aと、底部3aの幅方向の両端に設けられ、互いに対向する左右一対の側壁部3bと、を有して、断面C字状である。ベース3は、非磁性導電体(例えばアルミニウム)製である。ベース3の側壁部3bとテーブル4との間には、テーブル4が前後方向に移動するのを案内するリニアガイド7が設けられる。リニアガイド7は、ベース3の側壁部3bに取り付けられるレール5と、レール5に前後方向に移動可能に組み付けられるキャリッジ6と、を備える。キャリッジ6の上面には、テーブル4が取り付けられる。キャリッジ6が円滑に移動するように、キャリッジ6とレール5との間には、転がり運動可能に複数の転動体が介在する。複数の転動体は、キャリッジ6の循環路に循環可能に配列・収容される。リニアガイド7は公知のものであるので、これ以上の詳しい説明を省略する。なお、リニアガイドには、軸と、外筒と、を備えるボールスプライン、リニアブッシュを用いることもできる。
テーブル4は偏平な略直方体状であり、非磁性導電体(例えばアルミニウム)製である。テーブル4は、リニアモータ8(図2参照)によって駆動される。リニアモータ8は、ベース3に取り付けられ、複数の永久磁石を有する界磁部と、テーブル4に取り付けられ、例えばコア及び三相コイルを有する電機子部と、を備える。テーブル4には、図示しないPWMインバータ(Pulse Width Modulation)等のドライバ9(図2参照)が設けられる。ドライバ9は、テーブル4と一緒に前後方向に移動する。
ドライバ9は、リニアモータ8の電機子部に供給する電力を制御する。ドライバ9がリニアモータ8に電力を供給すると、電機子部の三相コイルに交流電流が流れ、電機子部のコアと界磁部との間で吸引力及び反発力が発生し、テーブル4に推力が発生する。リニアモータ8及びドライバ9は、公知のものであるので、これ以上の詳しい説明を省略する。
アクチュエータ2には、ドライバ9に電力を供給する電力伝送装置1が設けられる。電力伝送装置1は、ベース3に設けられる複数の送電部11と、テーブル4に設けられる受電部12と、を備える。
送電部11は、1次コア21と、1次コア21に巻かれる1次コイル22と、を備える(図3参照)。送電部11は、ベース3の長さ方向(前後方向)に一定のピッチで複数、例えば9つ並べられる。ベース3の脇には、前後方向に細長い断面L字状の収容部13が設けられる。送電部11は、この収容部13の側壁に取り付けられて、ベース3の非磁性導電体(例えばアルミニウム)製の側壁部3b部に対向する。
受電部12は、2次コア23と、2次コア23に巻かれる2次コイル24と、を備える(図3参照)。受電部12は、テーブル4の側面に取り付けられて、送電部11に隙間を介して対向する。受電部12は、テーブル4と一緒に収容部13内を前後方向に移動する。受電部12が前後方向に移動しても、受電部12は送電部11の少なくとも一つに対向し、送電部11の少なくとも一つから電力を受け取る。
図2は、本実施形態のアクチュエータ2の電気系システム構成図を示す。図示しない架台には、高周波電源10が設置される。高周波電源10には、1次コイル22がケーブル14を介して直列又は並列で電気的に接続される。
高周波電源10が1次コイル22に高周波電力を供給すると、1次コイル22の周囲に高周波磁界が発生し、1次コイル22と2次コイル24を共通に鎖交する磁束により、2次コイル24に誘導起電力が発生する。1次コイル22には、1次側共振コンデンサ25が直列に接続される。2次コイル24には、2次側共振コンデンサ26が並列に接続される。
1次側共振コンデンサ25及び2次側共振コンデンサ26は、電圧と電流との位相差を0にする(力率を1にする)ために入れられる。また、1次側共振コンデンサ25及び2次側共振コンデンサ26は、1次側と2次側を電源周波数と共振させ、効率を向上させるために入れられる。高周波電源10が1次コイル22に印加する周波数は高周波(例えば50KHz以上、望ましくは50KHz〜100KHz)である。これにより、インダクタンスL及びキャパシタンスCを小さくできる。
2次コイル24は、ケーブル27を介してドライバ9に接続される。2次コイル24とドライバ9は、テーブル4(図1参照)に設けられるので、ケーブル27用のケーブルチェーンは不要である。ドライバ9は、高周波交流を直流に平滑化する整流器と、リニアモータ8を制御するために、整流器が整流した電圧のパルス幅を制御するPWMインバータと、を備える。
図3及び図4は、電力伝送装置1の送電部11及び受電部12の詳細図を示す。図3は、図1に示す送電部11及び受電部12を前後軸の回りに時計回りに90度回転させた状態の斜視図を示す。図4は、正面図を示す。
図3に示すように、送電部11は、1次コア21と、1次コア21に巻かれる1次コイル22と、を備える。受電部12は、1次コア21に隙間を介して対向する2次コア23と、2次コア23に巻かれる2次コイル24と、を備える。本実施形態では、1次コア21の形状と2次コア23の形状とが等しい。1次コイル22の巻き数と2次コイル24の巻き数は入出力電圧比に合わせた巻き数となる。
図4に示すように、1次コア21は、1次コイル22が巻かれる4角形の板状の中央部21aと、この中央部21aに対して曲がっている両端の対向部21bと、を有して、断面C字状である。1次コア21の中央部21aと2次コア23の中央部23aとは、互いに平行である。1次コア21の対向部21b及び2次コア23の対向部23bは、互いに向かって約90度曲がっている。1次コア21の対向部21bと2次コア23の対向部23bとが隙間δを介して対向する。
図5は、2次コア23側(図1の左右方向)から見た1次コア21の平面図を示す。各1次コア21は、平面視で4角形状である。対向部21bの幅w1(図1の前後方向の長さ)は、中央部21aの幅w1(図1の前後方向の長さ)に等しい。中央部21aに巻かれる1次コイル22は中央部21aから幅方向にはみ出す。1次コア21は、隣接する1次コア21との間に中央部21aからはみ出す1次コイル22の厚みの分以上の間隔w2を開けて、幅方向(図1の前後方向)に並べられる。1次コア21間の間隔w2は、2次コア23の幅(図示しないが2次コア23の幅もw1である)未満である。1次コア21はフェライト製である。
図4に示すように、2次コア23も、2次コイル24が巻かれる中央部23aと、この中央部23aに対して約90度曲がっている両端の対向部23bと、を有して、断面C字状である。2次コア23もフェライト製である。2次コア23の形状と1次コア21の形状は等しいので、詳しい説明を省略する。なお、2次コア23の個数は1であるが、1に限られることはなく、2以上にすることができる。また、2次コア23の幅は、1次コア21の幅w1と同一であるが、1次コア21の幅w1以上にすることができる。
図3に示すように、1次コア21は、1次コイル22の前後の方向の長さよりも長い1次筺体31に収容及び保持される。1次筺体31は、ベース3の収容部13(図1参照)に取り付けられる。1次筺体31は、1次コイル22の側面(図3の1次コイル22の底面)に対向する底部31aと、1次コイル22の端面(図3の1次コイル22の幅方向の端面)に対向する両端の側壁部31bと、を有して、断面C字状である。1次筺体31は、非磁性導電体(例えばアルミニウム)製である。1次筺体31は、例えば押し出し成形により製造される。
1次筺体31の側壁部31bは、階段状である。すなわち、1次筺体31の側壁部31bは、1次コイル22の端面に対向する第1壁面b1と、1次コア21が着座する座面b2と、1次コア21の対向部21bに対向する第2壁面b3と、を有する(図4も参照)。1次コア21は、接着等の接合手段によって、座面b2に固定される。
2次コア23は、2次筺体32に収容及び保持される。2次筺体32の前後方向の長さは、2次コイル24の前後方向の長さよりも長い。2次筺体32の正面形状は、1次筺体31の正面形状と同一である。2次筺体32も、2次コイル24の側面(図3の2次コイル24の上面)に対向する底部32aと、2次コイル24の端面(図3の2次コイル24の幅方向の端面)に対向する両端の側壁部32bと、を有して、断面C字状である。2次筺体32は、非磁性導電体(例えばアルミニウム)製である。
2次筺体32の側壁部32bも、階段状である。すなわち、2次筺体32の側壁部32bは、2次コイル24の端面に対向する第1壁面b1と、2次コア23が着座する座面b2と、2次コア23の対向部23bに対向する第2壁面b3と、を有する(図4も参照)。2次コア23は、接着等の接合手段によって、座面2bに固定される。
図6は、2次筺体32の他の例の斜視図を示す。この例では、2次筺体36は、製造のし易さを考えて、底部36aと側壁部36bとに2分割される。2次コア23の対向部23bは、2次筺体36の側壁部36bの底面から露出する。符号36cは2次コイル24の配線用の穴である。なお、1次筺体31を2次筺体32と同様に底部と側壁部とに2分割することも可能である。
図7は、1次筺体31及び2次筺体32の他の例を示す。この例では、シールド部材として、1次筺体31の替わりに1次板材37を用いている。そして、2次筺体32の替わりに2次板材38を用いている。1次板材37及び2次板材38は、非磁性導電体(例えばアルミニウム)製である。1次コア21、1次コイル22、2次コア23、2次コイル24の構成は、図3に示すものと同一なので、同一の符号を附してその説明を省略する。
本実施形態の電力伝送装置1によれば、以下の効果を奏する。1次コイル22が前後方向に並べられ、2次コイル24が前後方向に移動しても2次コイル24が1次コイル22の少なくとも1つに必ず対向する。このため、2次コイル24を移動させながら、1次コイル22と2次コイル24との間で電力伝送を行うことができる。また、2次コア23の移動に伴い、2次コア23に対向する1次コア21が切り替わる。各1次コア21は、断面C字状であるので、各1次コア21に発生する磁束を直上の2次コア23に向かわせる。このため、1次コイル22と2次コイル24との結合係数を高くすることができる。
2次コア23が断面C字状であるので、1次コイル22と2次コイル24の結合係数をより高くすることができる。
1次コア21及び2次コア23が平面視で4角形状であるので、給電効率の向上と1次コア21及び2次コア23の製造のし易さとを両立することができる。発明者は、1次コア21及び2次コア23を平面視で4角形状にしたときと平面視でH字状にしたときとで、給電効率を比較する実験を行ったところ、給電効率は両者で殆ど変わらないことを知見した。1次コア21及び2次コア23が断面C字状であり、互いに向かって磁束を発生させていることが原因である。また、1次コア21を4角形状にすることで、1次コア21の配列も容易である。
1次コイル22が断面C字状のアルミニウム製の1次筺体31で覆われるので、1次コア21に発生する磁束が外部に漏れるのを防止し(1次筺体31に発生するうず電流が、磁束が外部に漏れるのを防止する)、磁束を2次コア23に向かわせることができる。このため、漏洩磁束の低減による主磁束の増加が図れ、同体積でより大きな電力伝送又は同電力でコンパクト化が可能になる。
同様に、2次コイル24が断面C字状のアルミニウム製の2次筺体32で覆われるので、2次コア23に発生する磁束が外部に漏れるのを防止し、磁束を1次コア21に向かわせることができる。
1次コア21に対する2次コア23の相対移動がリニアガイド7によって案内されるので、1次コア21と2次コア23の隙間を小さく一定に保った状態で、2次コア23を相対移動させることができる。
1次コア21が1次筺体31に取り付けられるので、1次コア21を固定するのが容易である。同様に、2次コア23が2次筺体32に取り付けられるので、2次コア23を固定するのが容易である。
1次筺体31の側壁部31bが階段状であるので、1次コア21及び1次コイル22を1次筺体31に効率的に収容することができ、1次コア21を1次筺体31に固定するのも容易である。同様に、2次筺体32の側壁部32bが階段状であるので、2次コア23及び2次コイル24を2次筺体32に効率的に収容することができ、2次コア23を2次筺体32に固定するのが容易である。
1次コア21に対向するベース3の側壁部3bが非磁性導電体であるので、新たなシールド部材を追加しなくてもアクチュエータ2の構成部品であるベース3によって、1次コア21から放出される磁界をシールドすることができる。なお、2次コア23に対向している1次コア21だけでなく、2次コア23に対向していない1次コア21からも磁界が放出される。
図8(a)(b)(c)は、磁界解析の結果を示す。図8(a)は1次コア21´及び2次コア23´が平板状であり、シールド部材が1次板材37及び2次板材38である比較例を示し、図8(b)は1次コア21及び2次コア23が断面C字状であり、シールド部材が1次板材37及び2次板材38である発明例1を示し、図8(c)は1次コア21及び2次コア23が断面C字状であり、シールド部材が1次筺体31及び2次筺体32である発明例2を示す。1次コア21,21´及び2次コア23,23´の周辺のグレーの濃い部分が漏れ磁束である。1次コア21,21´及び2次コア23,23´内の白色の部分は、磁束密度が大きいことを意味する。
図8(a)と図8(b)に示すように、1次コア21及び2次コア23が断面C字状であると、1次コア21´及び2次コア23´が平板状である場合に比べて、1次コア21の磁束が無駄なく2次コア23に回り、外部への漏れ磁束も少ないことがわかる。図8(a)のときの伝送電力:図8(b)のときの伝送電力=1:1.8であり、伝送電力が大幅に向上した。
図8(b)と図8(c)に示すように、さらに1次筺体31及び2次筺体32が断面C字状であると、外部への漏れ磁束が少なくなり、2次コイル24に向かう磁束が大幅に増加することがわかる。図8(b)のときの伝送電力:図8(c)のときの伝送電力=1:2.4であり、伝送電力が大幅に向上した。
図9は、1次コア21が断面C字状であり、1次筺体31が断面C字状であり、アクチュエータ2のベース3が非磁性導電体(アルミニウム)製である本発明例3を示す。1次コア21周辺の白色の部分、グレーの濃い部分が漏れ磁束である。白色の部分はグレーの濃い部分よりも磁束密度が大きいことを意味する。2次コア23に対向していない1次コア21からも磁界が放出されるが、ベース3を非磁性導電体(アルミニウム)製にすることで、ベース3が磁界をシールドできることがわかる。
なお、本発明は上記実施形態に具現化されるのに限られることはなく、本発明の要旨を変更しない範囲でさまざまな実施形態に具現化可能である。
上記の実施形態では、1軸のアクチュエータに本発明の電力伝送装置を適用した例を説明したが、2軸以上のアクチュエータにも本発明の電力伝送装置を適用することができる。
上記実施形態では、1次コア及び2次コアが断面C字状であるが、1次コアを断面C字状にし、2次コアを平板状にすることもできる。
1…非接触電力伝送装置、2…アクチュエータ、3…ベース、3b…ベース側壁部(アクチュエータの、複数の1次コイルに対向する部分)、4…テーブル、7…リニアガイド、11…送電部、12…受電部、21…1次コア、21a…中央部、21b…対向部、22…1次コイル、23…2次コア、23a…中央部、23b…対向部、24…2次コイル、31…1次筺体、31a…底部、31b…側壁部、32…2次筺体、32a…底部、32b…側壁部、36…2次筺体、37…1次板材、38…2次板材、b1…第1壁面、b2…座面、b3…第2壁面

Claims (8)

  1. 所定方向に並べられる複数の1次コアと、
    前記複数の1次コアに巻かれ、電力を送電する複数の1次コイルと、
    前記複数の1次コアに対して相対移動可能であり、前記複数の1次コアの少なくとも一つに隙間を介して対向する2次コアと、
    前記2次コアに巻かれ、電力を受電する2次コイルと、を備え、
    前記各1次コアは、前記各1次コイルが巻かれる中央部と、この中央部に対して曲がっている両端の対向部と、を有して、断面C字状である非接触電力伝送装置。
  2. 前記2次コアは、前記2次コイルが巻かれる中央部と、この中央部に対して曲がっている両端の対向部と、を有して、断面C字状であることを特徴とする請求項1に記載の非接触電力伝送装置。
  3. 前記1次コア及び/又は前記2次コアは、平面視で4角形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の非接触電力伝送装置。
  4. 前記1次コイル及び/又は前記2次コイルは、前記1次コイル及び/又は前記2次コイルの側面に対向する底部と、前記1次コイル及び/又は前記2次コイルの端面に対向する側壁部と、を有する非磁性導電体の筺体に覆われることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の非接触電力伝送装置。
  5. 前記1次コア及び/又は前記2次コアは、前記筺体に取り付けられることを特徴とする請求項4に記載の非接触電力伝送装置。
  6. 前記筺体の前記側壁部は、前記1次コイル及び/又は前記2次コイルの前記端面に対向する第1壁面と、前記1次コア及び/又は前記2次コアが着座する座面と、前記1次コア及び/又は前記2次コアの前記対向部に対向する第2壁面と、を有して、階段状であることを特徴とする請求項5に記載の非接触電力伝送装置。
  7. 前記1次コアに対する前記2次コアの相対移動が、リニアガイドによって案内されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の非接触電力伝送装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の非接触電力伝送装置によって給電されるアクチュエータであって、
    前記アクチュエータの、前記複数の1次コイルに対向する部分が非磁性導電体であるアクチュエータ。
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