JP2018120492A - 表示装置と工作機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】タッチパネルを枠部材から取り外して交換できる表示装置と工作機械を提供する。【解決手段】工作機械は保護カバー前面に操作パネルを備える。操作パネルは表示装置10を備える。表示装置10は、金属製のパネル筐体40と樹脂製の支持枠ユニット30との間にタッチパネル122の外周部を挟んだ状態で、支持枠ユニット30をパネル筐体40に対してスタッドボルト50とナット51で固定する。故にタッチパネル122のみを交換する場合、作業者はナット51をスタッドボルト50から取り外し、パネル筐体40から支持枠ユニット30を取り外すだけで、パネルユニット12をパネル筐体40から容易に取り外すことができる。作業者は取り外したパネルユニット12のタッチパネル122を新品又は修理品と交換し、再度パネル筐体40に容易に取り付けることができる。【選択図】図5

Description

本発明は、表示装置と工作機械に関する。
特許文献1に記載の工作機械の表示装置は、表示パネルとタッチパネルを備える。タッチパネルは表示パネル前面に接着剤等で固定する。表示装置はタッチパネル前面の外縁部に沿って枠部材を両面テープで固定する。作業者は枠部材中央の開口部を介して、表示パネルに表示した画像を見ながらタッチパネルで各種操作を入力する。静電容量方式のタッチパネルは金属が近くにあると誤動作し易いので、枠部材は板金では無く樹脂で作製する必要があった。
特開2012−48625号公報
タッチパネル交換時、タッチパネルと枠部材は両面テープで貼り付いているので、タッチパネルと表示パネルだけでは交換できず、枠部材と一緒に交換しなければならないという問題点があった。枠部材を樹脂で作製するので、樹脂成型の為の金型のイニシャル費用がかかるという問題点もあった。
本発明の目的は、タッチパネルを枠部材から取り外して交換できる表示装置と工作機械を提供することである。
請求項1に係る表示装置は、画像を表示する表示面を有する表示パネルと、前記表示パネルの前記表示面に重ねて固定し、前記表示パネルの外縁部から外方に張り出して設け、物体が接触した接触位置を検出するタッチパネルと、前記タッチパネルにおける前記表示パネルの前記表示面が重なる裏面とは反対側の表面に設けた金属製の枠部材とを備えた表示装置において、前記枠部材の前記タッチパネル側の一面との間に、前記タッチパネルの外縁部を挟むようにして配置された樹脂部材と、前記枠部材の前記一面と前記タッチパネルの前記外縁部との間に介在する絶縁性を有する絶縁部材と、前記樹脂部材を前記枠部材に対して着脱自在に固定する固定手段とを備えたことを特徴とする。表示装置は、枠部材と樹脂部材との間にタッチパネルの外縁部を挟んだ状態で、樹脂部材を枠部材に固定手段で固定する。即ちタッチパネルの外縁部は、枠部材と樹脂部材との間に保持する。故に作業者は固定手段による固定を解除し、枠部材から樹脂部材を取り外すだけで、タッチパネルを枠部材から容易に取り外すことができる。故に作業者は表示装置に枠部材を残した状態で、タッチパネルを取り外して交換できる。金属製の枠部材とタッチパネルの外縁部との間には、絶縁部材が介在するので、表示装置は金属が近くに在ることによるタッチパネルの誤動作を防止できる。枠部材を金属製に出来るので、表示装置は枠部材を樹脂で作製する場合にかかる金型のイニシャル費を抑えることができる。枠部材を金属製にできるので、樹脂で作製する場合に比べて剛性を向上できる。タッチパネルは例えば静電容量方式にするとよい。静電容量方式のタッチパネルは例えば感圧方式に比べて感度が良く操作性がよい。表示パネルとタッチパネルは例えば接着剤で固定するとよい。作業者は表示パネルとタッチパネルを一体品として用いることができるので、表示装置の組立時の作業性を向上できる。絶縁部材は、タッチパネル又は枠部材の一面に対して、例えば両面テープ又は接着剤等で固定するとよい。絶縁部材の位置がずれないので、表示装置の組立時に作業し易い。
請求項2に係る表示装置の前記樹脂部材の前記表示パネルは矩形状であって、前記樹脂部材は、前記表示パネルの前記外縁部に対して少なくとも両側から挟み込む位置において、前記外縁部に当接して前記表示パネルを保持する第一保持部を備えるとよい。第一保持部は、矩形状の表示パネルの外縁部を少なくとも両側から挟み込んで保持するので、タッチパネルのみならず、表示パネルも保持できる。ネジを使用しないので、例えば樹脂部材、絶縁部材、固定手段等の寸法のバラツキによって、枠部材と樹脂部材との間におけるタッチパネルの保持位置が変わっても、それに伴って位置が変わる表示パネルを良好に保持できる。表示パネルとタッチパネルは互いに固定するので、表示装置の組立時の作業性が向上する。本発明によれば、タッチパネルの保持位置が変わっても、それに伴って位置が変わる表示パネルを良好に保持できるので、一体化した表示パネルとタッチパネルに対して互いに剥がれる力が加わることもない。
請求項3に係る表示装置の前記固定手段は、前記枠部材から突出して設け、前記樹脂部材に設けた第一貫通穴に挿入される第一ボルトと、前記第一貫通穴から外方に突出する前記第一ボルトに締結され、前記樹脂部材を前記枠部材に固定する第一ナットとを備えるとよい。第一ナットは、樹脂部材に設けた第一貫通穴から突出する第一ボルトに締結する。故に樹脂部材は枠部材に固定する。作業者は第一ナットを緩めるだけで、樹脂部材を枠部材から取り外すことができるので、表示装置に枠部材を残した状態で、タッチパネルのみを簡単に交換できる。第一ボルトは、例えば枠部材に溶接で固定、又は枠部材に設けたネジ穴に一部を締結して固定するとよい。第一ボルトは例えばスタッドボルトにするとよい。スタッドボルトは、例えば両端にねじ部をもつボルトで、一方の部品の雌ねじを切った穴に一端をねじ込み、固定する部品に空けてある穴をボルトに通しナットで締め付けるものである。
請求項4に係る表示装置の前記絶縁部材は、弾性を有するパッキンであって、前記樹脂部材は、前記枠部材の前記一面に当接する第一当接部と、前記タッチパネルの前記外縁部に対して前記裏面側から当接する第二当接部と、前記第一当接部と前記第二当接部との間に介在し、前記第一当接部と前記第二当接部との間の距離を第一所定長に保持する第一介在部とを備えるとよい。第一介在部は第一当接部と第二当接部の間を所定長に保持するので、第一当接部に当接する枠部材のタッチパネル側の一面と、第二当接部に当接するタッチパネルの外縁部の裏面との間の距離を第一所定長に保持できる。故に表示装置は、枠部材の一面とタッチパネルの外縁部の裏面との間の距離を一定にできるので、その間に介在するパッキンの圧縮率を一定にできる。本発明は圧縮率を適正値にすることで、パッキンの防水機能を確保できる。表示装置は枠部材に対して樹脂部材を固定するだけでパッキンの圧縮率を一定にできるので、固定手段としての第一ナットを締結するトルク管理は不要である。故にトルクレンチ等の特殊工具は不要で、作業者は一般的な工具で第一ナットを締結できる。
請求項5に係る表示装置の前記固定手段は、前記枠部材の前記一面との間に、前記絶縁部材、前記タッチパネルの前記外縁部、及び前記樹脂部材を挟むようにして配置された金属部材と、前記枠部材から突出して設け、前記金属部材に設けた第二貫通穴に挿入された第二ボルトと、前記第二貫通穴から外方に突出する前記第二ボルトに締結され、前記金属部材を前記枠部材の前記一面に固定することで、前記樹脂部材を前記枠部材の前記一面に間接的に固定する第二ナットとを備えるとよい。表示装置はタッチパネルを枠部材に固定する為に金属部材を用いることができる。金属部材は枠部材の一面との間に、絶縁部材、タッチパネルの外縁部、及び樹脂部材を挟むようにして配置する。故に表示装置は、金属部材と枠部材の一面との間に、タッチパネルの外縁部を絶縁部材と樹脂部材で挟むようにして配置する。枠部材から突出する第二ボルトは、金属部材に設けた第二貫通穴に挿入する。第二ナットは、第二貫通穴から突出する第二ボルトに対して締結する。故に金属部材は枠部材の一面との間に、タッチパネルの外縁部を絶縁部材と樹脂部材で挟んだ状態で、枠部材の一面に間接的に固定できる。故に作業者は第二ナットを緩めるだけで、金属部材とタッチパネルと表示パネルを枠部材から取り外すことができる。故に作業者は表示装置に枠部材を残した状態で、タッチパネルのみを簡単に交換できる。タッチパネルは金属部材と接触しないので、表示装置は金属が近くに在ることによるタッチパネルの誤動作を防止できる。
請求項6に係る表示装置の前記絶縁部材は、弾性を有するパッキンであって、前記樹脂部材は、前記金属部材と前記タッチパネルの前記外縁部との間に介在する板状に形成され、前記金属部材は、前記枠部材の前記一面に当接する第三当接部と、前記樹脂部材に対し、前記タッチパネル側の一面とは反対側の他面に当接する第四当接部と、前記第三当接部と前記第四当接部との間に介在し、前記第三当接部と前記第四当接部との間の距離を第二所定長に保持する第二介在部とを備えるとよい。絶縁部材は弾性を有するパッキンである。樹脂部材は、金属部材とタッチパネルの外縁部との間に介在する板状に形成する。タッチパネルの外縁部は、パッキンと板状の樹脂部材の間に挟んだ状態で、樹脂部材を枠部材に固定することで、枠部材の一面と金属部材との間に保持する。第二介在部は第三当接部と第四当接部の間を第二所定長に保持するので、表示装置は、第三当接部に当接する枠部材の一面と、第四当接部に当接する樹脂部材の他面との間の距離を第二所定長に保持できる。故に枠部材の一面と樹脂部材の一面との間の距離は、第二所定長から板状の樹脂部材の厚みを差し引いた一定の距離にできるので、樹脂部材の厚みを考慮することにより、その間に介在するパッキンの圧縮率を一定にできる。本発明はパッキンの圧縮率を適正値にすることで、パッキンの防水機能を確保できる。表示装置は枠部材に対して樹脂部材を固定するだけでパッキンの圧縮率を常に一定にできるので、第二ナットを締結するトルク管理は不要である。故にトルクレンチ等の特殊工具は不要で、作業者は一般的な工具で第二ナットを締結できる。
請求項7に係る表示装置の前記表示パネルは矩形状であって、前記金属部材は、前記表示パネルの前記外縁部に対して少なくとも両側から挟み込む位置において、前記外縁部に当接して前記表示パネルを保持する第二保持部を備えるとよい。第二保持部は、矩形状の表示パネルの外縁部を少なくとも両側から挟み込んで保持するので、タッチパネルのみならず、表示パネルも保持できる。ネジを使用しないので、例えば樹脂部材、絶縁部材、固定手段等の寸法のバラツキによって、枠部材と金属部材との間におけるタッチパネルの保持位置が変わっても、それに伴って位置が変わる表示パネルを良好に保持できる。タッチパネルの保持位置が変わっても、それに伴って位置が変わる表示パネルを良好に保持できるので、一体化した表示パネルとタッチパネルに対して互いに剥がれる力が加わることもない。
請求項8に係る工作機械は、工具又は被削材の少なくとも何れか一方を回転して相対的に接触させることで、前記被削材を加工する工作機械であって、請求項1から7の何れかに記載の表示装置を備えたことを特徴とする。工作機械は請求項1から7の何れかの表示装置を備えているので、請求項1から7の何れかに記載の効果を得ることができる。
本発明は、上記請求項1〜8の発明特定事項の一部を任意に組み合わせてもよい。
工作機械1の正面図。 表示装置10の正面図。 支持枠ユニット30(第一実施形態)の正面図。 支持枠ユニット30の斜視図。 図2に示すI−I線矢視方向断面図。 表示装置10の組立工程の一例を示す図。 変形例である支持枠ユニット130の周囲の断面図。 表示装置100の正面図。 支持枠ユニット230(第二実施形態)の正面図。 金属部材61(62)の斜視図。 図8に示すII−II線矢視方向断面図。
図1〜図7を参照し、本発明の第一実施形態を説明する。以下説明は、図中に矢印で示す左右、前後、上下を使用する。図1を参照し、工作機械1の構造を説明する。工作機械1は被削材と工具の相対移動により被削材を切削する機械である。工作機械1は基台部2、機械本体(図示略)、保護カバー3を備える。基台部2は工作機械1の土台である。機械本体は基台部2の上部に設け、工具を装着して回転する主軸(図示略)を備える。保護カバー3は基台部2上部に設け、機械本体とその周囲を覆う。保護カバー3は被削材の加工時に切粉と切削液の飛沫等が周囲に飛散するのを防止する。
保護カバー3は前面右側に操作パネル5を備える。操作パネル5は略直方体状の筐体6を備える。筐体6は前壁上部に矩形状の開口部7を備え、該開口部7の背面側から表示装置10を固定する。表示装置10はパネルユニット12を有する。パネルユニット12は開口部7を介して操作パネル5前面に露出する。パネルユニット12は、液晶パネル121とタッチパネル122を備える。タッチパネル122は液晶パネル121の前面側に重ねて配置する。液晶パネル121は各種入力画面、操作画面等を表示する。ユーザはタッチパネル122を介して液晶パネル121に表示した各種画面を視認可能である。タッチパネル122はユーザの押圧操作を感知して各種入力を受け付ける。表示装置10の具体的構造は後述する。筐体6は前面下部に操作部8を更に備える。操作部8は物理的に押圧操作する複数の操作ボタン等を備える。表示装置10と操作部8は数値制御装置(図示略)に電気的に接続する。数値制御装置は表示装置10と操作部8で受け付けた各種入力と操作に基づき、工作機械1の動作を制御する。
図2〜図5を参照し、表示装置10の構造を説明する。図2に示す如く、表示装置10は正面視左右方向に長い略矩形状である。表示装置10はパネル筐体40を備える。パネル筐体40は正面視左右方向に長い略矩形状の枠体である。パネル筐体40は表示装置10の外枠であり、操作パネル5の筐体6前壁の背面に固定する。表示装置10はパネル筐体40の表面とは反対側の背面に、支持枠ユニット30を固定する(図3〜図5参照)。支持枠ユニット30は略矩形枠状である。支持枠ユニット30とパネル筐体40はパネルユニット12を挟んで保持する。パネルユニット12はパネル筐体40の開口部401に相対する。
液晶パネル121は正面視左右方向に長い略矩形状であり、数値制御装置からの制御信号に基づき各種画面を表示する。液晶パネル121の大きさは、パネル筐体40の内側の開口部401(図2参照)と同一又は小さい。故にユーザは液晶パネル121の表示面に表示した画像を、パネル筐体40の開口部401を介して良好に視認できる。タッチパネル122は正面視左右方向に長い略矩形状であり、液晶パネル121よりも大きい。タッチパネル122は例えば静電容量方式の一般的なタッチパネルである。タッチパネル122は押圧操作面におけるユーザの押圧位置を感知して数値制御装置に信号を出力する。液晶パネル121はタッチパネル122に接着剤等で貼り付ける。故に液晶パネル121とタッチパネル122は一体化してパネルユニット12を構成する。タッチパネル122の外周部は、液晶パネル121の外周部よりも外方に張り出して突出する(図5参照)。
図5に示す如く、タッチパネル122は前面の外周部に矩形枠状のパッキン20を両面テープで貼り付ける。パッキン20の材質は絶縁性と弾性があれば何でもよく、例えば樹脂又はゴム等を用いるとよい。
図3,図4を参照し、支持枠ユニット30の構造を説明する。支持枠ユニット30は、一対の長辺枠部材31,32と、一対の短辺枠部材33,34とを備え、左右方向に長い略矩形状の枠体を構成する。支持枠ユニット30は中央部に略矩形状の開口部301を形成する。長辺枠部材31,32と、短辺枠部材33,34は何れも絶縁性を有する樹脂製である。長辺枠部材31、32は短辺枠部材33、34よりも長い。長辺枠部材31は支持枠ユニット30の上側部、長辺枠部材32は支持枠ユニット30の下側部、短辺枠部材33は支持枠ユニット30の右側部、短辺枠部材34は支持枠ユニット30の左側部に夫々位置する。長辺枠部材31、32は、タッチパネル122の略矩形状の外周部のうち二つの長辺部分を支持する部分である。短辺枠部材33、34は、タッチパネル122の外周部のうち二つの短辺部分を支持する部分である。長辺枠部材31と32は同一部材である。短辺枠部材33と34は同一部材である。
図4に示す如く、長辺枠部材31は左右方向に略直線状に延び、その長さ方向に直交する断面は略L字状である。長辺枠部材31は、固定面311、裏側面312、内側面313、外側面314、第一端面315、第二端面316、支持面317、段差部318を備える。固定面311は、パネル筐体40の背面40Bに当接する面である。裏側面312は固定面311の反対側面である。内側面313は支持枠ユニット30の開口部301に対向する面である。外側面314は、開口部301の反対側の外側に向く面である。第一端面315は長辺枠部材31の右側端面である。第二端面316は長辺枠部材31の左側端面である。固定面311は右端側、中央部、左端側の三箇所に、裏側面312まで貫通する三つの貫通穴36を備える。貫通穴36の内径は、後述するスタッドボルト50の直径よりも大きい。裏側面312は三つの貫通穴36の夫々の周囲に、固定面311側に窪んだ凹部37を備える。凹部37は底面視略半円状である。裏側面312において貫通穴36は凹部37の略中央部に位置する。凹部37の大きさは、後述するナット51よりも大きい。
支持面317は固定面311の内側面313側の一端側に設ける。支持面317は、固定面311よりも裏側面312側に低い。段差部318は固定面311の下端部と支持面317の上端部との間に設ける。図5に示す如く、タッチパネル122の外周部の後面は、支持面317に前方から当接して配置する。段差部318の高さはH1である。
尚、長辺枠部材32は、長辺枠部材31と同一部材であるので、長辺枠部材31を上下逆に配置すればよい。短辺枠部材33は、長辺枠部材31の長さを短くしたものであり、貫通穴36を固定面311の長さ方向の右端側と左端側の二箇所に設けたこと以外は、長辺枠部材31と同一構造を備える。短辺枠部材34は短辺枠部材33と同一部材であるので、短辺枠部材33の左方において、短辺枠部材33に対して対向するように向きを逆にして配置すればよい。
図2,図5を参照し、パネル筐体40の構造を説明する。パネル筐体40は金属製である。図2に示す如く、パネル筐体40は中央部に開口部401を備える。開口部401は左右方向に長い略矩形状である。パネル筐体40は一対の長辺部41,42と、一対の短辺部43,44を備える。長辺部41はパネル筐体40の上側部、長辺部42はパネル筐体40の下側部、短辺部43はパネル筐体40の右側部、短辺部44はパネル筐体40の左側部に夫々位置する。長辺部41、42は、タッチパネル122の外周部のうち左右方向に延びる二つの長辺部分を覆い隠す。短辺部43、44は、タッチパネル122の外周部のうち上下方向に延びる二つの短辺部分を覆い隠す。パネル筐体40の大きさは、支持枠ユニット30の大きさと略同一である。
長辺部41は、パネル筐体40の表面40Aとは反対側の背面40Bにおいて、長辺部41の長さ方向の一端側、中央部、他端側の三箇所(図2参照)にボルト用固定穴45を夫々設ける。ボルト用固定穴45は所定の深さを有する非貫通穴である。三つのボルト用固定穴45の位置は、支持枠ユニット30の長辺枠部材31に設けた三つの貫通穴36の位置(図3参照)と対応する。ボルト用固定穴45はスタッドボルト50の基端部を内側に挿入し溶接で固定する。スタッドボルト50のボルト用固定穴45への固定方法は溶接に限らず、接着剤や他の方法でもよい。
図5に示す如く、スタッドボルト50はボルト用固定穴45から後方に突出する。長辺部41の背面40Bに対して、長辺枠部材31の固定面311が当接する。後方に突出するスタッドボルト50は、長辺枠部材31の固定面311に設けた貫通穴36に挿入し、凹部37の底部から後方に突出する。ナット51は、凹部37から突出するスタッドボルト50に締結する。タッチパネル122の外周部は長辺枠部材31の支持面317上に配置する。パッキン20はタッチパネル122の外周部の前面とパネル筐体40の背面40Bとの間に圧縮した状態で配置する。故に表示装置10は、パネル筐体40の背面40Bと、長辺枠部材31の支持面317との間に、パッキン20を介してタッチパネル122の外周部を挟み込んで保持する。尚、パネル筐体40の長辺部42、短辺部43,44においても、長辺部41におけるタッチパネル122の保持構造と同一の構造により、長辺枠部材32、短辺枠部材33,34の夫々の支持面317との間に、パッキン20を介してタッチパネル122の外周部を挟み込んで保持する。
図6を参照し、表示装置10の組立工程の一例を説明する。作業者はタッチパネル122の前面の外周部にパッキン20を両面テープで貼り付ける。作業者は、パネル筐体40の後方において、パッキン20を貼り付けたパネルユニット12を、液晶パネル121が後ろ側、タッチパネル122が前側となるように位置決めする。作業者はパネルユニット12を、パネル筐体40の背面40Bに後方から重ね合わせる。このとき、作業者はパネル筐体40の背面40Bの内周部に沿って、パッキン20を位置決めして当接する。
次いで、パネル筐体40の背面40Bにおいて、作業者は長辺部41,42と短辺部43,44の夫々に対応する位置に、支持枠ユニット30の長辺枠部材31,32と短辺枠部材33,34の夫々を配置する。例えば図6に示す如く、作業者はパネル筐体40の長辺部41の背面40Bに対して、長辺枠部材31を後方から配置する。スタッドボルト50はボルト用固定穴45から後方に突出する。作業者は長辺枠部材31の貫通穴36に対して、スタッドボルト50を挿入する。作業者はタッチパネル122の外周部とパッキン20を、パネル筐体40の背面40Bと、長辺枠部材31の支持面317との間に挟み込む。
スタッドボルト50の先端側は、凹部37の底部まで貫通する貫通穴36から後方に突出する。長辺枠部材31の支持面317は、タッチパネル122の外周部の後面に当接する。タッチパネル122の外周部の高さとパッキン20の高さを合わせた距離は、段差部318の高さであるH1(図5参照)よりも大きいので、パネル筐体40の長辺部41の背面40Bと、長辺枠部材31の固定面311との間に隙間が生じる。作業者は工具を使ってナット51をスタッドボルト50に対して後方から締結する。ナット51は、長辺枠部材31をパネル筐体40の背面40B側に押し付ける。故に長辺枠部材31の支持面317は、タッチパネル122の外周部をパネル筐体40の背面40B側に押し付ける。パッキン20は押し潰れて圧縮する。長辺枠部材31の固定面311は、パネル筐体40の長辺部41の背面40Bに密着する。故に表示装置10は、パネル筐体40の長辺部41の背面40Bと、長辺枠部材31の支持面317との間に、パッキン20を介してタッチパネル122の外周部を挟み込んで保持できる。
なお説明しないが、作業者は、パネル筐体40の長辺部42、短辺部43,44においても、上記の長辺部41に対する長辺枠部材31の固定方法と同様に、長辺枠部材32、短辺枠部材33,34を固定する。表示装置10の組立は完了する(図2,図5参照)。
上記説明の如く、第一実施形態の表示装置10は、金属製のパネル筐体40と樹脂製の支持枠ユニット30との間にタッチパネル122の外周部を挟んだ状態で、支持枠ユニット30をパネル筐体40に対してスタッドボルト50とナット51で固定する。故にタッチパネル122のみを交換する場合、作業者はナット51をスタッドボルト50から取り外し、パネル筐体40から支持枠ユニット30を取り外すだけで、パネルユニット12をパネル筐体40から容易に取り外すことができる。作業者はパネルユニット12のタッチパネル122を新品又は修理品と交換し、再度パネル筐体40に容易に取り付けることができる。
パネル筐体40は金属製であるので、樹脂製のパネル筐体に比べて剛性が強く、樹脂成型に伴う金型等のイニシャルコストを削減できる。表示装置10は、パネル筐体40とタッチパネル122の外周部との間に、絶縁性を有するパッキン20を介在する。即ち、表示装置10は絶縁性を有するパッキン20と樹脂製の支持枠ユニット30を用いて、パネル筐体40に対してタッチパネル122を保持する。静電容量方式のタッチパネル122は金属が近くに在ると誤動作し易いが、上記保持構造により、表示装置10は金属製のパネル筐体40からタッチパネル122が影響を受けない距離を確保できる。故に表示装置10はタッチパネル122の金属が近くに在ることによる誤動作を防止できる。
支持面317と接触するタッチパネル122の面と長辺部41の背面40Bとの間の距離はH1である。H1は段差部318の高さに相当する。H1からタッチパネル122の厚みを差し引いた距離は、パッキン20を配置する隙間の高さに相当する。パッキン20を配置する隙間の高さは、パッキン20の防水機能を発揮する適正な圧縮率を考慮して決定するのがよい。故に表示装置10は、パネル筐体40の背面40Bに対して支持枠ユニット30を固定するだけで、パッキン20の圧縮率を適正値に常に調整できるので、タッチパネル122の外周部と長辺部41の背面40Bとの間のシール性を向上できる。故に表示装置10はパッキン20が有する防水機能を確保できる。表示装置10はパッキン20の圧縮率を常に適正値にできるので、スタッドボルト50に締結するナット51のトルク管理は一切不要である。故に作業者はトルクレンチ等の特殊工具ではなく、一般的な工具でナット51を締結できる。
図7を参照し、支持枠ユニット130を用いたパネルユニット12の保持構造を説明する。支持枠ユニット130は、図5に示す支持枠ユニット30の変形例である。支持枠ユニット130は、タッチパネル122を保持すると共に、液晶パネル121を保持できる。支持枠ユニット130の長辺枠部材131の支持面317は、図5に示す支持枠ユニット30の長辺枠部材31の支持面317よりも開口部401側に長く延びる。故に長辺枠部材131の内側面313は、パネル筐体40の内周縁部よりも開口部401側に突出した位置に配置する。長辺枠部材131は内側面313に樹脂製のパッキン21を接着剤で固定する。パッキン21は液晶パネル121の外周部に圧力をかけた状態で当接する。
図示しないが、支持枠ユニット130は、長辺枠部材31とは反対側の他方の長辺枠部材と一対の短辺枠部材においても、長辺枠部材131と同様の構造を備え、夫々の内側面313にパッキン21を固定する。これら四本の枠部材の夫々の内側面313に固定した四つのパッキン21は、液晶パネル121の外周部を上下左右の四方から圧力をかけた状態で当接する。故に支持枠ユニット130は、液晶パネル121の外周部を上下左右の四方から挟み込んで安定して保持できる。故に第二実施形態の表示装置10は、タッチパネル122のみならず、液晶パネル121も保持できるので、パネルユニット12を安定して保持できる。
本変形例は液晶パネル121の保持にネジを使用しない。故に本変形例は例えば、支持枠ユニット130、パッキン20、スタッドボルト50、ナット51等の寸法のバラツキによって、パネル筐体40と支持枠ユニット130との間におけるタッチパネル122の保持位置が変わっても、それに伴って位置が変わる液晶パネル121を確実に保持できる。仮に液晶パネル121の保持にネジを使用すると、液晶パネル121の保持位置が固定してしまう。上記寸法のバラツキにより、タッチパネル122の保持位置が液晶パネル121の保持位置から離れる位置に変わった場合、タッチパネル122と液晶パネル121は剥がされる向きに力が加わる。これに対し、本変形例はタッチパネル122の保持位置に応じて位置が変わる液晶パネル121を保持できるので、タッチパネル122と液晶パネル121が互いに剥がれるのを防止できる。
尚、支持枠ユニット130は、図7に示すパッキン21による液晶パネル121の保持構造を、支持枠ユニット130を構成する四本の枠部材のうち、少なくとも互いに対向する一対の枠部材に設ければよい。即ち本変形例はパッキン21による液晶パネル121の保持構造を、一対の長辺枠部材及び一対の短辺枠部材のうち何れか一方の一対の枠部材にのみ設けてもよい。本変形例は何れか一方だけでも、液晶パネル121を両側から挟み込んで保持できる。
上記第一実施形態にて、液晶パネル121は本発明の表示パネルの一例である。パネル筐体40は本発明の枠部材の一例である。パネル筐体40の背面40Bは、本発明の枠部材のタッチパネル側の一面の一例である。支持枠ユニット30,130は、本発明の樹脂部材の一例である。パッキン20は、本発明の絶縁部材の一例である。スタッドボルト50とナット51は、本発明の固定手段の一例である。支持枠ユニット130の長辺枠部材31の固定面311に設けた貫通穴36は、本発明の第一貫通穴の一例である。スタッドボルト50は第一ボルト、ナット51は第一ナットの一例である。長辺枠部材31の固定面311は本発明の第一当接部の一例である。長辺枠部材31の支持面317は本発明の第二当接部の一例である。長辺枠部材31の段差部318は本発明の第一介在部の一例である。図7に示す支持枠ユニット130の長辺枠部材131の内側面313とパッキン21は、本発明の第一保持部の一例である。段差部318の高さH1は本発明の第一所定長の一例である。
図8〜図11を参照し、本発明の第二実施形態を説明する。第二実施形態の工作機械の操作パネル(図示略)は、図8に示す表示装置100を備える。表示装置100は第一実施形態の表示装置10の支持枠ユニット30の代わりに、支持枠ユニット230を備える。支持枠ユニット230は、タッチパネル122の一対の短辺部分の保持に、一対の金属部材61,62を用いる。尚、第二実施形態の支持枠ユニット230以外の構造は、第一実施形態と同一である。故に第二実施形態は第一実施形態と異なる部分を中心に説明し、第一実施形態と同一部分については同一符号を付して説明を省略又は簡略化する。
図9に示す如く、支持枠ユニット230は、一対の長辺枠部材131,132と、一対の金属部材61,62とを備え、左右方向に長い略矩形状の枠体を構成する。長辺枠部材131,132は何れも、第一実施形態の変形例である支持枠ユニット130の長辺枠部材131(図7参照)と同一部品である。長辺枠部材131,132を用いたパネルユニット12の保持構造は、図7に示す構造と同一であるので説明を省略する。長辺枠部材131,132は、パネルユニット12の上下方向の両側から挟み込むようにして、タッチパネル122と液晶パネル121を保持する。
金属部材61,62は、タッチパネル122の外周部のうち二つの短辺部分をパネル筐体40の背面40Bに対して支持する。金属部材61は、第一実施形態の短辺枠部材34に対応し、金属部材62は、第一実施形態の短辺枠部材33に対応する。金属部材61,62は同一部品である。
図10に示す如く、金属部材61は例えば板金をクランク状に屈曲して作製すればよい。金属部材61は上下方向に延びる。金属部材61は、固定部63、段差部64、支持部65、液晶保持部66を備える。固定部63は上下方向に延びる略矩形状に形成する。固定部63は、金属部材61の上端側と下端側の二箇所に貫通穴631を夫々備える。貫通穴631の内径は、スタッドボルト50の直径よりも大きい。固定部63は、第一実施形態の短辺枠部材34の固定面311(図4参照)に対応する。段差部64は固定部63の前端部から略直角に後方に延び略矩形状に形成する。段差部64は、第一実施形態の短辺枠部材34の段差部318(図4参照)に対応する。
支持部65は段差部64の後端部から略直角に水平に延び略矩形状に形成する。支持部65は、第一実施形態の短辺枠部材34の支持面317(図4参照)に対応する。支持部65は前面に絶縁性を有する板状の樹脂部材71を両面テープで貼り付ける。樹脂部材71は接着剤等で支持部65の前面に固定してもよい。樹脂部材71は、支持部65の前面形状と略同一の形状に形成する。液晶保持部66は、支持面317の端部から略直角に後方に延び略矩形状に形成する。液晶保持部66の液晶パネル121と対向する表面に絶縁性と弾性を有する樹脂製のパッキン72を両面テープで貼り付ける。パッキン72は接着剤等で液晶保持部66の表面に固定してもよい。パッキン72は、液晶保持部66の上端部から下端部まで延びる略矩形状に形成する。
図11を参照し、金属部材61,62を用いたパネルユニット12の保持構造を説明する。パネル筐体40の短辺部44の背面40Bに対して、金属部材61の固定部63が当接する。スタッドボルト50はパネル筐体40のボルト用固定穴45から後方に突出する。スタッドボルト50は金属部材61の固定部63に設けた貫通穴631に挿入する。タッチパネル122の外周部は、短辺部44の背面40Bと、金属部材61の支持部65の前面との間に配置する。タッチパネル122の外周部の後面は、金属部材61の支持部65の前面に貼り付けた樹脂部材71に当接する。タッチパネル122の外周部の前面に貼り付けたパッキン20は、短辺部44の背面40Bと当接する。
ナット51は、金属部材61の貫通穴631から後方に突出するスタッドボルト50の先端側に締結する。パッキン20は、短辺部44の背面40Bと、金属部材61の支持部65前面に固定した樹脂部材71との間に圧縮した状態で配置する。故に表示装置100は、パネル筐体40の背面40Bと、金属部材61の支持部65の前面との間に、パッキン20と樹脂部材71でタッチパネル122の外周部を挟み込んで保持する。尚、表示装置100は、パネル筐体40の短辺部43においても、短辺部44におけるタッチパネル122の保持構造と同一の構造により、金属部材62の支持部65の前面との間に、パッキン20と樹脂部材71でタッチパネル122の外周部を挟み込んで保持する。
金属部材61の液晶保持部66に貼り付けたパッキン72は、液晶パネル121の外周部に圧力をかけた状態で当接する。金属部材62の液晶保持部66に貼り付けたパッキン72は、液晶パネル121の外周部に圧力をかけた状態で当接する。故に金属部材61,62は、液晶パネル121を両側から挟み込んで保持できる。
上記説明の如く、第二実施形態の表示装置100も第一実施形態と同様に、パネル筐体40と支持枠ユニット230との間にタッチパネル122の外周部を挟んだ状態で、支持枠ユニット230をパネル筐体40に対してスタッドボルト50とナット51で固定する。故にタッチパネル122のみを交換する場合、作業者はナット51をスタッドボルト50から取り外し、パネル筐体40から支持枠ユニット230を取り外すだけで、パネルユニット12をパネル筐体40から容易に取り外すことができる。作業者はパネルユニット12のタッチパネル122を新品又は修理品と交換し、再度パネル筐体40に容易に取り付けることができる。
第二実施形態は特に、タッチパネル122の外周部のうち一対の短辺部においては、金属部材61,62を用いてパネル筐体40に対して保持する。パネル筐体40の背面40Bとタッチパネル122の外周部の前面との間には、絶縁性を有するパッキン20を介在する。金属部材61,62の夫々の支持部65の前面とタッチパネル122の外周部の後面との間には、絶縁性を有する板状の樹脂部材71を介在する。即ち、表示装置100は、タッチパネル122の外周部をパッキン20と樹脂部材71で挟み込んだ状態で、パネル筐体40の背面40Bと、金属部材61,62の夫々の支持部65の前面との間に保持する。タッチパネル122の外周部の前面と後面は、パネル筐体40と金属部材61,62の何れにも接触しない。故に表示装置100は、金属製のパネル筐体40と金属部材61,62からタッチパネル122が影響を受けない距離を確保できる。故に表示装置100はタッチパネル122の金属が近くに在ることによる誤動作を防止できる。
尚、パネル筐体40の背面40Bと、金属部材61,62の夫々の支持部65の前面との間において、タッチパネル122の外周部と、段差部64の面との間に隙間を形成するのが好ましい(図11参照)。タッチパネル122に対して金属部材61,62が接触しないので、表示装置100はタッチパネル122の誤動作を更に防止できる。
第二実施形態では、支持枠ユニット230の一対の長辺枠部材131,132の夫々において、パネル筐体40の背面40Bとタッチパネル122の外周部の後面との間の距離は、第一実施形態の変形例と同一のH1(図7参照)である。図11に示す如く、金属部材61,62の夫々において、パネル筐体40の背面40Bと支持部65の前面との間の距離はH2である。H2は段差部64の高さに相当する。パネル筐体40の背面40Bと樹脂部材71の前面との間の距離はH3である。H3は、H2から樹脂部材71の厚みを差し引いた距離に相当する。第二実施形態では、H1=H3であり、且つパッキン20の圧縮率が適正値となるように、樹脂部材71の厚みを調整する。H1=H3であるので、長辺枠部材131,132と金属部材61,62の夫々において、タッチパネル122を同一の高さ位置に保持できる。
表示装置100はパッキン20の圧縮率を適正値に常に調整できるので、パネル筐体40の背面40Bと、金属部材61,62の夫々の支持部65の前面との間のシール性を向上できる。故に表示装置100はパッキン20が有する防水機能を確保できる。スタッドボルト50にナット51を締結するだけで、パッキン20の圧縮率を常に一定できるので、スタッドボルト50に締結するナット51のトルク管理は一切不要である。故に作業者はトルクレンチ等の特殊工具ではなく、一般的な工具でナット51を締結できる。
第二実施形態では、表示装置100は第一実施形態の変形例と同様に、液晶パネル121の保持にネジを使用しないので、例えば支持枠ユニット230、パッキン20、樹脂部材71、スタッドボルト50、ナット51等の寸法のバラツキによって、パネル筐体40と支持枠ユニット230との間におけるタッチパネル122の保持位置が変わっても、それに伴って位置が変わる液晶パネル121を確実に保持できる。位置が変わる液晶パネル121を保持できるので、タッチパネル122から液晶パネル121が剥がれるのを防止できる。故に作業者は、タッチパネル122の外周部のうち長辺側及び短辺側の何れからでもパネル筐体40に固定できるので、組立時の作業性を向上できる。
上記第二実施形態にて、パッキン20は本発明の絶縁部材の一例である。樹脂部材71は本発明の樹脂部材の一例である。金属部材61,62、スタッドボルト50、ナット51は本発明の固定手段の一例である。スタッドボルト50は本発明の第二ボルト、ナット51は本発明の第二ナットの一例である。金属部材61,62の夫々に設けた貫通穴631は本発明の第二貫通穴の一例である。金属部材61の固定部63は本発明の第三当接部の一例である。金属部材61の支持部65は本発明の第四当接部の一例である。段差部64は本発明の第二介在部の一例である。液晶保持部66とパッキン72は本発明の第二保持部の一例である。H2は本発明の第二所定長の一例である。
本発明は上記第一、第二実施形態に限らず各種変形が可能なことはいうまでもない。表示装置10,100は矩形状であるが、これ以外の形状でもよく、例えば正方形、円形、三角形、多角形等でもよい。支持枠ユニットの形状は表示装置10,100の形状に合わせればよい。
タッチパネル122は静電容量方式であるが他の方式でもよく、例えば感圧方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式等であってもよい。尚、静電容量方式は、指などで触れることにより起きる表面の電流変化を感知して位置を検出するものであり、タッチパネル122に指で触れることで操作できる点で感圧方式に比べて利点がある。
パッキン20は、タッチパネル122の外周部の前面に対して両面テープで固定しているが、例えば接着剤等で貼り付けてもよい。表示装置10の組立工程では、作業者はパネルユニット12のタッチパネル122の外周部にパッキン20を予め貼り付けるが、タッチパネル122の外周部ではなく、パネル筐体40の背面40Bの内周部に沿ってパッキン20を予め貼り付けてもよい。
第一,第二実施形態は、パネル筐体40の背面40Bに対して、支持枠ユニット30,130,230をスタッドボルト50とナット51を用いて固定しているが、その他の方法で固定してもよい。但し、パネル筐体40の背面40Bに対して、支持枠ユニット30,130,230を簡単に着脱できるのが好ましい。
第一,第二実施形態の支持枠ユニット30,130,230に設ける貫通穴36,631の個数と位置は自由に変更可能であるが、枠部材及び金属部材の長さに応じて個数と位置を決めるのがよい。貫通穴36,631は等間隔に設けるとよい。故に支持枠ユニット30,130,230はパネル筐体40に対してバランス良く安定して固定できる。
第一実施形態の支持枠ユニット30は、一対の長辺枠部材31,32と、一対の短辺枠部材33,34の四本の枠部材で構成しているが、例えば夫々の枠部材を互いに連結して構成してもよく、例えば矩形状の枠体で構成してもよい。
第二実施形態の支持枠ユニット230は、タッチパネル122の外周部のうち一対の短辺部においては、金属部材61,62を用いてパネル筐体40の背面40Bに対して保持するが、一対の長辺部においても、金属部材を用いてパネル筐体40に保持してもよい。第二実施形態は一対の短辺部ではなく、一対の長辺部においてのみ金属部材を用いて保持してもよい。
第二実施形態の金属部材61,62の液晶保持部66及びパッキン72は省略してもよい。
第二実施形態の支持枠ユニット230は、パネル筐体40の長辺部41,42に対応する位置に、第一実施形態の変形例である長辺枠部材131,132を備えるが、第一実施形態の長辺枠部材31,32にしてもよい。
1 工作機械
10,100 表示装置
20,21,72 パッキン
30,130,230 支持枠ユニット
36,631 貫通穴
40 パネル筐体
40B 背面
50 スタッドボルト
51 ナット
61,62 金属部材
63 固定部
64 段差部
65 支持部
66 液晶保持部
71 樹脂部材
121 液晶パネル
122 タッチパネル
311 固定面
317 支持面
318 段差部

Claims (8)

  1. 画像を表示する表示面を有する表示パネルと、前記表示パネルの前記表示面に重ねて固定し、前記表示パネルの外縁部から外方に張り出して設け、物体が接触した接触位置を検出するタッチパネルと、前記タッチパネルにおける前記表示パネルの前記表示面が重なる裏面とは反対側の表面に設けた金属製の枠部材とを備えた表示装置において、
    前記枠部材の前記タッチパネル側の一面との間に、前記タッチパネルの外縁部を挟むようにして配置された樹脂部材と、
    前記枠部材の前記一面と前記タッチパネルの前記外縁部との間に介在する絶縁性を有する絶縁部材と、
    前記樹脂部材を前記枠部材に対して着脱自在に固定する固定手段と
    を備えたこと
    を特徴とする表示装置。
  2. 前記表示パネルは矩形状であって、
    前記樹脂部材は、前記表示パネルの前記外縁部に対して少なくとも両側から挟み込む位置において、前記外縁部に当接して前記表示パネルを保持する第一保持部を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記固定手段は、
    前記枠部材から突出して設け、前記樹脂部材に設けた第一貫通穴に挿入される第一ボルトと、
    前記第一貫通穴から外方に突出する前記第一ボルトに締結され、前記樹脂部材を前記枠部材に固定する第一ナットと
    を備えたこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記絶縁部材は、弾性を有するパッキンであって、
    前記樹脂部材は、
    前記枠部材の前記一面に当接する第一当接部と、
    前記タッチパネルの前記外縁部に対して前記裏面側から当接する第二当接部と、
    前記第一当接部と前記第二当接部との間に介在し、前記第一当接部と前記第二当接部との間の距離を第一所定長に保持する第一介在部と
    を備えたこと
    を特徴とする請求項1から3の何れかに記載の表示装置。
  5. 前記固定手段は、
    前記枠部材の前記一面との間に、前記絶縁部材、前記タッチパネルの前記外縁部、及び前記樹脂部材を挟むようにして配置された金属部材と、
    前記枠部材から突出して設け、前記金属部材に設けた第二貫通穴に挿入された第二ボルトと、
    前記第二貫通穴から外方に突出する前記第二ボルトに締結され、前記金属部材を前記枠部材の前記一面に固定することで、前記樹脂部材を前記枠部材の前記一面に間接的に固定する第二ナットと
    を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  6. 前記絶縁部材は、弾性を有するパッキンであって、
    前記樹脂部材は、前記金属部材と前記タッチパネルの前記外縁部との間に介在する板状に形成され、
    前記金属部材は、
    前記枠部材の前記一面に当接する第三当接部と、
    前記樹脂部材に対し、前記タッチパネル側の一面とは反対側の他面に当接する第四当接部と、
    前記第三当接部と前記第四当接部との間に介在し、前記第三当接部と前記第四当接部との間の距離を第二所定長に保持する第二介在部と
    を備えたこと
    を特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記表示パネルは矩形状であって、
    前記金属部材は、前記表示パネルの前記外縁部に対して少なくとも両側から挟み込む位置において、前記外縁部に当接して前記表示パネルを保持する第二保持部を備えたこと
    を特徴とする請求項5又は6に記載の表示装置。
  8. 工具又は被削材の少なくとも何れか一方を回転して相対的に接触させることで、前記被削材を加工する工作機械であって、
    請求項1から7の何れかに記載の表示装置を備えたこと
    を特徴とする工作機械。
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