JP2018120173A - 画像表示装置、画像表示方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 HMDに表示する合成画像の位置を変更制御する際に、HMD使用者の感じる違和感を軽減すること。【解決手段】 本発明は、合成画像を表示部に表示させる際の位置姿勢に係る情報と撮像手段が撮像した際の画像表示装置の位置姿勢に係る情報とに基づいて、表示部の水平方向または垂直方向の少なくとも一方の方向において表示部に対する合成画像の位置を変更する。その際、本発明は、表示部の水平方向または垂直方向の少なくとも一方の方向において合成画像の移動量が所定範囲に収まるように変更する。【選択図】 図5

Description

本発明は、使用者の頭部等に装着されて使用される画像表示装置の技術に関する。
近年、現実世界と仮想世界をリアルタイムにシームレスに融合させる技術として複合現実感、いわゆるMR(Mixed Reality)技術が知られている。MR技術の1つに、ビデオシースルーHMD(Head Mounted Display)を利用するものが知られている。この技術では、HMD使用者の瞳位置から観察される被写体と略一致する被写体をビデオカメラなどで撮像し、その撮像画像にCG(Computer Graphics)を重畳表示した画像をHMD使用者が観察できるようにする。
ビデオシースルー型HMDでは、CCD等の電荷結合素子により被写体を撮像して該被写体のデジタル画像データを得るとともに、CG画像を重畳したMR画像(複合現実画像)を液晶や有機EL等の表示デバイスを介して装着者に表示する構成になっている。HMDの他に外部装置(画像処理装置)があり、HMDから外部装置にHMDで撮像した撮像画像を送信する。外部装置ではHMDから受信した撮像画像からHMDの位置姿勢を計算し、この計算結果を元に撮像画像に対してCG画像を重畳しHMDへ送信する。HMDでは外部装置から受信した重畳画像を表示する。このようにして、HMD使用者はHMDを装着することでMR空間を体験することが可能となる。
このシステムでは、撮像部を備える画像表示装置であるHMDが撮像した後、撮像画像を外部装置に送信し、外部装置はCGを重畳して画像をHMDへ送信するという一連の処理を行うため、HMDで現実空間を撮像してからその画像が表示されるまで遅延が発生する。この遅延の間に、HMD使用者が頭の向きを変えると、HMD使用者が向いている現実空間とHMDに表示される現実空間の画像との間に不一致が生じてしまう。特許文献1には、HMDが撮像した画像にCGを重畳するなどの処理をした後、HMD使用者の頭部の位置姿勢を求め、この位置姿勢に基づいて画像を補正して表示する技術が記載されている。特許文献1に記載の方法では、HMD使用者が向いている方向とHMDに表示される現実空間の画像の方向とを一致させるために画像を補正する際、HMDで撮像されていない部分については画像の外縁部のデータを繰り返すようにしている。
特開2015−231106号公報
しかしながら、特許文献1に記載される方法のように、撮像部を備える画像表示装置で撮像されていない部分について画像の外縁部のデータを繰り返す等の処理をした場合、その領域が大きいと、撮像部を備える画像表示装置の使用者が大きな違和感を感じることがあった。
上記課題を解決するために、本発明は、現実空間の画像を撮像する撮像手段と、前記撮像した画像を画像処理装置に送信する送信手段と、前記画像処理装置によって前記撮像した画像と仮想画像とに基づいて生成された合成画像を前記画像処理装置より受信する受信手段と、前記受信した合成画像を表示部に表示させる際の画像表示装置の位置姿勢に係る情報と前記撮像手段が前記画像を撮像した際の画像表示装置の位置姿勢に係る情報とに基づいて、前記表示部の水平方向または垂直方向の少なくとも一方の方向において前記表示部に対する前記合成画像の位置を変更する変更手段と、を有し、前記変更手段は、前記表示部の水平方向または垂直方向の少なくとも一方の方向において前記合成画像の移動量が所定範囲に収まるように変更することを特徴とする。
以上の構成によれば、本発明は、撮像部を備える画像表示装置の使用者の感じる違和感を軽減することができる。
第1の実施形態に係る画像処理システムを示す概略図。 第1の実施形態に係る画像処理システムの構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係る表示位置変更部の機能を示すブロック図。 第1の実施形態において位置姿勢の変化量の計算方法を説明する図。 第1の実施形態において合成画像の移動制御について説明する図。 第1の実施形態において合成画像の移動制御について説明する図。 第1の実施形態に係る移動制御による移動量の制限を概念的に表した図。 第1の実施形態において合成画像の移動制御の変形例を説明する図。 第1の実施形態に係る合成画像を移動制御する際のフローチャート。 第2の実施形態に係る表示位置変更部の機能を示すブロック図。 第2の実施形態において合成画像の移動制御について説明する図。 第2の実施形態に係る合成画像を移動制御する際のフローチャート。 第3の実施形態に係る合成画像を移動制御する際のフローチャート。 第4の実施形態に係る表示位置変更部の機能を示すブロック図。 第4の実施形態に係る合成画像を移動制御する際のフローチャート。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態の詳細について図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係る画像処理システム示す概略図である。図1に示すように、本実施形態に係るシステムは、頭部装着型の画像表示装置(以下、HMD)1201、および画像処理装置1210から構成されている。
HMD1201は、使用者の頭部に装着され、画像表示部、画像処理装置1210と通信する通信部、及び、それらを制御する制御部とを含んでいる。画像表示部は、画像処理装置1210で生成した画像を表示する。画像表示部は、使用者のそれぞれの眼の前に光学系を含む構成で取付けられている。
また、HMD1201と画像処理装置1210とは、ケーブルにより接続されている。なお、本実施形態の画像処理システムでは、ケーブルを用いた有線の通信経路により通信する構成となっているが、代わりに無線の通信経路を用いても構わない。
また、画像処理装置1210は不図示の外部I/F装置と接続されており、外部I/F装置はキーボードなどを備え、データや、命令等を入力し、入力されたデータの表示や、命令の結果等は、外部表示装置に表示する。
図2は、本実施形態に係る画像処理システムの機能を示すブロック図である。HMD1201は、現実空間を撮像する撮像部1202、HMD使用者に表示すべき画像を表示する表示部1206、画像や制御信号を送信および受信する画像処理装置I/F通信部1204を備える。また、HMDの姿勢を計測する姿勢センサ部1203、画像処理装置1210から受信した合成画像を処理する(移動する)表示位置変更部1205、HMDの位置姿勢を計算する位置姿勢算出部1208、制御部1207、その他不図示の機能部を備える。
画像処理装置1210は、PCやWSなどHMD1201とは異なる外部の装置で構成され、画像や制御信号等を送受信するHMD I/F通信部1211、仮想画像のCGコンテンツが格納されているコンテンツDB 1214を備える。また、コンテンツDBに格納されているCG画像を撮像部1202で撮像した撮像画像と重畳して合成画像を生成するCG描画部1213、外部I/F装置と通信を行うための外部I/F通信部1215、その他不図示の機能部を備える。
HMD1201および画像処理装置1210はそれぞれ、CPU、ROM、RAM、HDD等のハードウェア構成を備え、CPUがROMやHD等に格納されたプログラムを実行することにより、各機能構成やフローチャートの処理が実現される。RAMは、CPUがプログラムを展開して実行するワークエリアとして機能する記憶領域を有する。ROMは、CPUが実行するプログラム等を格納する記憶領域を有する。HDDは、CPUが処理を実行する際に要する各種のプログラム、閾値に関するデータ等を含む各種のデータを格納する記憶領域を有する。
外部I/F装置1220は画像処理装置1210から受け取った映像を表示したり、使用者が画像処理装置を使用するための操作をしたりする装置である。具体的には、画像処理装置1210と通信するI/F通信部1221、映像を表示する外部表示装置1222、操作するための操作部1223、その他不図示の機能部から構成される。
本実施形態では、HMD1201から画像処理装置1210へ撮像画像と位置姿勢情報を送り、画像処理装置1210で仮想画像のCGを撮像画像に重畳しているが、本構成だけにはよらない。例えば画像処理装置1210からHMD1201へ仮想画像のCG画像のみを送り、HMD1201の中で撮像画像とCG画像を重畳する構成にしてもよいし、または位置姿勢算出部1208を画像処理装置1210に搭載してもよい。
上述の構成において、HMD1201の撮像部1202で撮像した現実空間の画像と、位置姿勢算出部1208で算出したHMDの位置姿勢情報が画像処理装置I/F通信部1204を介して画像処理装置1210へ送られる。
画像処置装置1210のCG描画部1213は受け取った位置姿勢情報を元にCGを描画して撮像部1202で撮像した撮像画像と重畳して合成画像を生成する。その後、合成画像を、HMD I/F通信部1211を介してHMD1201へ送信する。HMD1201は画像処理装置1210から受信した合成画像を表示部1206で表示する。以上の構成により、HMDを装着した使用者は、画像処理装置1210で描画したCGと撮像画像とが重畳された合成画像を見ることができる。
また、CG描画部1213で描画した合成画像を外部I/F通信部1215を介して外部I/F装置1220へ送信する。外部I/F装置1220はI/F通信部1221で受け取った合成画像を外部表示装置1222で表示する。これによりHMD1201の表示部1206で表示される画像と同じ画像が、外部表示装置1222でも表示される。
図3は、本実施形態における表示位置変更部1205の機能構成を示すブロック図である。撮像位置姿勢情報保持部1301は、HMD1201が撮像したときのHMD1201の位置姿勢情報を位置姿勢算出部1208から取得して保持する。表示位置姿勢情報保持部1302は、表示すべき画像を受信したときのHMD1201の位置姿勢情報を位置姿勢算出部1208から取得して保持する。移動量計算部1303は、HMD1201の撮像部1202が現実空間を撮像してから、この撮像画像が表示されるまでにHMD1201がどの向きにどれくらい動いたかを算出し、この動き量から画像をどれくらい動かす必要があるかを計算する。この計算は、撮像位置姿勢情報保持部1301から取得した、現実空間を撮像したときの位置姿勢情報と、表示位置姿勢情報保持部1302から取得した、撮像画像を表示するときの位置姿勢情報と、に基づいて行われる。撮像画像を表示するときの位置姿勢情報は、位置姿勢算出部1208が算出した最新の位置姿勢情報を、撮像画像を表示する際の位置姿勢として用いるようにしてもよい。または、表示部に表示される時間における位置姿勢を推定し、その推定した位置姿勢情報を用いるようにしてもよい。次に、移動量計算部1303は、この計算結果をもとに、表示すべき画像を移動させるピクセル数を計算する。移動部1304は、計算されたピクセル数だけ移動させて、表示部1206に合成画像を表示させる。
ここで、移動量計算部1303において、HMD1201の位置姿勢の変化から、その変化分のピクセル数を計算する方法について説明する。図4は、位置姿勢の変化(移動した角度)から、そのピクセル数を計算する方法について説明する図である。同図では、HMD使用者が首を横方向に振った動作時を示しており、HMD使用者が表示部1206を観察するときの水平の画角をθ[radian]としている。また、位置姿勢の変化量に相当するピクセル数の計算は表示部1206の中心部分を基点に行い、1フレームあたりに移動した角度をΔθ[radian/frame]、その移動に相当するピクセル数をΔx[pixel]とする。また、表示部1206におけるピクセル数をN[pixel]、HMD使用者が表示部1206を観察できる画角をθ[radian]とする。このとき、移動に相当するピクセル数をΔx[pixel]は、以下の数式1から求めることができる。なお、垂直方向も同様の計算式で求めることができる。
Δx=N÷2÷tan(θ÷2)×tan(Δθ)・・・(数式1)
移動部1304は、表示部1206に表示する合成画像を、移動量計算部1303が数式1により算出した移動量(ピクセル数)だけ移動させて表示させる。
本実施形態では、移動部1304は、数式1により計算された移動量が所定範囲(上限および下限)を超えた場合には、移動量が所定範囲に収まるように移動量を変更する。
図5は、本実施形態の表示位置変更部1205による合成画像の移動制御について説明する図であり、特に合成画像の移動が所定範囲の上限に収まるよう移動を制御する際の概念図である。図5の各図では、左側に、HMD1201を装着した使用者を上から見たときの様子を示しており、右側に、そのとき表示部1206に表示される画像の様子を示している。図5(a)は、HMD使用者が動いていない時の様子と、HMD1201に表示されている画像を示している。図5(b)は、HMD使用者が首を左に振ったときの様子と、その際、従来技術のように、移動量に制限を設定せずに表示させた場合の画像である。図5(c)は、図5(b)と同様にHMD使用者が首を左に振ったときの様子と、その際、本実施形態の構成によって移動量に制限を設定して表示させた場合の画像である。
本実施形態では、画像処理装置1210から受け取る合成画像はHMDの表示部1206で表示する画像と同じサイズ(同じ画角)となっている。そのため、HMDの移動に合わせて表示部1206に表示すべき画像を移動させると、何も表示されない黒色の領域が発生する。そして、従来技術(図5(b))のように、移動量に制限を設けずに合成画像を移動させて表示させると、表示部1206に大きな黒色の領域が発生してHMD使用者に大きな違和感を与えることになる。
これに対して、本実施形態(図5(c))では、移動量が所定範囲に収まるように移動量に制限を設けているため、HMDが大きく移動している場合でも、表示部1206に発生する黒色の領域はある程度の大きさに抑えられる。これにより、本実施形態では、HMD使用者に与える違和感を軽減することができる。
HMD使用者が見る方向を垂直方向に変化させた場合も同様であり、これを示した同じ図が図5(d)〜(f)である。各図では、左側に、HMD1201を装着した使用者を横から見たときの様子を示しており、右側に、そのとき表示部1206に表示される画像の様子を示している。本実施形態では、垂直方向への移動に制限を設けることで、HMDを大きく移動させた場合にも、図5(f)のように黒色の領域がある程度の大きさに抑えられて表示される。これによって、HMD使用者に与える違和感を軽減することができる。
図6は、本実施形態の表示位置変更部1205による合成画像の移動制御について説明する図であり、特に合成画像の移動が所定範囲の下限を上回るよう移動を制御する際の概念図である。図6の各図では、左側に、HMD1201を装着した使用者を上から見たときの様子を示しており、右側に、そのとき表示部1206に表示される画像の様子を示している。HMD使用者が静止しようとした場合にもわずかにHMD1201が少し動いたり、HMD1201を静止させているにもかかわらず位置姿勢算出部1208がHMD1201の位置姿勢に少しの移動があると検知したりする場合がある。例えば、HMD1201が少し動いた場合、移動制御を行わなければ、図6(a)のように表示部1206には合成画像が表示される。また、従来技術(図6(b))のように、移動量に制限を設けずに合成画像を移動させて表示させると、移動制御による効果はほぼ無いにもかかわらず表示部1206に黒色領域が表示され、使用者に違和感を与えることになる。本実施形態では、図6(c)のように、移動量が所定範囲に収まるように移動量に制限を設けて、移動量が所定の範囲の下限に達しない場合には移動制御を行わないようにしている。これによって、黒色領域の発生を抑制して、HMD使用者に与える違和感を軽減することが可能となる。
図7は、図5と図6のような移動制御を実施したときの移動量の制限を概念的に表した図ある。横軸は画像の移動量を表しており、画像移動の上限、下限を設定することで画像を移動可能な量は少なくなる。なお、上限値、下限値を水平方向と垂直方向で個別に設定して、所定範囲を水平方向と垂直方向とで異なるようにしてもよい。
図9は、本実施形態に係る合成画像を移動制御する際の画像処理のフローチャートである。ステップS1901において、表示位置姿勢情報保持部1302は、画像処理装置1210で生成された合成画像を受信したときの位置姿勢情報を位置姿勢算出部1208から取得し、移動量計算部1303へ送る。
ステップS1902において、移動量計算部1303は、画像処理装置1210から受信した合成画像の背景画像が撮像部1202で撮像されたときの位置姿勢情報を撮像位置姿勢情報保持部1301から取得する。撮像位置姿勢情報保持部1301は、撮像部1202が現実空間を撮像したときの位置姿勢情報を位置姿勢算出部1208から取得して保持している。画像処理装置1210から受信した画像が、撮像部1202でどのタイミングで撮像されたかを関連付ける方法としては、種々の従来技術を利用することができる。例えば、画像のヘッダーに識別子を付与したり、画像中に識別子を埋め込んだりすることにより実現できる。本実施形態は、位置姿勢情報をHMD1201で保持する構成としているが、位置姿勢情報も画像のヘッダーに入れたり、画像情報の中に埋め込んだりしてもよい。
次に、ステップS1903において、移動量計算部1303は画像処理装置1210から合成画像を受け取ったときの位置姿勢情報と、この合成画像の背景画像が撮像されたときの位置姿勢情報と、に基づいて、どれだけ位置姿勢が変化したかを計算する。
ステップS1904において、移動量計算部1303は、S1903で計算した位置姿勢の変化から、どの方向にどれだけ画像を移動するか(水平方向の移動量および垂直方向の移動量を)計算をする。ステップS1905において、移動量計算部1303は、S1904で計算した水平方向の移動量が所定範囲内であるか否かを判定する。移動量計算部1303は、水平方向の移動量が所定範囲以外であった場合、ステップS1906において範囲内の移動量へ変換する。具体的には、移動量計算部1303は、移動量が上限値を超えていた場合には移動量を上限値に変更し、移動量が下限値を下回っていた場合には移動量を下限値に変更する。
ステップS1907において、移動量計算部1303は、S1904で計算した垂直方向の移動量が所定の範囲以内か否かを判定する。移動量計算部1303は、垂直方向の移動量が所定範囲以外であった場合、ステップS1908において、S1906と同様にして所定範囲内の移動量へ変換する。
ステップS1909において、移動部1304は、S1906、S1908で計算した移動量で合成画像を移動して表示部1206に表示する。なお、S1905、S1907で用いられる水平方向の閾値(上限値および下限値)および垂直方向の閾値(上限値および下限値)については、予め決められた値であってもよい。もしくは、外部I/F装置1220のユーザーインターフェースである操作部1223でユーザが入力した値でもよい。また、この閾値については、システム動作中に変更できるようになっていてもよく、その変更は操作部1223により変更できるようにしてもよい。
本実施形態によれば、撮像部が撮像したときの位置姿勢情報と合成画像を表示部に表示させるときの位置姿勢情報とに基づいて生成された合成画像の表示部に対する表示位置を移動させる際に、その移動量が所定範囲内になるように移動させる。これによって、HMD使用者が表示部に表示される画像を見るときの違和感を軽減することが可能となる。
なお、上述の説明では、上限値と下限値の両方から成る所定範囲に収まるように移動量を変更しているが、上限値または下限値のいずれか一方のみを設定するようにしてもよい。すなわち、上限値だけであれば、その上限値を上回らないように移動量を変更し、下限値だけであれば、その下限値を下回らないように移動量を変更するような構成であってもよい。また、上述の説明では、水平方向と垂直方向の両方で合成画像の表示位置を移動させる移動制御を行っているが、いずれか一方の方向のみの制御であってもよい。
さらに、上述の説明では、移動量計算部1303が、算出した移動量が所定範囲内か否かを判断して、所定範囲外であれば、移動量を上限値または下限値に変更する構成を示した。しかし、本実施形態は、この構成に限らず、例えば、移動部1304が、移動量計算部1303によって算出された移動量が所定範囲内かを判断して、所定範囲外であれば移動量が上限値または下限値となるように移動させる構成であってもよい。いずれにしても、本実施形態は、表示部1206に表示される合成画像の移動量が結果として所定範囲内になるように表示されていればよい。
またさらに、上述の説明では、移動制御によって、撮像部1202によって撮像された画像の範囲を超えた部分には黒色画像が表示されるようにしたが、他色の画像が表示されるようにしてもよい。また、特許文献1に記載のように、撮像画像の端部の画像を繰り返し表示するようにしてもよい。
[第1の実施形態の変形例]
上述の説明では、HMD1201の撮像部1202が撮像する画像の画角と、表示部1206が表示する画像の画角とが同じ場合の構成を示した。しかし、変形例として、撮像部1202の画像の画角が表示部1206の画像の画角よりも大きく(広く)なっており、抽出部(不図示)が撮像部1202で撮像した画像の一部を切り出して(抽出して)、表示部1206に表示させる構成であってもよい。図8は、このような構成における移動制御の例を説明する図である。
図8(a)は、左側に、HMD1201を装着した使用者を上から見たときの様子を示している。右側には、撮像部1202で撮像された画像にCGを重畳させた合成画像1801と、その画像の一部を切り出して表示部1206に表示させる領域1802を示している。本変形例では、撮像部の画像の画角のまま画像処理装置でCGと重畳されて合成画像が生成され、その合成画像がHMD1201へと送信される。そして、HMD1201において、撮像部が撮像したときの位置姿勢情報と合成画像を表示部に表示させるときの位置姿勢情報とに基づいて、切り出される(抽出される)領域が制御される。
図8(b)は、従来技術のように切り出す位置に制限を設けない場合に、HMD使用者が見る方向を左に大きく移動させたとき、合成画像1801のうち切り出される領域1803を示している。図8(a)と比べると、HMD使用者が見る方向を左に移動させているために、合成画像1801中の切り出す位置を左側に移動させている。その際、HMD1201の移動量が大きいと切り出す位置が撮像部の画像の画角の範囲を超えてしまい、合成画像に撮像部1202によって撮像されていない範囲が含まれるため、表示部1206に表示される画像には図8(c)のように黒色領域が発生する。なお、ここでの移動量とは、画像の一部を切り出す位置と初期位置との差分である。
これに対し、本実施形態では、切り出し位置の制御の際にその移動量に制限を設けることによって、HMD1201の移動量が大きい場合であっても、切り出される領域1804が合成画像1801の範囲に収まる。そのため、図8(e)のように、表示部1206に表示される合成画像に黒色領域が発生するのを抑制することができる。なお、ここでは、黒色領域が発生しないように移動量に上限を設けているが、黒色領域が発生しても、その大きさがある程度の大きさに収まるように上限を設定するようにしてもよい。
このように、変形例では、撮像部が撮像したときの位置姿勢情報と合成画像を表示部に表示させるときの位置姿勢情報とに基づいて合成画像から切り出す位置を変更する際、その切り出し位置の移動量が所定範囲内になるように移動させる。これによって、HMD使用者が表示部に表示される画像を見るときの違和感を軽減することが可能となる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、画像のフレーム間での移動量に制限を設けるものである。なお、第1の実施形態で既に説明をした構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。
図10は、本実施形態における表示位置変更部1205の機能構成を示すブロック図である。第1の実施形態の図3と比較すると、本実施形態の表示位置変更部1205には、移動量保持部2001が追加されている。移動量保持部2001は、前フレームで合成画像をどの方向にどれだけ移動したか(移動量)を保持する機能部である。
図11は、本実施形態の表示位置変更部1205による合成画像の移動制御について説明する図である。図11の各図では、左側に、HMD1201を装着した使用者を上から見たときの様子を示しており、右側に、そのとき表示部1206に表示される画像の様子を示している。
図11(a)は、HMD1201で見えるNフレーム目の画像を示しており、図11(b)はHMD使用者が左に首をふったときに、本実施形態の移動量制御を行わなかった場合の、HMD1201で見えるN+1フレーム目の画像を示している。図11(b)で、HMD使用者は、首を速くふったため、画像の移動量は2101となり、移動した量だけ黒画像が表示される。
図11(c)は、本実施形態に係る移動量制御を実施した場合の、HMD1201で見えるN+1フレーム目の画像を示している。本実施形態の移動量制御では、直前のフレーム(Nフレーム)の移動量と現在のフレーム(N+1フレーム)の移動量との差分が所定範囲に収まるように移動量を制御する。すなわち、前フレームの移動量と現フレームの移動量との差が所定の上限値以下であるか否かを判定し、上限値を超えていれば、差分が上限値となるように移動量を変更する。
図12は、本実施形態に係る合成画像を移動制御する際の画像処理のフローチャートである。第1の実施形態で示した図9のフローチャートと比較すると、ステップS2201〜S2204が追加または変更になっている。ここでは、図9のフローチャートとの差分について説明する。
ステップS2201において、移動量計算部1303は、移動量保持部2001から前フレームでの移動量を取得する。S2202において、移動量計算部1303は、S2201で取得した移動量とS1904で計算した移動量との差分を算出し、その算出した差分が上限値以下か否かを判定する。算出した差分が上限値を上回っていた場合、ステップS2203において、移動量計算部1303は、移動量を設定された上限値に変更する。S2204において、移動量計算部1303は、計算した移動量を移動量保持部1901へ格納する。
本実施形態では、フレーム間の移動量に制限を設定することで、HMD使用者が早い動作を行った場合にも、合成画像の表示位置の移動に制限がかかるため、急激に表示位置が変更されるようなHMD表示画像の違和感を低減することができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第1の実施形態では各フレームにおいて移動量に制限を設ける構成を示し、第2の実施形態では2つのフレーム間の移動量の差に制限を設ける構成を示した。本実施形態は、各フレームにおいて移動量に制限を設けるとともに、2つのフレーム間の移動量の差にも制限を設ける構成を示す。なお、第1、第2の実施形態で既に説明をした構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。
図13は、本実施形態に係る合成画像を移動制御する際の画像処理のフローチャートである。同図において、ステップS1901〜S1906は、第1の実施形態と同様に処理を行う。S1906の後に、ステップS2201〜S2204の処理を行う。S2201〜S2204の処理は、第2の実施形態と同様である。これら一連の処理で求めた移動量に基づいて、S1907において、移動部1304は、画像処理装置1210から受信した合成画像を表示部1206に対して移動して表示する。
本実施形態では、各フレームで合成画像の移動量を制限しつつ、フレーム間の移動量に制限を設定することで、HMD使用者に対する違和感を一層軽減することができる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態は、HMD1201の位置姿勢の変化だけではなく、撮像部1202が撮像してから合成画像が表示部1206に表示されるまでの遅延時間も考慮して移動量を算出するものである。より具体的には、撮像部1202が撮像してから表示部1206で表示するまでの遅延時間が閾値以上の場合は、ある一定時間前のHMDの位置姿勢情報を元に移動量を計算し、閾値未満の場合は撮像時の位置姿勢情報を元に移動量を計算する。なお、第1〜第3の実施形態で既に説明をした構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。
図14は、本実施形態における表示位置変更部1205の機能構成を示すブロック図である。図14(a)に示す本実施形態の構成と第2の実施形態の図10とを比較すると、本実施形態の表示位置変更部1205には、位置姿勢情報保持部2401が追加されている。位置姿勢保持部2401は、過去のHMD1201の位置姿勢情報を保持する機能部である。位置姿勢情報保持部2401は、位置姿勢算出部1208から送られてくる姿勢情報を随時保持する。
また、変形例として、図14(b)のように、位置姿勢情報保持部2401が、姿勢センサ部1203からの姿勢情報のみを格納するような構成であってもよい。この構成では、撮像部1202が撮像してから表示部1206に合成画像が表示されるまでの時間が閾値を超える場合は、姿勢情報のみで移動量を計算する構成となる。以下では、図14(a)に示した本実施形態の構成に基づいて説明を行う。
本実施形態では、撮像部1202が撮像してから表示部1206で表示するまでの遅延時間が50msec未満の場合は、撮像時の位置姿勢情報を用いて移動量を計算する。一方、遅延時間が50msec以上の場合は、50msec前の位置姿勢情報を用いて移動量を計算する。
このような構成によって、例えば画像処理装置1210の処理負荷が集中して遅延時間が長くなった場合にも、遅延時間を最大で50msecと制限することにより、HMD1201の移動量についても制限することができるようになる。例えば、遅延時間に制約を設けずに、その間にHMD1201が大きく動いてしまうような場合には、その大きな移動量に相当する黒色領域が発生することになる。しかし、本実施形態では、遅延時間に制約を設けることによって、HMD1201の移動量に制約を設け、HMD1201の表示部1206に表示される黒色領域の大きさを制限できる。また、このような構成によって、位置姿勢情報を保持する期間も最大で50msecとなるため、メモリ容量の増大を抑制できるという効果も有する。以下、図15を用いて、本実施形態における処理の詳細について説明する。
図15は、本実施形態に係る合成画像を移動制御する際の画像処理のフローチャートである。ここでは、図12のフローチャートとの差分についてのみ説明する。
ステップS2601において、移動量計算部1303は、画像処理装置1210から受信した合成画像(の背景画像)が撮像部1202で撮像されてからの時間(遅延時間)を計算する。遅延時間の計算方法は、第1の実施形態で説明した撮像画像と表示画像との対応付けを行う際に、時刻情報を追加することで実現できる。そして、計算した遅延時間が閾値未満であるか否かを判定する。遅延時間が閾値以上の場合、ステップS2602において、移動量計算部1303は、位置姿勢情報保持部2401からNミリ秒前の位置姿勢情報を取得する。このNミリ秒は、本実施形態では50ミリ秒であるが、この値は予め決められた値でもよいし、使用者が操作部1223で指定した値でもよい。
ステップS2603において、移動量計算部1303は、S2602で取得したNミリ秒前の位置姿勢情報とS1801で取得した現在の位置姿勢情報とに基づいて、位置姿勢情報の変化量を計算する。なお、ステップS1804以降の処理は、図12と同様のため説明を省略する。
本実施形態では、遅延時間も考慮して移動量の算出を行うことで、HMD使用者が表示部に表示される画像を見るときの違和感を軽減することが可能となる。
[その他の実施形態]
画像処理装置が備える各部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、上記各部による処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
なお、この各装置が備える各部は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよい。または、各装置に備えられた各部はメモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、前記各部の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
1201 画像表示装置(HMD)
1202 撮像部
1205 表示変更部
1206 表示部
1208 位置姿勢算出部
1210 画像処理装置
1213 CG描画部

Claims (16)

  1. 現実空間の画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像した画像を画像処理装置に送信する送信手段と、
    前記画像処理装置によって前記撮像した画像と仮想画像とに基づいて生成された合成画像を前記画像処理装置より受信する受信手段と、
    前記受信した合成画像を表示部に表示させる際の画像表示装置の位置姿勢に係る情報と前記撮像手段が前記画像を撮像した際の画像表示装置の位置姿勢に係る情報とに基づいて、前記表示部の水平方向または垂直方向の少なくとも一方の方向において前記表示部に対する前記合成画像の位置を変更する変更手段と、を有し、
    前記変更手段は、前記表示部の水平方向または垂直方向の少なくとも一方の方向において前記合成画像の移動量が所定範囲に収まるように変更することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記変更手段は、前記合成画像の移動量が前記所定範囲の上限値を超えている場合、当該移動量を当該上限値に変更することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記変更手段は、前記合成画像の移動量が前記所定範囲の下限値を下回る場合、当該移動量を当該下限値に変更することを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 前記変更手段は、
    前記受信した合成画像を表示部に表示させる際の位置姿勢に係る情報と前記撮像手段が撮像した際の画像表示装置の位置姿勢に係る情報とに基づいて前記合成画像の移動量を算出する算出部と、
    前記算出された移動量に基づいて、前記表示部に対する前記合成画像の位置を移動する移動手段と、
    を有し、
    前記算出部は、前記算出した移動量が所定範囲外である場合に、前記移動量が前記所定範囲に収まるように前記移動量を変更することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  5. 前記変更手段は、
    前記撮像した画像と前記受信した合成画像との対応付けに基づいて、前記受信した合成画像を表示部に表示させる際の位置姿勢と前記撮像手段が撮像した際の位置姿勢との差分を計算する計算手段を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  6. 画像のヘッダーもしくは画像中に識別子が埋め込まれていることにより、前記撮像した画像と前記受信した合成画像との対応付けがされていることを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
  7. 前記変更手段は、直前のフレームにおける前記合成画像の移動量と現在のフレームにおける前記合成画像の移動量との差分が、前記表示部の水平方向または垂直方向の少なくとも一方の方向において前記所定範囲に収まるように変更することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  8. 前記変更手段は、前記撮像手段が撮像してから前記表示部が表示するまでの時間が所定の時間を超えるか否かを判断し、超えると判断した場合は、前記受信した合成画像を表示部に表示させる際の位置姿勢に係る情報と前記所定の時間だけ前の画像表示装置の位置姿勢に係る情報とに基づいて、前記表示部の水平方向または垂直方向の少なくとも一方の方向において前記表示部に対する前記合成画像の位置を変更することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  9. 前記所定範囲は、前記水平方向と前記垂直方向とで異なることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  10. 前記所定範囲は、前記画像表示装置の使用者によって変更できることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  11. 現実空間の画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像した画像を画像処理装置に送信する送信手段と、
    前記画像処理装置によって前記撮像した画像と仮想画像とに基づいて生成された合成画像を前記画像処理装置より受信する受信手段と、
    前記受信した合成画像を表示部に表示させる際の画像表示装置の位置姿勢に係る情報と前記撮像手段が前記画像を撮像した際の画像表示装置の位置姿勢に係る情報とに基づいて、前記表示部の水平方向または垂直方向の少なくとも一方の方向において前記表示部に対する前記合成画像の位置を変更する変更手段と、を有し、
    前記変更手段は、直前のフレームにおける前記合成画像の移動量と現在のフレームにおける前記合成画像の移動量との差分が、前記表示部の水平方向または垂直方向の少なくとも一方の方向において所定範囲に収まるように変更することを特徴とする画像表示装置。
  12. 現実空間の画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像した画像を画像処理装置に送信する送信手段と、
    前記画像処理装置によって前記撮像した画像と仮想画像とに基づいて生成された合成画像を前記画像処理装置より受信する受信手段と、
    前記受信した合成画像を表示部に表示させる際の画像表示装置の位置姿勢に係る情報と前記撮像手段が前記画像を撮像した際の画像表示装置の位置姿勢に係る情報とに基づいて、表示部に表示させる画像として前記合成画像の一部を抽出する抽出手段と、を有し、
    前記抽出手段は、前記表示部の水平方向または垂直方向の少なくとも一方の方向において抽出する位置と初期位置との差分が所定範囲に収まるように抽出することを特徴とする画像表示装置。
  13. 現実空間の画像を撮像するステップと、
    前記撮像した画像を画像処理装置に送信するステップと、
    前記画像処理装置によって前記撮像した画像と仮想画像とに基づいて生成された合成画像を前記画像処理装置より受信するステップと、
    前記受信した合成画像を表示部に表示させる際の画像表示装置の位置姿勢に係る情報と前記撮像手段が前記画像を撮像した際の画像表示装置の位置姿勢に係る情報とに基づいて、前記表示部の水平方向または垂直方向の少なくとも一方の方向において前記表示部に対する前記合成画像の位置を変更するステップと、を有し、
    前記変更するステップは、前記表示部の水平方向または垂直方向の少なくとも一方の方向において前記合成画像の移動量が所定範囲に収まるように変更することを特徴とする画像表示方法。
  14. 現実空間の画像を撮像するステップと、
    前記撮像した画像を画像処理装置に送信するステップと、
    前記画像処理装置によって前記撮像した画像と仮想画像とに基づいて生成された合成画像を前記画像処理装置より受信するステップと、
    前記受信した合成画像を表示部に表示させる際の画像表示装置の位置姿勢に係る情報と前記撮像手段が前記画像を撮像した際の画像表示装置の位置姿勢に係る情報とに基づいて、前記表示部の水平方向または垂直方向の少なくとも一方の方向において前記表示部に対する前記合成画像の位置を変更するステップと、を有し、
    前記変更するステップは、直前のフレームにおける前記合成画像の移動量と現在のフレームにおける前記合成画像の移動量との差分が、前記表示部の水平方向または垂直方向の少なくとも一方の方向において所定範囲に収まるように変更することを特徴とする画像表示方法。
  15. 現実空間の画像を撮像するステップと、
    前記撮像した画像を画像処理装置に送信するステップと、
    前記画像処理装置によって前記撮像した画像と仮想画像とに基づいて生成された合成画像を前記画像処理装置より受信するステップと、
    前記受信した合成画像を表示部に表示させる際の画像表示装置の位置姿勢に係る情報と前記撮像手段が前記画像を撮像した際の画像表示装置の位置姿勢に係る情報とに基づいて、表示部に表示させる画像として前記合成画像の一部を抽出するステップと、を有し、
    前記抽出するステップは、前記表示部の水平方向または垂直方向の少なくとも一方の方向において抽出する位置と初期位置との差分が所定範囲に収まるように抽出することを特徴とする画像表示方法。
  16. コンピュータを、請求項1から13のいずれか1項に記載の画像表示装置として機能させるためのプログラム。
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