JP2018119558A - 発泡樹脂製保温材 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの半筒部を連結するヒンジ部での破損等を抑制し得る発泡樹脂製保温材の構成を提供する。【解決手段】被保温体Sの外周を覆って保温するための第1半筒部10及び第2半筒部20と、第1半筒部10の一方の第1縁部13と第2半筒部20の一方の第2縁部23とを開閉可能に連結するヒンジ部30とが一体に成形される。そして、一方の第1縁部13には、第1連結部41を起点に折り曲げた場合にヒンジ部30の第1角部31が嵌まり込む第1溝部17が形成され、一方の第2縁部23には、第2連結部42を起点に折り曲げた場合にヒンジ部30の第2角部32が嵌まり込む第2溝部27が形成される。そして、一方の第1縁部13及び一方の第2縁部23は、第1溝部17に第1角部31が嵌まり込むとともに第2溝部27に第2角部32が嵌まり込むことで保温状態となった場合に、第1溝部17及び第2溝部27を除き互いに接触面16及び接触面26にて面接触するように形成される。【選択図】図7

Description

本発明は、発泡樹脂製保温材に関するものである。
従来、保温が必要な配管やパイプ等の被保温体の外周を覆って保温する保温材に関連する技術として、例えば、下記特許文献1に開示される保温材の構造が知られている。この保温材は、内側が保温すべき継手の外観形状を有する二つ割りの保温材をヒンジ部により連結するように構成されており、その合わせ面に形成した嵌合段差部の嵌合力を利用した仮止め時に保温材が開き難くなる構造としている。これにより、被保温体に対して保温材を簡単に仮止めすることができ、保温材の組み付けに関する作業性を向上させている。
特開2005−054986号公報
ところで、2つの半筒部を単に連結するようなヒンジ部の構成では、連結部分での折り曲げ範囲(2つの半筒部が閉じて1つの筒部になる状態から2つの半筒部を離すように開けた状態までの範囲)が広くなりやすい。例えば、上記特許文献1に開示される保温材のようなヒンジ部の構成では、連結部分での折り曲げ範囲が180°を超えるように広くなる。そうすると、2つの半筒部だけでなくヒンジ部までも一体にして製造するような発泡樹脂製の保温材では、上記連結部分にて破損等してしまう可能性がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、2つの半筒部を連結するヒンジ部での破損等を抑制し得る発泡樹脂製保温材の構成を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、
発泡樹脂を形成してなる発泡樹脂製保温材(1,1a,1b)であって、
被保温体(S)の外周を覆って保温するための第1半筒部(10)及び第2半筒部(20)と、前記第1半筒部の一方の第1縁部(13)と前記第2半筒部の一方の第2縁部(23)とを開閉可能に連結するヒンジ部(30,30a)とが一体に成形され、前記第1半筒部の他方の第1縁部(14)と前記第2半筒部の他方の第2縁部(24)とが面接触する状態で保温状態となり、
前記一方の第1縁部には、前記ヒンジ部が連結する第1連結部(41)を起点に当該一方の第1縁部を前記ヒンジ部に面接触させるように折り曲げた場合に当該ヒンジ部の第1角部(31)が嵌まり込む第1溝部(17)が形成され、
前記一方の第2縁部には、前記ヒンジ部が連結する第2連結部(42)を起点に当該一方の第2縁部を前記ヒンジ部に面接触させるように折り曲げた場合に当該ヒンジ部の第2角部(32)が嵌まり込む第2溝部(27)が形成され、
前記一方の第1縁部及び前記一方の第2縁部は、前記第1溝部に前記第1角部が嵌まり込むとともに前記第2溝部に前記第2角部が嵌まり込むことで前記保温状態となった場合に、前記第1溝部及び前記第2溝部を除き互いに面接触するように形成されることを特徴とする
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、被保温体の外周を覆って保温するための第1半筒部及び第2半筒部と、第1半筒部の一方の第1縁部と第2半筒部の一方の第2縁部とを開閉可能に連結するヒンジ部とが一体に成形される。そして、一方の第1縁部には、第1連結部を起点に折り曲げた場合に当該ヒンジ部の第1角部が嵌まり込む第1溝部が形成され、一方の第2縁部には、第2連結部を起点に折り曲げた場合に当該ヒンジ部の第2角部が嵌まり込む第2溝部が形成される。そして、一方の第1縁部及び一方の第2縁部は、第1溝部に第1角部が嵌まり込むとともに第2溝部に第2角部が嵌まり込むことで保温状態となった場合に、第1溝部及び第2溝部を除き互いに面接触するように形成される。
これにより、第1溝部に第1角部が嵌まり込むとともに第2溝部に第2角部が嵌まり込んだ保温状態時には、一方の第1縁部及び一方の第2縁部が第1溝部及び第2溝部を除いて互いに面接触するため、第1半筒部及び第2半筒部により形成される1つの筒部により被保温体を確実に保温することができる。特に、第1連結部及び第2連結部の2つの連結部分を利用するため、保温材の組み付けに関する作業性を向上させつつ、1箇所あたりの連結部分での折り曲げ範囲を狭くできるので、2つの半筒部を連結するヒンジ部での破損等を抑制することができる。
請求項2の発明では、一方の第1縁部には凸部が設けられ、一方の第2縁部には保温状態時に凸部が嵌まり込む凹部が設けられる。そして、凸部には、ヒンジ部側に面取り部が形成され、凹部は、面取り部に面接触するように形成される。
一方の第1縁部に凸部を設け、この凸部が嵌まり込む凹部を一方の第2縁部に設けることで一方の第1縁部と一方の第2縁部とが面接触する面積が大きくなり保温性を高めることができる。このような構成では、凸部が設けられる一方の第1縁部の第1溝部と凹部が設けられる一方の第2縁部の第2溝部とをヒンジ部の第1角部と第2角部とに嵌め込む際、凸部のヒンジ部側の角部が一方の第2縁部のうちの凹部と異なる部位に接触する可能性が有り、この場合には、凸部が凹部に正しく嵌まり込まないために一方の第1縁部と一方の第2縁部との間に隙間が生じてしまう可能性がある。そこで、本発明のように、凸部のヒンジ部側に面取り部を形成することで、凸部のヒンジ部側が一方の第2縁部のうちの凹部と異なる部位に接触することを抑制でき、凸部が設けられる一方の第1縁部と凹部が設けられる一方の第2縁部とを隙間無く面接触させることができる。
請求項3の発明では、ヒンジ部は、第1連結部にて一方の第1縁部に連結する部位と、第2連結部にて一方の第2縁部に連結する部位とが1又は2以上の連結部を介して開閉可能に連結される。これにより、1箇所あたりの連結部分での折り曲げ範囲をさらに狭くできるので、2つの半筒部を連結するヒンジ部での破損等を確実に抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る発泡樹脂製保温材を示す斜視図である。 図1の発泡樹脂製保温材の平面図である。 図1の発泡樹脂製保温材の側面図である。 図1の発泡樹脂製保温材の一端側を拡大して示す拡大斜視図である。 図1の発泡樹脂製保温材の長手方向中間部位を拡大して示す拡大斜視図である。 図1の発泡樹脂製保温材を他端側から見た拡大図である。 図7(A)は、被保温体に対して発泡樹脂製保温材を取り付ける直前の状態を示す説明図であり、図7(B)は、被保温体に対して発泡樹脂製保温材を取り付けた状態を示す説明図である。 第1実施形態の第1変形例に係る発泡樹脂製保温材を示す説明図である。 第1実施形態の第2変形例に係る発泡樹脂製保温材を示す説明図である。 被保温体に対して参考例に係る保温材を取り付ける際の状態を示す説明図である。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る発泡樹脂製保温材を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る発泡樹脂製保温材(以下、保温材1ともいう)は、発泡樹脂として、例えば、ビーズ法ポリスチレンフォーム(JIS A 9511に規定されたA種ビーズ法ポリスチレンフォーム保温材の特性に一致するビーズ法ポリスチレンフォーム)を形成してなる保温材である。この保温材1は、保温が必要な配管やパイプ等の被保温体S(図7(A)参照)の外周を覆って保温するように機能する。
図1〜図5に示すように、保温材1は、第1半筒部10及び第2半筒部20と、第1半筒部10及び第2半筒部20とを開閉可能に連結するヒンジ部30とを備えるように構成されている。第1半筒部10及び第2半筒部20は、それぞれ略半円筒状に形成され、1つの円筒部となるように組み付けられた保温状態時に、内周面11及び内周面21が被保温体Sの外周面の全面に面接触し、外周面12及び外周面22により被保温体Sを覆った状態が略円柱状となるように形成されている(図7(B)参照)。
第1半筒部10は、一方の第1縁部13にてヒンジ部30に連結され、第2半筒部20は、一方の第2縁部23にてヒンジ部30に連結されており、上述のように略円柱状となる保温状態時には、第1半筒部10の他方の第1縁部14と第2半筒部20の他方の第2縁部24とが面接触する。
他方の第1縁部14は、内周側よりも外周側が高くなる段差状に形成され、内周側に形成される3つの凸部14aと外周側に形成される3つの凹部14bとが隣接するように配置されている。各凸部14aにおける上面の外縁には、角部をなくように面取り部が設けられている。また、各凹部14bは、保温状態時に隅部が後述する凸部24bの上面に設けられる面取り部に面接触するように形成されている。
他方の第2縁部24は、保温状態時に他方の第1縁部14と嵌合するように、外周側よりも内周側が高くなる段差状に形成されている。他方の第2縁部24の内周側に設けられる3つの凹部24aは、保温状態時に凸部14aが嵌合するように形成されている。また、他方の第2縁部24の外周側に設けられる3つの凸部24bは、保温状態時に凹部14bに嵌合するように形成されている。そして、各凸部24bにおける上面の外縁には、角部をなくように面取り部が設けられている。また、各凹部24aは、保温状態時に隅部が凸部14aの上面に設けられる面取り部に面接触するように形成されている。
特に、凸部14aは、上面に連なる各側面が当該上面に対してそれぞれ直交するように形成され、凹部24aは、底面に連なる各側面が当該底面に対してそれぞれ直交するように形成されている。このため、保温状態時に凸部14aと凹部24aが嵌合する嵌合時には、凸部14aの各側面と各凹部24aの各側面とが面接触し、その摩擦力等により嵌合状態が維持される。同様に、凸部24bは、上面に連なる各側面が当該上面に対してそれぞれ直交するように形成され、凹部14bは、底面に連なる各側面が当該底面に対してそれぞれ直交するように形成されている。このため、保温状態時に凸部24bと凹部14bが嵌合する嵌合時には、凸部24bの各側面と各凹部14bの各側面とが面接触し、その摩擦力等により嵌合状態が維持される。
一方の第1縁部13は、外周側よりも内周側が高くなる段差状に形成され、この段差状により内周側に凸部15が構成される。また、一方の第1縁部13は、凸部15よりも外周側に、保温状態時に一方の第2縁部23に面接触する接触面16が設けられ、この接触面16に対してヒンジ部30側に、保温状態時にヒンジ部30の一部が嵌まり込む第1溝部17が設けられている。
一方の第2縁部23は、内周側よりも外周側が高くなる段差状に形成され、この段差状により保温状態時に凸部15が嵌まり込む凹部25が構成される。また、一方の第2縁部23は、凹部25よりも外周側に、保温状態時に一方の第1縁部13の接触面16に面接触する接触面26が設けられ、この接触面26に対してヒンジ部30側に、保温状態時にヒンジ部30の一部が嵌まり込む第2溝部27が設けられている。
特に、凸部15には、ヒンジ部側にテーパ状の面取り部15aが形成され、凹部25は、テーパ状の隅部25aが面取り部15aに面接触するように形成されている。
ヒンジ部30は、第1半筒部10と第2半筒部20とを折り曲げ可能に連結するため機構であって、第1連結部41にて一方の第1縁部13に対して連結角度を変更可能に連結し、第2連結部42にて一方の第2縁部23に対して連結角度を変更可能に連結するように断面略台形状に形成されている。ヒンジ部30は、上記保温状態時に、第1角部31にて第1溝部17に嵌まり込むとともに第2角部32にて第2溝部27に嵌まり込むように形成されている。なお、図6に示すように、第2溝部27は、ヒンジ部30の内面33に接触する範囲が第1溝部17よりも広くなるように形成されている。
また、図4に示すように、第1半筒部10及び第2半筒部20の一端側には、内周側をそれぞれ半円筒状に突出させる突出部18及び突出部28が設けられている。また、図1に示すように、第1半筒部10及び第2半筒部20の他端側には、内周側をそれぞれ半円筒状に切り欠く切欠き19及び切欠き29が設けられている。切欠き19及び切欠き29は、保温状態時に突出部18及び突出部28により形成される円筒部が嵌合可能に形成されており、保温材1と他の保温材1とが連結可能となっている。
次に、上述のように構成される保温材1を被保温体Sに仮止めする作業について、図7(A)(B)を参照して説明する。
まず、図7(A)に示すように、被保温体Sを挟み込むように第1半筒部10及び第2半筒部20を折り曲げる。これにより、第1連結部41を起点にその連結角度が小さくなるように第1半筒部10が被保温体Sに向けて移動し、第2連結部42を起点にその連結角度が小さくなるように第2半筒部20が被保温体Sに近づくように移動する。
そして、図7(B)に示すように、ヒンジ部30の第1角部31が第1溝部17に嵌まり込むとともに第2角部32が第2溝部27に嵌まり込み、接触面16と接触面26とが面接触し、凸部15が凹部25に嵌まり込み、各凸部14aが対応する凹部24aにそれぞれ嵌まり込み、各凸部24bが対応する凹部14bにそれぞれ嵌まり込み、第1半筒部10及び第2半筒部20が1つの円筒部となって被保温体Sを外周側から覆うことで、保温状態となる。
ここで、凸部15に面取り部15aを形成する理由について図10を参照して説明する。
本実施形態に係る保温材1のように、一方の第1縁部13に凸部15を設け、この凸部15が嵌まり込む凹部25を一方の第2縁部23に設けることで一方の第1縁部13と一方の第2縁部23とが面接触する面積が大きくなり保温性を高めることができる。同様に、図10に示すような保温材100でも、一方の第1縁部110に凸部111を設け、この凸部111が嵌まり込む凹部121を一方の第2縁部120に設けることで一方の第1縁部110と一方の第2縁部120とが面接触する面積が大きくなり保温性を高めることができる。
しかしながら、保温材100のような構成では、凸部111が設けられる一方の第1縁部110の第1溝部112と凹部121が設けられる一方の第2縁部120の第2溝部122とをヒンジ部30の第1角部31と第2角部32とに嵌め込む際、図10に例示するように、凸部111のヒンジ部側の角部111aが一方の第2縁部120のうちの凹部121と異なる部位に接触する可能性が有る。この場合には、凸部111が凹部121に正しく嵌まり込まないために一方の第1縁部110と一方の第2縁部120との間に隙間が生じてしまう可能性がある。
そこで、本実施形態に係る保温材1のように、凸部15のヒンジ部側に面取り部15aを形成することで、凸部15のヒンジ部側が一方の第2縁部23のうちの凹部25と異なる部位に接触することを抑制でき、凸部15が設けられる一方の第1縁部13と凹部25が設けられる一方の第2縁部23とを隙間無く面接触させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る保温材1では、被保温体Sの外周を覆って保温するための第1半筒部10及び第2半筒部20と、第1半筒部10の一方の第1縁部13と第2半筒部20の一方の第2縁部23とを開閉可能に連結するヒンジ部30とが一体に成形される。そして、一方の第1縁部13には、第1連結部41を起点に折り曲げた場合にヒンジ部30の第1角部31が嵌まり込む第1溝部17が形成され、一方の第2縁部23には、第2連結部42を起点に折り曲げた場合にヒンジ部30の第2角部32が嵌まり込む第2溝部27が形成される。そして、一方の第1縁部13及び一方の第2縁部23は、第1溝部17に第1角部31が嵌まり込むとともに第2溝部27に第2角部32が嵌まり込むことで保温状態となった場合に、第1溝部17及び第2溝部27を除き接触面16及び接触面26にて互いに面接触するように形成される。
これにより、第1溝部17に第1角部31が嵌まり込むとともに第2溝部27に第2角部32が嵌まり込んだ保温状態時には、一方の第1縁部13及び一方の第2縁部23が第1溝部17及び第2溝部27を除いて接触面16及び接触面26にて互いに面接触するため、第1半筒部10及び第2半筒部20により形成される1つの筒部により被保温体Sを確実に保温することができる。特に、第1連結部41及び第2連結部42の2つの連結部分を利用するため、保温材1の組み付けに関する作業性を向上させつつ、1箇所あたりの連結部分での折り曲げ範囲を狭くできるので、2つの半筒部10,20を連結するヒンジ部30での破損等を抑制することができる。
図8は、第1実施形態の第1変形例に係る発泡樹脂製保温材を示す説明図である。図9は、第1実施形態の第2変形例に係る発泡樹脂製保温材を示す説明図である。
本実施形態の第1変形例として、図8に例示する保温材1aのように、凸部15及び凹部25を廃止して接触面16及び接触面26にて面接触するように形成されてもよい。また、図8に例示する保温材1aのように、突出部18及び突出部28や切欠き19及び切欠き29を廃止するように形成されてもよい。
また、本実施形態の第2変形例として、ヒンジ部は、第1連結部41にて一方の第1縁部13に連結する部位と、第2連結部42にて一方の第2縁部23に連結する部位とが1又は2以上の連結部を介して開閉可能に連結されてもよい。具体的には、例えば、図9に例示する保温材1bのヒンジ部30aのように、一方の第1縁部13に連結する断面略台形状の第1基部35と、一方の第2縁部23に連結する断面略台形状の第2基部36とが、連結部43を介して開閉可能に連結される。
これにより、1箇所あたりの連結部分での折り曲げ範囲をさらに狭くできるので、2つの半筒部を連結するヒンジ部30aでの破損等を確実に抑制することができる。
なお、本発明は上記実施形態及び変形例に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)本発明に係る保温材1は、ビーズ法ポリスチレンフォームにより発泡ポリスチレンとして形成されることに限らず、例えば、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン、発泡ポリエステル、発泡PET、発泡ポリウレタン、発泡ゴムやこれらを任意に複合したものなどの発泡樹脂を用いて形成されてもよい。
(2)凸部15のヒンジ部側に設けられる面取り部15aは、テーパ状に形成されることに限らず、例えば、丸形状(R形状)等の面取り形状にて形成されてもよい。この場合には、その面取り部15aの形状に応じて、凹部25の隅部25aが面接触するように形成される。
1,1a,1b…発泡樹脂製保温材
10…第1半筒部
13…一方の第1縁部
14…他方の第1縁部
17…第1溝部
20…第2半筒部
23…一方の第2縁部
24…他方の第2縁部
27…第1溝部
30,30a…ヒンジ部
31…第1角部
32…第2角部
41…第1連結部
42…第2連結部
S…被保温体

Claims (3)

  1. 発泡樹脂を形成してなる発泡樹脂製保温材であって、
    被保温体の外周を覆って保温するための第1半筒部及び第2半筒部と、前記第1半筒部の一方の第1縁部と前記第2半筒部の一方の第2縁部とを開閉可能に連結するヒンジ部とが一体に成形され、前記第1半筒部の他方の第1縁部と前記第2半筒部の他方の第2縁部とが面接触する状態で保温状態となり、
    前記一方の第1縁部には、前記ヒンジ部が連結する第1連結部を起点に当該一方の第1縁部を前記ヒンジ部に面接触させるように折り曲げた場合に当該ヒンジ部の第1角部が嵌まり込む第1溝部が形成され、
    前記一方の第2縁部には、前記ヒンジ部が連結する第2連結部を起点に当該一方の第2縁部を前記ヒンジ部に面接触させるように折り曲げた場合に当該ヒンジ部の第2角部が嵌まり込む第2溝部が形成され、
    前記一方の第1縁部及び前記一方の第2縁部は、前記第1溝部に前記第1角部が嵌まり込むとともに前記第2溝部に前記第2角部が嵌まり込むことで前記保温状態となった場合に、前記第1溝部及び前記第2溝部を除き互いに面接触するように形成されることを特徴とする発泡樹脂製保温材。
  2. 前記一方の第1縁部には、凸部が設けられ、
    前記一方の第2縁部には、前記保温状態時に前記凸部が嵌まり込む凹部が設けられ、
    前記凸部には、前記ヒンジ部側に面取り部が形成され、
    前記凹部は、前記面取り部に面接触するように形成されることを特徴とする請求項1に記載の発泡樹脂製保温材。
  3. 前記ヒンジ部は、前記第1連結部にて前記一方の第1縁部に連結する部位と、前記第2連結部にて前記一方の第2縁部に連結する部位とが1又は2以上の連結部を介して開閉可能に連結されることを特徴とする請求項1又は2に記載の発泡樹脂製保温材。
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