JP2018119093A - ポリプロピレン系樹脂組成物及びそれからなる成形体 - Google Patents
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Abstract
【課題】成形体の表面外観がよく、かつ、軽量でありながら十分な剛性を有するポリプロピレン系樹脂組成物を提供する。【解決手段】成分(A)ポリプロピレン系樹脂100質量部、成分(B)マグネシウムオキシサルフェート0.5〜7質量部、及び、成分(C)ケイ素含有板状無機フィラー0.5〜6質量部を含有し、成分(B)の純水可溶分率が1.2質量%以下であり、成分(B)に対する成分(C)の質量比率が、2.0未満であり、密度が0.950g/cm3未満である、ポリプロピレン系樹脂組成物。【選択図】なし
Description
本発明は、ポリプロピレン系樹脂組成物及び成形体に関する。さらに詳しくは、成形体の表面外観がよく、かつ、軽量でありながら十分な剛性を有するポリプロピレン系樹脂組成物に関する。
タルク等の強化部材が配合されたポリプロピレン系樹脂組成物は、軽量でありながら、優れた物性を有するため、自動車部品や電気機器部品等に使用されている。特に、自動車分野では車体の軽量化が燃費の向上に繋がるため、使用材料の軽量化が要求されている。
上記の要求に対し、マグネシウムオキシサルフェート(塩基性硫酸マグネシウム)無機繊維は、樹脂に配合した場合に樹脂組成物の剛性を向上させることが知られている。
マグネシウムオキシサルフェートを含有する樹脂組成物は、例えば、特許文献1〜3に開示されている。
上記の要求に対し、マグネシウムオキシサルフェート(塩基性硫酸マグネシウム)無機繊維は、樹脂に配合した場合に樹脂組成物の剛性を向上させることが知られている。
マグネシウムオキシサルフェートを含有する樹脂組成物は、例えば、特許文献1〜3に開示されている。
マグネシウムオキシサルフェートを使用した樹脂組成物では、成形体の表面にブツ状の外観不良が生じる場合がある。また、樹脂組成物のさらなる軽量化が要求されている。
本発明の目的は、成形体の表面外観がよく、かつ、軽量でありながら十分な剛性を有するポリプロピレン系樹脂組成物を提供することである。
本発明の目的は、成形体の表面外観がよく、かつ、軽量でありながら十分な剛性を有するポリプロピレン系樹脂組成物を提供することである。
本発明によれば、以下のポリプロピレン系樹脂組成物等が提供される。
1.成分(A)ポリプロピレン系樹脂100質量部、成分(B)マグネシウムオキシサルフェート0.5〜7質量部、及び、成分(C)ケイ素含有板状無機フィラー0.5〜6質量部を含有し、
前記成分(B)の純水可溶分率が1.2質量%以下であり、
前記成分(B)に対する前記成分(C)の質量比率が、2.0未満であり、
密度が0.950g/cm3未満である、ポリプロピレン系樹脂組成物。
2.曲げ弾性率が1500MPa以上である、請求項1に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
3.曲げ弾性率が1900MPa以上である、1に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
4.前記成分(B)及び前記成分(C)の合計量が、前記成分(A)100質量部に対し2〜8.5質量部である、1〜3のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
5.前記成分(A)のMFRが10〜100g/10分である、1〜4のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
6.前記成分(B)の形状が繊維状である、1〜5のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
7.前記成分(B)の平均繊維径が0.1〜2.0μmである、6に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
8.前記成分(B)の平均繊維長が5〜30μmである、6又は7に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
9.前記成分(C)の平均粒径が1〜10μmである、1〜8のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
10.前記成分(B)に対する前記成分(C)の質量比率が0.2以上である、1〜9のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
11.前記成分(B)の含有量が、前記成分(A)100質量部に対し2.2質量部以上である、1〜10のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
12.エラストマーを含有しない、1〜11のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
13.1〜12のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物からなる成形体。
1.成分(A)ポリプロピレン系樹脂100質量部、成分(B)マグネシウムオキシサルフェート0.5〜7質量部、及び、成分(C)ケイ素含有板状無機フィラー0.5〜6質量部を含有し、
前記成分(B)の純水可溶分率が1.2質量%以下であり、
前記成分(B)に対する前記成分(C)の質量比率が、2.0未満であり、
密度が0.950g/cm3未満である、ポリプロピレン系樹脂組成物。
2.曲げ弾性率が1500MPa以上である、請求項1に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
3.曲げ弾性率が1900MPa以上である、1に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
4.前記成分(B)及び前記成分(C)の合計量が、前記成分(A)100質量部に対し2〜8.5質量部である、1〜3のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
5.前記成分(A)のMFRが10〜100g/10分である、1〜4のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
6.前記成分(B)の形状が繊維状である、1〜5のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
7.前記成分(B)の平均繊維径が0.1〜2.0μmである、6に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
8.前記成分(B)の平均繊維長が5〜30μmである、6又は7に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
9.前記成分(C)の平均粒径が1〜10μmである、1〜8のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
10.前記成分(B)に対する前記成分(C)の質量比率が0.2以上である、1〜9のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
11.前記成分(B)の含有量が、前記成分(A)100質量部に対し2.2質量部以上である、1〜10のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
12.エラストマーを含有しない、1〜11のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
13.1〜12のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物からなる成形体。
本発明によれば、成形体の表面外観がよく、かつ、軽量でありながら十分な剛性を有するポリプロピレン系樹脂組成物が提供できる。
本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は、(A)ポリプロピレン系樹脂100質量部、(B)マグネシウムオキシサルフェート0.5〜7質量部、及び、(C)ケイ素含有板状無機フィラー0.5〜6質量部を含有する。そして、成分(B)の純水可溶分率が1.2質量%以下であり、成分(B)に対する成分(C)の質量比率が、2.0未満であり、密度が0.950g/cm3未満である。
本発明では、成分(B)として純水可溶分率が1.2質量%以下のマグネシウムオキシサルフェートを使用する。これにより、成形体の表面におけるブツの発生を抑制できる。また、成分(B)に対する成分(C)の比率が2.0未満である。これにより、密度が0.950g/cm3未満と軽量であっても、比較的剛性の高い樹脂組成物が得られる。具体的には、曲げ弾性率が1500MPa以上、より好ましくは1700MPa以上、特に好ましくは1900MPa以上である樹脂組成物が得られる。
以下、成分(A)〜(C)について説明する。
以下、成分(A)〜(C)について説明する。
(A)ポリプロピレン系樹脂
成分(A)であるポリプロピレン系樹脂としては、プロピレン単独重合体、プロピレンとプロピレン以外のα−オレフィンとのランダム共重合体、プロピレンとプロピレン以外のα−オレフィンとのブロック共重合体等が挙げられる。この中で、プロピレンとプロピレン以外のα−オレフィンとのブロック共重合体が、剛性と衝撃の物性バランスの観点から好ましい。
プロピレン以外のα−オレフィンとしては、エチレン、1−ブテン等が挙げられる。
成分(A)であるポリプロピレン系樹脂としては、プロピレン単独重合体、プロピレンとプロピレン以外のα−オレフィンとのランダム共重合体、プロピレンとプロピレン以外のα−オレフィンとのブロック共重合体等が挙げられる。この中で、プロピレンとプロピレン以外のα−オレフィンとのブロック共重合体が、剛性と衝撃の物性バランスの観点から好ましい。
プロピレン以外のα−オレフィンとしては、エチレン、1−ブテン等が挙げられる。
成分(A)は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。成分(A)を2種以上のポリプロピレン系樹脂の混合物とする事で、幅広い物性(流動性、剛性・衝撃バランス、等)を選択する事が可能となる。
成分(A)のメルトフローレート(MFR:230℃、2.16kg)は、10〜100g/10分であることが好ましい。この範囲であれば、組成物の成形性が良好で、また、成形体の剛性も高い。MFRは、20〜70g/10分であることがさらに好ましく、30〜60g/10分であることが特に好ましい。
成分(A)のメルトフローレート(MFR:230℃、2.16kg)は、10〜100g/10分であることが好ましい。この範囲であれば、組成物の成形性が良好で、また、成形体の剛性も高い。MFRは、20〜70g/10分であることがさらに好ましく、30〜60g/10分であることが特に好ましい。
(B)マグネシウムオキシサルフェート
成分(B)であるマグネシウムオキシサルフェートは、純水可溶分率が1.2質量%以下である。純水可溶分率が1.2質量%以下であれば成形体の表面におけるブツの発生が抑制され、製品外観が向上する。純水可溶分率は1.0質量%以下が好ましい。
通常、マグネシウムオキシサルフェートには、不純物として硫酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、硫酸カルシウム等が含まれている。これらを除去するためには、例えば、マグネシウムオキシサルフェートの結晶成長母液からマグネシウムオキシサルフェート結晶を分離した後のマグネシウムオキシサルフェート結晶の洗浄工程にて、洗浄の強化(洗浄の長時間化、洗浄水量の増量)、洗浄水の純度向上等の対応を取ればよい。
市販品としては、例えば、HYPERFORM(R)、HPR−803i(ミリケン・ジャパン合同会社販売)が使用できる。
成分(B)であるマグネシウムオキシサルフェートは、純水可溶分率が1.2質量%以下である。純水可溶分率が1.2質量%以下であれば成形体の表面におけるブツの発生が抑制され、製品外観が向上する。純水可溶分率は1.0質量%以下が好ましい。
通常、マグネシウムオキシサルフェートには、不純物として硫酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、硫酸カルシウム等が含まれている。これらを除去するためには、例えば、マグネシウムオキシサルフェートの結晶成長母液からマグネシウムオキシサルフェート結晶を分離した後のマグネシウムオキシサルフェート結晶の洗浄工程にて、洗浄の強化(洗浄の長時間化、洗浄水量の増量)、洗浄水の純度向上等の対応を取ればよい。
市販品としては、例えば、HYPERFORM(R)、HPR−803i(ミリケン・ジャパン合同会社販売)が使用できる。
本発明の樹脂組成物における成分(B)の含有量は、成分(A)100質量部に対し0.5〜7質量部である。この範囲であれば、成分(B)の効果が得られ、かつ、反りの発生が小さい。成分(B)の含有量は1〜5質量部が好ましく、さらに2〜4質量部が好ましい。特に、2.2質量部以上であれば、高剛性な樹脂組成物が得られるため好ましい。
成分(B)の形状は繊維状であることが好ましい。例えば、平均繊維径が0.1〜2.0μmであり、平均繊維長が5〜30μmであるものが挙げられる。
平均繊維径が上記範囲内にあることにより、衝撃強度の低下が発生しない。平均繊維径は0.2〜1.5μmが好ましく、特に、0.7〜1.1μmが好ましい。平均繊維径が0.1μm以上であれば繊維状無機フィラーの分散性が良く、衝撃強度が低下せず、2.0μm以下であれば衝撃強度、剛性、耐熱性の低下が生じず、外観にも優れる。
平均繊維長が上記範囲内にあることにより、剛性が向上する。平均繊維長は7〜20μmが好ましく、特に、9〜15μmが好ましい。平均繊維長が5μm以上であれば剛性、耐熱性の改良効果が大きく、30μm以下であれば衝撃強度の低下が起きない。
平均繊維径が上記範囲内にあることにより、衝撃強度の低下が発生しない。平均繊維径は0.2〜1.5μmが好ましく、特に、0.7〜1.1μmが好ましい。平均繊維径が0.1μm以上であれば繊維状無機フィラーの分散性が良く、衝撃強度が低下せず、2.0μm以下であれば衝撃強度、剛性、耐熱性の低下が生じず、外観にも優れる。
平均繊維長が上記範囲内にあることにより、剛性が向上する。平均繊維長は7〜20μmが好ましく、特に、9〜15μmが好ましい。平均繊維長が5μm以上であれば剛性、耐熱性の改良効果が大きく、30μm以下であれば衝撃強度の低下が起きない。
(C)ケイ素含有板状無機フィラー
成分(C)であるケイ素含有板状無機フィラーとしては、タルク、マイカ等が挙げられる。なかでも、タルクが好ましい。タルクは微細板状の形状に粉砕することが可能で、樹脂に配合しても外観を低下させずに剛性を発現させ、かつ針状フィラーによる反りを抑制することが可能である。また、モース硬度が低く、混練機や射出成形機の摩耗が少ない。
成分(C)であるケイ素含有板状無機フィラーとしては、タルク、マイカ等が挙げられる。なかでも、タルクが好ましい。タルクは微細板状の形状に粉砕することが可能で、樹脂に配合しても外観を低下させずに剛性を発現させ、かつ針状フィラーによる反りを抑制することが可能である。また、モース硬度が低く、混練機や射出成形機の摩耗が少ない。
本発明の樹脂組成物における成分(C)の含有量は、成分(A)100質量部に対し0.5〜6質量部である。この範囲であれば、反りの発生が抑制でき、かつ、軽量な樹脂組成物が得られる。成分(C)の含有量は1〜5質量部が好ましく、さらに2〜4質量部が好ましい。
成分(C)の平均粒径は1〜10μmであることが好ましい。この範囲であれば、剛性向上効果が大きく、かつ、剛性・衝撃バランスが良好であるため好ましい。平均粒径は2〜8μmであることがさらに好ましく、特に、4〜6μmであることが好ましい。平均粒子径が1μm以上であれば分散性に優れ、衝撃強度も低下せず、10μm以下であれば剛性の改良効果が十分であり、衝撃強度の低下も起きない。
本発明の樹脂組成物では、成分(B)に対する成分(C)の比率(C/B:質量比)が2.0未満である。これにより、成分(B)の剛性向上効果及び成分(C)の反り低減効果を効率よく発現させることができる。上記比率は、1.5未満であることが好ましく、特に、1.3以下であることが好ましい。
また、上記比率(C/B)は0.2以上であることが好ましい。これにより、成分(C)の反り低減効果がより向上する。上記比率は0.7以上であることが特に好ましい。
また、上記比率(C/B)は0.2以上であることが好ましい。これにより、成分(C)の反り低減効果がより向上する。上記比率は0.7以上であることが特に好ましい。
本発明の樹脂組成物は、密度が0.950g/cm3未満である。上述したとおり、本発明では軽量でありながら十分な剛性を有する樹脂組成物が得られる。密度は0.940g/cm3以下であることが好ましい。なお、軽量化の観点からは、密度はより小さい方が好ましいが、剛性を考慮すると、密度は0.930g/cm3以上であることが好ましい。
本発明の樹脂組成物では、成分(B)及び成分(C)の合計量が、成分(A)100質量部に対し2〜8.5質量部であることが好ましい。この範囲であれば、軽量でありながら性能バランスの良い樹脂組成物が得られやすい。成分(B)及び成分(C)の合計量は5〜7質量部であることが特に好ましい。
本発明の樹脂組成物は、上述した成分(A)〜(C)以外に他の成分を含んでもよいし、実質的に成分(A)〜(C)のみからなっていてもよい。
本発明において「実質的」とは、組成物の90質量%以上100質量%以下(好ましくは95質量%以上100質量%以下)が成分(A)〜(C)であることを意味する。
他の成分としては、後述する添加剤等が挙げられる。また、本発明の効果を損なわない範囲で他に不可避不純物を含んでいてもよい。
本発明において「実質的」とは、組成物の90質量%以上100質量%以下(好ましくは95質量%以上100質量%以下)が成分(A)〜(C)であることを意味する。
他の成分としては、後述する添加剤等が挙げられる。また、本発明の効果を損なわない範囲で他に不可避不純物を含んでいてもよい。
本発明の樹脂組成物には、上述した成分(A)〜(C)の他に、必要に応じて、成分(A)以外の樹脂、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、滑剤、結晶核剤、軟化剤、帯電防止剤、充填剤、顔料等、公知の添加剤を配合してもよい。添加剤の含有量は、本発明の樹脂組成物の特性が損なわれない範囲であれば特に制限はない。
成分(A)以外の樹脂としては、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、ビニル系樹脂、ジエン系ゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、熱可塑性エラストマー等が挙げられる。これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ここで、本発明の樹脂組成物は、エラストマーを含有していてもよく、また、含有していなくてもよい。本発明の樹脂組成物は、エラストマーを添加しなくても、成形性及び物性に優れている。エラストマーを添加すると樹脂組成物の剛性が低下することがある。
エラストマーとしては、オレフィン系エラストマーやスチレン系エラストマーが挙げられる。
エラストマーとしては、オレフィン系エラストマーやスチレン系エラストマーが挙げられる。
他の樹脂成分の添加量は、成分(A)及び他の樹脂の合計の30質量%以下とすることが好ましく、特に20質量%以下とすることが好ましい。
尚、樹脂組成物に上述した他の樹脂成分を添加する場合、樹脂組成物における添加量は、成分(A)及び他の樹脂成分の合計量を100質量部とする。
尚、樹脂組成物に上述した他の樹脂成分を添加する場合、樹脂組成物における添加量は、成分(A)及び他の樹脂成分の合計量を100質量部とする。
本発明の樹脂組成物は、上述した成分(A)〜(C)、及び必要に応じて配合される他の樹脂や任意の添加剤を、溶融混錬することにより製造できる。例えば、押出成形機等により上記成分の混合物を溶融混錬し、ペレタイザーにて造粒することにより、ペレットに加工できる。
また、本発明の樹脂組成物又はペレット化したものを各種成形機にて賦形することにより、成形体とすることができる。成形方法は、特に限定されず、射出成形、異形押出成形、シート押出成形等、公知の方法が適用できる。
また、本発明の樹脂組成物又はペレット化したものを各種成形機にて賦形することにより、成形体とすることができる。成形方法は、特に限定されず、射出成形、異形押出成形、シート押出成形等、公知の方法が適用できる。
本発明の成形体は、本発明の樹脂組成物を成形してなるものであり、軽量であり、製品外観がよい。そのため、本発明の成形体は、カウルトップ、ラジエターグリル等の自動車用外装部品、ピラー、トリム、ドアパネル等の自動車用内装部品等として好適に用いることができる。尚、本発明の成形体の用途は、これに限定されない。
実施例1〜9、比較例1〜7
(1)造粒工程
表1及び2に示す成分(A)及び成分(C)と、分散剤であるステアリン酸マグネシウム(日油株式会社製、マグネシウムステアレート)0.1質量部、フェノール系酸化防止剤であるペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート](株式会社ADEKA製、アデカスタブ AO−60)0.1質量部、及びカーボンブラックと低密度ポリエチレンからなる黒顔料マスターバッチ(CABOT製、LL3608)1質量部とを、予備混合して、二軸混練機(日本製鋼所製、TEX−30)の最上流供給口(トップ)から供給した。尚、分散剤、フェノール系酸化防止剤及び黒顔料マスターバッチの質量部は、成分(A)〜(C)の合計配合量100質量部に対する質量部を示す。
次に、表1及び2に示す量の成分(B)又は(B’)を、二軸混練機における樹脂成分の溶融位置より下流の位置から供給した(サイドフィード)。二軸混練機の設定温度は200℃とし、スクリュー回転数は400rpmとした。ダイスから吐出されたストランドを冷却バスにより冷却し、ペレタイザーにて切断することにより、樹脂組成物のペレットを作製した。
(1)造粒工程
表1及び2に示す成分(A)及び成分(C)と、分散剤であるステアリン酸マグネシウム(日油株式会社製、マグネシウムステアレート)0.1質量部、フェノール系酸化防止剤であるペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート](株式会社ADEKA製、アデカスタブ AO−60)0.1質量部、及びカーボンブラックと低密度ポリエチレンからなる黒顔料マスターバッチ(CABOT製、LL3608)1質量部とを、予備混合して、二軸混練機(日本製鋼所製、TEX−30)の最上流供給口(トップ)から供給した。尚、分散剤、フェノール系酸化防止剤及び黒顔料マスターバッチの質量部は、成分(A)〜(C)の合計配合量100質量部に対する質量部を示す。
次に、表1及び2に示す量の成分(B)又は(B’)を、二軸混練機における樹脂成分の溶融位置より下流の位置から供給した(サイドフィード)。二軸混練機の設定温度は200℃とし、スクリュー回転数は400rpmとした。ダイスから吐出されたストランドを冷却バスにより冷却し、ペレタイザーにて切断することにより、樹脂組成物のペレットを作製した。
(2)試験片の作製
上記(1)で得たペレットを、射出成形機にて成形し、後述する各種試験片を作製した。
得られた試験片にて、密度、曲げ弾性率、反り、ブツ及びシャルピー衝撃強度を測定した。成分(A)〜(C)の配合量及び測定結果を表1及び2に示す。
尚、各評価は以下の条件で実施した。
上記(1)で得たペレットを、射出成形機にて成形し、後述する各種試験片を作製した。
得られた試験片にて、密度、曲げ弾性率、反り、ブツ及びシャルピー衝撃強度を測定した。成分(A)〜(C)の配合量及び測定結果を表1及び2に示す。
尚、各評価は以下の条件で実施した。
作製した試料について、下記の方法で評価した。結果を表1及び2に示す。
(1)密度
JIS K7112:1999に準拠して測定した。試験片は、JIS K6921:1997準拠の条件で射出成形して作製した。
(2)曲げ弾性率
JIS K7171:1994に準拠して測定した。試験片は、JIS K6921:1997準拠の条件で射出成形して作製した。
(3)シャルピー衝撃強度
シャルピー衝撃強度をJIS K7111−1:2006に準拠して測定した。試験片は、JIS K6921:1997準拠の条件で射出成形して作製した。
(4)反り
射出成形で加工した、縦100mm、横100mm、厚さ1.8mmの角板を測定試料とした。
金型は、JIS K7154−2:2002で規定されているタイプD2金型(60×60[mm]角板2個取り金型)と平面形状が相似である、100×100[mm]角板2個取りのものを使用した(1辺の全長にフィルムゲートがあり、ゲート部の厚さが1.5mm、ランナー部の厚さが2.0mm、樹脂流動方向のゲート長が3.0mmである。)。
JIS K6921:1997で規定される樹脂温度及び金型温度で、角板部の樹脂充填速度を270mm/s、保圧圧力を25MPa、保圧時間を40s、冷却時間を5sとして成形した。
角板のゲート側の辺の両端を結ぶ直線を基準として、ゲート辺中央部の反り量(変位量)を測定し、反り率を下記式より算出した。
F[%]=(S/W)×100
[式中、Fは反り率[%]、Sは反り量[mm]、Wは角板の幅[mm](100mm)である。]
(5)ブツ
射出成形で加工した、縦100mm、横100mm、厚さ3mmの角板を測定試料とした。金型として、角板部分の厚さが3mmであるものを使用した他は、上記(4)と同様にして、角板を成形した。
試料表面のブツの数を目視にて数え、1cm2当たりの個数で評価した。尚、ブツ(外観不良部分)の断面をSEM観察及びEDSにて元素分析して、マグネシウムオキシサルフェートの分散不良体の存在を確認した。
(1)密度
JIS K7112:1999に準拠して測定した。試験片は、JIS K6921:1997準拠の条件で射出成形して作製した。
(2)曲げ弾性率
JIS K7171:1994に準拠して測定した。試験片は、JIS K6921:1997準拠の条件で射出成形して作製した。
(3)シャルピー衝撃強度
シャルピー衝撃強度をJIS K7111−1:2006に準拠して測定した。試験片は、JIS K6921:1997準拠の条件で射出成形して作製した。
(4)反り
射出成形で加工した、縦100mm、横100mm、厚さ1.8mmの角板を測定試料とした。
金型は、JIS K7154−2:2002で規定されているタイプD2金型(60×60[mm]角板2個取り金型)と平面形状が相似である、100×100[mm]角板2個取りのものを使用した(1辺の全長にフィルムゲートがあり、ゲート部の厚さが1.5mm、ランナー部の厚さが2.0mm、樹脂流動方向のゲート長が3.0mmである。)。
JIS K6921:1997で規定される樹脂温度及び金型温度で、角板部の樹脂充填速度を270mm/s、保圧圧力を25MPa、保圧時間を40s、冷却時間を5sとして成形した。
角板のゲート側の辺の両端を結ぶ直線を基準として、ゲート辺中央部の反り量(変位量)を測定し、反り率を下記式より算出した。
F[%]=(S/W)×100
[式中、Fは反り率[%]、Sは反り量[mm]、Wは角板の幅[mm](100mm)である。]
(5)ブツ
射出成形で加工した、縦100mm、横100mm、厚さ3mmの角板を測定試料とした。金型として、角板部分の厚さが3mmであるものを使用した他は、上記(4)と同様にして、角板を成形した。
試料表面のブツの数を目視にて数え、1cm2当たりの個数で評価した。尚、ブツ(外観不良部分)の断面をSEM観察及びEDSにて元素分析して、マグネシウムオキシサルフェートの分散不良体の存在を確認した。
表に記載の各成分を以下に示す。
・成分(A)
ブロックポリプロピレン(プライムポリマー株式会社、J709QG:MFR=55g/10分(230℃、2.16kg))
・成分(B)
マグネシウムオキシサルフェート(製造:Milliken Chemical、販売:ミリケン・ジャパン合同会社、HYPERFORM(R) HPR−803i(造粒品))
純水可溶分率:0.75質量%
形状:繊維状(平均繊維長:10μm、平均繊維径:0.9μm)
・成分(B’)
マグネシウムオキシサルフェート(宇部マテリアルズ株式会社、モスハイジA−1(Type A−1、造粒品))
純水可溶分率:1.53質量%
形状:繊維状(平均繊維長:10μm、平均繊維径:0.8μm)
・成分(C)
タルク(日本ミストロン株式会社、MISTRON 950−JSA)
平均粒径:5.8μm
・成分(A)
ブロックポリプロピレン(プライムポリマー株式会社、J709QG:MFR=55g/10分(230℃、2.16kg))
・成分(B)
マグネシウムオキシサルフェート(製造:Milliken Chemical、販売:ミリケン・ジャパン合同会社、HYPERFORM(R) HPR−803i(造粒品))
純水可溶分率:0.75質量%
形状:繊維状(平均繊維長:10μm、平均繊維径:0.9μm)
・成分(B’)
マグネシウムオキシサルフェート(宇部マテリアルズ株式会社、モスハイジA−1(Type A−1、造粒品))
純水可溶分率:1.53質量%
形状:繊維状(平均繊維長:10μm、平均繊維径:0.8μm)
・成分(C)
タルク(日本ミストロン株式会社、MISTRON 950−JSA)
平均粒径:5.8μm
各成分の評価方法は以下のとおりである。
[成分(A)]
・MFR
JIS K7210:1999に準拠して測定した。
[成分(B)及び(B’)]
・純水可溶分率
成分(B)及び(B’)20gを120℃で乾燥し、デシケーター中で放冷後、精秤した。これを1リットルの純水(PH=5〜7、23℃)に投入し、5分間撹拌後、無灰定量濾紙(ワットマン社製、グレード42、粒子保持能:2.5μm)を使用して吸引濾過し、濾液と分離した。濾過回収物を濾紙ごと120℃で乾燥し、デシケーター中で放冷後、精秤した。事前秤量で求めた濾紙質量を差し引いて、純水可溶分質量を算出した。これを初期質量で除して純水可溶分率とした。尚、濾紙質量は、濾過前に120℃で乾燥し、デシケーター中で放冷後、精秤して求めた。
・形状、繊維径、繊維長
(株)セイシン企業製、動的画像解析による粒子形状解析装置PITA-3を使用して測定した。マグネシウムオキシサルフェートを、界面活性剤を含む水に分散させ、超音波振動装置で分散させた後に測定した。値は加重平均値である。
[成分(C)]
・平均粒径
レーザー回折式粒度分布計で測定した。
[成分(A)]
・MFR
JIS K7210:1999に準拠して測定した。
[成分(B)及び(B’)]
・純水可溶分率
成分(B)及び(B’)20gを120℃で乾燥し、デシケーター中で放冷後、精秤した。これを1リットルの純水(PH=5〜7、23℃)に投入し、5分間撹拌後、無灰定量濾紙(ワットマン社製、グレード42、粒子保持能:2.5μm)を使用して吸引濾過し、濾液と分離した。濾過回収物を濾紙ごと120℃で乾燥し、デシケーター中で放冷後、精秤した。事前秤量で求めた濾紙質量を差し引いて、純水可溶分質量を算出した。これを初期質量で除して純水可溶分率とした。尚、濾紙質量は、濾過前に120℃で乾燥し、デシケーター中で放冷後、精秤して求めた。
・形状、繊維径、繊維長
(株)セイシン企業製、動的画像解析による粒子形状解析装置PITA-3を使用して測定した。マグネシウムオキシサルフェートを、界面活性剤を含む水に分散させ、超音波振動装置で分散させた後に測定した。値は加重平均値である。
[成分(C)]
・平均粒径
レーザー回折式粒度分布計で測定した。
表1及び2の結果から、本発明の樹脂組成物は、成分(B)に純水可溶分率が低いマグネシウムオキシサルフェートを使用することにより、成形品表面の荒れが抑制でき、優れた外観の成形品を得られることが確認された。また、軽量でありながら、高剛性な材料を得られることが確認できた。
本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は、自動車部品や電気機器部品等に使用できる。特に、カウルトップ、ラジエターグリル等の自動車用外装部品、ピラー、トリム、ドアパネル等の自動車用内装部品等として好適に用いることができる。
Claims (13)
- 成分(A)ポリプロピレン系樹脂100質量部、成分(B)マグネシウムオキシサルフェート0.5〜7質量部、及び、成分(C)ケイ素含有板状無機フィラー0.5〜6質量部を含有し、
前記成分(B)の純水可溶分率が1.2質量%以下であり、
前記成分(B)に対する前記成分(C)の質量比率が、2.0未満であり、
密度が0.950g/cm3未満である、ポリプロピレン系樹脂組成物。 - 曲げ弾性率が1500MPa以上である、請求項1に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
- 曲げ弾性率が1900MPa以上である、請求項1に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
- 前記成分(B)及び前記成分(C)の合計量が、前記成分(A)100質量部に対し2〜8.5質量部である、請求項1〜3のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
- 前記成分(A)のMFRが10〜100g/10分である、請求項1〜4のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
- 前記成分(B)の形状が繊維状である、請求項1〜5のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
- 前記成分(B)の平均繊維径が0.1〜2.0μmである、請求項6に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
- 前記成分(B)の平均繊維長が5〜30μmである、請求項6又は7に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
- 前記成分(C)の平均粒径が1〜10μmである、請求項1〜8のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
- 前記成分(B)に対する前記成分(C)の質量比率が0.2以上である、請求項1〜9のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
- 前記成分(B)の含有量が、前記成分(A)100質量部に対し2.2質量部以上である、請求項1〜10のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
- エラストマーを含有しない、請求項1〜11のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
- 請求項1〜12のいずれかに記載のポリプロピレン系樹脂組成物からなる成形体。
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