JP2018118239A - ボイラー排煙中のco2及びpm1.0以上を除去するシステム及びその方法 - Google Patents

ボイラー排煙中のco2及びpm1.0以上を除去するシステム及びその方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来の方法では、ボイラー排煙中のCO2やPM1.0を除去するため、専用な設備やそれにかかる多大なエネルギーやコストが必要となり、それを運転する為、高度な知識や技術も必要となってくる。求められるのは、シンプルな方法、且つ、設備及びランニングコストが安価でCO2やPM1.0以上を完全除去する方法である。又、CO2やPM1.0以上を個別に除去する方法はあるが、同時に除去する方法は、現状はない。【解決手段】 ボイラーからの排煙中に含まれるCO2及びPM1.0以上を水に含有させ、且つメッシュにより、CO2及びPM1.0以上を完全に除去する。又、CO2を含有した水は苛性ソーダを投入することによって、中和され、外部に放水又は、再度CO2含有水として利用することが出来る。【選択図】図1

Description

本発明は、ボイラーから発生する排煙中に含まれるCO及びPM1.0以上を除去する事に関する。
現在、地球上で最も深刻な問題となっているのが、地球温暖化である。氷河や永久凍土の減少、湖沼や川の水温上昇、生態系の変化、海水の酸性化など。又、今後予想される影響は、水資源の大幅な増減、雪解け水の減少、食料、繊維、森林資源、海岸地域や低地、工業、居住、社会、健康への悪影響である。
地球温暖化の原因は、温室効果ガスであり、その中に含まれているCOである。中でも火力発電所からの排煙は、地球全体の温室効果ガスの25%も排出している。このままCOが排出され、東日本大震災による福島第一原子力発電所被災の影響で、原子力発電所新設が懸念されている昨今、火力発電所の増設・新設も見込まれる。このままいけば、更に地球温暖化が進むのは、明らかな事実である。
そこで、現在、ボイラーの排煙に含まれているCOを分離・回収する方法として、化学吸収法、物理吸収法、吸着法、膜分離法、冷凍分離法、酸素燃焼法がある。以下にそれぞれの方法について説明する。
化学吸収法は、COを溶解出来るアルカリ性溶液をCO吸収液として利用し、その吸収液を加熱してCOを回収する。
物理吸収法は、メタノールやポリエチレングリコール等の吸収液を使用して、高圧・低温下で物理的にCOを吸収させ、その後、加熱してCOを回収する。
膜分離法は、高分子膜、セラミック膜などを利用し、膜を介する分圧差又は温度差によってCOを透過し、回収する。
酸素燃焼法は、空気分離により酸素を製造し、空気の代わりに酸素を用いてボイラー燃焼を行い、排煙中のCO濃度を高めてCOを回収する。
冷凍分離法は、排煙を低温に冷却して液化し、沸点の違いを利用してCOを回収する。
吸着法は、ゼオライトや活性炭などの多孔質の吸着剤を用い、高圧下で吸着剤にCOを吸着させ、その吸着剤を低圧下にしてCOを回収する。
化学吸収法、物理吸収法については、共に吸収液が高価で、化学吸収法については、再生用熱源が必要であり、物理吸収法については、重炭化水素への親和力が高い。吸着法についても、吸着剤コストがかかり、再生ガスや再生用熱源が必要である。
膜分離法については、回収するCOが低純度で、大容量ボイラーに不向きであり、冷凍分離法については、装置が複雑で、ランニングコストが高い。又、酸素燃焼法については、空気分離設備が必要で、その動力源が必要となる。
いずれの方法にしても、ボイラー排煙中に含まれるCOを分離・回収するには、専用の設備やそれにかかる高価なランニングコストが必然となる。
次に、現在地球上で問題となっているのが、大気中に放散され、火力発電所などからの排煙中に含まれる粒子状物質PM1.0や2.5である。PM1.0や2.5は粒子の大きさが非常に小さいため、肺の奥深くにまで入り込みやすく、ぜんそくや気管支炎などの呼吸器系疾患や循環器系疾患などのリスクを上昇させると考えられている。特に呼吸器系や循環器系の病気をもつ人、お年寄りや子供などは深刻な健康被害を受けやすい。
このPM1.0以上を除去する現状の方法については、集塵機によって強制的に回収する方法や、フィルター等によって除去する方法などがあるが、大容量ボイラーには不向きである。
このような従来の方法では、ボイラー排煙中のCOやPM1.0を除去するため、専用な設備やそれにかかる多大なエネルギーやコストが必要となり、それを運転する為、高度な知識や技術も必要となってくる。求められるのは、シンプルな方法、且つ、設備及びランニングコストが安価でCOやPM1.0以上を完全除去する方法である。又、COやPM1.0以上を個別に除去する方法はあるが、同時に除去する方法は、現状はない。
上記課題を解決すべく請求項1記細の発明は、ボイラーからの排煙を外部に放出されないように施した煙突の一部に接続した接続管から、強制ファンを介して排煙管が本体装置の上面に接続され、強制ファンにより風圧1.1hpaの排煙が本体装置内の上部からそれぞれ所要量の空間容量を持った除去室1、除去室2、除去室3、除去室4を通り、除去室間はメッシュ板によって仕切られており、1つの除去室空間容量の40倍の毎分噴霧量を満たすことが出来る所要数のシャワーノズルがそれぞれの除去室内壁に設けられ、シャワーノズルによって放出された粒径500μmの水を風圧1.1hpaの排煙に吹き付け、排煙中に含まれるCOを水に含有させてCOを除去するものである。
請求項2記細の発明は、前記本体装置内の除去室間のメッシュ板が同等の目開きメッシュ板3枚が上下に重ねられたメッシュユニットとして構成されており、除去室1と除去室2間、除去室2と除去室3間、除去室3と除去室4間、除去室4と排煙室間に設けられ、上部から順にメッシュの目開きが粗目から細目の構造を成し、排煙中に含まれるPM1.0以上もしくは異物をそれぞれのメッシュユニットによって除去し、且つそれぞれのメッシュユニットは本体装置から任意に引き出し可能な構造にする事によって、メッシュユニットの異物除去を定期的に行う事である。
請求項3記細の発明は、ボイラーの大容量の排煙量に応じて、前記接続管、強制ファン及びファンモータ、排煙管、本体装置を1つのユニットとし、本体装置の排煙管に所要数のユニットを連結することにより、1ユニットでは除去しきれないCO及びPM1.0以上を除去することである。
請求項4記細の発明は、前記本体装置の下部に集水したCO含有水を油水分離槽を介して、近傍に設置された撹拌タンクに放水し、撹拌タンク内が所定量に達すると、近傍に設けられた苛性ソーダタンクから、苛性ソーダを撹拌タンク内のCO含有水へ所要量投入して撹拌し、CO含有水を中和して外部へ放水、且つ、シャワーノズルへの供給水として再利用することである。
本発明によれば、ボイラーからの排煙中に含まれるCO及びPM1.0以上を水に含有させ、且つメッシュにより、CO及びPM1.0以上を完全に除去することが出来る。又、COを含有した水は苛性ソーダを投入することによって、中和され、外部に放水又は、再度CO含有水として利用することが出来る。
本発明の実施例における全体側面図である。 本発明の実施例における本体装置の縦断面図である。 本発明の実施例におけるメッシュユニットの斜視図である。 本発明の実施例における本体装置と一部メッシュユニットの縦断面図である。 本発明の実施例におけるシャワーノズル供給水配管図である。 本発明の実施例におけるベースユニットの縦断面図である。 本発明の実施例における全体の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施例におけるサブルーチンを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施例により説明する。一連の動作の流れは後術するので、ここでは、システム構成について説明する。図1に示すように、地面1aに設置されたボイラー1からの煙突2は、外部に排煙が排出されないように施されており、その煙突2の一部に接続管3が接続され、接続管3には、風圧1.1hpaの能力を持った強制ファン5が接続され、強制ファン5には、ファンを駆動させる外付けファンモータ4が連結されている。強制ファン5の排出方向には、排煙管6が接続され、その先に本体装置7の上面に連結されている。本体装置7は、ボイラー1との同一地面1aに設置されたベースユニット9上に設置され、同9上には、水タンク8も設置されている。又、ベースユニット9からは、放水管11が突出している。本体装置7の下部からは、本体装置7内でCO及びPM1.0以上を除去した排煙を排出する排煙管10が突出している。
次に本体装置7の内部を図2に基づいて説明する。本体装置7の上面には、前述した排煙管6が接続され、本体装置7の内部上部から下部の順に、所要量の容積を持った除去室1の12a、除去室2の12b、除去室3の12c、除去室4の12d、排煙室12eがあり、除去室1の12aと除去室2の12bの間には、200メッシュユニット15aが仕切り、除去室2の12bと除去室3の12cの間には、300メッシュユニット15bが仕切り、除去室3の12cと除去室4の12dの間には、400メッシュユニット15cが仕切り、除去室4の12dと排煙室12eの間には、500メッシュユニット15dが仕切るという、上から順にメッシュの目開きが粗目から細目になるように構成されている。本体装置7内最下部の排煙室12eには排煙管10が接続されている。又、それぞれの除去室内は、密閉構造となっており、外部へ排煙が漏れないようになっている。尚、メッシュユニットの構造については、後術する。
それぞれの除去室内壁には、煙センサ13とシャワーノズル14が設置され、シャワーノズル14の所要数は、1つの除去室空間容量の40倍の毎分噴霧量を満たすように決定する。例えば、1つの除去室空間容量が50mとすると、50m×40=2000であるので、毎分200lの水放出能力を持ったシャワーノズル14が1つの除去室に10個必要という事になる。そのシャワーノズル14の放出口は、粒径500μmの水滴が放出され、全て除去室内へ向けられて設置している。
次にメッシュユニットについて説明する。図3と図4は、本体装置7の一番上面にある200メッシュユニット15aを示しているが、他のメッシュユニットも全て同じ構造・大きさであり、これから説明する内容も他のメッシュユニットに適用する。同種の目開きのメッシュ板17が水平に上下3枚重ねられており、本体装置7に収納する部分の3辺にはメッシュ枠19があって、メッシュ板17a、メッシュ板17b、メッシュ板17cは、互いに重なってメッシュ枠19内に収納されていて、もう一辺には、メッシュ枠19と脱着式の取手金具20がある。取手金具20をメッシュ枠19から外すことによって、3枚それぞれのメッシュ板17a、17b、17cを18a、18b、18cの方向へ出し入れ可能となっている。又、本体装置7側にあるガイドローラ21はメッシュ枠19の両側にあるガイド溝22内に勘合していて、それによってメッシュユニットを水平方向に出し入れ出来る。
これらの構造によって、COの微粉末、PM1.0以上や異物がメッシュに付着した際、任意にメッシュユニットを本体装置7から引き出して、メッシュ板17を定期的に清掃し、再度本体装置7へ収納し、使用することが出来る。又、200メッシュユニット15aを本体装置7へ収納した際、本体装置側マグネット23とメッシュユニット側マグネット24が吸着し、固定される。取手金具20と本体装置7との勘合部分にはパッキン25があり、除去室12a内の密閉性を保持している。
次にシャワーノズル14への水供給方法について説明する。図5に示すように水タンク8には、工業用水管26が接続され、その先に工業用水弁26aが連結されている。更にその先には、工業用水の供給源配管が連結されている。もう一方、本体装置7で噴霧し、CO含有水16の中和水の配管である排水管27が接続されている。排水管27の先には、後術する排水ポンプ31からの排水ポンプ管31aが連結されている。更に水タンク8の上面には、液面センサ8bが設置され、水タンク8の内部点検フタ8cも設けられている。又、水タンク8の近傍には、水タンク8の排出口と接続している高圧ポンプ8aが設置され、その高圧ポンプ8aの吐出口に接続している高圧ポンプ配管14aがシャワーノズル分岐管14bと接続され、それに所要数のシャワーノズル14が分岐連結されていて、水タンク8内の水を高圧ポンプ8aを介して、それぞれのシャワーノズル14へ水を供給する。
図6のベースユニット9内の構造について説明する。本体装置7の下部にはCO含有水16を受け止める油水分離槽9aが設置されている。尚、油水分離槽の構造・仕組みについては、一般的に周知されているので、ここでは省略する。油水分離槽排出管9bの先には、撹拌タンク9cが設置され、撹拌タンク9c内には、撹拌機29が設置され、その上部には、液面センサ28と苛性ソーダタンク29が設置されている。苛性ソーダタンク29の排出口には苛性ソーダ弁29aがあり、苛性ソーダタンク29の上部には、苛性ソーダ補充フタ29bが設けられている。更に撹拌タンク9c内にはオーバーフロー管9dが設置され、その先には排水タンク9eが設置されている。排水タンク9e内には、排水ポンプ31が設置され、排水ポンプ31の吐出口には排水ポンプ管31aが接続され、その先には、前述した排水管27が連結されている。
次に、システム全体の流れについて図7及び図8に基づいて説明する。以下に説明する行程は特記以外、全て自動で行う。ボイラー1の稼動前に水タンク8内の水が液面センサ8bによって満量に満たない場合、排水タンク9eの水が液面センサ31bによって定量の場合は、排水ポンプ31が稼動し、矢印27aに示すように水を水タンク8へ供給する。排水タンク9eが定量に満たない場合は、工業用水弁26aが開き、矢印26bに示すように水タンク8へ工業用水を供給する。水タンク8が満量に達すると、排水ポンプ31が停止、又は、工業用水弁26aが閉じる。以上の水タンク8へ水を供給する行程は、排水タンク9e側が優先され、排水タンク9eが未定量の場合のみ、工業用水が水タンク8へ供給する。
水タンク8内満量の条件下でボイラー1が稼動すると、それに連動してファンモータ4が回転し、強制ファン5が稼動する。この時、風圧1.1hpaを発生させるようにファンモータ4はインバータによって回転数をコントロールされている。ボイラー1の排煙は矢印3aに示すように、本体装置7内へ強制送風される。煙センサ13が煙を感知すると、高圧ポンプ8aが稼動し、シャワーノズル14の放出口から一斉に水が除去室内の排煙へ噴霧される。この時、噴霧中に水タンク8内が未定量になると、液面センサ8bの働きにより、前述した水タンク8への水供給行程が開始する。排煙は、各メッシュユニットを通過し、その際、水に含有したCO及びPM1.0以上がメッシュユニットの目開きよりも大きい粒子となり、メッシュを通過出来ないものが出てくる。そのように除去された排煙が排煙室12eを介して、矢印10aに示すように排煙管10を通って外部へ放出される。以上の行程は、ボイラー1の排煙がある限り続き、排煙が無くなると停止する。又、ボイラー1の大容量化に応じて、前述した接続管3、強制ファン5及びファンモータ4、排煙管6、本体装置7のユニットをそれぞれのユニットの排煙管10に何台も連結して排煙内のCO及びPM1.0以上の完全除去を実行させる事も出来る。
本体装置7内で噴霧したCO含有水16は油水分離槽9a内に流れ、油水分離槽排出管9bを通り、撹拌タンク9c内へ流れる。液面センサ28により、撹拌タンク9c内が定量に達すると、苛性ソーダ弁29aが開き、苛性ソーダが撹拌タンク9c内へ投入される。同時に撹拌機30が稼動し、苛性ソーダを所要量投入すると、苛性ソーダ弁29aが閉じ、撹拌機30も一定時間経過後に停止する。この行程によって、CO含有水16が中和され、オーバーフロー管9dを通り、排水タンク9e内へ流れる。ここで、油水分離槽9a及び撹拌タンク9cの容量は、本体装置7から流れ出て来るCO含有水16を十分に中和して排水タンク9eへ流れ出せる容量を確保している。排水タンク9e内の水は、満量になると、前述した水タンク8へ供給する水以外は、放水管11を通って矢印11aに示すように外部へ放水される。尚、前述したユニット増設に応じて、ベースユニット9内の各容量も大きくなる。
本発明のコンパクト化もしくは簡易化により、小型ボイラーやその他の燃焼機器の排煙管に接続する事で、地球温暖化の抑制につなげる事が出来る。
1 ボイラー
1a 地面
2 煙突
3 接続管
3a 矢印
4 ファンモータ
5 強制ファン
6 排煙管
7 本体装置
8 水タンク
8a 高圧ポンプ
8b 液面センサ
8c 内部点検フタ
9 ベースユニット
9a 油水分離槽
9b 油水分離槽排出管
9c 撹拌タンク
9d オーバーフロー管
9e 排水タンク
10 排煙管
10a 矢印
11 放水管
11a 矢印
12a 除去室1
12b 除去室2
12c 除去室3
12d 除去室4
12e 排煙室
13 煙センサ
14 シャワーノズル
14a 高圧ポンプ配管
14b シャワーノズル分岐管
15a 200メッシュユニット
15b 300メッシュユニット
15c 400メッシュユニット
15d 500メッシュユニット
16 CO含有水
17 メッシュ板
17a メッシュ板
17b メッシュ板
17c メッシュ板
18a 方向
18b 方向
18c 方向
19 メッシュ枠
20 取手金具
21 ガイドローラ
22 ガイド溝
23 本体装置側マグネット
24 メッシュユニット側マグネット
25 パッキン
26 工業用水管
26a 工業用水弁
26b 矢印
27 排水管
27a 矢印
28 液面センサ
29 苛性ソーダタンク
29a 苛性ソーダ弁
29b 苛性ソーダ補充フタ
30 撹拌機
31 排水ポンプ
31a 排水ポンプ管
31b 液面センサ

Claims (4)

  1. ボイラー(1)からの排煙を外部に放出されないように施した煙突(2)の一部に接続した接続管(3)から、強制ファン(5)を介して排煙管(6)が本体装置(7)の上面に接続され、強制ファン(5)により、風圧1.1hpaの排煙が本体装置(7)内の上部からそれぞれ所要量の空間容量を持った除去室1(12a)、除去室2(12b)、除去室3(12c)、除去室4(12d)を通り、除去室間はメッシュ板によって仕切られており、1つの除去室空間容量の40倍の毎分噴霧量を満たすことが出来る所要数のシャワーノズル(14)がそれぞれの除去室内壁に設けられ、シャワーノズル(14)によって放出された粒径500μmの水を風圧1.1hpaの排煙に吹き付け、排煙中に含まれるCOを水に含有させてCOを除去することを特徴とするボイラー排煙中のCOを除去するシステム及びその方法。
  2. 前記本体装置(7)内の除去室間のメッシュ板は、同等の目開きメッシュ板3枚が上下に重ねられたメッシュユニットとして構成されており、除去室1(12a)と除去室2(12b)間、除去室2(12b)と除去室3(12c)間、除去室3(12c)と除去室4(12d)間、除去室4(12d)と排煙室(12e)間に設けられ、上部から順にメッシュの目開きが粗目から細目の構造を成し、排煙中に含まれるPM1.0以上もしくは異物をそれぞれのメッシュユニットによって除去し、且つそれぞれのメッシュユニットは本体装置(7)から任意に引き出し可能な構造にする事によって、メッシュユニットの異物除去を定期的に行う事が出来る、請求項1記載のボイラー排煙中のCO及びPM1.0以上を除去するシステム及びその方法。
  3. ボイラー(1)の大容量の排煙量に応じて、前記接続管(3)、強制ファン(5)及びファンモータ(4)、排煙管(6)、本体装置(7)を1つのユニットとし、本体装置(7)の排煙管(10)に所要数のユニットを連結することにより、1ユニットでは除去しきれないCO及びPM1.0以上を除去することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のボイラー排煙中のCO及びPM1.0以上を除去するシステム及びその方法。
  4. 前記本体装置(7)の下部に集水したCO含有水(16)は、油水分離層(9a)を介し、近傍に設置された撹拌タンク(9c)に放水し、撹拌タンク(9c)内のCO含有水(16)が所定量に達すると、近傍に設けられた苛性ソーダタンク(29)から、苛性ソーダを撹拌タンク(9c)内のCO含有水(16)へ所要量投入して撹拌し、CO含有水(16)を中和して外部へ放水、且つ、シャワーノズル(14)への供給水として再利用することを特徴とする請求項1又は請求項3記載のボイラー排煙中のCO及びPM1.0以上を除去するシステム及びその方法。
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