JP2018117843A - 空気清浄装置及び空気清浄方法 - Google Patents

空気清浄装置及び空気清浄方法 Download PDF

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【課題】空気清浄装置の大型化を抑制しつつ、空気清浄能力を確保する。
【解決手段】空気清浄装置1は、第一電極11と、平面視において、第一電極11に面する位置に配置され、第一電極11よりもそれぞれ長さの短い電極群(複数の電極体121)がお互い空間Sを有して配置された第二電極12と、第一電極11と第二電極12との間に設けられた誘電体13と、少なくとも誘電体13の表面に設けられた触媒層14と、第一電極11と第二電極12との間に電圧を印加し、空間S内にプラズマを発生させる電圧印加部2と、第一電極11と第二電極12とで形成された放電ユニット30の空間S内に被処理空気を導入する空気導入部31と、空間Sを流通した被処理空気を排出する空気排出部32とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、空気清浄装置及び空気清浄方法に関する。
従来より、一対の電極間に基板を設け、一対の電極に電圧を印加して基板の端面に沿面放電を発生させることで、プラズマを発生させて空気を清浄する空気清浄装置が知られている(例えば特許文献1)。具体的には、特許文献1では、一対の電極間に基板が介在するようにこれらを積層しており、この積層方向に沿って被処理空気を流してプラズマに晒すことで、被処理空気の清浄を行っている。
特開2013−258137号公報
ところで、特許文献1に記載の空気清浄装置では、電極のエッジ付近ではプラズマが強くなるものの、その他の領域ではプラズマが小さいために、空気清浄能力が不十分であるのが実状である。また、被処理空気の流通方向に沿って一対の電極及び基板が積層されているので、空気清浄装置の大型化を招いている。
そこで、本発明は、空気清浄装置の大型化を抑制しつつ、空気清浄能力を確保することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る空気清浄装置は、第一電極と、平面視において、第一電極に面する位置に配置され、第一電極よりもそれぞれ長さの短い電極群がお互い空間を有して配置された第二電極と、第一電極と第二電極との間に設けられた誘電体と、少なくとも誘電体の表面に設けられた触媒層と、第一電極と第二電極との間に電圧を印加し、空間内にプラズマを発生させる電圧印加部と、第一電極と第二電極とで形成された放電ユニットの空間内に被処理空気を導入する空気導入部と、空間を流通した被処理空気を排出する空気排出部とを備える。
また、本発明の一態様に係る空気清浄方法は、第一電極と、平面視において、第一電極に面する位置に配置され、第一電極よりもそれぞれ長さの短い電極群がお互い空間を有して配置された第二電極と、第一電極と第二電極との間に設けられた誘電体と、少なくとも誘電体の表面に設けられた触媒層と、を備える放電ユニットに対して、第一電極と第二電極との間に電圧を印加することで、空間内にプラズマを発生させて、空間内を流通する被処理空気を清浄する。
本発明によれば、空気清浄装置の大型化を抑制しつつ、空気清浄能力を確保することができる。
実施の形態に係る空気清浄装置の概略構成を模式図である。 実施の形態に係る空気清浄装置の概略構成を示す部分断面図である。 実施の形態に係る本体部の概略構成を示す断面図である。 実施の形態に係る空気清浄方法の実行時の空気清浄装置内の状態を示す模式図である。
以下では、本発明の実施の形態に係る空気清浄装置について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
[空気清浄装置]
図1は、実施の形態に係る空気清浄装置1の概略構成を模式図である。図2は、実施の形態に係る空気清浄装置1の概略構成を示す部分断面図である。具体的には、図2では、空気清浄装置1の本体部10を断面図で示している。なお、以降の説明において、本体部10の幅方向をX軸方向、本体部10の高さ方向をY軸方向、厚さ方向をZ軸方向とする。
図1及び図2に示すように、空気清浄装置1は、本体部10と、電圧印加部2と、ファン部3とを備えている。空気清浄装置1は、例えば空気清浄機、エアコンなどに搭載されるデバイスである。
電圧印加部2は、交流電源であり、本体部10における第一電極11と、第二電極12とに電気的に接続されている。電圧印加部2は、第一電極11と第二電極12との間に電圧を印加することで、第一電極11と第二電極12とがなす空間S内にプラズマを発生させる。具体的には、電圧印加部2は、1kHz以上の周波数で3Kv以上の電圧を、第一電極11及び第二電極12に対して印加する。ファン部3は、本体部10に対して処理空気を送る送風部である。本実施の形態では、ファン部3による気体の流通方向は、Z軸方向に平行な方向とする。
本体部10は、平面視矩形状の平板状に形成されており、被処理空気の流路となる複数の空間Sがマトリクス状に配置されている。
以下、本体部10について詳細に説明する。
図3は、実施の形態に係る本体部10の概略構成を示す断面図である。具体的には、図3は、図2における本体部10をIII−III面で切断した断面を示している。なお、図2の本体部10は、図3における本体部10をII−II面で切断した断面で示している。
図2及び図3に示すように、本体部10は、複数の放電ユニット30を備えている。
複数の放電ユニット30は、平面視で、ファン部3による流通方向に対して直交する方向(X軸方向)に並べて設けられている。本実施の形態では、4つの放電ユニット30が並べて設けられている場合を例示している。図2に示すように、放電ユニット30のうち、流通方向の上流側の一端部は、空間S内に被処理空気を導入する空気導入部31であり、流通方向の下流側の他端部は、空間Sを流通した被処理空気を排出する空気排出部32である。
以下、放電ユニット30について詳細に説明する。
複数の放電ユニット30は、基本的には同じ構成となっている。ただし、図3に示す通り、隣り合う放電ユニット30は、並び方向(X軸方向)で対称(図3では左右対称)となるように、配置されている。また、放電ユニット30は、図3に示した断面形状が、本体部10の厚み分、同形状で連続した構造となっている。
放電ユニット30は、第一電極11と、第二電極12と、誘電体13と、触媒層14と、第一リード電極15と、第二リード電極16とから形成されている。
第一電極11は、例えばステンレス鋼などの導電性部材によって形成されたY軸方向に長尺な板状の電極である。第一電極11の一端部には、第一リード電極15が接続されている。ここで、隣り合う放電ユニット30間にまたがる第一電極(図3の第一電極11a)は、その隣り合う放電ユニット30それぞれの第一電極として共通化されている。つまり、1つの第一電極11aは、2つの放電ユニット30の第一電極として機能する。
第一リード電極15は、導電性部材によって形成されており、本線151と支線152とを備えている。本線151は、電圧印加部2に電気的に接続されており、各放電ユニット30に対してY軸方向で対向するように、本体部10の全幅にわたって形成されている。支線152は、複数設けられており、これら複数の支線152が本線151から一体的にY軸方向に分岐されて、第一電極11の一端部に連結されている。これにより、第一リード電極15が電圧印加部2と、各第一電極11とを電気的に接続している。
第二電極12は、複数の塊状の電極体121からなる電極群である。複数の電極体121は、いずれも同じ形状である。電極体121は、例えばステンレス鋼などの導電部材によって板状に形成されている。電極体121のY軸方向における長さL2は、第一電極11の長さL1よりも短い。また、複数の電極体121は、お互い空間Sを有するように、Y軸方向に沿って配列されている。この空間Sが被処理空気の流路となる。また、複数の電極体121は、いずれもX軸方向で第一電極11に対向するように配置されている。つまり、第二電極12は、平面視において、第一電極11に面する位置に配置されている。各電極体121における第一電極11とは反対側の面には、第二リード電極16が接続されている。
第二リード電極16は、導電性部材によって形成されており、本線161と第一支線162と第二支線163とを備えている。本線151は、電圧印加部2に電気的に接続されており、第一リード電極15の本線151とは反対側で、各放電ユニット30に対してY軸方向で対向するように、本体部10の全幅にわたって形成されている。第一支線162は、複数設けられており、複数の第一支線162は、本線161から一体的にY軸方向に分岐されている。複数の第一支線162は、いずれも隣り合う放電ユニット30間にまたがって配置されている。第一支線162におけるX軸方向の両面には、それぞれ第二支線163が複数、X軸方向に延在している。第一支線162の一方の面に設けられた複数の第二支線163は、隣り合う放電ユニット30のうち一方の放電ユニット30の電極体121に一対一で接続されている。第一支線162の他方の面に設けられた複数の第二支線163は、隣り合う放電ユニット30のうち他方の放電ユニット30の電極体121に一対一で接続されている。これにより、第二リード電極16が電圧印加部2と、各第二電極12とを電気的に接続している。
誘電体13は、例えばアルミナ、酸化チタンなどの誘電体である。誘電体13は、第一誘電体層131、第二誘電体層132、第三誘電体層133及び第四誘電体層134を備えている。
第一誘電体層131は、第一電極11に積層されている。具体的には、第一誘電体層131は、第一電極11における第二電極12側の表面に積層されている。これにより、第一誘電体層131は、第一電極11と第二電極12との間に配置されている。
第二誘電体層132は、第一リード電極15に積層されている。具体的には、第二誘電体層132は、第一リード電極15の本線151における支線152が設けられた側の表面に対して積層されている。第二誘電体層132には、第一リード電極15の支線152が貫通している。当該貫通した箇所において第二誘電体層132は、支線152に対して密着している。
第三誘電体層133は、第二リード電極16の本線161に積層されている。具体的には、第三誘電体層133は、第二リード電極16の本線161における第一支線162が設けられた側の表面に対して積層されている。第三誘電体層133には、第二リード電極16の第一支線162が貫通している。当該貫通した箇所において第三誘電体層133は、第一支線162に対して密着している。
第四誘電体層134は、第二リード電極16の第一支線162に積層されている。具体的には、第四誘電体層134は、第一支線162におけるX軸方向の両面に対して積層されている。第四誘電体層134には、第二リード電極16の第二支線163が貫通している。当該貫通した箇所において第四誘電体層134は、第二支線163に対して密着している。
触媒層14は、誘電体13の表面に設けられている。具体的には、触媒層14は、第一触媒層141、第二触媒層142、第三触媒層143及び第四触媒層144を備えている。
第一触媒層141は、第一誘電体層131における第一電極11とは反対側の表面に積層されている。第一触媒層141の一部は、第二電極12の電極体121に覆われており、その他の部分は空間Sで露出している。
第二触媒層142は、第二誘電体層132における第一リード電極15とは反対側の表面に積層されている。この第二触媒層142には、第一リード電極15の支線152が貫通しており、第一電極11、第一誘電体層131、電極体121、第四誘電体層134及び第一支線162が密着している。また、第二触媒層142は、第一触媒層141と第四触媒層144とに連続している。
第三触媒層143は、第三誘電体層133における第二リード電極16の本線161とは反対側の表面に積層されている。この第三触媒層143には、第二リード電極16の第一支線162が貫通しており、第一電極11、第一誘電体層131、電極体121、第四誘電体層134及び第一支線162が密着している。また、第三触媒層143は、第一触媒層141と第四触媒層144とに連続している。
第四触媒層144は、第四誘電体層134における第二リード電極16の第一支線162とは反対側の表面に積層されている。第四触媒層144には、第二リード電極16の第二支線163が貫通している。また、第四触媒層144の一部は、第二電極12の電極体121に覆われており、その他の部分は空間Sで露出している。つまり、空間Sは、第一触媒層141と、第四触媒層144と、隣り合う一対の電極体121とによって囲まれた空間である。換言すると、電極体121は、空間Sの厚みの全体にわたって配置されている。一方、第一電極11は、第一誘電体層131及び第一触媒層141を介して、空間Sの厚みの全体にわたって対向するように、配置されている。このため、第一電極11と、電極体121とに電圧が印加されると、流通方向(厚さ方向:Z軸方向)における空間Sの全体にわたって沿面放電が発生することになる。なお、空間Sは、直方体状であり、その幅Wが3mm以内、高さHが3mm以内に収められている。
そして、触媒層14は、Pt、Pd、Ni、Ir、Rh、Co、Os、Ru、Fe、Re、Tc、Mn、Au、Ag、Cu、W、Mo、Cr、Tiのうちの少なくとも一種もしくは少なくとも一種の酸化物を含有している。これにより触媒層14は、被処理空気に対する処理を促進する活性種を、プラズマによって当該触媒層14の表面上に生成する。また、触媒層14は、プラズマにより発生するオゾンに対する処理を促進する。オゾンに対する処理には、オゾンを分解する処理が含まれる。ここで、触媒層14は、Mn、Feの少なくとも一種若しくは少なくとも一種の酸化物を含有していると、オゾンに対する処理効率を高めることができる。
[空気清浄方法]
次に、本実施の形態に係る空気清浄方法について説明する。図4は実施の形態に係る空気清浄方法の実行時の空気清浄装置1内の状態を示す模式図である。具体的には図4は図2に対応する図である。
まず、被処理空気の流れについて説明する。空気清浄方法の開始により、ファン部3が回転駆動して、本体部10の外部から空気導入部31に向けて被処理空気を送る(図4中、矢印Y1)。これにより、被処理空気は、空気導入部31から空間Sを通過して、空気排出部32から排出される(図4中、矢印Y2)。
一方、空気清浄方法の開始に伴って、電圧印加部2は、第一リード電極15及び第二リード電極16を介して、第一電極11及び第二電極12に対して1kHz以上の周波数で3Kv以上の電圧を印加する。これにより、空間S内では沿面放電が生じて、プラズマが発生する。プラズマの発生によって、空間S内にはプラスイオンとマイナスイオンとが放出される。プラスイオンとマイナスイオンは、被処理空気中の汚染物質(細菌、ウィルス、微粒子、VOCなど)に付着して、非常に酸化力の強いOHラジカルに変化する。OHラジカルは、汚染物質の表面のタンパク質から水素を抜き取り、汚染物質を分解する。
ここで、空間S内においては、触媒層14(第一触媒層141及び第四触媒層144)が露出している。この露出した触媒層14の表面では、プラズマの発生に伴って、処理空気に対する処理を促進する活性種(例えばOHラジカルなど)が生成されている。これにより、OHラジカルが触媒層14の表面で高密度化する。被処理空気は、触媒層14の表面に沿って空間Sを流通するので、空間Sの流通時に活性種に晒されることになる。被処理空気が触媒層14に晒されることで、被処理空気中の汚染物質に活性種が付着することにより、汚染物質が分解されることになる。このように、被処理空気は、空間Sを通過することによって、浄化されることになる。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る空気清浄装置1は、第一電極11と、平面視において、第一電極11に面する位置に配置され、第一電極11よりもそれぞれ長さの短い電極群(複数の電極体121)がお互い空間Sを有して配置された第二電極12と、第一電極11と第二電極12との間に設けられた誘電体13と、少なくとも誘電体13の表面に設けられた触媒層14と、第一電極11と第二電極12との間に電圧を印加し、空間S内にプラズマを発生させる電圧印加部2と、第一電極11と第二電極12とで形成された放電ユニット30の空間S内に被処理空気を導入する空気導入部31と、空間Sを流通した被処理空気を排出する空気排出部32とを備える。
また、本実施の形態に係る空気清浄方法は、第一電極11と、平面視において、第一電極11に面する位置に配置され、第一電極11よりもそれぞれ長さの短い電極群がお互い空間Sを有して配置された第二電極12と、第一電極11と第二電極12との間に設けられた誘電体13と、少なくとも誘電体13の表面に設けられた触媒層14と、を備える放電ユニット30に対して、第一電極11と第二電極12との間に電圧を印加することで、空間S内にプラズマを発生させて、空間S内を流通する被処理空気を清浄する。
この構成によれば、放電を起因としたプラズマによる空気清浄効果と、触媒層14を起因とした空気清浄効果を被処理空気に適用することができ、処理能力を高めることができる。特に、第一電極11と、第二電極12の電極体121とが空間Sの厚み方向の全体にわたって配置されているので、流通方向(厚さ方向:Z軸方向)における空間Sの全体にわたって沿面放電が発生することになる。つまり、空気清浄装置1の本体部10の厚み全体で沿面放電を発生させることができるので、プラズマによる効果を高めることができ、空気清浄装置1全体での処理能力を高めることができる。処理能力が高められれば、空気清浄装置1の大型化を抑制することができる。
また、放電ユニット30は平面視において複数並列して設けられている。
この構成によれば、複数の放電ユニット30が並列して設けられているので、複数の放電ユニット30のそれぞれで空気を浄化することができ、処理能力をより高めることができる。
また、触媒層14は、Pt、Pd、Ni、Ir、Rh、Co、Os、Ru、Fe、Re、Tc、Mn、Au、Ag、Cu、W、Mo、Cr、Tiのうちの少なくとも一種もしくは少なくとも一種の酸化物を含有し、被処理空気に対する処理を促進する活性種を、プラズマによって触媒層14の表面上に生成する。
この構成によれば、プラズマによって触媒層14の表面上に活性種が生成されるので、触媒層14による空気清浄効果をより高めることができる。
また、触媒層14は、プラズマにより発生するオゾンに対する処理を促進する。
この構成によれば、プラズマによって発生したオゾンを触媒層14で処理することができ、処理空気とともにオゾンが排出されることを抑制することができる。
また、電圧印加部2は、交流電源であり、1kHz以上の周波数で3kV以上の電圧を印加する。
この構成によれば、電圧印加部2が第一電極11と第二電極12との間に1kHz以上の周波数で3kV以上の電圧を印加するので、空間S内にプラズマを安定して発生させることができる。
特に、上記実施の形態では、空間Sの幅Wが3mm以内、高さHが3mm以内に収められているので、沿面放電を空間S内で確実に発生させることができる。
[その他]
以上、本発明に係る空気清浄装置について、上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、4つの放電ユニット30を備えた本体部10を例示して説明した。本体部10に備わる放電ユニット30の総数は、1つであってもよいし、4つ以外の複数であってもよい。また、1つの放電ユニット30に備わる空間Sの総数も1つであってもよいし、4つ以外の複数であってもよい。
また、上記実施の形態では、ファン部3が空気導入部31に対して被処理空気を送る場合を例示したが、ファン部3を空気排出部32側に配置して、当該ファン部3で空気排出部32から空間S内の空気を吸引することも可能である。
また、上記実施の形態では、ファン部3を備えた空気清浄装置1を例示して説明したが、ファン部を備えていない空気清浄装置に対して、上記実施の形態の特徴部分を適用することも可能である。
また、上記実施の形態では、第二電極12の電極体121が空間Sで露出している場合を例示したが、この電極体の空間S側の表面に誘電体層を積層することも可能である。これにより、プラズマによる空気清浄効果と、触媒層を起因とした空気清浄効果との相乗効果を一層高めることができる。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 空気清浄装置
2 電圧印加部
11、11a 第一電極
12 第二電極
13 誘電体
14 触媒層
30 放電ユニット
31 空気導入部
32 空気排出部
S 空間

Claims (6)

  1. 第一電極と、
    平面視において、前記第一電極に面する位置に配置され、前記第一電極よりもそれぞれ長さの短い電極群がお互い空間を有して配置された第二電極と、
    前記第一電極と前記第二電極との間に設けられた誘電体と、
    少なくとも前記誘電体の表面に設けられた触媒層と、
    前記第一電極と前記第二電極との間に電圧を印加し、前記空間内にプラズマを発生させる電圧印加部と、
    前記第一電極と前記第二電極とで形成された放電ユニットの前記空間内に被処理空気を導入する空気導入部と、
    前記空間を流通した被処理空気を排出する空気排出部とを備える
    空気清浄装置。
  2. 前記放電ユニットは平面視において複数並列して設けられている
    請求項2に記載の空気清浄装置。
  3. 前記触媒層は、Pt、Pd、Ni、Ir、Rh、Co、Os、Ru、Fe、Re、Tc、Mn、Au、Ag、Cu、W、Mo、Cr、Tiのうちの少なくとも一種もしくは少なくとも一種の酸化物を含有し、前記被処理空気に対する処理を促進する活性種を、前記プラズマによって前記触媒層の表面上に生成する
    請求項1又は2に記載の空気清浄装置。
  4. 前記触媒層は、前記プラズマにより発生するオゾンに対する処理を促進する
    請求項3に記載の空気清浄装置。
  5. 前記電圧印加部は、交流電源であり、1kHz以上の周波数で3kV以上の電圧を印加する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気清浄装置。
  6. 第一電極と、
    平面視において、前記第一電極に面する位置に配置され、前記第一電極よりもそれぞれ長さの短い電極群がお互い空間を有して配置された第二電極と、
    前記第一電極と前記第二電極との間に設けられた誘電体と、
    少なくとも前記誘電体の表面に設けられた触媒層と、を備える放電ユニットに対して、前記第一電極と前記第二電極との間に電圧を印加することで、前記空間内にプラズマを発生させて、前記空間内を流通する被処理空気を清浄する
    空気清浄方法。
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