JP2018116894A - 組電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の高容量リチウム二次電池セルを用いた組電池において、バスバー溶接部の負荷を低減してはく離が起こりにくい、安全性の高い電池を提供すること。【解決手段】第1電極と第2電極とをそれぞれ有する複数の電池セルと、上記複数の電池セル間の上記第1電極と上記第2電極間を接続するバスバーと、を有し、上記バスバーには孔があり、上記第1電極には突起があり、上記突起と上記孔とは、上記孔の内面の一部分で接触する組電池を用いる。【選択図】 図2

Description

本発明は、組電池に関するものである。
複数のリチウムイオン二次電池セルから構成される組電池は、残容量が少なくなれば電池外部から電気エネルギーを供給、すなわち充電して電池内部に蓄えることで、電源として繰り返し使用することができる。
組電池への充電方法としては、例えば電気自動車の場合、専用の電気スタンドがあり、最近では家庭用コンセントから充電する方法もある。しかし、これ以外に充電時の電力供給方法は様々知られる。特に、ハイブリッド自動車の場合には、走行中のエンジンの動力を利用して発電機を作動させ、発生した電気を蓄える。近年では、ハイブリッド自動車において、停止時に家庭用のコンセントから充電可能な車種も登場している。更に、自動車の場合、ブレーキをかける際に発生する熱を回生させることで充電する方法もある。
また、蓄電池は、太陽光発電や風力発電と言った、所謂、再生可能エネルギーによって生み出された電気を電池に蓄える方法が主流である。
従来の組電池は、複数の電池セルを直列に並べ、隣り合う電池セルの両端にある電極端子をバスバーと呼ばれる集電体で連結する際に、電極端子とバスバーをレーザーで溶接する方法を用いているもの(例えば、特許文献1および特許文献2参照)が知られている。
図6(a)と図6(b)は、特許文献1に記載の従来の組電池を示す図である。図6(a)は、従来の組電池の斜視図である。図6(b)は、電極接合部の拡大図を示している。
組電池1は、電池セル2を直列に配置し、交互に配置された負極端子7(第1電極)と正極端子9をバスバー5で接合する構造となっている。バスバー5と負極端子7(第1電極)および正極端子9の接合は、バスバー5の負極端子7(第1電極)や正極端子9と対向する面と反対の面を凹ませることによって形成された薄肉部に設けられた溶接ライン10において、レーザーを用いて溶接されている。
図7(a)と図7(b)は、特許文献2に記載の従来の組電池を示す図である。図7(a)は、従来の組電池の全体図を示している。図7(b)は、電極接合部の拡大図を示している。組電池1は、電池セル2を直列に配置し、両端をエンドプレート3で挟んだ状態で、エンドプレート3をバインドバー4で連結固定する構造となっている。電池セル2の上面に設けられる負極端子7(第1電極)と正極端子9が交互に配置され、隣り合う電池セル2の一方の負極端子7(第1電極)と正極端子9がバスバー5で接合される。
特許文献1あるいは特許文献2記載の組電池に代表されるように、リチウムイオン二次電池の電極端子とバスバーの接合には、レーザーなどによる溶接が用いられることが多くなってきている。
これ以前の組電池の電極端子を接合する方法としては、電極端子をネジ構造として、バスバーをボルト締結して接合する方法が用いられていたが、レーザー溶接を用いた接合はネジ留めに比べると工程が少なくなるという利点がある。
国際公開2014/050329号公報 国際公開2014/034106号公報
しかし、ボルト締結に比べるとレーザー溶接の接合部の強度は弱い。組電池の溶接部に衝撃や振動などによる荷重が付与されると、組電池を構成する電池セルの変位によって、溶接部に負荷が生じる。負荷が大きくなりすぎると溶接部で破断することがあり得る。
本発明は、従来の課題を解決するもので、電池において、バスバーと電極との接合部で破断することを抑制するものである。
上記目的を達成するために、第1電極と第2電極とをそれぞれ有する複数の電池セルと、上記複数の電池セル間の上記第1電極と上記第2電極間を接続するバスバーと、を有し、上記バスバーには孔があり、上記第1電極には突起があり、上記突起と上記孔とは、上記孔の内面の一部分で接触する組電池を用いる。
以上のように、本発明の組電池によれば、組電池に衝撃や振動などの外部からの負荷が付与されたときに、電極端子とバスバーの溶接部にかかる反力を小さくすることができるため、溶接部による破断の危険性を小さくすることができる。
本発明の実施の形態1における組電池の斜視図 (a)本発明の実施の形態1における電池セルおよび電極端子の斜視図、(b)本発明の実施の形態1における電池セルおよび電極端子の斜視図、(c)本発明の実施の形態1におけるバスバーおよび電極端子接合の斜視図 (a)本発明の実施の形態1におけるシミュレーションのモデルの斜視図、(b)本発明の実施の形態1におけるシミュレーションのモデルの斜視図、(c)本発明の実施の形態1におけるシミュレーションのモデルの斜視図、(d)(b)の負極端子(第1電極)を拡大した図、(e)(c)の負極端子(第1電極)を拡大した図 本発明の実施の形態2におけるバスバーおよび電極端子の斜視図 (a)実施の形態3のバスバーの平面図、(b)実施の形態3における電池セルおよび電極端子の斜視図、(c)実施の形態3における負極端子突起の斜視図(d)実施の形態3におけるバスバーおよび電極端子の斜視図、(d)実施の形態3の負極端子突起を有する電極端子に、図4に示したバスバーを接合した状態を示す斜視図 (a)特許文献1に記載された従来の組電池を示す斜視図、(b)特許文献1に記載された従来の組電池の電極近傍拡大断面図 (a)特許文献2に記載された従来の組電池を示す斜視図、(b)特許文献2に記載された従来の組電池の電極近傍拡大斜視図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における組電池1の全体の斜視図を示す。図1において、図6および図7と同じ構成要素については同じ符号を用いる。電池セル2は組電池1の基本となる部品で、発電装置で生成された電気を蓄え、必要に応じて接続された電気製品やデバイスに電気を供給する。複数の電池セル2は直列に配置され、エンドプレート3がその両端に1枚ずつ、端のセルに接して配置される。一対のエンドプレート3はバインドバー4によって、リベットや溶接、あるいはボルト締結などの方法で結合される。なお、エンドプレート3は、アルミニウムや鉄などの金属材料を用いることが多い。
この場合、エンドプレート3と端の電池セル2の間には絶縁材料を挟むことが多い。電池セル2は充放電を繰り返す過程で膨張するため、バインドバー4にはハイテンなどの引張に強い金属材料が用いられる。
電池セル2の上面には、電池セル2から電気を取り出すための、銅の負極端子7(第1電極)とアルミニウムの正極端子9(第2電極)が設けられる。以降、負極端子7(第1電極)と正極端子9(第2電極)を合わせて電極端子と呼ぶ。電池セル2が複数存在する組電池1の中では、バスバー5を介して異なる電池セル2の電極間を接続する。バスバー5の材質は負極端子7(第1電極)と同じアルミニウムとする。
図2(a)は、図1に示した組電池1に使用される電池セル2と電極端子を示した斜視図である。図2(b)は、負極端子7(第1電極)を拡大した斜視図である。図2(c)は、電極端子にバスバー5を配置した斜視図である。
コの字型のバスバー5の両端には円形のバスバー孔6が設けられ、一方、負極端子7(第1電極)には負極端子突起8が設けられる。組電池1において、全てのバスバー5は、組電池1の内側にくるように配置される。
負極端子7(第1電極)には上面に負極端子突起8を設けている。負極端子突起8の大きさはバスバー5のバスバー孔6の半分よりも小さく、バスバー5の2つのバスバー孔6の中心を通る直線よりも組電池1の内側方向に配置される。負極端子突起8の側面はバスバー孔6の内面の一部と接する。一部とのみ接するのがより好ましい。
図2(b)に示す負極端子突起8は、扇形形状である。扇形形状の開き角は、バスバー5の負極端子7(第1電極)付近の長方形の長手方向である一点鎖線に対して、150度である。開き角度は、組電池1の内側に開く角度である。
長手方向を言い換えると、負極端子7(第1電極)からライン状に延伸したバスバー5へ繋がるの方向と言える。
電極端子に対して、図2(c)に示すようにバスバー5が取り付けられる。一方、特許文献2に記載されている図7(a)に示す組電池1では、図7(b)に示すように、電極端子が円筒状の突起を有し、円形のバスバー孔6が突起にはめ込まれる。バスバー孔6と突起の径とほぼ等しいとしている。寸法のばらつきにより、突起の外径がバスバー孔6の径よりも大きくなることがあり、その場合は突起に端子を挿入することができない。
本実施の形態では、図2(c)に示すように、負極端子突起8の側面とバスバー孔6の側面との全体でなく一部分のみ接触、接続する。この一部分は、一点鎖線の方向で、バスバー5の負極端子7(第1電極)付近の長方形の長手方向である。なお、扇形形状の中心と、バスバー孔6の中心とは一致する。
なお、バスバー5と各電極間とを溶接ライン10でも接続しても良い。この例では円状となっているが、四角状、ライン状でもよい。負極端子7(第1電極)は、負極端子突起8にて、バスバー5と接続されるが、溶接ライン10もある方がよい。
また、正極端子9(第2電極)には、突起がなくともよい。バスバー5と正極端子9(第2電極)とは同じ材質であり、溶接ライン10のみで十分な強度がある。なお、突起があれば、さらに好ましい。
また、バスバー孔6は、円形でなくとも楕円形状、四角形状、一部が欠けていてもよい。負極端子突起8と接続される部分がライン状であればよい。
組電池1は、用途によっては外部から振動や衝撃などの負荷を受ける。特に電気自動車やハイブリッド自動車の用途では顕著に影響を受ける。組電池1にこれらの外部からの負荷がかかるとエンドプレート3およびバインドバー4が変形し、それに伴って電池セル2がエンドプレート3およびバインドバー4から受ける拘束の範囲内で移動する。
<評価>
第1の実施の形態による効果を示す事例として、シミュレーションを行った。
図3(a)〜図3(c)は解析に用いたモデルを示す。また、図3(d)は図3(b)の負極端子7(第1電極)を拡大した図、図3(e)は図3(c)の負極端子7(第1電極)を拡大した図を示す。解析検討効率化のため、負極端子7(第1電極)、正極端子9(第2電極)およびバスバー5のみを対象としてモデル化した。
前述のとおり、バスバー5と電極端子の溶接ライン10にかかるはく離力は、外部からの負荷に起因する、バスバー5が接続する2つの電池セル2の相対変位によって発生する。この検討では、異なる負極端子突起8の形状に対して、同一外力を与えた場合の溶接ライン10におけるはく離力の相対評価を目的としており、この場合は組電池1への外力をバスバー5が接続する正極端子9と負極端子7の相対変位として置き換えて、解析モデルを簡略化することが可能である。
また、ここでは、正極端子9(第2電極)側の形状は変えず、負極端子7(第1電極)の形状のみを検討の対象としている。バスバー5と正極端子9(第2電極)の材質はアルミニウムとしており、これらの溶接は同種材の溶接となるので比較的強度が大きいのに対し、負極端子7(第1電極)の材質は銅としている。
このことから、バスバー5と負極端子7(第1電極)との溶接は異種材の溶接となり、レーザー照射時に金属が溶融して互いに混じりあい、金属間化合物が形成されることで、同種材の溶接に比べて溶接ライン10の接合強度が著しく低下する。このことから、負極端子7(第1電極)への対策がより有効となる。
負極端子7(第1電極)の形状については、図3(a)に示すように負極端子突起8の無いもの、図3(b)および図3(d)に示すような、頂面が前述の150度の開き角を持つ扇形柱状の負極端子突起8を有するもの、さらには図3(c)および図3(e)に示すような、図3(b)および図3(d)と同形状で位置が180度異なる負極端子突起8を有するもの、の3種類とした。
ここでは便宜上、図2(a)に示した、同一の電池セル2の負極端子7(第1電極)と正極端子9(第2電極)の中心を結ぶ一点鎖線に平行な方向をx方向、組電池1を構成する複数の電池セル2が直列に配置される方向をy方向、x方向とy方向とに垂直な方向をz方向と定義する。このモデルに対して、負極端子7(第1電極)の長方形底面を完全拘束し、正極端子9(第2電極)の長方形底面をx方向、y方向、z方向の各方向に±0.2mm変位させる。すなわち、図3(a)〜図3(c)各々の端子形状に対して、6ケースの計算を行い、バスバー孔6に発生するはく離力を評価した。
表1にはく離力の一覧を示す。
Figure 2018116894
全ての負荷方向において、図3(a)の負極端子突起8がない場合に比べて、図3(b)ではバスバー孔6に発生するはく離力が減少している。
図3(a)の場合、接合にかかわる負荷はバスバー孔6で全て受けており、電極端子の移動によってバスバー5が変形した場合でもそれは変わらない。
一方、図3(b)では、バスバー5が変形すると、バスバー孔6の側面と負極端子突起8の側面の間に反力が発生し、この部分で負荷の一部を受けることになる。
その結果、バスバー孔6のはく離力が減少する。この効果を的確に発生させるためには、バスバー5の変形が大きい側に負極端子突起8とバスバー孔6を接触させる必要がある。
図3(b)のように、バスバー5で連結される側に負極端子突起8を配置させなければならない。
図3(c)では、図3(b)と反対側、すなわち、バスバー5の端部側に負極端子突起8を配置している。この負極端子突起8の部分は、電池セル2の変位によるバスバー5の変形が小さい。このために前述のような側面の接触による反力はほとんど発生することなく、バスバー孔6のはく離力は図3(a)の場合とほとんど変わらない。
バスバー5は、電極端子が配置される電池セル2の上面と垂直な方向にも寸法を有する立体的な形状である。しかし、図4に示すような、平面的なコの字型のバスバー5でも実施の形態1は効果がある。なお、図4において、負極端子突起8の形状は図3(b)と同じである。図4のバスバーで前述と同様のシミュレーションを行い、バスバー孔6のはく離力を評価した結果を表2に示すが、表1と同様、図4に示す形状の負極端子突起8で、はく離力を小さくすることができる。
Figure 2018116894
(実施の形態2)
実施の形態1では負極端子突起8の頂面形状を開き角150度の扇形としたが、外力を受けた際にバスバーが変形する位置で、負極端子突起8とバスバー孔6の側面が接触し、かつ、負極端子突起8の大きさがバスバー孔6の半分よりも小さいという条件を満たせばよい。
表3は、図3(b)および図3(e)に示す負極端子突起8の開き角を変更した形状で実施の形態1と同様のシミュレーションを実施して得られたバスバー孔6におけるはく離力の値を示す。
Figure 2018116894
また、表4は、図4に示す負極端子突起8の開き角を変更した形状で実施の形態1と同様のシミュレーションを実施して得られたバスバー孔6におけるはく離力の値を示す。
Figure 2018116894
開き角180度はバスバー孔6のちょうど半分の大きさとなり、この場合もはく離力を小さくする効果は得られていることから、角度は180度よりも小さければよい。一方、角度を小さくすると、バスバー5の形状や付加の方向、負極端子突起8とバスバー孔6側面が接触する位置の影響もあるが、おおむね開き角が小さくなるほどはく離力は大きくなる。表3の中では60度でのはく離力が最も大きい。開き角ゼロは、負極端子突起8がない状態と同等の極限となることから、開き角が60度よりも小さくなると、はく離力はほぼ単調に増加する。このことから、開き角には下限値が存在する。表3および表4のはく離値を見ると、開き角60度において、全方向のはく離値の最大値が、表1あるいは表2に記載されている負極端子突起8がない場合のはく離値よりも10%以上小さくなっており、この角度を下限値とすることが望ましい。
(実施の形態3)
実施の形態1および2では、バスバー5の電極付近の長方形の長手方向に対して開き角60度以上180度未満の平面視が扇形形状の柱体とした。
しかし、バスバー孔6のはく離力を小さくする効果があれば、長方形の長手方向はこれに限らない。例えば、図4に示したバスバー5の場合、図2(a)に示す一点鎖線と45度の角度θをなす点線とバスバー孔6との交点近傍にて、バスバー5の応力が最大となる。
この理由は、以下である。バスバー5を全体としてみると、正方形形状である。その中心に向かって、応力が最大となる。正方形の中心が、一番変位が少なく、応力の中心となる。
上記45度の方向を、言い換えると、負極端子7(第1電極)とバスバー5の中心とを結ぶ方向である。この場合中心とは、バスバー5を平面視で見た時に、外形の四角形の対角線の交わる位置である。四角形の重心の位置とも言える。他の形状の場合も同様に定義できる。
これを図5(a)の平面図で説明する。図5(a)は、バスバー5の平面図である。一点鎖線と点線とのなす角θが、45度である。
すなわち、この45度の近傍でバスバー5の変形が大きい。この近傍で、バスバー孔6と負極端子突起8の側面を接触させることで、バスバー孔6でのはく離力を小さくする効果がある。
図5(b)は、上記の負極端子突起8を有する電池セル2を示し、図5(c)は、上記の負極端子突起8近傍の拡大図を示す。また、図5(d)は、負極端子突起8を有する電極端子に、図4に示したバスバー5を接合した状態を示す。負極端子突起8にて、開き角90度および60度の扇形柱状の負極端子突起8をもつ電極端子についても実施の形態1および2と同様のシミュレーションを実施し、溶接ライン10のはく離力を評価したところ、実施の形態2にて示したものと同等の結果を得られた。
なお、扇形形状の開き角度は、上記の角度がよい。
(全体として)
各実施の形態はそれぞれ組み合わせることができる。
実施の形態1〜3では、負極端子7を扇形柱としたが、要件を満たせば扇形に限定されず、例えば半円状でもよい。また、バスバー孔6は円に限定されず多角形でもよく、電極の突起もバスバー孔6の形に合わせ、要件を満たすものであればよい。
実施の形態1〜3では、バスバー5をアルミニウム、負極端子7(第1電極)を銅として、これらの溶接について述べたが、同種材溶接となるバスバー5と正極端子9(第2電極)との溶接においても、正極端子9(第2電極)の突起に実施の形態1〜3の形状を適用することができる。
また、バスバー5を単一材料でなく、銅とアルミニウムでできた2つの部品の結合体として、銅どうしあるいはアルミニウム同士の接合とする場合に適用しても実施の形態1〜3に述べたものと同様の効果は得られる。
実施の形態1〜3では、負極端子7(第1電極)中心に説明したが、正極端子9(第2電極)と負極端子7(第1電極)との材料を入れ替えて、同様の構造をとることもできる。
本発明の組電池は、電気自動車やハイブリッド車等の輸送機器、あるいは、家庭用の蓄電池、緊急時の備蓄電源等の用途にも適用できる。
1 組電池
2 電池セル
3 エンドプレート
4 バインドバー
5 バスバー
6 バスバー孔
7 負極端子(第1電極)
8 負極端子突起
9 正極端子(第2電極)
10 溶接ライン

Claims (11)

  1. 第1電極と第2電極とをそれぞれ有する複数の電池セルと、
    前記複数の電池セル間の前記第1電極と前記第2電極間を接続するバスバーと、
    を有し、
    前記バスバーには孔があり、前記第1電極には突起があり、
    前記突起と前記孔とは、前記孔の内面の一部分で接触する組電池。
  2. 前記孔の内面の一部分は、前記第1電極からライン状に延伸した前記バスバーの方向に存在する請求項1記載の組電池。
  3. 前記孔の内面の一部分は、前記第1電極と前記バスバーの中心とを結ぶ方向に存在する請求項1記載の組電池。
  4. 前記突起は平面視で扇形形状である請求項1〜3のいずれか1項に記載の組電池。
  5. 前記扇形形状は、開き角が60度以上180度未満である請求項4に記載の組電池。
  6. 前記扇形形状の中心と前記孔の中心とは一致する請求項4または5に記載の組電池。
  7. 前記バスバーは、コの字の形状である請求項1〜6のいずれか1項に記載の組電池。
  8. 前記第1電極の材料とバスバーの材料とは異種材料である請求項1〜7のいずれか1項に記載の組電池。
  9. 前記第2電極の材料とバスバーの材料とは同種材料である請求項1〜8のいずれか1項に記載の組電池。
  10. 前記第1電極と前記バスバーとには、さらに、溶接部で接続されている請求項1〜9のいずれか1項に記載の組電池。
  11. 前記第2電極には、突起がない請求項1〜10のいずれか1項に記載の組電池。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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WO2023013155A1 (ja) * 2021-08-05 2023-02-09 ビークルエナジージャパン株式会社 組電池

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