JP2012099253A - 単電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】単電池において、電極板を有する積層体と電極端子との接触抵抗を減らす。
【解決手段】本発明の単電池は、貫通孔10aが形成された電池容器2と、複数の電極板6、7を有して電池容器2に収容された積層体3と、貫通孔10aに配置される軸部40、および、この軸部40よりも外形が大きく電池容器2の内部に配置されるとともに複数の電極板のうちの1以上の電極板と電気的に接続される拡径部41、を含む電極端子4と、を具備する。
【選択図】図2
【解決手段】本発明の単電池は、貫通孔10aが形成された電池容器2と、複数の電極板6、7を有して電池容器2に収容された積層体3と、貫通孔10aに配置される軸部40、および、この軸部40よりも外形が大きく電池容器2の内部に配置されるとともに複数の電極板のうちの1以上の電極板と電気的に接続される拡径部41、を含む電極端子4と、を具備する。
【選択図】図2
Description
本発明は、単電池に関する。
充放電可能な単電池は、電気自動車や定置用電源装置、発電装置等の各種の電池システムに用いられている。この単電池の一例として、例えば特許文献1に開示されているリチウムイオン二次電池が挙げられる。
特許文献1のリチウムイオン二次電池は、電池ケース及び蓋体の内部に電極体が収容された構造である。電極体は、正極と負極の電極板がセパレータを介して対向された構造である。正極と負極の電極板は、それぞれ集電タブ及び集電板(後述する「導電部材」に相当)が、蓋体の外部に一部が露出した電極端子と、電池ケース内において物理的に接続される。これにより、上記電極端子と上記電極体との電気的な接続が確保されている。
このような単電池は、単体で使用される他に、複数の単電池を接続した組電池として使用されることもある。組電池において複数の単電池を電気的に接続するには、例えばバスバー等の配線部材を用いて、複数の単電池間で電極端子同士を互いに導通させる。この組電池が搭載された電池システムにおいては、充放電反応により生じる電流が電極体から電極端子を流れ、さらにこの電極端子と電気的に接続された電力負荷(電気モータ等)へと供給される。
上記した特許文献1には、以下に示す課題が存在する。すなわち、電池システムに用いられる単電池は高出力・高容量であることはもちろん望ましいが、これらの性能に劣後しないほど安全性が高いことも重要となる。しかしながら、特許文献1に開示された接続構造では電極端子と導電部材とが接続されるが、これらはそれぞれ別部材として構成されている。そのため、その接触圧を高めたとしても、依然として接触抵抗が相対的に高い値となってしまう。そして、電極端子と電極体側との接触抵抗が高くなるほど、単電池の電気特性が低下してしまう。
より具体的には、電池システムはユーザからの操作に応じて必要な電力を単電池に要求するが、接触抵抗の増加した単電池では、要求された電力によっては当該単電池に過大な負荷がかかることがある。この場合において、接触抵抗が増加した単電池が過大な負荷の下で必要な電力の供給を続けると、単電池の昇温が顕著になってしまう。この昇温によって高温環境下に置かれた単電池は、内部に収容された電解液等の劣化が促進されてしまう。
その結果として、単電池の電池特性が低下してしまい、たとえ高出力・高容量の単電池を実現したとしても、その性能を充分に発揮することが困難となる。また、このような単電池にて突然の出力低下などが生じた場合などは、上述した安全性の確保を阻害する一因ともなりかねず、単電池の安全確保に要するコストが増加してしまうこと等の不都合を招くおそれもある。
本発明は、上述の事情を一例に鑑み成されたものであって、電極端子と、電池容器に収容された複数の電極板を有する積層体との間に生じる接触抵抗を減らすことが可能な単電池を提供することを目的とする。
本発明の一態様の単電池は、貫通孔が形成された電池容器と、複数の電極板を含んで前記電池容器に収容された積層体と、前記貫通孔に配置される軸部および前記軸部より外形を大にして前記電池容器の内部に配置されるとともに前記積層体と物理的に接触する拡径部を含む電極端子と、を具備することを特徴とする。
上記の単電池にあっては、電池容器の内部に配置される拡径部と積層体の一部とが電気的に接続されるようにしたので、拡径部によって拡径した分だけ電気的な接触抵抗を減らすことができる。ここで、「拡径部」とは、電極端子の部位のうち、その径が拡張されて直接的に積層体(例えば1以上の電極板や、リード等の導電部材)と接触して電気的に接続される箇所をいう。すなわち、「拡径部と積層体の一部とが電気的に接続される」態様は、積層体を構成する電極板の一部(後述する電極タブ)が直接的に拡径部と接続されている態様や、積層体に含まれる上記導電部材が直接的に拡径部と接続されている態様を含む。
本発明によれば、電極端子と、電池容器に収容された複数の電極板を有する積層体との間に生じる接触抵抗を減らすことができる。
以下、図面を参照しつつ実施形態及び各変形例について説明する。説明に用いる図面において、各種構造の寸法や縮尺を実際と異ならせていることがある。以下の実施形態及び各変形例において、同様の構成要素については、同じ符号を付して図示して重複する説明を省略することがある。以下の実施形態及び各変形例において、電極端子の構造、電極板と電極端子の接続構造、電極端子と電池容器との接続構造等については、正極端子を例に説明することがあるが、負極端子に適用することもできる。
図1は本実施形態に係る単電池を示す構成図、図2は図1のA−A’線断面図、図3は本実施形態に係る積層体の平面図である。図1に示すXYZ直交座標系において、X方向は正極板と負極板との積層方向である。Y方向及びZ方向は、それぞれX方向と直交し、互いに直交する方向である。なお、本明細書では、Z方向を「単電池の高さ方向」と称することがある。
図1〜図3に示す単電池1は、バスバー等の電気接続部材を用いて複数組み合せた組電池として、電池システムに搭載される。電池システムは、例えば、電力負荷である電気モータに車輪を接続したフォークリフトなどの産業車両、電車、または電気自動車などの移動体、並びに電力負荷である電気モータにプロペラまたはスクリューを接続した飛行機または船などの移動体であってよい。さらに、電池システムは、例えば家庭用の電力貯蔵システムや、風車や太陽光のような自然エネルギー発電と組み合わせた系統連系円滑化蓄電システムなどの定置用のシステムであってもよい。すなわち、本明細書で開示する電池システムとは、組電池を構成する複数の単電池1による電力の充放電を利用して稼動するシステムの総称である。
本実施形態の単電池1として、複数の正極板と複数の負極板がセパレータを介して交互に積層された積層型リチウムイオン二次電池を例にして説明する。しかしながら、この積層型リチウムイオン二次電池に限定されず、それぞれ帯状の正極板と負極板がセパレータを介して捲回された捲回型のリチウムイオン二次電池や、一次電池を含む他の電池にも適用が可能である。以下、本実施形態の単電池1の構成要素について詳しく説明する。
単電池1は、電池容器2、積層体3、正極の電極端子(以下、正極端子4という)、及び負極の電極端子(以下、負極端子5という)を備える。単電池1は、例えば金属製(アルミニウム等)の電池容器2の内部に、積層体3及び図示略の電解液が収容された状態で使用される。
電池容器2は、容器本体9及び蓋体10を有する。本実施形態の容器本体9は、開口9aを有する略方形状の容器である。蓋体10は、容器本体9の開口9aを塞いでいる。この蓋体10が、容器本体9と溶接等によって接合されることで、電池容器2は密閉される。なお、本発明の適用範囲は、電池容器2の形状や材質に限定されない。電池容器2の外面や内面に、絶縁性の塗料等で塗装が施されていてもよい。
本実施形態の積層体3は、複数の正極板6、複数の負極板7、セパレータ8、導電部材25、及び導電部材35を含む。積層体3は、セパレータ8を挟んだ正極板6と負極板7が複数積層された状態で電池容器2内に収容されることにより構成されている。
セパレータ8は、多孔質の樹脂フィルム等(ポリプロピレンやポリエチレンなどであり、以下「フィルム状の樹脂部材」と称する)によって形成されている。このセパレータ8は、負極板7を挟んで互いに対向するフィルム状の樹脂部材が、縁部同士で融着(溶融して接着)された袋状に形成されている。本実施形態では、負極板7が袋状のセパレータ8に包まれており、負極板7を包んだセパレータ8と正極板6とが交互に積層されている。
このように、正極板6と負極板7とがセパレータ8を介することで互いに接触しないようになっており、正極板6と負極板7との短絡が防止されている。なお、正極板6がセパレータ8に包装されていてもよい。また、セパレータ8は、必ずしも袋状となっている必要はなく、正極板6と負極板7との間ごとに独立したフィルム状の樹脂部材を介在させる構成であっても構わない。
図2及び図3に示すように、それぞれの正極板6は、集電材17及び電極活物質層18を有している。集電材17は、例えばアルミニウム等からなる導電性の薄板やシート状の部材である。本実施形態の集電材17は、アルミニウムで構成されて、矩形の本体部19及びタブ20を有する。
電極活物質層18は、上記した集電材17のうち本体部19の両面に形成されている。電極活物質層18は、正極活物質で形成されている。正極活物質は、電池容器2の内部に貯留される電解液の種類等に応じて適宜選択される。本実施形態の正極活物質としては、例えば三元系材料LiNixCoyMnzO2 (x+y+z=1)が例示される。
タブ20は、本体部19の周縁の一部から延びるように、当該本体部19と一体に形成されている。本実施形態では、タブ20は、本体部19から正極端子4に向かって突出している。なお、図3では、本体部19の表面とほぼ平行な平面内に、タブ20及び導電部材25を展開して図示している。
また、タブ20は、積層方向(X方向)と交差する面内(YZ面内)に、電極活物質層18の非形成領域を有している。タブ20は、YZ面内の少なくとも一部の領域で、その表面に集電材17が露出している。本実施形態では、タブ20の表裏両面のほぼ全域が電極活物質層18の非形成領域となっている。なお、本体部19の一部に電極活物質層18が形成されていなくとも構わない。また、タブ20の一部に電極活物質層18が形成されていても構わない。
導電部材25の一端部26(導電部材25のうち、タブ20側である一方の端部から所定の位置)は、正極板6のタブ20(正極板6のうち電極活物質層18の非形成領域)と接合されている。より具体的には、複数の正極板6のタブ20は、束ねられた状態で、超音波溶接によって導電部材25の一端部26と溶接されている。この導電部材25は、導電材料(例えばアルミニウムなど)からなる帯状の部材であり、例えばリード等である。複数の正極板6は、導電部材25を介して、正極端子4と電気的に接続されている。
導電部材25の他端部27(例えば導電部材25の他方の端部から上記一方の端部に向けた所定の領域)は、正極端子4と面接触(後述)するように、リベット接合によって正極端子4と接合される。したがって本実施形態では、導電部材25の他端部27に、リベット軸部44(後述)が挿通される孔28が設けられている。
このように、本実施形態の正極板6は、導電部材25を介して、正極端子4と電気的に接続されている。導電部材25とタブ20との接合や、導電部材25と正極端子4との接合には、上記の手法の他、例えばネジ止め、カシメ等の公知の手法を用いることができる。
負極板7は、導電性の薄板やシートであり、集電材30及び電極活物質層31を有する。負極板7の面積は、正極板6の面積と同じでもよいし、異なっていてもよい。本実施形態では、負極板7において電極活物質層31が形成されている領域が、正極板6において電極活物質層18が形成されている領域よりも大面積である。これにより、電解液中のイオンが負極板7に析出することが抑制される。
本実施形態の集電材30は、正極板6の集電材17と異なる導電性材料(例えば銅)によって形成されている。なお、負極板7の集電材30を、正極板6の集電材17と同じ材質にしてもよい。
集電材30は、本体部32及びタブ33を有する。図3では、正極板6と同様に、本体部32の表面とほぼ平行な平面内に、タブ33を展開して図示している。このうち、本体部32の両面には、電極活物質層31が形成されている。電極活物質層31は、負極活物質で形成されている。負極活物質は、電池容器2の内部に貯留される電解液の種類等に応じて適宜選択されるが、例えばカーボン材料(人造黒鉛、天然黒鉛等)が例示される。
タブ33は、YZ面内の少なくとも一部の領域で、その表面に集電材30が露出している。本実施形態では、タブ33の表裏両面のほぼ全域が電極活物質層31の非形成領域である。なお、本体部32の一部に電極活物質層31が形成されていなくとも構わない。また、タブ33の一部に電極活物質層31が形成されていても構わない。正極板6の場合と同様に、複数の負極板7のタブ33は、束ねられた状態で、超音波溶接によって導電部材35の一端部36と溶接されている。
導電部材35は、導電部材25と同様の形状であり、板状の金属材料(例えば銅など)で形成されている。導電部材35は、導電部材25に対して形状及び材質を同様とする他、これらのうち少なくとも一方が導電部材25と異なっていても構わない。一方、導電部材35の他端部37は、負極端子5と面接触するように、例えばリベット接合によって負極端子5と接合される。したがって本実施形態では、導電部材35の他端部37に、リベット軸部44(後述)が挿通される孔38が設けられている。
このように本実施形態では、複数の負極板7は、導電部材35を介して、負極端子5と電気的に接続されている。導電部材35とタブ33との接合や、導電部材35と負極端子5との接合には、上記した例に限られず種々の公知の手法(ネジ止めやカシメなど)を用いることができる。
次に本実施形態の特徴部である電極端子の構造について説明する。本実施形態では、正極端子4と負極端子5は共通の構造を取ってもよく、以下においては正極端子4を例にして説明する。本実施形態の正極端子4は、中心軸が単電池の高さ方向と平行な略円柱形状の金属材料によって形成されている。この正極端子4は、後述する絶縁スリーブ12を介して蓋体10に固定されている。
図4(a)は、電池容器の内部側から見た電極端子及び導電部材の平面図、図4(b)は図4(a)のB−B’線断面図である。
本実施形態の正極端子4は、軸部40、拡径部41、及びリベット部42を有している。軸部40は、蓋体10に形成された貫通孔10aに挿通されている。蓋体10から電池容器2の外部に突出した部分の軸部40は、正極端子4の一端部13を構成している。一端部13は、正極端子4のうちZ方向の負から正に向かう方向における端部の側であり、電池容器2の外部に配置されている。本実施形態において、一端部13は、蓋体10から蓋体上面の法線方向に突出している。一方で、正極端子4の他端部14(上記端部の側とは反対の側)は、電池容器2の内部に配置されている。他端部14は、拡径部41及びリベット部42から構成され、電池容器2の内部に配置されている。
本実施形態の正極端子4は、軸部40、拡径部41、及びリベット部42を有している。軸部40は、蓋体10に形成された貫通孔10aに挿通されている。蓋体10から電池容器2の外部に突出した部分の軸部40は、正極端子4の一端部13を構成している。一端部13は、正極端子4のうちZ方向の負から正に向かう方向における端部の側であり、電池容器2の外部に配置されている。本実施形態において、一端部13は、蓋体10から蓋体上面の法線方向に突出している。一方で、正極端子4の他端部14(上記端部の側とは反対の側)は、電池容器2の内部に配置されている。他端部14は、拡径部41及びリベット部42から構成され、電池容器2の内部に配置されている。
本実施形態の軸部40は、略円柱状である。すなわち、図4(b)に示すように、軸部40は、一端部13において、二つの直径D3、D4(D3<D4)を有する部位からなる。このうち直径D3を有する部位は、この軸部40における軸方向を基準とした場合に、直径D4を有する部位よりもリベット部42から離れた位置となっている。また、直径D4を有する部位は、拡径部41に接続(本実施形態ではこれらが一体に形成)されている。なお、軸部40は、一端部13において必ずしも二つの直径D3、D4を有する必要はなく、一つの直径(例えばD4)を有する円柱状となっていてもよい。
軸部40の軸方向は、正極端子4の上記軸方向と同じである。軸部40の径方向は、軸部40の軸方向と直交している。本実施形態の拡径部41は、XY平面上で、円板状となっている。この拡径部41は、軸部40から貫通孔10aの内周よりも外側に張り出している。すなわち、本実施形態では、軸部40の軸方向周りの全周にわたり、拡径部41の外周が貫通孔10aの内周よりも外側に張り出している。これにより、導電部材25と拡径部41との接触面積を確保することが容易になる。
なお、軸部40の軸方向周りで、拡径部41の外周の一部が貫通孔10aの内周よりも内側に配置されていても構わない。例えば、Z方向から平面視した場合に、軸部40の軸と、拡径部41の中心とが異なっていてもよい。すなわち、Z方向から平面視した場合に、拡径部41の中心が軸部40の軸から導電部材25の一端部26側にずれるように、拡径部41を形成してもよい。これによれば、拡径部41と導電部材25とがより広範に面接触させることができ、接触抵抗を低下させることができる。
この拡径部41の径方向は、正極端子4の軸方向に直交する方向である。本実施形態の拡径部41の外径D1は、貫通孔10aの径方向の内径D2よりも大きい。拡径部41は、貫通孔10aの端縁を向く面(以下、上面41aという)と、貫通孔10aの端縁とは反対側を向く面(以下、下面41bという)を有している。
本実施形態の拡径部41の下面41bは、略平面(略平坦)である。拡径部41の下面41bは、導電部材25の他端部27と面接触している。ここで、本実施形態でいう「面接触」とは、少なくとも電極端子の軸部の軸方向と直交する方向における断面積よりも広い面積を以って、導電部材の他端部と電極端子が互いに接触している態様をいう。本実施形態では、軸部40の軸方向に直交する面において、軸部40の断面積よりも貫通孔10aに囲まれる領域の面積の方が大きい。また、拡径部41の下面41bの面積は、軸部40の軸方向に直交する面内で、貫通孔10aに囲まれる領域の面積よりも大きい。また、軸部40の軸方向に直交する面内で貫通孔10aに囲まれる領域の面積よりも、拡径部41の下面41bと導電部材25との接する面積の方が大きい。
なお、軸部40の軸方向と交差する面における、軸部40の断面形状や拡径部41の断面形状、貫通孔10aの形状については、多角形や楕円形、輪郭が自由曲線である形状、輪郭が直線及び曲線を含んだ形状等のいずれでも構わない。また、軸部40の外径や拡径部41の外径、貫通孔10aの内径は、正極端子4の軸方向で連続的又は段階的に変化していてもよい。
本実施形態の拡径部41は、軸部40と連続している。本実施形態の軸部40及び拡径部41は、鋳型成形等によって一体に形成されている。
リベット部42は、拡径部41に対して軸部40と反対側に、これら軸部40及び拡径部41と一体として設けられている。このように、本実施形態の正極端子4は、軸部40、拡径部41及びリベット部42が一体に形成されている。したがって、軸部40、拡径部41及びリベット部42の間に実質的に界面がなく、軸部40乃至リベット部42の間で実質的に接触抵抗が増加する要因が存在しない。
本実施形態のリベット部42は、リベット軸部44及びリベット頭部45を有している。リベット軸部44は、正極端子4の一端部13から他端部14に向う方向に、拡径部41から突出している。リベット軸部44は、導電部材25の他端部27に設けられた孔28に挿通されている。リベット頭部45は、正極端子4の一端部13から他端部14に向う方向における、リベット部42の先端部である。リベット頭部45は、リベット軸部44と連続している。リベット頭部45は、リベット軸部44の径方向に張り出している。
本実施形態では、導電部材25とリベット頭部45との間に、リング状の座金43が配置されている。座金43は、金属製の導電部材であり、Z方向から平面視した場合の外形が略円状となっている。リベット頭部45は、リベット軸部44の径方向に、座金43の内周よりも外側に張り出している。リベット頭部45は、正極端子4の他端部14から一端部13に向う方向に、座金43を押圧している。本実施形態では、導電部材25の他端部27の平面形状(円形)が、座金43の平面形状(円形)とほぼ同じである。拡径部41と座金43は、導電部材25を挟み込んで、互いに押し合わされている。これにより、導電部材25は、拡径部41に締結されて密着している。
なお、座金43の外形は、Z方向から平面視した場合に、軸部40の外形以上であることが望ましい。例えば、座金43の外形を、Z方向から平面視した場合に、軸部40の外形以上であって、且つ、後述する拡径部50の平板部52の外形以下であるように設定してもよい。仮に座金43の上記外形を平板部52の外形より大きく設定した場合には、平板部52の外延が導電部材25と干渉する可能性が生じてしまい、これにより導電部材25が損傷するおそれも出てきてしまう。一方で上記態様によれば、比較的外形の大きな座金43と平板部52により、導電部材25の損傷を回避するとともに導電部材25を広範な面積を以って挟み込むことが可能となり、接触抵抗を低下させつつ導電部材25をより確実に正極端子4に接続させることができる。
なお、リベット部42が、軸部40及び拡径部41とは別の部材で構成されて、導電部材25を拡径部41に締結していてもよい。この場合には、例えば、リベット部に代えてネジを用いるとともに、当該ネジが締結可能なように少なくとも拡径部41にネジ穴が設けられているものを用いる。これにより、拡径部41と上記のネジの頭部とで導電部材25を挟みこむように上記ネジをネジ穴に螺合することによって、導電部材25を締結して拡径部41と面接触させることができる。また、導電部材25と拡径部41とが、溶接によって互いに接合されていてもよい。この場合に、リベット部42は省略可能である。
以上説明した正極端子4は、蓋体10に絶縁スリーブ12を介して取り付けられている。絶縁スリーブ12は、絶縁性の樹脂から構成されており、正極端子4と蓋体10とが互いに接触しないように、正極端子4と蓋体10の間に設けられている。例えば、絶縁スリーブ12は、電池容器2の外部と、蓋体10の貫通孔10aの内側と、電池容器2の内部とにわたって、正極端子4の軸部40の表面40aの周囲に設けられている。電池容器2の外部及び内部における絶縁スリーブ12は、軸部40の径方向において、貫通孔10aの内周の外側に張り出している。絶縁スリーブ12の一部は、貫通孔10a内に配置されており、電池容器2の内部を気密に封止している。
本実施形態の負極端子5は、正極端子4と同様の構造である。負極端子5は、図3に示した導電部材35と面接触している。負極端子5と導電部材35との接続構造は、正極端子4と導電部材25との接続構造と同様である。負極端子5は、蓋体10に絶縁スリーブ16を介して取り付けられている。絶縁スリーブ16の構造及び材質は、正極端子4側の絶縁スリーブ12と同様である。
図5(a)〜(c)は、本実施形態に係る電極端子の機械的な接続(取付)構造及び電気的な接続構造を示す説明図である。ここでは、単電池1の組立方法の一例にしたがって、正極端子4の接続構造について説明する。なお、負極端子5の機械的な接続(取付)構造及び電気的な接続構造については、正極端子4と同様なため、その説明は省略する。
正極端子4を蓋体10に取付けるには、図5(a)に示すように、貫通孔10aが設けられた蓋体10と、塑性変形させる前のリベット部42aを有する正極端子4aを用意する。リベット部42aは、リベット頭部45になる部分と、リベット軸部44とを有する軸体である。そして、正極端子4aの軸部40を貫通孔10aに、正極端子4aの一端部13側から挿通させる。
本例では、絶縁スリーブ12を、メス型(図示せず)を用いた注型成形によって形成する。このメス型は、貫通孔10aに軸部40が挿通された状態で、正極端子4aと蓋体10とが接触しないように、正極端子4a及び蓋体10を保持可能である。このメス型は、正極端子4a及び蓋体10を保持した状態で、絶縁スリーブ12の形成が予定される空間を外部から仕切ることが可能である。絶縁スリーブ12の形成が予定される空間は、正極端子4aの拡径部41と蓋体10との間の空間と、貫通孔10aの内側であって軸部40の外側の空間と、蓋体10の周辺における正極端子4aの一端部13の周囲の空間とが合わさった空間である。
次いで、メス型に正極端子4aと蓋体10とが保持された状態で、絶縁スリーブ12の形成予定空間に液状の樹脂材料を流し込む。そして、樹脂材料を硬化させること等によって、図5(b)に示すように、絶縁スリーブ12を形成する。これにより、正極端子4aと蓋体10とが互いに固定されるとともに、貫通孔10aの内側であって軸部40の外側の空間が硬化後の樹脂で充填され、貫通孔10aが気密に封止される。
次いで、図5(c)に示すように、リベット部42aの軸部40に、導電部材25の孔28を通した後に座金43を通す。本例では、複数の正極板6のタブ20と接合された導電部材25の孔28を軸部40に通す。
次いで、リベット部42aのうちで座金43よりも突出した部分42bを、リベットハンマー等を利用して塑性変形させる(かしめる)。塑性変形させた後の部分42bは、図4(b)に示したリベット頭部45となる。このようにして、正極端子4と複数の正極板6とを電気的に接続することができる。なお、正極板6と接合される前の導電部材25を正極端子4と接合した後に、正極板6と導電部材25とを接合して、正極端子4と正極板6とを電気的に接続しても構わない。
以上説明した本実施形態の作用・効果について説明する。
既述したとおり、電気自動車に代表される電池システムに用いられる単電池は、その安全性が高いことも商品価値を高める上で重要となる。安全性を担保する手段は種々考えられるが、特に、電池容器の内部に収容された各部材の接続状態が良好な構造を実現することが重要となる。容器本体と蓋体とが溶接されて電池容器となるため、電池容器の内部は、電池容器の外部に比して、メンテナンスを行うことが困難だからである。
既述したとおり、電気自動車に代表される電池システムに用いられる単電池は、その安全性が高いことも商品価値を高める上で重要となる。安全性を担保する手段は種々考えられるが、特に、電池容器の内部に収容された各部材の接続状態が良好な構造を実現することが重要となる。容器本体と蓋体とが溶接されて電池容器となるため、電池容器の内部は、電池容器の外部に比して、メンテナンスを行うことが困難だからである。
この点について、例えば上記した特許文献のように、拡径部を有さない電極端子と集電板と接触させる構造を単純に用いた場合には、電極端子と集電板との接触面積を充分に確保できず、これにより接触抵抗が大きな値となってしまう。接触抵抗が大きな状態で単電池の使用を継続した場合には単電池からの発熱量が大となり、単電池の劣化・性能低下につながってしまう。
これに対し、本実施形態の単電池1では、拡径部41が軸部40から貫通孔10aの内周の外側に張り出しており、拡径部41の下面41bが導電部材25の他端部27と物理的に面接触している。したがって、正極端子4と導電部材25の接触面積を増すことができ、正極端子4と導電部材25との間の接触抵抗を減らすことが容易になる。よって、正極端子4と正極板6との間の抵抗値を減らすことができ、単電池1の性能を向上させることができる。また、正極端子4と導電部材25の間の接触抵抗を減らした分に応じて、正極端子4を介して単電池1に通電しているときの単電池1の発熱量を減らすことができる。したがって、単電池1の昇温を抑制することができ、昇温による電解液等の劣化を抑制することや、電極板や導電部材、電極端子等の各種導電部の熱による劣化を抑制すること等ができる。
また、拡径部41と蓋体10との間において、当該拡径部41の周方向に広がるように絶縁スリーブ12が介在されているので、より電池容器2内の密閉性を維持することが可能となる。すなわち、電池容器2を構成する蓋体10と、例えば正極端子4とを、絶縁スリーブ12を介して固定する場合に、当該正極端子4に形成された拡径部41は格別の効果を有することになる。
なお、上記の実施形態では、積層体3は導電部材25、35を含んで構成されており、電極板がこれら導電部材を介して間接的に電極端子と電気的に接続されているが、電極板の一部が直接的に電極端子と接触して電気的に接続されていてもよい。例えば、積層体3の一部を構成している正極板6のタブ20が、拡径部41の下面41bと物理的に面接触していることにより、正極板6が正極端子4と電気的に接続されていてもよい。
次に、図6〜図11を参照しつつ、各変形例について説明する。
図6(a)は、変形例1の単電池を示す側断面図である。変形例1において、単電池1Bの正極端子4Bは、拡径部50を有している。
本例の拡径部50は、テーパ部51及び平板部52を有している。テーパ部51は、軸部40と連続している。テーパ部51は、電池容器2の外部から内部に向って(すなわち、導電部材25に向って)、Z方向から平面視した場合における外径が拡大している。本例のテーパ部51は、円錐台状である。テーパ部51は、角錐台状でも構わない。テーパ部51の表面は、拡径部50の径方向の外側に向うにつれて、蓋体10の表面から離れる向きに傾斜している。このとき、テーパ部51と蓋体10との相対的な位置関係は、テーパ部51の表面が、蓋体10の一部(蓋体10のうち貫通孔10aを含む領域)と対向する(Z方向から平面視した場合に重なる)ようになっている。
図6(a)は、変形例1の単電池を示す側断面図である。変形例1において、単電池1Bの正極端子4Bは、拡径部50を有している。
本例の拡径部50は、テーパ部51及び平板部52を有している。テーパ部51は、軸部40と連続している。テーパ部51は、電池容器2の外部から内部に向って(すなわち、導電部材25に向って)、Z方向から平面視した場合における外径が拡大している。本例のテーパ部51は、円錐台状である。テーパ部51は、角錐台状でも構わない。テーパ部51の表面は、拡径部50の径方向の外側に向うにつれて、蓋体10の表面から離れる向きに傾斜している。このとき、テーパ部51と蓋体10との相対的な位置関係は、テーパ部51の表面が、蓋体10の一部(蓋体10のうち貫通孔10aを含む領域)と対向する(Z方向から平面視した場合に重なる)ようになっている。
平板部52は、テーパ部51に対して軸部40とは反対側に配置されており、テーパ部51と連続している。リベット部42は、平板部52に対してテーパ部51とは反対側に配置されており、平板部52と連続している。平板部52は、蓋体10とは反対を向く面52aを有している。導電部材25は、リベット部42によって正極端子4Bと接合されている。導電部材25は、平板部52の面52aと面接触しており、正極端子4Bと電気的に接続されている。この面52aは、導電部材25と接触する部分が略平面(略平坦)である。面52aは、曲面を含んでいても構わない。
変形例1の単電池1Bにおいて、拡径部50が軸部40と連続するテーパ部51を有している。したがって、上述した実施形態の効果に加え、絶縁スリーブ12を形成するときに、軸部40と貫通孔10aの内壁との間の空間と、テーパ部51と蓋体10との間の空間との間で樹脂材料を流通させやすくなる。よって、正極端子4Bと蓋体10との間を樹脂材料で充填しやすくなり、絶縁スリーブ12の形成不良の発生を抑制することができる。結果として、電池容器2の外部から内部への水分等の侵入や、内部から外部への電解液の漏れ等を、より精密に抑制することができる。
図6(b)は、変形例2の単電池を示す側断面図である。
変形例2の単電池1Cは、電池容器2C、及び変形例1と同様の正極端子4Bを備える。電池容器2Cは、蓋体10Cを有する。蓋体10Cには、電池容器2Cの内部と外部とを結ぶ貫通孔10Caが形成されている。貫通孔10Caの縁端部(本例では貫通孔10Caのうち、電池容器2Cの内側の端部)は、テーパ部53を有している。本例のテーパ部53は、蓋体10Cの一部である。テーパ部53は、電池容器2Cの外部から内部に向って、内径B1が拡大している。テーパ部53の表面は、正極端子4Bの拡径部50におけるテーパ部51の表面に倣う形状になっていることが望ましい。すなわち、蓋体10Cのテーパ部53の表面と、正極端子4Bのテーパ部51の表面とのギャップG1が、テーパ部51の表面の全面においてほぼ均一(換言すれば、テーパ部53の表面とテーパ部51の表面とが、略平行)になっている。
変形例2の単電池1Cは、電池容器2C、及び変形例1と同様の正極端子4Bを備える。電池容器2Cは、蓋体10Cを有する。蓋体10Cには、電池容器2Cの内部と外部とを結ぶ貫通孔10Caが形成されている。貫通孔10Caの縁端部(本例では貫通孔10Caのうち、電池容器2Cの内側の端部)は、テーパ部53を有している。本例のテーパ部53は、蓋体10Cの一部である。テーパ部53は、電池容器2Cの外部から内部に向って、内径B1が拡大している。テーパ部53の表面は、正極端子4Bの拡径部50におけるテーパ部51の表面に倣う形状になっていることが望ましい。すなわち、蓋体10Cのテーパ部53の表面と、正極端子4Bのテーパ部51の表面とのギャップG1が、テーパ部51の表面の全面においてほぼ均一(換言すれば、テーパ部53の表面とテーパ部51の表面とが、略平行)になっている。
変形例2の単電池1Cにあっては、上述した実施形態の効果に加え、貫通孔10Caの縁端部が、正極端子4Bのテーパ部51に倣う形状のテーパ部53を有しているので、正極端子4Bと蓋体10CとのギャップG1を均一にすることができる。結果として、正極端子4Bと蓋体10とが互いに接触することを抑制することができる。
図7(a)は、変形例3における電極端子を示す平面図、図7(b)は変形例3の単電池を示す断面図である。図7(b)は、図7(a)のC−C’線に相当する部分の断面図である。
変形例3の単電池1Dの正極端子4Dにおいて、拡径部55は、係止部54を有する。この係止部54は、例えば拡径部55が形成される際に、テーパ部51および平板部52とともに一体として形成される。係止部54は、軸部40の軸方向周りで絶縁スリーブ12と係止する部位となる。本例の係止部54は、軸部40の軸方向と交差する面(テーパ部51の表面)から突出している。一方で、絶縁スリーブ12は、係止部54と接触する部分が凹部になっており、係止部54と係合している。本例の係止部54は、テーパ部51の外縁部から軸部40の径方向に延びている。本例の係止部54は、軸部40周りの方向において、テーパ部51の外縁部の少なくとも1箇所以上(本例では複数箇所(4箇所))に設けられている。なお、係止部54が複数設けられる場合には、テーパ部51の外縁部に等間隔で設けられてもよいし、等間隔でなくともよい。本例の係止部54は、軸部40の径方向でテーパ部51の外縁側の一部に設けられている。本例の係止部54は、貫通孔10Caの外周の外側(Z方向から平面視した場合に、貫通孔10Caの外側に位置する領域)におけるテーパ部51に配置されている。本例では、係止部54と蓋体10CとのギャップG2が、正極端子4Dのテーパ部51の表面と蓋体10Cのテーパ部53の表面とのギャップG1の最小値以上になっていてもよい。これにより、例えば係止部54が蓋体10Cに接触することが抑制され、絶縁スリーブ12が蓋体10Cと正極端子4Dとの間に形成される際に、流動する樹脂の流れが阻害されることを回避できる。
変形例3の単電池1Dにあっては、正極端子4Dが軸部40の軸方向周りで絶縁スリーブ12と係止する係止部54を有しているので、正極端子4Dが絶縁スリーブ12に対して上記軸方向周りに回転してしまうことが抑止される。一方で、絶縁スリーブ12が電池容器2Cに固定されているので、結果として、正極端子4Dが電池容器2Cに対して回転することが抑止される。したがって、正極端子4Dと接合されている導電部材25等が、正極端子4Dの回転に伴って回転してしまうことや、この回転から生じる力を受けることが抑制される。本変形例によれば、上述した実施形態の効果に加え、導電部材25等が損傷すること等が抑制される。
図8(a)は、変形例4における電極端子を示す平面図、図8(b)は変形例4の単電池を示す断面図である。図8(b)は、図8(a)のD−D’線に相当する部分の断面図である。
変形例4の単電池1Eの正極端子4Eにおいて、拡径部56は、係止部57を有する。係止部57は、軸部40の軸方向周りで絶縁スリーブ12と係止する。本例の係止部57は、テーパ部51の表面に設けられた凹部(所定の深さを有する円孔や窪み)である。絶縁スリーブ12は、係止部57と接触する部分が凸部になっており、係止部57と係合している。本例の係止部57は、軸部40周りの方向において、テーパ部51の少なくとも一箇所以上(本例では、複数箇所(4箇所))に設けられている。なお、係止部57が複数設けられる場合には、上記軸部40周りの方向において、テーパ部51に等間隔で設けられてもよいし、等間隔でなくともよい。本例の係止部57は、平板部52を貫通しないように、設けられている。係止部57としての凹部の形状は円孔に限られず、例えばZ方向から平面視した場合の形状が四角形等の角孔であってもよい。
変形例4の単電池1Eにあっては、上述した実施形態の効果に加え、正極端子4Eが軸部40の軸方向周りで絶縁スリーブ12と係止する係止部57を有しているので、上記変形例3と同様の理由から、導電部材25等が損傷すること等が抑制される。また、本例に示す係止部57はテーパ部51の表面から突出しない凹部であるため、絶縁スリーブ12となる液状の樹脂材料を、蓋体10Cと正極端子4Eとの間に流し込む際の影響を低減することができる。
なお、変形例4において、係止部57が平板部52を貫通していてもよい。このようにすれば、絶縁スリーブ12を形成するときに、正極端子と蓋体10Cとの間に樹脂材料を流しこみやすくなる。この場合に、絶縁スリーブ12を形成した後に、平板部52において導電部材25と接触する面を研磨などで平坦化すること等により、絶縁スリーブ12が導電部材25側に突出しなくなる。
図9(a)は、変形例5における電極端子を示す平面図、図9(b)は変形例5の単電池を示す断面図である。図9(b)は、図9(a)のE−E’線に相当する部分の断面図である。
変形例5の単電池1Fの正極端子4Fにおいて、拡径部58は、係止部59を有する。係止部59は、軸部40の軸方向周りで絶縁スリーブ12と係止する。本例の平板部52は、蓋体10Cを向く面52aを有する。面52aは、テーパ部51の表面と段差をなすように、係止部59を介して当該テーパ部51の表面と接続されている。かかる係止部59は、例えばテーパ部51と平板部52を形成する際に一体として形成されてもよいし、変形例1に示した正極端子4Bを形成した後に旋盤等の加工装置により係止部59を形成してもよい。
変形例5の単電池1Fにあっては、正極端子4Fが軸部40の軸方向周りで絶縁スリーブ12と係止する係止部59を有しているので、上述した変形例3や変形例4と同様の理由から、導電部材25等が損傷すること等が抑制される。さらに、変形例5の単電池1Fによれば、面52aを拡径部58に形成した分だけ絶縁スリーブ12の体積が増加されるので、正極端子4Fが蓋体10Cに対して回転することをより強固に防止することが可能となる。
なお、変形例3〜5では、テーパ部を有する電極端子に係止部が設けられているが、テーパ部を有していない電極端子、例えば上記の実施形態で説明した正極端子4に係止部が設けられていてもよい。
図10(a)は、変形例6における電極端子を示す平面図、図10(b)は変形例6の単電池を示す断面図である。図10(b)は、図10(a)のF−F’線に相当する部分の断面図である。
変形例6の単電池1Gは、電池容器2G、及び正極端子4Gを備える。電池容器2Gは、蓋体10Gを有する。蓋体10Gには、貫通孔10Gaが形成されている。本例の貫通孔10Gaは、長手方向と短手方向を有する形状である。本例の貫通孔10Gaの長手方向は、図1及び図2に示した積層体3の積層方向(X方向)と交差する方向(ここではY方向)である。本例の貫通孔10Gaの形状は、Z方向から平面視した場合に略矩形となっている。なお、貫通孔10Gaの形状は略矩形に限らず、例えば同方向から平面視した場合に楕円形状となるようにしてもよい。
本例の正極端子4Gは、軸部60、第1の拡径部61、第2の拡径部62、第1のリベット部63、及び第2のリベット部64を有する。軸部60は、蓋体10Gの貫通孔10Gaに挿通されている。第2の拡径部62は、電池容器2Gの外部に配置されている。第2の拡径部62は、軸部60と連続している。第2の拡径部62は、X方向において貫通孔10Gaの内周の外側に張り出している。
第1の拡径部61、第1のリベット部63、及び第2のリベット部64は、電池容器2Gの内部に配置されている。第1の拡径部61は、上記の積層方向において、貫通孔10Gaの内周よりも外側に張り出している。第1の拡径部61は、導電部材70と面接触している。導電部材70は、正極板6と電気的に接続されている。導電部材70は、上記の積層方向に延びている。第1の拡径部61は、長手方向と短手方向を有する形状である。第1の拡径部61は、軸部60の軸周りに回転させると貫通孔10Gaを通すことが可能な形状及び寸法である。第1の拡径部61は、導電部材70の延在方向が長手方向となるように、蓋体10Gに取付けられている。
導電部材70は、第1のリベット部63及び第2のリベット部64によって、第1の拡径部61と接合されている。第1のリベット部63及び第2のリベット部64は、それぞれ、上記の実施形態で説明したリベット部42と同様である。第1のリベット部63及び第2のリベット部64は、上記の積層方向に並んでいる。導電部材70と第1のリベット部63との間、及び導電部材70と第2のリベット部64との間にわたって、座金71が配置されている。なお、導電部材70と第1のリベット部63との間と、導電部材70と第2のリベット部64と間とで、別の座金が配置されていてもよい。
正極端子4Gを電池容器2Gに取付けるには、正極端子4Gを貫通孔10Gaと長手方向を揃えた状態で、軸部60に対して第1の拡径部61側の端から正極端子4Gを貫通孔10Gaに挿通させる。そして、第1の拡径部61の長手方向が上記の積層方向となるように、正極端子4Gを軸部60の軸周りに回転させて保持する。そして、正極端子4Gと蓋体10Gとの間に、絶縁スリーブ12を形成する。このようにして、正極端子4Gを電池容器2Gに取付けることができる。また、電池容器2Gに取付けられた正極端子4Gに、導電部材70を接合すること等によって、正極端子4Gと正極板6とを電気的に接続することができる。
以上のような変形例6の単電池1Gにあっては、第1の拡径部61と導電部材70とが同じ方向に延在して互いに面接触しているので、正極端子4Gと導電部材70との接触抵抗を格段に減らすことができる。また、貫通孔10Gaの内径よりも外形が大きな第1の拡径部61と第2の拡径部62を有する正極端子4Gを、電池容器2Gに取り付け可能であるので、それぞれ電池容器2Gの内外において正極端子4Gと接続される各部材との接触抵抗を減らすことができる。
図11(a)は、変形例7における電極端子を示す平面図、図11(b)は変形例7の単電池を示す断面図である。図11(b)は、図11(a)のG−G’線に相当する部分の断面図である。
変形例7の単電池1Hは、正極端子4Hを備える。正極端子4Hは、第2の拡径部72を有する点で、変形例2の正極端子4Bと異なっている。第2の拡径部72は、貫通孔10Gaの内周よりも外側に張り出している。第2の拡径部72には、軸部40を通す孔が形成されている。第2の拡径部72は、軸部40が第2の拡径部72の孔に挿通された状態で、軸部40と接合されている。なお、軸部40と第2の拡径部72との接合は、例えばネジによる締結や溶接等の公知の接合方法が適用可能である。
変形例7の単電池1Gにあっては、上述した実施形態の効果に加え、正極端子4Hと導電部材25との接触抵抗を減らすことができるとともに、単電池1Gの外部と、正極端子4Gとの接触抵抗を減らすこともできる。
図12、13は、変形例8における単電池1Gのうち、導電部材25aおよび導電部材35aを中心に示した構造図である。
上述した実施形態と変形例8とが相違する点は、図12に示すように、導電部材25aが他端部27aを備えるとともに、導電部材35aが他端部37aを備えている点であり、その余の構成は上記実施形態と同様である。なお、他端部27aと他端部37aの構造は同様であるため、以下の説明においては他端部27aについてのみ説明する。
上述した実施形態と変形例8とが相違する点は、図12に示すように、導電部材25aが他端部27aを備えるとともに、導電部材35aが他端部37aを備えている点であり、その余の構成は上記実施形態と同様である。なお、他端部27aと他端部37aの構造は同様であるため、以下の説明においては他端部27aについてのみ説明する。
本例における他端部27aは、導電部材25aにおける他の部位よりも幅広となる幅広部を含んで形成されている。すなわち、他端部27aの一部における幅H2は、導電部材25aの他の部位における幅H1よりも幅広くなっている。このような導電部材25aは、例えば打抜型の打抜刃を適宜設計することにより形成可能である。
幅広部を含む他端部27aの一例としては、図13(a)に示すとおり、Z方向から平面視した場合の外形を、拡径部41の外形と相似する形状とすることが好適である。より具体的に本例では、拡径部41の外形を縮小した形で、他端部27aが形成されている。さらに本例では、座金43の外形も、他端部27aおよび拡径部41のそれぞれの外形と相似する形状となっている。座金43の外形は、拡径部41および他端部27aの外形よりも小さくなるように設定されている。
すなわち、Z方向から平面視したとき、拡径部41、他端部27aおよび座金43のそれぞれの外形の大きさは、拡径部41>他端部27a>座金43となるように設定されている。このような大小関係によれば、拡径部41と他端部27aとの接触面積を充分に確保する一方で、例えば導電部材25aを積層体3の方向へ折り返す際に座金43の端部が導電部材25aと干渉してしまうことを抑制できる。なお、拡径部41、他端部27aおよび座金43の外形および大小関係は一例であって、例えばこれらの大小関係を適宜変更してもよいし、他端部27aの外形を拡径部41の外形と相似させずに異なる外形としてもよい。
この他端部27aは、図13(b)に示すとおり、一方の面が拡径部41の下面41bと面接触している一方で、他方の面が座金43と面接触している。
かかる本変形例によれば、導電部材25aは、拡径部41の外形と相似する他端部27aを備えるため、より効率的に拡径部41の下面41bと他端部27aとの接触面積を確保することができる。
なお、本発明の技術範囲は、上記の実施形態あるいは各変形例に限定されない。上記の実施形態あるいは各変形例で説明する各構成要素は、適宜組み合わせることができる。
1、1B〜1G・・・単電池、2、2C、2G・・・電池容器、3・・・積層体、
4、4a、4B、4D〜4H、4a・・・正極端子、5・・・負極端子、
6・・・正極板(電極板)、7・・・負極板(電極板)、8・・・セパレータ、9・・・容器本体、
9a・・・開口、10、10C・・・蓋体、10Ca・・・貫通孔、10G・・・蓋体、10Ga、
10a・・・貫通孔、12・・・絶縁スリーブ、13・・・一端部、14・・・他端部、
16・・・絶縁スリーブ、17・・・集電材、18・・・電極活物質層、19・・・本体部、
20・・・タブ、25・・・導電部材、26・・・一端部、27・・・他端部、28・・・孔、
30・・・集電材、31・・・電極活物質層、32・・・本体部、33・・・タブ、35・・・導電部材、
40・・・軸部、40a・・・表面、41・・・拡径部、41a・・・上面、41b・・・下面、
42、42a・・・リベット部、42b・・・部分、43・・・座金、44・・・リベット軸部、
45・・・リベット頭部、50・・・拡径部、51・・・テーパ部、52・・・平板部、52a・・・面、
53・・・テーパ部、54・・・係止部、55、56・・・拡径部、57・・・係止部、
58・・・拡径部、59・・・係止部、60・・・軸部、61・・・第1の拡径部、
62・・・第2の拡径部、63・・・第1のリベット部、64・・・第2のリベット部、
70・・・導電部材、71・・・座金、72・・・第2の拡径部、D1・・・外径、D2・・・内径
4、4a、4B、4D〜4H、4a・・・正極端子、5・・・負極端子、
6・・・正極板(電極板)、7・・・負極板(電極板)、8・・・セパレータ、9・・・容器本体、
9a・・・開口、10、10C・・・蓋体、10Ca・・・貫通孔、10G・・・蓋体、10Ga、
10a・・・貫通孔、12・・・絶縁スリーブ、13・・・一端部、14・・・他端部、
16・・・絶縁スリーブ、17・・・集電材、18・・・電極活物質層、19・・・本体部、
20・・・タブ、25・・・導電部材、26・・・一端部、27・・・他端部、28・・・孔、
30・・・集電材、31・・・電極活物質層、32・・・本体部、33・・・タブ、35・・・導電部材、
40・・・軸部、40a・・・表面、41・・・拡径部、41a・・・上面、41b・・・下面、
42、42a・・・リベット部、42b・・・部分、43・・・座金、44・・・リベット軸部、
45・・・リベット頭部、50・・・拡径部、51・・・テーパ部、52・・・平板部、52a・・・面、
53・・・テーパ部、54・・・係止部、55、56・・・拡径部、57・・・係止部、
58・・・拡径部、59・・・係止部、60・・・軸部、61・・・第1の拡径部、
62・・・第2の拡径部、63・・・第1のリベット部、64・・・第2のリベット部、
70・・・導電部材、71・・・座金、72・・・第2の拡径部、D1・・・外径、D2・・・内径
Claims (6)
- 貫通孔が形成された電池容器と、
複数の電極板を含んで前記電池容器に収容された積層体と、
前記貫通孔に配置される軸部および前記軸部より外形を大にして前記電池容器の内部に配置されるとともに前記積層体と物理的に接触する拡径部を含む電極端子と、
を具備することを特徴とする単電池。 - 前記積層体は前記電極端子と電気的に接続する導電部材を含み、
前記拡径部と前記導電部材とが面接触することにより、前記電極端子と前記積層体とが電気的に接続されてなることを特徴とする請求項1に記載の単電池。 - 前記拡径部の外形は、前記貫通孔の外形よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の単電池。
- 前記電極端子と、前記電池容器を構成する蓋体と、の間に配置される樹脂材料からなる絶縁スリーブを備え、
前記拡径部は、前記蓋体の一部と対向するとともに前記電池容器の外部から内部に向って外径が拡大するテーパ部を有していることを特徴とする請求項3に記載の単電池。 - 前記貫通孔の縁端部は、前記導電部材に向ってその内径が拡大するテーパ部を有していることを特徴とする請求項4に記載の単電池。
- 前記拡径部は、前記軸部の軸方向周りで前記絶縁スリーブと係止する係止部を有することを特徴とする請求項5に記載の単電池。
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