JP2018113815A - ハイブリッド駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハイブリッド駆動装置の規模が大型化することを抑制すると共に、動力発生装置や動力伝達装置からの熱気の伝搬を抑制して、適切にハイブリッド駆動装置を冷却する。
【解決手段】動力発生装置PS又は動力伝達装置PTを含む円柱状部品6と、円柱状部品6を収容するケース本体5と、円柱状部品6の径方向外側R2に配置されるインバータユニット10とを備え、円柱状部品6とインバータユニット10との並び方向Lに見て、円柱状部品6の外周面61とユニット底面11とが重複する領域に、近接部9を挟んで両側に、第1冷却水路71及び第2冷却水路72が分割配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ハイブリッド車両を駆動するハイブリッド駆動装置に関する。
特許文献1には、ハイブリッド駆動装置として、車輪の駆動力源となるインバータ一体型回転電機が開示されている。図6に示すように、このインバータ一体型回転電機210では、ハウジング236に回転電機214が収容され、回転電機214の径方向の一方向においてハウジング236の外側に、ケース220に収容されたインバータ装置212が設置されている。図6は、回転電機214の回転軸232に直交する断面図によりインバータ一体型回転電機210を示したもので、特許文献1の図4に部分的な変更を加えて転載したものである。ハウジング236には、回転電機214の周方向に沿って冷却水が流通する冷却水路230,228が形成されている。インバータ装置212は、平滑コンデンサやスイッチング素子などを備えた積層体222と、積層体222を挟んで配置された2つの冷却水タンク224,226とを備えている。一方の冷却水タンク224には、入力端237に接続された冷却水路228が接続されており、他方の冷却水タンク226には、出力端238に接続された冷却水路230が接続されている。
このように、回転電機214の周方向に沿って冷却水路228,230を設けると、ハウジング236の径方向の大きさが大きくなり、インバータ一体型回転電機などのハイブリッド駆動装置のサイズが大きくなる可能性がある。また、特許文献1の構成では、積層体222の両サイドに配置された冷却水タンク224,226によって積層体222を冷却することができるが、2つの冷却水タンク224,226の間には冷却水路がない。このため、回転電機214の発熱による熱気HAが積層体222に伝搬して、積層体222を加熱する可能性がある。つまり、積層体222が回転電機214のあおり熱を受ける可能性がある。尚、ハイブリッド駆動装置には、回転電機214などの動力発生装置に限らず、トランスミッションなどの動力伝達装置が一体化されている場合もある。このため、積層体222を含むインバータ装置212は、動力伝達装置からのあおり熱を受ける場合もある。
特開2005−224008号公報
上記背景に鑑みて、ハイブリッド駆動装置の規模が大型化することを抑制すると共に、動力発生装置や動力伝達装置からの熱気の伝搬を抑制して、適切にハイブリッド駆動装置を冷却することが望まれる。
1つの態様として、上記に鑑みたハイブリッド車両を駆動するハイブリッド駆動装置は、
動力発生装置又は動力伝達装置を含む円柱状の部品である円柱状部品と、
前記円柱状部品を収容するケース本体と、
前記円柱状部品の径方向に見て前記円柱状部品と重複し、前記円柱状部品の径方向外側に配置されるインバータユニットと、を備え、
前記インバータユニットは、前記円柱状部品の側に位置するユニット底面が平面状であり、
前記円柱状部品と前記インバータユニットとの並び方向に見て、前記円柱状部品の外周面と前記ユニット底面とが重複する領域に、前記外周面と前記ユニット底面とが最も近接する近接部を挟んで両側に、冷却水が流通する第1冷却水路及び第2冷却水路が分割配置されている。
円柱状部品を収容するケース本体は、円筒状に形成されることが多い。インバータユニットは、円柱状部品の径方向に見て円柱状部品と重複する状態で、円柱状部品の径方向外側に配置されている。インバータユニットの底面であるユニット底面は平面状であり、円柱状部品の中心軸に沿った方向に見て、円柱状部品が収納されたケース本体の外形は円弧であるから、近接部から周方向に沿って離れるほど、ケース本体の外周面とユニット底面との間の距離は長くなる。つまり、ケース本体の外周面とユニット底面との空間には、いわゆるデッドスペースが生じることになるが、この空間に第1冷却水路と第2冷却水路とが配置されている。従って、デッドスペースとなる空間を利用して、ハイブリッド駆動装置の規模が大型化することを抑制しつつ、適切にハイブリッド駆動装置を冷却することができる。また、ユニット底面がケース本体に対向する部分の広範囲に亘って、第1冷却水路と第2冷却水路とが配置されることにより、円柱状部品からインバータユニットへの熱気の伝達を抑制することができる。即ち、この構成によれば、ハイブリッド駆動装置の規模が大型化することを抑制すると共に、動力発生装置や動力伝達装置からインバータユニットへの熱気の伝搬を抑制して、適切にハイブリッド駆動装置を冷却することができる。
ハイブリッド駆動装置のさらなる特徴と利点は、図面を参照して説明する実施形態についての以下の記載から明確となる。
ハイブリッド駆動装置の概略構成を示すブロック図 回転電機を駆動する電気系統の模式的回路ブロック図 ハイブリッド駆動装置の軸直交断面図 図3のIV−IV断面図 図3のV−V断面図 ハイブリッド駆動装置の比較例の概略構成を示すブロック図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、図1に示すように、車両の車輪Wの駆動力源(動力発生装置PS)として内燃機関E及び回転電機MGの双方を備えた車両(ハイブリッド車両)におけるハイブリッド駆動装置1を例として説明する。ハイブリッド駆動装置1は、いわゆる1モータパラレル方式のハイブリッド車両用の駆動装置である。以下の説明では、各部材についての方向や位置等に関する用語は、製造上許容され得る誤差による差異を有する状態をも含む概念である。また、各部材についての方向は、それらがハイブリッド駆動装置1に組み付けられた状態での方向を表す。
内燃機関Eは、ガソリンや軽油、エタノール、天然ガスなどの炭化水素系の燃料や水素などの爆発燃焼により動力を出力する熱機関である。回転電機MGは、複数相の交流(例えば3相交流)により動作する回転電機(Motor/Generator)であり、電動機としても発電機としても機能することができる。回転電機MGは、図2を参照して後述するように、高圧バッテリ93(高圧直流電源)から電力の供給を受けて力行し、又は、内燃機関Eのトルクや車両の慣性力により発電した電力を高圧バッテリ93に供給する(回生する)。共に車輪Wの駆動力源となり得る内燃機関Eと回転電機MGとは、駆動力源連結装置としてのクラッチCLを介して駆動連結されている。
尚、「駆動連結」とは、2つの回転要素が駆動力を伝達可能に連結された状態を指す。具体的には、「駆動連結」とは、当該2つの回転要素が一体的に回転するように連結された状態、或いは当該2つの回転要素が1つ又は2つ以上の伝動部材を介して駆動力を伝達可能に連結された状態を含む。このような伝動部材としては、回転を同速で又は変速して伝達する各種の部材が含まれ、例えば、軸、歯車機構、ベルト、チェーン等が含まれる。また、このような伝動部材として、回転及び駆動力を選択的に伝達する係合装置、例えば摩擦係合装置や噛み合い式係合装置等が含まれていてもよい。
本実施形態では、ハイブリッド駆動装置1は、さらに変速装置TM、カウンタギヤ機構CG、差動歯車装置DFを備えている。即ち、図1に示すように、ハイブリッド駆動装置1には、内燃機関Eと車輪Wとを結ぶ動力伝達経路に(即ち、入力軸Iと出力軸Oとを結ぶ動力伝達経路に)、内燃機関Eの側から順に、クラッチCL、回転電機MG、変速装置TM、カウンタギヤ機構CG、差動歯車装置DF(出力用差動歯車装置)が、動力伝達装置PTとして、設けられている。これらの動力伝達装置PT及び上述した動力発生装置PS(内燃機関E、回転電機MG)は、回転を伴う装置でありその構成部品は円柱状の空間内に配置されることが多い。従って、動力発生装置PS及び動力伝達装置PTは、後述する円柱状部品6に相当する。
図1に示すように、入力軸Iは、回転電機MGと共に車輪Wの駆動力源として機能する内燃機関Eに駆動連結される。例えば、内燃機関Eの出力軸(クランクシャフト等)に、入力軸Iが駆動連結される。内燃機関Eの出力軸と入力軸Iとは、ダンパ等を介して駆動連結されても良い。駆動力源連結装置としてのクラッチCLは、入力軸I(内燃機関E)と回転電機MGとを選択的に駆動連結する。即ち、クラッチCLは、2つの駆動力源、内燃機関Eと回転電機MGとを駆動連結したり、切り離したりする。例えば、クラッチCLは、油圧駆動式の摩擦係合装置や、電磁駆動式の摩擦係合装置、噛み合い式の係合装置等によって構成される。また、クラッチCLは、例えばトルクコンバータのロックアップクラッチであってもよい。
回転電機MGは、入力軸Iと同軸に配置されている。回転電機MGは、後述するケース本体5などに固定されたステータと、当該ステータの径方向内側に回転自在に支持されたロータとを有する。ステータは、ステータコアとステータコアに巻き回されたステータコイルとを含み、ロータは、ロータコアとロータコアに配置された永久磁石を含む。回転電機MGのロータは、中間軸Mと一体回転するように駆動連結されている。この中間軸Mは、変速装置TMの入力軸(変速入力軸)でもある。
変速装置TMは、入力軸I及び回転電機MGと同軸に配置されている。変速装置TMは、複数の変速段を形成するために、遊星歯車機構等の歯車機構及び複数の係合装置(クラッチやブレーキ等)を備えた有段変速機構を有するものとして構成することができる。或いは、変速装置TMは、2つのプーリー(滑車)にベルトやチェーンを通し、プーリーの径を変化させることで連続的な変速を可能にする変速機構(無段変速機構(CVT:Continuously Variable Transmission))を有するものでもよい。また、変速装置TMは、変速比が固定されたギヤ機構であってもよい。即ち、変速装置TMは、入力軸の回転を変速して出力軸に伝達すると共に、変速比が可変の場合には、その変速比が変更可能に構成された変速機構を有していれば、その方式はどのようなものでもよい。尚、変速比は、変速装置TMにおいて各変速段が形成された場合の、出力軸の回転速度に対する入力軸の回転速度の比(=入力軸の回転速度/出力軸の回転速度)である。変速装置TMは、中間軸Mに入力される回転及びトルクを、各時点における変速比に応じて変速するとともにトルク変換して、当該変速装置TMの出力部材(変速出力部材)である変速出力ギヤGoに伝達する。
変速出力ギヤGoは、カウンタギヤ機構CGに駆動連結されている。カウンタギヤ機構CGは、入力軸I等と回転軸心が平行状であって別軸に配置されている。尚、「平行状」とは、平行な状態、又は実質的に平行とみなせる状態(例えば5°以下の角度で並行する状態)を意味する。例えば、カウンタギヤ機構CGは、共通の軸部材にそれぞれ形成された2つのギヤを有する。一方のギヤは、変速装置TMの変速出力ギヤGoに噛み合い、他方のギヤは、差動歯車装置DFの差動入力ギヤGiに噛み合っている。
差動歯車装置DFは、入力軸I等及びカウンタギヤ機構CGと回転軸心が平行状であって別軸に配置されている。差動歯車装置DFは、出力部材としての出力軸Oを介して車輪Wに駆動連結されている。差動歯車装置DFは、互いに噛合する複数の傘歯車を含んで構成され、差動入力ギヤGiに入力される回転及びトルクを、左右2つの出力軸O(即ち、左右2つの車輪W)に分配して伝達する。これにより、ハイブリッド駆動装置1は、内燃機関E及び回転電機MGの少なくとも一方のトルクを車輪Wに伝達させて車両を走行させることができる。
変速装置TM、カウンタギヤ機構CG、差動歯車装置DFは、上述した動力伝達装置PTに対応させることができる。但し、本実施形態では、内燃機関Eからの入力軸I、回転電機MGの回転軸、変速装置TMは同軸であるが、カウンタギヤ機構CG、差動歯車装置DFは、入力軸I等と回転軸心が平行状であって別軸に配置されている。従って、本実施形態では、好ましくは、変速装置TMが動力伝達装置PTに対応する。また、ハイブリッド駆動装置1は、インバータユニット10を含んで構成されているから、好ましくは、回転電機MGが動力発生装置PSに対応する。また、円柱状部品6は、動力発生装置PS及び動力伝達装置PTの何れか一方を含んでいればよい。例えば、円柱状部品6は、動力発生装置PSとしての回転電機MGにより構成されてもよく、動力伝達装置PTとしての変速装置TMにより構成されていてもよい。当然ながら、円柱状部品6は、動力発生装置PSとしての回転電機MG及び動力伝達装置PTとしての変速装置TMの双方により構成されていてもよい。
図2のブロック図は、インバータユニット10を含む電気回路系のシステム構成を模式的に示している。図2に示すように、インバータユニット10は、直流電力と複数相の交流電力との間で電力を変換するインバータ回路3Cを備えている。本実施形態では、交流の回転電機MG及び高圧バッテリ93(直流電源、後述する低圧直流電源と区別する場合は高圧直流電源)に接続されて、複数相の交流と直流との間で電力を変換するインバータ回路3Cを例示する。インバータ回路3Cは、高圧バッテリ93に接続されると共に、交流の回転電機MGに接続されて直流と複数相の交流(ここでは3相交流)との間で電力を変換する。高圧バッテリ93は、例えば、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池などの二次電池(バッテリ)や、電気二重層キャパシタなどにより構成されている。回転電機MGが、車両の駆動力源(動力発生装置PS)の場合、高圧バッテリ93は、大電圧大容量の直流電源であり、定格の電源電圧は、例えば200〜400[V]である。
以下、インバータ回路3Cの直流側の正極電源ラインPと負極電源ラインNとの間の電圧を、直流リンク電圧Vdcと称する。インバータ回路3Cの直流側には、直流リンク電圧Vdcを平滑する平滑コンデンサ4(直流リンクコンデンサ)が備えられている。平滑コンデンサ4は、回転電機MGの消費電力の変動に応じて変動する直流電圧(直流リンク電圧Vdc)を安定化させる。
インバータ回路3Cは、上段側スイッチング素子3Hと下段側スイッチング素子3Lとの直列回路により構成された交流1相分のアーム3Aを複数本(ここでは3本)備えている。上述したように、インバータ回路3Cは、直流リンク電圧Vdcを有する直流電力を複数相(nを自然数としてn相、ここでは3相)の交流電力に変換して回転電機MGに供給すると共に、回転電機MGが発電した交流電力を直流電力に変換して直流電源に供給する。インバータ回路3Cは、複数のスイッチング素子3を有して構成される。スイッチング素子3には、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やパワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)やSiC−MOSFET(Silicon Carbide - Metal Oxide Semiconductor FET)やSiC−SIT(SiC - Static Induction Transistor)、GaN−MOSFET(Gallium Nitride - MOSFET)などの高周波での動作が可能なパワー半導体素子を適用すると好適である。図2に示すように、本実施形態では、スイッチング素子3としてIGBTが用いられる。
例えば直流と複数相の交流との間で電力変換するインバータ回路3Cは、よく知られているように複数相のそれぞれに対応する数のアーム3Aを有するブリッジ回路により構成される。3相の回転電機MGの場合には、U相、V相、W相に対応するステータコイル81のそれぞれに一組の直列回路(アーム3A)が対応したブリッジ回路が構成される。各スイッチング素子3には、負極“N”から正極“P”へ向かう方向(下段側から上段側へ向かう方向)を順方向として、並列にフリーホイールダイオード3Dが備えられている。本実施形態では、フリーホイールダイオード3Dも含め、3相分のアーム3Aを構成するスイッチング素子3が1つのパワーモジュールに一体化されてスイッチング素子モジュール30が構成されている。
図2に示すように、インバータ回路3Cは、インバータ制御装置20(M-CTRL)により制御される。インバータ制御装置20は、マイクロコンピュータ等の論理回路を中核部材として構築されている。インバータ制御装置20は、回転電機MGの目標トルクに基づいて、ベクトル制御法を用いた電流フィードバック制御を行って、インバータ回路3Cを介して回転電機MGを制御する。回転電機MGの目標トルクは、例えば、車両内の上位の制御装置の1つである車両ECU(Electronic Control Unit)91(VCL-CTRL)等の他の制御装置等から要求信号として提供される。回転電機MGの各相のステータコイル81を流れる実電流は電流センサ82により検出され、インバータ制御装置20はその検出結果を取得する。また、回転電機MGのロータの各時点での磁極位置は、例えばレゾルバなどの回転センサ83により検出され、インバータ制御装置20はその検出結果を取得する。
インバータ制御装置20は、電流センサ82及び回転センサ83の検出結果を用いて、電流フィードバック制御を実行する。インバータ制御装置20は、電流フィードバック制御のために種々の機能部を有して構成されており、各機能部は、マイクロコンピュータ等のハードウエアとソフトウエア(プログラム)との協働により実現される。電流フィードバック制御については、公知であるのでここでは詳細な説明は省略する。
ところで、インバータ制御装置20には、各スイッチング素子3に対するスイッチング制御信号(IGBTの場合、ゲート駆動信号)の駆動能力(例えば電圧振幅や出力電流など、後段の回路を動作させる能力)をそれぞれ高めて中継する駆動回路が備えられている。つまり、インバータ回路3Cを構成する各スイッチング素子3の制御端子(例えばIGBTのゲート端子)は、駆動回路を介してインバータ制御装置20の中核となるマイクロコンピュータ等に接続されており、それぞれ個別にスイッチング制御される。車両ECU91や、スイッチング制御信号を生成するインバータ制御装置20の中核となるマイクロコンピュータ等は、図2に示すような低圧バッテリ95(低圧直流電源)から電力を供給されて動作する低圧系回路である。低圧系回路は、インバータ回路3Cなどの回転電機MGを駆動するための高圧系回路とは、動作電圧(回路の電源電圧)が大きく異なる。多くの場合、車両には、高圧バッテリ93の他に、高圧バッテリ93よりも低電圧(例えば12〜24[V])の電源である低圧バッテリ95も搭載されている。車両ECU91やインバータ制御装置20の動作電圧は、例えば5[V]や3.3[V]であり、低圧バッテリ95から電力を供給されて動作する。このため、インバータ制御装置20には、スイッチング制御信号を駆動する駆動回路が備えられている。
図3は、円柱状部品6の中心軸Xに直交する断面によるハイブリッド駆動装置1の断面図を示している。図3に示すように、ハイブリッド駆動装置1は、円柱状部品6と、ケース本体5と、インバータユニット10とを備えている。円柱状部品6は、上述したように、動力発生装置PS又は動力伝達装置PTを含む円柱状の部品である。ケース本体5は、円柱状部品6を収容する。インバータユニット10は、円柱状部品6の径方向Rに見て円柱状部品6と重複し、円柱状部品6の径方向外側R2に配置されている。ここで、円柱状部品6とインバータユニット10とが並ぶ方向を並び方向Lと称する。インバータユニット10は、並び方向Lに見て円柱状部品6と重複し、円柱状部品6の第1並び方向L1の側に配置されているということもできる。
インバータユニット10は、円柱状部品6の側(第2並び方向L2の側)に位置するユニット底面11が平面状である。尚、平面状とは、ユニット底面11の全面が同一平面であることをいうものではなく、各面が平行状の複数の面が各面に直交する方向(概ね並び方向L)における位置を異ならせて配置されている形態も含む。即ち、図3に示すように、ユニット底面11が段差を有していても、平面状であるということができる。
ここで、軸直交断面において、円柱状部品の外周面61とユニット底面11とが最も近接するケース本体5の部位を近接部9と称する。並び方向Lは、軸直交断面において、円柱状部品6の中心軸Xと、近接部9とを結ぶ方向ということもできる。並び方向Lに見て、円柱状部品6の外周面61とユニット底面11とが重複する領域には、近接部9を挟んで両側に、冷却水が流通する第1冷却水路71及び第2冷却水路72が分割配置されている。詳細は後述するが、近接部9は載置部56に位置している。第1冷却水路71及び第2冷却水路72は、図3に示すように、中心軸Xに沿った方向に見て、載置部56(近接部9)を挟んで載置部56(近接部9)の両側に分割配置されている。また、第1冷却水路71及び第2冷却水路72は、図4に示すように、並び方向Lに沿った方向に見ても、載置部56を挟んで載置部56の両側に分割配置されている。
上述したように、インバータユニット10は、複数のスイッチング素子3を用いたインバータ回路3Cを構成するスイッチング素子モジュール30と、インバータ回路3Cの直流側の電圧(直流リンク電圧Vdc)を平滑する平滑コンデンサ4(直流リンクコンデンサ)とを含む。インバータユニット10は、ケース本体5の側から、平滑コンデンサ4、スイッチング素子モジュール30の順に配置される、又は、スイッチング素子モジュール30、平滑コンデンサ4の順に配置される。本実施形態では、図3に示すように、ケース本体5の側から、並び方向Lに沿って第1並び方向L1に向かって、平滑コンデンサ4、スイッチング素子モジュール30の順に配置されている。即ち、ケース本体5に平滑コンデンサ4が設置され、平滑コンデンサ4にスイッチング素子モジュール30が設置されている。さらに、スイッチング素子モジュール30には、インバータ制御装置20が形成された制御基板21が配置されている。
ケース本体5には、並び方向Lに直交する接線方向Hに沿って、近接部9を挟んで両側に突出したウィング55を有する載置部56が形成されている。また、ケース本体5には、軸直交断面において、ケース本体5の接線方向Hにおける両端部近傍から並び方向Lに沿って第1並び方向L1の側に突出した一対の支持壁部53が形成されている。支持壁部53には、載置部56と同一の方向に向く面を有する段部54が形成されている。平滑コンデンサ4は、載置部56及び段部54によって支持されている。
第1冷却水路71及び第2冷却水路72は、ケース本体5のケース外周面51、ウィング55、支持壁部53に囲まれた領域に形成されている。図3に示すように、第1冷却水路71及び第2冷却水路72は、近接部9の近傍まで形成されている。このため、比較例として示す図6に比べて、円柱状部品6(図6では回転電機214)からの熱気HAがインバータユニット10(図6では積層体222)に伝搬することを適切に抑制することができる。また、熱気HAは、近接部9に位置する載置部56を加熱することになるが、これはウィング55を介して放熱することができる。図3に示すように、ウィング55の一方側の面(第2並び方向L2の側の面)が第1冷却水路71及び第2冷却水路72の内壁を形成しているため、熱気HAはインバータユニット10に達するまでに載置部56を介してウィング55から放熱される。
接線方向Hにおけるウィング55と支持壁部53との間では、第1冷却水路71及び第2冷却水路72の水路壁が平滑コンデンサ4に接触している。また、平滑コンデンサ4は、載置部56に支持されている。このため、平滑コンデンサ4の熱も、第1冷却水路71及び第2冷却水路72を介して適切に放熱される。尚、本実施形態では、ケース本体5に平滑コンデンサ4が設置されており、平滑コンデンサ4の第2並び方向L2側の面が、ユニット底面11に相当する。
さらに、平滑コンデンサ4とスイッチング素子モジュール30との間には、第1冷却水路71及び第2冷却水路72に接続された第3冷却水路73が備えられている。図4は、図3の軸直交断面図におけるIV−IV断面図であり、図5は、図3の軸直交断面図におけるV−V断面図である。図4に示すように、第1冷却水路71は、冷却水の供給を受ける冷却水供給口70に接続され、第2冷却水路72は、冷却水を排出する冷却水排出口79に接続されている。
第3冷却水路73は、第1冷却水路71及び第2冷却水路72に接続されている。詳細は図4及び図5を参照して後述するが、第3冷却水路73は、並び方向Lに沿って延伸する第1接続水路75を介して第1冷却水路71と接続され、同様に並び方向Lに沿って延伸する第2接続水路76を介して第2冷却水路72と接続されている。図4及び図5に示すように、第1接続水路75は、第1冷却水路71に開口した第1接続口75aと、第3冷却水路73に開口した第2接続口75bとの間に設けられている。また、第2接続水路76は、第3冷却水路73に開口した第3接続口76aと、第2冷却水路72に開口した第4接続口76bとの間に設けられている。冷却水は、冷却水供給口70、第1冷却水路71、第1接続口75a、第1接続水路75、第2接続口75b、第3冷却水路73、第3接続口76a、第2接続水路76、第4接続口76b、第2冷却水路72、冷却水排出口79の順に流通する。
図3に示すように、円柱状部品6を収容するケース本体5は、円筒状に形成されている。インバータユニット10の底面であるユニット底面11は平面上であり、円柱状部品6の中心軸Xに沿った方向に見て、円柱状部品6が収納されたケース本体5の外形は円弧である。このため、近接部9から接線方向Hに沿って離れるほど、ケース外周面51とユニット底面11との間の距離は長くなる。つまり、ケース外周面51とユニット底面11との空間には、いわゆるデッドスペースが生じることになるが、この空間に第1冷却水路71と第2冷却水路72とが配置されている。従って、ハイブリッド駆動装置1の規模が大型化することを抑制しつつ、適切にハイブリッド駆動装置1を冷却することができる。また、ユニット底面11がケース本体5に対向する部分の広範囲に亘って、第1冷却水路71と第2冷却水路72とが配置されることにより、円柱状部品6からインバータユニット10への熱気HAの伝達を抑制することができ、インバータユニット10の断熱性を高めることができる。即ち、本実施形態によれば、ハイブリッド駆動装置1の規模が大型化することを抑制すると共に、動力発生装置PSや動力伝達装置PTからの熱気の伝搬を抑制して、適切にハイブリッド駆動装置1を冷却することができる。
また、第3冷却水路73を備えることにより、動力発生装置PSや動力伝達装置PTからの熱気がインバータユニット10に伝搬することを抑制できるだけではなく、インバータユニット10のスイッチング素子モジュール30及び平滑コンデンサ4も適切に冷却することができる。第3冷却水路73には、第1冷却水路71及び第2冷却水路72と共通の冷却水が流通するので、共通の冷却ポンプ等を利用して、ハイブリッド駆動装置1の各部を効率的に冷却することができる。
〔その他の実施形態〕
以下、その他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用されるものに限られず、矛盾が生じない限り、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記においては、ケース本体5に平滑コンデンサ4が設置され、平滑コンデンサ4にスイッチング素子モジュール30が設置されている形態を例示した。しかし、ケース本体5にスイッチング素子モジュール30が載置され、スイッチング素子モジュール30に平滑コンデンサ4が設置されていてもよい。つまり、ケース本体5の側から、平滑コンデンサ4、スイッチング素子モジュール30の順に配置されていてもよいし、ケース本体5の側から、スイッチング素子モジュール30、平滑コンデンサ4の順に配置されていてもよい。何れにしても、平滑コンデンサ4とスイッチング素子モジュール30との間に、第1冷却水路71及び第2冷却水路72に接続された第3冷却水路73を有していればよい。
(2)上記においては、平滑コンデンサ4とスイッチング素子モジュール30との間に、第3冷却水路73を有する形態を例示した。しかし、第3冷却水路73が設けられていない形態を妨げるものではない。
〔実施形態の概要〕
以下、上記において説明したハイブリッド駆動装置(1)の概要について簡単に説明する。
ハイブリッド車両を駆動するハイブリッド駆動装置(1)は、1つの態様として、
動力発生装置(PS)又は動力伝達装置(PT)を含む円柱状の部品である円柱状部品(6)と、
前記円柱状部品(6)を収容するケース本体(5)と、
前記円柱状部品(6)の径方向(R)に見て前記円柱状部品(6)と重複し、前記円柱状部品(6)の径方向外側(R2)に配置されるインバータユニット(10)と、を備え、
前記インバータユニット(10)は、前記円柱状部品(6)の側に位置するユニット底面(11)が平面状であり、
前記円柱状部品(6)と前記インバータユニット(10)との並び方向(L)に見て、前記円柱状部品(6)の外周面(61)と前記ユニット底面(11)とが重複する領域に、前記外周面(61)と前記ユニット底面(11)とが最も近接する近接部(9)を挟んで両側に、冷却水が流通する第1冷却水路(71)及び第2冷却水路(72)が分割配置されている。
円柱状部品(6)を収容するケース本体(5)は、円筒状に形成されることが多い。インバータユニット(10)は、円柱状部品(6)の径方向(R)に見て円柱状部品(6)と重複する状態で、円柱状部品(6)の径方向外側(R2)に配置されている。インバータユニット(10)の底面であるユニット底面(11)は平面状であり、円柱状部品(6)の中心軸に沿った方向に見て、円柱状部品(6)が収納されたケース本体(5)の外形は円弧であるから、近接部(9)から周方向(C)に沿って離れるほど、ケース本体(5)の外周面(51)とユニット底面(11)との間の距離は長くなる。つまり、ケース本体(5)の外周面(51)とユニット底面(11)との空間には、いわゆるデッドスペースが生じることになるが、この空間に第1冷却水路(71)と第2冷却水路(72)とが配置されている。従って、デッドスペースとなる空間を利用して、ハイブリッド駆動装置(1)の規模が大型化することを抑制しつつ、適切にハイブリッド駆動装置(1)を冷却することができる。また、ユニット底面(11)がケース本体(5)に対向する部分の広範囲に亘って、第1冷却水路(71)と第2冷却水路(72)とが配置されることにより、円柱状部品(6)からインバータユニット(10)への熱気(HA)の伝達を抑制することができる。即ち、この構成によれば、ハイブリッド駆動装置(1)の規模が大型化することを抑制すると共に、動力発生装置(PS)や動力伝達装置(PT)からインバータユニット(10)への熱気の伝搬を抑制して、適切にハイブリッド駆動装置(1)を冷却することができる。
ここで、前記インバータユニット(10)は、複数のスイッチング素子(3)を用いたインバータ回路(3C)を構成するスイッチング素子モジュール(30)と、前記インバータ回路(3C)の直流側の電圧(Vdc)を平滑する平滑コンデンサ(4)とを含み、前記ケース本体(5)の側から、前記平滑コンデンサ(4)、前記スイッチング素子モジュール(30)の順に配置され、又は、前記ケース本体(5)の側から、前記スイッチング素子モジュール(30)、前記平滑コンデンサ(4)の順に配置され、前記平滑コンデンサ(4)と前記スイッチング素子モジュール(30)との間に、前記第1冷却水路(71)及び前記第2冷却水路(72)に接続された第3冷却水路(73)を有すると好適である。
第3冷却水路(73)を備えることにより、動力発生装置(PS)や動力伝達装置(PT)からの熱気がインバータユニット(10)に伝搬することを抑制できるだけではなく、インバータユニット(10)のスイッチング素子モジュール(30)及び平滑コンデンサ(4)も適切に冷却することができる。第3冷却水路(73)は、第1冷却水路(71)及び第2冷却水路(72)に接続されているので、共通の冷却水を流通させることで、ハイブリッド駆動装置(1)の各部を効率的に冷却することができる。
さらに、前記第1冷却水路(71)は、前記冷却水の供給を受ける冷却水供給口(70)に接続され、前記第2冷却水路(72)は、前記冷却水を排出する冷却水排出口(79)に接続され、前記第3冷却水路(73)は、前記第1冷却水路(71)及び前記第2冷却水路(72)に接続されていると好適である。
この構成によれば、共通の冷却水が第1冷却水路(71)、第3冷却水路(73)、第2冷却水路(73)の順に流通する。これにより、動力発生装置(PS)や動力伝達装置(PT)からの熱気がインバータユニット(10)に伝搬することを抑制して、適切にハイブリッド駆動装置(1)の各部を冷却することができる。
また、1つの態様として、前記インバータユニット(10)が、複数のスイッチング素子(3)を用いたインバータ回路(3C)を構成するスイッチング素子モジュール(30)と、前記インバータ回路(3C)の直流側の電圧(Vdc)を平滑する平滑コンデンサ(4)とを含む場合、前記ケース本体(5)に前記平滑コンデンサ(4)が設置され、前記平滑コンデンサ(4)に前記スイッチング素子モジュール(30)が設置されていると好適である。
スイッチング素子モジュール(30)には、スイッチング素子(3)を駆動制御する制御回路(20)に接続されることが多い。上記の構成であれば、スイッチング素子モジュール(30)が平滑コンデンサ(4)に対向する面とは反対側の面が、開放されるので、当該面に対向するように制御回路(20)が形成された制御基板(21)等を適切に配置することができる。
1 :ハイブリッド駆動装置
3 :スイッチング素子
3C :インバータ回路
4 :平滑コンデンサ
5 :ケース本体
6 :円柱状部品
9 :近接部
10 :インバータユニット
11 :ユニット底面
30 :スイッチング素子モジュール
61 :外周面
70 :冷却水供給口
71 :第1冷却水路
72 :第2冷却水路
73 :第3冷却水路
79 :冷却水排出口
CG :カウンタギヤ機構(動力伝達装置)
CL :クラッチ(動力伝達装置)
DF :差動歯車装置(動力伝達装置)
E :内燃機関(動力発生装置)
Gi :差動入力ギヤ(動力伝達装置)
Go :変速出力ギヤ(動力伝達装置)
L :並び方向
MG :回転電機(動力発生装置)
PS :動力発生装置
PT :動力伝達装置
R :径方向
R2 :径方向外側
TM :変速装置(動力伝達装置)
Vdc :直流リンク電圧(インバータ回路の直流側の電圧)
X :中心軸

Claims (4)

  1. ハイブリッド車両を駆動するハイブリッド駆動装置であって、
    動力発生装置又は動力伝達装置を含む円柱状の部品である円柱状部品と、
    前記円柱状部品を収容するケース本体と、
    前記円柱状部品の径方向に見て前記円柱状部品と重複し、前記円柱状部品の径方向外側に配置されるインバータユニットと、を備え、
    前記インバータユニットは、前記円柱状部品の側に位置するユニット底面が平面状であり、
    前記円柱状部品と前記インバータユニットとの並び方向に見て、前記円柱状部品の外周面と前記ユニット底面とが重複する領域に、前記外周面と前記ユニット底面とが最も近接する近接部を挟んで両側に、冷却水が流通する第1冷却水路及び第2冷却水路が分割配置されているハイブリッド駆動装置。
  2. 前記インバータユニットは、複数のスイッチング素子を用いたインバータ回路を構成するスイッチング素子モジュールと、前記インバータ回路の直流側の電圧を平滑する平滑コンデンサとを含み、
    前記ケース本体の側から、前記平滑コンデンサ、前記スイッチング素子モジュールの順に配置され、又は、前記ケース本体の側から、前記スイッチング素子モジュール、前記平滑コンデンサの順に配置され、
    前記平滑コンデンサと前記スイッチング素子モジュールとの間に、前記第1冷却水路及び前記第2冷却水路に接続された第3冷却水路を有する請求項1に記載のハイブリッド駆動装置。
  3. 前記第1冷却水路は、前記冷却水の供給を受ける冷却水供給口に接続され、前記第2冷却水路は、前記冷却水を排出する冷却水排出口に接続され、前記第3冷却水路は、前記第1冷却水路及び前記第2冷却水路に接続されている請求項2に記載のハイブリッド駆動装置。
  4. 前記インバータユニットは、複数のスイッチング素子を用いたインバータ回路を構成するスイッチング素子モジュールと、前記インバータ回路の直流側の電圧を平滑する平滑コンデンサとを含み、
    前記ケース本体に前記平滑コンデンサが設置され、前記平滑コンデンサに前記スイッチング素子モジュールが設置されている請求項1から3の何れか一項に記載のハイブリッド駆動装置。
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