JP2018113756A - 電池監視装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、第1基板と第2基板とを接続する配線の断線異常を検知できる電池監視装置を提供する。【解決手段】電池監視装置は、第1基板20に設けられた電圧検出部21と、第2基板30に設けられた制御部31とを備えている。電池監視装置は、第2基板30において接続配線Leに接続された信号経路である断線検知用経路と、断線検知部としての監視IC31aとを備えている。監視IC31aは、断線検知用経路に電気的に接続され、断線検知用経路を介して入力される信号Sigに基づいて、接続配線Leの断線異常を検知する。【選択図】図2
Description
本発明は、組電池に適用される電池監視装置に関する。
従来、下記特許文献1に見られるように、組電池を構成する電池セルと、電池セルの電圧検出用端子とを電気的に接続する接続線の断線を検知する機能を有する電池監視装置が知られている。
電池監視装置としては、組電池の電圧を検出する電圧検出部と、制御部とを備えるものもある。電圧検出部は、組電池に第1配線によって電気的に接続されるとともに第1基板に設けられている。制御部は、第1基板とは異なる第2基板に設けられている。第2基板は、第2配線によって組電池と電気的に接続される。制御部は、第2配線を介して入力される信号に基づいて所定の処理を行う。
ここで、第2配線の断線異常が発生すると、制御部は所定の処理を適正に行うことができなくなってしまう。この場合、制御部が所定の処理を適正に行うことができないまま電池監視装置の使用が継続されることとなり、好ましくない。このため、第2配線の断線異常を検知できる技術が望まれる。
本発明は、第2配線の断線異常を検知できる電池監視装置を提供することを主たる目的とする。
本発明は、組電池に適用される電池監視装置において、第1基板と、前記組電池に第1配線によって電気的に接続されるとともに前記第1基板に設けられ、前記組電池の電圧を検出する電圧検出部と、前記第1基板とは異なる基板であり、第2配線によって前記組電池と電気的に接続される第2基板と、前記第2基板に設けられ、前記第2配線を介して入力される信号に基づいて所定の処理を行う制御部と、前記第2基板において前記第2配線に接続された信号経路である断線検知用経路と、前記断線検知用経路に電気的に接続され、前記断線検知用経路を介して入力される信号に基づいて、前記第2配線の断線異常を検知する断線検知部と、を備える。
本発明は、第2基板において第2配線に接続された信号経路である断線検知用経路と、第2配線の断線異常を検知する断線検知部とを備えている。第2配線の断線異常が発生すると、断線検知用経路を介して入力される信号が変化する。信号が変化するこの現象を利用して、断線検知部は断線検知用経路を介して入力される信号に基づいて、第2配線の断線異常を検知することができる。
以下、本発明に係る電池監視装置を具体化した第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態において、電池監視装置は、ハイブリッド自動車又は電気自動車に搭載される電源システムを構成する。
<第1〜第6実施形態>
以下、図1〜図14に示す第1〜第6実施形態では、絶縁不良検知用の配線が組電池10から第2基板30に直接接続され、断線検知用の監視ICが制御部31に備えられている。
以下、図1〜図14に示す第1〜第6実施形態では、絶縁不良検知用の配線が組電池10から第2基板30に直接接続され、断線検知用の監視ICが制御部31に備えられている。
(第1実施形態)
図1に示すように、電源システムは、複数の組電池10を備えている。なお図1には、説明の便宜上、3つの組電池10を示した。各組電池10は、車両の図示しない走行用モータを含む車載電気負荷の電力供給源となる。各組電池10は、単電池としての電池セル10aの直列接続体を備えている。電池セルとしては、例えばリチウムイオン蓄電池又はニッケル水素蓄電池等を用いることができる。
図1に示すように、電源システムは、複数の組電池10を備えている。なお図1には、説明の便宜上、3つの組電池10を示した。各組電池10は、車両の図示しない走行用モータを含む車載電気負荷の電力供給源となる。各組電池10は、単電池としての電池セル10aの直列接続体を備えている。電池セルとしては、例えばリチウムイオン蓄電池又はニッケル水素蓄電池等を用いることができる。
複数の組電池10のうち隣り合う一対の組電池の正極端子及び負極端子は、電池用配線Lbによって電気的に接続されている。これにより、複数の組電池10は、直列接続されている。なお、電池用配線Lbとしては、例えばワイアを用いることができる。
電源システムは、電池監視装置BUを備えている。電池監視装置BUは、各組電池10に対応して個別に設けられる第1基板20と、各第1基板20とは異なる第2基板30とを備えている。第1基板20は、例えば、自身に対応する組電池10を収容するケースに取り付けられたり、自身に対応する組電池10付近に配置されたりしている。
本実施形態において、複数の組電池10のそれぞれは、車両の複数個所に分散して配置されている。この配置方法は、例えば、車両における空きスペースを有効活用するために採用される。
図1及び図2に示すように、組電池10の正極端子と第1基板20の第1検出側端子Td1とは、正極側配線Lpにより電気的に接続されており、組電池10の負極端子と第1基板20の第2検出側端子Td2とは、負極側配線Lnにより電気的に接続されている。なお正極側配線Lp及び負極側配線Lnとしては、例えばワイアを用いることができる。また本実施形態において、正極側配線Lp及び負極側配線Lnが「第1配線」に相当する。
本実施形態では、複数の組電池10のうち最も低電位側の組電池の負極端子は、接続配線Leにより第2基板30の制御側端子Tc1に電気的に接続されている。なお、接続配線Leとしては、例えばワイアを用いることができる。ちなみに本実施形態では、接続配線Leが「第2配線」に相当する。また図2には、複数の組電池10のうち最も低電位側の組電池10と、その組電池10に対応して設けられる第1基板20とを示した。
図2に示すように、組電池10の負極端子は、絶縁用抵抗体11を介して車体(ボディアース)に接続されている。これにより、組電池10を備える高電圧システムと、車体とは電気的に絶縁されている。
第1基板20には、電圧検出部21が設けられている。電圧検出部21と第1検出側端子Td1とは、第1基板20に設けられた電気経路である正極側経路22pにより、電気的に接続されている。また、電圧検出部21と第2検出側端子Td2とは、第1基板20に設けられた電気経路である負極側経路22nにより電気的に接続されている。
電圧検出部21は、正極側配線Lp及び正極側経路22pを介して入力される電圧信号と、負極側配線Ln及び負極側経路22nを介して入力される電圧信号とに基づいて、組電池10の端子電圧を検出する機能を有している。なお、電圧検出部21は、組電池10を構成する各電池セル10aの両端に接続された図示しない配線を介して入力される電圧信号に基づいて、各電池セル10aの端子電圧を個別に検出する機能も有している。
第2基板30には、制御部31と、第1,第2,第3,第4絶縁素子32,33,34,35とが設けられている。
第1基板20において制御側端子Tc1は、第1絶縁素子32を介して制御部31に接続されている。なお、第1絶縁素子32としては、例えば、カップリングコンデンサを用いることができる。
制御部31は、接続配線Le、制御側端子Tc1及び第1絶縁素子32を介して入力される電圧信号に基づいて、絶縁不良検知処理を行う。この処理は、組電池10を備える高圧システムと車体との間に設けられた絶縁用抵抗体11の抵抗値の低下を検知するための処理である。本実施形態では、制御部31は、特開2014−10106号公報に記載の絶縁不良検知処理を行う。図3に、この処理のブロック図を示す。
制御部31は、発振回路部101、判定部102及び保護回路部103を備えている。発振回路部101は、所定の周波数(例えば2.5Hz)の交流電圧(例えば5V)を生成して出力する。発振回路部101は、所定の抵抗値を有するインピーダンス部104を介して第1絶縁素子32の一端に接続されている。これにより、発振回路部101から出力された交流電圧は、インピーダンス部104を介して第1絶縁素子32に印加される。
制御部31においてインピーダンス部104と第1絶縁素子32とを接続する電気経路には、保護回路部103を介して車体に接続されている。保護回路部103は、第1絶縁素子32側から侵入するノイズから判定部102を保護する。本実施形態において、保護回路部103はコンデンサを備えている。保護回路部103を構成するコンデンサの一端は、車体に接続され、他端は、インピーダンス部104と第1絶縁素子32とを接続する電気経路に接続されている。
インピーダンス部104と第1絶縁素子32とを接続する電気経路には、また、判定部102が接続されている。判定部102は、対地電位Vadの振幅レベルの変化に基づいて、絶縁用抵抗体11の抵抗値の低下を検知する。本実施形態において、対地電位Vadとは、第1絶縁素子32の制御部31側の電位のことである。
絶縁用抵抗体11の抵抗値の低下が生じていない場合、インピーダンス部104における電圧降下量が小さく、対地電位が小さい状態となる。このため判定部102は、対地電位Vadの振幅が予め定めた基準値以下であると判定した場合、絶縁用抵抗体11の抵抗値が低下していないと判定する。一方、絶縁用抵抗体11の抵抗値の低下が生じている場合、インピーダンス部104における交流電圧の電圧降下量が増加し、対地電位が大きい状態となる。このため判定部102は、対地電位Vadの振幅が上記基準値よりも大きいと判定した場合、絶縁用抵抗体11の抵抗値が低下していると判定する。
先の図2の説明に戻り、制御部31は、第2絶縁素子33を介して電圧検出部21に電圧検出指令を出力する。電圧検出指令を受信した電圧検出部21は、組電池10の各電池セル10aの端子電圧を検出し、電圧検出結果を出力する。出力された電圧検出結果は、第3絶縁素子34を介して制御部31に入力される。制御部31は、入力された電圧検出結果に基づいて各電池セル10aの充電状態を監視する。なお、第2絶縁素子33及び第3絶縁素子34としては、例えば、光絶縁素子としてのフォトカプラを用いることができる。また図1では、電圧検出指令及び電圧検出結果が伝達される第1基板20と第2基板30とを接続する信号経路の図示を省略している。
制御側端子Tc1は、電気経路である第1制御側経路36により第4絶縁素子35の入力部に接続されている。第4絶縁素子35の出力部は、電気経路である第2制御側経路37により、制御部31の備える集積回路である監視IC31aに接続されている。本実施形態において、第4絶縁素子35は、入力部及び出力部の間を電気的に絶縁しつつ入力部に入力された信号を出力部に伝達する機能を有している。本実施形態において、第4絶縁素子35は、入力部に入力されたアナログ信号がそのまま出力部から出力されるものとする。第4絶縁素子35としては、例えば、磁気絶縁素子としての磁気カプラを用いることができる。この場合、第4絶縁素子35の入力部は1次コイルとなり、第4絶縁素子35の出力部は2次コイルとなる。
監視IC31aは、第2制御側経路37を介して入力される信号である断線検知信号Sigを取得する。監視IC31aは、取得した断線検知信号Sigに基づいて、接続配線Leの断線異常を検知する断線検知処理を行う。本実施形態において、監視IC31aが「断線検知部」に相当する。本実施形態において、接続配線Leの断線異常には、接続配線Leが途中で切れることと、制御側端子Tc1及び組電池10の負極端子のうち少なくとも一方から接続配線Leが外れることとの少なくともいずれかが含まれる。
ちなみに本実施形態において、制御側端子Tc1から、第1制御側経路36、第4絶縁素子35及び第2制御側経路37を介して制御部31に至る信号経路が「断線検知用経路」に相当する。
図4に、監視IC31aにより実行される断線検知処理の手順を示す。
この一連の処理では、まずステップS10において、取得した断線検知信号Sigが第1電圧閾値VthHを超えたとの条件、及び取得した断線検知信号Sigが第2電圧閾値VthLを下回ったとの条件の論理和が真であるか否かを判定する。この処理は、接続配線Leの断線異常が発生したか否かを判定するための処理である。本実施形態において、第1電圧閾値VthHは、接続配線Leの断線異常が発生していない状態で想定される断線検知信号V0よりも大きい値に設定され、具体的には例えば、組電池10の負極端子の電圧よりも大きい値に設定されている。第2電圧閾値VthLは、接続配線Leの断線異常が発生していない状態で想定される断線検知信号V0よりも小さい値に設定され、具体的には例えば、組電池10の負極端子の電圧よりも小さい値に設定されている。
ステップS10において否定判定した場合には、ステップS11に進み、接続配線Leの断線異常が生じていないと判定する。一方、断線検知処理の開始後、ステップS10において一旦肯定判定した場合には、ステップS12に進み、接続配線Leの断線異常が生じていると判定する。
なお、本実施形態の断線検知用経路の断線異常が発生した場合にも、ステップS10において肯定判定される。このため、監視IC31aは、ステップS10において肯定判定した場合、接続配線Leの断線異常及び断線検知用経路の断線異常のうち少なくとも一方が発生していると判定してもよい。
図5に、本実施形態に係る断線検知処理の一例を示す。
図5に示す例では、時刻t1において、接続配線Leの断線異常が発生する。このため、制御側端子Tc1の電位が不定となり、断線検知信号Sigが変動する。その後時刻t2において断線検知信号Sigが第1電圧閾値VthHを超えたと判定され、接続配線Leの断線異常が発生したと判定される。なお図5には、時刻t3において、断線検知信号Sigが第2電圧閾値VthLを下回ることを示した。
以上説明した断線検知処理によれば、接続配線Leの断線異常を検知できる。
ちなみに本実施形態の変形例として、監視IC31aは、ステップS10において、断線検知信号Sigが、接続配線Leの断線異常が発生していない状態で想定される断線検知信号V0から変化したと判定した場合、接続配線Leの断線異常が発生していると判定してもよい。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について、上記第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図6に示すように、第1基板20にプルアップ電源25が備えられている。なお図6において、先の図2に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。また本実施形態では、制御側端子Tc1を第1制御側端子Tc1と称すこととする。また、以降、組電池10の負極端子に接続された絶縁用抵抗体11の図示を省略する。
以下、第2実施形態について、上記第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図6に示すように、第1基板20にプルアップ電源25が備えられている。なお図6において、先の図2に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。また本実施形態では、制御側端子Tc1を第1制御側端子Tc1と称すこととする。また、以降、組電池10の負極端子に接続された絶縁用抵抗体11の図示を省略する。
図6に示すように、第2基板30において、第1制御側端子Tc1は第2基板30の第2制御側端子Tc2に接続されている。第2制御側端子Tc2は、基板間配線Ldにより第1基板20の第3検出側端子Td3に接続されている。なお、基板間配線Ldとしては、例えばワイアを用いることができる。
電圧検出部21は、プルアップ電源25を備えている。プルアップ電源25の正極端子は、電気経路である検出側経路23により第3検出側端子Td3に接続されている。検出側経路23には、プルアップ抵抗体24が設けられている。なお、プルアップ電源25の電力供給元は、例えば組電池10とされていればよい。また本実施形態において、検出側経路23及び基板間配線Ldが「電圧印加用経路」に相当する。
図7に、監視IC31aにより実行される断線検知処理の手順を示す。なお図7において、先の図4に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一のステップ番号を付している。
この一連の処理では、まずステップS20において、取得した断線検知信号Sigがプルアップ電源25の出力電圧Vpとなっているか否かを判定する。この処理は、接続配線Leの断線異常が発生したか否かを判定するための処理である。つまり、接続配線Leの断線異常が発生していない場合、第1制御側端子Tc1の電圧が組電池10の負極端子の電圧V0となる。一方、接続配線Leの断線異常が発生している場合、第1制御側端子Tc1の電圧がプルアップ電源25の出力電圧Vpまで上昇する。
ステップS20において否定判定した場合には、ステップS11に進む。一方、ステップS20において肯定判定した場合には、ステップS12に進み、接続配線Leの断線異常が生じていると判定する。
図8に、本実施形態に係る断線検知処理の一例を示す。
図8に示す例では、時刻t1において、接続配線Leの断線異常が発生し、第1制御側端子Tc1の電圧がプルアップ電源25の出力電圧Vpとなる。このため、断線検知信号Sigがプルアップ電源25の出力電圧Vpになったと判定され、接続配線Leの断線異常が発生したと判定される。
以上説明した本実施形態によれば、接続配線Leの断線異常が発生した場合、断線検知信号Sigがプルアップ電源25の出力電圧Vpまでプルアップされる。このため、接続配線Leの断線異常が発生した場合において断線検知信号Sigを出力電圧Vpに固定でき、断線検知信号Sigが不定となることを防止できる。これにより、断線異常の誤検知を防止することができる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態について、上記第2実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図9に示すように、プルアップ電源25の出力電圧が分圧される構成を用いる。なお図9において、先の図6に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
以下、第3実施形態について、上記第2実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図9に示すように、プルアップ電源25の出力電圧が分圧される構成を用いる。なお図9において、先の図6に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
図9に示すように、第1制御側経路36には、分圧用抵抗体38が設けられている。第1制御側経路36において分圧用抵抗体38よりも第4絶縁素子35側は、第2制御側端子Tc2に接続されている。
本実施形態では、接続配線Leの断線異常が発生していない場合、第2制御側端子Tc2の電圧が、プルアップ電源25の正極端子及び組電池10の負極端子の間の電位差「Vp−V0」の分圧値に応じた値「Vp−V1」となる。ここで、プルアップ抵抗体24における電圧降下量をV1とし、プルアップ抵抗体24の抵抗値をR1とし、分圧用抵抗体38の抵抗値をR2とすると、プルアップ抵抗体24における電圧降下量V1は下式(eq1)にて表される。
図10に、本実施形態に係る断線検知処理の一例を示す。
図10に示す例では、接続配線Leの断線異常が発生していない時刻t1よりも前においては、断線検知信号Sigが、プルアップ電源25の出力電圧Vpよりも低くされている。その後時刻t1において、接続配線Leの断線異常が発生し、第2制御側端子Tc2の電圧がプルアップ電源25の出力電圧Vpまで上昇する。このため、断線検知信号Sigがプルアップ電源25の出力電圧Vpになったと判定され、接続配線Leの断線異常が発生したと判定される。
以上説明した本実施形態によれば、接続配線Leの断線異常が発生していない場合において、監視IC31aに入力される断線検知信号Sigの電圧レベルをプルアップ電源25の出力電圧Vpよりも低くできる。このため、監視IC31aに入力可能な許容上限電圧が低い場合であっても、断線検知信号Sigの電圧レベルを任意の値に設定しつつ、断線検知処理を行うことができる。
(第4実施形態)
以下、第4実施形態について、上記第3実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図11に示すように、分圧用抵抗体26が、第2基板30ではなく、第1基板20に設けられている。なお図11において、先の図9に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。また本実施形態では、検出側経路23を第1検出側経路23と称すこととする。
以下、第4実施形態について、上記第3実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図11に示すように、分圧用抵抗体26が、第2基板30ではなく、第1基板20に設けられている。なお図11において、先の図9に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。また本実施形態では、検出側経路23を第1検出側経路23と称すこととする。
図11に示すように、第2基板30において、第1制御側端子Tc1は、第1制御側経路36により第2制御側端子Tc2に接続されている。また、第1制御側端子Tc1は、第1絶縁素子32に接続されている。第2制御側端子Tc2は、第1基板間配線Ld1により第3検出側端子Td3に接続されている。第1基板20において、第3検出側端子Td3は、第1検出側経路23により電圧検出部21に接続されている。第1検出側経路23においてプルアップ抵抗体24よりも第3検出側端子Td3側には、分圧用抵抗体26が設けられている。
本実施形態では、第4絶縁素子35が第1基板20に設けられている。第4絶縁素子35の入力部は、第2検出側経路27により、第1検出側経路23においてプルアップ抵抗体24と分圧用抵抗体26との間に接続されている。第4絶縁素子35の出力部は、電気経路である第3検出側経路29により第4検出側端子Td4に接続されている。
第4検出側端子Td4は、第2基板間配線Ld2により第2基板30の第3制御側端子Tc3に接続されている。なお、第2基板間配線Ld2としては、例えばワイアを用いることができる。第2基板30において、第2基板間配線Ld2は、第2制御側経路37により制御部31に接続されている。
ちなみに本実施形態では、第1制御側端子Tc1から、第1制御側経路36、第1基板間配線Ld1、第1検出側経路23、第2検出側経路27、第4絶縁素子35、第3検出側経路29、第2基板間配線Ld2及び第2制御側経路37を介して制御部31に至る信号経路が「断線検知用経路」に相当する。
本実施形態では、接続配線Leの断線異常、第1基板間配線Ld1の断線異常及び第2基板間配線Ld2の断線異常のいずれもが発生していない場合、第3制御側端子Tc3の電圧が、上記第3実施形態と同様に、プルアップ電源25の正極端子及び組電池10の負極端子の間の電位差「Vp−V0」の分圧値に応じた値「Vp−V1」となる。
一方、接続配線Leの断線異常及び第1基板間配線Ld1の断線異常のうち少なくとも1つの断線異常が発生している場合、第3制御側端子Tc3の電圧がプルアップ電源25の出力電圧Vpとなる。このため本実施形態においても、先の図7に示した断線検知処理により、接続配線Leの断線異常及び第1基板間配線Ld1の断線異常のうち少なくとも1つの断線異常を検知することができる。
ちなみに、第2基板間配線Ld2の断線異常が発生した場合、第3制御側端子Tc3の電圧が不定となって変動する。このため、監視IC31aは、上記ステップS10の処理を行い、ステップS10において肯定判定した場合、第2基板間配線Ld2の断線異常が発生していると判定してもよい。
以上説明した本実施形態によれば、上記第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
以下、第5実施形態について、上記第4実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図12に示すように、第1基板20において、分圧用抵抗体26に代えて、スイッチ28が設けられている。なお図12において、先の図11に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
以下、第5実施形態について、上記第4実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図12に示すように、第1基板20において、分圧用抵抗体26に代えて、スイッチ28が設けられている。なお図12において、先の図11に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態では、スイッチ28としてバイポーラトランジスタが設けられている。詳しくは、スイッチ28は、コレクタ側がプルアップ抵抗体24に接続され、エミッタ側が第3検出側端子Td3に接続されている。第4絶縁素子35の入力部は、第2検出側経路27により、第1検出側経路23においてプルアップ抵抗体24とスイッチ28との間に接続されている。なお本実施形態において、検出側経路23が「電圧印加用経路」に相当する。
続いて図13を用いて、本実施形態に係る断線検知処理について説明する。図13には、電圧検出部21からスイッチ28のベースに供給される駆動信号SD、スイッチ28の駆動状態及び断線検知信号Sigの推移を示す。なお駆動信号SDは、論理Hによってスイッチ28のオンを指示し、論理Lによってスイッチ28のオフを指示するものとする。
本実施形態において、監視IC31aは、断線検知処理の実行条件が成立していると判定してから所定時間Tα(例えば10秒)に限ってスイッチ28をオンさせる。ここで実行条件は、例えば、車両が停止中であるとの条件とすればよい。監視IC31aは、第2絶縁素子33を介して電圧検出部21にスイッチ28のオン指令を出力する。電圧検出部21は、オン指令が入力されたと判定した場合、所定時間Tαに限ってスイッチ28のオン指令を駆動信号SDとして出力する。
図13では、時刻t1において、監視IC31aにより実行条件が成立したと判定される。このため、所定時間Tαに渡ってスイッチ28のオン指令が出力される。ここで図13に示す例では、便宜上、時刻t1から所定時間Tαが経過する前の時刻t2において、接続配線Leの断線異常及び第1基板間配線Ld1のうち少なくとも1つの断線異常が発生したとする。断線異常が発生すると、スイッチ28にコレクタ電流が流れなくなり、駆動信号SDとしてオン指令がベースに供給されているにもかかわらず、スイッチ28がオフに切り替わる。その結果、断線検知信号Sigが、組電池10の負極端子の電圧V0からプルアップ電源25の出力電圧Vpまで上昇する。このため、監視IC31aは、先の図7に示した断線検知処理により、接続配線Leの断線異常及び第1基板間配線Ld1の断線異常のうち少なくとも1つの断線異常を検知することができる。
以上説明した本実施形態では、実行条件が成立してからの所定時間Tαに限ってスイッチ28がオン駆動される。このため、スイッチ28が常時オン駆動される構成と比較して、プルアップ電源25から出力される電流消費を低減でき、ひいては電池監視装置BUの消費電力を低減することができる。
ちなみに、先の図9の構成において、分圧用抵抗体38に代えて、スイッチ28が設けられていてもよい。この場合、監視IC31aにより、図13に示した態様で断線検知処理時においてスイッチ28が駆動されればよい。
(第6実施形態)
以下、第6実施形態について、上記第5実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図14に示すように、断線検知処理時においてスイッチ28を断続的にオン駆動させる。なお図14は、先の図13に対応する図である。
以下、第6実施形態について、上記第5実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図14に示すように、断線検知処理時においてスイッチ28を断続的にオン駆動させる。なお図14は、先の図13に対応する図である。
本実施形態において、監視IC31aは、断線検知処理の実行条件が成立していると判定してから所定時間Tαに限って、スイッチ28を断続的にオン駆動させる。監視IC31aは、第2絶縁素子33を介して電圧検出部21にスイッチ28の断続的なオン指令を出力する。電圧検出部21は、入力された断続的なオン指令に従って、所定時間Tαに限って断続的なオン指令を駆動信号SDとして出力する。
図14では、時刻t1において、接続配線Leの断線異常及び第1基板間配線Ld1のうち少なくとも1つの断線異常が発生したとする。断線異常が発生すると、スイッチ28がオフに切り替わる。その結果、断線検知信号Sigが、パルス信号から、プルアップ電源25の出力電圧Vpに変化する。このため監視IC31aは、断線検知信号Sigがパルス信号であると判定した場合、上記断線異常が生じていないと判定し、断線検知信号Sigが固定値(Vp)であると判定した場合、上記断線異常が生じていると判定する。
以上説明した本実施形態によれば、プルアップ電源25から出力される電流消費をより低減でき、ひいては電池監視装置BUの消費電力をより低減することができる。
ちなみに、先の図9の構成において、分圧用抵抗体38に代えて、スイッチ28が設けられていてもよい。この場合、監視IC31aにより、図14に示した態様で断線検知処理時においてスイッチ28が駆動されればよい。
<第7〜第11実施形態>
第7〜第11実施形態では、上記第1〜第6実施形態と異なり、絶縁不良検知用の配線が組電池10から第1基板20を介して第2基板30に接続されている。なお、以降、先に説明した実施形態の構成と同一又は対応する構成については、説明を適宜省略している。
第7〜第11実施形態では、上記第1〜第6実施形態と異なり、絶縁不良検知用の配線が組電池10から第1基板20を介して第2基板30に接続されている。なお、以降、先に説明した実施形態の構成と同一又は対応する構成については、説明を適宜省略している。
(第7実施形態)
以下、第7実施形態について、図15を用いて、上記第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図15において、先の図2に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
以下、第7実施形態について、図15を用いて、上記第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図15において、先の図2に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
第2検出側端子Td2は、第1基板20に設けられた電気経路であるバイパス経路40により、第3検出側端子Td3に接続されている。第3検出側端子Td3は、基板間配線Ldにより制御側端子Tc1に接続されている。ちなみに本実施形態では、負極側配線Ln、バイパス経路40及び第1基板間配線Ld1が「第2配線」に相当する。
監視IC31aは、先の図4に示した断線検知処理により、負極側配線Lnの断線異常、バイパス経路40の断線異常及び基板間配線Ldの断線異常のうち少なくとも1つの断線異常を検知する。本実施形態において、負極側配線Lnの断線異常には、負極側配線Lnが途中で切れることと、第2検出側端子Td2及び組電池10の負極端子のうち少なくとも一方から負極側配線Lnが外れることとの少なくともいずれかが含まれる。
監視IC31aは、先の図4に示した断線検知処理により、負極側配線Lnの断線異常及び基板間配線Ldの断線異常のうち少なくとも1つの断線異常を検知する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
(第8実施形態)
以下、第8実施形態について、図16を用いて、上記第2実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図16において、先の図6等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
以下、第8実施形態について、図16を用いて、上記第2実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図16において、先の図6等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
図16に示すように、第3検出側端子Td3と第1制御側端子Tc1とは第1基板間配線Ld1により接続されている。第2制御側端子Tc2と第4検出側端子Td4とは、第2基板間配線Ld2により接続されている。第4検出側端子Td4は、検出側経路23により電圧検出部21に接続されている。
監視IC31aは、先の図7に示した断線検知処理により、負極側配線Lnの断線異常、バイパス経路40の断線異常及び第1基板間配線Ld1の断線異常のうち少なくとも1つの断線異常を検知する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第2実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
(第9実施形態)
以下、第9実施形態について、図17を用いて、上記第3実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図17において、先の図9等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
以下、第9実施形態について、図17を用いて、上記第3実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図17において、先の図9等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態において、監視IC31aは、先の図7に示した断線検知処理により、負極側配線Lnの断線異常、バイパス経路40の断線異常及び基板間配線Ldの断線異常のうち少なくとも1つの断線異常を検知する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第3実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
(第10実施形態)
以下、第10実施形態について、図18を用いて、上記第4実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図18において、先の図11等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
以下、第10実施形態について、図18を用いて、上記第4実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図18において、先の図11等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態において、第1基板20の第5検出側端子Td5は、第3基板間配線Ld3により第3制御側端子Tc3に接続されている。また本実施形態において、監視IC31aは、先の図7に示した断線検知処理により、負極側配線Lnの断線異常、バイパス経路40の断線異常、第1基板間配線Ld1の断線異常及び第2基板間配線Ld2の断線異常のうち少なくとも1つの断線異常を検知する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第4実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
(第11実施形態)
以下、第11実施形態について、図19を用いて、上記第5実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図19において、先の図12等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
以下、第11実施形態について、図19を用いて、上記第5実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図19において、先の図12等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態において、監視IC31aは、先の図13又は図14に示した断線検知処理により、負極側配線Lnの断線異常、バイパス経路40の断線異常、第1基板間配線Ld1の断線異常及び第2基板間配線Ld2の断線異常のうち少なくとも1つの断線異常を検知する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第5実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
<第12〜第16実施形態>
第12〜第16実施形態では、上記第1〜第6実施形態とは異なり、断線検知用の監視ICが電圧検出部21に備えられている。このため、制御部31には監視ICが設けられていない。
第12〜第16実施形態では、上記第1〜第6実施形態とは異なり、断線検知用の監視ICが電圧検出部21に備えられている。このため、制御部31には監視ICが設けられていない。
(第12実施形態)
以下、第12実施形態について、図20を用いて、上記第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図20において、先の図2等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
以下、第12実施形態について、図20を用いて、上記第1実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図20において、先の図2等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
図20に示すように、第1制御側端子Tc1に接続された第1制御側経路36は、分岐して第1絶縁素子32及び第2制御側端子Tc2にそれぞれ接続されている。第3検出側端子Td3は、検出側経路23により監視IC21aに接続されている。監視IC21aは、検出側経路23を介して断線検知信号Sigを取得する。監視IC21aは、先の図4に示した断線検知処理により、接続配線Leの断線異常及び基板間配線Ldの断線異常のうち少なくとも1つの断線異常を検知する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
(第13実施形態)
以下、第13実施形態について、図21を用いて、上記第2実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図21において、先の図6等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
以下、第13実施形態について、図21を用いて、上記第2実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図21において、先の図6等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
図21に示すように、第3検出側端子Td3は、第1検出側経路23によりプルアップ電源25の正極端子に接続されている。第1検出側経路23においてプルアップ抵抗体24と第3検出側端子Td3との間は、第2検出側経路27により監視IC21aに接続されている。監視IC21aは、第2検出側経路27を介して断線検知信号Sigを取得する。監視IC21aは、先の図7に示した断線検知処理により、接続配線Leの断線異常及び基板間配線Ldの断線異常のうち少なくとも1つの断線異常を検知する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第2実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
(第14実施形態)
以下、第14実施形態について、図22を用いて、上記第3実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図22において、先の図9等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
以下、第14実施形態について、図22を用いて、上記第3実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図22において、先の図9等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態において、監視IC21aは、先の図7に示した断線検知処理により、接続配線Leの断線異常及び基板間配線Ldの断線異常のうち少なくとも1つの断線異常を検知する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第3実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
(第15実施形態)
以下、第15実施形態について、図23を用いて、上記第4実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図23において、先の図11等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
以下、第15実施形態について、図23を用いて、上記第4実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図23において、先の図11等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態において、監視IC21aは、先の図7に示した断線検知処理により、接続配線Leの断線異常及び基板間配線Ldの断線異常のうち少なくとも1つの断線異常を検知する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第4実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
(第16実施形態)
以下、第16実施形態について、図24を用いて、上記第5,第6実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図24において、先の図12等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
以下、第16実施形態について、図24を用いて、上記第5,第6実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図24において、先の図12等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態において、監視IC21aは、先の図13又は図14に示した断線検知処理により、接続配線Leの断線異常及び基板間配線Ldの断線異常のうち少なくとも1つの断線異常を検知する。この際、監視IC21aは、スイッチ28のベースに対して駆動信号SDを出力する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第5,第6実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
<第17〜第21実施形態>
第17〜第21実施形態では、上記第12〜第16実施形態と異なり、絶縁不良検知用の配線が組電池10から第1基板20を介して第2基板30に接続されている。
第17〜第21実施形態では、上記第12〜第16実施形態と異なり、絶縁不良検知用の配線が組電池10から第1基板20を介して第2基板30に接続されている。
(第17実施形態)
以下、第17実施形態について、図25を用いて、上記第12実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図25において、先の図20等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
以下、第17実施形態について、図25を用いて、上記第12実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図25において、先の図20等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態において、監視IC21aは、先の図4に示した断線検知処理により、負極側配線Lnの断線異常、バイパス経路40の断線異常、第1基板間配線Ld1の断線異常及び第2基板間配線Ld2の断線異常のうち少なくとも1つの断線異常を検知する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第12実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
(第18実施形態)
以下、第18実施形態について、図26を用いて、上記第13実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図26において、先の図21等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
以下、第18実施形態について、図26を用いて、上記第13実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図26において、先の図21等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態において、監視IC21aは、先の図7に示した断線検知処理により、負極側配線Lnの断線異常、バイパス経路40の断線異常、第1基板間配線Ld1の断線異常及び第2基板間配線Ld2の断線異常のうち少なくとも1つの断線異常を検知する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第13実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
(第19実施形態)
以下、第19実施形態について、図27を用いて、上記第14実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図27において、先の図22等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
以下、第19実施形態について、図27を用いて、上記第14実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図27において、先の図22等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態において、監視IC21aは、先の図7に示した断線検知処理により、負極側配線Lnの断線異常、バイパス経路40の断線異常、第1基板間配線Ld1の断線異常及び第2基板間配線Ld2の断線異常のうち少なくとも1つの断線異常を検知する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第14実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
(第20実施形態)
以下、第20実施形態について、図28を用いて、上記第15実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図28において、先の図23等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
以下、第20実施形態について、図28を用いて、上記第15実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図28において、先の図23等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態において、監視IC21aは、先の図7に示した断線検知処理により、負極側配線Lnの断線異常、バイパス経路40の断線異常、第1基板間配線Ld1の断線異常及び第2基板間配線Ld2の断線異常のうち少なくとも1つの断線異常を検知する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第15実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
(第21実施形態)
以下、第21実施形態について、図29を用いて、上記第16実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図29において、先の図24等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
以下、第21実施形態について、図29を用いて、上記第16実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。なお図29において、先の図24等に示した構成と同一の構成については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態において、監視IC21aは、先の図13又は図14に示した断線検知処理により、負極側配線Lnの断線異常、バイパス経路40の断線異常、第1基板間配線Ld1の断線異常及び第2基板間配線Ld2の断線異常のうち少なくとも1つの断線異常を検知する。
以上説明した本実施形態によれば、上記第16実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・先の図4のステップS10の処理において、断線検知信号Sigが第1電圧閾値VthHを超えたとの条件、及び断線検知信号Sigが第2電圧閾値VthLを下回ったとの条件のいずれかが無くてもよい。
・先の図12に示す構成において、プルアップ抵抗体24が無くてもよい。この場合、監視IC31aは、断線検知処理の実行条件が成立したと判定した場合、所定時間Tαに限って、スイッチ28のベースに供給する電流を先の図12に示す構成の場合よりも減少させた状態で、スイッチ28を導通させつつスイッチ28のオン抵抗を増加させるようにしてもよい。なお、スイッチ28を備える他の実施形態においても同様である。
・上記各実施形態では、第2基板30と組電池10の負極端子とが配線を介して接続されていたがこれに限らない。例えば、先の図2に示す構成において、第2基板30の制御側端子Tc1と組電池10の正極端子とが接続配線Leにより接続されていてもよい。この場合、監視IC31aは、例えば、特開2008−67468号公報に記載の手法により、絶縁不良検知処理を行ってもよい。
また、配線を介して第2基板30に接続される組電池10の部分としては、負極端子や正極端子に限らず、組電池10を構成する電池セルのうち中間の電池セルの端子等、他の部分であってもよい。
・制御部としては、例えば、接続配線Leを介して入力される信号に基づいて絶縁不良検知処理を行うものに限らず、他の処理を行うものであってもよい。
・監視IC31aは、制御部31に設けられることなく、第2基板30において制御部31とは別に設けられていてもよい。
・監視IC21aは、電圧検出部21に設けられることなく、第1基板20において電圧検出部21とは別に設けられていてもよい。
10…組電池、20…第1基板、21…電圧検出部、30…第2基板、31…制御部、31a…監視IC、BU…電池監視装置。
Claims (10)
- 組電池(10)に適用される電池監視装置(BU)において、
第1基板(20)と、
前記組電池に第1配線(Lp,Ln)によって電気的に接続されるとともに前記第1基板に設けられ、前記組電池の電圧を検出する電圧検出部(21)と、
前記第1基板とは異なる基板であり、第2配線(Le;40,Ln,Ld1)によって前記組電池と電気的に接続される第2基板(30)と、
前記第2基板に設けられ、前記第2配線を介して入力される信号に基づいて所定の処理を行う制御部(31)と、
前記第2基板において前記第2配線に接続された信号経路である断線検知用経路(35〜37;36,Ld1,23,27,35,29,Ld2,37;36,Ld2,23,27,35,29,Ld3,37;36,Ld,23;36,Ld,23,27;36,Ld2,23;36,Ld2,23,27)と、
前記断線検知用経路に電気的に接続され、前記断線検知用経路を介して入力される信号に基づいて、前記第2配線の断線異常を検知する断線検知部(31a;21a)と、を備える電池監視装置。 - 前記断線検知部(31a)は、前記第2基板に設けられている請求項1に記載の電池監視装置。
- 前記断線検知部(21a)は、前記第1基板に設けられており、
前記断線検知用経路(23,36,Ld;23,27,36,Ld;23,36,Ld2;23,27,36,Ld2)は、前記第2基板と前記第1基板との間を跨いで前記断線検知部に接続されている請求項1に記載の電池監視装置。 - 前記第1基板に設けられたプルアップ電源(25)と、
前記プルアップ電源と前記断線検知用経路の途中とを電気的に接続する電圧印加用経路(23,Ld;23)と、
前記電圧印加用経路に設けられたプルアップ抵抗体(24)と、を備える請求項2又は3に記載の電池監視装置。 - 前記断線検知用経路のうち前記電圧印加用経路との接続点よりも前記第2配線側に設けられた分圧用抵抗体(38;26)を備える請求項4に記載の電池監視装置。
- 前記第1基板に設けられたプルアップ電源(25)と、
前記プルアップ電源と前記断線検知用経路の途中とを電気的に接続する電圧印加用経路(23,Ld;23)と、
前記断線検知用経路のうち前記電圧印加用経路との接続点よりも前記第2配線側に設けられたスイッチ(28)と、を備え、
前記スイッチは、前記断線検知用経路の断線検知処理の実行条件が成立してから所定時間に限ってオン駆動される請求項2又は3に記載の電池監視装置。 - 前記スイッチは、前記実行条件が成立してから所定時間に限って断続的にオン駆動される請求項6に記載の電池監視装置。
- 前記第2基板は、前記第1基板を介すことなく前記第2配線によって前記組電池と電気的に接続される請求項1〜7のいずれか1項に記載の電池監視装置。
- 前記第2配線には、前記第1基板に設けられた電気経路(40)が含まれている請求項1〜7のいずれか1項に記載の電池監視装置。
- 前記組電池が複数備えられ、複数の前記組電池が直列接続されたシステムに適用される電池監視装置において、
前記各組電池に対応して前記第1基板が個別に設けられている請求項1〜9のいずれか1項に記載の電池監視装置。
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