JP2018113004A - サーバ、および、コンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】認証装置からの認証情報の受信が失敗した場合に、適切な対処処理を実行する。【解決手段】サーバは、認証装置から画像処理装置に対して送信される認証情報の受信結果に関係する受信結果情報を画像処理装置から受信する受信部と、受信結果情報が認証情報の受信の成功を示す成功情報である場合に、特定の画像処理サービスを提供するか否かを判断するための認証処理を実行する認証部と、受信結果情報が認証装置からの認証情報の受信の失敗を示す失敗情報である場合に、失敗情報に基づく失敗履歴情報をメモリに記憶する記憶制御部と、複数個の受信結果情報が受信される場合に、画像処理装置の不具合を解消するための第1の対処処理と、認証装置の不具合を解消するための第2の対処処理と、を含む複数の対処処理の中から、実行すべき対処処理を決定する決定部と、を備える。【選択図】 図8
Description
本明細書は、印刷のための画像データを、サーバを介してプリンタに供給する技術に関する。
画像データをサーバに格納し、サーバから該画像データをプリンタに供給し、プリンタにて該画像データを用いて印刷を行うシステムが提案されている(例えば、特許文献1)。このシステムでは、プリンタは、ユーザの認証処理を行い、認証に成功した場合に、サーバを利用した印刷処理を実行する。認証処理では、ユーザのICカードから受信される認証情報を用いた認証が失敗した場合には、ユーザからユーザ名とパスワードとを取得し、該ユーザ名とパスワードとを用いた認証が行われる。
しかしながら、上記の技術では、ICカードなどの認証装置から認証情報の受信に失敗した場合に受信の失敗を低減するための適切な処理が実行されていなかった。このために、例えば、上述のようなシステムにおいて、ユーザに対する利便性が低下する可能性があった。
本明細書は、画像処理装置と通信可能なサーバにおいて、画像処理装置による認証装置からの認証情報の受信が失敗した場合に、適切な処理を実行できる技術を開示する。
本明細書は、例えば、以下の適用例を開示する。
[適用例1]認証装置から送信される認証情報を受信する受信装置をそれぞれ備える複数個の画像処理装置に、ネットワークを介して接続されるサーバであって、メモリと、
前記認証装置から前記画像処理装置に対して送信される前記認証情報の受信結果に関係する受信結果情報を、前記画像処理装置から受信する受信部と、前記画像処理装置から受信される前記受信結果情報が、前記認証装置からの前記認証情報の受信の成功を示す成功情報である場合に、前記成功情報に含まれる前記認証情報を用いて、前記成功情報に含まれる成功装置情報によって示される前記画像処理装置に対して、特定の画像処理サービスを提供するか否かを判断するための認証処理を実行する認証部と、前記画像処理装置から受信される前記受信結果情報が、前記認証装置からの前記認証情報の受信の失敗を示す失敗情報である場合に、前記認証装置に対応するアカウントを示す失敗アカウント情報と、前記画像処理装置を示す失敗装置情報と、を含む前記失敗情報に基づく失敗履歴情報を、前記メモリに記憶する記憶制御部と、複数個の前記受信結果情報が受信される場合に、前記複数個の受信結果情報に基づいて、前記画像処理装置の不具合を解消するための第1の対処処理と、前記認証装置の不具合を解消するための第2の対処処理と、を含む複数の対処処理の中から、実行すべき対処処理を決定する決定部であって、前記複数個の受信結果情報のそれぞれは、前記成功情報と前記失敗情報とのいずれかであり、前記複数個の受信結果情報は、少なくとも1個の前記失敗情報を含む、前記決定部と、前記決定部によって決定される前記対処処理を実行する実行部と、を備える、サーバ。
前記認証装置から前記画像処理装置に対して送信される前記認証情報の受信結果に関係する受信結果情報を、前記画像処理装置から受信する受信部と、前記画像処理装置から受信される前記受信結果情報が、前記認証装置からの前記認証情報の受信の成功を示す成功情報である場合に、前記成功情報に含まれる前記認証情報を用いて、前記成功情報に含まれる成功装置情報によって示される前記画像処理装置に対して、特定の画像処理サービスを提供するか否かを判断するための認証処理を実行する認証部と、前記画像処理装置から受信される前記受信結果情報が、前記認証装置からの前記認証情報の受信の失敗を示す失敗情報である場合に、前記認証装置に対応するアカウントを示す失敗アカウント情報と、前記画像処理装置を示す失敗装置情報と、を含む前記失敗情報に基づく失敗履歴情報を、前記メモリに記憶する記憶制御部と、複数個の前記受信結果情報が受信される場合に、前記複数個の受信結果情報に基づいて、前記画像処理装置の不具合を解消するための第1の対処処理と、前記認証装置の不具合を解消するための第2の対処処理と、を含む複数の対処処理の中から、実行すべき対処処理を決定する決定部であって、前記複数個の受信結果情報のそれぞれは、前記成功情報と前記失敗情報とのいずれかであり、前記複数個の受信結果情報は、少なくとも1個の前記失敗情報を含む、前記決定部と、前記決定部によって決定される前記対処処理を実行する実行部と、を備える、サーバ。
上記構成によれば、成功情報と失敗情報とのいずれかである複数個の受信結果情報に基づいて、実行すべき対処処理が決定される。この結果、画像処理装置による認証装置からの認証情報の受信が失敗した場合に、適切な処理が実行される。
なお、本明細書に開示の技術は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、データ処理方法およびデータ処理装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体(例えば、一時的ではない記録媒体)、等の形態で実現することができる。
A.第1実施例:
A−1.システムの構成
図1は、一実施例としての画像処理システムを示す説明図である。この画像処理システム1000は、サーバ100と、プリンタ200A〜200Cと、端末装置300と、を含んでいる。プリンタ200A〜200Cと、端末装置300とは、ローカルエリアネットワークLNに接続されている。サーバ100と、ローカルエリアネットワークLNと、は、インターネットITに接続されている。このように、これらの装置100、200A〜200C、300は、ローカルエリアネットワークLNやインターネットITを介して互いに通信可能に接続されている。
A−1.システムの構成
図1は、一実施例としての画像処理システムを示す説明図である。この画像処理システム1000は、サーバ100と、プリンタ200A〜200Cと、端末装置300と、を含んでいる。プリンタ200A〜200Cと、端末装置300とは、ローカルエリアネットワークLNに接続されている。サーバ100と、ローカルエリアネットワークLNと、は、インターネットITに接続されている。このように、これらの装置100、200A〜200C、300は、ローカルエリアネットワークLNやインターネットITを介して互いに通信可能に接続されている。
サーバ100は、例えば、プリンタ200A〜200Cの製造者によって運用され、プリンタ200A〜200Cや端末装置300をクライアントとして、後述する印刷サービスを提供する計算機である。本実施例では、サーバ100は、CPU110と、内部メモリとしての揮発性記憶装置120および不揮発性記憶装置130と、通信インタフェース190と、を備えている。これらの要素は、バスを介して互いに接続されている。
CPU110は、サーバ100のコントローラとしての演算装置(プロセッサ)である。揮発性記憶装置120は、例えば、DRAMであり、CPU110が処理を行う際に生成される種々の中間データを一時的に格納するバッファ領域を提供する。不揮発性記憶装置130は、例えば、ハードディスクドライブである。揮発性記憶装置120は、不揮発性記憶装置130は、コンピュータプログラム132と、アカウント情報テーブル134と、画像データテーブル135と、プリンタテーブル136と、失敗履歴テーブル137と、画像データ138と、を格納している。
CPU110は、コンピュータプログラム132を実行することによって、インターネットITを介して接続された端末(例えば、端末装置300)から、印刷用の画像データを取得し、取得した画像データをプリンタ200A〜200Bに供給して、プリンタ200に画像を印刷させる印刷サービスを提供する(詳細は、後述)。コンピュータプログラム132は、例えば、インターネットITを介して接続される運用者の端末(図示省略)からアップロードされる形態で提供されても良く、CD−ROMやDVD−ROMなどに格納された形態で提供されても良い。
通信インタフェース190は、他の装置と通信するためのインタフェースである。本実施例では、通信インタフェース190は、例えば、有線のネットワークインタフェースである。
プリンタ200A〜200Cは、同様の構成を備えている。ここでは、プリンタ200Aの構成について説明する。プリンタ200Aは、CPU210と、内部メモリとしての揮発性記憶装置220および不揮発性記憶装置230と、表示部240と、操作部250と、通信インタフェース270と、カードリーダ280と、印刷部290と、を備えている。これらの要素は、バスを介して互いに接続されている。
CPU210は、プリンタ200Aのコントローラとしての演算装置(プロセッサ)である。揮発性記憶装置220は、例えば、DRAMであり、CPU110が処理を行う際に生成される種々の中間データを一時的に格納するバッファ領域を提供する。不揮発性記憶装置230は、例えば、フラッシュメモリであり、コンピュータプログラム232を格納している。CPU210は、コンピュータプログラム232を実行することによって、サーバ100が提供する印刷サービスを利用して、印刷を行うことができる。すなわち、CPU110は、サーバ100から画像データを取得し、取得した画像データに従って印刷部290に画像を印刷させる処理を実行する(詳細は、後述)。本実施例では、コンピュータプログラム232は、例えば、プリンタ200Aの製造者によって、ファームウェアとして、不揮発性記憶装置230に予め格納されている。これに代えて、例えば、インターネットを介して接続されたサーバからダウンロードされる形態、あるいは、CD−ROMなどに記録された形態で提供され得る。
表示部240は、画像を表示する装置であり、例えば、液晶ディスプレイである。操作部250は、ユーザによる操作を受け取る装置であり、例えば、表示部240のディスプレイ上に重ねて配置されたタッチパネルやボタンを含む。ユーザは、操作部250を操作することによって、種々の指示をプリンタ200Aに入力可能である。
通信インタフェース270は、他の装置と通信するためのインタフェースである。本実施例では、通信インタフェース270は、有線または無線のネットワークインタフェース、例えば、USBインタフェース、有線LANインタフェース、IEEE802.11の無線インタフェースである。
印刷部290は、所定の方式(例えば、レーザ方式や、インクジェット方式)で、用紙(印刷媒体の一例)上に画像を印刷する装置である。本実施例では、印刷部290は、シアンC、マゼンタM、イエロY、ブラックKの4種類のインクを用いてカラー画像を印刷可能なインクジェット方式の印刷装置である。
カードリーダ280は、カードCnに記録されたデータを、接触、または、非接触で、カードCnから受信する受信装置である。符号「Cn」のnは、カードごとに付された番号であり、1以上の整数である。本実施例では、カードリーダ280は、例えば、NFC(Near Field Communication)、Bluetooth(登録商標)などの比較的近距離での無線通信によって、カードからデータを取得する装置である。
カードCnは、内部に半導体メモリを含む集積回路が組み込まれた、いわゆるICカードである。カードCnは、半導体メモリに予め記憶されたデータを、上述した近距離の無線通信によって、カードリーダ280に送信することができる。カードCnは、プリンタ200A〜200Cの複数人のユーザであって、サーバ100が提供する印刷サービスの利用を許容された複数人のユーザに、1枚ずつ配布されている。各カードCnの半導体メモリには、カードごとに異なるIDであって、該カードが配布されたユーザのアカウントに対応付けられたカードIDが格納されている。該カードIDは、該カードが配布されたユーザに対する認証処理のために用いられる認証情報である。カードCnは、プリンタ200Aのカードリーダ280に対して認証情報(具体的には、カードID)を送信する認証装置、と言うことができる。
端末装置300は、サーバ100に印刷用の画像データを送信するために利用される装置であり、例えば、パーソナルコンピュータや、スマートフォンである。端末装置300は、該端末装置300のコントローラとしてのCPUと、揮発性記憶装置と、不揮発性記憶装置と、ローカルエリアネットワークLNに接続するための通信インタフェースと、を有している(図示省略)。
A−2.各テーブルの説明
図2は、サーバ100の不揮発性記憶装置130に格納されたテーブル134〜137の一例を示す図である。図2(A)のアカウント情報テーブル134には、アカウント情報が、アカウントごとに記録されている。1個のアカウントに対応する一組のアカウント情報は、互いに対応付けられた、アカウントIDと、メールアドレスと、パスワードと、カードIDと、を含んでいる。アカウントIDは、アカウントごとに異なる識別番号である。カードIDは、上述したように、対応するアカウントを有するユーザに配布されるカードCnに格納されている。アカウント情報テーブル134に格納される情報は、例えば、プリンタ200A〜200Cを管理する管理者によって、サーバ100にアップロードされる。
図2は、サーバ100の不揮発性記憶装置130に格納されたテーブル134〜137の一例を示す図である。図2(A)のアカウント情報テーブル134には、アカウント情報が、アカウントごとに記録されている。1個のアカウントに対応する一組のアカウント情報は、互いに対応付けられた、アカウントIDと、メールアドレスと、パスワードと、カードIDと、を含んでいる。アカウントIDは、アカウントごとに異なる識別番号である。カードIDは、上述したように、対応するアカウントを有するユーザに配布されるカードCnに格納されている。アカウント情報テーブル134に格納される情報は、例えば、プリンタ200A〜200Cを管理する管理者によって、サーバ100にアップロードされる。
画像データテーブル135には、不揮発性記憶装置130に格納済みの画像データ138ごとに、画像データ138に関する情報が記録されている。画像データ138に関する情報は、互いに対応づけられた、画像IDと、アカウントIDと、パスと、を含んでいる。画像IDは、画像データ138ごとに異なる識別番号である。アカウントIDは、対応する画像データをアップロードしたユーザのアカウントを示す。パスは、不揮発性記憶装置130上の画像データの格納位置を示す。
プリンタテーブル136には、口述する印刷処理において、画像データの送信先となるプリンタ(本実施例では、図1のプリンタ200A〜200C)の情報が、プリンタごとに記録されている。プリンタに関する情報は、互いに関連付けられた、プリンタIDと、プリンタ名と、を含んでいる。プリンタIDは、プリンタごとに異なる識別番号である。プリンタテーブル136に格納される情報は、例えば、プリンタ200A〜200Cを管理する管理者によって、サーバ100にアップロードされる。
失敗履歴テーブル137は、プリンタ200A〜200Cのカードリーダ280によるカードCnの読取エラーの履歴を示す失敗履歴情報が記録されている。読取エラーは、カードCnからのカードIDの受信の失敗である。読取エラーは、例えば、カードCnの不具合に起因するエラーと、カードリーダ280の不具合に起因するエラーと、を含む。カードCnやカードリーダ280の不具合は、例えば、カードCnやカードリーダ280の構成要素、例えば、半導体メモリや通信アンテナの故障を含む。失敗履歴情報は、互いに対応付けられた、エラーIDと、アカウントIDと、プリンタIDと、生成日と、を含む。エラーIDは、読取エラーごとに異なる識別番号である。アカウントIDは、読取エラーが発生したカードCnに対応するアカウントIDである。カードCnに対応するアカウントIDは、アカウント情報テーブル134(図2(A))にて、該カードCnに格納されたカードIDに対応付けられたアカウントIDである。カードCnに対応するアカウントIDは、カードCnを所有するユーザのアカウントIDと言うこともできる。プリンタIDは、読取エラーが発生したプリンタのIDである。生成日は、該履歴情報が、失敗履歴テーブル137に記録された日時であり、読取エラーが発生した日時と言うこともできる。
A−3.画像処理システム1000の動作
A−3−1.画像データのアップロード処理
図3は、サーバ100に印刷用の画像データをアップロード(送信)するアップロード処理のシーケンス図である。図3の例は、端末装置300が、ユーザの指示に応じて、サーバ100に画像データを送信する場合を示している。
A−3−1.画像データのアップロード処理
図3は、サーバ100に印刷用の画像データをアップロード(送信)するアップロード処理のシーケンス図である。図3の例は、端末装置300が、ユーザの指示に応じて、サーバ100に画像データを送信する場合を示している。
S1では、端末装置300は、ユーザの指示に応じて、認証のためのアカウント情報を含む認証要求を、サーバ100に送信する。例えば、サーバ100のCPU110は、アカウント情報を入力するためのログイン画面を提供するウェブサーバとして、動作する。ユーザは、端末装置300上で動作するウェブブラウザを操作し、サーバ100のログイン画面に認証情報(アカウント情報)を入力する。アカウント情報は、本実施例では、アカウント情報テーブル134に記録されたメールアドレスとパスワードであり、サーバ100の利用を認められたユーザを識別する情報である。端末装置300は、入力されたアカウント情報を、サーバ100へ送信する。
S2では、サーバ100のCPU110は、アカウント情報テーブル134を参照して、S1で受信したアカウント情報の認証を行う。CPU110は、端末装置300から送信されたメールアドレスが、アカウント情報テーブル134に登録済であり、かつ、端末装置300からのパスワードが、アカウント情報テーブル134において該メールアドレスに対応付けられたパスワードと一致する場合に、認証が成功したと判断する。図示を省略するが、認証に失敗した場合、CPU110は、認証失敗を端末装置300に通知して、処理を終了する。以下、認証に成功したとして、説明を行う。S3では、CPU110は、認証成功の通知を端末装置300に送信する。
S4では、端末装置300は、印刷用の画像データ138を準備する。例えば、ユーザは、端末装置300上で動作する文書作成プログラム、画像作成プログラム、画像閲覧プログラムなどのアプリケーションプログラムに対して、印刷するための文書や写真などの画像を選択する指示と、選択した画像を印刷するための画像データ138を作成する指示と、を入力する。端末装置300は、指示に応じて、印刷用の画像データ138を生成する。生成される画像データ138は、プリンタ200Aによって解釈可能なデータ形式で表されたデータである。画像データ138は、例えば、印刷画素毎、かつ、インクの種類毎に、ドットの形成状態を表す画像データである。ドットの形成状態は、例えば、ドットの有無を含む。また、ドットの状態は、ドットの有無と、ドットのサイズと、を含んでもよい。このようなドットの状態を表す印刷用の画像データ138は、ユーザによって選択された画像を表す入力画像データから、生成され得る。例えば、入力画像データによって表される複数の画素のそれぞれの色値(例えば、RGBの色値)は、印刷に利用可能な色材の種類に対応する色成分(ここでは、CMYK)で表された色値に変換される。そして、変換済の色値を用いるハーフトーン処理によって、印刷用の画像データ138が生成される。
S5では、端末装置300は、印刷用の画像データ138を含む印刷要求を、サーバ100に送信する。S6では、サーバ100のCPU110は、端末装置300から送信される画像データ138を取得する。このような画像データ138のアップロードは、アカウント情報の認証に成功した場合に、許可される。従って、端末装置300からの印刷要求は、アカウント情報に対応付けられている、と言える。
S7では、CPU110は、取得した画像データ138を、不揮発性記憶装置130に格納する。S8では、CPU110は、画像データテーブル135を更新する。すなわち、CPU110は、取得した画像データに関する情報を生成し、生成した情報を画像データテーブル135に追加する。S9では、CPU110は、画像データ138のアップロードが完了したことを、端末装置300に通知する。
A−3−2.印刷処理
印刷処理は、サーバ100に格納された画像データ138を用いて、プリンタ200A〜200Cのいずれかにおいて画像を印刷する処理である。図4は、印刷処理のうち、プリンタの処理のフローチャートである。プリンタの処理は、プリンタ200A〜200Cのうちのいずれかに対して、ユーザが開始指示を入力した場合に、該開始指示を入力されたプリンタによって実行される。以下では、プリンタ200Aが、プリンタの処理を実行するとして説明する。
印刷処理は、サーバ100に格納された画像データ138を用いて、プリンタ200A〜200Cのいずれかにおいて画像を印刷する処理である。図4は、印刷処理のうち、プリンタの処理のフローチャートである。プリンタの処理は、プリンタ200A〜200Cのうちのいずれかに対して、ユーザが開始指示を入力した場合に、該開始指示を入力されたプリンタによって実行される。以下では、プリンタ200Aが、プリンタの処理を実行するとして説明する。
S110では、プリンタ200AのCPU210は、カード読取指示画面(図示省略)を表示部240に表示する。カード読取指示画面は、例えば、ユーザのカードCnをプリンタ200Aのカードリーダ280にかざすように促すメッセージを含む。
S115では、CPU210は、カードCnを読み取るための読取処理を実行する。具体的には、CPU210は、カードリーダ280を読取許容状態とする。カードリーダ280は、カードCnの近接を検知すると、カードCnと無線通信を行って、カードリーダ280から認証情報としてのカードIDの受信を試みる。カードリーダ280は、カードIDの受信に成功すると、該カードIDを揮発性記憶装置220に格納し、その旨をCPU210に通知する。カードリーダ280は、カードIDの受信に失敗すると、すなわち、読取エラーが発生すると、その旨をCPU210に通知する。
S120では、CPU210は、カードIDの受信に成功したか失敗したかを判断する。カードIDの受信に失敗した場合には(S120:NO)、CPU210は、S125に処理を進める。カードIDの受信に成功した場合には(S120:YES)、CPU210は、S125をスキップして、S130に処理を進める。
S125では、CPU210は、認証情報入力画面(図示省略)を表示部240に表示して、該認証情報入力面を介して、認証情報を取得する。認証情報入力画面は、例えば、操作部250を用いてユーザに、所定の認証情報(アカウント情報)、本実施例では、メールアドレスおよびパスワードを入力させるための画面であり、メールアドレスおよびパスワードの入力欄を含んでいる。なお、変形例では、ユーザに入力させるアカウント情報として、メールアドレスとパスワードに代えて、ユーザ名と生年月日などのアカウントを識別可能な他の情報が採用されてもよい。
S130では、CPU210は、認証要求をサーバ100に対して送信する。認証要求は、認証情報と、プリンタ200Aのプリンタ名を示す情報と、を含む。認証情報は、S115にて、カードIDの受信に成功した場合には、該カードIDであり、S115にて、カードIDの受信に失敗した場合には、S125にて取得されるメールアドレスおよびパスワードである。
S135では、CPU210は、認証要求に対する応答として、認証の結果を示す結果情報を、サーバ100から受信する。S140では、CPU210は、認証の結果が、成功であるか否かを判断する。認証の結果が成功であるとは、サーバ100の利用が許容されたことを意味する。認証の結果が失敗である場合には(S140:NO)、S145にて、CPU210は、認証の失敗をユーザに通知するための通知画面を表示部240に表示して、処理を終了する。
認証の結果が成功である場合には(S140:YES)、S155にて、CPU210は、画像データ選択画面を表示部240に表示して、該画像データ選択画面を介して、画像データの選択指示を取得する。具体的には、認証の結果が成功である場合には、サーバ100から受信される認証の結果を示す結果情報には、認証情報に対応するアカウントを用いてサーバ100にアップロード済みの画像データ138のリストが含まれる。CPU210は、該リストを含む画像データ選択画面を表示し、該リストに含まれる画像データ138の中から1個の印刷対象の画像データを選択する指示をユーザから取得する。
S160では、CPU210は、選択指示に基づいて選択された画像データ138のIDを含むデータ要求をサーバ100に対して送信する。S165では、CPU210は、該データ要求に対する応答として、データ要求に含まれるIDを有する画像データ138をサーバ100から受信する。S170では、CPU210は、受信された画像データ138を用いて、画像を印刷して、処理を終了する。
図5は、印刷処理のうち、サーバ100の処理のフローチャートである。サーバ100の処理は、プリンタ200A〜200Cのいずれかをクライアントとして、印刷サービスを提供する処理である。この処理は、プリンタ200A〜200Cのいずれかから送信される認証要求(図4のS130)をサーバ100が受信した場合に、CPU110によって実行される。以下では、プリンタ200Aから認証要求を受信する場合を例に説明する。
S210では、CPU110は、プリンタ200Aから認証要求を受信する。S215では、CPU110は、受信された認証要求に含まれる認証情報は、カードIDであるか、メールアドレスおよびパスワードであるか、を判断する。認証情報が、カードIDである場合には、図4のS115にて、プリンタ200Aが、カードIDの受信に成功したことを意味している。認証情報が、メールアドレスおよびパスワードである場合には、図4のS115にて、プリンタ200Aが、カードIDの受信に失敗したことを意味している。したがって、カードIDを含む認証要求は、プリンタ200AによるカードIDの受信の成功を示す成功情報であり、メールアドレスおよびパスワードを含む認証要求は、プリンタ200AによるカードIDの受信の失敗を示す失敗情報である、と言うことができる。そして、カードIDと、メールアドレスおよびパスワードと、のいずれかを含む本実施例の認証要求は、カードCnからのカードIDの受信結果に関係する受信結果情報である、と言うことができる。
さらに、上述したように、認証要求には、送信元のプリンタを示す情報として、送信元のプリンタのプリンタ名を示す情報が含まれる。したがって、認証要求が、カードIDの受信の成功を示す成功情報である場合には、該成功情報は、カードIDの受信に成功したプリンタを示す情報を含み、認証要求が、カードIDの受信の失敗を示す失敗情報である場合には、該失敗情報は、カードIDの受信に失敗したプリンタを示す情報を含む。なお、送信元のプリンタを示す情報は、プリンタ名に限らず、例えば、送信元のプリンタのIPアドレスやシリアル番号などの他の情報であっても良い。
認証情報が、メールアドレスおよびパスワードである場合には(S215:NO)、S220にて、CPU110は、メールアドレスおよびパスワードを用いて認証を行う手入力認証処理を実行する。具体的には、CPU110は、アカウント情報テーブル134を参照して、メールアドレスとパスワードを照合する。該メールアドレスが、アカウント情報テーブル134に登録済みであり、該パスワードが、アカウント情報テーブル134において該メールアドレスに対応付けられたパスワードと一致する場合に、認証は成功する。
S225では、CPU110は、手入力認証処理の結果、認証が成功したか否かを判断する。認証が成功した場合には(S225:YES)、CPU110は、S230にて、読取エラー対処処理を実行する。手入力認証処理が行われる場合には、上述したように、カードIDの受信に失敗したこと、すなわち、読取エラーの発生を意味している。読取エラー対処処理は、詳細は、後述するが、読取エラーの原因となるカードCnの不具合あるいはプリンタ(カードリーダ280)の不具合を解消するために実行される。CPU110は、読取エラー対処処理を実行した後、S255に処理を進める。
手入力認証処理の結果、認証が失敗した場合には(S225:NO)、S235にて、CPU110は、認証失敗を示す通知を、認証要求の送信元のプリンタ(例えば、プリンタ200A)に送信して、サーバの処理を終了する。
認証要求に含まれる認証情報がカードIDである場合には(S215:YES)、S240にて、CPU110は、カードIDを用いて認証を行うカード認証処理を実行する。具体的には、CPU110は、アカウント情報テーブル134を参照して、該カードIDが、アカウント情報テーブル134に登録済であるか否かを照合する。該カードIDが、アカウント情報テーブル134に登録済である場合には、認証は成功する。
S245では、CPU110は、カード認証処理の結果、認証が成功したか否かを判断する。認証が成功した場合には(S245:YES)、CPU110は、S255に処理を進める。なお、図5のS250Bは、第2実施例にて実行される処理であり、本実施例では実行されない。カード認証処理の結果、認証が失敗した場合には(S245:NO)、S235にて、CPU110は、認証失敗を示す通知を、認証要求の送信元のプリンタに送信して、サーバの処理を終了する。
S255では、CPU110は、認証に成功したアカウントに対応する画像データ138のリストを生成する。具体的には、画像データテーブル135を参照して、認証に成功したカードIDやメールアドレスに対応するアカウントIDに対応付けられた画像データ138が抽出され、抽出された1以上の画像データ138のリストが生成される。
S260では、CPU110は、認証成功の通知を、認証要求の送信元のプリンタに送信する。認証成功の通知には、S255にて生成された画像データ138のリストが含まれる。
S265では、CPU110は、認証要求の送信元のプリンタから、画像データ138のIDを含むデータ要求を受信する。S270では、CPU110は、画像データテーブル135を参照して、該データ要求に含まれるIDを有する画像データ138を特定し、該画像データ138を、該データ要求の送信元のプリンタに送信する。
以上の説明から解るように、S220の手入力認証処理と、S240のカード認証処理とは、いずれも、認証要求の送信元のプリンタに対して、印刷サービス(具体的には、S260〜S270の処理)を提供するか否かを判断するための認証処理である。
図6は、印刷処理の第1のシーケンス図である。このシーケンス図は、上述した印刷処理について、プリンタ200AにてカードIDの受信に成功し、かつ、サーバ100にてカード認証処理が成功する場合の例を示す。S10では、プリンタ200Aにて、カードCnの読取処理(図4のS115)が実行され、プリンタ200Aは、カードIDの受信に成功する。S12では、カードIDを含む認証要求がプリンタ200Aからサーバ100へ送信される(図4のS130)。S14では、サーバ100にて、カード認証処理(図5のS240)が実行され、該認証は成功する。S16では、画像データ138のリストを含む認証成功の通知が、サーバ100からプリンタ200Aへ送信される(図5のS260)。S18では、プリンタ200Aにて、表示部240に画像データ選択画面が表示され、ユーザからの選択指示が取得される(図4のS155)。S20では、選択指示に基づいて選択された画像データ138のIDを含むデータ要求が、プリンタ200Aからサーバ100へ送信される(図4のS160)。S22では、データ要求に含まれるIDを有する画像データ138が、サーバ100からプリンタ200Aに送信される(図5のS270)。S24では、該画像データ138を用いて印刷が行われる(図4のS170)。
図7は、印刷処理の第2のシーケンス図である。このシーケンス図は、上述した印刷処理について、プリンタ200AにてカードIDの受信に失敗し、かつ、サーバ100にて手入力認証処理が成功する場合の例を示す。S10では、プリンタ200Aにて、カードCnの読取処理(図4のS115)が実行され、プリンタ200Aは、カードIDの受信に失敗する。このために、S11bにて、プリンタ200Aにて、表示部240に認証情報入力画面が表示され、ユーザから認証情報として、メールアドレスとパスワードとが取得される(図4のS125)。S12bでは、メールアドレスとパスワードを含む認証要求が、プリンタ200Aからサーバ100へ送信される(図4のS130)。S14bでは、サーバ100にて、手入力認証処理(図5のS220)が実行され、該認証は成功する。S15bでは、サーバ100にて、詳細は後述する読取エラー対処処理が実行される(図5のS230)。S16〜S24の処理は、図6のS16〜S24の処理と同一である。
A−3−3.読取エラー対処処理
図8は、第1実施例の読取エラー対処処理のフローチャートである。S310では、CPU110は、図5のS210にて取得された認証要求に含まれる情報に基づいて、失敗履歴情報を、失敗履歴テーブル137に記録する。具体的には、すなわち、エラーIDと、認証要求に含まれるメールアドレスに対応付けられたアカウントIDと、認証要求に含まれるプリンタ名に対応付けられたプリンタIDと、現在の日時を示す生成日とが、互いに関連付けられて失敗履歴テーブル137に記録される。記録されるアカウントIDは、読取エラーが発生したカードCnに対応するアカウントを示すアカウントIDである、とも言うことができる。また、記録されるプリンタIDは、読取エラーが発生したプリンタを示すプリンタIDである、とも言うことができる。
図8は、第1実施例の読取エラー対処処理のフローチャートである。S310では、CPU110は、図5のS210にて取得された認証要求に含まれる情報に基づいて、失敗履歴情報を、失敗履歴テーブル137に記録する。具体的には、すなわち、エラーIDと、認証要求に含まれるメールアドレスに対応付けられたアカウントIDと、認証要求に含まれるプリンタ名に対応付けられたプリンタIDと、現在の日時を示す生成日とが、互いに関連付けられて失敗履歴テーブル137に記録される。記録されるアカウントIDは、読取エラーが発生したカードCnに対応するアカウントを示すアカウントIDである、とも言うことができる。また、記録されるプリンタIDは、読取エラーが発生したプリンタを示すプリンタIDである、とも言うことができる。
S315では、CPU110は、S310にて記録されたアカウントIDと同一のアカウントIDを含み、かつ、S310にて記録されたプリンタIDとは異なるプリンタIDを含む別の失敗履歴情報が、既に失敗履歴テーブル137に記録されているか否かを判断する。このような失敗履歴情報が記録されている場合には(S315:YES)、S310にて記録されたアカウントIDに対応するカード(ここでは、カードC1とする)に不具合が発生している可能性が高い。当該カードC1を用いた場合に、今回読取エラーが発生したプリンタ(例えば、プリンタ200A)とは異なるプリンタ(例えば、プリンタ200B)でも読取エラーが発生しているからである。したがって、この場合には、S320にて、CPU110は、カードC1の不具合の通知を、予め定められた装置に送信して、読取エラー対処処理を終了する。該通知は、例えば、カードC1に不具合が発生している可能性が高いこと、および、カードC1の不具合を修正すべきこと(例えば、カードC1を交換すべきこと)を示すメッセージを含む。通知の送信先の装置は、本実施例では、例えば、プリンタ200A〜200Bの管理者の端末装置(例えば、端末装置300)である。これにより、カードC1の不具合を修正すべきことをプリンタ200A〜200Bの関係者(本実施例では管理者)に適切に知らせることができる。
なお、変形例としては、S315では、上述した別の失敗履歴情報が、現在から特定期間以内に、失敗履歴テーブル137に記録された失敗履歴情報に含まれるか否かが判断されても良い。
S310にて記録されたアカウントIDと同一のアカウントIDを含み、かつ、S310にて記録されたプリンタIDとは異なるプリンタIDを含む別の失敗履歴情報が、失敗履歴テーブル137に記録されていない場合には(S315:NO)、CPU110は、S325に処理を進める。
S325では、CPU110は、S310にて記録されたアカウントIDと異なるアカウントIDを含み、かつ、S310にて記録されたプリンタIDと同一のプリンタIDを含む別の失敗履歴情報が、既に失敗履歴テーブル137に記録されているか否かを判断する。このような失敗履歴情報が記録されている場合には(S325:YES)、S310にて記録されたプリンタIDに対応するプリンタ(ここでは、プリンタ200Aとする)に不具合が発生している可能性が高い。当該プリンタ200Aでは、今回読取エラーが発生したカード(例えば、カードC1)とは異なるカード(例えば、カードC2)でも読取エラーが発生しているからである。したがって、この場合には、S330にて、CPU110は、プリンタ200Aの不具合の通知を、予め定められた装置に送信して、読取エラー対処処理を終了する。該通知は、例えば、プリンタ200Aに不具合が発生している可能性が高いこと、および、プリンタ200Aの不具合を修正すべきこと(例えば、カードリーダ280を修理すべきこと)を示すメッセージを含む。これにより、プリンタ200Aの不具合を修正すべきことをプリンタ200A〜200Bの関係者(本実施例では管理者)に適切に知らせることができる。
なお、変形例としては、S325では、上述した別の失敗履歴情報が、現在から特定期間以内に、失敗履歴テーブル137に記録された失敗履歴情報に含まれるか否かが判断されても良い。
以上説明した本実施例によれば、サーバ100において、プリンタ(プリンタ200A〜200Cのいずれか)から受信される認証要求が、カードCnからのカードIDの受信の成功を示す成功情報である場合に(図5のS215:YES)、CPU110は、カードIDを用いて、該認証要求に含まれるプリンタ名によって示されるプリンタに対して、印刷サービスを提供するか否かを判断するための認証処理を実行する(図5のS240)。そして、該認証要求が、カードCnからのカードIDの受信の失敗を示す失敗情報である場合に(図5のS215:NO)、CPU110は、カードCnに対応するアカウントを示すアカウント情報(具体的には、メールアドレスとパスワード)と、プリンタ名と、を含む認証要求(失敗情報)に基づく失敗履歴情報を、失敗履歴テーブル137に記録する(図8のS310)。そして、CPU110は、複数個の失敗情報に基づいて、プリンタの不具合を通知する処理(図8のS330)と、カードの不具合を通知する処理(図8のS320)と、を含む複数の対処処理の中から決定される対処処理を実行する。
上記構成によれば、複数個の失敗情報に基づいて、実行すべき対処処理が決定される。この結果、プリンタによるカードCnからの認証情報の受信が失敗した場合に、適切な対処処理が実行される。
具体的には、第1の失敗情報と、第2の失敗情報と、が受信される場合に、第1のプリンタ(例えば、プリンタ200A)の不具合を通知する処理が行われる(図8のS325、S330)。ここで、第1の失敗情報は、第1のプリンタが、第1のカード(例えば、カードC1)からのカードIDの受信に失敗することを示す失敗情報である。第2の失敗情報は、第1のプリンタが第2のカード(例えば、カードC2)からのカードIDの受信に失敗することを示す失敗情報である。この場合には、第1のプリンタは、複数の異なるカード(第1のカードと第2のカード)からの受信に失敗しているから、第1のプリンタに不具合が発生し、当該不具合に起因して読取エラーが発生している可能性が高い。したがって、第1のプリンタに不具合が発生している可能性が高い場合に、適切な対処処理を実行することができる。
さらに、第1の失敗情報と、第3の失敗情報と、が受信される場合に、第1のカードの不具合を通知する処理が行われる(図8のS315、S320)。ここで、第1の失敗情報は、上述の通りである。第3の失敗情報は、第2のプリンタ(例えば、プリンタ200B)が第1のカードからのカードIDの受信に失敗することを示す失敗情報である。この場合には、複数の異なるプリンタ(第1のプリンタと第2のプリンタ)が第1のカードからの受信に失敗しているから、第1のカードに不具合が発生し、当該不具合に起因して読取エラーが発生している可能性が高い。したがって、第1のカードに不具合が発生している可能性が高い場合に、適切な対処処理を実行することができる。
さらに、本実施例では、カードCnからのカードIDの受信が失敗する場合に(図4のS120:NO)、アカウントを示す情報(具体的には、メールアドレスおよびパスワード)をユーザに入力させ(図4のS125)、サーバ100は、ユーザによって入力されたアカウントを示す情報を含む認証要求を失敗情報として受信する(図5のS210、図7のS12b)。この結果、カードCnからのカードIDの受信が失敗する場合に、アカウントを示す情報を用いて、読取エラーが発生したカードCnを容易に特定することができる。
さらに、本実施例では、サーバ100の不揮発性記憶装置130には、アカウントと、画像データ138と、が対応付けて格納されている(図2の画像データテーブル135参照)。そして、カード認証処理、または、手入力認証処理の結果、印刷サービスを提供すると判断される場合に(図5のS225:YES、または、S245:YES)、認証処理によって認証されたアカウントに対応する画像データ138が、認証情報の送信元のプリンタに対して送信される(図5のS270)。この結果、サーバ100は、画像データ138を用いた印刷を容易にプリンタに実行させることができる。
より具体的には、カード認証処理、または、手入力認証処理の結果、印刷サービスを提供すると判断される場合に(図5のS225:YES、または、S245:YES)に、認証されたアカウントに対応する複数個の画像データ138のリストが、認証情報の送信元のプリンタに対して送信され(図5のS260)、リストから画像データ138を選択する選択指示が、認証情報の送信元の前記プリンタから取得される(図5のS265)。そして、該選択指示によって選択される画像データが、認証情報の送信元のプリンタに対して送信される(図5のS270)。この結果、サーバ100は、複数の画像データ138のうち、ユーザの意図に沿う適切な画像データを用いた印刷を、容易にプリンタに実行させることができる。
以上の説明から解るように、本実施例のプリンタの不具合を通知する処理(図8のS330)は、第1の対処処理の例であり、カードの不具合を通知する処理(図8のS320)は、第2の対処処理の例である。
B.第2実施例:
第2実施例では、図5のS250Bにて、サーバ100のCPU110は、図5のS210にて取得された認証要求に含まれる情報に基づいて、成功履歴情報を、成功履歴テーブル(図示省略)に記録する。具体的には、すなわち、成功IDと、認証要求に含まれるカードIDに対応付けられたアカウントIDと、認証要求に含まれるプリンタ名に対応付けられたプリンタIDと、現在の日時を示す生成日とが、互いに関連付けられて成功履歴テーブルに記録される。すなわち、第2実施例では、第1実施例で記録される失敗履歴情報と同様に、カードCnからのカードIDの受信が成功する場合に、当該カードIDの受信に成功した際に用いられたカードCnとプリンタとの組み合わせが記録される。記録されるアカウントIDは、カードIDの送信に成功したカードCnに対応するアカウントを示すアカウントIDである、とも言うことができる。また、記録されるプリンタIDは、カードIDの受信に成功したプリンタを示すプリンタIDである、とも言うことができる。
第2実施例では、図5のS250Bにて、サーバ100のCPU110は、図5のS210にて取得された認証要求に含まれる情報に基づいて、成功履歴情報を、成功履歴テーブル(図示省略)に記録する。具体的には、すなわち、成功IDと、認証要求に含まれるカードIDに対応付けられたアカウントIDと、認証要求に含まれるプリンタ名に対応付けられたプリンタIDと、現在の日時を示す生成日とが、互いに関連付けられて成功履歴テーブルに記録される。すなわち、第2実施例では、第1実施例で記録される失敗履歴情報と同様に、カードCnからのカードIDの受信が成功する場合に、当該カードIDの受信に成功した際に用いられたカードCnとプリンタとの組み合わせが記録される。記録されるアカウントIDは、カードIDの送信に成功したカードCnに対応するアカウントを示すアカウントIDである、とも言うことができる。また、記録されるプリンタIDは、カードIDの受信に成功したプリンタを示すプリンタIDである、とも言うことができる。
第2実施例の読取エラー対処処理は、第1実施例の読取エラー対処処理(図8)と異なっている。図9は、第2実施例の読取エラー対処処理のフローチャートである。S410では、図8のS310と同様に、CPU110は、図5のS210にて取得された認証要求に含まれる情報に基づいて、失敗履歴情報を、失敗履歴テーブル137に記録する。
S415では、CPU110は、S410にて記録されたアカウントIDと異なるアカウントIDを含み、かつ、S410にて記録されたプリンタIDと同一のプリンタIDを含む成功履歴情報が、所定期間内に成功履歴テーブルに記録されているか否かを判断する。このような成功履歴情報が記録されている場合には(S415:YES)、S410にて記録されたアカウントIDに対応するカード(ここでは、カードC1とする)に不具合が発生している可能性が高い。当該カードC1とは異なるカード(例えば、カードC2)を用いた場合に、今回読取エラーが発生したプリンタ(例えば、プリンタ200A)にて、カードIDの受信に成功しているからである。したがって、この場合には、S420にて、CPU110は、カードC1の不具合の通知を、予め定められた装置に送信して、読取エラー対処処理を終了する。
S410にて記録されたアカウントIDと異なるアカウントIDを含み、かつ、S410にて記録されたプリンタIDと同一のプリンタIDを含む成功履歴情報が、成功履歴テーブルに記録されていない場合には(S415:NO)、CPU110は、S425に処理を進める。
S425では、CPU110は、S410にて記録されたアカウントIDと同一のアカウントIDを含み、かつ、S410にて記録されたプリンタIDと異なるプリンタIDを含む成功履歴情報が、成功履歴テーブルに記録されているか否かを判断する。このような成功履歴情報が記録されている場合には(S425:YES)、S410にて記録されたプリンタIDに対応するプリンタ(ここでは、プリンタ200Aとする)に不具合が発生している可能性が高い。当該プリンタ200Aとは異なるプリンタ(例えば、プリンタ200B)では、今回読取エラーが発生したカード(例えば、カードC1)からのカードIDの受信に成功しているからである。したがって、この場合には、S430にて、CPU110は、プリンタ200Aの不具合の通知を、予め定められた装置に送信して、読取エラー対処処理を終了する。
以上説明した第2実施例によれば、CPU110は、失敗情報と、成功情報と、に基づいて、プリンタの不具合を通知する処理(図9のS430)と、カードの不具合を通知する処理(図9のS420)と、を含む複数の対処処理の中から決定される対処処理を実行する。この結果、プリンタによるカードCnからの認証情報の受信が失敗した場合に、適切な対処処理が実行される。
具体的には、第1の失敗情報と、第1の成功情報と、が受信される場合に、第1のプリンタ(例えば、プリンタ200A)の不具合を通知する処理が行われる(図9のS425、S430)。ここで、第1の失敗情報は、上述したように、第1のプリンタが、第1のカード(例えば、カードC1)からのカードIDの受信に失敗することを示す失敗情報である。第1の成功情報は、第2のプリンタ(例えば、プリンタ200B)が第1のカードからのカードIDの受信に成功することを示す成功情報である。この場合には、第1のプリンタは、第1のカードからのカードIDの受信に失敗しているが、第2のプリンタは、第1のカードからのカードIDの受信に成功しているので、第1のプリンタに不具合が発生し、当該不具合に起因して読取エラーが発生している可能性が高い。したがって、第1のプリンタに不具合が発生している可能性が高い場合に、適切な対処処理を実行することができる。
さらに、第1の失敗情報と、第2の成功情報と、が受信される場合に、第1のカードの不具合を通知する処理が行われる(図9のS415、S420)。ここで、第1の失敗情報は、上述の通りである。第2の成功情報は、第1のプリンタが第2のカード(例えば、カードC2)からのカードIDの受信に成功することを示す成功情報である。この場合には、第1のプリンタにおいて、第1のカードからのカードIDの受信に失敗しているが、第2のカードからのカードIDの受信には成功しているので、第1のカードに不具合が発生し、当該不具合に起因して読取エラーが発生している可能性が高い。したがって、第1のカードに不具合が発生している可能性が高い場合に、適切な対処処理を実行することができる。
C.第3実施例
第3実施例では、第2実施例と同様に、図5のS250Bにて、サーバ100のCPU110は、図5のS210にて取得された認証要求に含まれる情報に基づいて、成功履歴情報を、成功履歴テーブル(図示省略)に記録する。
第3実施例では、第2実施例と同様に、図5のS250Bにて、サーバ100のCPU110は、図5のS210にて取得された認証要求に含まれる情報に基づいて、成功履歴情報を、成功履歴テーブル(図示省略)に記録する。
第3実施例の読取エラー対処処理は、第1実施例および第2実施例の読取エラー対処処理(図8、図9)と異なっている。図10は、第3実施例の読取エラー対処処理のフローチャートである。S510では、図8のS310と同様に、CPU110は、図5のS210にて取得された認証要求に含まれる情報に基づいて、失敗履歴情報を、失敗履歴テーブル137に記録する。ここでは、カードC1と、プリンタ200Aと、の組み合わせで、読取エラーが発生したことを示す失敗履歴情報が記録されたとして、説明を続ける。
S515では、CPU110は、カードC1の不具合に対応する履歴パターンが、失敗履歴テーブル137、成功履歴テーブルに記録されたか否かを判断する。ここで、カードC1の不具合に対応する履歴パターンは、少なくともM個(Mは、3以上の整数)以上の受信結果情報(成功情報または失敗情報)に基づくパターンである。カードC1の不具合に対応する履歴パターンの具体例を以下に示す。
・パターン1
少なくとも2種類のプリンタにてカードC1からのカードIDの受信に失敗したことを示す3個以上の失敗情報に基づく履歴情報が記録されており、かつ、3個以上の失敗情報に基づく履歴情報が記録された期間内に、カードC1からのカードIDの受信に成功したことを示す成功情報に基づく履歴情報が記録されていない。
・パターン2
2種類以上のプリンタにてカードC1からのカードIDの受信に失敗したことを示す2個以上の失敗情報に基づく履歴情報が記録され、かつ、当該2種類以上プリンタのそれぞれにおいてカードC1とは異なるカードからのカードIDの受信に成功していることを示す2個以上の成功情報に基づく履歴情報が記録されている。
少なくとも2種類のプリンタにてカードC1からのカードIDの受信に失敗したことを示す3個以上の失敗情報に基づく履歴情報が記録されており、かつ、3個以上の失敗情報に基づく履歴情報が記録された期間内に、カードC1からのカードIDの受信に成功したことを示す成功情報に基づく履歴情報が記録されていない。
・パターン2
2種類以上のプリンタにてカードC1からのカードIDの受信に失敗したことを示す2個以上の失敗情報に基づく履歴情報が記録され、かつ、当該2種類以上プリンタのそれぞれにおいてカードC1とは異なるカードからのカードIDの受信に成功していることを示す2個以上の成功情報に基づく履歴情報が記録されている。
このような履歴パターンが記録されている場合には(S515:YES)、カードC1に不具合が発生している可能性が高い。したがって、この場合には、S520にて、CPU110は、カードC1の不具合の通知を、予め定められた装置に送信して、読取エラー対処処理を終了する。
カードC1の不具合に対応する履歴パターンが、失敗履歴テーブル137、成功履歴テーブルに記録されていない場合には(S515:NO)、CPU110は、S525に処理を進める。
S525では、CPU110は、プリンタ200Aの不具合に対応する履歴パターンが、失敗履歴テーブル137、成功履歴テーブルに記録されたか否かを判断する。ここで、プリンタ200Aの不具合に対応する履歴パターンは、少なくともM個(Mは、3以上の整数)以上の受信結果情報(成功情報または失敗情報)に基づくパターンである。カードC1の不具合に対応する履歴パターンの具体例を以下に示す。
・パターン1
少なくとも2種類のカードからのカードIDの受信にプリンタ200Aが失敗したことを示す3個以上の失敗情報に基づく履歴情報が記録されており、かつ、3個以上の失敗情報に基づく履歴情報が記録された期間内に、プリンタ200AがカードIDの受信に成功したことを示す成功情報に基づく履歴情報が記録されていない。
・パターン2
プリンタ200Aが2種類以上のカードからのカードIDの受信に失敗したことを示す2個以上の失敗情報が記録され、かつ、当該2種類以上のカードC1からのカードIDの受信に他のプリンタが成功していることを示す2個以上の成功情報が記録されている。
少なくとも2種類のカードからのカードIDの受信にプリンタ200Aが失敗したことを示す3個以上の失敗情報に基づく履歴情報が記録されており、かつ、3個以上の失敗情報に基づく履歴情報が記録された期間内に、プリンタ200AがカードIDの受信に成功したことを示す成功情報に基づく履歴情報が記録されていない。
・パターン2
プリンタ200Aが2種類以上のカードからのカードIDの受信に失敗したことを示す2個以上の失敗情報が記録され、かつ、当該2種類以上のカードC1からのカードIDの受信に他のプリンタが成功していることを示す2個以上の成功情報が記録されている。
このような履歴パターンが記録されている場合には(S525:YES)、プリンタ200Aに不具合が発生している可能性が高い。したがって、この場合には、S530にて、CPU110は、プリンタ200Aの不具合の通知を、予め定められた装置に送信して、読取エラー対処処理を終了する。
以上説明した第3実施例によれば、CPU110は、M個(Mは、3以上の整数)以上の受信結果情報(成功情報または失敗情報)に基づいて、実行すべき対処処理を決定するので、より適切に、実行すべき対処処理を決定することができる。例えば、第1のプリンタがカードC1からのカードIDの受信に成功した後に、第1のプリンタがカードC2からのカードIDの受信に失敗した場合には、カードC2に不具合が発生している可能性が高いが、第1のプリンタがカードC1からのカードIDの受信に成功した後に、第1のプリンタのカードリーダ280が故障した可能性もある。第3実施例では、少なくとも3個以上の受信結果情報に基づいて、実行すべき対処処理を決定するので、より高い精度で、不具合が発生しているカード、または、プリンタを特定したうえで、実行すべき対処処理を決定することができる。
B.変形例:
(1)上記実施例では、カードの不具合を解消するための処理として、カードの不具合の通知を、予め定められた装置に送信する処理を実行している。これに代えて、カードの不具合を解消するための処理は、例えば、当該カードに変わる新たなカードを発行して、当該カードの所有者に郵送するための手続きであっても良い。同様に、プリンタの不具合を解消するための処理として、プリンタの不具合の通知を、予め定められた装置に送信する処理を実行している。これに代えて、プリンタの不具合を解消するための処理は、例えば、プリンタを修理するためのサービスマンを、当該プリンタの所在地に派遣するための手続きであっても良い。
(1)上記実施例では、カードの不具合を解消するための処理として、カードの不具合の通知を、予め定められた装置に送信する処理を実行している。これに代えて、カードの不具合を解消するための処理は、例えば、当該カードに変わる新たなカードを発行して、当該カードの所有者に郵送するための手続きであっても良い。同様に、プリンタの不具合を解消するための処理として、プリンタの不具合の通知を、予め定められた装置に送信する処理を実行している。これに代えて、プリンタの不具合を解消するための処理は、例えば、プリンタを修理するためのサービスマンを、当該プリンタの所在地に派遣するための手続きであっても良い。
(2)上記実施例では、サーバ100は、インターネットITを介して、プリンタ200A〜200Cと接続されているが、サーバ100は、プリンタ200A〜200Cが接続されたローカルエリアネットワークLNに接続されたローカルサーバであっても良い。
(3)上記実施例では、画像処理装置として、プリンタ200A〜200Cが採用されており、サーバとして、印刷サービスを提供するサーバ100が採用されている。これに代えて、画像処理装置として、スキャナが採用され、サーバとして、認証処理によって認証が成功したユーザによって生成されたスキャンデータを保存する保存サービスを提供するサーバが採用されても良い。
(4)上記実施例では、認証装置として、カードCnが採用されている。これに代えて、カードIDと同様の認証情報をNFCなどの近距離無線通信を用いて送信可能な携帯電話やスマートフォンが認証装置として採用されても良い。
(5)上記実施例では、カードCnを用いて読取エラーが発生した場合に、ユーザにアカウント情報を入力させ、該アカウント情報に基づいて、読取エラーが発生したカードCnを特定している。例えば、カードCnに、アカウントIDと、アカウントIDに対応するカードIDと、の両方が記録されており、アカウントIDの受信には成功し、カードIDの受信にのみ失敗した場合には、受信に成功したアカウントIDに基づいて、該カードCnを特定しても良い。この場合には、ユーザにアカウント情報を入力させる処理(図4のS125)は省略されても良い。
(6)サーバ100にアップロードされる画像データ138は、印刷用のドットデータに代えて、他の任意のデータ形式の画像データであってよい。例えば、JPEG形式などのビットマップ形式を採用してもよく、EMF(Enhanced Meta File)形式のようにページ記述言語で記述されたデータ形式を採用してもよい。また、サーバ100のCPU110は、アップロードされた画像データを用いて、プリンタに送信すべき画像データを生成してもよい。例えば、サーバ100のCPU110は、アップロードされた画像データを用いて、画像処理を実行して、印刷用のドットデータを生成してもよい。
(7)プリンタに画像データを送信するサーバの構成は、図1のサーバ100の構成に代えて、他の種々の構成であってよい。例えば、ネットワークを介して互いに通信可能な複数の装置(例えば、コンピュータ)が、上記実施例のサーバ100の機能を一部ずつ分担して、全体として、サーバ100の機能を提供してもよい。
上記各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部あるいは全部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
また、本発明の機能の一部または全部がコンピュータプログラムで実現される場合には、そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体(例えば、一時的ではない記録媒体)に格納された形で提供することができる。プログラムは、提供時と同一または異なる記録媒体(コンピュータ読み取り可能な記録媒体)に格納された状態で、使用され得る。「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」は、メモリーカードやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種ROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスクドライブ等のコンピュータに接続されている外部記憶装置も含み得る。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
100…サーバ、110…CPU、120…揮発性記憶装置、130…不揮発性記憶装置、132…コンピュータプログラム、134…アカウント情報テーブル、135…画像データテーブル、136…プリンタテーブル、137…失敗履歴テーブル、138…画像データ、190…通信インタフェース、200A〜200C…プリンタ、210…CPU、220…揮発性記憶装置、230…不揮発性記憶装置、232…コンピュータプログラム、240…表示部、250…操作部、270…通信インタフェース、280…カードリーダ、290…印刷部、300…端末装置、1000…画像処理システム、Cn…カード、LN…ローカルエリアネットワーク、IT…インターネット
Claims (12)
- 認証装置から送信される認証情報を受信する受信装置をそれぞれ備える複数個の画像処理装置に、ネットワークを介して接続されるサーバであって、
メモリと、
前記認証装置から前記画像処理装置に対して送信される前記認証情報の受信結果に関係する受信結果情報を、前記画像処理装置から受信する受信部と、
前記画像処理装置から受信される前記受信結果情報が、前記認証装置からの前記認証情報の受信の成功を示す成功情報である場合に、前記成功情報に含まれる前記認証情報を用いて、前記成功情報に含まれる成功装置情報によって示される前記画像処理装置に対して、特定の画像処理サービスを提供するか否かを判断するための認証処理を実行する認証部と、
前記画像処理装置から受信される前記受信結果情報が、前記認証装置からの前記認証情報の受信の失敗を示す失敗情報である場合に、前記認証装置に対応するアカウントを示す失敗アカウント情報と、前記画像処理装置を示す失敗装置情報と、を含む前記失敗情報に基づく失敗履歴情報を、前記メモリに記憶する記憶制御部と、
複数個の前記受信結果情報が受信される場合に、前記複数個の受信結果情報に基づいて、前記画像処理装置の不具合を解消するための第1の対処処理と、前記認証装置の不具合を解消するための第2の対処処理と、を含む複数の対処処理の中から、実行すべき対処処理を決定する決定部であって、前記複数個の受信結果情報のそれぞれは、前記成功情報と前記失敗情報とのいずれかであり、前記複数個の受信結果情報は、少なくとも1個の前記失敗情報を含む、前記決定部と、
前記決定部によって決定される前記対処処理を実行する実行部と、
を備える、サーバ。 - 請求項1に記載のサーバであって、
前記決定部は、第1の前記失敗情報と、第2の前記失敗情報と、が受信される場合に、第1の画像処理装置の不具合を解消するための前記第1の対処処理を、前記実行すべき対処処理として決定し、
前記第1の失敗情報は、前記第1の画像処理装置が第1の認証装置からの前記認証情報の受信に失敗することを示す前記失敗情報であり、
前記第2の失敗情報は、前記第1の画像処理装置が第2の認証装置からの前記認証情報の受信に失敗することを示す前記失敗情報である、サーバ。 - 請求項1または2に記載のサーバであって、
前記決定部は、第1の前記失敗情報と、第3の前記失敗情報と、が受信される場合に、第1の認証装置の不具合を解消するための前記第2の対処処理を、前記実行すべき対処処理として決定し、
前記第1の失敗情報は、第1の画像処理装置が前記第1の認証装置からの前記認証情報の受信に失敗することを示す前記失敗情報であり、
前記第3の失敗情報は、第2の画像処理装置が前記第1の認証装置からの前記認証情報の受信に失敗することを示す前記失敗情報である、サーバ。 - 請求項1〜3のいずれかに記載のサーバであって、さらに、
前記決定部は、第1の前記失敗情報と、第1の前記成功情報と、が受信される場合に、第1の画像処理装置の不具合を解消するための前記第1の対処処理を、前記実行すべき対処処理として決定し、
前記第1の失敗情報は、前記第1の画像処理装置が第1の認証装置からの前記認証情報の受信に失敗することを示す前記失敗情報であり、
前記第1の成功情報は、第2の画像処理装置が前記第1の認証装置からの認証情報の受信に成功することを示す前記成功情報である、サーバ。 - 請求項1〜4のいずれかに記載のサーバであって、
前記決定部は、第1の前記失敗情報と、第2の前記成功情報と、が受信される場合に、第1の認証装置の不具合を解消するための前記第2の対処処理を、前記実行すべき対処処理として決定し、
前記第1の失敗情報は、第1の画像処理装置が前記第1の認証装置からの前記認証情報の受信に失敗することを示す前記失敗情報であり、
前記第2の成功情報は、前記第1の画像処理装置が第2の認証装置からの前記認証情報の受信に成功することを示す前記成功情報である、サーバ。 - 請求項1〜5のいずれかに記載のサーバであって、
前記第1の対処処理は、前記認証情報の受信に失敗する前記画像処理装置の不具合を修正すべきことの通知を、特定の端末装置に送信する処理である、サーバ。 - 請求項1〜6のいずれかに記載のサーバであって、
前記第2の対処処理は、前記認証情報の送信に失敗する前記認証装置の不具合を修正すべきことの通知を、特定の端末装置に送信する処理である、サーバ。 - 請求項1〜7のいずれかに記載のサーバであって、
前記画像処理装置は、前記認証装置からの前記認証情報の受信が失敗する場合に、前記アカウントを示す情報をユーザに入力させ、
前記受信部は、前記ユーザによって入力された前記アカウントを示す情報を、前記失敗アカウント情報として含む前記失敗情報を受信する、サーバ。 - 請求項1〜8のいずれかに記載のサーバであって、さらに、
前記決定部は、M個(Mは、3以上の整数)以上の前記受信結果情報に基づいて、前記実行すべき対処処理を決定する、サーバ。 - 請求項1〜9のいずれかに記載のサーバであって、
前記画像処理装置は、画像データを用いて画像を印刷するプリンタであり、
前記サーバは、さらに、
前記アカウントと、前記画像データと、が対応付けて格納される格納部と、
前記認証処理の結果、前記特定の画像処理サービスを提供すると判断される場合に、前記認証処理によって認証された前記アカウントに対応する前記画像データを、前記認証情報の送信元の前記プリンタに対して送信する第1の送信部と、
を備える、サーバ。 - 請求項10に記載のサーバであって、さらに、
前記認証処理の結果、前記特定の画像処理サービスを提供すると判断される場合に、前記認証処理によって認証された前記アカウントに対応する複数個の前記画像データのリストを、前記認証情報の送信元の前記プリンタに対して送信する第2の送信部と、
前記リストから前記画像データを選択する選択指示を前記認証情報の送信元の前記プリンタから取得する第3の取得部と、
を備え、
前記第1の送信部は、前記選択指示によって選択される前記画像データを、前記認証情報の送信元の前記プリンタに対して送信する、サーバ。 - 認証装置から送信される認証情報を受信する受信装置をそれぞれ備える複数個の画像処理装置に、ネットワークを介して接続されるサーバのためのコンピュータプログラムであって、
前記認証装置から前記画像処理装置に対して送信される前記認証情報の受信結果に関係する受信結果情報を、前記画像処理装置から受信する受信機能と、
前記画像処理装置から受信される前記受信結果情報が、前記認証装置からの前記認証情報の受信の成功を示す成功情報である場合に、前記成功情報に含まれる前記認証情報を用いて、前記成功情報に含まれる成功装置情報によって示される前記画像処理装置に対して、特定の画像処理サービスを提供するか否かを判断するための認証処理を実行する認証機能と、
前記画像処理装置から受信される前記受信結果情報が、前記認証装置からの前記認証情報の受信の失敗を示す失敗情報である場合に、前記認証装置に対応するアカウントを示す失敗アカウント情報と、前記画像処理装置を示す失敗装置情報と、を含む前記失敗情報に基づく失敗履歴情報を、前記メモリに記憶する記憶制御機能と、
複数個の前記受信結果情報が受信される場合に、前記複数個の受信結果情報に基づいて、前記画像処理装置の不具合を解消するための第1の対処処理と、前記認証装置の不具合を解消するための第2の対処処理と、を含む複数の対処処理の中から、実行すべき対処処理を決定する決定機能であって、前記複数個の受信結果情報のそれぞれは、前記成功情報と前記失敗情報とのいずれかであり、前記複数個の受信結果情報は、少なくとも1個の前記失敗情報を含む、前記決定機能と、
前記決定機能によって決定される前記対処処理を実行する実行機能と、
をコンピュータに実現させる、コンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017004758A JP2018113004A (ja) | 2017-01-15 | 2017-01-15 | サーバ、および、コンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017004758A JP2018113004A (ja) | 2017-01-15 | 2017-01-15 | サーバ、および、コンピュータプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018113004A true JP2018113004A (ja) | 2018-07-19 |
Family
ID=62912251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017004758A Pending JP2018113004A (ja) | 2017-01-15 | 2017-01-15 | サーバ、および、コンピュータプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018113004A (ja) |
-
2017
- 2017-01-15 JP JP2017004758A patent/JP2018113004A/ja active Pending
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