JP2018112468A - 距離測定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車載通信装置と通信端末との間の距離を測定する距離測定システムにおいて、電波にノイズが含まれている場合における、測定する距離の誤差を低減させる。【解決手段】距離測定システムは、車載通信装置と、前記車載通信装置と無線通信を行う通信端末と、の間の距離を測定する距離測定システムであって、前記車載通信装置から第1の減衰特性を有する第1の電波を送信する第1の電波送信部と、前記車載通信装置から前記第1の減衰特性とは異なる第2の減衰特性を有する第2の電波を送信する第2の電波送信部と、前記通信端末における、前記第1の電波の受信レベルと前記第2の電波の受信レベルとの間のレベル差を算出するレベル差算出部と、前記レベル差算出部が算出する前記レベル差と前記距離との対応関係に基づいて、前記車載通信装置と前記通信端末との間の距離を算出する距離算出部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、距離測定システムに関する。
自動車等の車両に搭載される車載通信装置と、車載通信装置と無線通信を行う通信端末との間で送受信する電波の受信レベルに基づいて、車載通信装置と通信端末との間の距離を測定する技術がある。
例えば、車載通信装置と携帯無線端末とを含む無線通信システムにおいて、車載通信装置が、携帯無線端末から一定の強度で送信される応答信号の受信電波強度に基づいて、携帯無線端末までの距離を算出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−072244号公報
特許文献1に開示された技術では、車載通信装置は、通信端末から受信する電波の受信強度に基づいて通信端末との間の距離を測定しているので、電波にノイズが含まれている場合、測定する距離の誤差が増大するという問題がある。
本発明の実施の形態は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、車載通信装置と通信端末との間の距離を測定する距離測定システムにおいて、電波にノイズが含まれている場合における、測定する距離の誤差を低減させることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る距離測定システムは、車載通信装置と、前記車載通信装置と無線通信を行う通信端末と、の間の距離を測定する距離測定システムであって、前記車載通信装置から第1の減衰特性を有する第1の電波を送信する第1の電波送信部と、前記車載通信装置から前記第1の減衰特性とは異なる第2の減衰特性を有する第2の電波を送信する第2の電波送信部と、前記通信端末における、前記第1の電波の受信レベルと前記第2の電波の受信レベルとの間のレベル差を算出するレベル差算出部と、前記レベル差算出部が算出する前記レベル差と前記距離との対応関係に基づいて、前記車載通信装置と前記通信端末との間の距離を算出する距離算出部と、を有する。
上記の構成により、距離測定システムは、通信端末における、第1の減衰特性を有する第1の電波の受信レベルと第2の減衰特性を有する第2の電波の受信レベルとの間のレベル差と距離との対応関係に基づいて、車載通信装置と通信端末との間の距離を測定する。電波にノイズが含まれている場合でも、第1の電波の受信レベルと第2の電波の受信レベルとの間のレベル差への影響は少ないので、本実施形態によれば、電波に含まれるノイズにより、測定する距離の誤差が増大することを抑制することができる。
車載通信装置と通信端末との間の距離を測定する距離測定システムにおいて、電波にノイズが含まれている場合における、測定する距離の誤差を低減させることができる。
一実施形態に係る距離測定システムの構成例を示すブロック図である。 一実施形態に係る距離と受信レベルの差との関係について説明するための図である。 一実施形態に係る距離の測定処理の例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る距離の測定方法の効果について説明するための図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
<システム構成>
図1は、一実施形態に係る距離測定システムの構成例を示すブロック図である。距離測定システム1は、例えば、自動車等の車両10に搭載される、ECU(Electronic Control Unit)11、ECU11の制御により無線通信を行う車載通信装置12、及び車載通信装置12と無線通信を行う通信端末20を含む。
ECU11は、例えば、車両10に搭載される電子制御装置であり、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュROM(Read Only Memory)、及び制御インタフェース等を有する。
ECU11は、制御インタフェースを介して接続される車載通信装置12を用いて、通信端末20と無線通信によるデータの送受信が可能である。また、ECU11は、車載通信装置12を用いて、車載通信装置12と通信端末20との間の距離を測定する測定処理を実行する。
車載通信装置12は、例えば、ECU11の制御インタフェースに接続され、ECU11からの制御に従って、通信端末20と無線通信でデータの送受信を行う。また、車載通信装置12は、ECU11の制御に従って、減衰特性が異なる2つの電波を送信する。例えば、車載通信装置12は、第1の無線通信装置13を用いて第1の減衰特性を有する第1の電波を送信し、第2の無線通信装置14を用いて第1の減衰特性とは異なる第2の減衰特性を有する第2の電波を送信する。
なお、ここでは、第1の無線通信装置13と第2の無線通信装置14が異なる無線通信装置であるものとして以下の説明を行うが、第1の無線通信装置13と第2の無線通信装置14は、同じ無線通信装置(1つの無線通信装置)であっても良い。また、第1の無線通信装置13、及び第2の無線通信装置14は、1つのアンテナを用いて電波を送信するものであっても良いし、複数のアンテナを用いて電波を送信するものであっても良い。
要するに、車載通信装置12は、通信端末20と無線通信によるデータの送受信が可能であり、第1の減衰特性を有する第1の電波と、第2の減衰特性を有する第2の電波を送信可能なものであれば、その構成は任意の構成であって良い。
通信端末20は、例えば、CPU、RAM、フラッシュROM、及び制御インタフェース等を有するマイコン21と、マイコン21の制御に従って車載通信装置12と無線通信を行う第3の無線通信装置22とを含む、例えば、スマートキー等のデバイスである。
通信端末20は、車載通信装置12と無線通信によるデータの送受信を行う。また、通信端末20は、車載通信装置12から受信した第1の電波の受信レベル、及び第2の電波の受信レベルを測定し、測定した第1の電波の受信レベル、及び第2の電波の受信レベルを、無線通信で車載通信装置12に送信する。
なお、図1の例では、通信端末20が車両10の外部にある場合の例を示しているが、通信端末20は、例えば、車両10のスマートキー等のように、車両10の外部にある場合もあるし、車両10の内部にある場合もあるものとする。
<ECUの機能構成>
ECU11は、例えば、フラッシュROM等に格納されたプログラムをCPUで実行することにより、第1の電波送信部111、第2の電波送信部112、レベル差算出部113、距離算出部114、及び記憶部115等を実現している。
第1の電波送信部111は、車載通信装置12を制御して、車載通信装置12から第1の減衰特性を有する第1の電波を送信する。例えば、第1の電波送信部111は、車載通信装置12に第1の電波の送信を指示し、車載通信装置12は、第1の電波送信部111からの指示に従って、第1の無線通信装置13を用いて第1電波を送信する。
第2の電波送信部112は、車載通信装置12を制御して、車載通信装置12から第1の減衰特性とは異なる第2の減衰特性を有する第2の電波を送信する。例えば、第2の電波送信部112は、車載通信装置12に第2の電波の送信を指示し、車載通信装置12は、第2の電波送信部112からの指示に従って、第2の無線通信装置14を用いて第2電波を送信する。
レベル差算出部113は、通信端末20から送信される第1の電波の受信レベル、及び第2の電波の受信レベルを、車載通信装置12を介して受信し、通信端末20における第1の電波の受信レベルと第2の電波の受信レベルとの間のレベル差を算出する。
距離算出部114は、レベル差算出部113によって算出される第1の電波の受信レベルと第2の電波の受信レベルとのレベル差と距離との対応関係に基づいて、車載通信装置12と通信端末20との間の距離を算出(又は特定)する。例えば、距離算出部114は、記憶部115に予め記憶した、距離と受信レベル差との対応関係を示す情報を用いて、車載通信装置12と通信端末20との間の距離を算出する。
図2は、一実施形態に係る距離と受信レベルの差との関係について説明するための図である。
図2(a)は、アンテナからの距離と、電波の受信レベル(磁界強度)との関係を示すグラフ201である。図2(a)において、第1の曲線202は、第1の電波における第1の減衰特性を示しており、第2の曲線203は、第2の電波における第2の減衰特性を示している。図2(a)の例では、第1の電波と第2の電波の減衰特性が異なるので、距離によって、第1の電波の受信レベルと第2の電波の受信レベルとのレベル差204が変化する。
図2(b)は、図2(a)に示すアンテナからの距離と、受信レベルの差204との対応関係を示す情報(以下、対応情報と呼ぶ)205の例を示している。本実施形態では、例えば、図(b)に示すような対応情報205を、予め実測(又は計算)等により作成し、記憶部115に記憶しておく。これにより、距離算出部114は、記憶部115に記憶した対応情報205を用いて、受信レベルの差204に対応する距離を特定することができるようになる。
図2(b)において、「距離」は、車載通信装置12と通信端末20との間の距離を示している。「受信レベルの差(dBμV/m)」は、第1の電波の受信レベル(dBμV/m)と、第2の電波の受信レベル(dBμV/m)との間の受信レベルの差(dB)を示している。また、「受信レベルの差(μV換算)」は、第1の電波の受信レベル(dBμV/m)と、第2の電波の受信レベル(dBμV/m)との受信レベルの差(dB)をμVに換算した値を示している。
例えば、図2(b)の例では、第1の電波の受信レベルと、第2の電波の受信レベルとの間の受信レベルの差が28.0dBである場合、車載通信装置12と通信端末20との間の距離は25cmであると判断することができる。
また、受信レベルの差が、図2(b)の対応情報205と一致しない場合(例えば、29.0dB等)、距離算出部114は、例えば、受信レベル差が28.0dB〜29.5dBの範囲を、距離25cmとして判断するものであっても良い。また、別の一例として、距離算出部114は、受信レベルの差が、28.0dBと、29.5dBとの2点の間を補間する演算により、例えば、28.2dBに対応する距離を算出するものであっても良い。
ここで、図1に戻り、ECU11の機能構成の説明を続ける。
記憶部115は、例えば、ECU11のフラッシュROM、及びECU11のCPUで実行されるプログラム等によって実現され、例えば、図2(b)に示すような対応情報205を記憶する。
(電波の減衰特性について)
本実施形態では、第1の減衰特性と第2の減衰特性は、異なる減衰特性であれば良く、その実現方法は特に限定されないが、ここでは、いくつかの例を示して、概要を説明する。
車両10のスマートキー等のシステムでは、車載通信装置12から通信端末20に送信される電波として、LF(Low Frequency、長波)帯の電波を用いることが多い。LF帯では、電波の磁界成分を用いて通信が行われ、λ/2π(λは波長)以下の近傍界では、電波は距離の3乗に反比例して減衰する(以下、3乗減衰と呼ぶ)ことが知られている。例えば、この3乗減衰を、第1の減衰特性として用いることができる。
また、LF帯において、複数の電波を同時に送信することでジャミングを行い、近傍界における電波の減衰特性を、3乗減衰より減衰度が高い別の減衰特性に変えることができる。一例として、この複数の電波による、3乗減衰より減衰度が高い別の減衰特性を、第2の減衰特性として用いることができる。
また、別の一例として、第1の電波及び第2の電波を、電波の電界成分を用いて送信することも考えられる。電界成分を用いて通信する電波は、近傍界においても、電波の波長(周波数)によって電波の減衰特性が異なるので、互いに周波数が異なる第1の電波と第2の電波とを用いることにより、互いに異なる第1の減衰特性と第2の減衰特性とを得ることができる。
<通信端末の機能構成>
図1において、通信端末20は、例えば、マイコン21のフラッシュROM等に格納されたプログラムをマイコン21のCPUで実行することにより、受信レベル測定部211、及び受信レベル送信部212を実現している。
受信レベル測定部211は、第3の無線通信装置22で受信した第1の電波、及び第2の電波の受信レベルを測定(又は取得)する。例えば、受信レベル測定部211は、第3の無線通信装置22から出力される、受信レベルを表す信号、又は情報を取得し、所定の形式の受信レベルに変換する。
受信レベル送信部212は、受信レベル測定部211が測定した、第1の電波の受信レベル、及び第2の電波の受信レベルを、第3の無線通信装置22を介して、車載通信装置に送信する。
上記の構成により、本実施形態に係る距離測定システム1では、車載通信装置12は、第1の減衰特性を有する第1の電波と、第1の減衰特性とは異なる第2の減衰特性を有する第2の電波とを送信する。また、通信端末20は、車載通信装置12から送信される第1の電波の受信レベル、及び第2の電波の受信レベルを測定し、測定した第1の電波の受信レベル、及び第2の電波の受信レベルを車載通信装置12に送信する。
さらに、車両10のECU11は、車載通信装置12を介して受信した、第1の電波の受信レベルと第2の電波の受信レベルとの間のレベル差を算出し、算出したレベル差と距離との対応関係に基づいて、車載通信装置12と通信端末20との間の距離を測定する。
なお、図1に示す距離測定システム1の構成は一例であり、本実施形態に係る距離測定システム1は、様々なシステム構成が可能である。例えば、レベル差算出部113は、通信端末20が有しているものであっても良い。この場合、通信端末20の受信レベル送信部212は、レベル差算出部113が算出する第1の電波の受信レベルと第2の電波の受信レベルとのレベル差を、車載通信装置12に送信する。また、ECU11の距離算出部114は、車載通信装置12を介して、第1の電波の受信レベルと第2の電波の受信レベルとのレベル差を受信し、受信したレベル差を用いて、車載通信装置12と通信端末20との間の距離を算出する。
また、例えば、通信端末20は、レベル差算出部113と距離算出部114を有し、距離算出部114が算出した距離を、車載通信装置12に送信するもの等であっても良い。
さらに、距離算出部114は、記憶部115に記憶した対応情報205に代えて、予め定められた第1の減衰特性、及び第2の減衰特性に対応する計算式(例えば、3乗減衰、4乗減衰等)を用いて、レベル差に対応する距離を算出するものであっても良い。
<処理の流れ>
続いて、本実施形態に係る距離測定システム1で実行される距離測定方法の処理の流れについて説明する。
(距離の測定処理)
図3は、一実施形態に係る距離の測定処理の例を示すフローチャートである。この処理は、距離測定システム1において、車載通信装置12と通信端末20との間の距離を測定する処理の例を示している。
ステップS301において、ECU11の第1の電波送信部111は、車載通信装置12を制御して、車載通信装置12から第1の減衰特性を有する第1の電波を送信する。
ステップS302において、ECU11の第2の電波送信部112は、車載通信装置12を制御して、車載通信装置12から第1の減衰特性とは異なる第2の減衰特性を有する第2の電波を送信する。
ステップS303において、レベル差算出部113は、通信端末20における、第1の電波の受信レベルと第2の電波の受信レベルとの間のレベル差を算出する。
例えば、通信端末20は、第1の電波の受信レベルと第2の電波の受信レベルとを測定し、測定した第1の電波の受信レベル、及び第2の電波の受信レベルを、車載通信装置12に送信する。また、ECU11のレベル差算出部113は、車載通信装置12を介して、通信端末20における第1の電波の受信レベル、及び第2の電波の受信レベルを受信し、第1の電波の受信レベルと第2の電波の受信レベルとの間のレベル差を算出する。
また、別の一例として、前述したように、通信端末20が、レベル差算出部113を有している場合、レベル差算出部113は、受信レベル測定部211が測定した第1の電波の受信レベルと第2の電波の受信レベルとの間のレベル差を測定する。この場合、通信端末20の受信レベル送信部212は、算出された、第1の電波の受信レベルと第2の電波の受信レベルとのレベル差を、車載通信装置12に送信する。
ステップS304において、ECU11の距離算出部114は、ステップS303で算出された第1の電波の受信レベルと第2の電波の受信レベルとの間のレベル差を用いて、車載通信装置12と通信端末20との間の距離を算出する。
例えば、距離算出部114は、記憶部115に記憶した図2(b)に示すような対応情報205から、第1の電波の受信レベルと第2の電波の受信レベルとの間のレベル差に対応する距離を求める。
上記の処理により、ECU11は、通信端末20における、第1の電波の受信レベルと第2の電波の受信レベルとの間のレベル差に基づいて、車載通信装置12と通信端末20との間の距離を測定することができる。
(効果)
図4は、一実施形態に係る距離の測定方法の効果について説明するための図である。ここでは、説明用の一例として、車載通信装置12と通信端末20との間の距離が50cmであり、電波に20dBのノイズが混入するものとして、以下の説明を行う。
図4(a)は、例えば、車載通信装置12が、通信端末20から受信する電波の受信レベルに基づいて、車載通信装置12と通信端末20との間の距離を測定する場合の例を示している。図4(a)の例では、通信端末20が受信する電波の受信レベルは、ノイズの影響により約20dB高くなるので、実際の受信レベル411より20dB高い受信レベル412が、車載通信装置12で測定される。この場合、車載通信装置12と通信端末20との間の実際の距離は50cmであるにもかかわらず、車載通信装置12は、距離が25cmとして測定してしまうことになる。このように、車載通信装置12が、通信端末20から受信する電波の受信レベルに基づいて、車載通信装置12と通信端末20との間の距離を測定する場合、電波に含まれるノイズの影響により、測定する距離の誤差が増大するという問題がある。
図4(b)は、例えば、車載通信装置12が、電波の減衰特性が同じ2つの電波の送信し、通信端末20から受信する2つの電波の受信レベルを用いて、ECU11が、車載通信装置12と通信端末20との間の距離を測定する場合の例を示している。
図4(b)に示すように、第1の電波の受信レベル421、及び第2の電波の受信レベル422に20dBのノイズを重畳しても、第1の電波の受信レベル421と第2の電波の受信レベル422との間のレベル差(10dB)への影響は少ない。しかし、図4(b)の例では、距離が変化しても、第1の電波の受信レベル421と第2の電波の受信レベル422との間のレベル差は変化しないので、ECU11は、このレベル差を、車載通信装置12と通信端末20との間の距離の測定に用いることができない。従って、図4(b)に示す例においても、電波に含まれるノイズの影響により、測定する距離の誤差が増大するという問題を解決することができない。
図4(c)は、本実施形態に係る距離測定システム1において、電波の減衰特性が異なる2つの電波を送信し、通信端末20における2つの電波のレベル差を用いて、ECU11が、車載通信装置12と通信端末20との間の距離を測定する場合の例を示している。
図4(c)の例では、第1の電波の受信レベル431、及び第2の電波の受信レベル432に20dBのノイズを重畳しても、第1の電波の受信レベル431と第2の電波の受信レベル422との間のレベル差(34dB)への影響は少ない。さらに、本実施形態に係る距離測定システム1では、第1の電波における第1の減衰特性と、第2の電波のおける第2の減衰特性とが異なるので、車載通信装置12と通信端末20との間の距離に応じて、第1の電波と第2の電波との間のレベル差が異なっている。従って、ECU11は、例えば、図2(b)に示すような対応情報205と、第1の電波の受信レベルと第2の電波の受信レベルとの間のレベル差と、を用いて車載通信装置12と通信端末20との間の距離を推定することができる。
このように、本実施形態によれば、車載通信装置12と通信端末20との間の距離を測定する距離測定システム1において、電波にノイズが含まれている場合における、測定する距離の誤差を低減させることができる。
1 距離測定システム
12 車載通信装置
20 通信端末
111 第1の電波送信部
112 第2の電波送信部
113 レベル差算出部
114 距離算出部

Claims (1)

  1. 車載通信装置と、前記車載通信装置と無線通信を行う通信端末と、の間の距離を測定する距離測定システムであって、
    前記車載通信装置から第1の減衰特性を有する第1の電波を送信する第1の電波送信部と、
    前記車載通信装置から前記第1の減衰特性とは異なる第2の減衰特性を有する第2の電波を送信する第2の電波送信部と、
    前記通信端末における、前記第1の電波の受信レベルと前記第2の電波の受信レベルとの間のレベル差を算出するレベル差算出部と、
    前記レベル差算出部が算出する前記レベル差と前記距離との対応関係に基づいて、前記車載通信装置と前記通信端末との間の距離を算出する距離算出部と、
    を有する距離測定システム。
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