JP2018112344A - 天吊り型空調機の支持構造 - Google Patents

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伸二 山東
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Abstract

【課題】天吊り型空調機の設置時に作業者一人でも容易に作業を行うことができ、かつ、連結部の挿通孔に進入される吊下げボルトの移動範囲が限定されず作業効率の向上を図り得る天吊り型空調機の支持構造を提供する。
【解決手段】支持構造10は、天井裏に固定された吊下げボルト30を、天吊り型空調機3に設けた連結部13の挿通孔20に挿通し、吊下げボルト30に螺合したナット31が挿通孔20の周縁の下面を支持する。連結部13は、水平部18と、水平部18の一端,他端からそれぞれ下方に垂下された第1の垂直部19,第2の垂直部17を有している。第1の垂直部19から水平部18に亘ってかつ挿通孔20に連通する第1の切り欠き部23と、第2の垂直部17から水平部18に亘ってかつ挿通孔20に連通する第2の切り欠き部27と、が設けられる。
【選択図】図5

Description

本発明は、浴室の天井や店舗の天井等に設置される天吊り型空調機の支持構造に関する。
従来、天吊り型空調機の支持構造として、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。この天吊り型空調機の支持構造は、天井裏に固定された吊下げボルト(吊り金具ともいう)を、天吊り型空調機に設けた連結部の水平部に設けられた挿通孔に挿通し、吊下げボルトに螺合したナットが挿通孔の周縁の下面に当接して、天吊り型空調機の荷重をナット及び吊下げボルトで支持するように構成されている。
連結部においては、水平部の一端から下方に垂下された垂直部に、吊下げボルトが水平方向に通過して挿通孔に進入可能な切り欠き部を設けている。
これにより、天吊り型空調機の設置時に作業者一人でも作業を行うことができて、有意義である。
特開2016−109319号公報
ところが、上述した従来の天吊り型空調機にあっては、水平部の一端から下方に垂下された垂直部(第1の垂直部)には吊下げボルトが進入可能な切り欠き部が設けられているものの、水平部の他端から下方に垂下された垂直部(第2の垂直部)には吊下げボルトが進入可能な切り欠き部が設けられていない。
このため、例えば、図10に示すように、吊下げボルト901,902の間隔91が、一方の連結部92の第2の垂直部921の第1の垂直部922側の面と、他方の連結部93の第1の垂直部931の第2の垂直部932側の面との間の距離94よりも小さく形成されていると、一方の連結部92に形成された挿通孔に挿通された吊下げボルト901を第2の垂直部921側に寄せても、吊下げボルト902が他方の連結部93の第1の垂直部931と干渉するため、吊下げボルト902を第1の垂直部931に形成された切り欠き部に進入させて、他方の連結部93に形成された挿通孔に挿通させることができない事態が生じてしまう。
すなわち、連結部92の第2の垂直部921には切り欠き部が設けられていないため、挿通孔の第2の垂直部921側の端部により、挿通孔に進入される吊下げボルト901の移動範囲が限定されてしまい、吊下げボルト901,902の間隔91を広げる等の作業を余儀なくされ、作業効率が低い、という問題があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その課題は、天吊り型空調機の設置時に作業者一人でも容易に作業を行うことができ、かつ、連結部の挿通孔に進入される吊下げボルトの移動範囲が限定されず作業効率の向上を図り得る天吊り型空調機の支持構造を提供することにある。
前記の課題を解決するため、本発明は、天吊り型空調機の支持構造として、天井裏に固定された吊下げボルトを、天吊り型空調機に設けた連結部の挿通孔に挿通し、前記吊下げボルトに螺合したナットが前記挿通孔の周縁の下面に当接して、前記天吊り型空調機の荷重を前記ナット及び前記吊下げボルトで支持するように構成され、前記連結部には、前記挿通孔の外に、前記吊下げボルトが水平方向に通過して前記挿通孔に進入可能な切り欠き部が設けられていることを前提とする。そして、前記連結部は、水平方向に延びる水平部と、この水平部の一端から下方に垂下された第1の垂直部と、前記水平部の他端から下方に垂下された第2の垂直部と、を有しており、前記挿通孔は、前記水平部の長手方向に沿って細長い長孔状に設けられており、前記切り欠き部として、前記第1の垂直部から前記水平部に亘ってかつ前記挿通孔に連通する第1の切り欠き部と、前記第2の垂直部から前記水平部に亘ってかつ前記挿通孔に連通する第2の切り欠き部と、が設けられることを特徴とする。
この構成では、連結部に、挿通孔の外に、吊下げボルトが水平方向に通過して挿通孔に進入可能な切り欠き部が設けられているため、天吊り型空調機の設置時には、予め吊下げボルトにナットが螺合された状態で、切り欠き部から吊下げボルトを水平方向に通過させて、吊下げボルトを挿通孔に挿通することができる。このため、作業者が天吊り型空調機の荷重を支えながら、吊下げボルトの下端を、天吊り型空調機に設けた連結部の挿通孔に上方から挿通したり、吊下げボルトの下端にナットを螺合したりする必要がないので、天吊り型空調機の設置作業を作業者一人で行うことが容易になり、作業効率を向上させることができる。
そして、水平部の一端側においては第1の切り欠き部を通して吊下げボルトを挿通孔に進入させたり挿通孔より退出させることができ、水平部の他端側においては第2の切り欠き部を通して吊下げボルトを挿通孔に進入させたり挿通孔より退出させることができて、挿通孔に進入される吊下げボルトの移動範囲が限定されず、作業効率の向上を図り得る。
ここで、本発明の特徴的な構成をより具体化した形態は、以下の通りである。すなわち、前記連結部には、前記吊下げボルトが前記挿通孔に挿通されているとき、前記ナットが前記挿通孔の周縁の下面に当接した状態で前記吊下げボルトが前記切り欠き部を通って前記挿通孔から抜け出るのを規制する規制部が設けられるものであり、前記規制部として、前記第1の垂直部の上端部の前記第1の切り欠き部の幅寸法を前記第1の垂直部の他の部位の前記第1の切り欠き部の幅寸法よりも小さくすることで形成される第1の規制部と、前記第2の垂直部の上端部の前記第2の切り欠き部の幅寸法を前記第2の垂直部の他の部位の前記第2の切り欠き部の幅寸法よりも小さくすることで形成される第2の規制部と、が設けられることが好ましい。この場合、一旦挿通孔に挿通された吊下げボルトが第1の切り欠き部または第2の切り欠き部を通って不用意に挿通孔から抜け出ることはなく、天吊り型空調機の落下を防止できる。
また、前記連結部は、前記第1の垂直部の下端から前記水平部と反対側に水平方向に延びる先端水平部を更に有しており、この先端水平部は、前記第1の垂直部の前記第1の切り欠き部を挟んで対向する第1の対向片同士を連結するように形成されていることが好ましい。この場合、先端水平部が、第1の垂直部の第1の切り欠き部を挟んで対向する第1の対向片同士ひいては水平部の長孔状の挿通孔を挟んで対向する水平対向片同士を連結するように形成されているため、天吊り型空調機の荷重によって、水平対向片同士の間隔が広がってしまい水平対向片同士の間をナットが上方に向けて通過して天吊り型空調機が落下することが防止できる。
また、前記連結部は、対となる連結部同士が所定距離離間して設けられており、前記挿通孔は、対となる連結部同士を結ぶ直線方向に沿って細長い長孔状に設けられていて、前記対となる連結部同士は、その一方の連結部の挿通孔の一端側に対応する吊下げボルトが挿通された状態で他方の連結部に設けた前記第1の切り欠き部への前記他方の連結部に対応する吊下げボルトの進入を許容するように構成されていることが好ましい。この場合、天吊り型空調機の設置時には、対となる2つの連結部のうちの一方の連結部の挿通孔に対応する吊下げボルトを挿通し、その後、一方の連結部に対応する吊下げボルトを挿通孔の一端側に寄せた状態で他方の連結部に設けた切り欠き部から他方の連結部に対応する吊下げボルトを進入させて、他方の連結部に対応する吊下げボルトを他方の連結部の挿通孔に挿通することができるので、作業効率を一層向上させることができる。
本発明における天吊り型空調機の支持構造によれば、作業者が天吊り型空調機の荷重を支えながら、吊下げボルトの下端を、天吊り型空調機に設けた連結部の挿通孔に上方から挿通したり、吊下げボルトの下端にナットを螺合したりする必要がないので、天吊り型空調機の設置作業を作業者一人でも容易に行うことができる。また、水平部の一端側においては第1の切り欠き部を通して吊下げボルトを挿通孔に進入させたり挿通孔より退出させることができ、水平部の他端側においては第2の切り欠き部を通して吊下げボルトを挿通孔に進入させたり挿通孔より退出させることができて、挿通孔に進入される吊下げボルトの移動範囲が限定されず、作業効率を向上させることができる。
図1は本発明の一実施形態に係る浴室空調システムの全体構成を示す概略斜視図である。 図2は同上の浴室空調システムの主要な機器である天吊り型空調機のグリル板を取り外した状態で天吊り型空調機の支持構造を天井裏側から見た斜視図である。 図3は同上の天吊り型空調機のグリル板を取り外した状態で天吊り型空調機の支持構造を浴室内から見た斜視図である。 図4は同上の天吊り型空調機の支持構造を分解した状態で天井裏側から見た分解斜視図である。 図5は同上の天吊り型空調機の支持構造の要部斜視図である。 図6は同上の支持構造の主要な部品である連結部材の斜視図である。 図7Aは同上の天吊り型空調機の設置状態における天吊り型空調機の支持構造を示す模式平面図、図7Bは同じく模式正面図である。 図8Aは同上の天吊り型空調機の設置途中における天吊り型空調機の支持構造を示す模式平面図、図8Bは同じく模式正面図である。 図9は同上の天吊り型空調機の設置途中における天吊り型空調機(グリル板を除く)の支持構造を天井裏側から見た斜視図である。 図10は従来の天吊り型空調機の設置途中における天吊り型空調機の支持構造を示す模式正面図である。
以下、本発明を実施するための形態である実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る浴室空調システムの全体構成を示し、1は浴槽2を備えた浴室、3は浴室1の天井1aに設置された天吊り型空調機、4は浴室1から離れた屋外等に設置された熱源機であり、天吊り型空調機3と熱源機4とは、熱媒体が循環するように循環管路5を介して接続されている。なお、図1中、41は浴室1外に設けられた天吊り型空調機3の操作リモコンである。
天吊り型空調機3は、図示していないが、本実施形態の場合、機能的に暖房機能と乾燥機能とミスト発生機能とを有し、ミスト機能付き浴室暖房乾燥機とも称される。尚、天吊り型空調機3としては、ミスト機能付き浴室暖房乾燥機に限らず、浴室暖房換気乾燥機であっても良いし、浴室乾燥機であっても良く、特に限定されない。
また、天吊り型空調機3は、図2ないし図4に示すように、浴室1の天井1aに設けた取付開口6(図1参照)に下面側が臨んだ状態で天井裏に設置された空調機本体7と、空調機本体7の設置後に取付開口6の下方から空調機本体7の下面側を覆うように空調機本体7に装着されるグリル板8とを備えている。なお、図3中、42は浴室1の天井1aに設けられた点検口である。
空調機本体7ひいては天吊り型空調機3を設置するための支持構造10は、天吊り型空調機3(詳しくは空調機本体7)の4箇所にそれぞれ取り付けられた連結部材11と、各連結部材11に対応して天井裏のスラブ等に固定された吊下げボルト30と、吊下げボルト30の下端部に螺合されるナット31とを備える。そして、各連結部材11の後述する挿通孔20に対応する吊下げボルト30を挿通し、この吊下げボルト30に螺合したナット31が挿通孔20の周縁の下面に当接して、天吊り型空調機3の荷重をナット31及び吊下げボルト30で支持するように構成されている。
また、支持構造10は、吊下げボルト30のナット31よりも上側位置に螺合される上側ナット32と、吊下げボルト30のナット31と上側ナット32との間に被嵌される上側防振ゴム33及び下側防振ゴム34とを備える。そして、上側防振ゴム33及び下側防振ゴム34によって連結部材11の挿通孔20の周縁を上下から挟み込んだ状態で、上側ナット32とナット31によって上側防振ゴム33及び下側防振ゴム34が上下から挟み込まれるようになっており、これにより、天吊り型空調機3の運転時にその振動が吊下げボルト30の固定側に伝達するのを抑制するようになっている。
連結部材11は、図5及び図6に拡大詳示するように、大別して、空調機本体7に取り付けるための取付部12と、吊下げボルト30と連結するための連結部13とからなる。取付部12は、空調機本体7にボルト(不図示)及び固定ナット15等で固定される固定座部16を有している。
連結部13は、取付部12の第2の垂直部17の上端から水平方向でかつ空調機本体7と離間する方向に延びる水平部18と、この水平部18の一端から下方に垂下された第1の垂直部19と、この水平部18の他端から下方に垂下された第2の垂直部17と、を有している。
図6に示すように、水平部18には、その長手方向に沿って細長い長孔状の挿通孔20が設けられているとともに、この挿通孔20を挟んで対向する一対の水平対向片21,21の側縁部をそれぞれ上方に折り曲げてなる一対のフランジ部22,22が設けられている。
連結部13には、挿通孔20の外に、吊下げボルト30が水平方向に通過して挿通孔20に進入可能な切り欠き部(第1の切り欠き部23、第2の切り欠き部27)が設けられている。
吊下げボルト30が挿通孔20に挿通されているとき、ナット31が挿通孔20の周縁の下面に当接した状態で吊下げボルト30が前記切り欠き部を通って挿通孔20から抜け出るのを規制する規制部(第1の規制部24、第2の規制部28)が設けられている。
第1の垂直部19には、第1の切り欠き部23が設けられているとともに、第1の規制部24が設けられている。第1の切り欠き部23は、第1の垂直部19から水平部18に亘ってかつ挿通孔20に連通するように設けられている。第1の規制部24は、第1の垂直部19の上端部の第1の切り欠き部23の幅寸法を第1の垂直部19の他の部位の第1の切り欠き部23の幅寸法よりも小さくすることで設けられている。ここで、第1の垂直部19の上端部の第1の切り欠き部23の幅寸法は、挿通孔20の幅寸法と同一であり、吊下げボルト30の直径よりも若干大きく設定されている。また、第1の垂直部19の他の部位つまり上端部以外の部位の第1の切り欠き部23の幅寸法は、ナット31の直径及び下側防振ゴム34の直径よりも大きく設定されている。
第2の垂直部17には、第2の切り欠き部27が設けられているとともに、第2の規制部28が設けられている。第2の切り欠き部27は、第2の垂直部17から水平部18に亘ってかつ挿通孔20に連通するように設けられている。第2の規制部28は、第2の垂直部17の上端部の第2の切り欠き部27の幅寸法を第2の垂直部17の他の部位の第2の切り欠き部27の幅寸法よりも小さくすることで設けられている。ここで、第2の垂直部17の上端部の第2の切り欠き部27の幅寸法は、挿通孔20の幅寸法と同一であり、吊下げボルト30の直径よりも若干大きく設定されている。また、第2の垂直部17の他の部位つまり上端部以外の部位の第2の切り欠き部27の幅寸法は、ナット31の直径及び下側防振ゴム34の直径よりも大きく設定されている。
連結部13は、更に、第1の垂直部19の下端から水平部18と反対側に水平方向に延びる先端水平部25を有している。先端水平部25は、第1の垂直部19の第1の切り欠き部23を挟んで対向する一対の第1の対向片26,26同士を連結するように平面視でアーチ状に形成されている。
また、連結部13の第2の垂直部17は、第2の切り欠き部27の下側の部分171が、第2の切り欠き部27を挟んで対向する一対の第2の対向片29,29同士を連結する先端連結部となっている。
天吊り型空調機3の4箇所にそれぞれ取り付けられる連結部材11の連結部13は、図7に模式的に示すように、天吊り型空調機3を一方向(図7で左右方向)に挟んで所定距離離間して位置する2つの連結部13,13同士が対を構成するようになっている。挿通孔20は、対となる連結部13,13同士を結ぶ直線方向に沿って細長い長孔状に設けられている。そして、対となる連結部13,13同士は、図8に示すように、その一方の連結部13の挿通孔20の長手方向一端側に対応する吊下げボルト30が挿通された状態で他方の連結部13に設けた第1の切り欠き部23への他方の連結部13に対応する吊下げボルト30の進入を許容するように構成されている。言い換えると、対となる2つの連結部13,13にそれぞれ対応する2つの吊下げボルト30(図8Bの2つの吊下げボルト30)の間隔(厳密には、径の大きい下側防振ゴム34の間隔)が、対となる2つの連結部13,13のうちの一方(図8Bで左側)の連結部13の第2の垂直部17の第1の垂直部19側の面と、他方(図8Bで右側)の連結部13の第1の垂直部19の第2の垂直部17と反対側の面との間の距離よりも大きく形成されている。
次に、前記実施形態の作用効果を説明するに、天吊り型空調機3に取り付けた連結部材11の連結部13に、挿通孔20の外に、吊下げボルト30が水平方向に通過して挿通孔20に進入可能な第1の切り欠き部23が設けられているため、天吊り型空調機3の設置時には、予め吊下げボルト30に、上側ナット32及びナット31が螺合されかつその間に上側防振ゴム33及び下側防振ゴム34が被嵌された状態(図4参照)で、第1の切り欠き部23から吊下げボルト30を水平方向に通過させて、吊下げボルト30を挿通孔20に挿通することができる。このため、従来の如く作業者が天吊り型空調機3の荷重を支えながら、吊下げボルト30の下端を、天吊り型空調機3に取り付けた連結部材11の連結部13の挿通孔20に上方から挿通したり、吊下げボルト30の下端から防振ゴム33,34を被嵌したり、吊下げボルト30の下端にナット31を螺合したりする必要がないので、天吊り型空調機3の設置作業を作業者一人で行うことが容易になり、作業効率を向上させることができる。
また、連結部13に、吊下げボルト30が挿通孔20に挿通されているとき、ナット31が下側防振ゴム34を介して挿通孔20の周縁の下面に当接した状態で吊下げボルト30が第1の切り欠き部23を通って挿通孔20から抜け出るのを規制する第1の規制部24が設けられているため、一旦挿通孔20に挿通された吊下げボルト30が第1の切り欠き部23を通って不用意に挿通孔20から抜け出ることはなく、天吊り型空調機3の落下を防止することができる。
特に、本実施形態の場合、連結部13は、第1の垂直部19の下端から水平部18と反対側に水平方向に延びる先端水平部25を更に有し、この先端水平部25は、第1の垂直部19の第1の切り欠き部23を挟んで対向する一対の第1の対向片26,26同士を連結するように形成されている。このため、先端水平部25が、第1の垂直部19の第1の切り欠き部23を挟んで対向する第1の対向片26,26同士ひいては水平部18の長孔状の挿通孔20を挟んで対向する水平対向片21,21同士を連結するように形成されていることになり、天吊り型空調機3の荷重によって、水平部18の挿通孔20を挟んで対向する一対の水平対向片21,21同士の間隔が広がってしまい水平対向片21,21同士の間をナット31及び下側防振ゴム34が上方に向けて通過して天吊り型空調機3が落下することが防止できる。
また、連結部13は、対となる2つの連結部13,13同士が所定距離離間して設けられており、挿通孔20は、対となる連結部13,13同士を結ぶ直線方向に沿って細長い長孔状に設けられていて、対となる連結部13,13同士は、その一方の連結部13の挿通孔20の長手方向一端側に対応する吊下げボルト30が挿通された状態で他方の連結部13に設けた第1の切り欠き部23への、他方の連結部13に対応する吊下げボルト30の進入を許容するように構成されている。このため、図8に示すように、天吊り型空調機3の設置時には、対となる2つの連結部13,13のうちの一方の連結部13(図8中の左側の連結部13)の挿通孔20に対応する吊下げボルト30(図8中の左側の吊下げボルト30)を挿通し、その後、この吊下げボルト30を挿通孔20の一端側(第2の垂直部17側)に寄せた状態で他方の連結部13(図8中の右側の連結部13)に設けた第1の切り欠き部23からこの連結部13に対応する吊下げボルト30(図8中の右側の吊下げボルト30)を進入させて、この吊下げボルト30を他方の連結部13の挿通孔20に挿通する(図7参照)ことができるので、作業効率を一層向上させることができる。
このとき、一方の連結部13(図8中の左側の連結部13)に対応する吊下げボルト30(図8中の左側の吊下げボルト30)を挿通孔20の一端側(第2の垂直部17側)に寄せたとき、この吊下げボルト30やこの吊下げボルト30に螺合したナット31や下側防振ゴム34、一方の連結部13の第2の切り欠き部27に引退させることができるので、他方の連結部13の第1の切り欠き部23から他方の連結部13に対応する吊下げボルト30を進入させることが一層容易になる。
そして更に、対となる吊下げボルト30の間隔が小さいときにも、図9に示すように、一方の連結部13(図9中の左側の連結部13)の挿通孔20に挿通された吊下げボルト30(図9中の左側の吊下げボルト30)およびこれに螺合したナット31および下側防振ゴム34を第2の切り欠き部27に引退させて、他方の連結部13(図9中の右側の連結部13)の第1の切り欠き部23より吊下げボルト30(図9中の右側の吊下げボルト30)およびこれに螺合したナット31と下側防振ゴム34を挿通孔20に挿通させることができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の形態を包含するものである。例えば前記実施形態では、浴室空調システムの天吊り型空調機3を浴室1の天井1aに設置する場合について述べたが、本発明は、これに限らず、浴槽2のない浴室つまりシャワールームの天井や店舗の天井等に設置される天吊り型空調機にも同様に適用することができ、同様な作用効果を奏することができる。
また、前記実施形態では、天吊り型空調機3の空調機本体7と別体に、取付部12と連結部13とからなる連結部材11を形成し、この連結部材11を空調機本体7ひいては天吊り型空調機3に取り付けて天吊り型空調機3に連結部13を設けるようにしたが、本発明は、天吊り型空調機3の空調機本体7のケーシング等に連結部を一体に設けるようにしても良いのは勿論である。
更に、前記実施形態では、天吊り型空調機3の支持構造10としては、吊下げボルト30のナット31と上側ナット32との間に被嵌される上側防振ゴム33及び下側防振ゴム34を備える構成にしたが、本発明は、このような防振ゴム33,34を必ずしも備える必要はない。
加えて、前記実施形態では、連結部13は、挿通孔20が設けられた水平部18と、第1の切り欠き部23が設けられた第1の垂直部19とを有するだけでなく、第1の垂直部19の下端から水平部18と反対側に水平方向に延びる先端水平部25をも有し、この先端水平部25は、第1の垂直部19の第1の切り欠き部23を挟んで対向する一対の第1の対向片26,26同士を連結するように形成される構成にしたが、本発明は、先端水平部25の代わりに、第1の垂直部19の下端側に、第1の垂直部19の第1の切り欠き部23を挟んで対向する一対の第1の対向片26,26同士を連結する連結体を設ける構成にしたり、場合によっては、第1の垂直部19の第1の切り欠き部23を挟んで対向する一対の第1の対向片26,26同士を連結しない構成にしたりしても良い。
1a 天井
3 天吊り型空調機
10 支持構造
13 連結部
17 第2の垂直部
18 水平部
19 第1の垂直部
20 挿通孔
23 第1の切り欠き部
24 第1の規制部
25 先端水平部
26 第1の対向片
27 第2の切り欠き部
28 第2の規制部
30 吊下げボルト
31 ナット

Claims (4)

  1. 天井裏に固定された吊下げボルトを、天吊り型空調機に設けた連結部の挿通孔に挿通し、前記吊下げボルトに螺合したナットが前記挿通孔の周縁の下面に当接して、前記天吊り型空調機の荷重を前記ナット及び前記吊下げボルトで支持するように構成され、
    前記連結部には、前記挿通孔の外に、前記吊下げボルトが水平方向に通過して前記挿通孔に進入可能な切り欠き部が設けられている天吊り型空調機の支持構造であって、
    前記連結部は、水平方向に延びる水平部と、この水平部の一端から下方に垂下された第1の垂直部と、前記水平部の他端から下方に垂下された第2の垂直部と、を有しており、
    前記挿通孔は、前記水平部の長手方向に沿って細長い長孔状に設けられており、
    前記切り欠き部として、前記第1の垂直部から前記水平部に亘ってかつ前記挿通孔に連通する第1の切り欠き部と、前記第2の垂直部から前記水平部に亘ってかつ前記挿通孔に連通する第2の切り欠き部と、が設けられることを特徴とする天吊り型空調機の支持構造。
  2. 前記連結部には、前記吊下げボルトが前記挿通孔に挿通されているとき、前記ナットが前記挿通孔の周縁の下面に当接した状態で前記吊下げボルトが前記切り欠き部を通って前記挿通孔から抜け出るのを規制する規制部が設けられるものであり、
    前記規制部として、前記第1の垂直部の上端部の前記第1の切り欠き部の幅寸法を前記第1の垂直部の他の部位の前記第1の切り欠き部の幅寸法よりも小さくすることで形成される第1の規制部と、前記第2の垂直部の上端部の前記第2の切り欠き部の幅寸法を前記第2の垂直部の他の部位の前記第2の切り欠き部の幅寸法よりも小さくすることで形成される第2の規制部と、が設けられる請求項1記載の天吊り型空調機の支持構造。
  3. 前記連結部は、前記第1の垂直部の下端から前記水平部と反対側に水平方向に延びる先端水平部を更に有しており、この先端水平部は、前記第1の垂直部の前記第1の切り欠き部を挟んで対向する第1の対向片同士を連結するように形成されている請求項1または2記載の天吊り型空調機の支持構造。
  4. 前記連結部は、対となる連結部同士が所定距離離間して設けられており、前記挿通孔は、対となる連結部同士を結ぶ直線方向に沿って細長い長孔状に設けられていて、前記対となる連結部同士は、その一方の連結部の挿通孔の一端側に対応する吊下げボルトが挿通された状態で他方の連結部に設けた前記第1の切り欠き部への前記他方の連結部に対応する吊下げボルトの進入を許容するように構成されている請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載の天吊り型空調機の支持構造。
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