JP2018112143A - 高周波出力装置および高周波出力方法 - Google Patents

高周波出力装置および高周波出力方法 Download PDF

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裕介 増田
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Abstract

【課題】失火を抑制しつつ高周波が正常に出力されるか否かを判定すること。
【解決手段】実施形態に係る高周波出力装置は、高周波出力部と、設定部と、レベル制御部と、検出部と、判定部と、を備える。高周波出力部は内燃機関の燃焼室内に照射する高周波を出力する。設定部は、内燃機関の状態に応じた高周波の出力レベルを設定する。レベル制御部は、設定部が高周波の出力レベルを設定した場合に、設定した出力レベルより大きなレベルの高周波が出力されるように高周波出力部を制御する。検出部は、レベル制御部によって設定部が設定した出力レベルよりも大きなレベルの高周波が出力されるように制御されている場合に、高周波出力部から出力される高周波の出力レベルを検出する。判定部は、検出部が検出した出力レベルと設定部が設定した出力レベルとに基づいて高周波が燃焼室内に正常に照射されているか否かを判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、高周波出力装置および高周波出力方法に関する。
従来、自動車エンジン等の内燃機関において、点火プラグを用いて燃焼室内に発生させた火花放電をプラズマの核とし、これに例えばマイクロ波を供給することによってプラズマ領域を拡大させて混合気に着火するプラズマ点火型の着火方式が提案されている。
例えば、特許文献1には、内燃機関の運転状態に基づいてマイクロ波の電界強度を制御する方法が開示されている。
特許第5953532号公報
しかしながら、上述した従来技術では、マイクロ波(高周波)が燃焼室内に正常に出力されるか否か考慮されていない。例えば、高周波を生成する装置の経年劣化等によって、高周波が燃焼室内に正常に出力されない場合がある。
高周波が燃焼室内に正常に出力されないと、内燃機関の運転状態に基づいて高周波の電界強度を制御したとしても、所望の電界強度の高周波を燃焼室内に出力できず、内燃機関が失火してしまう可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、失火を抑制しつつ高周波が正常に出力されるか否かを判定することができる高周波出力装置および高周波出力方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る高周波出力装置は、高周波出力部と、設定部と、レベル制御部と、検出部と、判定部と、を備える。高周波出力部は内燃機関の燃焼室内に照射する高周波を出力する。設定部は、内燃機関の状態に応じた高周波の出力レベルを設定する。レベル制御部は、設定部が高周波の出力レベルを設定した場合に、設定した出力レベルより大きなレベルの高周波が出力されるように高周波出力部を制御する。検出部は、レベル制御部によって設定部が設定した出力レベルよりも大きなレベルの高周波が出力されるように制御されている場合に、高周波出力部から出力される高周波の出力レベルを検出する。判定部は、検出部が検出した出力レベルと設定部が設定した出力レベルとに基づいて高周波が燃焼室内に正常に照射されているか否かを判定する。
本発明によれば、失火を抑制しつつ高周波が正常に出力されるか否かを判定することができる。
図1は、実施形態に係る点火システムを説明する図である。 図2は、実施形態に係る点火システムの構成を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る高周波出力部の一例について説明する図である。 図4は、実施形態に係る目標レベルを説明するための図である。 図5は、実施形態に係る目標レベルを説明するための図である。 図6は、実施形態に係る高周波出力装置が実行するレベル制御処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する高周波出力装置および高周波出力方法の実施形態を詳細に説明する。なお、本実施形態では、高周波出力装置を含む点火システムが車両用のエンジンの点火を制御する場合を例に挙げて説明するが、点火システムは、船舶や航空機など車両用のエンジン以外の内燃機関の点火を制御することも可能である。その他、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
以下では、実施形態に係る高周波出力装置を備える点火システムの概要について図1を参照して説明した後に、点火システムの詳細について図2〜図5を参照して説明することとする。
(1.点火システムの概要)
まず、点火システム100の概要について図1を参照して説明する。図1は、実施形態に係る点火システム100を説明する図である。
図1に示すように点火システム100は、高周波出力装置1と、点火制御装置2と、点火コイル3と、点火プラグ4とを備える。
点火制御装置2は、点火信号を生成して点火コイル3に出力する。点火信号は、点火コイル3の通電時間や点火プラグ4による火花放電の発生時期(点火時期)等を制御するための信号である。この点火信号は、高周波出力装置1にも入力される。
また、点火制御装置2は、高周波出力装置1に対し、例えば2.4GHzのマイクロ波である高周波を出力するよう制御する制御信号を出力する。制御信号は、高周波の出力レベルや照射期間等を制御する信号である。
高周波出力装置1は、点火制御装置2から入力される点火信号および制御信号に基づいて高周波を点火プラグ4に出力する。
点火コイル3は、点火制御装置2からの点火信号の入力を受けて、点火プラグ4に火花放電を発生させるために必要な高電圧を発生させる。点火コイル3には、例えば点火信号に応じた時間だけ電流が流れ、これにより点火コイル3に高電圧が発生する。点火コイル3で発生した高電圧は点火プラグ4に供給される。
点火コイル3からの高電圧が点火プラグ4へ印加されることによって、点火プラグ4が火花放電を発生させる。
また、点火プラグ4は、高周波出力装置1から高周波が供給されると、この高周波を燃焼室内に照射する。点火プラグ4から高周波が燃焼室内に照射されると、プラズマが発生し、燃焼室内の混合気が着火される。このように、プラズマによって点火エネルギーを増加させることで、理論空燃比よりも薄い(リーン)混合気でエンジンを駆動する場合などにおいても、混合気を安定して燃焼させることができる。
ここで、例えば高周波出力装置1が備える増幅器(図示せず)の経年劣化により、点火プラグ4から照射される高周波の出力レベル(電界強度)が所望の出力レベルより小さくなる場合がある。なお、出力レベルが低下する原因として、例えば、高周波出力装置1と点火プラグ4とを接続するケーブルの経年劣化や、高周波出力装置1に電力を供給する電源(図示せず)の電力不足により、供給電力が低下した場合などが挙げられる。
すなわち、高周波出力装置1が制御信号によって設定される出力レベル(以下、設定レベルと記載する)の高周波を出力しようとしても、実際に点火プラグ4から照射される高周波の出力レベルが設定レベルよりも小さくなる場合がある。この場合、照射される高周波の出力レベルが小さいため、点火に必要なプラズマを発生させることができず、失火してしまう恐れがある。
そこで、実施形態の高周波出力装置1は、制御信号に基づいて高周波の出力レベルを設定する場合に、制御信号に含まれる出力レベルよりも大きな出力レベルで高周波が出力されるようにする。
例えば、高周波出力装置1は、制御信号に含まれる出力レベルを高周波の出力レベルに設定する。以下、制御信号に含まれる出力レベルを設定レベルとも記載する。このとき、高周波出力装置1は、例えば高周波を増幅する増幅器の増幅率を調整することで、設定レベルよりも大きな出力レベルの高周波が出力されるようにする。
これにより、点火プラグ4から照射される高周波の出力レベルが低下したとしても、燃焼室内に照射される高周波の出力レベルが設定レベルよりも低下しにくくなり、エンジンの失火を抑制することができる。
また、高周波出力装置1は、高周波出力装置1から出力される高周波の出力レベル、すなわち点火プラグ4から照射される高周波の出力レベルを検出する。高周波出力装置1は、検出した出力レベルと設定レベルとに基づき、高周波が正常に出力されるか否かを判定する。
例えば、高周波出力装置1は、検出した出力レベルが、設定レベルよりも大きい場合に、高周波が正常に出力されると判定する。一方、高周波出力装置1は、検出した出力レベルが設定レベル以下である場合、高周波が正常に出力されないと判定する。これは、高周波出力装置1が設定レベルよりも大きな高周波を出力するようにしているためである。
以上のように、実施形態に係る高周波出力装置1は、制御信号が入力された場合に、制御信号に基づいた設定レベルよりも大きい出力レベルの高周波を出力する。また、高周波出力装置1は、高周波の出力レベルと設定レベルとに基づいて高周波が正常に出力されるか否かを判定する。
これにより、高周波出力装置1は、失火を抑制しつつ高周波が正常に出力されるか否かを判定することができる。
(2.点火システムの詳細)
以下、点火システム100の詳細な構成について、図2〜図5を参照して説明する。図2は、実施形態に係る点火システム100の構成を示すブロック図である。なお、図2では、実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを機能ブロックで表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図2に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、各機能ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
図2に示すように点火システム100は、高周波出力装置1と、点火制御装置2と、点火コイル3と、点火プラグ4とを備える。なお、高周波出力装置1および点火制御装置2は、点火制御システム10として機能する。
(2−1.点火コイル)
点火コイル3は、一次コイルおよび二次コイル(図示せず)を備えており、点火信号に基づいて一次コイルに一次電流を流すとともに、一次電流を遮断することにより誘導現象によって二次コイルに高電圧を発生させる。二次コイルで発生した高電圧は点火プラグ4に供給される。
(2−2.点火プラグ)
点火プラグ4は、中心電極およびかかる中心電極と狭小ギャップを有するように配置された接地電極(図示せず)を備える。点火コイル3からの高電圧が中心電極へ印加されると、狭小ギャップの空間に火花放電が発生する。
また、点火プラグ4は、高周波出力装置1から高周波(マイクロ波)が供給されると、かかる高周波を燃焼室内に照射するアンテナとして機能する。点火プラグ4から高周波が燃焼室内に照射されると、プラズマの核となる火花放電に高周波が供給されてプラズマ領域が拡大し、燃焼室内の混合気に着火する。
これにより理論空燃比よりも薄い(リーン)混合気でエンジンを駆動する場合などにおいても、混合気を安定して燃焼させることができる。なお、燃焼室内に高周波を照射するための専用のアンテナを点火プラグ4とは別に設けてもよい。この場合、高周波出力装置1は、専用のアンテナに対して高周波を供給する。
(2−3.点火制御装置)
点火制御装置2は、点火信号や制御信号を生成し、火花放電やプラズマ生成を制御することで、エンジンの点火を制御する。点火制御装置2は、エンジンの運転状態等に応じて点火信号および制御信号を生成する。
点火制御装置2は、CPU(Central Processing Unit)や記憶部(図示せず)などを備えたマイクロコンピュータであり、点火システム100全体を制御する。点火制御装置2は、例えばECU(Electric Control Unit)に実装される。点火制御装置2は、信号生成部21と、高周波制御部22と、運転状態取得部23と、ユーザ通知部24と、を備える。
点火制御装置2のCPUは、例えばROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、信号生成部21と、高周波制御部22と、運転状態取得部23と、ユーザ通知部24として機能する。
また、信号生成部21と、高周波制御部22と、運転状態取得部23と、ユーザ通知部24の少なくともいずれか一つまたは全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
(2−3−1.信号生成部)
信号生成部21は、点火プラグ4による火花放電を制御する点火信号を生成し、点火コイル3に出力することで火花放電を制御する点火制御部である。点火信号は、点火コイル3の通電時間および点火時期を制御するための信号である。
信号生成部21は、後述する運転状態取得部23が取得したエンジンの運転状態に基づいて点火信号を生成する。例えば、信号生成部21は、エンジンの運転状態、点火コイル3の通電時間および点火時期を対応付けたマップに基づいて点火信号を生成する。
信号生成部21は、生成した点火信号を点火コイル3および高周波出力装置1に出力する。
(2−3−2.高周波制御部)
高周波制御部22は、高周波出力装置1に対し、高周波の出力レベルや照射タイミング等の設定パラメータを含んだ制御信号を出力する。設定パラメータとして、例えば高周波の出力レベル、高周波を照射するタイミング、期間、周期、または回数等が挙げられる。尚、制御信号は設定パラメータを変更するときに出力される。
高周波制御部22は、後述する運転状態取得部23が取得したエンジンの運転状態に基づいて制御信号を生成する。例えば、高周波制御部22は、エンジンの運転状態と各設定パラメータとを対応付けたマップに基づいて制御信号を生成する。
(2−3−3.運転状態取得部)
運転状態取得部23は、点火システム100が搭載されるエンジンの運転状態を取得する。運転状態取得部23は、エンジンの運転状態として、例えばエンジン回転数、吸入空気量、空燃比およびEGR率の少なくとも1つを取得する。運転状態取得部23は、取得したエンジン状態を高周波制御部22および信号生成部21に出力する。
(2−3−4.ユーザ通知部)
ユーザ通知部24は、高周波出力装置1からの通知に基づき、高周波出力装置1が正常に高周波を出力できない場合に、その旨をユーザに通知する。例えば、ユーザ通知部24は、車両のコントロールパネル(図示せず)にアイコンを表示するなどして、正常に高周波を出力できないことをユーザに通知する。また、ユーザ通知部24は、高周波出力装置1が正常に高周波を出力できない場合、高周波制御部22に高周波の生成を停止するよう通知してもよい。
(2−4.高周波出力装置)
高周波出力装置1は、点火制御装置2から点火信号および制御信号が入力されると高周波を生成し、点火プラグ4に出力する。高周波出力装置1は、制御部110と、高周波出力部120と、を備える。
(2−4−1.高周波出力部)
高周波出力部120は、制御部110の制御に従って点火プラグ4に高周波を出力する。図3に示すように、高周波出力部120は、高周波生成部121と増幅部122とを備える。なお、図3は、実施形態に係る高周波出力部120の一例を示す図である。
(高周波生成部)
高周波生成部121は、発振器121aと増幅器121bとを備える。発振器121aは、例えばPLL(Phase Lock Loop)など、後述する制御部110の制御に従って高周波を発振する回路である。発振器121aは、周波数設定信号に基づいて制御部110が設定する周波数の高周波を出力する。
増幅器121bは、発振器121aが生成した高周波を増幅し、点火プラグ4に出力する。増幅器121bは、出力制御部110aから増幅設定信号が入力されると、ON状態となって高周波を増幅する。また、かかる増幅設定信号には、増幅器121bの増幅率を示す情報が含まれており、増幅器121bは、増幅設定信号に基づいた増幅率で高周波を増幅し、増幅部122に出力する。
(増幅部)
増幅部122は、少なくとも1つの増幅器を備える。図3に示す例では、増幅部122は、3つの増幅器122a〜122cを備える多段増幅器である。増幅部122は、高周波生成部121から入力される高周波を増幅して点火プラグ4に出力する。増幅部122の各増幅器122a〜122cの増幅率は、予め設定されているものとする。
(2−4−2.制御部)
制御部110は、点火制御装置2の指示に基づき、高周波出力部120による高周波の出力を制御する。制御部110は、点火制御装置2から入力される制御信号に基づいて高周波の出力レベルや照射タイミング等の各種パラメータを設定する。このとき、制御部110は、高周波の出力レベルが制御信号に基づいて設定される設定レベルよりも大きくなるように高周波出力部120を制御する。
制御部110は、点火制御装置2から入力される点火信号に基づいて高周波を出力するよう高周波出力部120を制御する。また、制御部110は、点火プラグ4から照射される高周波の出力レベルに基づき、高周波が正常に出力されるか否かを判定するとともに、高周波出力部120が出力する高周波の出力レベルを調整する。
これにより、制御部110は、エンジンの失火を抑制しつつ、高周波が正常に出力されるか否かを判定することができる。
図2に示す制御部110は、CPU(Central Processing Unit)や記憶部(図示せず)などを備えたマイクロコンピュータであり、高周波出力装置1全体を制御する。制御部110は、パラメータ設定部111と、タイミング制御部112と、レベル制御部113と、検出部114と、判定部115と、通知部116と、を備える。
制御部110のCPUは、例えばROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、パラメータ設定部111、タイミング制御部112、レベル制御部113、検出部114、判定部115および通知部116として機能する。
また、パラメータ設定部111、タイミング制御部112、レベル制御部113、検出部114、判定部115および通知部116の少なくとも一つまたは全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
(a.パラメータ設定部)
パラメータ設定部111は、点火制御装置2の高周波制御部22から制御信号が入力されると、入力された制御信号に含まれる設定パラメータに基づいて、高周波を出力するための各種パラメータを設定する。パラメータ設定部111は、周波数設定部111aと、増幅率設定部111bとを備える。
(周波数設定部)
周波数設定部111aは、点火制御装置2の高周波制御部22から制御信号が入力されると、入力された制御信号に含まれる高周波の周波数情報に基づいて、発振器121aで生成する高周波の周波数を設定する。周波数設定部111aは、例えば高周波の周波数を設定する周波数設定信号を生成する。
周波数設定部111aは、後述するタイミング制御部112が指示するタイミングで、生成した周波数設定信号を発振器121aに出力する。
このように、周波数設定部111aは、点火制御装置2から制御信号が入力されるタイミングで周波数設定信号を用いて周波数を更新する。
(増幅率設定部)
増幅率設定部111bは、制御信号に含まれる出力レベルに基づいて、増幅器121bの増幅率を設定する。増幅率設定部111bは、例えば増幅率を設定する増幅設定信号を生成し、タイミング制御部112が指定するタイミングで増幅設定信号の出力を開始する。増幅率設定部111bは、増幅設定信号の出力を開始すると、制御信号に含まれる出力タイミングに基づいた間隔で増幅設定信号を増幅器121bに出力する。
このように、増幅率設定部111bは、点火制御装置2から制御信号が入力されるタイミングで増幅設定信号を用いて設定する増幅率を更新することで設定レベルを更新する。
(b.タイミング制御部)
タイミング制御部112は、点火制御装置2から点火信号が入力されると、点火信号が入力されてから所定時間経過後に、高周波出力部120から高周波が出力されるように、高周波の出力タイミングを制御する。
タイミング制御部112は、点火制御装置2から点火信号が入力されてから所定時間経過後に、パラメータ設定部111に対して周波数設定信号および増幅設定信号を出力するよう指示する。これにより、高周波出力部120から高周波が出力される。
(c.レベル制御部)
レベル制御部113は、パラメータ設定部111が設定レベルを更新すると、設定レベルよりも大きな出力レベルの高周波が出力されるように高周波出力部120を制御する。
なお、出力レベルを設定レベルよりも大きくなるよう制御するのは、設定レベルが前回の設定レベルと異なる値に更新、すなわち変更されたときであることが好ましい。換言すると、更新した設定レベルが前回の設定レベルと同じである場合は、出力レベルを設定レベルとし、更新した設定レベルが前回の設定レベルと異なる場合は、設定レベルよりも大きな出力レベルとする。
また、レベル制御部113は、パラメータ設定部111が設定した設定レベルおよび実際に高周波出力部120から出力される高周波の出力レベル(以下、実レベルと記載する)に基づき、高周波出力部120から出力される高周波の出力レベルを制御する。以下、レベル制御部113が設定する高周波の出力レベルを目標レベルと記載する。
レベル制御部113は、目標レベルの高周波が高周波出力部120から出力されるように制御する。レベル制御部113は、例えば、増幅器121bの増幅率を調整することで目標レベルの高周波が高周波出力部120から出力されるように制御する。具体的に、レベル制御部113は、例えば目標レベルと設定レベルとの差分に相当するバイアス信号を増幅器121bに入力することで増幅器121bの増幅率を調整する。
以下、図4および図5を用いてレベル制御部113が行う目標レベルの制御について具体的に説明する。図4および図5は、実施形態に係る目標レベルを説明するための図である。
図4に示すように、時刻t1で制御信号が入力されたとする。この場合、パラメータ設定部111は、制御信号に基づき、例えば設定レベルP1を高周波の出力レベルに設定する。このとき、レベル制御部113は、例えば時刻t2で設定レベルP1よりも大きい目標レベルP2を設定する。レベル制御部113は、例えば設定レベルP1を1.1倍した目標レベルP2を設定する。なお、1.1倍は一例であり、レベル制御部113は、設定レベルP1をA倍(Aは1以上の整数)した目標レベルP2を設定すればよい。
高周波出力部120は、点火信号が入力された時刻t1から所定時刻経過後の時刻t3で目標レベルP2の高周波を出力する。
ここで、高周波出力装置1が正常に高周波を出力できず出力レベルが低下する場合について説明する。この場合、高周波出力部120は、時刻t3で目標レベルP2の高周波を生成するが、実際に高周波出力装置1から出力される高周波の出力レベルは図4に示すように目標レベルP2よりも小さくなる。例えば図4では、高周波の実レベルが設定レベルP1に低下した場合を示している。
このように、高周波出力装置1が正常に高周波を出力できず出力レベルが低下してしまう場合であっても、レベル制御部113が目標レベルP2を設定レベルP1よりも大きくすることで、実レベルの低下を抑制することができる。これにより、エンジンの失火を抑制することができる。
なお、図4の場合、レベル制御部113は、目標レベルを目標レベルP2に維持する。これにより、時刻t3以降に高周波を出力する場合であっても、高周波出力装置1が設定レベルP1の高周波を出力することができる。
一方、高周波出力装置1が正常に高周波を出力できる場合について、図5を用いて説明する。なお、時刻t3で高周波を出力するまでは図4と同じであるため説明を省略する。高周波出力装置1は、図5に示すように目標レベルP2の高周波を出力する。この場合、高周波出力装置1は、目標レベルP2の高周波を出力する。
次に、レベル制御部113は、時刻t4で目標レベルを設定レベルP1に戻す。これにより、時刻t5で点火信号が入力されると、高周波出力部120は、点火信号が入力された時刻t5から所定時間経過後の時刻t6に設定レベルP1の高周波を出力する。
ここで、時刻t4で目標レベルを設定レベルP1に戻す点について説明する。レベル制御部113が目標レベルを設定レベルP1よりも大きい目標レベルP2に設定することで、高周波出力装置1は、実レベルが設定レベルP1よりも大きい高周波を出力する。そのため、高周波出力装置1は、高周波が正常に照射されるか否かにかかわらず、設定レベルP1以上の高周波を照射できるため、エンジンの失火を抑制することができる。
しかしながら、出力レベルが大きい高周波を高周波出力装置1が出力し続けると、点火プラグ4が摩耗して劣化し、燃費も悪化してしまう。そこで、実施形態のレベル制御部113は、高周波出力装置1が正常な場合、時刻t4で目標レベルを設定レベルP1に戻す。これにより、点火プラグ4の劣化および燃費の悪化を抑制することができる。
なお、例えば高周波の実レベルが目標レベルP2より小さいが、設定レベルP1よりも大きい場合、レベル制御部113が、時刻t4において、目標レベルを設定レベルP1と目標レベルP2の間の出力レベルに変更するようにしてもよい。
また、高周波の実レベルが設定レベルP1よりも小さい場合、レベル制御部113が、時刻t4において、目標レベルP2よりも大きい出力レベルを目標レベルに設定するようにしてもよい。
このように、レベル制御部113が、実レベルと設定レベルP1との差分に応じて、目標レベルを制御することで、実レベルを設定レベルP1に近づけることができ、エンジンの失火を抑制することができる。
なお、図4では、高周波出力装置1が、1つの点火信号が入力された場合に、高周波を1回出力するようにしているが、これに限定されない。高周波出力装置1が繰り返し高周波を出力するようにしてもよい。
(d.検出部)
図2に戻る。検出部114は、高周波出力部120から出力される高周波の出力レベル(実レベル)を検出する。検出部114は、例えば高周波出力部120と点火プラグ4とを接続するケーブルのうち点火プラグ4に近い位置で実レベルを検出する。これにより、高周波出力装置1は、かかるケーブルの劣化を検出することができる。
検出部114は、検出した高周波の実レベルを判定部115に出力する。
(e.判定部)
判定部115は、検出部114が検出した実レベルと、パラメータ設定部111が設定する設定レベルP1とに基づいて高周波が正常に出力されるか否かを判定する。判定部115は、実レベルが設定レベルP1よりも大きい場合に、高周波が正常に出力されると判定する。一方、判定部115は、実レベルが設定レベルP1以下の場合に、高周波が正常に出力されないと判定する。
なお、ここでは、判定部115が実レベルと設定レベルP1とを比較しているが、これに限定されない。例えば、判定部115が実レベルと目標レベルP2とを比較して高周波が正常に出力されるか否かを判定してもよい。
目標レベルP2は、設定レベルP1に1以上の整数を乗算することで算出される。したがって、設定レベルP1に基づいて高周波が正常に出力されるか否かを判定するために、判定部115が目標レベルP2を用いることもできる。
また、判定部115は、実レベルと設定レベルP1とを比較し、比較結果をレベル制御部113に出力する。レベル制御部113は、比較結果に基づいて目標レベルP2を増加するか否かを決定する。このように、レベル制御部113は、判定部115の比較結果に基づいて、目標レベルのフィードバック制御を行う。
(f.通知部)
通知部116は、高周波が正常に出力されないと判定部115が判定した場合、判定結果を点火制御装置2のユーザ通知部24に通知する。
(3.レベル制御処理)
次に、図6を用いて、実施形態に係る高周波出力装置1が実行するレベル制御処理の処理手順について説明する。図6は、実施形態に係る高周波出力装置1が実行するレベル制御処理の処理手順を示すフローチャートである。例えば、高周波出力装置1は、エンジンが駆動している間、所定周期で図6に示すレベル制御処理を実行する。
図6に示すように、高周波出力装置1は、まず制御信号を受信したか否かを判定する(ステップS101)。制御信号を受信していない場合(ステップS101;No)、高周波出力装置1はステップS104に進む。
一方、制御信号を受信した場合(ステップS101;Yes)、高周波出力装置1は、受信した制御信号に基づいて高周波の出力レベルや周波数等のパラメータを設定する(ステップS102)。また、高周波の出力レベルを設定レベルP1よりも大きい目標レベルP2に設定する(ステップS103)。
次に、高周波出力装置1は、点火信号を受信したか否かを判定する(ステップS104)。点火信号を受信していない場合(ステップS104;No)、高周波出力装置1は処理を終了する。
一方、点火信号を受信した場合(ステップS104;Yes)、高周波出力装置1は、点火信号を受信してから所定期間経過後に高周波を照射する(ステップS105)。高周波出力装置1は、ステップS105で照射した高周波の実レベルを検出する(ステップS106)。
高周波出力装置1は、ステップS106で検出した実レベルが設定レベルP1よりも大きいか否かを判定する(ステップS107)。実レベルが設定レベルP1よりも大きい場合(ステップS107;Yes)、高周波出力装置1は、高周波が正常に照射されていると判定し(ステップS108)、高周波の目標レベルを設定レベルP1に戻す(ステップS109)。
一方、実レベルが設定レベルP1以下の場合(ステップS107;No)、高周波出力装置1は、高周波が正常に照射されていないと判定し(ステップS110)、実レベルが設定レベルP1よりも小さいか否かを判定する(ステップS111)。
実レベルが設定レベルP1より小さい場合(ステップS111;Yes)、高周波出力装置1は、目標レベルをステップS103で設定した目標レベルP2よりも増加させる(ステップS112)。
一方、実レベルが設定レベルP1と等しい場合(ステップS111;No)、高周波出力装置1は、ステップS103で設定した目標レベルP2を維持する(ステップS113)。
なお、実レベルが設定レベルP1と等しい場合に高周波出力装置1が目標レベルP2を維持するとしたが、このとき、実レベルが設定レベルP1と必ずしも一致していなくともよい。例えば実レベルと設定レベルP1との差が所定値以下である場合、実レベルが設定レベルP1と等しいと判定するようにしてもよい。
以上のように、実施形態に係る高周波出力装置1は、制御信号が入力された場合に、制御信号に基づいた設定レベルよりも大きい出力レベルの高周波を出力する。また、高周波出力装置1は、高周波の出力レベルと設定レベルとに基づいて高周波が正常に出力されるか否かを判定する。
これにより、高周波出力装置1は、失火を抑制しつつ高周波が正常に出力されるか否かを判定することができる。
(4.変形例)
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施形態および以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
上述した実施形態では、レベル制御部113が、高周波生成部121の増幅器121bの増幅率を調整することで、高周波の出力レベルを制御するとしたが、これに限定されない。例えば、レベル制御部113が増幅部122の増幅率を調整することで、高周波の出力レベルを制御するようにしてもよい。この場合、レベル制御部113は、増幅部122の増幅率を大きくすることで、高周波出力部120から出力される高周波の出力レベルが大きくなるようにする。
上述した実施形態では、高周波出力装置1および点火制御装置2をそれぞれ別の構成としたが、これに限定されない。例えば高周波出力装置1および点火制御装置2を1つの点火制御システム10としてECUに実装してもよい。
また、上述した実施形態では、1つの点火プラグ4から出力される高周波のレベル制御について説明した、すなわち1気筒のエンジンにおける高周波のレベル制御について説明したが、気筒数は1つに限定されない。例えば4気筒など、エンジンが複数の気筒を有していてもよい。
また、エンジンが複数の気筒を有する場合、点火システム100が各気筒に配置される点火プラグ4ごとに複数の高周波出力装置1を備えてもよく、あるいは、1つの高周波出力装置1が複数の点火プラグ4に対してそれぞれ高周波を出力するようにしてもよい。
(5.効果)
上記実施形態に係る高周波出力装置1は、高周波出力部120と、設定部(パラメータ設定部)111と、レベル制御部113と、検出部114と、判定部115と、を備える。高周波出力部120は内燃機関(エンジン)の燃焼室内に照射する高周波を出力する。設定部111は、内燃機関(エンジン)の状態に応じた高周波の出力レベルを設定する。レベル制御部113は、設定部111が高周波の出力レベルを設定した場合に、設定した出力レベル(設定レベルP1)より大きなレベル(目標レベルP2)の高周波が出力されるように高周波出力部120を制御する。検出部114は、レベル制御部113によって設定部111が設定した出力レベルよりも大きなレベルの高周波が出力されるように制御されている場合に、高周波出力部120から出力される高周波の出力レベル(実レベル)を検出する。判定部115は、検出部114が検出した出力レベルと設定部111が設定した出力レベルとに基づいて高周波が燃焼室内に正常に照射されているか否かを判定する。
これにより、高周波出力装置1は、エンジンの失火を抑制しつつ、高周波が正常に照射されているか否かを判定することができる。
上記実施形態に係る高周波出力装置1のレベル制御部113は、判定部115の判定結果に基づいて、高周波出力部120から出力される高周波の出力レベルを制御する。
これにより、高周波出力装置1は、高周波が正常に照射されない場合でも、エンジンの失火を抑制することができる。
上記実施形態に係る高周波出力装置1のレベル制御部113は、検出部114が検出した出力レベルが、設定部111が設定する出力レベルよりも大きい場合、即ち、判定部115が正常と判定した場合、高周波出力部120から出力される高周波の出力レベルを設定部111が設定する出力レベルに戻す。
これにより、高周波出力装置1は、点火プラグ4の劣化および燃費の悪化を抑制することができる。
上記実施形態に係る高周波出力装置1の高周波出力部120は、高周波を生成する高周波生成部121を備える。レベル制御部113は、高周波生成部121が生成する高周波の出力レベルが大きくなるように、高周波生成部121を制御する。
これにより、高周波出力装置1は、エンジンの失火を抑制しつつ、高周波が正常に照射されているか否かを判定することができる。
上記実施形態に係る高周波出力装置1の高周波出力部120は、高周波を生成する高周波生成部121と、高周波生成部121が生成した高周波を増幅する増幅部122と、を備える。レベル制御部113は、増幅部122の増幅率を大きくすることで、高周波出力部120から出力される高周波の出力レベルが大きくなるようにする。
これにより、高周波出力装置1は、エンジンの失火を抑制しつつ、高周波が正常に照射されているか否かを判定することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 高周波出力装置
2 点火制御装置
3 点火コイル
4 点火プラグ
10 点火制御システム
110 制御部
111 パラメータ設定部
113 レベル制御部
114 検出部
115 判定部
120 高周波出力部
121 高周波生成部
122 増幅部

Claims (6)

  1. 内燃機関の燃焼室内に照射する高周波を出力する高周波出力部と、
    前記内燃機関の状態に応じた前記高周波の出力レベルを設定する設定部と、
    前記設定部が前記高周波の前記出力レベルを設定した場合に、設定した前記出力レベルより大きなレベルの前記高周波が出力されるように前記高周波出力部を制御するレベル制御部と、
    前記レベル制御部によって設定部が設定した前記出力レベルよりも大きなレベルの前記高周波が出力されるように制御されている場合に、前記高周波出力部から出力される前記高周波の前記出力レベルを検出する検出部と、
    前記検出部が検出した前記出力レベルと前記設定部が設定した前記出力レベルとに基づいて前記高周波が前記燃焼室内に正常に照射されているか否かを判定する判定部と、
    を備えることを特徴とする高周波出力装置。
  2. 前記レベル制御部は、
    前記判定部の判定結果に基づいて、前記高周波出力部から出力される前記高周波の前記出力レベルを制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の高周波出力装置。
  3. 前記レベル制御部は、
    前記判定部が正常と判定した場合、前記高周波出力部から出力される前記高周波の出力レベルを前記設定部が設定する前記出力レベルに戻すこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の高周波出力装置。
  4. 前記高周波出力部は、
    前記高周波を生成する高周波生成部を備え、
    前記レベル制御部は、
    前記高周波生成部が生成する高周波の出力レベルが大きくなるように、前記高周波生成部を制御すること
    を特徴とする請求項1、2または3に記載の高周波出力装置。
  5. 前記高周波出力部は、
    前記高周波を生成する高周波生成部と、
    前記高周波生成部が生成した前記高周波を増幅する増幅部と、を備え、
    前記レベル制御部は、
    前記増幅部の増幅率を大きくすることで、前記高周波出力部から出力される前記高周波の前記出力レベルが大きくなるようにすること
    を特徴とする請求項1、2または3に記載の高周波出力装置。
  6. 内燃機関の燃焼室内に照射する高周波を出力する高周波出力工程と、
    前記内燃機関の状態に応じた前記高周波の出力レベルを設定する設定工程と、
    前記設定工程で前記高周波の前記出力レベルを設定した場合に、設定した前記出力レベルより大きなレベルの前記高周波が前記高周波出力工程で出力されるように制御するレベル制御工程と、
    前記設定工程で設定した前記出力レベルよりも大きなレベルの前記高周波が出力されるように制御されている場合に、前記高周波出力工程で出力される前記高周波の前記出力レベルを検出する検出工程と、
    前記検出工程で検出した前記出力レベルと前記設定工程で設定した前記出力レベルとに基づいて前記高周波が前記燃焼室内に正常に照射されているか否かを判定する判定工程と、
    を含むことを特徴とする高周波出力方法。
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