JP2018112118A - 圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮室のデッドボリュームの増加を抑制可能な圧縮機を提供する。【解決手段】圧縮機1は、シリンダ160が形成されたハウジング10と、シリンダ160の内部に往復動可能に収容され、シリンダ160の底部を構成するバルブプレート部18に対向するヘッド部61を有するピストン60と、を備える。ヘッド部61には、バルブプレート部18との間に形成される圧縮室100とピストン60の内部に形成された吸入室600とを連通させる連通路610が形成されている。ピストン60には、ピストン60が往復動する方向であるストローク方向に移動可能に構成されたスプール90が設けられている。スプール60は、連通路610を開閉する弁体部91、弁体部91に連結されて弁体部91の開弁方向における最大変位量を規定するストッパ部92を含んで構成されている。そして、ストッパ部92は、吸入室600側に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、流体を圧縮する圧縮機に関する。
従来、シリンダ内をピストンが往復動することにより流体を圧縮する往復動式の圧縮機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1には、ピストン内部に流体の吸入室を設けると共に、ピストンに対してリード弁構造の吸入弁を設けた圧縮機が開示されている。
特開2002−61583号公報
ところで、特許文献1に開示された圧縮機では、吸入弁の弁体を固定するボルト等の固定部材や、弁体の過大な変形を防止するストッパを、ピストンとシリンダとの間に形成される圧縮室に配置する必要がある。圧縮室に対してボルトやストッパを配置すると、圧縮室において流体の圧縮に寄与しないデッドボリュームが増加することで、圧縮機の性能が低下する要因となることから好ましくない。このことは、ピストンに対して吸入弁を設けた場合に限らず、例えば、ピストンに対して吐出弁を設けた場合も同様である。
本発明は上記点に鑑みて、圧縮室のデッドボリュームの増加を抑制可能な圧縮機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、
流体を圧縮する圧縮機において、
有底筒状のシリンダ(160)が形成されたハウジング(10)と、
シリンダの内部に往復動可能に収容され、シリンダの底部を構成するシリンダ底面部(18、18A)に対向するヘッド部(61、61A)を有するピストン(60、60A)と、を備える。
ヘッド部には、シリンダ底面部との間に形成される圧縮室(100)とピストンの内部に形成された内側流体室(600、600A)とを連通させる連通路(610、610A)が形成されている。
ピストンには、ピストンが往復動する方向であるストローク方向に移動可能に構成されたスプール(90、90A)が設けられている。スプールは、連通路を開閉する弁体部(91、91A)、弁体部に連結されて弁体部の開弁方向における最大変位量を規定するストッパ部(92、92A)を含んで構成されている。そして、弁体部およびストッパ部の一方が、内側流体室側に配置されている。
ここで、弁体部およびストッパ部の双方を圧縮室側に配置する構成では、ピストンが上死点に位置する際に、弁体部およびストッパ部の一部がシリンダ底面部側に突き出ることで、圧縮室におけるデッドボリュームが増加してしまう。圧縮室におけるデッドボリュームの増加は、圧縮機の性能を低下させる要因となることから好ましくない。
これに対して、本開示の圧縮機では、弁体部およびストッパ部の一方を、ピストンの内部の内側流体室に配置している。このような配置形態とすれば、弁体部およびストッパ部の一部が、シリンダ底面部側に突き出てしまうことを抑制することができる。
従って、本開示の圧縮機は、弁体部およびストッパ部の双方を圧縮室側に配置する構成に比べて、圧縮室におけるデッドボリュームを低減させることが可能となる。この結果、圧縮機の性能を向上させることが可能となる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態の圧縮機の全体構成を示す模式的な断面図である。 第1実施形態の圧縮機のピストンの模式的な側面図である。 図2の矢印IIIの方向におけるピストンの矢視図である。 図2の矢印IVの方向におけるピストンの矢視図である。 図3のV−V指示線に沿ってピストンおよびスプールを切断した際の模式的な断面図である。 第1実施形態の圧縮機の冷媒吐出過程におけるピストンおよびスプールの作動を説明するための説明図である。 第1実施形態の圧縮機の冷媒吸入過程におけるピストンおよびスプールの作動を説明するための説明図である。 第2実施形態の圧縮機のピストンおよびスプールの模式的な断面図である。 第2実施形態の圧縮機の冷媒吸入過程におけるピストンおよびスプールの作動を説明するための説明図である。 第2実施形態の圧縮機の冷媒吐出過程におけるピストンおよびスプールの作動を説明するための説明図である。
以下、発明を実施する形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態において、先行する実施形態で説明した事項と同一もしくは均等である部分には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する場合がある。
また、実施形態において、構成要素の一部だけを説明している場合、構成要素の他の部分に関しては、先行する実施形態において説明した構成要素を適用することができる。
以下の実施形態は、特に組み合わせに支障が生じない範囲であれば、特に明示していない場合であっても、各実施形態同士を部分的に組み合わせることができる。
(第1実施形態)
本実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。本実施形態の圧縮機1は、冷媒の吐出容量を変更可能な容量可変タイプの斜板式圧縮機で構成されている。本実施形態の圧縮機1は、例えば、車両用空調装置の冷凍サイクルに適用される。なお、図示しないが、冷凍サイクルは、圧縮機1、放熱器、減圧機構、蒸発器が冷媒配管を介して環状に接続されたものである。
図1に示すように、本実施形態の圧縮機1は、ハウジング10、シャフト20、斜板30、リンク機構40、アクチュエータ50、複数のピストン60、シュー70、圧力制御機構80を備えている。なお、図1に示すDRaは、シャフト20の軸心CLが延びる軸方向を示している。また、図1に示すDRrは、シャフト20における軸方向DRaに直交する径方向を示している。
ハウジング10は、圧縮機1において外殻を構成する部材である。ハウジング10は、第1ハウジング部12、第2ハウジング部14、シリンダブロック部16、およびバルブプレート部18を備えている。第1ハウジング部12および第2ハウジング部14は、シリンダブロック部16およびバルブプレート部18が介在された状態でボルト等の締結手段によって互いに連結されている。
第1ハウジング部12は、軸方向DRaの他方側が開口する有底筒状に構成されている。第1ハウジング部12の内部には、軸方向DRaの他方側の開口がシリンダブロック部16によって閉塞されることで、斜板30が収容されるクランク室120が形成されている。
第1ハウジング部12の底壁部120aには、軸方向DRaの一方側に向かって突き出る略円筒状のボス部121が形成されている。このボス部121の内側には、シャフト20の軸方向DRaの一方側を支持する滑り軸受122が設けられている。また、ボス部121の内側には、滑り軸受122よりもシャフト20の端部に近い位置に、第1ハウジング部12の内部のクランク室120と外部とをシールする密封装置123が配置されている。
また、第1ハウジング部12の側壁部120bには、冷媒を吸入する吸入ポート124が形成されている。第1ハウジング部12の内部のクランク室120には、吸入ポート124を介して冷凍サイクルの蒸発器を通過した低温低圧の冷媒が流入する。
第2ハウジング部14は、シャフト20の軸方向DRaの他方側に配置されている。第2ハウジング部14には、圧力制御機構80が設けられている。また、第2ハウジング部14には、第1圧力調整室141、吐出室142、第1吸入冷媒通路143が形成されている。
第1圧力調整室141は、圧力制御機構80で所望の圧力に制御された冷媒が導入される空間である。第1圧力調整室141は、第2ハウジング部14における径方向DRrの内側に形成されている。
吐出室142は、ピストン60の往復動によって圧縮された冷媒が吐出される空間である。吐出室142は、第2ハウジング部14における第1圧力調整室141の径方向DRrの外側に形成されている。吐出室142は、圧力制御機構80および図示しない吐出ポートの双方に連通している。
第1吸入冷媒通路143は、圧力制御機構80にクランク室120の内部の冷媒(すなわち、吸入冷媒)の一部を導入する冷媒通路である。第1吸入冷媒通路143は、第1圧力調整室141と吐出室142との間に形成されている。
シリンダブロック部16には、ピストン60と同数のシリンダ160が、シャフト20の周方向に対して等間隔に形成されている。シリンダ160は、クランク室120に相対するように開口している。
また、シリンダブロック部16には、径方向DRrの内側にシャフト20の軸方向DRaの他端側が挿通される貫通穴161が形成されている。この貫通穴161の内側には、シャフト20の軸方向DRaの他方側を支持する滑り軸受162が設けられている。
さらに、シリンダブロック部16には、貫通穴161の径方向DRrの外側であって、シリンダ160が形成されていない部位に、第2吸入冷媒通路163が形成されている。第2吸入冷媒通路163は、後述するバルブプレート部18の導入用連通路180bを介して第1吸入冷媒通路143に連通している。
バルブプレート部18は、第2ハウジング部14とシリンダブロック部16との間に配置されている。バルブプレート部18は、シリンダ160およびピストン60と共に圧縮室100を区画形成するものである。本実施形態では、バルブプレート部18が、シリンダ160の底部を構成するシリンダ底面部を構成している。
本実施形態のバルブプレート部18は、基板部181、吐出プレート182、吐出側ストッパ183を備えている。基板部181には、シリンダ160と同数の吐出口180が形成されている。吐出口180は、シリンダ160とピストン60との間に形成される圧縮室100と吐出室142とを連通させる連通路として機能する。基板部181および吐出プレート182には、第1圧力調整室141に連通する圧力調整用連通路180a、および第1吸入冷媒通路143と第2吸入冷媒通路163とを連通させる導入用連通路180bが形成されている。
吐出プレート182には、基板部181に形成された吐出口180に対応する部位に、弾性変形することによって吐出口180を開閉する吐出用リード弁182aが設けられている。吐出プレート182には、吐出用リード弁182aの最大開度を規制する吐出側ストッパ183が設けられている。吐出側ストッパ183は、ボルト183aによって基板部181および吐出プレート182に対して固定されている。
シャフト20は、第1ハウジング部12およびシリンダブロック部16に跨るように配置されている。シャフト20は、軸方向DRaの一方側がボス部121の内側に設けられた滑り軸受122によって支持され、軸方向DRaの他方側がシリンダブロック部16の貫通穴161の内側に設けられた滑り軸受162によって支持されている。
これにより、シャフト20は、ハウジング10に対して回転可能に支持されている。なお、本実施形態のシャフト20は、軸方向DRaの一方側の端部が、図示しない動力伝達装置(例えば、DLプーリ、電磁クラッチ)に接続されており、動力伝達装置を介して伝達された回転駆動力によって回転する。
また、シャフト20の軸方向DRaの他方側の端部と貫通穴161との間には、第2圧力調整室200が形成されている。第2圧力調整室200は、圧力調整用連通路180aを介して第1圧力調整室141に連通している。
さらに、シャフト20の内部には、第2圧力調整室200と後述する可動体51およびラグプレート41で区画形成される制御圧室52とを連通させる圧力導入通路21が形成されている。
ここで、本実施形態のシャフト20には、斜板30、リンク機構40、アクチュエータ50が取り付けられている。リンク機構40は、ラグプレート41、ラグプレート41に形成されたラグアーム42、斜板30に形成された斜板アーム31を含んで構成されている。
ラグプレート41は、略円環状に形成されている。ラグプレート41は、シャフト20と一体に回転可能なように、圧入等によってシャフト20に固定されている。ラグプレート41は、クランク室120における軸方向DRaの一方側に配置されている。なお、ラグプレート41と第1ハウジング部12の底壁部120aとの間には、スラスト軸受410が配置されている。また、ラグプレート41には、斜板30に対向する対向側の部位に、後述する可動体51を軸方向DRaに対して摺動可能に支持する円環状の摺動溝部411が形成されている。
ラグアーム42は、斜板30に形成された斜板アーム31を保持する部材であり、ラグプレート41と一体に構成されている。ラグアーム42は、ラグプレート41から斜板30側に向かって延びている。
斜板30は、環状の平板形状を有している。斜板30には、軸方向DRaの一方側に突き出る斜板アーム31が形成されている。斜板30は、斜板アーム31がラグアーム42に保持されることで、ラグプレート41に連結されている。これにより、斜板30は、ラグプレート41と共に、クランク室120内を回転可能となっている。
アクチュエータ50は、可動体51、およびラグプレート41と可動体51との間に区画形成される制御圧室52で構成されている。可動体51は、軸方向DRaに移動可能にシャフト20に挿通されている。可動体51は、軸方向DRaの一方側の部位が、ラグプレート41の摺動溝部411に収容されている。また、可動体51は、軸方向DRaの他方側の部位が、斜板30に対して当接している。そして、可動体51とラグプレート41の摺動溝部411との間には、制御圧室52が区画形成されている。
可動体51は、制御圧室52とクランク室120との間の圧力差に応じて軸方向DRaに移動する。具体的には、可動体51は、制御圧室52とクランク室120との圧力差が小さくなるにつれて軸方向DRaの一方側に移動し、制御圧室52とクランク室120との圧力差が大きくなるにつれて軸方向DRaの他方側に移動する。
斜板30は、可動体51が軸方向DRaの一方側から他方側に移動すると、可動体51に押圧されることで、径方向DRaに対する傾斜角度が小さくなる。また、斜板30は、可動体51が軸方向DRaの他方側から一方側に移動すると、可動体51による押圧力が小さくなることで、径方向DRaに対する傾斜角度が大きくなる。
ピストン60は、シリンダ160の内部を往復動可能にシリンダ160の内部に収容されている。ピストン60、シリンダ160、およびバルブプレート部18の間には、冷媒を圧縮する圧縮室100が区画形成されている。
ピストン60は、略円柱状に構成されている。ピストン60は、軸方向DRaの他方側にシリンダ底面部を構成するバルブプレート部18に対向するヘッド部61が形成され、軸方向DRaの一方側に半球状のシュー70を収容するためのシュー受部62が設けられている。シュー70は、斜板30の回転を各ピストン60の往復運動に変換する変換機構として機能する。
各ピストン60は、シュー70を介して斜板30に連結されることで、斜板30の傾斜角度に応じたストロークでシリンダ160の内部を往復動可能となっている。具体的には、各ピストン60は、斜板30の傾斜角度が大きくなるにつれてストロークが大きくなる。そして、各ピストン60のストロークが大きくなるにつれて、圧縮室100の容積、すなわち、冷媒の吐出容量が大きくなる。なお、ピストン60の詳細な構造については後述する。
圧力制御機構80は、各圧力調整室141、200および制御圧室52における冷媒の圧力を調整するものである。圧力制御機構80は、クランク室120から導入される吸入冷媒と、吐出室142から導入される吐出冷媒との導入割合を制御して、各圧力調整室141、200および制御圧室52における冷媒の圧力を調整するように構成されている。
続いて、本実施形態のピストン60の詳細な構造について説明する。図1に示すように、本実施形態のピストン60は、その内部に冷媒の吸入室600が形成されている。ピストン60には、図2、図3に示すように、軸方向DRaの一方側にクランク室120から吸入室600へ冷媒を吸入する吸入口63が形成されている。具体的には、図3に示すように、吸入口63は、シュー70によって閉塞されないように、シュー受部62における両側に形成されている。
ピストン60のヘッド部61には、図4、図5に示すように、圧縮室100と吸入室600とを連通させる連通路610が形成されている。連通路610には、後述するスプール90の弁体部91をピストン60が往復動する方向(すなわち、ストローク方向)に移動可能に支持する弁支持部611が設けられている。なお、本実施形態では、ピストン60が軸方向DRaに往復動することから、ストローク方向は軸方向DRaに一致する方向となっている。
また、ヘッド部61には、後述するスプール90の弁体部91が接離するヘッド側端面部612が形成されている。ヘッド側端面部612には、ヘッド部61がバルブプレート部18に近づいた際に、後述するスプール90の弁体部91の弁部911とヘッド側端面部612とが平坦な面を構成するように、弁部911を受け入れる受入溝部613が形成されている。
図5に示すように、本実施形態のピストン60には、ピストン60が往復動する方向(すなわち、ストローク方向)に移動可能に構成されたスプール90が設けられている。スプール90は、ピストン60の連通路610を開閉する弁体部91、弁体部91に連結されて弁体部91の開弁方向における最大変位量を規定するストッパ部92を含んで構成されている。
本実施形態の弁体部91は、ヘッド部61がシリンダ底面部を構成するバルブプレート部18から離れた際に開弁して、吸入室600に存する吸入冷媒を圧縮室100に吸入させる吸入弁を構成している。
本実施形態の弁体部91は、ヘッド部61における圧縮室100側の端面を弁座部として連通路610を開閉するポペット弁で構成されている。具体的には、弁体部91は、ヘッド部61のヘッド側端面部612に接離する平板状の弁部911、弁部911に連結された軸部912で構成されている。
弁部911は、スプール90におけるシリンダ底面部を構成するバルブプレート部18に対向する部位で構成されている。本実施形態の弁部911は、ヘッド側端面部612に形成された受入溝部613に収容可能な大きさとなっている。弁部911は、受入溝部613に収容された際に、弁部911とヘッド側端面部612とが平坦な面を構成するように平坦状に形成されている。なお、本実施形態では、弁部911がスプール側端面部を構成している。
軸部912は、弁部911における軸方向DRaの一方側に設けられている。軸部912は、連通路610に設けられた弁支持部611に支持されている。弁体部91は、軸部912が弁支持部611に支持されることで、ピストン60のストローク方向に移動可能となっている。
ストッパ部92は、軸部912における軸方向DRaの一方側に連結されている。ストッパ部92は、吸入室600側に配置されている。ストッパ部92は、弁体部91が開弁方向(すなわち、ヘッド側端面部612から離れる方向)に変位した際に、弁支持部611おける吸入室600側の部位に当接するように構成されている。
次に、本実施形態の圧縮機1の作動を説明する。本実施形態の圧縮機1は、アクチュエータ50および圧力制御機構80によって、斜板30の傾斜角度を変更し、ピストン60のストロークを増減させることで、冷媒の吐出容量を変更することが可能となっている。
本実施形態の圧縮機1は、シャフト20が回転することによって、所望の傾斜角度に設定された斜板30が回転して、各ピストン60がシリンダ160内を往復動する。圧縮機1は、ピストン60がシリンダ底面部を構成するバルブプレート部18に近付いた際に、図6に示すように、圧縮室100内部の冷媒の圧力によって吐出用リード弁182aが開弁して、圧縮室100で圧縮された冷媒が吐出室142に吐出される。
この際、スプール90の弁体部91が、圧縮室100内部の冷媒の圧力等によって、軸方向DRaの一方側に押圧される。これにより、連通路610が弁体部91によって閉塞されるので、圧縮室100内の冷媒が、吸入室600側へ流入することはない。
また、スプール90は、弁体部91の弁部911がヘッド側端面部612の受入溝部613に収容されることで、圧縮室100に露出する部位が平坦な面となっている。これによると、スプール90が、ピストン60のヘッド部61よりも先にバルブプレート部18に突き当たること等によって生ずる圧縮室100のデッドボリュームを低減することができる。
一方、圧縮機1は、ピストン60がシリンダ底面部を構成するバルブプレート部18から離れた際に、図7に示すように、吐出用リード弁182aが閉弁すると共に、スプール90の弁体部91がヘッド側端面部612から離れる。これにより、弁体部91が開弁して連通路610が開放されることで、吸入室600内の冷媒が、圧縮室100に吸入される。
以上説明した本実施形態の圧縮機1は、冷媒の吸入室600をハウジング10ではなく、ピストン60の内部に形成すると共に、吸入弁を構成するスプール90の弁体部91をピストン60に設けている。
このような構造では、ハウジング10に対して吸入室600を形成する必要がないので、圧縮機1全体として小型化を図るだけでなく、ハウジング10における吐出室142の容積を充分に確保することができる。この結果、圧縮室100から冷媒を吐出した際の冷媒の圧力脈動を吐出室142にて充分に減衰させることが可能となる。従って、本実施形態の圧縮機1では、吐出冷媒の圧力脈動に起因する騒音の発生を抑制することができる。
また、本実施形態の圧縮機1では、スプール90の弁体部91の変位を規制するストッパ部92が吸入室600に配置されている。これによれば、スプール90の弁体部91およびストッパ部92の双方が、圧縮室100側に配置される構成に比べて、圧縮室100におけるデッドボリュームを低減させることができる。
さらに、本実施形態の圧縮機1では、スプール側端面部を構成する弁部911が平坦状に形成されている。また、ピストン60のヘッド部61には、ヘッド側端面部612に弁部911を受け入れる受入溝部613が形成されている。これによれば、ピストン60が上死点に位置する際の圧縮室100におけるデッドボリュームを低減させることができる。
ここで、従来の如く、リード弁タイプの吸入弁をピストン60に設ける場合、ピストン60、リード弁、ストッパ、およびストッパを固定する固定ボルトという4つ部品が必要となる。
これに対して、本実施形態の圧縮機1では、ピストン60、スプール90の弁体部91、およびストッパ部92の3つの部品で、吸入弁付きのピストンを実現しているので、部品点数低減による軽量化が可能となる。本実施形態の如く、容量可変タイプの斜板式圧縮機にてピストン構造を軽量化できることは、ピストン60の往復運動時に生ずる慣性力を充分に低減させることができるため、高速回転時においても容量可変機能を適切に維持することができるといった利点がある。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、図8〜図10を参照して説明する。本実施形態では、ピストン60Aに対して設けたスプール90Aの弁体部91Aを吐出弁として機能させる例について説明する。
図8に示すように、本実施形態のバルブプレート部18Aは、基板部181Aに吐出口180ではなく、冷媒の吸入口180Aが形成されると共に、吐出プレート182に代わりに吸入プレート184が設けられている。吸入プレート184には、吸入口180Aに対応する部位に、弾性変形によって吸入口180Aを開閉する吸入用リード弁184aが設けられている。また、本実施形態のシリンダブロック部16には、吸入用リード弁184aの最大開度を規制するストッパ溝部166が形成されている。
本実施形態のピストン60Aは、その内部に冷媒の吐出室600Aが形成されている。図示しないが、ピストン60Aには、軸方向DRaの一方側にクランク室120に冷媒を吐出する吐出口が形成されている。
ピストン60Aのヘッド部61Aには、圧縮室100と吐出室600Aとを連通させる連通路610Aが形成されている。連通路610Aには、後述するスプール90Aの弁体部91Aをピストン60Aが往復動する方向(すなわち、ストローク方向)に移動可能に支持する弁支持部611Aが設けられている。
また、ヘッド部61Aには、後述するスプール90Aのストッパ部92Aが接離するヘッド側端面部612Aが形成されている。ヘッド側端面部612Aには、ヘッド部61Aがバルブプレート部18Aに近づいた際に、後述するスプール90Aのストッパ部92Aとヘッド側端面部612Aとが平坦な面を構成するように、ストッパ部92Aを受け入れる受入溝部613Aが形成されている。
本実施形態のピストン60Aには、ピストン60Aが往復動する方向(すなわち、ストローク方向)に移動可能に構成されたスプール90Aが設けられている。スプール90Aは、ピストン60Aの連通路610Aを開閉する弁体部91A、弁体部91Aに連結されて弁体部91Aの開弁方向における最大変位量を規定するストッパ部92Aを含んで構成されている。
本実施形態の弁体部91Aは、ヘッド部61Aがシリンダ底面部を構成するバルブプレート部18Aに近付いた際に開弁して、吐出口を介して圧縮室100に存する冷媒をクランク室120に吐出させる吐出弁を構成している。
本実施形態の弁体部91Aは、ヘッド部61Aにおける吐出室600A側の端面を弁座部として連通路610Aを開閉するポペット弁で構成されている。具体的には、弁体部91Aは、ヘッド部61Aの吐出室600A側の端面に接離する平板状の弁部911A、弁部911Aに連結された軸部912Aで構成されている。
本実施形態の弁部911Aは、軸部912Aの軸方向DRaの一方に連結されている。本実施形態の弁部911Aは、吐出室600A側に配置されている。
本実施形態のストッパ部92Aは、スプール90Aにおけるシリンダ底面部を構成するバルブプレート部18Aに対向する部位で構成されている。ストッパ部92Aは、弁体部91Aが開弁方向(すなわち、ヘッド部61Aから離れる方向)に変位した際に、弁支持部611Aにおける圧縮室100A側の部位に当接するように構成されている。
本実施形態のストッパ部92Aは、ヘッド側端面部612Aに形成された受入溝部613Aに収容可能な大きさとなっている。ストッパ部92Aは、受入溝部613Aに収容された際に、ストッパ部92Aとヘッド側端面部612Aとが平坦な面を構成するように平坦状に形成されている。なお、本実施形態では、ストッパ部92Aがスプール側端面部を構成している。
本実施形態の受入溝部613Aには、スプール90Aを閉弁方向に付勢する付勢バネ614が設けられている。本実施形態の弁体部91Aは、圧縮室100内の冷媒の圧力によってスプール90Aに作用する押圧力が、付勢バネ614の付勢力を上回った際に開弁する。
ここで、図示しないが、本実施形態の第1ハウジング部12には、吸入ポート124の代わりに冷媒を吐出する吐出ポートが形成されている。そして、本実施形態の圧縮機1は、圧縮室100Aで圧縮された冷媒が、第1ハウジング部12の内部のクランク室120および吐出ポートを介して冷凍サイクルの凝縮器に向かって流出する。
また、本実施形態のシリンダブロック部16および第2ハウジング部14には、各吸入冷媒通路143、163の代わりに図示しない吐出冷媒通路が形成され、当該吐出冷媒通路を介して圧力制御機構80に吐出冷媒が供給される構成となっている。
次に、本実施形態の圧縮機1の作動を説明する。本実施形態の圧縮機1は、シャフト20が回転することによって、所望の傾斜角度に設定された斜板30が回転して、各ピストン60Aがシリンダ160内を往復動する。
圧縮機1は、ピストン60Aがシリンダ底面部を構成するバルブプレート部18Aから離れた際に、図9に示すように、圧縮室100内外の圧力差によって吸入用リード弁184aが開弁して、吸入冷媒が圧縮室100に流入する。
この際、スプール90Aの弁体部91Aが付勢バネ614によって閉弁方向に付勢されているので、弁体部91Aによって連通路610Aが閉塞された状態となる。このため、圧縮室100内の冷媒が、吐出室600A側へ流入することはない。
一方、圧縮機1は、ピストン60Aがバルブプレート部18Aに近付く際に、スプール90Aに作用する押圧力が付勢バネ614の付勢力を上回ると、図10に示すように、スプール90の弁体部91Aがヘッド部61から離れる。これにより、弁体部91Aが開弁して連通路610Aが開放されることで、圧縮室100内の冷媒が吐出室600Aに吐出される。そして、吐出室600Aに吐出された冷媒は、第1ハウジング部12の内部のクランク室120および吐出ポートを介して冷凍サイクルの凝縮器に向かって流出する。
この際、スプール90Aは、ストッパ部92Aがヘッド側端面部612Aの受入溝部613Aに収容されることで、圧縮室100に露出する部位が平坦な面となっている。これによると、スプール90Aが、ピストン60Aのヘッド部61Aよりも先にバルブプレート部18Aに突き当たること等によって生ずる圧縮室100のデッドボリュームを低減することができる。
その他の構成および作動は、第1実施形態と同様である。本実施形態の圧縮機1は、冷媒の吐出室600Aをハウジング10ではなく、ピストン60Aの内部に形成すると共に、吐出弁を構成するスプール90Aの弁体部91Aをピストン60Aに設けている。このような構造では、ハウジング10に対して吐出室600Aを形成する必要がないので、圧縮機1全体として小型化を図ることができる。
また、本実施形態の圧縮機1では、スプール90Aの弁体部91Aが吐出室600Aに配置されている。これによれば、スプール90Aの弁体部91Aおよびストッパ部92Aの双方が、圧縮室100側に配置される構成に比べて、圧縮室100におけるデッドボリュームを低減させることができる。
さらに、本実施形態の圧縮機1では、スプール90Aにおけるスプール側端面部を構成するストッパ部92Aが平坦状に形成されている。また、ピストン60Aのヘッド部61Aには、ヘッド側端面部612Aにストッパ部92Aを受け入れる受入溝部613Aが形成されている。これによれば、ピストン60Aが上死点に位置する際の圧縮室100におけるデッドボリュームを低減させることができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の代表的な実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、例えば、以下のように種々変形可能である。
上述の各実施形態の如く、ヘッド側端面部612にスプール90のスプール側端面部を受け入れる受入溝部613を設けることが望ましいが、これに限定されない。ヘッド側端面部612には、受入溝部613が形成されていなくてもよい。
上述の各実施形態では、弁体部91の弁部911がポペット弁で構成されている例について説明したが、これに限定されない。弁体部91の弁部911は、ポペット弁以外の弁で構成されていてもよい。
上述の各実施形態では、ハウジング10の内部に圧力制御機構80が設けられた例について説明したが、これに限定されない。圧力制御機構80は、ハウジング10の外部に配置されていてもよい。
上述の各実施形態では、圧縮機1として容量可変タイプの斜板式圧縮機を例示したが、これに限定されない。圧縮機1は、例えば、容量固定タイプの斜板式圧縮機で構成されていてもよい。また、圧縮機1は、2つのピストン60を軸方向DRaに連結した両頭タイプの圧縮機で構成されていてもよい。
さらに、圧縮機1は、ピストン60の往復動によって流体を圧縮する往復動型の圧縮機であれば、斜板式圧縮機に限らず、例えば、クランク式圧縮機や、ワッブル式圧縮機で構成されていてもよい。
上述の各実施形態では、圧縮機1を車両用空調装置の冷凍サイクルに適用する例について説明したが、これに限定されない。圧縮機1は、家屋等の空調装置や給湯機器の冷凍サイクル等にも広く適用可能である。
上述の実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
上述の実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されない。
上述の実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されない。
(まとめ)
上述の実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、圧縮機は、ピストンのヘッド部に、シリンダ底面部との間に形成される圧縮室とピストンの内部に形成された内側流体室とを連通させる連通路が形成されている。ピストンには、ピストンが往復動する方向であるストローク方向に移動可能に構成されたスプールが設けられている。スプールは、連通路を開閉する弁体部、弁体部に連結されて弁体部の開弁方向における最大変位量を規定するストッパ部を含んで構成されている。そして、弁体部およびストッパ部の一方が、内側流体室側に配置されている。
このように、弁体部およびストッパ部の一方を、ピストンの内部の内側流体室側に配置すれば、弁体部およびストッパ部の双方を圧縮室側に配置する構成に比べて、圧縮室におけるデッドボリュームを低減させることが可能となる。
また、第2の観点によれば、圧縮機のスプールは、シリンダ底面部に対向する部位に、平坦状に形成されたスプール側端面部を有している。ヘッド部は、シリンダ底面部に対向するヘッド側端面部を有している。そして、ヘッド側端面部には、ヘッド部がシリンダ底面部に近づいた際にスプール側端面部とヘッド側端面部とが平坦な面を構成するように、スプール側端面部を受け入れる受入溝部が形成されている。
このように、ヘッド部がシリンダ底面部に近づいた際に平坦状のスプール側端面部がヘッド部の受入溝部に収容される構成とすれば、ピストンが上死点に位置する際の圧縮室におけるデッドボリュームを低減させることが可能となる。
また、第3の観点によれば、弁体部は、ヘッド部がシリンダ底面部から離れた際に開弁して、内側流体室に存する流体を圧縮室に吸入させる吸入弁を構成している。
このよると、圧縮室に流体を流入させる吸入室として機能する内側流体室が、ピストンの内部に形成されることになる。このような構造では、ハウジングに対して吸入室を形成する必要がないので、圧縮機全体としての体格の小型化を図るだけでなく、吐出室の容積を充分に確保することができる。このように、吐出室の容積を充分に確保することができることは、圧縮室から流体を吐出した際の流体の圧力脈動を吐出室において充分に減衰させることが可能となる。このため、本構造によれば、流体の圧力脈動に起因する騒音の発生を抑制することができる。
また、第4の観点によれば、圧縮機の弁体部は、ヘッド部における圧縮室側の端面を弁座部として連通路を開閉するポペット弁で構成されている。連通路には、ストローク方向に変位可能なように弁体部を支持する弁支持部が設けられている。そして、ストッパ部は、内側流体室側に配置され、弁体部が開弁方向に変位した際に弁支持部における内側流体室側の部位に当接するように構成されている。これによれば、圧縮室におけるデッドボリュームを低減させると共に、吐出室の容積を充分に確保可能な圧縮機を具体的に実現することができる。
また、第5の観点によれば、圧縮機の弁体部は、ヘッド部がシリンダ底面部に近づいた際に開弁して、圧縮室に存する流体を内側流体室に吐出する吐出弁を構成している。このよると、圧縮室から流体を吐出すると吐出室として機能する内側流体室が、ピストンの内部に形成されることになる。このような構造では、ハウジングに対して吐出室を形成する必要がないので、圧縮機全体としての体格の小型化を図ることができる。
10 ハウジング
100 圧縮室
160 シリンダ
60、60A ピストン
600、600A 吸入室、吐出室
61、61A ヘッド部
610、610A 連通路
90、90A スプール
91、91A 弁体部
92、92A ストッパ部

Claims (5)

  1. 流体を圧縮する圧縮機であって、
    有底筒状のシリンダ(160)が形成されたハウジング(10)と、
    前記シリンダの内部に往復動可能に収容され、前記シリンダの底部を構成するシリンダ底面部(18、18A)に対向するヘッド部(61、61A)を有するピストン(60、60A)と、を備え、
    前記ヘッド部には、前記シリンダ底面部との間に形成される圧縮室(100)と前記ピストンの内部に形成された内側流体室(600、600A)とを連通させる連通路(610、610A)が形成されており、
    前記ピストンには、前記ピストンが往復動する方向であるストローク方向に移動可能に構成されたスプール(90、90A)が設けられており、
    前記スプールは、前記連通路を開閉する弁体部(91、91A)、前記弁体部に連結されて前記弁体部の開弁方向における最大変位量を規定するストッパ部(92、92A)を含んで構成されており、
    前記弁体部および前記ストッパ部の一方が、前記内側流体室側に配置されている圧縮機。
  2. 前記スプールは、前記シリンダ底面部に対向する部位に、平坦状に形成されたスプール側端面部(911、92A)を有しており、
    前記ヘッド部は、前記シリンダ底面部に対向するヘッド側端面部(612、612A)を有しており、
    前記ヘッド側端面部には、前記ヘッド部が前記シリンダ底面部に近づいた際に前記スプール側端面部と前記ヘッド側端面部とが平坦な面を構成するように、前記スプール側端面部を受け入れる受入溝部(613、613A)が形成されている請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記弁体部(91)は、前記ヘッド部(61)が前記シリンダ底面部(18)から離れた際に開弁して、前記内側流体室(600)に存する流体を前記圧縮室に吸入させる吸入弁を構成している請求項1または2に記載の圧縮機。
  4. 前記弁体部は、前記ヘッド部における前記圧縮室側の端面を弁座部として前記連通路(610)を開閉するポペット弁で構成され、
    前記連通路には、前記ストローク方向に変位可能なように前記弁体部を支持する弁支持部(611)が設けられており、
    前記ストッパ部(92)は、前記内側流体室側に配置され、前記弁体部が開弁方向に変位した際に前記弁支持部における前記内側流体室側の部位に当接するように構成されている請求項3に記載の圧縮機。
  5. 前記弁体部(91A)は、前記ヘッド部(61A)が前記シリンダ底面部(18A)に近づいた際に開弁して、前記圧縮室に存する流体を前記内側流体室(600A)に吐出する吐出弁を構成している請求項1または2に記載の圧縮機。
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