JP2018112117A - 可変圧縮比内燃機関 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも1つのシリンダ10と、シリンダ内に往復摺動可能に収容されたピストン1と、ピストンに対応するクランクピン21を有するクランクシャフト2と、大端32がクランクピンに回動可能に連結されたコネクティングロッド3と、ピストンにピストンピン11を介して角変位可能に連結され、かつ、前記ピストンピンと異軸位置にある第1連結部41にて前記コネクティングロッドの小端31に角変位可能に連結された揺動部材4と、先端52が第1連結部41と異軸位置にある第2連結部42にて揺動部材4に角変位可能に連結され、かつ、基端51がコネクティングロッド3に対して変位可能に設けられている可動ロッド5と、コネクティングロッド3に対して可動ロッド5を変位させる駆動手段とを備えた。
【選択図】図1
Description
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明の第1実施形態に係る可変圧縮比機構110を備えた内燃機関100のエンジンブロック等を省略した可動部分を示しており、図1には、シリンダ10が二点鎖線で概略的に示されている。図2および図3には、内燃機関100の1気筒分のみが示されているが、複数気筒がクランクシャフト2の軸方向に並設されていても良い。以下の説明では複数気筒の場合を前提とする。
以上のように構成された可変圧縮比機構110は、アクチュエータ9で回動軸8が回動され、図1に示すように、偏心軸81の角位置(CH〜CL)が変更されることにより、偏心軸81とクランクシャフト2の距離、揺動アーム7とコネクティングロッド3(偏心中間軸60)の距離が変更され、中間揺動部材6に偏心中間軸60を中心とした角変位が与えられる。
第1実施形態に係る可変圧縮比機構110は、ピストン1の往復運動の外部にあるアクチュエータ9から、ピストン1と共に往復運動するコネクティングロッド3側の可動ロッド5に、揺動アーム7および中間揺動部材6を介して変位CVが伝達される構成であるため、図4および図5に示すように、揺動アーム7および中間揺動部材6は、ピストン1の往復運動と共に揺動運動する。
以上のように構成された可変圧縮比機構110では、ピストンピン11は、偏心機構などを伴うことなく、揺動部材4に角変位可能に連結されているので、
(i)圧縮比を変更してもピストンピンのオフセット位置が変化することがなく、最適位置に保持される。そのため、ピストンピンオフセットの変動に起因するスラスト側もしくは反スラスト側のフリクション増大やピストンスラップ音の発生を抑制できる。
(ii)ピストンピン上方の必要空間(ピストン裏面との干渉を避けるためのクリアランス)の増加を回避でき、ピストンのコンパクト化を図るうえで有利である。
(iii)ピストンの往復運動に伴うコネクティングロッドと揺動部材および可動アームの相対運動が小さく、可変圧縮機構を持たない通常のコネクティングロッドと同等の相対角速度となるので、潤滑条件の悪化を回避できる。
図8は、本発明の第2実施形態に係る可変圧縮比機構210を備えた内燃機関200のコネクティングロッド203付近を示している。図中省略されているピストンやクランクシャフトの構成は第1実施形態と同様であるが、第2実施形態の可変圧縮比機構210では、可動ロッド205を変位させる駆動手段として、ピストン1と共に往復運動するコネクティングロッド203に油圧シリンダ207を備えている。
以上のように構成された可変圧縮比機構210では、クランクシャフトを通じた油圧系を具備する必要がある反面、ピストン往復運動の外部から可動アーム205に制御力を伝達するためのリンク機構(中間揺動アーム63および揺動アーム7)を省略でき、機構の簡素化および軽量化において有利である。
2 クランクシャフト
3,203 コネクティングロッド
4,204 揺動部材
5,205 可動ロッド
6 中間揺動部材
7 揺動アーム
8 回動軸
9 アクチュエータ(駆動手段)
10 シリンダ
11,211 ピストンピン
21 クランクピン
31,231 小端
32,232 大端
41,241 第1連結部
42,242 第2連結部
51,251 基端
52,252 先端
60 偏心中間軸
61 偏心軸
63 中間揺動アーム
207 油圧シリンダ(駆動手段)
206 ピストンロッド
271 ピストン
272 リターンスプリング
100,200 内燃機関
110,210 可変圧縮比機構
Claims (7)
- 少なくとも1つのシリンダと、
前記シリンダ内に往復摺動可能に収容されたピストンと、
前記ピストンに対応するクランクピンを有するクランクシャフトと、
大端が前記クランクピンに回動可能に連結されたコネクティングロッドと、
前記ピストンにピストンピンを介して角変位可能に連結され、かつ、前記ピストンピンと異軸位置にある第1連結部にて前記コネクティングロッドの小端に角変位可能に連結された揺動部材と、
先端が前記第1連結部と異軸位置にある第2連結部にて前記揺動部材に角変位可能に連結され、かつ、基端が前記コネクティングロッドに対して変位可能に設けられている可動ロッドと、
前記コネクティングロッドに対して前記可動ロッドを変位させる駆動手段と、
を備えた可変圧縮比内燃機関。 - 前記第2連結部は、前記ピストンピンと異軸位置にある、請求項1記載の可変圧縮比内燃機関。
- 前記コネクティングロッドの大端中心と前記ピストンピンの中心を結ぶ線が、前記第1連結部中心と前記第2連結部中心の間を通る、請求項1または2記載の可変圧縮比内燃機関。
- 前記ピストンピンの中心が、前記第1連結部中心と前記第2連結部中心を結ぶ線に対して燃焼室側にある、請求項1〜3の何れか一項記載の可変圧縮比内燃機関。
- 前記駆動手段は、クランクケース側に固定配置されており、
前記可動ロッドの前記基端は、前記コネクティングロッドに揺動可能に支持された中間揺動部材の一端に連結され、前記中間揺動部材の他端は、前記駆動手段により変位する可動軸に揺動可能に支持された揺動アームの先端に連結されている、請求項1〜4の何れか一項記載の可変圧縮比内燃機関。 - 前記駆動手段は、前記コネクティングロッドに固定配置されており、
前記可動ロッドの前記基端は、前記駆動手段に連結されている、請求項1〜4の何れか一項記載の可変圧縮比内燃機関。 - 少なくとも1つのシリンダと、
前記シリンダ内に往復摺動可能に収容されたピストンと、
前記ピストンに対応するクランクピンを有するクランクシャフトと、
大端が前記クランクピンに回動可能に連結されたコネクティングロッドと、
前記コネクティングロッドを含む4節リンク機構を構成すべく、前記コネクティングロッドの小端に連結された揺動部材と、前記コネクティングロッドの大端側に連結された中間揺動部材と、前記揺動部材と前記中間揺動部材を連結する可動ロッドと、
前記揺動部材に連結されたピストンピンと、
前記中間揺動部材を前記コネクティングロッドに対して角変位させる駆動手段と、
を備えた可変圧縮比内燃機関。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017002636A JP6818233B2 (ja) | 2017-01-11 | 2017-01-11 | 可変圧縮比内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017002636A JP6818233B2 (ja) | 2017-01-11 | 2017-01-11 | 可変圧縮比内燃機関 |
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JP6818233B2 JP6818233B2 (ja) | 2021-01-20 |
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Family Applications (1)
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JP2017002636A Active JP6818233B2 (ja) | 2017-01-11 | 2017-01-11 | 可変圧縮比内燃機関 |
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JP (1) | JP6818233B2 (ja) |
-
2017
- 2017-01-11 JP JP2017002636A patent/JP6818233B2/ja active Active
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Publication number | Publication date |
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JP6818233B2 (ja) | 2021-01-20 |
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