JP2018111916A - コンクリートブロックの連結部の構造及びコンクリートブロックの連結方法 - Google Patents

コンクリートブロックの連結部の構造及びコンクリートブロックの連結方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コンクリートブロックの連結を、その設置場所の片側の工事エリアからの作業のみで行うことができ、また、設置位置を拘束しながら嵌合できるように連結部に形成した凹部の縦方向寸法を長くした構造のため迅速に設置作業を行うことができ、更に、設置されたコンクリートブロックの連結部において、連結手段が表面側に露出することをなくすことで美観上優れた連結部の構造及びコンクリートブロックの連結方法を提供するものである。
【解決手段】一方端部に剛性突出部材よりなる複数本の凸部を形成し、他方端部に該凸部が嵌合できる複数箇所の凹部を形成し、該凹部は横方向となる幅寸法を該凸部の直径よりやや大きめとし、縦方向となる上下寸法は該凸部の直径より2倍以上の長さとしてなることを特徴とするコンクリートブロックの連結部の構造。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリートブロックの端部における連結部の構造及びコンクリートブロックを長手方向において連続構築するための該コンクリートブロックの連結方法に関する。
道路に設ける防護柵、仮設防護柵、ボックスカルバート、擁壁等のプレキャスト製コンクリートブロック(以下、コンクリートブロックという)は、長手方向において連続構築する必要があり、そのために隣接する同様のコンクリートブロックの対向する端縁部で相互に連結固定して設置することになるが、それらに振動や衝撃等の外力が作用したときに設置部からの位置ずれや転倒を防止する必要がある。それらは連結部を原因として生じることが多く、該連結部の構造が重要になる。
従来より行われているコンクリートブロックの連結部の構造には、図8に示すように、一方の端縁部に凹部を形成し、他方の端縁部の凸部全体或いはその一部が該凹部に密着状態で嵌入することでコンクリートブロック相互を連結するソケット構造や凹凸構造がある。
また、図9に示すように、コンクリートブロックの本体内側の長手方向にシース孔を貫通させ、いくつかのコンクリートブロックを連続した後、該シース孔にPC鋼棒を通して緊張し、両端部側で固定することでコンクリートブロック相互を連結するPC緊張構造がある。
更に、図10に示すように、コンクリートブロックの端縁部に予め連結金具を固定し、隣接するコンクリートブロックも同様とし、それら連結金具相互を連結することでコンクリートブロック相互を連続するフランジ構造がある。
また、図11に示すように、凹凸構造に加えて連結部の外部からコンクリートブロック相互に跨ってプレートを添えて固定することでコンクリートブロック相互を連結するプレート構造がある。
上記従来のコンクリートブロックの連結部の構造は、該コンクリートブロックの設置作業、連結作業或いは撤去作業等の施工をする場合、コンクリートブロックを設置する部材の長手方向の左右両側から作業を行うことが必要な構造となっている。
しかし、既設の構造物に近接した設置場所での施工或いは車両の通行を維持した状態での施工のように、該構造物や車両等により施工場所を確保することが困難な場合や車両による接触事故の防止を図るため、長手方向の片側の工事エリアからのみで作業をしなければならない場合がある。
このような場合、上記した従来例のように、設置位置の左右両側から作業をしなければならない連結部の構造では対応することはできなかった。
また、上記したプレート構造やフランジ構造による施工は、連結部において連結手段が表面側に露出し、更に、連結によって生じた切欠部等の小空間部をモルタル等で埋め込まなければならない場合も生じ、設置したコンクリートブロックの色と該モルタルの色との適合ができず、当該部分が目立ってしまうという欠点があり、それを補うための色合わせをする必要があり、時間や経費を必要とするものであった。
また、下記する図12に示す特許文献のように、コンクリートブロックA、Bの端縁部相互の内側凹部Cに有孔鋼板Dを跨らせ、当該部分に充填材Eを充填してコンクリートブロック相互を連結する構造がある。
しかし、上記連結構造は、充填材を必要とする構造であり、例えば、仮設構築物には使用することはできず、また、充填材が表面側に露出し、その表面側を隠蔽することのできない構造であり、上記のように、色の調整問題を解決できるものではなかった。
特開平7−238610号公報
本発明は、上記欠点を解決したもので、コンクリートブロックの連結を、その設置場所の片側の工事エリアからの作業のみで行うことができ、また、設置位置を拘束しながら嵌合できるように連結部に形成した凹部の縦方向寸法を長くした構造のため迅速に設置作業を行うことができ、更に、設置されたコンクリートブロックの連結部において、連結手段が表面側に露出することをなくすことで美観上優れた連結部の構造及びコンクリートブロックの連結方法を提供するものである。
また、連結部において嵌合した状態のみで連結を終了させることができ、更に、必要に応じて充填材を使用することもでき、仮設的な構築物或いは恒久的な構築物のいずれにも採用することのできるコンクリートブロックの連結部の構造及びコンクリートブロックの連結方法を提供するものである。
本発明は、一方端部に剛性突出部材よりなる複数本の凸部を形成し、他方端部に該凸部が嵌合できる複数箇所の凹部を形成し、該凹部は横方向となる幅寸法を該凸部の横寸法よりやや大きめとし、縦方向となる上下寸法は該凸部の縦寸法より2倍以上の長さとしてなるコンクリートブロックの連結部の構造を特徴とする。
また、上記凹部の縦方向となる上下寸法は、該凹部の上端部がコンクリートブロックの上面部に達するまでの長さとしてなるコンクリートブロックの連結部の構造を特徴とする。
更に、上記記載のコンクリートブロックの一方端部に凸部を形成し、他方端部に凹部を形成したコンクリートブロックを、連結する側に該凹部が位置するようにコンクリートブロックを所定位置に設置し、先行して設置した該コンクリートブロックの該凹部に連結させる次に設置する隣接するコンクリートブロックの凸部を嵌合させながら降下させることで相互に連結してなるコンクリートブロックの連結方法を特徴とする。
また、次に設置する隣接するコンクリートブロックは、先行して設置したコンクリートブロックの凹部に向けて上方部より降下させ、縦方向に長い寸法の該凹部の上方側に次に設置するコンクリートブロックの凸部を挿入し、更に、斜め下方向に降下させ、該凸部が該凹部の下端部で且つ最奥部に到達した位置で降下を終了させることで相互に連結してなるコンクリートブロックの連結方法を特徴とする。
更に、次に設置する隣接するコンクリートブロックは、先行して設置したコンクリートブロックの端縁部の上方に凸部を位置させ、該凹部に向けて垂直方向に降下させることで相互に連結してなるコンクリートブロックの連結方法を特徴とする。
また、上記記載のコンクリートブロックにおいて、先行して設置したコンクリートブロックの端縁部の凹部に、次に設置する隣接するコンクリートブロックの端縁部の凸部を嵌合して設置した後、該凹凸部の嵌合空間に充填材を充填して相互に連結してなるコンクリートブロックの連結方法を特徴とする。
更に、上記記載のコンクリートブロックの一方端部の凸部は、該凸部が埋設固定されるコンクリートブロックの端部位置に、該凸部よりやや大きめの断面形状と該凸部の一方側を埋設固定する深さを有する切欠部又は中空管よりなる挿入孔を形成し、コンクリートブロックの製造後、該挿入孔に該凸部の一方側を埋設固定してなるコンクリートブロックの連結方法を特徴とする。
本発明のコンクリートブロックの連結部の構造及びコンクリートブロックの連結方法は、連結部となる一方端部の凹部の縦寸法を長く形成しているので降下設置する隣接するコンクリートブロックの他方端部の凸部が嵌合しやすく、据え付けを迅速に行うことが可能となった。同様に、解体時にもコンクリートブロックの移動自由度が増加することにより本体を傷めることなく撤去作業を行うことが可能となった。
また、連結部となる一方端部の凹部の横寸法を凸部の横寸法よりやや大きめとしたので、該凹部を形成する両側壁に接するように凸部が嵌合され、設置後において本体の前後方向となる短手方向からの振動や衝撃等の外力が作用しても、ずれたり転倒したりすることを防止することが可能となった。
更に、コンクリートブロックの設置は、施工現場の一方側からクレーン等の設置手段を使用して作業することができ、連結設置作業が片側の空間からのみで行うことが可能となった。
また、コンクリートブロックは、その内側の凹凸部で連結されることになるので連結部が露出することがなく、美観上優れた連続構築物を形成することが可能となった。
更に、コンクリートブロックの連結部の構造により、凹凸部での嵌合状態のみでの連結或いは該凹凸部に充填材を充填しての連結等を選択しながら採用することができるので、撤去しやすい仮設的構築物及び恒久的構築物のいずれにも採用することが可能となった。
(a)コンクリートブロックの斜視図、(b)一方端部の凸部を示す端側面図、(c)他方端部の凹部を示す端側面図。 (a)乃至(c)コンクリートブロックの施工例の概略断面図。 (a)コンクリートブロックの連結部で凹部及び凸部が嵌合した状態を示す端側断面図、(b)コンクリートブロックを長手方向に連結した状態を示す斜視図。 (a)コンクリートブロックの一方端部の凹部を示す他の実施例の端側面図、(b)同他方端部の凸部を示す端側面図、(c)凹部及び凸部が嵌合した状態を示す端側断面図。 (a)コンクリートブロックの他の実施例の連結部の端側断面図、(b)同連結部の他の実施例の端側断面図。 (a)コンクリートブロックの他の実施例の連結部の端側断面図、(b)同連結部の他の実施例の端側断面図。 (a)乃至(c)コンクリートブロックの左右端部の他の実施例の概略断面図。 従来のコンクリートブロックの連結構造の断面図。 従来のコンクリートブロックの他の実施例の連結構造の正面図。 従来のコンクリートブロックの他の実施例の連結構造の平断面図。 従来のコンクリートブロックの他の実施例の連結構造の平面図。 従来のコンクリートブロックの他の実施例の連結構造の平面図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
道路における車道と工事エリアとの境界に設置する車両用仮設プレキャストコンクリート製防護柵ブロック(以下、コンクリート製防護柵ブロックという)の実施例について以下に詳述する。
図1(a)、(b)、(c)は、連結前のコンクリート製防護柵における1単位のブロックの図を示している。コンクリート製防護柵ブロック1は、断面二等辺台形状の強度のあるコンクリート製で、下方端部を設置面部2、上方端部を上面部3、長手方向の左端部4側に凸部5、右端部6側は該凸部5を受け入れる凹部7を形成してなる構成としている。なお、上記左端部4及び右端部6は便宜上で、それらが各々右端部及び左端部であってもよい。
該左端部4には鉄筋、鋼棒、板状体等の剛性突出部材よりなる丸棒、四角棒、六角棒、多角棒或いは厚い板状体等の剛性が得られる様々な形状の複数本の凸部5を、一方側を本体となるコンクリート中に埋設し、他方側を左端部4の端部面より外方へ突出して形成し、当該材料は該コンクリート製防護柵ブロック1を連結して構築したコンクリート製防護柵に車両が衝突した場合においても折り曲がることのない強度のある剛性突出部材としている。図1(a)、(b)においては3本の剛性突出部材を凸部5として設けている。
他方、右端部6側は該剛性突出部材よりなる複数本の凸部5が縦方向となる上下寸法において余裕をもって嵌入することができる寸法の複数箇所の凹部7を形成し、設置時において該凸部5となる剛性突出部材が嵌め込まれる位置と一致する位置に設けている。該凹部7の横方向となる幅寸法は該凸部5の横寸法よりやや大きめとしている。
図1(c)は、該凹部7の縦方向となる上下寸法を該凸部5の縦寸法の2倍以上の長さとして形成している。
上記構成よりなるコンクリート製防護柵ブロック1を、図2(a)に示すように、現場の所定位置となる施工基盤面8に先行して設置する。次の工程で、先行して設置した該コンクリート製防護柵ブロック1と連結することになる次に設置するコンクリート製防護柵ブロック1aをクレーン等でコンクリート製防護柵ブロック1の右端部6に近接する上方に吊り上げ、その後、コンクリート製防護柵ブロック1aの凸部5の位置が先行して設置したコンクリート製防護柵ブロック1の凹部7の上端部の位置と一致する位置にまで降下させ、その位置で次に設置するコンクリート製防護柵ブロック1aを水平方向に移動させ、該コンクリート製防護柵ブロック1の該凹部7の上端部側に該凸部5の先端側を嵌入する。
その嵌入後、斜め下方向に降下させ、或いは図2(b)に示すように水平移動させ、該凸部5の突出先端側を該凹部7の切欠部の奥側へ移動していくことになる。それにより該コンクリート製防護柵ブロック1aは、該凸部5の先端部が該凹部7の最奥部の下端部位置へ到達し、同時に、先行して設置したコンクリート製防護柵ブロック1の右端部6と次に設置するコンクリート製防護柵ブロック1aの左端部4とが接する位置に移動し、且つ、該コンクリート製防護柵ブロック1aの設置面部2aが施工基盤面8に到達することになる。
図2(c)に示すように、上記工程により、連結部において先行して設置したコンクリート製防護柵ブロック1の凹部7の下端部に、次に設置するコンクリート製防護柵ブロック1aの凸部5が嵌入され、相互に連結されることになる。
図3(a)は、コンクリート製防護柵ブロック1が相互に連結された状態の凸部5と凹部7との関係を示すもので、該凸部5が凹部7に納まっている状態を示している。これを繰り返すことにより、該コンクリート製防護柵ブロック1は、図3(b)に示すように、長手方向に連結延設されたコンクリート製防護柵が完成することになる。
図4(a)のコンクリート製防護柵ブロック9は、右端部10側を示すもので、該右端部10の凹部11の横方向となる幅寸法は上記実施例1と同様であるが、縦方向となる上下寸法はその上端部が上面部12に至る長さとし、該上面部12に該凹部11の開口部が露出するものである。
図4(b)のコンクリート製防護柵ブロック9aは、上記コンクリート製防護柵ブロック9に連結する他のコンクリート製防護柵ブロック9aの左端部13側を示すもので、上記実施例1と同様、複数本の剛性突出部材よりなる凸部14を突出形成している。
上記構成のコンクリート製防護柵ブロック9、9a相互を連結するに際し、先行して設置したコンクリート製防護柵ブロック9の右端部10に近接した位置の上方側に、次に設置するコンクリート製防護柵ブロック9aを吊り上げ位置させ、その状態でほぼ垂直方向に降下させることで、その左端部13側の凸部14が先行して設置したコンクリート製防護柵ブロック9の凹部11の上方端部側の開口部15の位置で嵌合されることになる。
この状態下で、更に、コンクリート製防護柵ブロック9aを降下させることにより該凸部14は凹部11の最下端部まで降下することになり、同時に、該コンクリート製防護柵ブロック9aはその設置面部が施工基盤面に到達することになる。
図4(c)は、連結部において凹部11に凸部14が嵌合された状態を示している。これにより上記実施例1と同様の状態に納まることになる。この実施例2では、連結が終了した後、連結部となる上面部12において凹部11の一端部が開口した状態で開口部15が露出することになるので、当該箇所からモルタル等の充填材を注入することが簡単にでき、連結部をより強固に連結することができ、恒久的な構築物として採用することもできる。
また、必要に応じて該開口部15をコンクリート栓等のような塞栓体により着脱自在に閉鎖することも可能である。上記充填材の注入を該開口部15の位置まで到達させることなく、凸部14が凹部11と一体化する位置に留め、塞栓体により閉鎖することもできる。該塞栓体はコンクリート製防護柵ブロックの製造時に予め造っておくことにより色合わせの問題は生じない。
図5(a)、(b)は、プレキャストコンクリート製ボックスカルバートブロック16の実施例を示している。連結部となる左端部17及び右端部18のいずれか一方側に複数本の剛性突出部材よりなる凸部19、他方側に該凸部19が嵌合する複数箇所の凹部20を設け、該凹部20は縦方向となる上下寸法が該凸部19の縦寸法の2倍以上の長さとし、上記実施例1、2と同様の施工工程により、先行して設置したコンクリート製ボックスカルバートブロック16の凹部20と次に設置するコンクリート製ボックスカルバートブロックの凸部19を嵌合させることで相互を連結して長手方向において延設させることができる。
図5(a)は、凹部20の横方向となる幅寸法は該凸部19の横寸法よりやや大きめとし、縦方向となる上下寸法を2倍以上とした実施例を示し、図5(b)は、幅寸法は上記と同様とし、縦方向となる上下寸法は凹部20の上端部がコンクリート製ボックスカルバートブロック16の上面部21に至る寸法とし、該上面部21に該凹部20の開口部22が露出する形状とする。該開口部22の処理等は実施例2と同様とする。
図6(a)、(b)は、プレキャストコンクリート製擁壁ブロック23の実施例を示している。実施例ではプレキャストコンクリート製L型擁壁の連結部となる左端部24及び右端部25のいずれか一方側に複数本の剛性突出部材よりなる凸部26、他方側に該凸部26が嵌合する縦方向となる上下寸法が該凸部26の縦寸法の2倍以上の長さの複数箇所の凹部27を設け、上記実施例1乃至3と同様の施工工程により先行して設置したコンクリート製擁壁ブロック23の凹部27と次に設置するコンクリート製擁壁ブロックの凸部26を嵌合させることで相互に連結して長手方向において延設させることができる。
図6(a)は、凹部27の横方向となる幅寸法は該凸部26の横寸法よりやや大きめとし、縦方向となる上下寸法を2倍以上とした実施例を示し、図6(b)は、幅寸法は上記と同様とし、縦方向となる上下寸法は凹部27の上端部がコンクリート製擁壁ブロックの上面部28に至る寸法とし、該上面部28に該凹部27の開口部29が露出する形状とする。該開口部29の処理等は実施例2、3と同様とする。
上記実施例のように、連結部の構造は様々な形状及び用途のコンクリートブロックに採用することができるが、前記した剛性突出部材よりなる凸部は、固定側となる一方側に本体となるコンクリートブロックの製造時に埋設固定して形成しているが、該凸部を埋設するコンクリートブロックの位置に、該凸部を直接埋設するのではなく、該凸部の一方側を埋設固定する深さと、該凸部の断面形状よりやや大きめの断面形状を有する挿入孔30を形成しておく。
該挿入孔30は、図7(a)に示すように、コンクリートブロックの左端部31側から上記した深さと断面形状を有する切欠部32を形成し、或いは同様の内側径を確保できる鋼管等の中空管33を埋設し、開口部が左端部31側に露出するように製造する。
コンクリートブロックの製造後、図7(b)に示すように、該挿入孔30に剛性突出部材よりなる凸部34の一方側を埋設固定する。コンクリートブロックの製造後に該凸部34を固定することになるので製造工程が簡単となり、また、該凸部34の突出方向や突出長さの微調整を行いながら固定することが可能となる。
また、コンクリートブロックの設置場所への運搬後、該凸部34の一方側を該挿入孔30に埋設固定することができるので、予めコンクリートブロックに埋設固定した場合に生じる運搬時における該凸部34の損傷を避けることができる。
上記コンクリートブロックの製造後に埋設固定された複数本の凸部34は、上記実施例と同様、図7(c)に示すように、他のコンクリートブロックの右端部35側の複数箇所の凹部36内に嵌入され相互のコンクリートブロックが連結されることになる。
1、9 コンクリート製防護柵ブロック
2 設置面部
3、12、21、28 上面部
4、13、17、24、31 左端部
5、14、19、26、34 凸部
6、10、18、25、35 右端部
7、11、20、27、36 凹部
8 施工基盤面
15、22、29 開口部
16 コンクリート製ボックスカルバートブロック
23 コンクリート製擁壁ブロック
30 挿入孔
32 切欠部
33 中空管

Claims (7)

  1. 一方端部に剛性突出部材よりなる複数本の凸部を形成し、他方端部に該凸部が嵌合できる複数箇所の凹部を形成し、該凹部は横方向となる幅寸法を該凸部の横寸法よりやや大きめとし、縦方向となる上下寸法は該凸部の縦寸法より2倍以上の長さとしてなることを特徴とするコンクリートブロックの連結部の構造。
  2. 凹部の縦方向となる上下寸法は、該凹部の上端部がコンクリートブロックの上面部に達するまでの長さとしてなることを特徴とする請求項1記載のコンクリートブロックの連結部の構造。
  3. 請求項1又は2記載のコンクリートブロックの一方端部に凸部を形成し、他方端部に凹部を形成したコンクリートブロックを、連結する側に該凹部が位置するようにコンクリートブロックを所定位置に設置し、先行して設置した該コンクリートブロックの該凹部に連結させる次に設置する隣接するコンクリートブロックの凸部を嵌合させながら降下させることで相互に連結してなることを特徴とするコンクリートブロックの連結方法。
  4. 次に設置する隣接するコンクリートブロックは、先行して設置したコンクリートブロックの凹部に向けて上方部より降下させ、縦方向に長い寸法の該凹部の上方側に次に設置するコンクリートブロックの凸部を挿入し、更に、斜め下方向に降下させ、該凸部が該凹部の下端部で且つ最奥部に到達した位置で降下を終了させることで相互に連結してなることを特徴とする請求項3記載のコンクリートブロックの連結方法。
  5. 次に設置する隣接するコンクリートブロックは、先行して設置したコンクリートブロックの端縁部の上方に凸部を位置させ、該凹部に向けて垂直方向に降下させることで相互に連結してなることを特徴とする請求項3記載のコンクリートブロックの連結方法。
  6. 請求項1又は2記載のコンクリートブロックにおいて、先行して設置したコンクリートブロックの端縁部の凹部に、次に設置する隣接するコンクリートブロックの端縁部の凸部を嵌合して設置した後、該凹凸部の嵌合空間に充填材を充填して相互に連結してなることを特徴とするコンクリートブロックの連結方法。
  7. 請求項1又は2記載のコンクリートブロックの一方端部の凸部は、該凸部が埋設固定されるコンクリートブロックの端部位置に、該凸部よりやや大きめの断面形状と該凸部の一方側を埋設固定する深さを有する切欠部又は中空管よりなる挿入孔を形成し、コンクリートブロックの製造後、該挿入孔に該凸部の一方側を埋設固定してなることを特徴とする請求項3乃至6のいずれか記載のコンクリートブロックの連結方法。
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