JP2018111158A - ウォータージェット削孔用ノズル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】高圧ホースAと接続する、スイベル10と、スイベル10内に収容され、高圧ホースAからの高圧水を通す連通路21を有する、ロータ20と、ロータ20と固定する、ヘッド30と、を少なくとも具備する。ヘッド30は、連通路21からの高圧水を先端から放出する、削孔用放出路31と、連通路21からの高圧水をヘッド30に回転力を与えるように放出する、自回転用放出路32と、を有する。スイベル10は、ロータ20と接触する、ベアリング12と、ベアリング12にオイルを供給する、オイル充填部13とを有する。オイル充填部13に充填するオイルの粘性抵抗を調整することで、ヘッド30の回転速度を調整することができる。また、自回転用放出路32による放水方向にヘッド30の後方側の成分を含めることで、削孔箇所からの削孔くずの排出を促すことができる。
【選択図】図1
Description
特許文献1には、切削用流体の偏心噴流によって噴射ノズルが自回転するウェータージェットによる切削方法が開示されている。
(1)駆動モータと外筒との間の隙間を介して掘削した土砂の排出を行う為、駆動モータの外径を削孔部の径よりも一回り小さな製品としなければならない。
(2)高圧水の水圧を高くすると、ノズルの回転速度も早くなってしまうため、高圧でかつ回転速度を抑えることで効率的に削孔を行う使用方法に適さない。
また、本願の第2発明は、前記第1発明において、前記自回転用放出路による放水方向が、前記ヘッドの後方側の成分を含んでいることを特徴とするものである。
(1)オイル充填部に充填するオイルでもってノズルの回転速度を制御することができるため、ウォータージェットの水圧に影響を受けることなく、ノズルの回転速度を制御することができる。よって、高圧でかつ回転速度を抑えるような効率的な削孔方法を実施することができる。
(2)自回転用放出路による放水を前記ヘッドの後方側を向くように構成することにより、ウォータージェットによる掘削くずの排出が促進される。
図1(a)は、本発明に係るウォータージェット削孔用ノズルの概略側面図である。
本発明に係るウォータージェット削孔用ノズルは、スイベル10、ロータ20、およびヘッド30を少なくとも具備する。
以下、各構成要素の詳細について説明する。
スイベル10は、削孔ノズルの削孔方向を回転軸として自由回転するヘッド30に接続したロータ20を収容するための部材である。
本実施例では、スイベル10の一端側に高圧ホースAとの接続部11を備え、他端側にスイベル10内部に配したベアリング12を介して、ロータ20の後端を回転自在な状態で収容している。
スイベル10には、前記ベアリング12にオイルを供給するためのオイル充填部13と、前記オイル充填部13からのオイルの漏れ出しを防止するオイルシール14と、をさらに備えている。
本実施例では、ベアリング12をノズルの前後方向から挟むようにロータ20の外周に沿ってオイルシール14を二箇所配置している。
この二箇所のオイルシール14で囲まれた領域がオイル充填部13となる。
ロータ20は、ヘッド30の後端に設け、その一部または全部がスイベル10内で回転する部材である。
ロータ20の内部には、高圧ホースAからの高圧水を通す連通路21を備えている。
この連通路21の中に、スイベル10の内部に配してあるケーシング16を収容する。
ケーシング16の内部には、高圧ホースAとつながる管路161を備えており、この管路161と連通路21とを繋いで高圧水を通すことができる。
さらに、ロータ20の内部には前記ケーシング16と連通路21との間の隙間を止水するためのパッキン22やOリング(図示せず)などを設けている。
ヘッド30は、コンクリートを削孔するための高圧水を放出するための部材である。
ヘッド30の後端はロータ20の先端に固定してあり、ヘッド30の回転をロータ20に伝える構造とする。
さらにヘッド30は、ロータ20からの高圧水を放出する、削孔用放出路31と自回転用放出路32との二種類の放出路を設けている。
以下、各放出路の詳細について説明する。
削孔用放出路31は、ロータ20の連通路21からの高圧水を、ヘッド30の先端から放出して、コンクリート削孔を行うための要素である。
本発明において、削孔用放出路31の数、放水軌跡などは特段限定するものではなく、適宜選択することができる。
本実施例では、ノズル先端からの出口が異なるように軌跡を変えてある三種類の削孔用放出路31を設けている。
自回転用放出路32は、ロータ20の連通路21からの高圧水を、ヘッド30の側方から放出することで、ヘッド30そのものに回転力を与える機能を少なくとも含む要素である。
その他、自回転用放出路32は、必要に応じて、削孔くずをノズルの後方側への排出を促す、削孔くずの排出促進手段としても機能させることができる。
以下、各機能の詳細について説明する。
図1(b)は、ノズルの先端側からみたヘッド30の概略図である。
本実施例では、ノズルの側周において120°ずつ、均等に出口を設けるように、自回転用放出路32の出口を3箇所設けている。
また、ヘッド30の先端側から見たときの、自回転用放出路32による高圧水の放出角度θ1は、自回転用放出路32の出口での接線に対して一定の角度だけ傾斜するように構成する。
この放出角度θ1は、0°〜30°程度とし、施工現場の条件に応じて、前記したオイル充填部13の設計と合わせて好ましい回転速度となるように適宜設定すればよい。
この自回転用放出路32からの放水によって、ノズルが自回転することとなる。
本発明に係る自回転用放出路32はさらに、放水方向としてヘッド30の後方側の成分を含めることで、削孔くずの排出促進機能を付与することができる。
図1(a)に示すように、本実施例では、自回転用放出路32を、図1(a)における上下方向に対して、ノズルの後方側へと一定の角度だけ傾斜するように構成している。
この放出角度θ2が大きくなると、削孔部の側壁を削孔してしまい、削孔径に影響をあたえる恐れがあるため、放出角度θ2は10°〜45°程度とし、施工現場条件や、前記した放出角度θ1との関係も考慮して、好ましい角度に適宜設定すればよい。
この自回転用放出路32からの放水によって、自回転用放出路32からの放水で削孔作業を行う際に生じる削孔くずをノズルの後方側に送り出すことができ、削孔箇所からの削孔くずの排出を促すことができる。
11 接続部
12 ベアリング
13 オイル充填部
14 オイルシール
15 注入口
16 ケーシング
161 管路
20 ロータ
21 連通路
22 パッキン
30 ヘッド
31 削孔用放出路
32 自回転用放出路
A 高圧ホース
Claims (2)
- 高圧ホースと接続する、スイベルと、
前記スイベル内に収容され、前記高圧ホースからの高圧水を通す連通路を有する、ロータと、
前記ロータと固定する、ヘッドと、を少なくとも具備し、
前記ヘッドは、
前記連通路からの高圧水を先端から放出する、削孔用放出路と、
前記連通路からの高圧水を前記ヘッドに回転力を与えるように放出する、自回転用放出路と、を有し、
前記スイベルは、
前記ロータと接触する、ベアリングと、
前記ベアリングにオイルを供給する、オイル充填部と、を有し、
前記オイル充填部に充填するオイルの粘性抵抗を調整することで、前記ヘッドの回転速度が調整可能であることを特徴とする、
ウォータージェット削孔用ノズル。 - 前記自回転用放出路による放水方向が、
前記ヘッドの後方側の成分を含んでいることを特徴とする、
請求項1に記載のウォータージェット削孔用ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017002538A JP6915796B2 (ja) | 2017-01-11 | 2017-01-11 | ウォータージェット削孔用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017002538A JP6915796B2 (ja) | 2017-01-11 | 2017-01-11 | ウォータージェット削孔用ノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018111158A true JP2018111158A (ja) | 2018-07-19 |
JP6915796B2 JP6915796B2 (ja) | 2021-08-04 |
Family
ID=62911669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017002538A Active JP6915796B2 (ja) | 2017-01-11 | 2017-01-11 | ウォータージェット削孔用ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020044597A (ja) * | 2018-09-18 | 2020-03-26 | 大成建設株式会社 | ウォータージェット削孔用のガイド管およびウォータージェット装置、ならびにウォータージェット削孔構造 |
JP6893374B1 (ja) * | 2020-07-06 | 2021-06-23 | ストライブ株式会社 | ウォータージェット工法用のハンドガン |
CN113153156A (zh) * | 2021-05-21 | 2021-07-23 | 河南理工大学 | 一种水力联合机械修孔装置及方法 |
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2017
- 2017-01-11 JP JP2017002538A patent/JP6915796B2/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7100322B2 (ja) | 2018-09-18 | 2022-07-13 | 大成建設株式会社 | ウォータージェット削孔構造 |
JP6893374B1 (ja) * | 2020-07-06 | 2021-06-23 | ストライブ株式会社 | ウォータージェット工法用のハンドガン |
JP2022014417A (ja) * | 2020-07-06 | 2022-01-19 | ストライブ株式会社 | ウォータージェット工法用のハンドガン |
CN113153156A (zh) * | 2021-05-21 | 2021-07-23 | 河南理工大学 | 一种水力联合机械修孔装置及方法 |
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