JP2018110779A - 遊技機用演出装置 - Google Patents

遊技機用演出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018110779A
JP2018110779A JP2017004188A JP2017004188A JP2018110779A JP 2018110779 A JP2018110779 A JP 2018110779A JP 2017004188 A JP2017004188 A JP 2017004188A JP 2017004188 A JP2017004188 A JP 2017004188A JP 2018110779 A JP2018110779 A JP 2018110779A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
effect
jaw
jaw base
face
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017004188A
Other languages
English (en)
Inventor
矢田 修平
Shuhei Yada
修平 矢田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Naito and Co Ltd
Original Assignee
Naito and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Naito and Co Ltd filed Critical Naito and Co Ltd
Priority to JP2017004188A priority Critical patent/JP2018110779A/ja
Publication of JP2018110779A publication Critical patent/JP2018110779A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】複数の部材の新たな作動態様を可能として、演出効果を高める。
【解決手段】演出装置20は、回動軸92回りに回動可能な右顎ベース74が設けられた右顎ベース支持体78と、回動軸102回りに回動可能な左顎ベース75が設けられた左顎ベース支持体79とを備える。そして、右顎ベース支持体78と左顎ベース支持体79とが演出位置とされるときに、回動軸92と回動軸102とが一つの直線上に位置することで仮想軸IAを構成し、傾動装置90の駆動により右顎ベース74と左顎ベース75とが仮想軸IA回りに回動する。
【選択図】図12

Description

本発明は、遊技機用演出装置に関する。
従来、この種の遊技機用演出装置としては、複数の部材を待避位置から進出させ、それらの複数の部材を組み合わせて一の装飾体を形成するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この遊技機用演出装置では、複数の部材として、キャラクタの顔部分の左頬から鼻の左半分を形成する左部材と、右頬から鼻の右半分を形成する右部材と、両目から額の部位を形成する上部材と、口から顎の部位を形成する下部材とを備え、各部材を組み合わせることで、一の装飾体としてキャラクタの顔部分を形成する。また、下部材を繰り返し上下動させることで、キャラクタの口を開閉させるものとしている。
特開2015−8824号公報
上述した遊技機用演出装置では、複数の部材を組み合わせた装飾体の動作として、単に下部材を上下動させるだけであるため、動作が単調となり易く、なお改善の余地がある。
本発明の遊技機用演出装置は、複数の部材の新たな作動態様を可能として、演出効果を高めることを主目的とする。
本発明の遊技機用演出装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の遊技機用演出装置は、
遊技機に用いられる遊技機用演出装置であって、
第1回動軸回りに回動可能な第1演出部材が取り付けられた第1可動部材と、
第2回動軸回りに回動可能な第2演出部材が取り付けられた第2可動部材と、
前記第1可動部材と前記第2可動部材とを第1位置から第2位置に移動させる第1駆動手段と、
前記第1演出部材と前記第2演出部材とを動作させる第2駆動手段と、
を備え、
前記第1駆動手段により前記第1可動部材と前記第2可動部材とが前記第2位置とされるときに、前記第1回動軸と前記第2回動軸とが一つの直線上に位置することで仮想軸を構成し、前記第2駆動手段の駆動により前記第1演出部材と前記第2演出部材とが前記仮想軸回りに回動する
ことを要旨とする。
本発明の遊技機用演出装置は、第1回動軸回りに回動可能な第1演出部材が設けられた第1可動部材と、第2回動軸回りに回動可能な第2演出部材が設けられた第2可動部材とを備える。そして、第1駆動手段の駆動により第1可動部材と第2可動部材とが第2位置とされるときに、第1回動軸と第2回動軸とが一つの直線上に位置することで仮想軸を構成し、第2駆動手段の駆動により第1演出部材と第2演出部材とが仮想軸回りに回動する。これにより、第1可動部材と第2可動部材とを第2位置としたときに、第1演出部材と第2演出部材とを一の仮想軸回りに回動させることができるから、複数の部材の新たな作動態様を可能として演出効果を高めることができる。
本発明の遊技機用演出装置において、前記第1演出部材と前記第2演出部材とは、一方に被係合部が設けられると共に他方に前記被係合部に係合する係合部が設けられ、前記第1駆動手段の駆動により前記第1可動部材と前記第2可動部材とが前記第2位置とされると前記係合部と前記被係合部とが係合し、当該係合により前記仮想軸回りに一体的に回動可能となるものとすることもできる。こうすれば、簡易な構成で第1演出部材と第2演出部材とを一体的に回動させることができる。
本発明の遊技機用演出装置において、前記第2駆動手段の駆動源は、前記第1可動部材および前記第2可動部材のいずれか一方に設けられるものとすることもできる。こうすれば、第1可動部材および第2可動部材の両方に第2駆動手段の駆動源を設けるものに比して、簡易な構成で第1演出部材と第2演出部材とを一体的に回動させることができる。
本発明の遊技機用演出装置において、前記係合部と前記被係合部とは、前記第1可動部材と前記第2可動部材とが前記第2位置にあり且つ前記第1演出部材と前記第2演出部材とが回動端に位置するときに互いに対向するものであり、前記第1演出部材を回動方向における一の回動端側に付勢する第1付勢部材と、前記第2演出部材を回動方向における前記一の回動端側に付勢する第2付勢部材と、を備えるものとすることもできる。こうすれば、第1演出部材と第2演出部材とがいずれも一の回動端側に付勢されている状態で係合部と被係合部とを確実に係合させることができる。
本発明の遊技機用演出装置において、前記第2位置は、前記第1位置に比して前記第1演出部材と前記第2演出部材とが近接する位置であり、前記第1演出部材と前記第2演出部材とにより一つの意匠が構成されるものとすることもできる。こうすれば、第1演出部材と第2演出部材とが一体的に回動することによる演出効果をより高めることができる。
本発明の遊技機用演出装置によれば、複数の部材の新たな作動態様を可能として、演出効果を高めることができる。
演出装置20を備える遊技機1の構成図である。 演出装置20の構成図である。 顔面部作動装置30と第1下顎部作動装置60の構成図である。 顔面部作動装置30と第1下顎部作動装置60の構成図である。 顔面部作動装置30のベース32と傾動装置50の斜視図である。 顔面部作動装置30のベース32と傾動装置50の斜視図である。 第2下顎部作動装置70の構成図である。 第2下顎部作動装置70の構成図である。 第2下顎部作動装置70の構成図である。 右顎ベース74と右顎ベース支持体78の構成図である。 左顎ベース75と左顎ベース支持体79の構成図である。 第2下顎部作動装置70の斜視図である。 顔面部材31の説明図である。 第1下顎部材61の説明図である。 第2下顎部材71の説明図である。 たてがみ部材111の説明図である。 演出装置20の動作の説明図である。 演出装置20の動作の説明図である。 演出装置20の動作の説明図である。
次に、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は演出装置20を備える遊技機1の構成図であり、図2は演出装置20の構成図であり、図3,図4は顔面部作動装置30と第1下顎部作動装置60の構成図であり、図5,図6は顔面部作動装置30のベース32と傾動装置50の斜視図である。また、図7〜図9は第2下顎部作動装置70の構成図であり、図10は右顎ベース74と右顎ベース支持体78の構成図であり、図11は左顎ベース75と左顎ベース支持体79の構成図であり、図12は第2下顎部作動装置70の斜視図である。また、図13は顔面部材31の説明図であり、図14は第1下顎部材61の説明図であり、図15は第2下顎部材71の説明図であり、図16はたてがみ部材111の説明図である。
遊技機1は、図1に示すように、略長方形状の本体2と、本体2の前面中央に設けられ遊技球が流下可能な遊技領域を有する遊技盤3と、遊技盤3の上方に設けられ種々の効果音や報知音を出力するスピーカ4と、遊技盤3の下方に設けられ遊技球を貯留する上受け皿5および下受け皿6と、上受け皿5に貯留されている遊技球を遊技盤3へ発射するための発射ハンドル7と、上受け皿5の中央に設けられ遊技者による入力操作が可能な操作ボタン8と、を備える。
遊技盤3は、遊技領域の右下部に配置された図柄表示装置11と、遊技領域の中央に配置され各種演出画像を表示する液晶表示装置12と、液晶表示装置12の下方に配置され遊技球が入球可能な第1始動口(固定始動口)13と、第1始動口13の下方に開閉可能に配置され遊技球が入球可能な第2始動口(可変始動口)14と、液晶表示装置12の右下に開閉可能に配置され遊技球が入球可能な大入賞口15と、遊技領域の下方まで流下した遊技球を回収するためのアウト口16と、複数の作動可能な演出部材(役物)を異なる組み合わせで作動させる作動演出を行う演出装置20と、が設けられている。
遊技機1は、第1始動口13や第2始動口14への遊技球の入球に伴い、図柄表示装置11で特別図柄の変動表示を行い、特別図柄の変動表示の終了に伴い特別図柄が大当り図柄で停止表示されると、大入賞口15を開放する大当り遊技を実行するパチンコ機として構成されている。また、遊技機1は、特別図柄の変動表示中に、液晶表示装置12で演出図柄を変動表示させる図柄変動演出を行う。図柄変動演出では、演出図柄の変動表示を伴ってリーチ演出や予告演出、ボタン演出などが行われる。また、演出装置20は、リーチ演出や予告演出、ボタン演出などが行われる際に作動演出を実行し、作動演出において作動する演出部材の組み合わせなどにより、大当りの可能性を遊技者に示唆する。
演出装置20は、図2に示すように、液晶表示装置12の左右両側に配置される一対のサイドフレーム22と、液晶表示装置12の下方に配置される下部フレーム24とを備える。本実施形態の演出装置20は、複数の演出部材の組み合わせにより動物などのキャラクタの顔を形成可能である。演出装置20のサイドフレーム22には、顔面部材31(図13参照)を作動させる顔面部作動装置30と、第1下顎部材61(図14参照)を作動させる第1下顎部作動装置60と、たてがみ部材111(図16参照)を作動させるたてがみ部作動装置110とが設けられている。また、演出装置20の下部フレーム24には、第2下顎部材71(図15参照)を作動させる第2下顎部作動装置70が設けられている。なお、図1〜図12では、キャラクタの顔を構成する各部材31,61,71,111の図示を省略する。また、一部の図面(図2(a),図3(a),図4(a),図5など)に上下方向、左右方向、(前後方向)を図示しているが、顔の構成部材は顔の向きを基準として左右方向を定めている。このため、図示する左右方向と、第2下顎部作動装置70の左右方向(右顎部材72と左顎部材73)やたてがみ部作動装置110の左右方向(右たてがみ部材112と左たてがみ部材113)とは逆方向となっている。
顔面部作動装置30は、図2〜図6に示すように、顔面部材31が取り付けられる顔面ベース32と、顔面ベース32を初期位置(待機位置)と演出位置(作動位置)とに上下に移動(昇降)させる昇降装置40と、顔面ベース32を前後に傾動させる傾動装置50とを備える。顔面ベース32は、複数のLEDチップ33aが設けられたLED基板33が取り付けられている。LED基板33のLEDチップ33aは、第1発光パターンと第2発光パターンとを含む複数の発光パターンで発光可能であり、LEDチップ33aからの発光は顔面部材31を介して遊技者側から視認可能となる。顔面部材31や第1下顎部材61,第2下顎部材71は、光透過性を有する素材に着色や装飾などを施して形成されており、部分的に光透過性の高い模様M(図13,図15参照)が設けられている。このため、遊技者は顔面部材31の模様Mを介して発光パターンの違いを視認し易いものとなる。複数の発光パターンは、発光色や発光部位(例えば目だけ、顔全体など)、発光間隔(点滅間隔)などのうち少なくともいずれかが異なるパターンなどとすることができる。なお、図2は顔面ベース32(顔面部材31)の初期位置を示し、図3,図4は顔面ベース32の演出位置を示す。また、図2,図3,図5は顔面ベース32が傾動していない様子を示し、図4,図6は顔面ベース32が傾動している様子を示す。また、図2(a),図3(a),図4(a)は正面図であり、図2(b),図3(b),図4(b)は側面図である。図5(a),図6(a)は前方からの斜視図であり、図5(b),図6(b)は後方からの斜視図である。
昇降装置40は、顔面ベース32の左右両側に、同様の構成の装置が左右対称に設けられている。昇降装置40は、左右の各装置が、サイドフレーム22に取り付けられる駆動モータ41と、駆動モータ41の駆動により回動する回動アーム42と、回動アーム42にスライド可能に取り付けられ傾動装置50を介して顔面ベース32を支持する顔面ベース支持板45とを備える。回動アーム42には、アーム長手方向に沿ってガイド孔42aが形成されており、顔面ベース支持板45には、ガイド孔42aに係合される係合ピン46が上部に設けられている。昇降装置40は、左右の各装置が、顔面ベース支持板45の下部に固定されるスライダ47と、サイドフレーム22に上下方向に沿って取り付けられスライダ47がスライド可能な2本のガイドバー48,49とを備える。昇降装置40は、駆動モータ41の駆動により回動アーム42が回動すると、係合ピン46がガイド孔42a内を移動しながら顔面ベース支持板45が上下に移動する。また、顔面ベース支持板45の移動に伴って、スライダ47がガイドバー48,49に沿って上下にスライドする。これにより、昇降装置40は、顔面ベース32(顔面部材31)を昇降させる。
傾動装置50は、駆動モータ51を含む主要な構成要素が図2〜図4中の右側の顔面ベース支持板45に取り付けられており、駆動モータ51の他に、図5に示すように、駆動モータ51の駆動軸に接続されるカム部材52と、カム部材52の回動により作動するガイド部材53と、ガイド部材53に連動する回動アーム55とを備える。ガイド部材53は、下部に第1係合孔53aが形成され、上部に第2係合孔53bが形成されている。カム部材52は、ガイド部材53の第1係合孔53aに係合する係合ピン52aが、駆動モータ51の駆動軸との接続側とは反対側の裏面に偏心して設けられている。このため、ガイド部材53は、カム部材52の回動により上下に移動する。顔面ベース32は、左右の側壁面に傾動軸34が設けられており、回動アーム55は、顔面ベース32の右側壁面の傾動軸34に回動可能に取り付けられる大径部55aが一端側に設けられ、ガイド部材53の第2係合孔53bに係合する小径部55bが他端側に設けられている。また、回動アーム55は、大径部55a側に、アーム長手方向に対し所定角度をもって顔面ベース32に固定される固定板55cが設けられている。顔面ベース32の傾動軸34は、回動アーム55の大径部55aから突出し一回り小さな小径部34aを有しており、ガイド部材53は、小径部34aの後方への移動を規制して上下方向への移動をガイドするガイド面54が設けられている。なお、顔面ベース32の左側壁面の傾動軸34は、図2〜図4中の左側の顔面ベース支持板45に設けられる支持部56に回動可能に支持される。
傾動装置50は、駆動モータ51の回転位置が初期位置とされているときには、顔面ベース32が傾くことなく遊技盤3の盤面(液晶表示装置12の表示面)に沿った方向となるよう回動アーム55の固定板55cの所定角度が定められている。また、傾動装置50は、駆動モータ51の駆動によりカム部材52が回動すると、ガイド部材53が下方に移動して、ガイド部材53の第2係合孔53bに係合する回動アーム55の小径部55bが下方に移動する。ガイド部材53は、ガイド面54で傾動軸34の小径部34aをガイドし、回動アーム55は、傾動軸34に大径部55aが取り付けられているから、小径部55bが下方に移動すると大径部55aが上方に移動するように回動アーム55が回動して、回動アーム55の固定板55cに固定された顔面ベース32が傾動する。これにより、傾動装置50は、顔面ベース32(顔面部材31)を傾動させる。なお、図13(a)は傾動していない状態の顔面部材31を示し、図13(b)は傾動している状態の顔面部材31を示す。図示するように、顔面部材31の傾動によって正面視における上下方向の顔面長さLが短くなる。また、傾動によって顔面部材31の奥行きが増し、凹凸状の模様mなどが際立つため、遊技者が立体感をより感じるものとなる。
第1下顎部作動装置60は、図3,図4に示すように、第1下顎部材61が取り付けられる第1下顎ベース62と、第1下顎ベース62を初期位置と演出位置とに上下に移動(昇降)させる昇降装置65とを備える。第1下顎ベース62は、複数のLEDチップ64aが設けられたLED基板64が取り付けられている。このLED基板64のLEDチップ64aからの発光は第1下顎部材61を介して遊技者側から視認可能となる。LED基板64は、顔面ベース32のLED基板33の第1発光パターンと同様な発光パターン(発光色など)で発光可能である。また、図4は第1下顎ベース62(第1下顎部材61)の初期位置を示し、図3は第1下顎ベース62の演出位置を示す。なお、図2では、第1下顎ベース62は初期位置にあるが、顔面ベース32の裏側に隠れて遊技者側から視認不能となる。
第1下顎ベース62は、左右のサイドフレーム22の一方から他方まで延びる長尺の第1下顎ベース支持板63が裏面に取り付けられている。昇降装置65は、ベルト機構を用いて第1下顎ベース62(第1下顎ベース支持板63)を昇降させるものであり、左右のサイドフレーム22に同じ構成の装置が設けられる。昇降装置65は、左右の各装置が、サイドフレーム22に取り付けられる駆動モータ66と、駆動モータ66の駆動により回転駆動する駆動プーリ67と、駆動プーリ67と図示しない従動プーリとに架け渡され第1下顎ベース支持板63の左右のいずれかの端部に接続されるベルト68とを備える。昇降装置65は、駆動モータ66の駆動によりベルト68を周回させることにより、第1下顎ベース支持板63を昇降させる。これにより、昇降装置65は、第1下顎ベース62(第1下顎部材61)を昇降させる。
第2下顎部作動装置70は、図2,図7〜図12に示すように、左右一対の第2下顎部材71のうち右顎部材72が取り付けられる右顎ベース74および左顎部材73が取り付けられる左顎ベース75と、右顎ベース74を支持する右顎ベース支持体78および左顎ベース75を支持する左顎ベース支持体79と、右顎ベース支持体78(右顎ベース74)および左顎ベース支持体79(左顎ベース75)を開閉を伴って初期位置と演出位置とに上下に移動(昇降)させる開閉昇降装置80と、右顎ベース74および左顎ベース75を一体的に右顎ベース支持体78および左顎ベース支持体79に対して前後に傾動させる傾動装置90とを備える。右顎ベース74および左顎ベース75は、図2に示すように、それぞれ、複数のLEDチップ77aが設けられたLED基板77が取り付けられている。このLED基板77のLEDチップ77aからの発光は右顎部材72および左顎部材73を介して遊技者側から視認可能となる。LED基板77は、顔面ベース32のLED基板33の第2発光パターンと同様な発光パターン(発光色など)で発光可能である。傾動装置90は、右顎ベース74(右顎部材72)を傾動させる右顎傾動部90aと左顎ベース75(左顎部材73)を傾動させる左顎傾動部90bとを備える。なお、図7は右顎ベース支持体78および左顎ベース支持体79の初期位置を示し、図9は右顎ベース支持体78および左顎ベース支持体79の演出位置を示し、図8は初期位置と演出位置の間の位置を示す。また、図7(a),図8(a),図9(a)は第2下顎部作動装置70の正面図であり、図7(b),図8(b),図9(b)は第2下顎部作動装置70の裏面図であり、図7(c),図9(c)は下部フレーム24の図示を省略した第2下顎部作動装置70の裏面図である。図12は右顎部材72および左顎部材73が一体化して第2下顎部材71を形成するときの右顎ベース支持体78(右顎ベース74)および左顎ベース支持体79(左顎ベース75)の斜視図である。
開閉昇降装置80は、図2,図7〜図9に示すように、下部フレーム24に取り付けられる駆動モータ81と、駆動モータ81の駆動ギヤ81aに噛合する従動ギヤ82と、下部フレーム24に設けられた回動軸26回りに回動する回動アーム83と、下部フレーム24に設けられたスライドレール28に沿って上下に移動可能なスライドベース86とを備える。回動アーム83には、略中央部分にアーム長手方向に沿ってガイド孔83aが形成されており、従動ギヤ82には、ガイド孔83aに係合される係合ピン82aが回動軸に対して偏心した位置に設けられている。また、下部フレーム24には、回動軸26を円弧中心とするガイド孔24dが設けられており、回動アーム83には、ガイド孔24dに係合される係合ピン83bが長手方向の略中央に設けられている。このため、駆動モータ81の駆動により駆動ギヤ81aに噛合する従動ギヤ82が回転(回動)すると、従動ギヤ82の係合ピン82aが周方向に移動し、ガイド孔83aを介して係合ピン82aが係合された回動アーム83は、その係合ピン82aがガイド孔83aに沿って移動しながら回動軸26回りに回動する。また、回動アーム83は、アーム長手方向の先端に連結孔83cが形成されており、スライドベース86には、連結孔83cに遊びをもって連結される連結ピン86cが設けられている。このため、回動アーム83の回動により、連結ピン86cと連結孔83cとの連結を介してスライドベース86が上下に移動する。このように、開閉昇降装置80は、駆動モータ81の駆動により回動アーム83を回動させてスライドベース86を初期位置と演出位置とに移動(昇降)させることができる。また、開閉昇降装置80は、サポートスプリング89を備える。サポートスプリング89は、伸長された状態で、遊技機1の図示しないフレームに設けられた取付ピン89aに一端が取り付けられると共に他端が係合ピン83bに取り付けられている。このため、サポートスプリング89は、回動アーム83が上方に回動する方向に付勢された状態で取り付けられるから、回動アーム83(スライドベース86)の上方への移動をサポートするものとなる。
スライドベース86は、スライドレール28にスライド可能な中央部を挟んだ左右の領域に左右方向に延びる一対のガイド孔86a,86bが形成されている。下部フレーム24には、スライドレール28を挟んだ左右の領域に一対のガイド孔24a,24bが形成されている。ガイド孔24a,24bは、下方から上方に向かうにつれて両者の間隔が狭くなるように上下方向に斜めに延びている。右顎ベース支持体78には、裏面から突出してスライドベース86のガイド孔86aと下部フレーム24のガイド孔24aとに係合する係合ピン78aが設けられている。また、左顎ベース支持体79には、裏面から突出してスライドベース86のガイド孔86bと下部フレーム24のガイド孔24bとに係合する係合ピン79aが設けられている。このため、回動アーム83の回動によりスライドベース86が初期位置から演出位置まで上方に移動するにつれて、ガイド孔86aとガイド孔24aとに係合する係合ピン78aと、ガイド孔86bとガイド孔24bとに係合する係合ピン79aとが互いに近付くことになる。右顎ベース支持体78は、スライドベース86に設けられた回動軸86d(図12(b)参照)が挿入される軸孔78b(図10(c)参照)が形成されており、回動軸86d回りに回動可能である。左顎ベース支持体79は、スライドベース86に中央部を挟んで回動軸86dと左右対称の位置に設けられた回動軸86e(図7(c),図9(c),図12(b)参照)が挿入される軸孔79b(図11(c)参照)が形成されており、回動軸86e回りに回動可能である。したがって、右顎ベース支持体78および左顎ベース支持体79は、スライドベース86が上方に移動して係合ピン78aと係合ピン79aとが互いに近付くと、右顎ベース74および左顎ベース75(右顎部材72および左顎部材73)が閉じる方向に回動することになる。また、右顎ベース支持体78および左顎ベース支持体79は、スライドベース86が下方に移動して係合ピン78aと係合ピン79aとが互いに遠ざかると、右顎ベース74および左顎ベース75が開く方向に回動することになる。
また、スライドベース86には、回動アーム83側とは反対側の側面に被検知片87が設けられている。開閉昇降装置80は、スライドベース86が初期位置(下端位置)にあるときに被検知片87を検知する検知センサ88aと、スライドベース86が作動位置(上端位置)にあるときに被検知片87を検知する検知センサ88bとを備えており、スライドベース86(第2下顎部材71)の上下位置を検知可能である。また、下部フレーム24には、上下方向に直線状に延びるガイド孔24cが形成されており、被検知片87には、ガイド孔24cに係合する係合ピン87aが設けられている。このため、スライドベース86は、係合ピン87aとガイド孔24cとによってもガイドされながら昇降する。
傾動装置90の右顎傾動部90aは、図7〜図10に示すように、右顎ベース支持体78に固定され右顎ベース74の裏面に沿って上方に延びる固定プレート91と、固定プレート91の上端に設けられ固定プレート91に対して右顎ベース74を回動可能に支持する回動軸92と、両端が固定プレート91と右顎ベース74とに取り付けられ伸縮可能なコイルスプリング93とを備える。このため、右顎傾動部90aは、非作動時にはコイルスプリング93の収縮により右顎ベース74の裏面が固定プレート91に当接する位置、即ち回動(傾動)方向における初期位置側の回動端で保持され、作動(傾動)時にはコイルスプリング93の収縮力に抗して回動軸92回りに回動可能である。また、右顎傾動部90aは、右顎ベース74に連結され回動軸92を円弧中心とするガイド孔94aが設けられたガイド部材94と、右顎ベース支持体78に設けられガイド孔94aに係合する係合ピン95とを備える。このため、右顎ベース74は、係合ピン95がガイド孔94aをスライドしながら回動軸92回りに回動可能である。なお、回動軸92は、右顎部材72および左顎部材73が一体化して第2下顎部材71を形成するときに軸方向が左右方向となるように設けられている。
傾動装置90の左顎傾動部90bは、図7〜図9,図11,図12に示すように、左顎ベース支持体79に固定され左顎ベース75の裏面に沿って上方に延びる固定プレート101と、固定プレート101の上端に設けられ左顎ベース75を回動可能に支持する回動軸102と、両端が固定プレート101と左顎ベース75とに取り付けられ伸縮可能なコイルスプリング103と、傾動駆動力を発生する傾動駆動部104とを備える。傾動駆動部104は、左顎ベース支持体79に内蔵される駆動モータ105と、駆動モータ105の駆動ギヤ105aに噛合する従動ギヤ106aが一端側に設けられた駆動アーム106と、一端側が駆動アーム106の他端側に軸支されると共に他端側が左顎ベース75の裏面の下部に接続された従動アーム107とを備える。傾動駆動部104は、駆動モータ105の回転位置が初期位置にある初期状態では駆動アーム106と従動アーム107とが折り畳まれるようにして、左顎ベース75を初期位置に位置させる。このとき、左顎ベース75は、コイルスプリング103の収縮によって裏面が固定プレート101に当接する位置、即ち回動(傾動)方向における初期位置側の回動端で保持される。傾動駆動部104は、駆動モータ105の正回転駆動により、駆動アーム106と従動アーム107とを伸長させて、左顎ベース75の下部をコイルスプリング103の収縮力に抗して前方に押し出すことで、左顎ベース75を回動軸102回りに回動(傾動)させる。なお、回動軸102は、右顎部材72および左顎部材73が一体化して第2下顎部材71を形成するときに軸方向が左右方向となるように設けられている。また、駆動傾動部104は、駆動モータ105の逆回転駆動により、駆動アーム106と従動アーム107とを折り畳んで初期状態に戻すことで、左顎ベース75を初期位置に位置させる。なお、左顎ベース75の裏面には被検知片75aが設けられ、固定プレート101には左顎ベース75の初期位置で被検知片75aを検知する検知センサ101aが設けられており、左顎ベース75が初期位置にあることを検知可能である。
また、右顎ベース74は、第2下顎部材71の閉状態で左顎ベース75との対向部分に、図10に示すように、左顎ベース75とは反対側に窪んだ凹部97と、凹部97の窪みの後方に配置された受け板98と、凹部97の底に配置された鉄片99とが設けられている。一方、左顎ベース75は、図11に示すように、右顎ベース74の凹部97に嵌合する凸部108と、凸部108内に配置される磁石109とが設けられている。このため、右顎ベース74と左顎ベース75とは、開閉昇降装置80の作動により近接すると、凹部97と凸部108との嵌合および鉄片99と磁石109との磁気吸着により連結されることになる。右顎ベース74と左顎ベース75とは、非作動時にはコイルスプリング93,103の収縮により裏面が固定プレート91,101に当接する位置で保持されてガタツキを抑えるから、凹部97と凸部108とが位置ずれすることなくスムーズに嵌合することができる。また、図12(b)に示すように、右顎傾動部90aの回動軸92および左顎傾動部90bの回動軸102は、右顎ベース74と左顎ベース75とが連結した状態で一直線上となる位置に設けられており、右顎ベース74と左顎ベース75(右顎部材72および左顎部材73)の傾動の基準となる仮想軸IAを形成する。右顎ベース74と左顎ベース75とは、鉄片99と磁石109との吸着により強固に連結されるから、傾動駆動部104の駆動モータ105の正回転駆動により仮想軸IA回りに一体的に前方に回動する。また、右顎ベース74の受け板98は、駆動モータ105の逆回転駆動により初期位置に戻る左顎ベース75の凸部108を受けるから、右顎ベース74と左顎ベース75とは、鉄片99と磁石109との磁気吸着と相まって、ずれることなく仮想軸IA回りに一体的に後方に回動する。
たてがみ部作動装置110は、図2に示すように、たてがみ部材111が有する一対の右たてがみ部材112および左たてがみ部材113(図16参照)をそれぞれ作動させる同様の構成の装置が左右のサイドフレーム22に設けられる。たてがみ部作動装置110は、左右の各装置が、サイドフレーム22に取り付けられる駆動モータ114と、駆動モータ114の駆動により回動し各たてがみ部材112,113が取り付けられる長短2本の第1回動アーム115および第2回動アーム116とを備える。たてがみ部作動装置110は、駆動モータ114の駆動により、第1回動アーム115および第2回動アーム116がサイドフレーム22の内側に回動することで(図2中点線参照)、各たてがみ部材112,113を初期位置から演出位置へ移動させる。なお、各たてがみ部材112,113の背後にはLED基板は設けられていないが、各たてがみ部材112,113の表面に、顔面ベース32のLED基板33の第2発光パターンの発光色と同様な発色の装飾が施されている。勿論、たてがみ部材112,113の背後にLED基板を設けてもよい。
次に、こうして構成された演出装置20の動作について説明する。図17〜図19は演出装置20の動作の様子を示す説明図である。図17では、図2の状態から顔面部作動装置30(昇降装置40)が駆動して顔面部材31が演出位置に移動すると共に第1下顎部作動装置60が駆動して第1下顎部材61が演出位置に移動した様子を示しており、図3と同じ位置状態である。図示するように、顔面部材31と第1下顎部材61とにより第1キャラクタ(例えば狼)の顔を形成する。この図17の状態では、顔面部作動装置30のLED基板33が第1発光パターンで発光し、第1下顎部材61のLED基板64が第1発光パターンと同様の発光パターンで発光するものとする。なお、第1キャラクタは、形成中に顔面部材31と第1下顎部材61とが作動しない静的なキャラクタである。また、図18は、図17の状態から第1下顎部作動装置60が駆動して第1下顎部材61が初期位置に戻った様子を示す。
そして、図19は、図18の状態から、顔面部作動装置30(傾動装置50)が駆動して上部が奥側になると共に下部が手前側になるように顔面部材31が傾いた状態となり、第2下顎部作動装置70(開閉昇降装置80)が駆動して第2下顎部材71(右顎部材72と左顎部材73)が演出位置に移動し、たてがみ部作動装置110が駆動してたてがみ部材111(右たてがみ部材112と左たてがみ部材113)が演出位置に移動した様子を示す。図示するように、顔面部材31と第2下顎部材71とたてがみ部材111とにより、第1キャラクタとは異なる第2キャラクタ(例えば虎)の顔を形成する。この図19の状態では、顔面部作動装置30のLED基板33が第2発光パターンで発光し、第2下顎部作動装置70のLED基板77が第2発光パターンと同様の発光パターンで発光するものとする。また、顔面部材31が傾いた状態となって顔面部材31の奥行きが増すと共に、顔面部材31の下部が手前側となり第2下顎部材71の上部が奥側となって遠近感が生まれることで、第2キャラクタの顔の立体感が強まることになる。このように、第1キャラクタと第2キャラクタとで、顔の立体感が異なるから、キャラクタの違いを際立たせることができる、また、第1キャラクタと第2キャラクタとで、発光パターンが異なるから、キャラクタの違いをさらに際立たせることができる。なお、各部材の背後に位置する液晶表示装置12による画像表示と組み合わせて第1キャラクタや第2キャラクタの演出を行うものとし、第1キャラクタと第2キャラクタとで異なる画像を表示するものなどとしてもよい。また、図示は省略するが、図19の状態で第2下顎部作動装置70(傾動装置90)が駆動して第2下顎部材71の下部を手前側と奥側とに繰り返し移動するように作動(傾動)させることにより第2キャラクタが口を開閉する動作を示したり、たてがみ部作動装置110が駆動してたてがみ部材111を内側と外側とに繰り返し移動するように作動させることにより第2キャラクタのたてがみが揺れている様子を示したりすることができる。即ち、第2キャラクタを動的なキャラクタとするから、静的な第1キャラクタとの違いが一層際立つものとなる。このように、演出装置20は、顔面部材31と、第1下顎部材61とにより形成する第1キャラクタと、顔面部材31と、第1下顎部材61に代えて第2下顎部材71と、たてがみ部材111とにより形成する第2キャラクタとに変化するから、演出効果が高まるものとなる。また、第1キャラクタから第2キャラクタに変化するか否かや第2キャラクタが作動するか否かによって大当りの可能性などを示唆するものとすれば、演出態様に遊技者の注目を集めて、遊技興趣を向上させることができる。
以上説明した本実施形態の演出装置20は、回動軸92回りに回動可能な右顎部材72(右顎ベース74)が設けられた右顎ベース支持体78と、回動軸102回りに回動可能な左顎部材73(左顎ベース75)が設けられた左顎ベース支持体79とを備える。そして、開閉昇降装置80の駆動により右顎ベース支持体78と左顎ベース支持体79とが演出位置(作動位置)とされるときに、回動軸92と回動軸102とが一つの直線上に位置することで仮想軸IAを構成し、傾動装置90の駆動により右顎部材72(右顎ベース74)と左顎部材73(左顎ベース75)とが仮想軸IA回りに回動する。これにより、右顎ベース支持体78と左顎ベース支持体79とを演出位置としたときに、右顎部材72(右顎ベース74)と左顎部材73(左顎ベース75)とを一の仮想軸IA回りに回動させることができるから、複数の部材の新たな作動態様を可能として演出効果を高めることができる。
また、演出装置20は、右顎部材72(右顎ベース74)に凹部97と鉄片99とが設けられると共に左顎部材73(左顎ベース75)に凸部108と磁石109とが設けられ、開閉昇降装置80の駆動により右顎ベース支持体78と左顎ベース支持体79とが演出位置(作動位置)とされると、凹部97と凸部108とが嵌合すると共に鉄片99と磁石109とが磁気吸着する。これにより、右顎部材72(右顎ベース74)と左顎部材73(左顎ベース75)とが、簡易な構成で仮想軸IA回りに一体的に回動可能となる。
また、演出装置20は、傾動装置90の駆動源としての傾動駆動部104が左顎ベース支持体79のみに設けられるから、簡易な構成で右顎部材72(右顎ベース74)と左顎部材73(左顎ベース75)とを一体的に回動させることができる。
また、演出装置20は、右顎部材72(右顎ベース74)を回動(傾動)方向における初期位置側の回動端に付勢するコイルスプリング93と、左顎部材73(左顎ベース75)を回動(傾動)方向における初期位置側の回動端に付勢するコイルスプリング103とを備えるから、右顎部材72(右顎ベース74)と左顎部材73(左顎ベース75)とが正対している状態で凹部97と凸部108とを確実に嵌合させると共に鉄片99と磁石109とを確実に磁気吸着させることができる。
また、演出装置20は、右顎部材72(右顎ベース74)と左顎部材73(左顎ベース75)とにより一つの意匠(第2下顎部材71)が構成される。このため、右顎部材72(右顎ベース74)と左顎部材73(左顎ベース75)とが一体的に回動することによる演出効果をより高めることができる。
本実施形態では、第1演出部材である右顎部材72(右顎ベース74)と第2演出部材である左顎部材73(左顎ベース75)とにより一つの意匠である第2下顎部材71を構成したが、これに限られず、第1演出部材と第2演出部材とにより別々の意匠を構成してもよい。
本実施形態では、右顎部材72(右顎ベース74)を回動(傾動)方向における初期位置側の回動端に付勢するコイルスプリング93と、左顎部材73(左顎ベース75)を回動(傾動)方向における初期位置側の回動端に付勢するコイルスプリング103とを備えるものとしたが、これに限られず、回動(傾動)方向における作動位置側の回動端に付勢するコイルスプリングを備えるものとしてもよいし、コイルスプリング93とコイルスプリング103のうち一方または両方を備えないものとしてもよい。このようにしても、右顎部材72(右顎ベース74)と左顎部材73(左顎ベース75)とが回動方向の一方側の回動端にあれば、両者の位置に多少の誤差が生じていても、凹部97と凸部108とを嵌合させたり鉄片99と磁石109とを磁気吸着させたりすることは可能である。
本実施形態では、傾動装置90の駆動源としての傾動駆動部104が左顎ベース支持体79のみに設けられるものとしたが、これに限られず、右顎ベース支持体78のみに設けられるものとしてもよいし、右顎ベース支持体78と左顎ベース支持体79とに設けられるものとしてもよい。
本実施形態では、右顎部材72(右顎ベース74)と左顎部材73(左顎ベース75)とが凹部97と凸部108との嵌合および鉄片99と磁石109との磁気吸着により係合(連結)することで一体的に回動するものとしたが、これに限られず、凹部97と凸部108との嵌合または鉄片99と磁石109との磁気吸着のいずれか一方により係合(連結)することで一体的に回動するものとしてもよい。あるいは、右顎部材72(右顎ベース74)と左顎部材73(左顎ベース75)とが係合(連結)するものに限られず、右顎部材72(右顎ベース74)と左顎部材73(左顎ベース75)とが仮想軸IA回りにそれぞれ回動可能なものとしてもよい。そのようにする場合、上述したように、傾動駆動部104が右顎ベース支持体78と左顎ベース支持体79とに設けられるものとして、各傾動駆動部104の駆動モータ105を同期して回転駆動させるものなどとすればよい。
本実施形態では、演出装置20が、顔面部作動装置30により作動する顔面部材31と、第1下顎部作動装置60により作動する第1下顎部61と、第2下顎部作動装置70により作動する第2下顎部71と、たてがみ部作動装置110により作動するたてがみ部材111とを備えるものを例示したが、これに限られるものではない。例えば、演出装置20が、第2下顎部作動装置70により作動する第2下顎部71のみを備えるものなどとしてもよい。
また、本発明をパチンコ機1に適用するものとしたが、これに限定されるものではなく、パチンコ機以外の遊技機、例えばスロットマシンやスロットマシンとパチンコ機との融合機、その他の遊技機に本発明を適用してもよい。
本実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。本実施形態では、演出装置20が「遊技機用演出装置」に相当し、回動軸92が「第1回動軸」に相当し、右顎部材72と右顎ベース74とが「第1演出部材」に相当し、右顎ベース支持体78が「第1可動部材」に相当し、回動軸102が「第2回動軸」に相当し、左顎部材73と左顎ベース75とが「第2演出部材」に相当し、左顎ベース支持体79が「第2可動部材」に相当し、開閉昇降装置80が「第1駆動手段」に相当し、傾動装置90が「第2駆動手段」に相当する。凹部97と鉄片99とが「被係合部」に相当し、凸部108と磁石109とが「係合部」に相当する。左顎傾動部90bの傾動駆動部104(駆動モータ105、駆動アーム106、従動アーム107)が「駆動源」に相当する。コイルスプリング93が「第1付勢部材」に相当し、コイルスプリング103が「第2付勢部材」に相当する。第2下顎部材71が「一の意匠」に相当する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
1 遊技機、2 本体、3 遊技盤、4 スピーカ、5 上受け皿、6 下受け皿、7 発射ハンドル、8 操作ボタン、11 図柄表示装置、12 液晶表示装置、13 第1始動口、14 第2始動口、15 大入賞口、16 アウト口、20 演出装置、22 サイドフレーム、24 下部フレーム、24a,24b,24c,24d ガイド孔、26 回動軸、28 スライドレール、30 顔面部作動装置、31 顔面部材、32 顔面ベース、33 LED基板、33a LEDチップ、34 傾動軸、34a 小径部、40 昇降装置、41 駆動モータ、42 回動アーム、42a ガイド孔、45 顔面ベース支持板、46 係合ピン、47 スライダ、48,49 ガイドバー、50 傾動装置、51 駆動モータ、52 カム部材、52a 係合ピン、53 ガイド部材、53a 第1係合孔、53b 第2係合孔、54 ガイド面、55 回動アーム、55a 大径部、55b 小径部、55c 固定板、56 支持部、60 第1下顎部作動装置、61 第1下顎部材、62 第1下顎ベース、63 第1下顎ベース支持板、64 LED基板、64a LEDチップ、65 昇降装置、66 駆動モータ、67 駆動プーリ、68 ベルト、70 第2下顎部作動装置、71 第2下顎部材、72 右顎部材、73 左顎部材、74 右顎ベース、75 左顎ベース、75a 被検知片、77 LED基板、77a LEDチップ、78 右顎ベース支持体、78a,79a 係合ピン、78b,79b 軸孔、79 左顎ベース支持体、80 開閉昇降装置、81 駆動モータ、81a 駆動ギヤ、82 従動ギヤ、82a 係合ピン、83 回動アーム、83a ガイド孔、83b 係合ピン、83c 連結孔、86 スライドベース、86a,86b ガイド孔、86c 連結ピン、86d,86e 回動軸、87 被検知片、87a 係合ピン、88a,88b 検知センサ、89 サポートスプリング、89a 取付ピン、90 傾動装置、90a 右顎傾動部、90b 左顎傾動部、91,101 固定プレート、92,102 回動軸、93,103 コイルスプリング、94 ガイド部材、94a ガイド孔、95 係合ピン、97 凹部、98 受け板、99 鉄片、101a 検知センサ、104 傾動駆動部、105 駆動モータ、105a 駆動ギヤ、106 駆動アーム、106a 従動ギヤ、107 従動アーム、108 凸部、109 磁石、110 たてがみ部作動装置、111 たてがみ部材、112 右たてがみ部材、113 左たてがみ部材、114 駆動モータ、115 第1回動アーム、116 第2回動アーム、IA 仮想軸、M,m 模様。

Claims (5)

  1. 遊技機に用いられる遊技機用演出装置であって、
    第1回動軸回りに回動可能な第1演出部材が取り付けられた第1可動部材と、
    第2回動軸回りに回動可能な第2演出部材が取り付けられた第2可動部材と、
    前記第1可動部材と前記第2可動部材とを第1位置から第2位置に移動させる第1駆動手段と、
    前記第1演出部材と前記第2演出部材とを動作させる第2駆動手段と、
    を備え、
    前記第1駆動手段により前記第1可動部材と前記第2可動部材とが前記第2位置とされるときに、前記第1回動軸と前記第2回動軸とが一つの直線上に位置することで仮想軸を構成し、前記第2駆動手段の駆動により前記第1演出部材と前記第2演出部材とが前記仮想軸回りに回動する
    遊技機用演出装置。
  2. 請求項1に記載の遊技機用演出装置であって、
    前記第1演出部材と前記第2演出部材とは、一方に被係合部が設けられると共に他方に前記被係合部に係合する係合部が設けられ、前記第1駆動手段の駆動により前記第1可動部材と前記第2可動部材とが前記第2位置とされると前記係合部と前記被係合部とが係合し、当該係合により前記仮想軸回りに一体的に回動可能となる
    遊技機用演出装置。
  3. 請求項2に記載の遊技機用演出装置であって、
    前記第2駆動手段の駆動源は、前記第1可動部材および前記第2可動部材のいずれか一方に設けられる
    遊技機用演出装置。
  4. 請求項2または3に記載の遊技機用演出装置であって、
    前記係合部と前記被係合部とは、前記第1可動部材と前記第2可動部材とが前記第2位置にあり且つ前記第1演出部材と前記第2演出部材とが回動端に位置するときに互いに対向するものであり、
    前記第1演出部材を回動方向における一の回動端側に付勢する第1付勢部材と、
    前記第2演出部材を回動方向における前記一の回動端側に付勢する第2付勢部材と、
    を備える遊技機用演出装置。
  5. 請求項2ないし4のいずれか1項に記載の遊技機用演出装置であって、
    前記第2位置は、前記第1位置に比して前記第1演出部材と前記第2演出部材とが近接する位置であり、
    前記第1演出部材と前記第2演出部材とにより一つの意匠が構成される
    遊技機用演出装置。
JP2017004188A 2017-01-13 2017-01-13 遊技機用演出装置 Pending JP2018110779A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017004188A JP2018110779A (ja) 2017-01-13 2017-01-13 遊技機用演出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017004188A JP2018110779A (ja) 2017-01-13 2017-01-13 遊技機用演出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018110779A true JP2018110779A (ja) 2018-07-19

Family

ID=62911537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017004188A Pending JP2018110779A (ja) 2017-01-13 2017-01-13 遊技機用演出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018110779A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022052656A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2022052653A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2022052645A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2022052642A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2022052644A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2022052641A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2022052643A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2022052646A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2022052651A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2022052652A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2022052658A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2022191146A (ja) * 2022-03-17 2022-12-27 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP7441514B2 (ja) 2020-09-23 2024-03-01 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022052643A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2022052651A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2022052645A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2022052642A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2022052644A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2022052641A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2022052653A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2022052646A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2022052656A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2022052652A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2022052658A (ja) * 2020-09-23 2022-04-04 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP7441514B2 (ja) 2020-09-23 2024-03-01 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP7441512B2 (ja) 2020-09-23 2024-03-01 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP7441513B2 (ja) 2020-09-23 2024-03-01 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2022191146A (ja) * 2022-03-17 2022-12-27 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018110779A (ja) 遊技機用演出装置
JP5286435B1 (ja) 遊技機
JP2010075617A (ja) 遊技機
JP2011110255A (ja) 装飾体ユニット、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機
JP5229979B2 (ja) 遊技演出体
JP5972152B2 (ja) 遊技機
JP2014100251A (ja) 遊技機
JP2010046422A (ja) 弾球遊技機
JP5286434B1 (ja) 遊技機
JP2008167879A (ja) 装飾体揺動ユニット、遊技盤、及び遊技機
JP6305880B2 (ja) 遊技機
JP2010063769A (ja) 演出部材及び遊技機
JP6170406B2 (ja) 遊技機
JP2014004087A (ja) 遊技機
JP5936452B2 (ja) 遊技機
JP4248522B2 (ja) 遊技機
JP2009240630A (ja) パチンコ遊技機
JP2018110778A (ja) 遊技機用演出装置
JP2014004052A (ja) 遊技機
JP6046390B2 (ja) 遊技機
JP6095448B2 (ja) 遊技機
JP5800615B2 (ja) 遊技機
JP6116322B2 (ja) 遊技機
JP6057553B2 (ja) 遊技機
JP5372898B2 (ja) 遊技機