JP2018110061A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】非常用電源ユニットを器具本体に取り付けたり、器具本体から取り外したりする作業を容易に行う。【解決手段】照明器具1は、常用照明装置と、非常用照明装置3と、器具本体10とを備える。常用照明装置は、常用照明を行う。非常用照明装置3は、非常用照明を行う。器具本体10は、開口部15を有し、常用照明装置及び非常用照明装置3を収容する。非常用照明装置3は、非常用光源ユニット4と、非常用電源ユニット5とを含む。非常用電源ユニット5は、非常用光源ユニット4を点灯するための電力を蓄える蓄電池を有し、器具本体10に取り付けられている。非常用電源ユニット5の少なくとも一部は、器具本体10に非常用電源ユニット5が取り付けられたときに、器具本体10の開口部15から器具本体10の外へ突出する。【選択図】図1

Description

本発明は、照明器具に関し、より詳細には、常用照明と非常時照明とを行う照明器具に関する。
従来例として、特許文献1に記載された照明器具を例示する。この従来例は、器具本体と、常用照明用の常用光源ユニットと、非常時照明用の非常用照明装置とを備えている。器具本体は、下面が開口する長尺かつ矩形の箱形に形成されている。常用光源ユニットは、複数のLEDモジュールと、各LEDモジュールが取り付けられる取付部材と、各LEDモジュールを覆うようにして取付部材に取り付けられるカバーと、各LEDモジュールを点灯する電源装置とを備えている。常用光源ユニットは、器具本体の下面からカバーを露出するようにして器具本体内に収容される。
非常用照明装置は、非常用光源ユニットと、制御装置とを備える。非常用光源ユニットは、LEDモジュール、レンズ、カバー、ベース、非常用電源(蓄電池)などを備える。LEDモジュールの前方にレンズが配置される。カバーは、レンズを前方に露出するようにしてLEDモジュールの前方に配置される。非常用電源は、LEDモジュールの後方に配置されている。制御装置は、常用電源から供給される電力で非常用電源を充電する充電回路と、常用電源の停電時に非常用電源を電源としてLEDモジュールを点灯させる非常用電源回路とを備える。また、制御装置は、点検スイッチによる操作入力を受け取って点検動作を行う制御回路を備える。常用電源は、例えば、常用光源ユニットの電源装置に給電する電源(商用の交流電源)である。
特許文献1に記載された照明器具において、非常用電源は、非常用光源ユニットのベースと器具本体の底板とに囲まれた電源収容部内に挿入されることによって、器具本体に収容される。
特開2016−134208号公報
しかしながら、特許文献1に記載された照明器具では、上述したように、非常用電源を器具本体に取り付けたり、器具本体から取り外したりする際に、非常用電源を器具本体に取り付けたり、器具本体から取り外したりする作業を容易に行うことが要望されている。
本発明は上記の点に鑑みてなされた発明であり、本発明の目的は、非常用電源ユニットを器具本体に取り付けたり、器具本体から取り外したりする作業を容易に行うことができる照明器具を提供することにある。
本発明の一態様に係る照明器具は、常用照明装置と、非常用照明装置と、器具本体とを備える。前記常用照明装置は、常用照明を行う。前記非常用照明装置は、非常用照明を行う。前記器具本体は、開口部を有し、前記常用照明装置及び前記非常用照明装置を収容する。前記非常用照明装置は、非常用光源ユニットと、非常用電源ユニットとを含む。前記非常用電源ユニットは、前記非常用光源ユニットを点灯するための電力を蓄える蓄電池を有し、前記器具本体に取り付けられている。前記非常用電源ユニットの少なくとも一部は、前記器具本体に前記非常用電源ユニットが取り付けられたときに、前記器具本体の前記開口部から前記器具本体の外へ突出する。
本発明の一態様に係る照明器具によれば、非常用電源ユニットを器具本体に取り付けたり、器具本体から取り外したりする作業を容易に行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る照明器具の一部省略した下面図である。 図2は、同上の照明器具の分解斜視図である。 図3Aは、同上の照明器具の正面図である。図3Bは、同上の照明器具の平面図である。図3Cは、同上の照明器具の左側面図である。 図4は、同上の照明器具における非常用照明装置の斜視図である。 図5Aは、同上の非常用照明装置の正面図である。図5Bは、同上の非常用照明装置の平面図である。図5Cは、同上の非常用照明装置の右側面図である。 図6Aは、同上の非常用照明装置の背面図である。図6Bは、同上の非常用照明装置の下面図である。 図7は、同上の非常用照明装置の分解斜視図である。 図8は、同上の非常用照明装置の断面図である。 図9は、同上の非常用照明装置の分解斜視図である。 図10は、同上の照明器具における非常用光源ユニット及び制御装置の分解斜視図である。 図11は、同上の照明器具における非常用電源ユニットの分解斜視図である。 図12は、同上の照明器具の一部省略した分解斜視図である。 図13Aは、同上の照明器具における押さえ具の正面図である。図13Bは、同上の押さえ具の平面図である。 図14は、同上の照明器具において非常用電源ユニットが器具本体に取り付けられる前の下面図である。
以下、実施形態に係る照明器具について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態に係る照明器具1は、例えば、執務室などの天井に直付けされる天井直付け形の照明器具である。ただし、照明器具1は、天井埋込形の照明器具や壁に取り付けられる照明器具であってもよい。なお、以下の実施形態で説明する構成は本発明の一例にすぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態に係る照明器具1は、図2及び図3A〜図3Cに示すように、常用照明を行う常用照明装置2と、非常用照明を行う非常用照明装置3と、常用照明装置2及び非常用照明装置3を収容する器具本体10とを備えている。なお、以下の説明では、特に断りのない限り、図2に示す向きにおいて、照明器具1の上下、左右及び前後の各方向を規定する。
器具本体10は、金属材料によって長尺の箱形に形成されている。器具本体10は、長尺の矩形平板状の天板(取付部)11と、天板11の長手方向(左右方向)に沿った2つの端縁のそれぞれから下向きに突出する一対の第1側板12とを有している。器具本体10は、さらに、天板11の短手方向(前後方向)に沿った2つの端縁のそれぞれから下向きに突出する一対の第2側板13を有している。さらに、器具本体10は、天板11に対向する下面に開口部(開口面)15を有している。天板11は、その左右方向におけるほぼ中央に、電線を通すための孔110を有している。また、天板11は、その左右方向における両端寄りの位置に吊りボルトを通すための一対の孔111を有している(図2参照)。さらに、天板11の下面には、孔110から引き込まれる電線が結線される端子台14が取り付けられている。さらに、天板11には、非常用電源ユニット5、制御装置6及び押さえ具8が取り付けられる。言い換えると、非常用電源ユニット5、制御装置6及び押さえ具8は、天板11の長手方向すなわち器具本体10の長手方向(一の方向)に並んで取り付けられる。なお、非常用電源ユニット5、制御装置6及び押さえ具8が器具本体10に取り付けられるとは、非常用電源ユニット5、制御装置6及び押さえ具8が器具本体10に直接取り付けられる場合に限らず、他の部材を介して器具本体10に取り付けられる場合も含む。
常用照明装置2は、常用光源と、常用光源が取り付けられる取付部材21と、常用光源を覆う透光カバー20と、常用光源を点灯する電源装置とを備えている。常用光源は、長尺の基板と、基板の表面に実装される多数のLED(light emitting diode)とを有している。取付部材21は、金属材料によって長尺の樋状に形成されている。取付部材21は、長尺の矩形板状に形成された底板と、底板の短手方向(前後方向)における両端から上向きに立ち上がる一対の側板210とを有している。常用光源は、取付部材21の底板の下面に取り付けられる。電源装置は、端子台14を介して常用電源(例えば、商用の交流電源)から供給される交流電力を直流電力に変換するように構成されている。電源装置は、取付部材21の底板の上面に取り付けられる。常用光源と電源装置は、底板に設けられた挿通孔に挿通される電線によって電気的に接続される。常用光源は、電線を介して電源装置から直流電力が供給されることによって点灯する。
透光カバー20は、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などの透光性を有する合成樹脂材料により上面が開口する長尺の箱形に形成されている。透光カバー20の下面は、短手方向(前後方向)において両端から中央に向かってなだらかに下向きに突出する曲面形状に形成されている(図2参照)。なお、透光カバー20を形成する合成樹脂材料には、拡散材が混入されている。すなわち、常用光源から放射される光は、透光カバー20を透過する際に拡散される。
常用照明装置2は、透光カバー20を除く部分(取付部材21の一対の側板210及び電源装置など)を器具本体10に収容し、透光カバー20を器具本体10の開口部15から下向きに突出させるようにして器具本体10に取り付けられる(図3A〜図3C参照)。また、常用照明装置2は、器具本体10の開口部15の大部分を透光カバー20で塞ぐようにして器具本体10に着脱可能に取り付けられる(図3A〜図3C参照)。ここで、器具本体10は、常用照明装置2の取付部材21と天板11との間に空間を形成している。そして、常用照明装置2の電源装置が器具本体10の上記空間に配置される。
次に、非常用照明装置3について、図面を参照して詳細に説明する。
非常用照明装置3は、非常用光源ユニット4と、非常用電源ユニット5と、制御装置6と、カバー7と、押さえ具8(支持部材)とを備えている(図1〜図9参照)。
非常用光源ユニット4は、図8及び図9に示すように、LEDモジュール40と、ホルダ41と、一対の端子板42と、放熱シート43と、レンズ44とを有している。非常用光源ユニット4は、非常時に点灯するように構成されている。LEDモジュール40は、矩形平板状の実装基板400の中央に少なくとも1個のLEDチップが実装されて構成されている。LEDチップは、例えば、青色光を放射する青色発光ダイオードであることが好ましい。また、LEDチップを含む実装基板400の実装面(下面)は、LEDチップから放射される青色光を波長変換する蛍光物質が混入された封止樹脂401で封止されている(図9参照)。さらに、実装基板400は、その対角の位置にある一対の角部の下面にそれぞれ電極を有している。一方の電極は、LEDチップのカソードと電気的に接続されており、他方の電極は、LEDチップのアノードと電気的に接続されている。さらに、これら一対の電極は、一対の端子板42に対応しており、各電極は、一対の端子板42のうちの対応する端子板42と電気的に接続されている。
レンズ44は、例えば、ガラス製であって、レンズ本体440と、レンズ本体440の周縁から外向きに突出する環状の外鍔部441とを有している(図9参照)。レンズ44は、非球面形状の入射面442及び出射面443を有し(図8参照)、いわゆるバットウイング(batwing)状の配光特性を実現する広角配光レンズであることが好ましい。ただし、レンズ44は、ガラス繊維が混入されることで耐熱性(難燃性)が向上された合成樹脂材料(例えば、ポリカーボネート樹脂など)で形成されてもよい。
放熱シート43は、高熱伝導率、電気絶縁性及び難燃性を有するシリコーン樹脂製のシート材で構成されることが好ましい。放熱シート43は、LEDモジュール40の実装基板400の上面に接触している。
ホルダ41は、ポリカーボネート樹脂などの合成樹脂材料により、上下方向から見て、おおよそ菱形に形成されることが好ましい(図9参照)。ホルダ41は、LEDモジュール40の発光面(下面)にレンズ44のレンズ本体440を重ねるようにして、LEDモジュール40とレンズ44とを保持している。また、ホルダ41は、端子板保持部410を有している。端子板保持部410は、上向きに伸びた角筒状に形成され、一対の端子板42を内部に収容して保持している(図8及び図9参照)。
非常用電源ユニット5は、図11に示すように、非常用光源ユニット4に電力を供給するための乾電池型の複数(図示例では5本)の蓄電池50と、これら複数の蓄電池50を収容する合成樹脂材料製のケース51と、第1導体54と、第2導体55とを備えている。非常用電源ユニット5は、器具本体10の天板11に取り付けられる。
ケース51は、ケースボディ52とケースカバー53とを有する。ケースボディ52は、矩形の底壁520と、底壁520の前後両端縁から下向きに突出する一対の第1側壁521とを有している。また、ケースボディ52は、底壁520の右側の端縁から下向きに突出する第2側壁522と、底壁520の左側の端縁から下向きに突出する第3側壁523とを有している。ただし、第3側壁523は、一対の第1側壁521及び第2側壁522よりも上下方向の高さを高くするように形成されている。
底壁520は、その下面から下向きに突出する5つの突台部526を有している。これら5つの突台部526は、底壁520の下面において左右方向に並んでいる。また、各突台部526の下面は、半円筒面形状に形成されている。各突台部526の下面に蓄電池50が1本ずつ載せられて支持される(図8参照)。ただし、5つの突台部526のうちで左端の突台部526は、他の4つの突台部526よりも下方に位置している。
一対の第1側壁521の各々は、一対の突片5210を有している。一対の突片5210は、矩形の板状に形成されており、第1側壁521の下端から下に突出している。また、各突片5210は、その先端(下端)に、三角柱状の爪5211を有している。ただし、前方の第1側壁521が有する各突片5210の爪5211は前方へ突出し、後方の第1側壁521が有する各突片5210の爪5211は後方へ突出している。
ケースボディ52は、突部524を更に有している。突部524は、第2側壁522の右側面における後端から右向きに突出している。突部524は、おおよそ直方体状に形成されている。突部524は、器具本体10に非常用電源ユニット5が取り付けられたときに器具本体10の開口部15と天板11との間に位置するように形成されている。ただし、突部524の右下の辺は、凸曲面形状に形成されることが好ましい。
第3側壁523は、矩形の板状に形成されている。第3側壁523は、その左側面における前方の下部に、端子保持部527を有している。端子保持部527は、軸方向を上下方向に一致させた角筒状に形成されている。また、端子保持部527内の空間は、隔壁5270によって2つに区切られている(図11参照)。また、端子保持部527は、その前面における上端部分に、矩形板状のガイド片5271を有している。ガイド片5271は、厚み方向を左右方向に一致させるようにして端子保持部527の前面から前方へ突出している。
ケースカバー53は、矩形の第1底壁530と、第1底壁530の左側の端縁から左斜め下向きに突出する矩形の第1側壁531と、第1底壁530及び第1側壁531の前後両端縁から上向きに突出する一対の第2側壁532とを有している。図11では、一対の第2側壁532のうちの1つのみを図示している。また、ケースカバー53は、第1底壁530の右側の端縁から上向きに突出する第3側壁533と、第1側壁531の左側の端縁から左向きに突出する第2底壁534とを有している。
一対の第2側壁532の各々は、一対の貫通孔5320を有している。また、前方の第2側壁532は、階段状に形成されている。
第3側壁533は、突片5330を有している。突片5330は、第3側壁533の後端寄りの上端から上に突出している。また、突片5330は、その先端(上端)に、三角柱状の爪5331を有している。爪5331は、突片5330の上端における右側面から右方へ突出している。
第2底壁534は、矩形の板状に形成されている。第2底壁534は、その前方左端に蓋部535を有している。蓋部535は、左右方向から見た形状がU字状となるように形成されている。
5本の蓄電池50は、乾電池型を有しており、非常用光源ユニット4を点灯させるための電力を蓄えている。各蓄電池50は、例えばニッケル水素電池である。5本の蓄電池50は、各々の径方向に沿って互い違いに並ぶように配置される。右端の蓄電池50の負極端子に、第1導体54の一端部(右端部)が電気的に接続される。また、左端の蓄電池50の正極端子に、第2導体55の一端部(右端部)が電気的に接続される。右端の蓄電池50の正極端子と、右から2番目の蓄電池50の負極端子とが導体板56によって電気的に接続される。右から2番目の蓄電池50の正極端子と、右から3番目の蓄電池50の負極端子とが導体板56によって電気的に接続される。左端の蓄電池50の負極端子と、左から2番目の蓄電池50の正極端子とが導体板56によって電気的に接続される。右から3番目の蓄電池50の正極端子と、左から2番目の蓄電池50の負極端子とが導体板56によって電気的に接続される。つまり、5本の蓄電池50は、4枚の導体板56によって電気的に直列接続されている。
第1導体54は、金属板によってS字状に形成されている(図11参照)。第1導体54の長手方向の一端部(右端部)が右端の蓄電池50の負極端子と電気的に接続される。第1導体54は、その長手方向の他端部(左端部)に第1コンタクト57を有している。第1コンタクト57は、角筒状の枠体570と、枠体570内に収容されるばね体とを有している。ばね体は、枠体570の上端に結合されており、枠体570内において左右方向に撓み可能となるように枠体570と一体に形成されている。第1導体54は、上側の第1側壁521及び第3側壁523に沿ってケースボディ52内に収容される。また、第1コンタクト57は、端子保持部527内の2つの空間のうちで隔壁5270の上側の空間に収容される。
第2導体55は、金属板によってS字状に形成されている。第2導体55は、その長手方向の一端部(右端部)が左端の蓄電池50の正極端子と電気的に接続される。第2導体55は、その長手方向の他端部(左端部)に第2コンタクト58を有している。第2コンタクト58は、角筒状の枠体と、枠体内に収容されるばね体とを有している。ばね体は、枠体の上端に結合され、枠体内において左右方向に撓み可能となるように枠体と一体に形成されている。第2導体55は、下側の第1側壁521及び第3側壁523に沿ってケースボディ52内に収容される。また、第2コンタクト58は、端子保持部527内の2つの空間のうちで隔壁5270の下側の空間に収容される。
ケースボディ52にケースカバー53が結合されることによってケース51が組み立てられる(図9参照)。ケースボディ52が有する4つの突片5210がそれぞれ、ケースカバー53が有する4つの貫通孔5320のうちの対応する貫通孔5320に挿入される。さらに、ケースカバー53が有する突片5330が、ケースボディ52の突部524に設けられている貫通孔5240に挿入される。そして、突片5210、5330の先端に設けられている爪5211、5331が、貫通孔5320、5240の縁にそれぞれ引っ掛かることでケースボディ52とケースカバー53とが結合される。なお、ケースボディ52の端子保持部527の下側の開口部は、ケースカバー53の蓋部535が被さることで閉じられる(図9参照)。
上記のような構成を有する非常用電源ユニット5において、第1コンタクト57、第2コンタクト58及び端子保持部527は、非常用電源ユニット5のコネクタ59を構成する。コネクタ59は、制御装置6と電気的に接続するために設けられている。すなわち、コネクタ59は、天板11と開口部15とが対向する方向(対向方向)において、制御装置6の受け側コネクタ64(後述)と挿抜されるように構成されている。コネクタ59は、器具本体10に非常用電源ユニット5が取り付けられたときに、突出部511から器具本体10の長手方向(一の方向)に突出するように設けられている。また、コネクタ59は、器具本体10に非常用電源ユニット5が取り付けられたときに、対向方向と器具本体10の長手方向(一の方向)との両方に直交する方向において器具本体10内のうち中央部よりも第1側板12側に位置している。
また、図1に示すように、非常用電源ユニット5において、ケース51は、器具本体10に非常用電源ユニット5が取り付けられたときに、その少なくとも一部が器具本体10の開口部15から器具本体10の外へ突出する。つまり、非常用電源ユニット5の少なくとも一部は、器具本体10に非常用電源ユニット5が取り付けられたときに、天板11と開口部15とが対向する方向において、器具本体10の開口部15から器具本体10の外へ突出する。より詳細には、ケース51は、器具本体10の開口部15から器具本体10の外へ突出する突出部511を有している。
本実施形態においては、非常用電源ユニット5における開口部15から器具本体10の外へ突出する部分すなわち突出部511は、非常用電源ユニット5のうちコネクタ59が位置する側に設けられている。
制御装置6は、複数の蓄電池50を充電し、かつ、複数の蓄電池50から放電される電力で非常用光源ユニット4を点灯するように構成されている。制御装置6は、図10に示すように、第1回路ブロック60、第2回路ブロック61、筐体62及び放熱板63を備えている。第1回路ブロック60は、矩形板状の第1プリント配線板600、複数種類の電子部品601、受け側コネクタ64、入力端子台603、出力コネクタ602及び第1コネクタ604を有している。複数種類の電子部品601のうちでリード付きの電子部品601が第1プリント配線板600の下面(部品面)に挿入実装されている。また、複数種類の電子部品601のうちで表面実装型の電子部品が第1プリント配線板600の上面(はんだ面)に表面実装されている(図8参照)。ただし、第1プリント配線板600の部品面には、受け側コネクタ64、入力端子台603、出力コネクタ602及び第1コネクタ604も挿入実装されている。
出力コネクタ602は、一対のコンタクト6020を有している(図10参照)。出力コネクタ602の各コンタクト6020は、非常用光源ユニット4の一対の端子板42のうちの対応する端子板42と接触して導通する。
受け側コネクタ64は、第1コンタクト受け641と、第2コンタクト受け642と、ベース640とを有している(図10参照)。ベース640は、電気絶縁性を有した合成樹脂材料によって矩形の板状に形成されている。第1コンタクト受け641及び第2コンタクト受け642は棒状に形成されて、ベース640を厚み方向に貫通した状態でベース640に支持されている。第1コンタクト受け641は、非常用電源ユニット5の第1コンタクト57の枠体570内に挿入された状態において、枠体570内のばね体によって枠体570に押し付けられることで第1コンタクト57と電気的に接続される。第2コンタクト受け642は、非常用電源ユニット5の第2コンタクト58の枠体内に挿入された状態において、枠体内のばね体によって枠体に押し付けられることで第2コンタクト58と電気的に接続される。
第1回路ブロック60は、第1プリント配線板600に形成されているプリント配線と、第1プリント配線板600の部品面及びはんだ面に実装されている複数種類の電子部品601とで構成されたプリント回路を有している(図8及び図10参照)。第1回路ブロック60のプリント回路は、例えば、直流電源回路、充電回路、点灯回路、停電検出回路、制御回路を含んでいる。直流電源回路は、例えば、リンギングチョークコンバータなどの自励型のスイッチング電源回路で構成され、常用電源から入力端子台603に入力される交流電圧を直流電圧に変換するように構成されている。充電回路は、常用電源から給電されているときに受け側コネクタ64を通して一定の充電電流を出力するように構成されている。点灯回路は、非常用電源ユニット5から受け側コネクタ64に入力される直流電流を定電流化し、定電流化した直流電流を出力コネクタ602より非常用光源ユニット4に供給するように構成されている。停電検出回路は、直流電源回路の出力電圧に基づいて常用電源の停電を検出して制御回路に通知するように構成されている。制御回路は、停電検出回路が常用電源の停電を検出していないときに充電回路を動作させ、かつ、点灯回路を停止させるように構成されている。また、制御回路は、停電検出回路が常用電源の停電を検出しているときに充電回路を停止させ、かつ、点灯回路を動作させるように構成されている。
第2回路ブロック61は、矩形板状の第2プリント配線板610、2つの押釦スイッチ611、612、表示素子613、受光素子614並びに第2コネクタ615を有している(図10参照)。第2コネクタ615は、第2プリント配線板610の下面における長手方向の一端(前端)に実装されている。一方の押釦スイッチ611は、第2プリント配線板610の下面における第2コネクタ615の後方に実装されている。他方の押釦スイッチ612は、第2プリント配線板610の下面における長手方向の他端(後端)に実装されている。表示素子613は、例えば、緑色光を放射するLEDチップを有している。表示素子613は、第2プリント配線板610の下面における押釦スイッチ612の前方に実装されている。受光素子614は、赤外線を通信媒体とする制御信号を受信し、受信した制御信号から送信フレームを復調するように構成されている。この制御信号は、定期点検の作業を行う作業者に操作されるリモートコントローラから送信される。受光素子614は、第2プリント配線板610の下面における表示素子613と押釦スイッチ611の間に実装されている。第2コネクタ615は、例えば、ケーブルによって第1回路ブロック60の第1コネクタ604と電気的に接続される。第1回路ブロック60の制御回路は、ケーブルを通して各押釦スイッチ611、612の操作状態(オン及びオフ)を監視するように構成されている。また、制御回路は、受光素子614で復調される制御信号の送信フレームをケーブルを通して受け取るように構成されている。さらに、制御回路は、第1回路ブロック60の充電回路が動作している場合、ケーブルを通して表示素子613に電流を流すことで表示素子613を発光させるように構成されている。
なお、制御回路は、一方の押釦スイッチ611がオンされた場合、及び受光素子614から送信フレームを受け取った場合に定期点検動作を行うように構成されている。定期点検動作を行う制御回路は、充電回路を停止させ、かつ、点灯回路を動作させる。さらに、制御回路は、他方の押釦スイッチ612がオンされた場合、自己点検動作を行うように構成されている。自己点検動作を行う制御回路は、充電回路を停止するとともに点灯回路を数秒間動作させた後、再度、点灯回路を停止させ、かつ、充電回路を動作させる。ただし、制御回路は、自己点検動作を行うように指示する送信フレームを受光素子614から受け取った場合も自己点検動作を行うように構成されることが好ましい。
筐体62は、第1筐体620と第2筐体621を有している。第1筐体620は、底部6200と、側壁部6201とを有している。底部6200は、おおよそ矩形の箱形に形成されている。底部6200は、第1回路ブロック60の第1プリント配線板600のはんだ面を厚み方向(上下方向)から支持するように構成されている。側壁部6201は、板状に形成されている。側壁部6201は、ヒンジを介して底部6200に連結されている。ゆえに、側壁部6201は、ヒンジを軸にして底部6200に対して回転可能となるように構成されている。また、側壁部6201は、第2回路ブロック61の第2プリント配線板610の長手方向に沿った端部(左端部)を厚み方向から挟んで支持するように構成されている。
第2筐体621は、上面及び左側面が開放された箱状に形成されている。第2筐体621は、第1筐体620と結合される。第2筐体621の上面は、第1筐体620の底部6200によって閉じられる。また、第2筐体621の左側面は、第1筐体620の側壁部6201によって閉じられる(図8参照)。
第2筐体621は、下面の左端から下方へ突出する突台部6210を有している(図10参照)。突台部6210は、おおよそ角錐台状に形成されている。突台部6210は、2つの操作部材(第1操作部材6214及び第2操作部材6215)を有している。第1操作部材6214は、突台部6210の下面における前端に設けられている。また、第2操作部材6215は、突台部6210の下面における後端に設けられている。第1操作部材6214及び第2操作部材6215は、突台部6210の下面に対して上下方向に移動可能となるように構成されている。つまり、上向きに押された第1操作部材6214が押釦スイッチ611の押釦を押すことにより、押釦スイッチ611がオンする。また、上向きに押された第2操作部材6215が押釦スイッチ612の押釦を押すことにより、押釦スイッチ612がオンする。さらに、突台部6210は、その下面における第1操作部材6214と第2操作部材6215の間に、2つの円形の窓6216、6217を有している。前方の窓6216は、上下方向において第2回路ブロック61の受光素子614と対向している。後方の窓6217は、上下方向において第2回路ブロック61の表示素子613と対向している。つまり、リモートコントローラから送信される制御信号は、前方の窓6216を通して受光素子614に到達する。また、表示素子613が発する光(緑色光)は、後方の窓6217を通して筐体62の外に放射される。
また、第2筐体621は、右端に3つの開口部6211、6212、6213を有している。これら3つの開口部6211、6212、6213は、前後方向に沿って一列に並んでいる(図10参照)。前端の開口部6211は、第1回路ブロック60の受け側コネクタ64と対向している。後端の開口部6213は、入力端子台603が挿通される。中央の開口部6212は、出力コネクタ602と対向している(図9参照)。
放熱板63は、非常用光源ユニット4が取り付けられる取付部630と、一対の脚部631と、一対の固定部632とを有している(図10参照)。取付部630は、おおよそ台形状に形成されている。一対の脚部631は、平坦な板状に形成されて取付部630の前端及び後端から上方へ突出している。一対の固定部632は、一対の脚部631の上端から前後方向に沿って互いに近付く向きに突出している。ただし、取付部630と一対の脚部631と一対の固定部632とは、アルミ又はアルミ合金製の板材によって一体に形成されることが好ましい。
放熱板63は、図9に示すように、取付部630を第2筐体621の下面に対向させ、一対の脚部631を第2筐体621の前面及び後面に対向させ、一対の固定部632を第1筐体620の底部6200の上面に引っ掛けるようにして筐体62に取り付けられる。また、放熱板63は、一対の脚部631に設けられている矩形の嵌合孔633のそれぞれに、第2筐体621の上面及び下面の上端から突出する突部6218を嵌合させることによって筐体62に対して位置決めされている(図9及び図10参照)。
非常用光源ユニット4は、放熱板63の取付部630に設けられているねじ孔6300に対して、2本の取付ねじ45でホルダ41がねじ止めされることによって取付部630に取り付けられている(図7〜図10参照)。また、非常用光源ユニット4は、第2筐体621の中央の開口部6212から露出する出力コネクタ602にホルダ41の端子板保持部410が差込接続されることにより、制御装置6の第1回路ブロック60と電気的に接続される(図8参照)。さらに、LEDモジュール40は、放熱シート43を介して放熱板63の取付部630と熱的に結合される(図8参照)。
制御装置6は、器具本体10内の左端に収容される(図12参照)。制御装置6は、放熱板63の一対の固定部632が天板11にねじ止めされることによって器具本体10に固定されることが好ましい。ゆえに、LEDモジュール40が発する熱は、放熱シート43から放熱板63に伝導され、さらに、放熱板63から器具本体10に伝導されて放熱される。
押さえ具8は、図13A及び図13Bに示すように、主片80と、引掛片81と、側片82と、第1差込片83と、第2差込片84と、第3差込片85とを有している。なお、主片80、引掛片81、側片82、第1差込片83、第2差込片84及び第3差込片85は、金属板によって一体に形成されることが好ましい。
主片80は、下方から見てL字状に形成されている。主片80は、雌ねじ部800(図7参照)を有している。
引掛片81は、円弧状に湾曲した湾曲部(接触部)810と、湾曲部810と主片80とを連結する連結部811と、湾曲部810の下端から突出する矩形の平坦部812とを有している。引掛片81は、連結部811によって主片80の左端の下部と連結されている。引掛片81は、弾性を有しており、連結部811が厚み方向に撓むことにより、湾曲部810を左右方向に変位可能とするように構成されている。つまり、引掛片81は、主片80に対して変位可能となるように主片80に設けられている。本実施形態では、引掛片81は、非常用電源ユニット5側に突出する凸形状を有する板ばねである。
図1に示すように、湾曲部810は、押さえ具8が器具本体10に収容されたときに、器具本体10のうちの制御装置6と押さえ具8との間の空間に配置された非常用電源ユニット5に接触する。より詳細には、湾曲部810は、非常用電源ユニット5が器具本体10に配置されたときに、非常用電源ユニット5の突部524に接触する。引掛片81は、非常用電源ユニット5の突部524を器具本体10に押し付けることによって非常用電源ユニット5を支持する。つまり、押さえ具8は、器具本体10に収容された非常用電源ユニット5を支持する位置と非常用電源ユニット5の支持を開放する位置との間を、弾性変形によって変位する。
側片82は、図13A及び図13Bに示すように、矩形状に形成されており、主片80の後端から下向き及び左向きに突出している。側片82は、押さえ具8が器具本体10に取り付けられたときに、器具本体10の天板11と開口部15とが対向する方向に沿って天板11から突出する突出部材である。つまり、側片82は、押さえ具8が器具本体10に取り付けられたときに、非常用電源ユニット5の取付方向に沿って突出している。側片82は、基部821と、側片82の下部である先端部822とを有している。基部821は、主片80と先端部822とを連結している。先端部822は、基部821の下端(先端)から後方(外側)に向かって傾斜している。基部821と先端部822は一体に形成されている。側片82は、主片80のうち引掛片81とは異なる位置において主片80に連結されている。
第1差込片83及び第2差込片84は、前後方向から見てL字状に形成されている(図5B及び図13A参照)。なお、第2差込片84は、主片80に切り起こし形成されることが好ましい。第3差込片85は、前後方向から見てL字状に形成されている(図5B及び図13A参照)。第3差込片85は、側片82の左端の上端から上方へ突出している(図13A参照)。
押さえ具8は、器具本体10の天板11を貫通する3つの孔に第1差込片83、第2差込片84及び第3差込片85が一対一に対応して差し込まれ、第1差込片83、第2差込片84及び第3差込片85のそれぞれが主片80と天板11を挟むように構成されている。そして、押さえ具8は、天板11に設けられるねじ挿通孔に挿通されたねじが主片80の雌ねじ部800にねじ込まれることによって天板11の下面に取り付けられる(図12参照)。
ここで、非常用電源ユニット5の器具本体10への取り付けについて説明する。図1、図12及び図14に示すように、非常用電源ユニット5、制御装置6及び押さえ具8は、器具本体10の長手方向(一の方向)に並んで器具本体10に取り付けられる。非常用電源ユニット5は、器具本体10の天板11に取り付けられた制御装置6と押さえ具8との間に配置される。
まず、図14に示すように、非常用電源ユニット5が取り付けられる前に、制御装置6及び押さえ具8が器具本体10に取り付けられる。制御装置6と押さえ具8との間には、非常用電源ユニット5が配置されるための空間が設けられている。
非常用電源ユニット5は、ケースボディ52を天板11に対向させた状態で器具本体10内の制御装置6と押さえ具8との間の空間に収容される。作業者は、非常用電源ユニット5の突出部511を掴むことによって、非常用電源ユニット5を器具本体10内に収容させる。このとき、押さえ具8の側片82がガイドすることによって、非常用電源ユニット5は、器具本体10の短手方向における位置合わせをしながら天板11側に近づけることができる。最初は、外側に傾斜している先端部822によって、おおよその位置合わせをし、その後、基部821によって、より正確な位置合わせを行う。
非常用電源ユニット5の端子保持部527は、第2筐体621の前端の開口部6211(図10参照)を通して筐体62内に挿入される。このとき、端子保持部527のガイド片5271が、第2筐体621の前面の右端に設けられているガイド溝6219に案内される(図7参照)。そして、非常用電源ユニット5の第1コンタクト57(図11参照)が、制御装置6の第1コンタクト受け641(図10参照)と電気的に接続される。また、非常用電源ユニット5の第2コンタクト58(図11参照)が、制御装置6の第2コンタクト受け642(図10参照)と電気的に接続される。これにより、非常用電源ユニット5のコネクタ59(図11参照)が制御装置6の受け側コネクタ64(図10参照)に電気的に接続される。
さらに、図1に示すように、非常用電源ユニット5の突部524が、押さえ具8の引掛片81の湾曲部810を乗り越えて湾曲部810と器具本体10の天板11との間に位置する。非常用電源ユニット5の突部524が押さえ具8の引掛片81の湾曲部810を乗り越えると、湾曲部810が突部524に引っ掛かる。押さえ具8の引掛片81は、器具本体10の長手方向において、非常用電源ユニット5を挟んで非常用電源ユニット5のコネクタ59の反対側で非常用電源ユニット5の突部524を器具本体10に押し付けることによって、非常用電源ユニット5を支持する。より詳細には、押さえ具8は、上記長手方向において、非常用電源ユニット5のコネクタ59と対角の位置で非常用電源ユニット5を器具本体10に押し付けて支持している。非常用電源ユニット5は、突出部511を器具本体10の開口部15から突出させた状態で器具本体10に取り付けられる。
なお、非常用電源ユニット5は、非常用電源ユニット5の突部524が押さえ具8の湾曲部810を乗り越えることによって、器具本体10に取り付けられることには限定されない。非常用電源ユニット5は、突部524を湾曲部810と器具本体10の天板11との間に潜り込ませてから、コネクタ59を受け側コネクタ64に接続することによって、器具本体10に取り付けられてもよい。
次に、非常用電源ユニット5の器具本体10からの取り外しについて説明する。図1に示すように押さえ具8が非常用電源ユニット5を支持している状態において、引掛片81は、平坦部812に加えられる力によって連結部811が撓むと、湾曲部810が右向きに変位して湾曲部810と突部524との引っ掛かりが解除される。このとき、作業者は、非常用電源ユニット5の突出部511を掴むことによって、非常用電源ユニット5を器具本体10から取り外す。
非常用電源ユニット5は、湾曲部810と突部524との引っ掛かりが解除された状態で下向き(図1では上向き)に引っ張られると、第1コンタクト57及び第2コンタクト58が第1コンタクト受け641及び第2コンタクト受け642から引き抜かれる。つまり、非常用電源ユニット5のコネクタ59が制御装置6の受け側コネクタ64から取り外される。
上記より、作業者は、非常用電源ユニット5の器具本体10への取付作業とほぼ同時に非常用電源ユニット5と制御装置6との電気的な接続作業を完了させることができる。また、作業者は、非常用電源ユニット5の器具本体10からの取り外し作業とほぼ同時に非常用電源ユニット5と制御装置6との電気的な接続解除作業を完了させることができる。
カバー7は、図4に示すように、第1カバー71と第2カバー72とを備えている。第1カバー71と第2カバー72は、前後方向から見てL字状に形成されている長尺の連結体73によって左右方向に並ぶように連結されている。なお、第1カバー71、第2カバー72及び連結体73は、金属のような不燃性の材料によって一体に形成されることが好ましい。例えば、カバー7は、アルミダイカストで構成されることが好ましい。ただし、カバー7は、金属以外の不燃性の材料、例えば、セラミックスなどで構成されてもよい。
第1カバー71は、上面が開口する箱形に形成されている。第1カバー71の下面は、常用照明装置2の透光カバー20と同様に、短手方向(前後方向)において両端から中央に向かってなだらかに下向きに突出する曲面形状に形成されている(図4及び図7参照)。図5A〜図5Cに示すように、第1カバー71の下面に凹部710が形成されている。凹部710は、下方から見た形状が楕円形に形成されている(図5A参照)。凹部710の中央(底)に孔711が貫通している。孔711は、レンズ44のレンズ本体440が挿通可能な形状(楕円形状)に形成されている。凹部710は、その長軸方向(左右方向)の両端を、その短軸方向(前後方向)の両端よりも下方へ突出させるように形成されている(図5B参照)。
第1カバー71は、その下面における左端に4つの貫通孔(第1貫通孔712、第2貫通孔713、第3貫通孔714、第4貫通孔715)を有している(図5A及び図7参照)。第1貫通孔712、第2貫通孔713、第3貫通孔714及び第4貫通孔715は、前方から後方に向かって1列に並ぶように配置されている。
第1カバー71は、その上面における左端に2つの引掛部716を有している(図6A参照)。引掛部716は、前後方向から見てL字状に形成されている(図6B参照)。また、引掛部716は、その先端(左端)に近付くにつれて上方へ傾斜するように構成されている(図6B参照)。
第2カバー72は、図7に示すように、平坦部720と、腕部721と、固定部722とを有している。平坦部720は、おおよそ矩形平板状に形成されている。平坦部720は、その左端において連結体73と連結されている。腕部721は、おおよそ矩形平板状に形成されている。腕部721は、平坦部720の右端における前端から上方へ立ち上がるように構成されている。固定部722は、おおよそ矩形平板状に形成されている。固定部722は、腕部721の上端から右方へ突出するように構成されている。また、固定部722は、その前方寄りの右隅に円形のねじ挿通孔723を有している。
カバー7は、図5A〜図5Cに示すように、第1カバー71によって非常用光源ユニット4、制御装置6及び非常用電源ユニット5の一部(左端部)を下から覆い、第2カバー72によって非常用電源ユニット5の残り全部を下から覆うように構成されている。非常用光源ユニット4のレンズ本体440は、第1カバー71の孔711に挿通されてカバー7の外に露出する。第1操作部材6214は、第1カバー71の第1貫通孔712と対向している(図5A参照)。第1操作部材6214は、第1貫通孔712に挿通される治具によって押操作される。第2操作部材6215は、第1カバー71の第4貫通孔715に挿通されている(図6B参照)。第2操作部材6215は、例えば、人の指によって押操作される。第1カバー71の第2貫通孔713は、制御装置6の受光素子614と対向している(図5A参照)。また、第1カバー71の第3貫通孔714は、制御装置6の表示素子613と対向している(図5A参照)。つまり、リモートコントローラから送信される制御信号は、第2貫通孔713を通して受光素子614に到達する。また、表示素子613が発する光(緑色光)は、第3貫通孔714を通してカバー7の外に放射される。
カバー7は、第1カバー71の一対の引掛部716と、第2カバー72の固定部722とで器具本体10に固定される。一対の引掛部716は、器具本体10の左側の第2側板13の下端から右方に突出する突片130に引っ掛けられる(図12参照)。固定部722は、器具本体10の天板11にねじ止めされる。固定部722をねじ止めするためのねじは、固定部722のねじ挿通孔723と、押さえ具8の主片80に設けられたねじ挿通孔801とに挿通された後、器具本体10の天板11に設けられている雌ねじにねじ込まれる(図12参照)。
なお、非常用電源ユニットは、器具本体と非常用光源ユニットとの間に収容されてもよい。このような場合であっても、非常用電源ユニットが、器具本体の開口部から器具本体の外へ突出する突出部を備えることによって、非常用電源ユニットを器具本体に取り付けたり、器具本体から取り外したりする作業を容易に行うことができる。作業者は、突出部を掴むことによって、非常用電源ユニットを、器具本体の長手方向において器具本体と非常用光源ユニットとの間の位置へ押し込んだり、器具本体と非常用光源ユニットとの間の位置から器具本体の長手方向に引っ張り出したりすることができる。
非常用電源ユニット5のコネクタ59は、天板11と開口部15とが対向する方向において、制御装置6の受け側コネクタ64と挿抜されることには限定されない。例えば、非常用電源ユニット5のコネクタは、器具本体10の長手方向において制御装置6の受け側コネクタに挿抜されるようにしてもよい。
なお、押さえ具8の側片82は、押さえ具8の残りの部分と一体に形成されていることには限定されず、押さえ具8の残りの部分とは別体に形成されていてもよい。例えば、側片82は、引掛片81とは別体に形成されていてもよい。
押さえ具8の引掛片81は、円弧状に湾曲した湾曲部810に代えて、断面V字状に形成された接触部を有していてもよい。このような接触部であっても、突部524を引っ掛けることが可能であり、押さえ具8は、非常用電源ユニット5を器具本体10に押さえ付けて支持することができる。
押さえ具8の引掛片81は、非常用電源ユニット5の突部524に引っ掛かるのではなく、ケース51のうちの突部524とは異なる部分に引っ掛かるように構成されていてもよい。
以上説明した本実施形態に係る照明器具1は、常用照明装置2と、非常用照明装置3と、器具本体10とを備える。常用照明装置2は、常用照明を行う。非常用照明装置3は、非常用照明を行う。器具本体10は、開口部15を有し、常用照明装置2及び非常用照明装置3を収容する。非常用照明装置3は、非常用光源ユニット4と、非常用電源ユニット5とを含む。非常用電源ユニット5は、非常用光源ユニット4を点灯するための電力を蓄える蓄電池50を有し、器具本体10に取り付けられている。非常用電源ユニット5の少なくとも一部は、器具本体10に非常用電源ユニット5が取り付けられたときに、器具本体10の開口部15から器具本体10の外へ突出する。
本実施形態に係る照明器具1では、非常用電源ユニット5の少なくとも一部が器具本体10の開口部15から器具本体10の外へ突出する。これにより、非常用電源ユニット5における器具本体10の開口部15から器具本体10の外へ突出する部分を掴むことによって、非常用電源ユニット5を器具本体10に取り付けたり、非常用電源ユニット5を器具本体10から取り外したりする作業を容易に行うことができる。
本実施形態に係る照明器具1において、非常用電源ユニット5は、突出部511を有することが好ましい。突出部511は、上記一部を含み、器具本体10の開口部15から器具本体10の外へ突出する。
本実施形態に係る照明器具1では、非常用電源ユニット5が、器具本体10の開口部15から器具本体10の外へ突出する突出部511を有する。これにより、突出部511を掴むことによって、非常用電源ユニット5を器具本体10に取り付けたり、器具本体10から取り外したりする作業をより容易に行うことができる。
本実施形態に係る照明器具1において、非常用照明装置3は、制御装置6を更に含むことが好ましい。制御装置6は、蓄電池50から放電される電力で非常用光源ユニット4を点灯する。非常用電源ユニット5は、制御装置6と電気的に接続するためのコネクタ59を有することが好ましい。コネクタ59は、非常用電源ユニット5の上記一部に設けられていることが好ましい。
本実施形態に係る照明器具1では、非常用電源ユニット5のうち開口部15から突出する部分にコネクタ59が設けられている。これにより、作業者がコネクタ59に近い部分を掴むことができる。その結果、非常用電源ユニット5を器具本体10に取り付ける際に、コネクタ59を制御装置6に接続させるための力が必要であったとしても、非常用電源ユニット5を器具本体10に容易に取り付けることができる。また、非常用電源ユニット5を器具本体10から取り外す際においても、コネクタ59を制御装置6から抜く力が必要であったとしても、非常用電源ユニット5を器具本体10から容易に取り外すことができる。
本実施形態に係る照明器具1において、非常用電源ユニット5及び制御装置6は、一の方向(器具本体10の長手方向)に並んで器具本体10に取り付けられていることが好ましい。コネクタ59は、器具本体10に非常用電源ユニット5が取り付けられたときに、非常用電源ユニット5における開口部15から突出する上記一部から上記一の方向に突出するように設けられていることが好ましい。
本実施形態に係る照明器具1では、非常用電源ユニット5と制御装置6とが並んでいる方向(器具本体10の長手方向)にコネクタ59が突出している。これにより、非常用電源ユニット5を器具本体10に取り付ける際に、コネクタ59を接続しやすくすることができる。
1 照明器具
10 器具本体
15 開口部
2 常用照明装置
3 非常用照明装置
4 非常用光源ユニット
5 非常用電源ユニット
50 蓄電池
511 突出部
59 コネクタ
6 制御装置

Claims (4)

  1. 常用照明を行う常用照明装置と、
    非常用照明を行う非常用照明装置と、
    開口部を有し、前記常用照明装置及び前記非常用照明装置を収容する器具本体とを備え、
    前記非常用照明装置は、
    非常用光源ユニットと、
    前記非常用光源ユニットを点灯するための電力を蓄える蓄電池を有し、前記器具本体に取り付けられている非常用電源ユニットとを含み、
    前記非常用電源ユニットの少なくとも一部は、前記器具本体に前記非常用電源ユニットが取り付けられたときに、前記器具本体の前記開口部から前記器具本体の外へ突出する
    ことを特徴とする照明器具。
  2. 前記非常用電源ユニットは、前記一部を含み前記器具本体の前記開口部から前記器具本体の外へ突出する突出部を有することを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 前記非常用照明装置は、前記蓄電池から放電される電力で前記非常用光源ユニットを点灯する制御装置を更に含み、
    前記非常用電源ユニットは、前記制御装置と電気的に接続するためのコネクタを有し、
    前記コネクタは、前記非常用電源ユニットの前記一部に設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の照明器具。
  4. 前記非常用電源ユニット及び前記制御装置は、一の方向に並んで前記器具本体に取り付けられており、
    前記コネクタは、前記器具本体に前記非常用電源ユニットが取り付けられたときに、前記非常用電源ユニットにおける前記開口部から突出する前記一部から前記一の方向に突出するように設けられている
    ことを特徴とする請求項3記載の照明器具。
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