JP2018109681A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】感光体上の位置に応じて異なる複数の階調補正パラメータを用いて階調補正を行うことで面内濃度ムラを抑制しつつ、そのような階調補正による画質弊害を抑制する。【解決手段】画像形成装置は、画像の形成に係るパラメータに応じて異なる階調補正処理を階調データに対して行い、補正データを生成する補正手段と、パラメータに応じて異なるハーフトーン処理を生成された補正データに対して行い、ハーフトーンデータを生成する処理手段と、生成されたハーフトーンデータを用いて画像を形成する形成手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置および画像形成方法に関する。
従来、露光部が露光信号に応じて光ビームを出射して感光体の表面に静電潜像を形成し、静電潜像に対してトナーを付着させることで現像するレーザビームプリンタや複写機等、いわゆる電子写真方式の画像形成装置が知られている。この電子写真方式の画像形成装置の露光部に採用される露光方式として、LED露光方式やレーザ露光方式が知られている。LED露光方式では、発光部である複数のLED素子が感光体の長手方向に配置され、さらに、LED素子が出力する光を感光体上に集光するレンズも複数設けられる。レーザ露光方式では、発光部である半導体レーザによりレーザ光を出射する光源部、光源部からのレーザ光をポリゴンミラーにより偏向走査する偏向走査部、光源部からのレーザ光を偏向走査部に導き且つ偏向走査部で偏向走査されたレーザ光を像保持体上に結像する複数のレンズが設けられる。
このような画像形成装置では、感光体の表面に結像する光の強度分布の形状(以下、スポット形状)は略円形であることが望ましい。また、光強度分布の大きさ(以下、スポット径)は、感光体表面の位置に依らず略均一であることが望ましい。通常、発光部からの出力光はレンズ群を通過した後、感光体表面に略均一のスポット径で結像するように設計される。しかしながら近年では、小型化やコストダウンを目的としてレンズ特性を簡略化し、スポット径が必ずしも均一とならないように設計される例も見られる。また、スポット径が均一となるように設計された場合であっても、構成する部品や支持体などの製造誤差や組み立て誤差による歪みや経年劣化の影響で、スポット径が変化して不均一となることがある。そしてこのスポット径の不均一さが、出力画像の主走査位置による階調特性の差となり、面内濃度ムラを生じさせるという問題があった。
またスポット径の不均一さの他にも、感光層の厚みの不均一さや現像でのトナー搬送ムラ等、様々な作像特性ムラにより面内濃度ムラが生じうる。
このような問題を解決するために、例えば特許文献1には、複数の主走査位置に階調特性検知用のテスト画像を形成し、その読み取り結果から主走査位置毎の階調特性を取得して、階調補正を行う技術が開示されている。特許文献1では、中間転写ベルト上に転写されたテスト画像を、複数の主走査位置で中間転写ベルトに対向して設置されているセンサを用いて検知する事で階調特性を取得し、各主走査位置に対応して適用する階調補正パラメータを生成する。
特開2015−011218号公報
しかしながら、従来技術は感光体上の主走査位置に応じて異なる複数の階調補正パラメータを用いるため、ハーフトーン(以下、HT)処理後の網点形状が大きく異なる場合が生じうる。この場合、出力画像の質感や粒状感が異なって知覚されたり、階調補正パラメータの切り替えが起こる境界の位置がスジとして視認されたりといった画質弊害が生じうる。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、感光体上の位置に応じて異なる複数の階調補正パラメータを用いて階調補正を行うことで面内濃度ムラを抑制しつつ、そのような階調補正による画質弊害を抑制できる画像形成技術の提供にある。
本発明のある態様は画像形成装置に関する。この画像形成装置は、画像の形成に係るパラメータに応じて異なる階調補正処理を階調データに対して行い、補正データを生成する補正手段と、パラメータに応じて異なるハーフトーン処理を生成された補正データに対して行い、ハーフトーンデータを生成する処理手段と、生成されたハーフトーンデータを用いて画像を形成する形成手段と、を備える。
本発明によれば、感光体上の位置に応じて異なる複数の階調補正パラメータを用いて階調補正を行うことで面内濃度ムラを抑制しつつ、そのような階調補正による画質弊害を抑制できる。
第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成図。 図1の画像形成部の構成図。 図1の画像処理部の構成を説明するブロック図。 図3の階調補正部の構成を説明するブロック図。 図3のHT処理部の構成を説明するブロック図。 図6(a)〜(c)は、図3の画像処理部が行う処理のフローチャート。 階調補正テーブルについての判定条件を示す模式図。 HTマトリクスについての判定条件を示す模式図。 第1の実施の形態に係る処理によってHTデータが生成されるまでのデータの推移を模式的に示す図。 不安定画素の説明図。 第2の実施の形態に係る処理によってHTデータが生成されるまでのデータの推移を模式的に示す図。 第3の実施の形態に係る画像処理部の構成を説明するブロック図。 図12の階調補正部の構成を説明するブロック図。 図12のHT処理部の構成を説明するブロック図。 第4の実施の形態に係る処理によってHTデータが生成されるまでのデータの推移を模式的に示す図。 隣り合う二つの区間の境界付近でHTマトリクスが選択される確率を示す説明図。 異なる複数の入力階調について、本実施の形態に係るHT処理を説明する図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、本発明の実施の形態は以下の実施の形態に限定されるものではない。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理、信号には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面において説明上重要ではない部材の一部は省略して表示する。また、電圧、電流あるいは抵抗などに付された符号は、必要に応じてそれぞれの電圧値、電流値あるいは抵抗値を表すものとして用いることがある。
実施の形態では、電子写真方式を用いた画像形成のための画像形成装置において、主走査方向の位置毎にスポット径に応じた階調補正を行い、かつ、スポット径に応じて異なるHTを階調補正後のデータに適用する。特に、スポット径とHTとの関係は、階調補正前の階調が同じであればHT処理(ハーフトーン処理)後の網点形状が類似になるように設定される。これにより、スポット径に応じた階調補正による面内濃度ムラの抑制を実現しつつ、HT処理による画質の劣化を無くすか抑えることができる。尚、感光層の厚みの不均一さを原因とする濃度ムラを補正するために、副走査方向の位置に応じて階調補正を行い、かつ、副走査方向の位置に応じて異なるHTを階調補正後のデータに適用することも可能である。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る画像形成装置100の構成図である。画像形成装置100は、画像処理部160と、画像形成制御部170と、を有する。また、画像形成装置100は、中間転写ベルト110に沿って、画像形成部150a、150b、150c、150d、二次転写装置120、中間転写ベルト110用の第1クリーニング装置140を有する。さらに、二次転写装置120の下流側には、定着装置130が配置されている。
図2は、図1の画像形成部150aの構成図である。画像形成部150aは、感光体151aと、帯電装置152aと、露光装置153aと、現像装置154aと、一次転写装置155aと、第2クリーニング装置156aと、を有する。他の画像形成部150b、150c、150dのそれぞれは、図2に示される画像形成部150aの構成と同様の構成を有する。
以上の構成による画像形成装置100の動作を説明する。
画像形成制御部170は、画像処理部160が処理した画像データに応じて画像形成部150a、150b、150c、150dを制御し、それぞれの感光体上に各色のトナー像を形成させ、中間転写ベルト110に一次転写させる。
画像形成装置100で用いられるトナーは一般に、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色である。本実施の形態では、画像形成部150aはCトナー、画像形成部150bはMトナー、画像形成部150cはYトナー、画像形成部150dはKトナーを使用する。なお、画像形成部及び使用する色は4種類に限られない。例えば、白トナーやクリアトナーが使用されてもよい。また、各色の画像形成部の順番も本実施の形態の順番に限定されず、任意でよい。
画像形成部150aが有する感光体151aは、外周面に帯電極性が負極性である有機光導電体層を有し、矢印R3の向きに回転する。帯電装置152aには負極性の電圧が印加される。帯電装置152aは、感光体151aの表面に帯電粒子を照射することにより、感光体151aの表面を一様な負極性の電位に帯電させる。露光装置153aは、画像データに応じた光を感光体151a上に照射する。これにより、帯電した感光体151aの表面に静電潜像が形成される。現像装置154aは、略等速度で回転する現像ローラを用いて、負極性に帯電させたトナーを感光体151aへ供給する。これにより、現像装置154aは、感光体151a上の静電潜像にトナーを付着させ、静電潜像を反転現像する。一次転写装置155aには正極性の電圧が印加される。一次転写装置155aは、負極性に帯電している感光体151a上に担持されたトナー像を、矢印R1の向きに移動する中間転写ベルト110へ一次転写する。第2クリーニング装置156aは、一次転写装置155aを通過した感光体151a上に残留した残トナー像を除去する。
以上、画像形成部150aの動作について説明したが、他の画像形成部150b、150c、150dも同様に動作する。カラー画像を形成する場合、色のそれぞれに対応する画像形成部150a、150b、150c、150dは、上記の帯電、露光、現像、一時転写、クリーニングの各工程を所定の時間ずつタイミングをずらして実行する。その結果、中間転写ベルト110上には、4色のトナー像が重なったカラー画像が形成される。
二次転写装置120は、中間転写ベルト110に担持されたトナー像を、矢印R2の向きに移動する記録媒体Pへ二次転写する。定着装置130は、トナー像が二次転写された記録媒体Pに加圧や加熱などの処理を施し、画像を定着させる。第1クリーニング装置140は、二次転写装置120を通過した中間転写ベルト110上に残留した残トナーを除去する。
図3は、図1の画像処理部160の構成を説明するブロック図である。ここに示す各ブロックは、ハードウエア的には、コンピュータのCPUをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウエア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウエア、ソフトウエアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、本明細書に触れた当業者には理解されるところである。以下の他のブロック図についても同様である。
画像処理部160は外部からの入力として画像データ(例えばRGB各8bit)を各画素の位置情報(例えば、画素位置)と合わせて受け取る。画像処理部160は、色分解部310と、階調補正部320と、HT処理部330と、を含む。色分解部310は入力された画像データを各色の階調データ(例えばCMYK)に変更する。階調補正部320は、各色の階調データに対して、画素位置に基づいた階調補正処理を行って各色の補正データに変換する。HT処理部330は、各色の補正データに対して、画素位置に基づいたHT処理を行って各色のHTデータ(ハーフトーンデータ)に変換する。画像処理部160はこのようにして生成されたHTデータを画像形成制御部170に出力する。
図4は、図3の階調補正部320の構成を説明するブロック図である。階調補正部320は、階調補正テーブル保持部321と、階調補正テーブル選択部322と、補正データ生成部323と、を有する。階調補正テーブル保持部321は、複数の異なる画素位置のそれぞれに対応した階調補正テーブルを保持している。階調補正テーブル選択部322は、階調補正テーブル保持部321が保持している複数の階調補正テーブルから、入力された画素位置に対応する階調補正テーブルを選択する。補正データ生成部323は、選択された階調補正テーブルに従って階調データを補正データに変換する。
図5は、図3のHT処理部330の構成を説明するブロック図である。HT処理部330は、HTマトリクス保持部331と、HTマトリクス選択部332と、HTデータ生成部333と、を有する。HTマトリクス保持部331は、複数の異なる画素位置のそれぞれに対応したHTマトリクス(ハーフトーンマトリクス)を保持している。HTマトリクス選択部332は、HTマトリクス保持部331が保持している複数のHTマトリクスから、入力された画素位置に対応するHTマトリクスを選択する。HTデータ生成部333は、選択されたHTマトリクスに従って補正データをHTデータに変換する。
図6(a)〜(c)は、図3の画像処理部160が行う処理のフローチャートである。図6(a)に示されるように、ステップS610で色分解部310は色分解処理を行って画像データを階調データに変換する。ステップS620で階調補正部320は階調補正処理を行って階調データを補正データに変換する。ステップS630でHT処理部330はHT処理を行って補正データをHTデータに変換して出力する。
図6(b)を用いて、ステップS620で階調補正部320が行う階調補正処理について詳細に説明する。ステップS621では、階調補正部320は入力された階調データを構成する画素の中に未処理の画素があるか判定する。階調補正部320は、真であればステップS622に進み、そうでなければ階調補正処理を終了する。ステップS622では、階調補正部320は処理対象の画素を指定する。例えば階調補正部320は入力された階調データを構成する画素の中から未処理の画素を一つ選択して、それを処理対象の画素として指定する。ステップS623では、階調補正部320はステップS622で指定された処理対象の画素の画素位置を取得する。本実施の形態では画素位置として、当該画素が画像の左端部から何画素目かを示す情報を用いる。なお画素位置はこれに限定されず、ドラム上の基準位置(例えば感光体の左端部や、中央部など)からの距離で定めてもよいし、BD信号(水平同期信号)を基準とする書き込み時刻で定めてもよい。
ステップS624では、階調補正部320は階調補正テーブルを選択する。階調補正テーブル保持部321は、複数の異なる画素位置のそれぞれに対応した階調補正テーブルを保持している。階調補正テーブル選択部322は画素位置に基づいて、例えば図7に示されるような予め定めた判定条件に従い、階調補正テーブル保持部321が記憶している複数の階調補正テーブルの中から一つを選択する。図7は、階調補正テーブルについての判定条件を示す模式図である。
なお、本実施の形態では画像データが横方向5000画素で構成され、画像データが横方向に5つの区間902、904、906、908、910に分割され、各区間が画素位置を表し、それぞれの区間すなわちそれぞれの画素位置で異なる階調補正テーブルを用いる場合を説明する。しかしながら、これに限られず、画素数や分割数は任意でよく、分割毎に区間の幅が異なってもよい。
ステップS625では、階調補正部320は補正データを生成する。階調補正部320は、ステップS624で選択した階調補正テーブルを用いて、入力された階調データの階調値を補正して補正データを生成する。次に処理はステップS621に進み、未処理画素が無くなるまで上記の処理が繰り返される。
図6(c)を用いて、ステップS630でHT処理部330が行うHT処理について詳細に説明する。ステップS631では、HT処理部330は入力された補正データを構成する画素の中に未処理の画素があるか判定する。HT処理部330は、真であればステップS632に進み、そうでなければHT処理を終了する。ステップS632では、HT処理部330は、処理対象の画素を指定する。例えばHT処理部330は、入力された補正データを構成する画素の中から未処理の画素を一つ選択して、それを処理対象の画素として指定する。ステップS633では、HT処理部330はステップS632で指定された処理対象の画素の画素位置を取得する。ここで取得される画素位置は、ステップS623で取得された画素位置と同一である。
ステップS634では、HT処理部330はHTマトリクスを選択する。HTマトリクス保持部331は、複数の異なる画素位置のそれぞれに対応したHTマトリクスを保持している。HTマトリクス選択部332は画素位置に基づいて、例えば図8に示されるような予め定めた判定条件に従い、HTマトリクス保持部331が記憶している複数のHTマトリクスの中から一つを選択する。図8は、HTマトリクスについての判定条件を示す模式図である。なお、HTマトリクスについての判定条件は、ステップS624で説明した階調補正テーブルについての判定条件に対応してもよく、例えば同一であってもよい。
ステップS635では、HT処理部330はHTデータを生成する。HT処理部330は、ステップS634で選択されたHTマトリクスを用いて、入力された補正データからHTデータを生成する。次に処理はステップS631に進み、未処理画素が無くなるまで上記の処理が繰り返される。
HTマトリクスの設計について説明する。本実施の形態では、画素位置に応じて異なる階調補正テーブルを用いた階調補正処理を行い、さらにその階調補正処理に応じて異なるHTマトリクスを用いたHT処理を行う。
図9は、第1の実施の形態に係る処理によってHTデータが生成されるまでのデータの推移を模式的に示す図である。なお、階調補正処理およびHT処理はCMYKの各色に対して行われるが、図9ではC色のデータ(画像形成部150aに対応)の推移が示される。ここでは、入力の画像データが主走査方向に同じ濃度の画素が続く均一画像を表す場合を例に説明する。この場合、画像データに対して色分解処理を行って得られる階調データは、図9に示されるように、画素位置に依らず同じ階調となる。
画像処理部160はこの階調データに対して階調補正処理を行い、図9に示されるような補正データを生成する。階調補正処理では、スポット径のムラ等の作像特性ムラを打ち消すように補正データを生成する。例えば感光体151aの左端部では濃く、右端部では薄くといったように、入力される階調データでは同じ階調値でも出力される補正データでは画素位置によって異なる階調となる。
この補正データに対し、通常のHT処理を行った場合のHTデータの一例が図9にHTデータ(比較)として示される。また、本実施の形態に係るHT処理を行った場合のHTデータが図9にHTデータ(実施例)として示される。図9中の小正方形がHTデータの1画素に対応し、黒い小正方形はレーザを発光させる点灯画素(または全点灯画素)を、白い小正方形はレーザを発光させない非点灯画素を、それぞれ表す。また黒白半々の小正方形は、PWM(Pulse Width Modulation)等を用いて全点灯画素よりも少ない光量でレーザを発光させる半点灯画素を表す。図9のHTデータ(比較)、HTデータ(実施例)のいずれのHTデータも、補正データの階調(濃さ)に応じた割合の点灯画素(および半点灯画素)を含んでいる。これにより補正データの階調に応じた光量のレーザ光が感光体151aに照射され、作像特性ムラが打ち消されて所望の濃度画像が得られる。
しかしながら、通常のHT処理を行う場合には、図9のHTデータ(比較)で示されるように各画素位置でのドット(連結されている点灯画素の集まり)形状が他の画素位置でのドット形状と大きく異なる。これにより、出力画像の粒状感が画像上の位置により異なって知覚されたり、階調補正テーブルを切り替える境界の位置がスジとして視認されたりといった画質弊害が生じうる。
そこで本実施の形態に係るHT処理は、図9に示されるように、入力される階調データの階調が同じである場合には、階調補正処理が画素位置に応じて異なったとしても、異なる画素位置の間でドット形状が類似するように予め設計されている。このような処理により、出力画像の粒状感の違いが知覚されにくくなり、あるいはまた境界の位置に生じうるスジを抑制または除去することができる。
図9では、ある入力階調の均一画像を例として説明したが、本実施の形態に係るHT処理は他の全ての入力階調についても上記の類似性を持つように設計されている。図17は、異なる複数の入力階調について、本実施の形態に係るHT処理を説明する図である。図17では、3つの入力階調と2つの画素位置について説明するが、他の入力階調や他の画素位置についても同様である。図17の「階調データ」の行は、色分解処理後の(階調補正前の)階調データを示している。各矩形内の数字は階調値を示し、0が白に、9が黒に対応する。図17の「補正データA」、「補正データB」の行はそれぞれ、「階調データ」の階調値に対して画素位置A、画素位置Bに対応する階調補正処理を行った後の補正データ(補正後の階調値)である。図17の「HTデータA」、「HTデータB」の行はそれぞれ、「補正データA」、「補正データB」の補正後階調値に対して画素位置A、画素位置Bに対応するHT処理を行った後のHTデータである。
図17の「HTデータA」の左列・中列・右列を比較してわかるように、各画素位置のHTマトリクスには(通常のHT処理のHTマトリクスがそうであるように)階調方向の連続性がある。すなわち、ある階調でONとなる画素(図17で黒く塗りつぶしたマス)は、より大きな階調でもONとなるように設計されている。図17の「HTデータB」においても同様である。
本実施の形態では、この階調方向の連続性と、上述の隣のまたは近くの画素位置の間でのドット形状の類似性と、を両立するようHTマトリクスを設計する。その結果、異なる画素位置の間で階調補正後の補正データが同じ場合でも、ドット形状は必ずしも同じにならない(偶然同じになることもある)。実際、図17の「HTデータA」の左列と図17の「HTデータB」の中列とはいずれも補正データの階調値が3の場合のHTデータを示しているが、ドット形状が異なる。また図17の「HTデータA」の中列と図17の「HTデータB」の右列とはいずれも補正データの階調値が5の場合のHTデータを示しているが、ドット形状が異なる。ドット形状については、図17の左列(入力の階調データ=2)、中列(入力の階調データ=4)、右列(入力の階調データ=6)のいずれにおいても、「HTデータA」のドット形状と「HTデータB」のドット形状とは似ている。より具体的には、左列についてはいずれも縦長の長方形となるよう、中列については上段が右方向に出っ張るよう、右列については横長の長方形となるよう、設計されている。
なお、HTマトリクスには上記の「階調方向の連続性」など他の制約も多く、これらの制約を満たしながら、全ての画素位置に亘ってドット形状を類似させようとすると、設計が複雑になる場合がある。そこで、隣接あるいは近接する領域の間でドット形状の類似性を担保し、離れた領域では類似性の制約を課さない設計を採用してもよい。図9に示される例では、左端区間902(画素位置=0〜画素位置=1000)と右端区間910(画素位置=4000〜画素位置=5000)との間でのドット形状の類似性を比較すると、HTデータ(比較)とHTデータ(実施例)とで(90度回転を除いて)違いはない。しかしながら、隣接する区間の間でのドット形状の類似性を比較すると、HTデータ(比較)よりもHTデータ(実施例)のほうが類似性が高いといえる。また、隣接しないが近接する区間の間(例えば、左端区間902と中央区間906(画素位置=2000〜画素位置=3000)の間、中央区間906と右端区間910との間)でのドット形状の類似性を比較すると、HTデータ(比較)よりもHTデータ(実施例)のほうが類似性が高いといえる。また、HTデータ(実施例)では、ドット形状が中央区間906から左端区間902または右端区間910にかけて徐々に変化している。これらにより、出力画像の粒状感の違いが知覚されにくくなり、あるいはまた境界の位置に生じうるスジを抑制または除去することができる。
本実施の形態では、各色のトナー像を重ねてカラー画像を形成する場合を説明したが、これに限られず、本実施の形態の技術的思想は単一色でモノクロ画像を形成する場合にも適用できる。
以上、本実施の形態に係る画像形成装置100によると、粒状感のムラや境界の位置に生じうるスジなどの画質弊害を抑制しつつ、感光体上の位置に応じて異なる階調補正パラメータを用いて階調補正を行うことで面内濃度ムラを抑制または除去できる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、入力される階調データの階調が同じである場合には、階調補正処理が画素位置に応じて異なったとしても、異なる画素位置の間でドット形状が類似するようにHT処理を行う場合について説明した。第2の実施の形態では、入力される階調データの階調が同じである場合には、階調補正処理が画素位置に応じて異なったとしても、異なる画素位置の間で後述する「不安定画素」の数が一致するようにHT処理を行う場合について説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、HTマトリクス保持部331が保持するHTマトリクスの設計が異なる。その他の構成や処理ステップは共通であるため、説明を省略する。
図10は、不安定画素1001の説明図である。図10は補正データの一画素を表すHTデータの画素の集まり1000を示す。集まり1000は9個の画素からなり、図10の例では一つの全点灯画素1003と、二つの半点灯画素1002、1003を含む。本実施の形態において不安定画素とは、主走査方向に全点灯画素1003と隣接しない半点灯画素1001である。半点灯画素1002のように主走査方向に全点灯画素1003と隣接するものは、不安定画素ではない。HTデータが不安定画素を含むと、感光体の表面に形成される静電潜像がぼけるため、トナー付着が不安定となり、粒状感が悪化する。つまり、HTデータに含まれる不安定画素の数が異なると、粒状感が異なって知覚される。図9のHTデータ(比較)で示したように、通常のHT処理を行った場合、不安定画素の数が1の区間と0の区間とが混在することがあり、粒状感のムラを生じさせてしまう。例えば、図9において画素位置=3000〜画素位置=4000の区間908は不安定画素の数が1の区間であり、他の区間は不安定画素の数が0の区間である。
本実施の形態では、入力される階調データの階調が同じである場合には、階調補正処理が画素位置に応じて異なったとしても、異なる画素位置の間で不安定画素の数が同じとなるようにHT処理を行うことで、粒状感を均一にする。
図11は、第2の実施の形態に係る処理によってHTデータが生成されるまでのデータの推移を模式的に示す図である。なお、階調補正処理およびHT処理はCMYKの各色に対して行われるが、図11ではC色のデータ(画像形成部150aに対応)の推移が示される。図11の階調データ、補正データはそれぞれ図9の階調データ、補正データと同様である。
本実施の形態のHT処理を行った場合のHTデータの一例を図11のHTデータ(1)に示す。5つの区間全てで不安定画素の数は1に統一されている。本実施の形態のHT処理を行った場合のHTデータの別の例を図11のHTデータ(2)に示す。5つの区間全てで不安定画素の数はゼロに統一されている。
本実施の形態に係る画像形成装置によると、第1の実施の形態に係る画像形成装置100により奏される作用効果と同様の作用効果が奏される。加えて、上記の不安定画素の数を揃える処理により、出力画像の粒状感の違いがより知覚されにくくなる。
(第3の実施の形態)
第1の実施の形態では、複数の異なる画素位置のそれぞれに応じた階調補正テーブルおよびHTマトリクスを用いる場合を説明した。第3の実施の形態では、複数の異なるスポット径のそれぞれに応じた階調補正テーブルおよびHTマトリクスを用いる場合を説明する。
前述の通り、スポット径の不均一さが出力画像の濃度ムラを生じさせる。そこで、本実施の形態では、各画素位置に対応したスポット径を予め取得して保持しておき、そのスポット径に基づいて階調補正テーブルおよびHTマトリクスを選択する。
図12は、第3の実施の形態に係る画像処理部1160の構成を説明するブロック図である。画像処理部1160は、スポット径取得部1301と、色分解部310と、階調補正部1320と、HT処理部1330と、を含む。スポット径取得部1301は各画素の位置情報(画素位置)を基に各画素に対応したスポット径を取得する。スポット径の取得は、予め作成され画像形成装置に記憶されている変換テーブル(不図示)を参照して行われる。階調補正部1320は、各色の階調データに対して、取得されたスポット径に応じた階調補正処理を行って各色の補正データに変換する。HT処理部1330は、各色の補正データに対して、取得されたスポット径に応じたHT処理を行って各色のHTデータに変換する。
図13は、図12の階調補正部1320の構成を説明するブロック図である。階調補正部1320は、階調補正テーブル保持部1321と、階調補正テーブル選択部1322と、補正データ生成部323と、を有する。階調補正テーブル保持部1321は、複数の異なるスポット径のそれぞれに応じた階調補正テーブルを保持している。階調補正テーブル選択部1322は、階調補正テーブル保持部1321が保持している複数の階調補正テーブルから、入力されたスポット径に対応する階調補正テーブルを選択する。補正データ生成部323は、選択された階調補正テーブルに従って階調データを補正データに変換する。
図14は、図12のHT処理部1330の構成を説明するブロック図である。HT処理部1330は、HTマトリクス保持部1331と、HTマトリクス選択部1332と、HTデータ生成部333と、を有する。HTマトリクス保持部1331は、複数の異なるスポット径のそれぞれに応じたHTマトリクスを保持している。HTマトリクス選択部1332は、HTマトリクス保持部1331が保持している複数のHTマトリクスから、入力されたスポット径に対応するHTマトリクスを選択する。HTデータ生成部333は、選択されたHTマトリクスに従って補正データをHTデータに変換する。
本実施の形態では、画像処理部1160のスポット径取得部1301がスポット径を取得するが、これに限られず、例えばスポット径の取得は、階調補正部1320またはHT処理部1330により行われてもよいし、画像処理部1160の外で行われてもよい。
本実施の形態に係る画像形成装置によると、第1の実施の形態に係る画像形成装置100により奏される作用効果と同様の作用効果が奏される。加えて、本実施の形態によると、テスト画像の形成・読取等の方法で各画素位置のスポット径を取得し、取得されたスポット径で変換テーブルを書き換えることができる。これにより、連続稼働時の熱変形や経年劣化などによるスポット径の変化に対応した補正を行うことができる。
(第4の実施の形態)
第1の実施の形態では、入力される階調データの階調が同じである場合には、階調補正処理が画素位置に応じて異なったとしても、異なる画素位置の間でドット形状が類似するようにHT処理を行う場合について説明した。第4の実施の形態では、入力される階調データの階調が同じである場合には、階調補正処理が画素位置に応じて異なったとしても、異なる画素位置の間でドット配置が類似するようにHT処理を行う場合について説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態と比較して、HTマトリクス保持部331が保持するHTマトリクスの設計が異なる。その他の構成や処理ステップは共通であるため、説明を省略する。
図15は、第4の実施の形態に係る処理によってHTデータが生成されるまでのデータの推移を模式的に示す図である。なお、階調補正処理およびHT処理はCMYKの各色に対して行われるが、図15ではC色のデータ(画像形成部150aに対応)の推移が示される。図15の階調データ、補正データはそれぞれ図9の階調データ、補正データと同様である。
より豊かな階調表現を目的として、成長させるドット位置を複数に分散させるHT処理(サブマトリクスハーフートーン:SMHT処理)が知られている。図15の補正データに対し、通常のSMHT処理を行った場合のHTデータの一例を図15のHTデータ(比較)に示す。8×8画素の単位領域に、右端区間910では3か所に、その他の区間では4か所にドットが配置されている。このような画素位置によるドット配置の違いは、出力画像の粒状感のムラとして知覚されたり、時には見た目の質感を大きく異ならせたりすることがある。
図15の補正データに対し、本実施の形態に係るSMHT処理を行った場合のHTデータの一例を図12のHTデータ(実施例)に示す。全ての区間で、3か所にドットが配置されている。このような処理により、出力画像の質感や粒状感の違いが知覚されにくくなる。
本実施の形態に係る画像形成装置によると、第1の実施の形態に係る画像形成装置100により奏される作用効果と同様の作用効果が奏される。加えて、本実施の形態によると、異なる画素位置の間でドット配置を類似させることにより、出力画像の質感や粒状感の違いがより知覚されにくくなる。
以上、実施の形態に係る画像形成装置の構成と動作について説明した。これらの実施の形態は例示であり、その各構成要素や各処理の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。また、実施の形態同士の組み合わせも可能である。例えば、第1の実施の形態と第4の実施の形態とを組み合わせてもよい。この場合、入力される階調データの階調が同じである場合には、階調補正処理が画素位置に応じて異なったとしても、異なる画素位置の間でドット形状およびドット配置が類似するようにHT処理を行う構成が実現される。
第2の実施の形態では、異なる画素位置の間で不安定画素の数が同じとなるようにHT処理を行う場合を説明したが、これに限られない。例えば、不安定画素の数が主走査方向の中央区間906から右端区間910または左端区間902にかけて単調増加または単調減少するようにHT処理を行ってもよい。
第1、第2および第4の実施の形態では画素位置に応じて異なるHT処理を用いる場合を説明し、第3の実施の形態ではスポット径に応じて異なるHT処理を用いる場合を説明したが、これに限られない。HT処理は画像の形成に係るパラメータに応じて異なればよく、画素位置やスポット径はそれぞれこのパラメータの一例である。パラメータの他の例は、感光体の表面に静電潜像を形成するための光学系の特性や、作像特性ムラの原因となるファクタや、感光体の表面に形成される膜の厚さである。あるいはまた、パラメータの組み合わせが用いられてもよく、例えばHT処理をスポット径および画素位置の両方に応じて異ならせてもよい。
第1から第4の実施の形態において、中間転写ベルト110または記録媒体Pに形成された画像を読み取るラインセンサを設けてもよい。画像形成装置は1年ごとや半年ごとなど周期的に、ラインセンサによる検出結果に基づいてHTマトリクスを較正してもよい。較正では、画像処理部160は均一画像を画像形成制御部170に出力し、ラインセンサは中間転写ベルト110または記録媒体Pに形成された画像を読み取る。読み取られた画像にスジなどの不均一さがある場合、画像形成装置は該不均一さが軽減または除去されるようにHTマトリクスを更新する。
あるいはまた、予め経年劣化を考慮してHTマトリクスの複数の組を生成し、画像形成装置に格納してもよい。画像形成装置は、最初に複数の組のうちのひとつの組を使用し、利用開始から所定の期間が経過すると別の組に切り替えてもよい。
第1の実施の形態では、図8、図9に示される通り、画素位置Xについて0≦X<1000であればHTマトリクスMat.1が、1000≦X<2000であればHTマトリクスMat.2が、それぞれ用いられる場合について説明した。しかしながら、これに限られず、隣り合う二つの区間の境界付近において、用いられるHTマトリクスを隣り合う二つの区間で用いられる二つのHTマトリクスから確率的に選択してもよい。図16は、隣り合う二つの区間の境界付近でHTマトリクスが選択される確率を示す説明図である。左端区間902と区間904との境界を中心とする幅Δxの領域912において、左端区間902に対応するMat.1が選択される確率914は画素位置xが増大するにつれて線形に減少する。これに対して該領域912において、区間904に対応するMat.2が選択される確率916は画素位置xが増大するにつれて線形に増大する。隣り合う二つの区間の他の境界についても同様である。
あるいはまた、領域912において、左端区間902に対応するMat.1が選択される確率918と区間904に対応するMat.2が選択される確率920とを等しくしてもよい。この場合、両者はいずれも0.5となる。これは、領域912においてMat.1およびMat.2からランダムにHTマトリクスを選択することと同じである。隣り合う二つの区間の他の境界についても同様である。あるいはまた、領域912において用いられるHTマトリクスにランダムなノイズを重畳してもよい。
上述の変形例によると、隣り合う二つの区間の境界におけるスジをさらに抑制するか除去することができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 画像形成装置、 110 中間転写ベルト、 120 二次転写装置、 130 定着装置、 150a 画像形成部、 160 画像処理部、 170 画像形成制御部。

Claims (13)

  1. 画像の形成に係るパラメータに応じて異なる階調補正処理を階調データに対して行い、補正データを生成する補正手段と、
    前記パラメータに応じて異なるハーフトーン処理を生成された前記補正データに対して行い、ハーフトーンデータを生成する処理手段と、
    生成された前記ハーフトーンデータを用いて画像を形成する形成手段と、を備える画像形成装置。
  2. 前記形成手段は、電子写真方式に従い画像を形成し、
    前記画像形成装置は主走査方向の位置に対応するスポット径を取得する径取得手段をさらに備え、
    前記パラメータは取得された前記スポット径を示すパラメータを含む請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記形成手段は、電子写真方式に従い画像を形成し、
    前記パラメータは主走査方向の位置もしくは副走査方向の位置を示すパラメータを含む請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記処理手段は、前記階調データの階調値が同じ場合の前記ハーフトーンデータのドット形状またはドット配置もしくはその両方が、主走査方向に隣接する2つのハーフトーン処理の間で対応するように前記ハーフトーンデータを生成する請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記処理手段は、前記階調データの階調値が同じ場合の前記ハーフトーンデータのドット形状またはドット配置もしくはその両方が、主走査方向の中央部から端部にかけて変化するように前記ハーフトーンデータを生成する請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記処理手段は、前記ハーフトーンデータのドットを構成する画素について、全点灯画素とは主走査方向に隣接しない半点灯画素の数を主走査方向に隣接する2つのハーフトーン処理の間で一致させる請求項2から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記処理手段は、前記ハーフトーンデータのドットを構成する画素について、全点灯画素とは主走査方向に隣接しない半点灯画素の数が、主走査方向の中央部から端部にかけて単調増加または単調減少するように前記ハーフトーンデータを生成する請求項2から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記階調データは、画像の形成に用いられる複数の色のうちのひとつに対応する請求項1から7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記補正手段は、前記パラメータに応じて異なる階調補正テーブルを前記階調データに対して適用する請求項1から8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記処理手段は、前記パラメータに応じて異なるハーフトーンマトリクスを前記補正データに対して適用する請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 各ハーフトーンマトリクスは階調方向の連続性を有する請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 画像の形成に係るパラメータに応じて異なる階調補正処理を階調データに対して行い、補正データを生成することと、
    前記パラメータに応じて異なるハーフトーン処理を生成された前記補正データに対して行い、ハーフトーンデータを生成することと、
    生成された前記ハーフトーンデータを用いて画像を形成することと、を含む画像形成方法。
  13. コンピュータを請求項1乃至11のいずれか一項に記載の装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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