JP2018109452A - 均油制御装置、冷媒回路システム、及び均油制御方法 - Google Patents

均油制御装置、冷媒回路システム、及び均油制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】冷凍機油が不均衡になることを防ぐ均油制御装置を提供する。【解決手段】均油制御装置は、複数の圧縮機を備える冷媒回路において、複数の圧縮機の各々について、圧縮機内の冷凍機油の量に関する状態量を取得するセンサ情報取得部と、状態量に基づく圧縮機内の冷凍機油の量に応じて、均油制御における圧縮機の制御順を決定する制御順決定部と、制御順決定部が決定した順番に基づいて、複数の圧縮機のうち少なくとも一つの回転速度を変化させ、均油制御を行う均油制御部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、均油制御装置、冷媒回路システム、及び均油制御方法に関する。
1台の室外機に複数の圧縮機を備える空調機や、複数の室外機を備える空調システムにおいて、圧縮機間の冷凍機油の不均衡を回避するため、各圧縮機の低圧部分を配管(均油管)で接続する構成が採用される場合がある。さらに、各圧縮機の冷凍機油の量の不均衡を解消するために均油制御を行う場合がある。一般的な均油制御では、例えば、通常は同じ回転速度で運転を行う複数の圧縮機について、その一部の圧縮機の回転速度を上昇させることで、他の圧縮機との間の圧力差を生じさせ、圧力の高い方から低い方へと均油管を通じて冷凍機油を移動させる。
なお、関連する技術として、特許文献1には、各圧縮機内の冷凍機油の液面位置を液面センサ等で検出し、液面位置の差が減少するように圧縮機の回転速度を制御することにより、冷凍機油の偏在を解消する技術が記載されている。
特開2005−241070号公報
ところで、上述の一般的な均油制御では、圧縮機ごとに予め順番を割り当て、この順番に沿って、回転速度を上昇させる制御を行うことが多い。均油制御の本来の目的を考えると、冷凍機油の量が少ない圧縮機から順に冷凍機油を回復させることが望ましい。その場合、冷凍機油の量が少ない圧縮機の回転速度を上昇させることによってこの圧縮機の圧力を低下させ、相対的に圧力の高い他の圧縮機から冷凍機油を呼び込む必要がある。ところが、上記した一般的な均油制御では、個々の圧縮機の冷凍機油の量を考慮せず、予め定めた番号順に回転速度の上昇を行うため、例えば、一番目の圧縮機に貯留されている冷凍機油の量が元々多い場合など、さらにその冷凍機油の量を増加させ、結果として不均衡をより悪化させる可能性がある。
そこでこの発明は、上述の課題を解決することのできる均油制御装置、冷媒回路システム、及び均油制御方法を提供することを目的としている。
本発明の第1の態様は、互いに並列に接続された複数の圧縮機を備える冷媒回路において、前記複数の圧縮機の各々について、圧縮機内の冷凍機油の量に関する状態量を取得するセンサ情報取得部と、前記状態量に基づく前記圧縮機内の冷凍機油の量に応じて、均油制御における圧縮機の制御順を決定する制御順決定部と、前記制御順決定部が決定した順番に基づいて、前記複数の圧縮機のうち少なくとも一つの回転速度を変化させて均油制御を行う均油制御部と、を備える均油制御装置である。
本発明の第2の態様における前記制御順決定部は、前記制御順を、冷凍機油の量が少ない方から順に並べた順番として決定し、前記均油制御部は、前記制御順に、順番をむかえた圧縮機の圧力が相対的に低圧となるように当該順番をむかえた圧縮機の回転速度を変化させる。
本発明の第3の態様における前記センサ情報取得部は、前記複数の圧縮機の各々について、その低圧側の圧力の計測値を取得し、前記制御順決定部は、相対的に圧力を低下させる圧縮機の順番を、前記圧力の計測値が高い方から順に設定する。
本発明の第4の態様における前記センサ情報取得部は、前記複数の圧縮機の各々について、ドーム下の温度の計測値を取得し、前記制御順決定部は、相対的に圧力を低下させる圧縮機の順番を、前記温度の計測値が低い方から順に設定する。
本発明の第5の態様における前記均油制御部は、前記複数の圧縮機の全てについて、前記制御順に所定時間ずつ回転速度を上昇させる。
本発明の第6の態様は、互いに並列に接続された複数の圧縮機と、前記複数の圧縮機を互いに接続する均油管と、上述の何れか一つに記載の均油制御装置と、を備える冷媒回路システムである。
本発明の第7の態様は、均油制御装置が、互いに並列に接続された複数の圧縮機を備える冷媒回路において、前記複数の圧縮機の各々について、圧縮機内の冷凍機油の量に関する状態量を取得する工程と、前記状態量に基づく前記圧縮機内の冷凍機油の量に応じて、均油制御における圧縮機の制御順を決定する工程と、前記制御順に基づいて、前記複数の圧縮機のうち少なくとも一つの回転速度を変化させて均油制御を行う、均油制御方法である。
本発明によれば、複数の圧縮機間の冷凍機油の不均衡を解消し、システムの信頼性を向上させることができる。
本発明の一実施形態における冷媒回路システムの一例を示す第1の概略図である。 本発明の一実施形態における制御装置の概略ブロック図である。 本発明の一実施形態における圧縮機の制御順を説明する図である。 本発明の一実施形態における圧縮機の回転速度制御の一例を説明する図である。 本発明の一実施形態における均油制御の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における冷媒回路システムの一例を示す第2の概略図である。
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態による冷媒回路システムを図1〜図6を参照して説明する。
本発明の一実施形態における冷媒回路システムの一例を示す第1の概略図である。
冷媒回路システム100は、例えば、空気調和機に用いられる冷媒回路システムである。図1に示すように冷媒回路システム100は、圧縮機1A,1B、オイルセパレータ2A,2B、吐出管3A,3B、油戻し管4A,4B、電磁弁5A,5B、吸入管6A,6B、均油管7、四方弁8、アキュムレータ9、室外熱交換器10、レシーバ11、膨張弁12、室内熱交換器13、液管14、ガス管15,16,17、制御装置20を含んで構成される。図1に示す冷媒回路システム100は、基本的な構成を模式的に示したものであって、さらに他の構成要素が含まれていてもよい。
圧縮機1A,1Bは、冷媒を圧縮し、圧縮した高圧冷媒を冷媒回路に供給する。圧縮機1A,1Bは、互いに並列に接続されており、通常運転時において、同等の押しのけ量で運転するように制御される。例えば、圧縮機1A,1Bが同じ機種の場合、圧縮機1A,1Bは、同じ回転速度で運転される。
オイルセパレータ2A,2Bは、それぞれ圧縮機1A,1Bの吐出側に設けられ、吐出管3A,3Bを通って送り込まれる冷凍機油が混在した冷媒から、冷凍機油を分離する装置である。オイルセパレータ2A,2Bは、例えば、上下が封鎖された円筒形状を有しており、分離された冷凍機油を貯留する。
油戻し管4A,4Bの一端は、それぞれオイルセパレータ2A,2Bの容器の下部に接続されている。油戻し管4A,4Bの反対側の端部は、それぞれ圧縮機1A,1Bに接続されている。油戻し管4Aには、電磁弁5Aが設けられており、電磁弁5Aの開度を調節することにより、オイルセパレータ2Aから圧縮機1Aに戻る冷凍機油の量を調整することができる。同様に油戻し管4Bには、電磁弁5Bが設けられており、電磁弁5Bの開度を調節することにより、オイルセパレータ2Bから圧縮機1Bに戻る冷凍機油の量を調整することができる。
均油管7は、圧縮機1A、1Bを連通し、2つの圧縮機が貯留する冷凍機油を平均化する。
四方弁8は、暖房運転時と冷房運転時とで冷媒の流通する方向を切り替える。例えば、暖房運転時には、圧縮機1A,1Bが吐出した高圧の冷媒は、四方弁8によって、ガス管15へと導かれ、室内熱交換器13(凝縮器)が冷媒の熱を室内へ放熱する。室内熱交換器13を通過して液化した冷媒は、膨張弁12によって低圧化され、液管14を通過して室外熱交換器10(蒸発器)へと供給される。液管14に設けられたレシーバ11は、液化された液体の冷媒を貯留する。室外熱交換器10にて気化した冷媒は、ガス管17を通過して、四方弁8へ至り、ガス管16を通過してアキュムレータ9へ供給される。アキュムレータ9は、圧縮機1A,1Bの上流側に設けられている圧力容器である。アキュムレータ9は、圧縮機1A,1Bに供給される冷媒の気液分離を行う。アキュムレータ9で分離された冷媒ガスは、吸入管6A,6Bを通過してそれぞれ圧縮機1A,1Bへと吸入される。
また、冷房運転時には、冷媒は、暖房運転時とは逆方向に循環する。つまり、圧縮機1A,1Bが吐出した高圧の冷媒は、四方弁8によって、ガス管17へと導かれ、室外熱交換器10(凝縮器)、液管14、膨張弁12、室内熱交換器13(蒸発器)へと供給される。室内熱交換器13にて室内の空気と熱交換を行った冷媒は、ガス管15を通過して、四方弁8によってガス管16へと導かれ、アキュムレータ9を介して、圧縮機1A,1Bへと吸入される。
ところで、圧縮機1A,1Bが吐出した冷媒には冷凍機油が含まれる。圧縮機1A,1Bが吐出した冷凍機油の多くは、オイルセパレータ2A,2Bにて捕捉され、油戻し管4A,4Bを経由して圧縮機1A,1Bに戻される。それ以外の冷凍機油は、上記のように形成された冷凍サイクルを循環し、アキュムレータ9に流入する。アキュムレータ9に流入した冷凍機油の一部は、気化した冷媒とともに圧縮機1A,1Bへと戻り、残りはアキュムレータ9にて貯留される。
圧縮機1A,1Bへ回収される冷凍機油の量が足りなくなると、圧縮機1A,1Bに焼き付き等の不具合が生じるため、制御装置20は、例えば一定の運転時間ごとに、適切な量の冷凍機油が回収されるよう油戻し制御を実行する。油戻し制御には様々な方法が存在するが、冷媒回路システム100では、例えば、冷凍機油をアキュムレータ9に回収する制御を行う。その後、制御装置20は、アキュムレータ9に回収された冷凍機油を、時間をかけて徐々に圧縮機1A,1Bへ戻す制御を行う。このとき、アキュムレータ9から圧縮機1A,1Bへ冷凍機油を戻す制御を行った結果、圧縮機1A,1Bが貯留する冷凍機油に不均衡が生じないように制御装置20は、均油制御を行う。
なお、圧縮機1Aの吸入側には圧力センサPA、圧縮機1Bの吸入側には圧力センサPBが設けられている。また、圧縮機1Aのドーム下には温度センサTA、圧縮機1Bのドーム下には温度センサTBが設けられている。さらに、圧縮機1Aの内部には冷凍機油の油面の高さを検出する液面検出センサLAが設けられ、同様に圧縮機1Bの内部には液面検出センサLBが設けられている。これらのセンサは、全て設けられている必要は無く、例えば、圧力センサPA、PBのみが設けられていてもよいし、温度センサTA、TBのみが設けられていてもよい。
冷媒回路システム100の制御装置20は、圧力センサPA、PBが計測した圧縮機1A,1Bの吸入側(低圧側)の圧力、または、温度センサTA、TBが計測した圧縮機1A,1Bのドーム下温度、または、液面検出センサLA、LBが計測した油面の高さに基づいて、冷凍機油の足りない圧縮機から順に優先的にその圧縮機に冷凍機油が戻るように均油制御を行う。制御装置20については、図2を用いて詳しく説明する。
図2は、本発明の一実施形態における均油制御装置の概略ブロック図である。
制御装置20は、例えばマイコン等のコンピュータ装置である。制御装置20は、圧力センサPA,PB、温度センサTA,TB、液面検出センサLA,LB、圧縮機1A,1Bと接続されている。図2に示すように制御装置20は、センサ情報取得部21と、制御順決定部22と、均油制御部23と、記憶部24と、を備えている。なお、制御装置20は、均油制御以外にも冷媒回路システム100の種々の制御を行うが、本明細書では他の制御に関する機能の説明を省略する。
センサ情報取得部21は、圧縮機1A,1Bの各々について、圧縮機内の冷凍機油の量に関する状態量を取得する。例えば、センサ情報取得部21は、圧力センサPA,PBが計測した圧縮機1A,1Bの吸入側での冷媒の圧力を取得する。また、センサ情報取得部21は、温度センサTA,TBが計測した圧縮機1A,1Bのドーム下温度を取得する。また、センサ情報取得部21は、液面検出センサLA,LBが計測した圧縮機1A,1Bの液面の高さを取得する。
制御順決定部22は、センサ情報取得部21が取得した状態量に基づく圧縮機1A,1B内の冷凍機油の量に応じて、均油制御における圧縮機の制御順を決定する。具体的には、制御順決定部22は、冷凍機油の量が少ない圧縮機から順に回転速度を上昇させることを決定する。以下、圧縮機の回転速度を上昇させる順番を制御順と記載する。例えば、制御順決定部22は、圧縮機1A等について、吸入側の圧力が高い方から順に並べてこれを制御順とする。また、例えば、制御順決定部22は、ドーム下温度が低い方から順に並べてこれを制御順とする。また、例えば、制御順決定部22は、冷凍機油の油面が低い方から順に並べてこれを制御順とする。
均油制御部23は、制御順決定部22が決定した制御順に基づいて、複数の圧縮機1A等のうち少なくとも一つの回転速度を変化させ、均油制御を行う。より具体的には、均油制御部23は、制御順に、その順番をむかえた圧縮機の圧力が残りの圧縮機と比べて相対的に低圧となるように所定時間ずつ圧縮機の回転速度を上昇させる。
記憶部24は、センサ情報取得部21が取得した各種計測値や、上昇後の圧縮機の回転速度などの制御パラメータ等、種々の情報を記憶する。また、記憶部24は、制御装置20の機能を実現するプログラムを記憶する。
なお、制御順決定部22、均油制御部23は、制御装置20が備えるCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)が、記憶部24からプログラムを読み出して実行することで実現される機能である。
次に図3を用いて本実施形態の均油制御について説明する。
図3は、本発明の一実施形態における圧縮機の制御順を説明する図である。
図3に圧縮機の吸入側圧力、ドーム下温度、冷凍機油の油面の位置、冷凍機油の量、圧縮機の回転速度の制御順の関係を示す。図1に例示した冷媒回路システム100においては、圧縮機の台数が2台であるが、本実施形態の均油制御の特徴をより明確に説明するため、図3の表には3台の圧縮機1〜3が互いに並列に接続されたシステムの場合の上記関係を例示する。
図3に示す例の場合、圧縮機1の吸入側圧力、ドーム下温度、冷凍機油の油面の位置はそれぞれ、3台の圧縮機のうち、中程度の圧力、中程度の温度、中程度の油面高さ、であることを示している。同様に圧縮機2は、3台中最も高い圧力、最も低い温度、最も低い油面高さ、であることを示し、圧縮機3は、3台中最も低い圧力、最も高い温度、最も高い油面高さ、であることを示している。
吸入側圧力は、高い程、その圧縮機が貯留する冷凍機油の量が少ないことを示す。従って、例えば圧縮機2の圧力「高」は、圧縮機2の冷凍機油の量が3台の中で最も少ないことを示している。
また、圧縮機内の冷凍機油は圧縮機のモータの発熱を吸熱する性質があるため、冷凍機油の量が多い程ドーム下温度は高くなり、冷凍機油の量が低い程ドーム下温度は低くなる。従って、例えば、圧縮機2の温度「低」は、圧縮機2の冷凍機油の量が3台の中で最も少ないことを示している。
また、「油面」の値は、高ければその圧縮機内の冷凍機油の量が多く、低ければ少ないことを示す。例えば、圧縮機の油面「低」は、圧縮機2の冷凍機油の量が3台の中で最も少ないことを示している。
以上のことから、図3に例示した圧縮機1〜3の場合、圧縮機2の冷凍機油の量が最も少なく、次いで圧縮機1の冷凍機油の量が少なく、圧縮機3の冷凍機油の量が最も多いことになる。制御順決定部22は、センサ情報取得部21が取得した圧縮機1〜3の中の冷凍機油の量に関する状態量(圧力、温度、油面高さ)に基づいて、上記のように圧縮機1〜3内の冷凍機油の量を判定し、冷凍機油の量の少ない圧縮機から順に回転速度を高速化することを決定する。つまり、上記例の場合、制御順決定部22は、まず、最も冷凍機油の少ない圧縮機2の回転速度を上昇させ、次いで次に冷凍機油の少ない圧縮機1、最後に最も冷凍機油の多い圧縮機3の回転速度を上昇することを決定する。すると、均油制御部23は、制御順決定部22が決定した順番に基づいて、まず、圧縮機2の回転速度を所定時間だけ上昇させる。これにより、圧縮機2の圧力が低下し、均油管7を経由して圧力が高い他の圧縮機1、3から圧縮機2へと冷凍機油が移動する。所定時間が経過すると、均油制御部23は、圧縮機2の回転速度を元の速度に戻し、次に圧縮機1の回転速度を所定時間だけ上昇させる。さらに所定時間が経過すると、均油制御部23は、圧縮機1の回転速度を元の速度に戻し、最後に圧縮機3の回転速度を所定時間だけ上昇させる。このように本実施形態では、冷凍機油の量が少ない圧縮機から順番に回転速度を所定時間だけ上昇させる均油制御を行う。これにより、複数の圧縮機1〜3間の冷凍機油の不均衡を解消し、冷凍機油の不足等による圧縮機1〜3の停止を防止し、システムの信頼性を向上させることができる。
次に図4を用いて、図1に例示した冷媒回路システム100における均油制御について説明する。
図4は、本発明の一実施形態における圧縮機の回転速度制御を説明する図である。
図4に冷媒回路システム100の運転中における2つの異なる時点で実施される本実施形態による均油制御の例を示す。
図4(a)、図4(b)に2つの時点(開始タイミング1、2)での圧縮機1Aおよび1Bの状態量と高速化順の対応表を示す。図4(c)に圧縮機1Aの回転速度の推移を示す。図4(d)に圧縮機1Bの回転速度の推移を示す。
図4(a)に示す均油制御の開始タイミング1における圧縮機1Aおよび1Bの状態量を参照すると、圧縮機1Aの圧力が「高」、圧縮機1Bの圧力が「低」などとなっている。つまり、開始タイミング1では、圧縮機1Aの冷凍機油の量が圧縮機1Bよりも少ない状態である。この場合、制御順決定部22は、圧縮機1A、圧縮機1Bの順に所定時間ずつ回転速度を上昇させることを決定する。均油制御部23は、この決定に基づいて、まず、所定の時間H1だけ回転速度を所定の回転速度に上昇させて圧縮機1Aを運転する。一方、圧縮機1Bの回転速度についてはそのまま不変としてもよいし、図4に例示するように所定の時間H1の間だけ回転速度を所定の回転速度まで低下させて運転してもよい。圧縮機1Bの回転速度を低下させることで、圧縮機1A,1Bの圧力差をより大きくすることができる。これにより、例えば、圧縮機1Aの回転速度の上昇度合いを抑制し、保護制御の作動による圧縮機1Aの運転停止などを防ぐことができる。次に、所定時間H1が経過すると、均油制御部23は、圧縮機1A、1Bを入れ替えて、所定時間H1だけ回転速度を所定値に上昇させて圧縮機1Bを運転し、所定時間H1だけ回転速度を所定値に低下させて圧縮機1Aを運転する。圧縮機1A、1Bの回転速度を上昇させた運転を1回ずつ行うと、均油制御部23は、圧縮機1A、1Bの回転速度を元に戻し、均油制御を終了する。その後、しばらくの間、制御装置20は、圧縮機1A、1Bを負荷に応じた回転速度で通常運転する。
そして、通常運転が所定の時間継続すると、制御装置20は、油戻し制御を実行し、その後、所定時間の経過後にアキュムレータ9から圧縮機1A、1Bへと冷凍機油を戻す制御を行う。それと並行して制御装置20は、均油制御を開始する(開始タイミング2)。図4(b)にセンサ情報取得部21が取得した開始タイミング2での圧縮機1A、1Bの状態量を示す。開始タイミング2では、開始タイミング1と異なり、圧縮機1Aの冷凍機油が圧縮機1Bの冷凍機油よりも多い状態である。制御順決定部22は、均油制御における圧縮機1A、圧縮機1Bの制御順として、圧縮機1B、圧縮機1Aの順に回転速度を上昇させる制御を行うことを決定する。すると、均油制御部23は、最初に所定時間H1だけ圧縮機2の回転速度を所定値に上昇させて運転し、一方の圧縮機1Aについては、所定時間H1だけ回転速度を所定値に低下させて運転する。これらの運転を所定時間H1だけ継続すると、次に均油制御部23は、圧縮機1A、1Bを入れ替えて、所定時間H1だけ回転速度を所定値に上昇させて圧縮機1Aを運転し、所定時間H1だけ回転速度を所定値に低下させて圧縮機1Bを運転する。所定時間H1だけこれらの運転を継続すると、均油制御部23は、圧縮機1A、1Bの回転速度を元に戻し、2回目の均油制御を終了する。
従来の均油制御では、圧縮機内の冷凍機油の量を考慮せず、予め定められた順番に従って回転速度を上昇させることが多かった。このような場合、例えば、冷凍機油の量が比較的多い圧縮機に冷凍機油を振り分けるような制御が先に実行されてしまい、かえって不均衡が生じたり、その状態で保護機能が作動して均油制御が途中終了してしまった場合などには冷凍機油の不均衡が均油制御の実行によってより悪化する可能性がある。これに対し本実施形態では、均油制御開始時における各圧縮機の冷凍機油の量に応じて、最も冷凍機油の量が少ないものから順に、その圧縮機に冷凍機油が戻るように回転速度を上昇させる制御を行う。冷凍機油が均一化する方向で制御を行うので、均油制御中に不均衡が増大することがなく、また、保護機能の作動等により、均油制御が完了しない場合でも冷凍機油の不均衡が均油制御の開始前より悪化した状態となることがない。
図5は、本発明の一実施形態における均油制御の一例を示すフローチャートである。
図5を用いて、図1の冷媒回路システム100を例に均油処理の流れについて説明する。前提として、例えば油戻し運転が実行されて所定時間が経過し、均油制御の開始タイミングが到来したとする。
まず、センサ情報取得部21が、全ての圧縮機(1A,1B)についてのセンサ情報を取得する(ステップS11)。具体的には、センサ情報取得部21が、圧力センサPA,PBによる圧縮機1A,1Bの吸入側の圧力の計測値を取得する。また、センサ情報取得部21が、温度センサTA,TBによる圧縮機1A,1Bのドーム下の温度の計測値を取得する。また、センサ情報取得部21が、液面検出センサLA,LBによる圧縮機1A,1Bの油面の高さの計測値を取得する。センサ情報取得部21は、取得した各種の計測値を制御順決定部22へ出力する。
次に制御順決定部22が、センサ情報取得部21が取得した計測値に基づいて、全ての圧縮機1A,1Bについて、圧縮機内の冷凍機油の量の少ない順に制御順を決定する(ステップS12)。例えば、制御順決定部22が圧力センサPA,PBの計測値によって制御順を決定する場合、制御順決定部22は、圧力センサPAの計測値<圧力センサPBの計測値であれば、冷凍機油の量の少ない順に圧縮機1B,圧縮機1Aとの順番を設定する。制御順決定部22は、圧縮機1B,圧縮機1Aの順に回転速度を上昇させることを決定する。また、圧力センサPAの計測値>圧力センサPBの計測値の場合、制御順決定部22は、冷凍機油の量の少ない順に圧縮機1A,圧縮機1Bと制御順を設定し、圧縮機1A,圧縮機1Bの順に回転速度を上昇させることを決定する。
また、例えば、制御順決定部22が温度センサTA,TBの計測値によって制御順を決定する場合、制御順決定部22は、温度センサTAの計測値<温度センサTBの計測値であれば、冷凍機油の量の少ない順に圧縮機1A,圧縮機1Bと制御順を設定し、圧縮機1A,圧縮機1Bの順に回転速度を上昇させることを決定する。また、例えば、制御順決定部22が液面検出センサLA,LBの計測値によって制御順を決定する場合、液面検出センサLAの計測値<液面検出センサLBの計測値であれば、制御順決定部22は、冷凍機油の量の少ない順に圧縮機1A,圧縮機1Bと制御順を設定し、圧縮機1A,圧縮機1Bの順に圧縮機の回転速度を上昇させることを決定する。
なお、図1に例示した冷媒回路システム100は、圧力センサPA等、温度センサTA等、液面検出センサLA等の3種類のセンサを備えるが、本実施形態の均油制御を行うに当たり、これらのうち少なくとも1種類のセンサを備えていればよい。また、制御順決定部22は、各種センサの計測した計測値のうち、少なくとも1種類のセンサによって計測された計測値に基づいて、全ての圧縮機1A,1Bについての制御順を決定する。制御順決定部22は、決定した制御順を均油制御部23に出力する。
次に均油制御部23は、制御順決定部22が決定した制御順に圧縮機の回転速度を上昇させる(ステップS13)。例えば、制御順が圧縮機1A,圧縮機1Bの順番の場合、均油制御部23は、所定時間だけ圧縮機1Aの回転速度を上昇させ、その後、元の回転速度へ戻す。このとき、均油制御部23は、圧縮機1Aの回転速度を上昇させる一方で、圧縮機1Bの回転速度を所定時間だけ低下させ、その後元に戻す制御を行ってもよい。記憶部24には上昇後の回転速度、低下後の回転速度の情報が記録されており、均油制御部23は、この情報に基づいて、圧縮機1A,1Bの回転速度の制御を行う。
圧縮機1Aの回転速度を元の回転速度へ戻すと、均油制御部23は、今度は、所定時間だけ圧縮機1Bの回転速度を上昇させ、その後、元の回転速度へ戻す制御を行う。このとき、均油制御部23は、圧縮機1Bの回転速度を上昇させる一方で、圧縮機1Aの回転速度を所定時間だけ低下させ、その後元に戻す制御を行ってもよい。以上で、1回の均油制御を終了する。なお、1回の均油制御において、制御順決定部22が決定した制御順に全ての圧縮機について一通り回転速度を上昇させる制御を1回だけでなく、複数回繰り返すようにしてもよい。
次に均油制御の開始タイミングを迎えたときにも、制御装置20は、同様の手順で圧縮機1A,1Bの回転速度の制御を行う。このように均油制御の開始時における圧縮機1A,1Bに貯留された冷凍機油量の実態に合わせた制御を行うことにより、均油制御によってかえって冷凍機油の量が不均衡な状態となるリスクを低減することができる。また、制御順決定部22が決定した制御順に全ての圧縮機1A,1Bについて一通り回転速度を上昇させる制御を行うことにより、全ての圧縮機1A,1Bにより均等に冷凍機油を振り分けた状態とすることができる。
次に複数の圧縮機を備える冷媒回路の他の構成例について説明する。
図6は、本発明の一実施形態における冷媒回路システムの一例を示す第2の概略図である。
冷媒回路システム100´は、2つの室外機30A,30Bを備えている。室外機30Aは、圧縮機1A、オイルセパレータ2A、吐出管3A、油戻し管4A、吸入管6A、四方弁8A、アキュムレータ9A、室外熱交換器10A等を備える。室外機30Bは、圧縮機1B、オイルセパレータ2B、吐出管3B、油戻し管4B、吸入管6B、四方弁8B、アキュムレータ9B、室外熱交換器10B等を備える。室外機30Aと室外機30Bとが備える1つずつの圧縮機1A,1Bは均油管7で接続されている。室外機30A,30B、膨張弁12、室内熱交換器13は、液管14、ガス管15で接続される。また、圧縮機1Aの吸入側には圧力センサPA、ドーム下には温度センサTA、圧縮機1Aの内部には液面検出センサLAが設けられている。圧縮機1Bについても同様である。これらのセンサは、全て設けられている必要は無く、室外機30Aと室外機30Bに同種類の何れか1種類のセンサだけが設けられていてもよい。なお、図6に示す冷媒回路システム100´は、基本的な構成を模式的に示したものであって、さらに他の構成要素が含まれていてもよい。例えば、膨張弁12、室内熱交換器13を含む室内機40は、2台以上設けられていてもよい。
冷媒回路システム100´においても圧縮機1A,1Bは、並列に接続されており、通常運転時において、同じ回転速度で運転される。また、所定時間ごとに制御装置20が、油戻し運転を実行し、その後、所定時間が経過後、均油制御を実行する。このように複数の室外機30A,30Bを備える冷媒回路システム100´に対しても、本実施形態の均油制御を適用することが可能である。
冷媒回路システム100´を例に均油制御の説明を行う。例えば、センサ情報取得部21は、室外機30Aの圧力センサPA、室外機30Bの圧力センサPBの計測値を取得する(ステップS11)。制御順決定部22が、それらの計測値を取得し、制御順を決定する(ステップS12)。例えば、圧力センサPAの計測値>圧力センサPBの計測値の場合、制御順決定部22は、最初に室外機30Aの圧縮機1A、次いで室外機30Bの圧縮機1Bの順に圧縮機の回転速度を上昇させることを決定する。次に均油制御部23は、制御順決定部22が決定した制御順にまず所定時間だけ圧縮機1Aの回転速度を上昇させ、その後、元の回転速度へ戻す。次に均油制御部23は、所定時間だけ圧縮機1Bの回転速度を上昇させ、その後、元の回転速度へ戻す制御を行う(ステップS13)。これにより、室外機30Aの圧縮機1A、室外機30Bの圧縮機1Bの冷凍機油の量の不均衡が解消される。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。また、この発明の技術範囲は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、図1の構成において互いに並列に接続された圧縮機の数は、3台以上であってもよい。また、例えば、図6の構成において室外機30A等の数は3基以上であってもよい。また、均油制御時の圧縮機の回転速度の制御において、圧縮機内の冷凍機油の量が多い順にその圧縮機の回転速度を低下させるような制御を行ってもよい。
100、100´・・・冷媒回路システム
1A、1B・・・圧縮機
2A、2B・・・オイルセパレータ
3A、3B・・・吐出管
4A、4B・・・油戻し管
5A、5B・・・電磁弁
6A、6B・・・吸入管
7、・・・均油管
8、8A、8B・・・四方弁
9、9A、9B・・・アキュムレータ
10、10A、10B・・・室外熱交換器
11、11A、11B・・・レシーバ
12、12A、12B・・・膨張弁
13・・・室内熱交換器
14・・・液管
15、16、16A、16B、17、17A、17B・・・ガス管
20・・・制御装置
21・・・センサ情報取得部
22・・・制御順決定部
23・・・均油制御部
24・・・記憶部
PA、PB・・・圧力センサ
TA、TB・・・温度センサ
LA、LB・・・液面検出センサ

Claims (7)

  1. 互いに並列に接続された複数の圧縮機を備える冷媒回路において、
    前記複数の圧縮機の各々について、圧縮機内の冷凍機油の量に関する状態量を取得するセンサ情報取得部と、
    前記状態量に基づく前記圧縮機内の冷凍機油の量に応じて、均油制御における圧縮機の制御順を決定する制御順決定部と、
    前記制御順決定部が決定した順番に基づいて、前記複数の圧縮機のうち少なくとも一つの回転速度を変化させて均油制御を行う均油制御部と、
    を備える均油制御装置。
  2. 前記制御順決定部は、前記制御順を、冷凍機油の量が少ない方から順に並べた順番として決定し、
    前記均油制御部は、前記制御順に、順番をむかえた圧縮機の圧力が相対的に低圧となるように当該順番をむかえた圧縮機の回転速度を変化させる、
    請求項1に記載の均油制御装置。
  3. 前記センサ情報取得部は、前記複数の圧縮機の各々について、その低圧側の圧力の計測値を取得し、
    前記制御順決定部は、相対的に圧力を低下させる圧縮機の順番を、前記圧力の計測値が高い方から順に設定する、
    請求項2に記載の均油制御装置。
  4. 前記センサ情報取得部は、前記複数の圧縮機の各々について、ドーム下の温度の計測値を取得し、
    前記制御順決定部は、相対的に圧力を低下させる圧縮機の順番を、前記温度の計測値が低い方から順に設定する、
    請求項2に記載の均油制御装置。
  5. 前記均油制御部は、前記複数の圧縮機の全てについて、前記制御順に所定時間ずつ回転速度を上昇させる
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の均油制御装置。
  6. 互いに並列に接続された複数の圧縮機と、
    前記複数の圧縮機を互いに接続する均油管と、
    請求項1から請求項5の何れか1項に記載の均油制御装置と、
    を備える冷媒回路システム。
  7. 均油制御装置が、
    互いに並列に接続された複数の圧縮機を備える冷媒回路において、前記複数の圧縮機の各々について、圧縮機内の冷凍機油の量に関する状態量を取得する工程と、
    前記状態量に基づく前記圧縮機内の冷凍機油の量に応じて、均油制御における圧縮機の制御順を決定する工程と、
    前記制御順に基づいて、前記複数の圧縮機のうち少なくとも一つの回転速度を変化させて均油制御を行う、
    均油制御方法。
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