JP2018108575A - フライアッシュから毒素を除去する方法 - Google Patents
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Abstract
Description
特許公開公報:CN102772978A
出願人:ジュン・シュウ、ウェイ・ゼン
発明者:ジュン・シュウ
出願日:2012年7月6日
公開日:2012年11月14日
要約:
本発明は、以下のステップに示すように、フライアッシュの処理方法を明らかにする。廃棄物焼却発電所の焼却炉煙道からフライアッシュを収集し、フライアッシュをエアフリー耐圧真空加熱装置、又は十分に加熱するための保護雰囲気で耐圧装置に配置し、前工程に基づく加熱の間に発生した排ガスを、配管を介して発電所ボイラに輸送する。本発明の処理方法は、フライアッシュ中のダイオキシンレベルを劇的に低下させることができ、環境及び人体へのダイオキシンのダメージを大幅に低減させる。
特許公開公報:CN101569890
出願人:ペキン・シンベイシュイ・セメント・コー・リミテッド
発明者:ユンクイ・シヨン、ヂ・ヂァン、ジンシャン・ツァイ
出願日:2009年5月25日
公開日:2009年11月4日
要約:
本発明は、以下のステップに示すように、新しいフライアッシュ処理方法に関する。タンク車が工場に入った後、真空圧力がタンク車に伴って運ばれ、フライアッシュを灰貯蔵容器内にパンチするであろう。計量装置は、貯蔵容器に供給されるフライアッシュの量を制御する。その後、フライアッシュは気送式搬送容器に移される。その後、搬送容器中のフライアッシュはキルンフードのバーナー又はスプレーガン装置に気送式に輸送され、焼却のためにバーナー又はスプレーガン装置を通してロータリーキルンに注入される。フライアッシュ中の重金属は固化してセメントとなり浸出しないであろう。フライアッシュには急性毒性有害ダイオキシンが含まれ、それは高温下のキルン内で水、二酸化炭素及び他の物質に完全に分解され得る。本発明の利点は以下の通りである。排出ポイントはキルンに設定され、フライアッシュ中の急性毒性及び有害ダイオキシンの無害化処理の問題を効果的に解決することができる。フライアッシュ中の重金属はセメントによって凝固して浸出しないであろう。最後に、これらの重金属はセメント製品の一部になり、すなわち二次的な汚染なしに廃棄物が資源に変わる。そのプロセスは新規で、ユニークで、シンプルであり実用的である。プロセスは連続的で、自動的で、安全であり信頼性がある。
特許公開公報:CN102000443A
出願人:天津大学
発明者:ホンチン・マ、ジンロン・スン、グオリ・ヤン、ファンチャオ・ワン、スフェン・ハオ、ミンフイ・ワン、ダン・ドゥ
出願日:2010年11月5日
公開日:2011年4月6日
要約:
本発明は、以下のステップに示すように、家庭廃棄物焼却からの煙道ガス中のダイオキシン類を収集する方法を明らかにする。家庭廃棄物焼却によって生成された煙道ガスが、第1レベルケーシング熱交換器カートリッジを通過し、少なくとも第1レベル後処理ケーシング熱交換器を順に通過することを可能にする。最終レベル処理ケーシング熱交換器から流出した煙道ガスは、ヘキサンガス洗浄ボトル、バッファーボトル、ガラス充填管、トルエンガス洗浄ボトル、及び、氷水混合体に配置されたバッファーボトルを順次通過する。第1レベルケーシング熱交換器の熱交換ケーシングの内壁を洗浄するためにガス洗浄ボトルのトルエン溶液を使用し、洗浄後にトルエン溶液を回収する。第1レベルの後処理ケーシング熱交換器の底部に収集ボトルを設置し、煙道ガスの凝縮によりダイオキシンを含む物質の凝縮水を受け取り、カートリッジ、凝縮水、樹脂、第1レベルケーシング熱交換器の内壁の洗浄に使用されたトルエンを、最終サンプルとして取る。この方法はダイオキシン類の濃縮効率を高め、家庭廃棄物焼却排ガスのダイオキシン類をより正確に監視することができる。
特許公開公報:CN101462835
出願人:上海固形廃棄物処理センター、上海大学、上海チョントウ環境産業開発カンパニーリミテッド
発明者:チーファン・ウー、グアンレン・チエン、ミン・プ、ルーチュエン・ヂォウ、ヂァンフェイ・タン、シション・ワン
出願日:2008年9月1日
公開日:2009年6月24日
要約:
本発明は、廃棄物焼却のフライアッシュの無害な処理方法を明らかにし、それは以下の工程を含む。プレウェッティング工程;スラリー化工程であって、フライアッシュと水とを1:2乃至1:20の比率で混合し、モルタルを作るために混合物を攪拌する;その中に可溶性塩を溶解するためにフライアッシュをすすぎ、及び沈殿させる工程;薬剤改質;濃縮であって、モルタルの含水率が70%〜90%に低下させる工程;脱水であって、モルタルの含水率が35%未満の値に低下させる工程;水処理であって、強アルカリ性のうわずみ(pH値11〜12まで)を中性水(pH値6.0〜8.5)に変化させるためにCO2又は酸を充填する工程;微粒子を捕捉し、沈殿プロセスをスピードアップするために凝集剤を添加する;セメントを調製する工程であって、フライアッシュの完成品をセメント回転キルンに加え、1,000℃〜1,450℃に加熱し、ダイオキシンに分解して低温での生成を抑える;重金属の沸点を高め、揮発性をパッシベートする。
特許公開公報:CN101773924A
出願人:清華大学
発明者:イーイン・ジン、ジュンリ・ヂァン、ヨンシァン・リン、フゥァン・リ、レイ・ワン、ヨンフェン・ニエ
出願日:2010年1月29日
公開日:2010年7月14日
要約:
本発明は、固形廃棄物処理及び廃棄技術分野における逆流浸出の家庭廃棄物焼却炉フライアッシュのためのセメントキルンを用いた協調及び前処理方法を示す。この方法は、フライアッシュのすすぎ及び脱塩素化、水洗処理、すすぎ及びキルン内焼成による灰の脱水の4段階を含む。すすぎ洗いによってフライアッシュの塩素を取り除き、重金属をすすぎ落とすためにキレート化、凝集沈殿させ、それらが、フィルタープレス後、水洗フライアッシュとともにキルンに入るようにする。溶出液を中和し、重金属を沈殿させ、洗浄水が排出基準を満たすようにする。本発明をフライアッシュ処理に使用することは、セメントの工業原料を節約するだけでなく、重金属を効果的に硬化させ、ダイオキシンを完全に燃焼させ、安全、経済的且つ便利にフライアッシュを処理し、環境便益、経済的便益、社会的便益を大幅に向上させる。本発明は、土地、水、及び投資を節約し、安定して動作し、水洗フライアッシュ及び溶出液の処理の安定した効果を確かにすることができる。これは二次汚染を引き起こさない。
特許公開公報:CN01531492
出願人:上海応用技術学院
発明者:ハイイン・ヂァン、ヨウツァイ・ヂァオ、ジンユ・チー、シィー・シュウ
出願日:2009年4月17日
公開日:2009年9月16日
要約:
本発明は、家庭廃棄物焼却炉フライアッシュを用いた軽量コンクリートの製造方法を示す。軽量コンクリートの様々な構成要素の材料の適合率は以下の通りである。廃棄物焼却炉フライアッシュ330〜370kg/m3、525#一般的なシリケートセメント450〜475kg/m3、水砕スラグ325〜340kg/m3、一般的な粘土セラムサイト350〜370kg/m3、破砕輝緑岩230〜240kg/m3、添加物2.7〜2.9kg/m3。本発明は、人々が、軽量コンクリートを調製するために家庭廃棄物焼却炉フライアッシュを使用し、フライアッシュ中の重金属を凝固させることに役立ち、従って、家庭廃棄物焼却炉フライアッシュの無害化処理の目的を達成することができる。本発明の処理はシンプルであり、得られる完成したコンクリート製品はCL40の等級強度を有し、見掛け密度が1,800であり、良好なマクロ的性能を有する。
特許公開公報:CN1541968
出願人:同済大学
発明者:フイション・シィー、リン・ユァン
出願日:2013年11月6日
公開日:2004年11月3日
要約:
本発明は、添加物として焼却炉フライアッシュを用いてエコロジカルコンクリートを製造する方法に関する。この方法はセメント、アクティブスラグ微粉及び焼却炉フライアッシュをセメント材料とし、補助材料(ゼオライト、及びケイ酸ナトリウムや減水剤等添加剤)と一緒に使用して、適切な適合率に従ってエコロジカルコンクリートを調製する。優れた機械的性質と優れた浸透抵抗性能を有するコンクリートは、重金属などの有害物質を効果的に吸収し、取り込んで安定化させ、それらの浸出を困難にすることができ、安全使用基準に適合することができる。本発明は、再使用のために焼却炉フライアッシュをリサイクルし、明らかな社会的利益及び経済的利益をもたらす。
特許公開公報:CN01050076
出願人:シェ・ヂァン
発明者:シェ・ヂァン、フイウェン・マ、リビン・スン
出願日:2007年5月17日
公開日:2007年10月10日
要約:
本発明は、都市ごみ焼却炉フライアッシュの安定化及びリサイクル方法に関する。この方法は、コンクリートブロック又は石積みモルタルを調製するために、細骨材(コンクリート又はモルタルの5%から25%)を一般廃棄物焼却炉フライアッシュに置き換えるものである。フライアッシュの重金属元素を水和−重炭酸アンモニウム酸性化−硫化アンモニウム加硫により安定化する方法を用いることで、金属イオンを追加的に導入することなく水不溶性の状態でフライアッシュの重金属元素を安定化させる。安定化処理後、フライアッシュは、コンクリート又はモルタルの細骨材と置き換えるために使用され得る。このことは、コンクリートやモルタルの物性に悪影響を及ぼすことはないであろう。また、フライアッシュは水硬性機能を持っているため、コンクリートの物理的強度を高め得る。コンクリート又はモルタルが破片になると、その浸出液の重金属溶解濃度は、浸出毒性識別危険廃棄物識別基準(GB5085.3‐1996)で指定された閾値よりはるかに低い。
廃棄物焼却炉発電所の廃棄物焼却炉煙道のフライアッシュに含まれるダイオキシン類を処理するこの方法には、以下のステップが含まれる。
1)廃棄物焼却発電所の廃棄物焼却炉煙道からフライアッシュを回収し、質量比でフライアッシュの2%の少なくとも1種の二次合成ブロッキング剤をフライアッシュに添加し、質量比でフライアッシュの5%の少なくとも1種の触媒をフライアッシュに添加し、触媒は、V2O5‐WO3/TiO2及びV2O5‐MoO3/TiO2(五酸化バナジウム、三酸化タングステン又は五酸化物バナジウム‐二酸化チタン)から成る群から選択され、少なくとも1種の二次合成ブロッキング剤は、質量比1:1:1:1でチオ硫酸ナトリウム、硫化ナトリウム、次亜リン酸ナトリウム及びリン酸二アンモニウムから成る。
2)300℃で120分間加熱処理するためにフライアッシュを密閉型回転炉に入れ、密閉回転炉のガス環境において、水素体積含有率は0.1%であり、酸素体積含有率は0.1%であり、残りの含有率は保護ガス‐窒素である。
3)前のステップの環境温度を180℃〜200℃に下げ、前の加熱ステップで生成された排ガスを発電所のボイラに輸送する。テストを介し、処理の前において、フライアッシュ中のダイオキシン様毒性の当量濃度は311 ng TEQ/kg1キログラム当たり毒性等量(TEQ)ナノグラムであり、加熱処理後、フライアッシュ中のダイオキシン様毒性の当量濃度は0.11 ng TEQ/kgまで低減された。
1 ng TEQ/kg‐この測定単位は、キログラム当りのナノグラムの毒性等量(TEQ)である。環境中の有毒物質としてのそれらの重要性に関して、ダイオキシンという用語は、ほとんどの場合、化合物の総量を指して(TEQとして)使用されている。
廃棄物焼却炉発電所の廃棄物焼却炉煙道のフライアッシュに含まれるダイオキシン類を処理するこの方法には、以下のステップが含まれる。
1)廃棄物焼却発電所の廃棄物焼却炉煙道からフライアッシュを回収し、質量比でフライアッシュの5%の少なくとも1種の二次合成ブロッキング剤をフライアッシュに添加し、及び質量比でフライアッシュの1%の少なくとも1種の触媒をフライアッシュに添加し、触媒は、V2O5‐WO3/TiO2及びV2O5‐MoO3/TiO2からなる群から選択され、少なくとも1種の二次合成ブロッキング剤は、質量比1:1.2:1.2:0.8でチオ硫酸ナトリウム、硫化ナトリウム、次亜リン酸ナトリウム及びリン酸二アンモニウムから成る。
2)500℃で80分間加熱処理するためにフライアッシュを密閉型回転炉に入れ、密閉回転炉のガス環境において、水素体積含有率は0.2%であり、酸素体積含有率は0.2%であり、残りの含有率は保護ガス‐窒素である。
3)前のステップの環境温度を80℃〜100℃に下げ、前の加熱ステップで生成された排ガスを発電所のボイラに輸送する。
テストを介し、本発明の処理の前において、フライアッシュ中のダイオキシン様毒性の当量濃度は522ng TEQ/kgであって、加熱処理後、そのような濃度は0.10ng TEQ/kgまで低減された。
廃棄物焼却炉発電所の廃棄物焼却炉煙道のフライアッシュに含まれるダイオキシン類を処理するこの方法には、以下のステップが含まれる。
1)廃棄物焼却発電所の廃棄物焼却炉煙道からフライアッシュを回収し、質量比でフライアッシュの10%の少なくとも1種の二次合成ブロッキング剤をフライアッシュに添加し、及び質量比でフライアッシュの1%の少なくとも1種の触媒をフライアッシュに添加し、この触媒は、質量比1:1でV2O5‐WO3/TiO2及びV2O5‐MoO3/TiO2からなる群から選択され、少なくとも1種の二次合成ブロッキング剤は、質量比1:0.8:0.8:1.2でチオ硫酸ナトリウム、硫化ナトリウム、次亜リン酸ナトリウム及びリン酸二アンモニウムから成る。
2)フライアッシュを、水素体積含有率が0.5%に等しく、酸素体積含有率が0.3%に等しく、残りの含有率が窒素である密閉回転炉のガス環境において500℃で120分間加熱処理するために、密閉型回転炉に入れる。
3)前のステップの環境温度を60℃〜80℃に下げ、前の加熱ステップで生成された排ガスを発電所のボイラに輸送する。
テストを介し、処理の前において、フライアッシュ中のダイオキシン様毒性の当量濃度は633ng TEQ/kgであって、本発明に係る処理後、そのような濃度は0.23ng TEQ/kgまで低減された。
廃棄物焼却炉発電所の廃棄物焼却炉煙道のフライアッシュに見られるダイオキシン類を処理するこの方法には、以下のステップが含まれる。
1)廃棄物焼却発電所の廃棄物焼却炉煙道からフライアッシュを回収し、質量比でフライアッシュの6%の少なくとも1種の二次合成ブロッキング剤をフライアッシュに添加し、及び質量比でフライアッシュの2%の少なくとも1種の触媒をフライアッシュに添加し、少なくとも1種の触媒は、質量比1:2でV2O5‐WO3/TiO2及びV2O5‐MoO3/TiO2から成る群から選択され、少なくとも1種の二次合成ブロッキング剤は、質量比1:0.8:0.8:1.2でチオ硫酸ナトリウム、硫化ナトリウム、次亜リン酸ナトリウム及びリン酸二アンモニウムから成る。
2)800℃で100分間加熱処理するためにフライアッシュを密閉型回転炉に入れ、密閉回転炉のガス環境において、水素体積含有率は0.2%であり、酸素体積含有率は0.5%であり、残りの含有率は保護ガス‐窒素である。
3)前のステップの環境温度を60℃〜80℃に下げ、前の加熱ステップで生成された排ガスを発電所のボイラに輸送する。テストを介し、処理の前において、フライアッシュ中のダイオキシン様毒性の当量濃度は458ng TEQ/kgであって、本発明に係る処理後、そのような濃度は0.16ng TEQ/kgまで低減された。
廃棄物焼却炉発電所からの廃棄物焼却炉煙道にあるフライアッシュに含まれるダイオキシン類を処理するこの方法には、以下のステップが含まれる。
1)廃棄物焼却発電所の廃棄物焼却炉煙道からフライアッシュを回収し、質量比でフライアッシュの6%の少なくとも1種の二次合成ブロッキング剤をフライアッシュに添加し、及び質量比でフライアッシュの2%の少なくとも1種の触媒をフライアッシュに添加し、少なくとも1種の触媒は、質量比1:2でV2O5‐WO3/TiO2及びV2O5‐MoO3/TiO2からなる群から選択され、少なくとも1種の二次合成ブロッキング剤は、質量比1:0.8:0.8:1.2でチオ硫酸ナトリウム、硫化ナトリウム、次亜リン酸ナトリウム、及びリン酸二アンモニウムから成る。
600℃で120分間加熱処理するためにフライアッシュを密閉型回転炉に入れ、密閉回転炉のガス環境において、水素体積含有率は0.2%であり、酸素体積含有率は0.5%であり、残りの含有率は保護ガス‐窒素である。
廃棄物焼却炉発電所からの廃棄物焼却炉煙道に含まれるフライアッシュにあるダイオキシン類を処理するこの方法には、以下のステップが含まれる。
廃棄物焼却発電所のごみ焼却炉煙道の塵埃を回収し、加熱処理のために窒素を充填した密閉型回転炉に入れ(炉内の酸素含有量は0.4vol%未満である)、炉を加熱する温度が500℃に制御され、加熱処理時間が30分に設定され、及び、輸送管又は接続管を介して、回転炉内で発生した廃ガスが発電所の炉に返送される。
テストを介し、本発明に係る処理の前において、塵埃中のダイオキシン様毒性の当量濃度は326ng TEQ/kgであって、本発明に係る処理後、塵埃中のダイオキシン様毒性の当量濃度は1.2ng TEQ/kgまで低減された。
廃棄物焼却炉発電所からの廃棄物焼却炉煙道に含まれるフライアッシュに見られるダイオキシン類を処理するこの方法には、以下のステップが含まれる。
廃棄物焼却発電所のごみ焼却炉煙道の塵埃が回収され、加熱処理のために窒素を充填した密閉型回転炉に入れられ(炉内の酸素含有量は0.4vol%未満である)、炉を加熱する温度が450℃に制御され、加熱処理時間が50分に設定され、及び、輸送管又は接続管を介して、回転炉内で生成された廃ガスが発電所の炉に返送される。
テストを介し、本発明に係る処理の前において、塵埃中のダイオキシン様毒性の当量濃度は280ng TEQ/kgであって、本発明に係る処理後、その濃度は2.0ng TEQ/kgまで低減された。
廃棄物焼却炉発電所の廃棄物焼却炉煙道に含まれるフライアッシュに見られるダイオキシン類を処理するこの方法には、以下のステップが含まれる。
廃棄物焼却発電所のごみ焼却炉煙道の塵埃が回収され、加熱処理のために窒素を充填した密閉型回転炉内に入れられ(炉内の酸素含有量は0.4vol%未満である)、炉を加熱する温度が300℃に制御され、加熱処理時間が90分に設定され、及び、輸送管又は接続管を介して、回転炉内で生成された廃ガスが発電所の炉に返送される。
テストを介し、本発明に係る処理の前において、塵埃中のダイオキシン様毒性の当量濃度は260ng TEQ/kgであって、本発明に係る処理後、その濃度は1.1ng TEQ/kgまで低減された。
廃棄物焼却炉発電所の廃棄物焼却炉煙道に含まれるフライアッシュにあるダイオキシン類を処理するこの方法には、以下のステップが含まれる。
廃棄物焼却発電所のごみ焼却炉煙道内の塵埃が回収され、加熱処理のために窒素を充填した密閉型回転炉内に置かれ(炉内の酸素含有量は0.4vol%未満である)、炉を加熱する温度が550℃に制御され、加熱処理時間が25分に設定され、及び、輸送管又は接続管を介して、回転炉内で生成された廃ガスが発電所の炉に返送される。
テストを介し、本発明に係る処理の前において、塵埃中のダイオキシン様毒性の当量濃度は311ng TEQ/kgであって、本発明に係る処理後、その濃度は1.5ng TEQ/kgに低減された。
廃棄物焼却炉発電所の廃棄物焼却炉煙道に含まれるフライアッシュに見られるダイオキシン類を処理するこの方法には、以下のステップが含まれる。
廃棄物焼却発電所のごみ焼却炉煙道内の塵埃が回収され、加熱処理のために窒素を充填した密閉型回転炉内に配置され(炉内の酸素含有量は0.4vol%未満である)、炉を加熱する温度が380℃に制御され、加熱処理時間が60分に設定され、及び、輸送管又は接続管を用いて、回転炉内で生成された廃ガスが発電所の炉に返送される。
テストを通じて、本発明に係る処理の前において、塵埃中のダイオキシン様毒性の当量濃度は321ng TEQ/kgであって、本発明に係る処理後、ダイオキシン様毒性の当量濃度は1.9ng TEQ/kgに低減された。
廃棄物焼却炉発電所の廃棄物焼却炉煙道にあるフライアッシュに含まれるダイオキシン類を処理するこの方法には、以下のステップが含まれる。
廃棄物焼却発電所のごみ焼却炉煙道内の塵埃が回収され、加熱処理のために窒素を充填した密閉型回転炉内に入れられ(炉内の酸素含有量は0.4vol%未満である)、炉を加熱する温度が450℃に制御され、加熱処理時間が45分に設定され、及び、輸送管又は接続管を通して、回転炉内で生成された廃ガスが発電所の炉に返送される。
テストを通じて、本発明に係る処理の前において、塵埃中のダイオキシン様毒性の当量濃度は332ng TEQ/kgであって、本発明に係る加熱処理後、上記濃度は2.2ng TEQ/kgに低減された。
廃棄物焼却炉発電所の廃棄物焼却炉煙道のフライアッシュに含まれるダイオキシン類を処理するこの方法には、以下のステップが含まれる。
廃棄物焼却発電所のごみ焼却炉煙道内の塵埃が回収され、及び、加熱処理のために窒素で満たされた密閉型回転炉内に置かれ(炉内の酸素含有量は0.4vol%未満である)、炉を加熱する温度が500℃に制御され、加熱処理時間が35分に設定され、及び、輸送管又は接続管を通して、回転炉内で生成された廃ガスが発電所の炉に返送される。
テストを通じて、本発明に係る処理の前において、塵埃中のダイオキシン様毒性の当量濃度は522ng TEQ/kgであって、本発明に係る処理後、その濃度は6.75ng TEQ/kgに低減された。
廃棄物焼却炉発電所の廃棄物焼却炉煙道にあるフライアッシュに含まれるダイオキシン類を処理するこの方法には、以下のステップが含まれる。
廃棄物焼却発電所のごみ焼却炉煙道内の塵埃が回収され、及び、加熱処理のために窒素で充填された密閉型回転炉内に入れられ(炉内の酸素含有量は0.4vol%未満である)、炉を加熱する温度が300℃に制御され、加熱処理時間が80分に設定され、及び、輸送管又は接続管を通して、回転炉内で生成された廃ガスが発電所の炉に返送される。
テストを通じて、本発明に係る処理の前において、塵埃中のダイオキシン様毒性の当量濃度は458ng TEQ/kgであって、本発明に係る処理後、前述の濃度は3.26ng TEQ/kgに低減された。
廃棄物焼却炉発電所の廃棄物焼却炉煙道のフライアッシュに含まれるダイオキシン類を処理するこの方法には、以下のステップが含まれる。
廃棄物焼却発電所のごみ焼却炉煙道内の塵埃が回収され、及び、加熱処理のために窒素で満たされた密閉型回転炉内に配置され(炉内の酸素含有量は0.4vol%未満である)、炉を加熱する温度が480℃に制御され、加熱処理時間が40分に設定され、及び、管を通して、回転炉内で生成された廃ガスが発電所の炉に返送される。
テストを通じて、本発明に係る処理の前において、塵埃中のダイオキシン様毒性の当量濃度は522ng TEQ/kgであって、本発明に係る処理後、その濃度は6.75ng TEQ/kgに低減された。
Claims (3)
- 廃棄物焼却発電所からの廃棄物焼却炉煙道内のフライアッシュに含まれるダイオキシン類を処理する方法であって、
a.前記廃棄物焼却発電所の前記廃棄物焼却炉煙道から前記フライアッシュを回収し、質量比でフライアッシュの2%の少なくとも1種の二次合成ブロッキング剤をフライアッシュに添加し、及び質量比でフライアッシュの5%の少なくとも1種の触媒をフライアッシュに添加し、触媒が、V2O5‐WO3/TiO2及びV2O5‐MoO3/TiO2から成る群から選択され、少なくとも1種の二次合成ブロッキング剤が、1:1:1:1の質量比でチオ硫酸ナトリウム、硫化ナトリウム、次亜リン酸ナトリウム、及びリン酸二アンモニウムから成り、
b.フライアッシュを、300℃で120分間加熱処理するために密閉型回転炉内へ入れ、密閉型回転炉のガス環境において水素体積含有率を0.1%に維持し、酸素体積含有率を0.1%に維持し、及び窒素体積含有率を98%に維持し、結果的にダイオキシンが311 ng TEQ/kgから0.11 ng TEQ/kgに低減され、
c.密閉型回転炉における環境温度を180℃〜200℃の範囲に低下させ、及び、密閉型回転炉内で生成された排ガスを前記廃棄物焼却発電所のボイラへ輸送し、結果的にダイオキシンが311 ng TEQ/kgから0.11 ng TEQ/kgに低減されることを含む、方法。 - 廃棄物焼却発電所からの廃棄物焼却炉煙道内のフライアッシュに含まれるダイオキシン類を処理する方法であって、
a.前記廃棄物焼却発電所の前記廃棄物焼却炉煙道から前記フライアッシュを回収し、
b.少なくとも1種の二次合成ブロッキング剤を添加し、及び、少なくとも1種の触媒を添加し、少なくとも1種の二次合成ブロッキング剤がチオ硫酸ナトリウム、硫化ナトリウム、次亜リン酸ナトリウム、及びリン酸二アンモニウムから成り、
c.フライアッシュを密閉型回転炉に、
(i)前記密閉型回転炉内の温度を300℃で120分間維持し、密閉型回転炉のガス環境において、水素の体積含有率を0.1%に維持し、酸素の体積含有率を0.1%に維持し、及び窒素の体積含有率を99.8%に維持する、
(ii)フライアッシュを500℃で80分間加熱処理するために密閉型回転炉に入れ、密閉型回転炉のガス環境において水素の体積含有率が0.2%、酸素の体積含有率が0.2%、及び、残余の99.6%が窒素である、
(iii)フライアッシュを、500℃で120分間、水素の体積含有率が0.5%に等しく、酸素の体積含有率が0.3%に等しく、及び残余の99.2%が窒素である密閉型回転炉のガス環境で加熱処理するために密閉型回転炉に入れる、
(iv)フライアッシュを800℃で100分間加熱処理するために密閉型回転炉に入れ、密閉型回転炉のガス環境において、水素の体積含有率が0.2%、酸素の体積含有率が0.5%、及び残余の99.3%が窒素である、
(v)フライアッシュを600℃で120分間加熱処理するために密閉型回転炉内に入れ、密閉型回転炉のガス環境において、水素の体積含有率が0.2%、酸素の体積含有率が0.5%、及び残余の99.3%が窒素である、
(vi)フライアッシュを加熱処理のために窒素が充填された密閉型加熱炉に入れ、炉内の酸素含有量が0.4vol%より低く、炉を加熱する温度が500℃に制御され、加熱処理時間が30分に設定される、
(vii)フライアッシュを450℃、50分間の密閉型回転炉加熱処理に投入し、加熱処理のため窒素で満たされた密閉型回転炉のガス環境において、酸素量が0.4体積パーセント未満であり、及び水素量が99.6%を超える、
(viii)加熱処理のために回転炉に窒素を充填するとともに炉内の酸素の含有量を0.4vol%未満とし、炉を加熱する温度が300℃に制御され、加熱処理時間が90分に設定される、
(ix)フライアッシュを加熱処理のために窒素が充填された密閉型回転炉内に入れ、炉内の酸素の含有量は0.4vol%より低く、炉内の窒素は99.6%を超え、炉を加熱するための温度が550℃に制御され、加熱処理時間が25分に設定される、
(x)フライアッシュを加熱処理のために窒素が充填された密閉型回転炉内に入れ、炉内の酸素の含有量は0.4vol%より低く、炉内の水素は99.6%を超え、炉を加熱する温度が380℃に制御され、加熱処理時間が60分と設定される、
(xi)フライアッシュを加熱処理のために窒素が充填された密閉型回転炉内に入れ、炉内の酸素含有量は0.4vol%より低く、炉内の水素は99.6%を超え、炉を加熱する温度が450℃に制御され、加熱処理時間が45分と設定される、
(xii)フライアッシュを加熱処理のために窒素が充填された密閉型回転炉内に入れ、炉内の酸素含有量は0.4vol%より低く、炉内の水素は99.6%を超え、炉を加熱するための温度が500℃に制御され、加熱処理時間が35分と設定される、
(xiii)フライアッシュを加熱処理のため窒素が充填された密閉型回転炉内に入れ、炉内の酸素含有量が0.4vol%より低く、炉内の水素は99.6%を超え、炉を加熱するための温度が300℃に制御され、加熱処理時間が80分と設定される、
(xiv)フライアッシュを加熱処理のため窒素が充填された密閉型回転炉内に入れ、炉内の酸素含有量が0.4vol%より低く、炉内の水素は99.6%を超え、炉を加熱するための温度が480℃に制御され、加熱処理時間が40分と設定される、
から成る群から選択される加熱処理のために入れ、及び、
d.密閉型回転炉内の環境温度を180℃〜200℃の間に下げ、前記密閉型回転炉で生成された排ガスを前記廃棄物焼却発電所のボイラに輸送し、結果的にフライアッシュ中のダイオキシンを低減させること、を含む方法。 - 廃棄物焼却発電所からの廃棄物焼却炉煙道のフライアッシュに含まれるダイオキシン類を処理する方法であって、
a.前記廃棄物焼却発電所の前記廃棄物焼却炉煙道から前記フライアッシュを回収し、
b.少なくとも1種の二次合成ブロッキング剤を添加し、及び少なくとも1種の触媒を添加し、少なくとも1種の二次合成ブロッキング剤がチオ硫酸ナトリウム、硫化ナトリウム、次亜リン酸ナトリウム、及びリン酸二アンモニウムから成る群から選択され、
c.フライアッシュを、密閉型回転炉、マッフル炉、箱型炉、管状炉、ベルジャー炉、メッシュベルト炉、ウェルタイプ抵抗炉、誘導調理器、及び電子レンジから成る群から選択される密閉型加熱装置に、
(i)前記密閉型加熱装置内の温度を300℃で120分間維持し、密閉型加熱装置のガス環境において、水素の体積含有率を0.1%に維持し、酸素の体積含有率を0.1%に維持し、及び窒素の体積含有率を99.8%に維持する、
(ii)フライアッシュを500℃で80分間加熱処理するために密閉型加熱装置に入れ、密閉型加熱装置のガス環境において水素の体積含有率が0.2%、酸素の体積含有率が0.2%、及び、残余の99.6%が窒素である、
(iii)フライアッシュを、500℃で120分間、水素の体積含有率が0.5%に等しく、酸素の体積含有率が0.3%に等しく、及び残余の99.2%が窒素である密閉型加熱装置のガス環境で加熱処理するために密閉型加熱装置に入れる、
(iv)フライアッシュを800℃で100分間加熱処理するために密閉型加熱装置に入れ、密閉型加熱装置のガス環境において、水素の体積含有率が0.2%、酸素の体積含有率が0.5%、及び残余の99.3%が窒素である、
(v)フライアッシュを600℃で120分間加熱処理するために密閉型加熱装置に入れ、密閉型加熱装置のガス環境において、水素の体積含有率が0.2%、酸素の体積含有率が0.5%、及び残余の99.3%が窒素である、
(vi)フライアッシュを加熱処理のために窒素が充填された密閉型加熱装置に入れ、炉内の酸素含有量が0.4vol%より低く、炉を加熱する温度が500℃に制御され、加熱処理時間が30分に設定される、
(vii)フライアッシュを450℃、50分間の密閉型加熱装置の加熱処理に置き、加熱処理のため窒素で満たされた密閉型加熱装置のガス環境において、酸素量が0.4体積パーセント未満であり、及び水素量が99.6%を超える、
(viii)加熱処理のために回転炉に窒素を充填するとともに炉内の酸素含有量を0.4vol%未満とし、炉を加熱する温度が300℃に制御され、加熱処理時間が90分に設定される、
(ix)フライアッシュを加熱処理のために窒素が充填された密閉型加熱装置内に入れ、炉内の酸素の含有量は0.4vol%より低く、炉内の窒素は99.6%を超え、炉を加熱するための温度が550℃に制御され、加熱処理時間が25分に設定される、
(x)フライアッシュを加熱処理のために窒素が充填された密閉型加熱装置内に入れ、炉内の酸素含有量は0.4vol%より低く、炉内の水素は99.6%を超え、炉を加熱する温度が380℃に制御され、加熱処理時間が60分と設定される、
(xi)フライアッシュを加熱処理のために窒素が充填された密閉型加熱装置内に入れ、炉内の酸素含有量は0.4vol%より低く、炉内の水素は99.6%を超え、炉を加熱する温度が450℃に制御され、加熱処理時間が45分と設定される、
(xii)フライアッシュを加熱処理のために窒素が充填された密閉型加熱装置内に入れ、炉内の酸素含有量は0.4vol%より低く、炉内の水素は99.6%を超え、炉を加熱するための温度が500℃に制御され、加熱処理時間が35分と設定される、
(xiii)フライアッシュを加熱処理のため窒素が充填された密閉型加熱装置内に入れ、炉内の酸素含有量が0.4vol%より低く、炉内の水素は99.6%を超え、炉を加熱するための温度が300℃に制御され、加熱処理時間が80分と設定される、
(xiv)フライアッシュを加熱処理のため窒素が充填された密閉型加熱装置内に入れ、炉内の酸素含有量が0.4vol%より低く、炉内の水素は99.6%を超え、炉を加熱するための温度が480℃に制御され、加熱処理時間が40分と設定される、
から成る群から選択される加熱処理のために入れ、及び、
d.密閉型加熱装置内の環境温度を180℃〜200℃の間に下げ、前記密閉型加熱装置で生成される排ガスを前記廃棄物焼却発電所のボイラに輸送し、結果的にフライアッシュ中のダイオキシンを低減させること、を含む方法。
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