JP2018106963A - 蓄電モジュール及び蓄電モジュールの製造方法 - Google Patents

蓄電モジュール及び蓄電モジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電極板の皺や反りの発生を抑制できる蓄電モジュール及び蓄電モジュールの製造方法を提供する。
【解決手段】蓄電モジュール12は、一方面34a側に正極36が形成され、他方面34b側に負極38が形成された電極板34からなるバイポーラ電極32を有する。蓄電モジュール12は、セパレータ40を介してバイポーラ電極32を積層してなる積層体30と、バイポーラ電極32の積層によって形成された積層体30の側面30aにおいて電極板34の縁部35を保持する樹脂製の枠体50と、を備える。枠体50は、少なくとも電極板34の縁部35同士の間に配置された第1部分52と、積層体30の側面30aに沿って第1部分52を外側から取り囲む第2部分54と、を有する。第1部分52は、電極板34への結合に寄与する溶融凝固部56と、溶融凝固部56よりも電極板34から遠い側に設けられた非溶融凝固部58と、を含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、蓄電モジュール及び蓄電モジュールの製造方法に関する。
従来の蓄電モジュールとして、電極板の一方面に正極が形成され、他方面に負極が形成されたバイポーラ電極を備えたバイポーラ電池が知られている(特許文献1参照)。バイポーラ電池は、セパレータを介して複数のバイポーラ電極を積層してなる積層体を備えている。積層体には、樹脂からなるシール用の枠体が設けられ、バイポーラ電極の積層によって形成される側面において電極板の縁部が保持されるようになっている。
特開2011−204386号公報
上述したような蓄電モジュールの製造方法として、例えば、枠体の一部を各電極板の縁部上に予め形成しておき、当該一部が電極板の縁部同士の間に位置するようにバイポーラ電極を積層した後に、当該一部を外側から取り囲むように枠体の残部を形成する方法が考えられる。しかしながら、かかる場合、枠体の一部を電極板の縁部に溶着する際に当該一部が熱収縮することによって、電極板に皺や反りが発生することが懸念される。電極板の皺や反りは、隣り合う電極板間の短絡を誘発するおそれがある。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、電極板の皺や反りの発生を抑制できる蓄電モジュール及び蓄電モジュールの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る蓄電モジュールは、一方面側に正極が形成され、他方面側に負極が形成された電極板からなるバイポーラ電極を有する蓄電モジュールであって、セパレータを介してバイポーラ電極を積層してなる積層体と、バイポーラ電極の積層によって形成された積層体の側面において電極板の縁部を保持する樹脂製の枠体と、を備え、枠体は、少なくとも電極板の縁部同士の間に配置された第1部分と、積層体の側面に沿って第1部分を外側から取り囲む第2部分と、を有し、第1部分は、電極板への結合に寄与する溶融凝固部と、溶融凝固部よりも電極板から遠い側に設けられた非溶融凝固部と、を含む。
この蓄電モジュールでは、枠体のうち、少なくとも電極板の縁部同士の間に配置された第1部分が、電極板への結合に寄与する溶融凝固部と、溶融凝固部よりも電極板から遠い側に設けられた非溶融凝固部と、を含んでいる。これにより、電極板への溶着時に第1部分の全体を溶融及び凝固させる場合と比べて、溶融及び凝固する樹脂の量を低減できる。その結果、溶着時における第1部分の熱収縮量を低減でき、電極板の皺や反りの発生を抑制できる。
溶融凝固部は、非溶融凝固部よりも薄肉になっていてもよい。この場合、溶着時における第1部分の熱収縮量を一層低減でき、電極板の皺や反りの発生を一層抑制できる。
溶融凝固部は、電極板上に設けられ、非溶融凝固部の少なくとも一部は、電極板よりも外側に張り出していてもよい。この場合、溶着時における第1部分の熱収縮量をより一層低減でき、電極板の皺や反りの発生をより一層抑制できる。
溶融凝固部及び非溶融凝固部の双方は、電極板上に設けられた部分と、電極板よりも外側に張り出している部分と、を有していてもよい。この場合、溶着時における第1部分の熱収縮量をより一層低減でき、電極板の皺や反りの発生をより一層抑制できる。
本発明の一側面に係る蓄電モジュールの製造方法は、一方面側に正極が形成され、他方面側に負極が形成された電極板からなるバイポーラ電極の積層体と、バイポーラ電極の積層によって形成された積層体の側面において電極板の縁部を保持する樹脂製の枠体と、を有する蓄電モジュールの製造方法であって、枠体の第1部分を電極板の縁部に形成する一次成形工程と、第1部分が電極板の縁部同士の間に配置されるようにバイポーラ電極を積層することにより、積層体を得る積層工程と、枠体のうち、積層体の側面に沿って第1部分を外側から取り囲む第2部分を形成する二次成形工程と、を備え、一次成形工程では、第1部分の一部を構成する溶融凝固部を溶融及び凝固させることにより、第1部分を電極板の縁部に溶着する。
この蓄電モジュールの製造方法においては、一次成形工程では、第1部分の一部を構成する溶融凝固部を溶融及び凝固させることにより、第1部分を電極板の縁部に溶着させる。これにより、第1部分の全体を溶融及び凝固させる場合と比べて、溶融及び凝固する樹脂の量を低減できる。その結果、溶着時における第1部分の熱収縮量を低減でき、電極板の皺や反りの発生を抑制できる。
一次成形工程では、第1部分の溶融凝固部の厚さを溶融及び凝固させない非溶融凝固部の厚さよりも薄肉にしてもよい。この場合、溶着時における第1部分の熱収縮量を一層低減でき、電極板の皺や反りの発生を一層抑制できる。
一次成形工程では、溶融凝固部を電極板上に形成し、溶融及び凝固させない非溶融凝固部の少なくとも一部を電極板よりも外側に張り出すように形成してもよい。この場合、溶着時における第1部分の熱収縮量をより一層低減でき、電極板の皺や反りの発生をより一層抑制できる。
一次成形工程では、溶融凝固部、及び溶融及び凝固させない非溶融凝固部の双方を、電極板上に設けられた部分と、電極板よりも外側に張り出している部分と、を有するように形成してもよい。この場合、溶着時における第1部分の熱収縮量をより一層低減でき、電極板の皺や反りの発生をより一層抑制できる。
一次成形工程では、溶融凝固部を電極板の縁部に押圧した状態で、電極板を介して溶融凝固部を溶融させてもよい。これにより、溶融凝固部を溶融及び凝固させて第1部分を電極板の縁部に溶着できる。
一次成形工程では、溶融凝固部を溶融させた後、溶融凝固部を電極板の縁部に押圧してもよい。これにより、溶融凝固部を溶融及び凝固させて第1部分を電極板の縁部に溶着できる。
本発明によれば、電極板の皺や反りの発生を抑制できる蓄電モジュール及び蓄電モジュールの製造方法を提供できる。
蓄電モジュールを備える蓄電装置の一実施形態の概略断面図である。 図1の蓄電モジュールの概略断面図である。 図2の第1部分を拡大した概略断面図である。 (a)及び(b)は、第1部分を電極板の縁部に溶着する工程を示す概略断面図である。 第1変形例に係る蓄電モジュールの第1部分の概略断面図である。 図4の第1部分を電極板の縁部に溶着する工程を示す概略断面図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図面にはXYZ直交座標系が示されている。
図1に示される蓄電装置10は、例えばフォークリフト、ハイブリッド自動車、電気自動車等の各種車両のバッテリとして用いられる。蓄電装置10は、複数(本実施形態では3つ)の蓄電モジュール12を備えているが、単一の蓄電モジュール12を備えていてもよい。蓄電モジュール12は例えばバイポーラ電池である。蓄電モジュール12は、例えばニッケル水素二次電池、リチウムイオン二次電池等の二次電池であるが、電気二重層キャパシタであってもよい。以下の説明では、ニッケル水素二次電池を例示する。
複数の蓄電モジュール12は、例えば金属板等の導電板14を介して積層されている。積層方向から見て、蓄電モジュール12及び導電板14は例えば矩形状をなしている。蓄電モジュール12の詳細については後述する。導電板14は、蓄電モジュール12の積層方向(Z方向)において両端に位置する蓄電モジュール12の外側にもそれぞれ配置されている。導電板14は、隣り合う蓄電モジュール12と電気的に接続されている。これにより、複数の蓄電モジュール12が積層方向に直列に接続されている。
積層方向において、一端に位置する導電板14には正極端子24が接続されており、他端に位置する導電板14には負極端子26が接続されている。正極端子24は、接続される導電板14と一体であってもよい。負極端子26は、接続される導電板14と一体であってもよい。正極端子24及び負極端子26は、積層方向に交差する方向(X方向)に延在している。これらの正極端子24及び負極端子26により、蓄電装置10の充放電を実施できる。
導電板14は、蓄電モジュール12において発生した熱を放出するための放熱板としても機能し得る。導電板14の内部に設けられた複数の空隙14aを空気等の冷媒が通過することにより、蓄電モジュール12からの熱を効率的に外部に放出できる。各空隙14aは例えば積層方向に交差する方向(Y方向)に延在している。積層方向から見て、導電板14は、蓄電モジュール12よりも小さいが、蓄電モジュール12と同じかそれより大きくてもよい。
蓄電装置10は、交互に積層された蓄電モジュール12及び導電板14を積層方向に拘束する拘束部材16を備えている。拘束部材16は、一対の拘束プレート17,17と、拘束プレート17,17同士を連結する連結部材(ボルト18及びナット20)とにより構成されている。各拘束プレート17と導電板14との間には、例えば樹脂フィルム等の絶縁フィルム22が配置されている。各拘束プレート17は、例えば鉄等の金属により構成されている。
積層方向から見て、各拘束プレート17及び絶縁フィルム22は例えば矩形状をなしている。絶縁フィルム22は導電板14よりも大きくなっており、各拘束プレート17は、蓄電モジュール12よりも大きくなっている。各拘束プレート17の縁部には、ボルト18の軸部を挿通させる挿通孔17aが蓄電モジュール12よりも外側となる位置に設けられている。各拘束プレート17が矩形状をなしている場合、挿通孔17aは拘束プレート17の角部に位置する。
一方の拘束プレート17は、正極端子24に接続された導電板14に絶縁フィルム22を介して突き当てられ、他方の拘束プレート17は、負極端子26に接続された導電板14に絶縁フィルム22を介して突き当てられている。ボルト18は、例えば他方の拘束プレート17側から一方の拘束プレート17側に向かって挿通孔17aに通されており、一方の拘束プレート17から突出するボルト18の先端には、ナット20が螺合されている。これにより、絶縁フィルム22、導電板14及び蓄電モジュール12が挟持されてユニット化されると共に、積層方向に拘束荷重が付加されている。
図2に示されるように、蓄電モジュール12は、バイポーラ電極32の積層体30と、積層体30を保持する枠体50とを備えている。積層体30は、セパレータ40を介して複数のバイポーラ電極32を積層することによって構成されている。バイポーラ電極32の積層方向は、蓄電モジュール12の積層方向と一致している。バイポーラ電極32は、一方面34a側に正極36が形成され、かつ他方面34b側に負極38が形成された電極板34からなる電極である。積層体30において、一のバイポーラ電極32の正極36は、セパレータ40を挟んで積層方向に隣り合う一方のバイポーラ電極32の負極38と対向し、一のバイポーラ電極32の負極38は、セパレータ40を挟んで積層方向に隣り合う他方のバイポーラ電極32の正極36と対向している。
積層方向において、積層体30の一端には、内側面に負極38が配置された電極板34(負極側終端電極)が配置され、他端には、内側面に正極36が配置された電極板34(正極側終端電極)が配置されている。負極側終端電極の負極38は、セパレータ40を介して最上層のバイポーラ電極32の正極36と対向している。正極側終端電極の正極36は、セパレータ40を介して最下層のバイポーラ電極32の負極38と対向している。これら終端電極の電極板34のそれぞれは、隣り合う導電板14(図1参照)に接続されている。
電極板34は、例えばニッケルからなる矩形の金属箔である。電極板34の縁部35は、正極活物質及び負極活物質が塗工されない未塗工領域となっている。正極36を構成する正極活物質としては、例えば水酸化ニッケルが挙げられる。負極38を構成する負極活物質としては、例えば水素吸蔵合金が挙げられる。電極板34の他方面34bにおける負極38の形成領域は、電極板34の一方面34aにおける正極36の形成領域に対して一回り大きくなっている。
セパレータ40は、例えばシート状に形成されている。セパレータ40を形成する材料としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布又は不織布等が例示される。また、セパレータ40は、フッ化ビニリデン樹脂化合物で補強されたものであってもよい。なお、セパレータ40は、シート状に限られず、袋状のものを用いてもよい。
枠体50は、例えば矩形の筒状をなしており、バイポーラ電極32の積層によって形成された積層体30の側面30aにおいて電極板34の縁部35を保持している。枠体50は、各電極板34の縁部35をそれぞれ保持する複数の第1部分52と、それら第1部分52の全体を側面30aに沿って外側から取り囲む第2部分54とを有している。
枠体50の第1部分52及び第2部分54は、例えばポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、変性ポリフェニレンエーテル(変性PPE)等の絶縁性を有する樹脂により形成されている。第2部分54は、例えば第1部分52と同一の樹脂材料により形成されているが、第1部分52と異なる樹脂材料により形成されていてもよい。
第1部分52は、電極板34の一方面34aに結合された第1樹脂部52Aと、他方面34bに結合された第2樹脂部52Bとを有し、第1樹脂部52Aと第2樹脂部52Bとによって電極板34の縁部35を挟んで保持している。第1樹脂部52Aと第2樹脂部52Bとは、例えば電極板34に沿った中心線に関して略線対称な形状を有している。第1部分52は、電極板34の縁部35の全周にわたって設けられている。バイポーラ電極32の電極板34の縁部35と同様に、積層体30の両端に配置された電極板34の縁部35も、第1部分52の第1樹脂部52Aと第2樹脂部52Bとによって挟まれて保持されている。
積層体30において、一の第1部分52の第1樹脂部52Aは、積層方向に隣り合う一方の第1部分52の第2樹脂部52Bに接触し、一の第1部分52の第2樹脂部52Bは、積層方向に隣り合う他方の第1樹脂部52Aに接触している。第2部分54は、積層方向に並んだ複数の第1部分52の全体を側面30aに沿って外側から取り囲んでシールしている。第2部分54の内側の一部は、第1樹脂部52Aと第2樹脂部52Bとの間に入り込み、電極板34の端面34cに結合されている。隣り合う電極板34,34間には、当該電極板34,34と枠体50とによって気密に仕切られた内部空間が形成されている。当該内部空間には、例えば水酸化カリウム水溶液等のアルカリ溶液からなる電解液(不図示)が収容されている。
次に、図3を参照しつつ、上述した第1部分52の構成について更に詳細に説明する。
第1部分52の第1樹脂部52A及び第2樹脂部52Bのそれぞれは、電極板34への結合に寄与する溶融凝固部56と、電極板34への結合に寄与しない非溶融凝固部58とを有している。溶融凝固部56は、第1部分52を電極板34の縁部35に溶着する際に溶融及び凝固して電極板34に結合された部分であり、非溶融凝固部58は、第1部分52を電極板34の縁部35に溶着する際に溶融及び凝固しなかった部分である。非溶融凝固部58は、溶融凝固部56よりも電極板34から遠い側(溶融凝固部56に対して電極板34とは反対側)に設けられている。図3では、溶融凝固部56と非溶融凝固部58との境界が二点鎖線で示されている。
溶融凝固部56は、電極板34の縁部35上に設けられ、電極板34の一方面34aに結合されている。積層体30において、溶融凝固部56は、電極板34の縁部35同士の間に配置されている。非溶融凝固部58は、溶融凝固部56の外側に繋がるように設けられ、電極板34よりも外側に張り出している。本実施形態では、積層方向から見て、溶融凝固部56と非溶融凝固部58との境界は、電極板34の縁部35の外縁上に位置している。
溶融凝固部56は、非溶融凝固部58よりも薄肉になっている。溶融凝固部56及び非溶融凝固部58それぞれの電極板34に垂直な平面に沿った断面形状は、例えば矩形状となっている。互いに繋がる溶融凝固部56及び非溶融凝固部58の電極板34側の表面は、互いに面一になっている。第1樹脂部52Aの溶融凝固部56と第2樹脂部52Bの溶融凝固部56とは、例えば同一の厚さになっている。第1樹脂部52Aの非溶融凝固部58は、第2樹脂部52Bの非溶融凝固部58よりも薄肉になっている。第1樹脂部52Aの非溶融凝固部58と第2樹脂部52Bの非溶融凝固部58とは、電極板34の縁部35の厚さと同程度の間隔をもって互いに対向している。
続いて、上述した蓄電モジュール12の製造方法について説明する。まず、第1部分52を電極板34の縁部35上に形成する(一次成形工程)。一次成形工程では、溶融凝固部56及び非溶融凝固部58を有する第1部分52を予め用意しておき、第1部分52の溶融凝固部56を溶融及び凝固させることにより、第1部分52を電極板34の縁部35に溶着する。より詳細には、一次成形工程では、第1部分52の溶融凝固部56の厚さを非溶融凝固部58の厚さよりも薄肉にする。また、溶融凝固部56を電極板34上に形成し、非溶融凝固部58を電極板34よりも外側に張り出すように形成する。
一次成形工程では、例えば、図4(a)に示されるように、溶融凝固部56を電極板34の縁部35に押圧した状態で、ヒータ60によって溶融凝固部56を電極板34とは反対側から加熱することにより、溶融凝固部56を溶融させる。または、図4(b)に示されるように、溶融凝固部56を電極板34の縁部35に押圧した状態で、ヒータ60によって電極板34を介して加熱することにより、溶融凝固部56を溶融させてもよい。あるいは、溶融凝固部56を溶融させた後、溶融凝固部56を電極板34に押圧することによって、第1部分52を溶着してもよい。この場合の加熱方法としては、例えば熱板溶着等を適用できる。
続いて、第1部分52が電極板34の縁部35同士の間に配置されるように複数のバイポーラ電極32を積層することにより、積層体30を得る(積層工程)。続いて、射出成形により、積層体30の側面30aに沿って第1部分52を外側から取り囲む第2部分54を形成する(二次成形工程)。続いて、枠体50内に形成された内部空間に注液口(不図示)から電解液を注入した後に当該注液口を封止することによって、蓄電モジュール12が得られる。
以上説明したように、蓄電モジュール12では、枠体50のうち、少なくとも電極板の縁部35同士の間に配置された第1部分52が、電極板34への結合に寄与する溶融凝固部56と、溶融凝固部56よりも電極板34から遠い側に設けられた非溶融凝固部58とを含んでいる。これにより、電極板34への溶着時に第1部分52の全体を溶融及び凝固させる場合と比べて、溶融及び凝固する樹脂の量を低減できる。その結果、溶着時における第1部分52の熱収縮量を低減でき、電極板34の皺や反りの発生を抑制できる。
また、蓄電モジュール12では、溶融凝固部56が非溶融凝固部58よりも薄肉になっている。これにより、溶着時における第1部分52の熱収縮量を一層低減でき、電極板34の皺や反りの発生を一層抑制できる。
また、蓄電モジュール12では、溶融凝固部56が電極板34上に設けられ、非溶融凝固部58が電極板34よりも外側に張り出している。これにより、溶着時における第1部分52の熱収縮量をより一層低減でき、電極板34の皺や反りの発生をより一層抑制できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られない。例えば、図5に示される第1変形例のように構成されてもよい。第1変形例では、第1部分52は、電極板34の一方面34aに結合された樹脂部によって構成されている。電極板34は、積層方向に隣り合う樹脂部同士の間に挟まれることによって保持される。図5では、第1部分52における溶融凝固部56と非溶融凝固部58との境界が二点鎖線で示されている。第1変形例では、溶融凝固部56及び非溶融凝固部58の双方が、電極板34上に設けられた部分と、電極板34よりも外側に張り出している部分とを有している。非溶融凝固部58は、溶融凝固部56の電極板34とは反対側の表面上にわたって設けられている。溶融凝固部56は、非溶融凝固部58よりも薄肉になっている。第1変形例においても、非溶融凝固部58は、溶融凝固部56よりも電極板34から遠い側(溶融凝固部56に対して電極板34とは反対側)に設けられている。
このような第1変形例によっても、上記実施形態と同様に、溶着時における第1部分52の熱収縮量を低減でき、電極板34の皺や反りの発生を抑制できる。また、第1変形例についても、上記実施形態と同様に製造できる。例えば、一次成形工程では、図6に示されるように、溶融凝固部56を電極板34の縁部35に押圧した状態で、ヒータ60によって電極板34を介して加熱することにより、溶融凝固部56を溶融させることができる。または、溶融凝固部56を溶融させた後、溶融凝固部56を電極板34に押圧することによって、第1部分52を溶着してもよい。
上記実施形態では、第1部分52の溶融凝固部56が電極板34の縁部35同士の間に配置され、非溶融凝固部58が電極板34よりも外側に張り出していたが、第1部分52は少なくとも電極板34の縁部35同士の間に配置されていればよく、例えば第1部分52の全体が電極板34の縁部35同士の間に配置されていてもよい。また、溶融凝固部56の一部が電極板34よりも外側に張り出していてもよいし、非溶融凝固部58の一部が電極板34上に設けられていてもよい。溶融凝固部56は、必ずしも非溶融凝固部58よりも薄肉になっていなくてもよく、非溶融凝固部58と同一の厚さ、又は非溶融凝固部58よりも厚肉になっていてもよい。
12…蓄電モジュール、30…積層体、30a…側面、32…バイポーラ電極、34…電極板、34a…一方面、34b…他方面、35…縁部、36…正極、38…負極、40…セパレータ、50…枠体、52…第1部分、54…第2部分、56…溶融凝固部、58…非溶融凝固部。

Claims (10)

  1. 一方面側に正極が形成され、他方面側に負極が形成された電極板からなるバイポーラ電極を有する蓄電モジュールであって、
    セパレータを介して前記バイポーラ電極を積層してなる積層体と、
    前記バイポーラ電極の積層によって形成された前記積層体の側面において前記電極板の縁部を保持する樹脂製の枠体と、を備え、
    前記枠体は、少なくとも前記電極板の縁部同士の間に配置された第1部分と、前記積層体の前記側面に沿って前記第1部分を外側から取り囲む第2部分と、を有し、
    前記第1部分は、前記電極板への結合に寄与する溶融凝固部と、前記溶融凝固部よりも前記電極板から遠い側に設けられた非溶融凝固部と、を含む、蓄電モジュール。
  2. 前記溶融凝固部は、前記非溶融凝固部よりも薄肉になっている、請求項1に記載の蓄電モジュール。
  3. 前記溶融凝固部は、前記電極板上に設けられ、前記非溶融凝固部の少なくとも一部は、前記電極板よりも外側に張り出している、請求項1又は2に記載の蓄電モジュール。
  4. 前記溶融凝固部及び前記非溶融凝固部の双方は、前記電極板上に設けられた部分と、前記電極板よりも外側に張り出している部分と、を有している、請求項1又は2に記載の蓄電モジュール。
  5. 一方面側に正極が形成され、他方面側に負極が形成された電極板からなるバイポーラ電極の積層体と、前記バイポーラ電極の積層によって形成された前記積層体の側面において前記電極板の縁部を保持する樹脂製の枠体と、を有する蓄電モジュールの製造方法であって、
    前記枠体の第1部分を前記電極板の縁部に形成する一次成形工程と、
    前記第1部分が前記電極板の縁部同士の間に配置されるように前記バイポーラ電極を積層することにより、前記積層体を得る積層工程と、
    前記枠体のうち、前記積層体の前記側面に沿って前記第1部分を外側から取り囲む第2部分を形成する二次成形工程と、を備え、
    前記一次成形工程では、前記第1部分の一部を構成する溶融凝固部を溶融及び凝固させることにより、前記第1部分を前記電極板の縁部に溶着する、蓄電モジュールの製造方法。
  6. 前記一次成形工程では、前記第1部分の前記溶融凝固部の厚さを溶融及び凝固させない非溶融凝固部の厚さよりも薄肉にする、請求項5に記載の蓄電モジュールの製造方法。
  7. 前記一次成形工程では、前記溶融凝固部を前記電極板上に形成し、溶融及び凝固させない非溶融凝固部の少なくとも一部を前記電極板よりも外側に張り出すように形成する、請求項5又は6に記載の蓄電モジュールの製造方法。
  8. 前記一次成形工程では、前記溶融凝固部、及び溶融及び凝固させない非溶融凝固部の双方を、前記電極板上に設けられた部分と、前記電極板よりも外側に張り出している部分と、を有するように形成する、請求項5又は6に記載の蓄電モジュールの製造方法。
  9. 前記一次成形工程では、前記溶融凝固部を前記電極板の縁部に押圧した状態で、前記電極板を介して前記溶融凝固部を溶融させる、請求項5〜8のいずれか一項に記載の蓄電モジュールの製造方法。
  10. 前記一次成形工程では、前記溶融凝固部を溶融させた後、前記溶融凝固部を前記電極板の縁部に押圧する、請求項5〜8のいずれか一項に記載の蓄電モジュールの製造方法。
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