JP2018105855A - 季節変動を考慮した昼夜表示を備えた時計 - Google Patents

季節変動を考慮した昼夜表示を備えた時計 Download PDF

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Abstract

【課題】季節変動を考慮した昼夜表示を備えた時計を提供する。
【解決手段】時計は、時計ムーブメントと、カレンダ機構(221)と、季節変動を考慮した日の出/日の入り表示手段(215;209)と、を備える。カレンダ機構は、日付表示器および月表示器を有する。日の出/日の入り表示手段は、さらに、赤道面に対する太陽の傾きを表すプロファイルを有するとともに第3の運動連鎖(218)を介して日車セット(223)によって回転駆動されるように構成された年周カム(211)を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、時計ムーブメントと、季節変動を考慮した日の出/日の入り表示手段と、を備えた時計に関し、その手段は、地球儀を複製した球体と、支持体と、支持体上に取り付けられて球体と同心円状に配置されたリングと、を含み、リングは、地球の明暗境界線の位置を示すように構成されており、リングと球体は、地球儀の極軸に対応する第1の軸に関して、24時間に1回転の割合で互いに対して回転可能であるとともに、球体の中心で第1の軸に直交する第2の軸に関して、互いに対して枢転可能であるように構成されており、リングは、支持体上で、第2の軸に関して枢転するように取り付けられており、日の出/日の入り表示手段は、さらに、赤道面に対する太陽の傾きを表すプロファイルを有するとともに1年に1回転の割合で回転駆動されるように構成された年周カムと、カムと協働するように構成されたカム従動子と、カム従動子をリングに連結するように構成された運動連鎖と、を含み、リングで囲まれる平面は、赤道面に対する太陽の相対傾斜角に等しい角度を、第1の軸との間に形成する。
昼間期間とは、一日ごとに、日の出時に太陽の上縁が東の地平線の上に現れる瞬間から、日の入り時に太陽の上縁が西の地平線の下に消えるまでの時間である。いずれの時点であっても、常に、地球の表面の半分が太陽で照らされており、もう半分は暗闇の中にある。地球の明暗境界線とは、照らされた地球の部分と暗い部分との間の境界線である。幾何学的には、地球の明暗境界線は、地球を取り囲む大円である。この大円は、太陽の周りでの地球の公転軌道面(黄道面と呼ばれる)に垂直な平面に広がっている。また、地球の中心は、これら2つの平面の交線上にあることも注目される。
一般的に、昼間の長さは、1年を通じて変化するとともに、緯度によっても異なる。このような変化は、地球の自転軸が黄道面に対して傾いていることに起因する。この傾きは、定義によれば、±23°27’である回帰線緯度に相当する。周知のように、昼間の長さは、北半球の12月の至点および南半球の6月の至点において、最も短い。分点では、地球上のどこにおいても、昼間と夜間の長さが同じである。
昼と夜の境界の現在位置を表示するように構成されるとともに、上記前文で提示した定義を満たす時計は、既に知られている。特に、本出願人の名義による特許文献1、特許文献2、および特許文献3に記載がある。ところが、それらの時計の使用および設計は、いくつかの難点を伴う。
特に、地球儀の表面上で地球の明暗境界線の現在位置の表示を提供するために、リングと地球儀は、24時間に1回転の割合で互いに対して回転するように、ムーブメントによって駆動されるように構成されている。これに関して、時計の時車は通常12時間で1回転を終えるので、この回転のための駆動要素として効果的に機能し得ることは理解されるであろう。これによれば、単に、時車を、例えば、減速比1:2の減速歯車と組み合わせるだけでよい。しかしながら、このような構成の問題点の1つは、夏時間から冬時間に切り替えるための作用を時計の針が受けるときに、例えば地球儀上で地球の明暗境界線の現在位置の表示が動かされるものの、これは、空の太陽の実際の動きを反映するものではないということである。
欧州特許第2911013号明細書 欧州特許第2977832号明細書 欧州特許第3007012号明細書
本発明の目的は、先行技術の上記欠点を克服することである。本発明は、添付の請求項1による時計ムーブメントを提供することにより、本目的を達成する。
本発明によれば、時計ムーブメントは、モーションワークとは独立に、時車セットを1段ずつ回転させるように構成された手動操作可能な時刻変更機構を有する。このような修正機構の利点の1つは、時計の分表示および秒表示に影響を及ぼすことなく、タイムゾーンの変更が可能となること、または夏時間と冬時間の切り替えが可能となることであることは、当業者であれば理解できるであろう。
本発明によれば、時計ムーブメントは、さらに、一方で、リングまたは球体を駆動することで、一方を他方に対して24時間に1回転の割合で回転させるために、時車セットをリングまたは球体に連結する第2の運動連鎖を有するとともに、他方で、夏時間から冬時間への変更もしくはその逆の変更のために時刻変更機構によって時車セットを回転させるときに、第2の運動連鎖を係合解除するように構成された係合解除機構を有する。このような構成の利点の1つは、24時間に1回転の割合でのリングまたは球体の互いに対する回転は、夏時間/冬時間の修正による影響を全く受けないことである。
さらに、本発明によれば、時計は、時車セットによって駆動されるように構成された日付表示手段と、日付表示手段によって駆動されるように構成された月表示器と、を有するカレンダ機構を備える。さらに、年周カムは、日付表示手段によって駆動されるように構成される。この設計の利点の1つは、時計の不確定な停止期間の後に、単にカレンダ機構の日付をリセットするだけで、誤差の可能性を伴うことなく、年周カムを正しい位置に自動的に戻すことが可能であることである。
本発明によれば、日付表示手段は、時車セットによって駆動される。このような状況では、時計の着用者が、時刻変更機構を用いて、時車セットを1段ずつ進めるか戻すように回転させると、この時修正の結果、自動的にカレンダ機構は修正される。
本発明の効果的な実施形態によれば、時計ムーブメントは、モーションワークと噛合する「モーションワーク時車」と呼ばれる第1の時車と、時車セットの一部をなす「時車」と呼ばれる第2の時車と、を有する。さらに、時刻変更機構は、係合解除可能な連結割り出し装置を含み、これは、第1と第2の時車の係合解除と、第1と第2の時車の回転一体化と、を二者択一的に実施するように構成されている。
本発明の他の特徴および効果は、単なる非限定的な例として、添付の図面を参照して提示される以下の説明を読解することで、明らかになるであろう。
図1は、本発明の第1の具体的な実施形態による時計の各種機構の間の運動連結を簡単に示すブロック図である。 図2は、本発明の第2の具体的な実施形態による時計の各種機構の間の運動連結を簡単に示すブロック図である。 図3Aおよび図3Bは、第1および第2の時車と、それら2つの時車の回転一体化および割り出しまたは二者択一的に係合解除を実施するように構成された係合解除可能な連結装置と、を含む機構として知られる例示的な機構の、それぞれ断面図および図である。
添付の図1は、本発明の第1の例示的な実施形態による時計の各種機構を結び付ける運動連結を示すブロック図である。この極めて基本的なブロック図は、太矢印を用いて、ムーブメントによって供給される駆動力を各種機構に伝達するための手段を表しており、さらに、細矢印を用いて、ユーザが手動で入力したコマンドを伝達するように構成された運動連結を表している。
図1のブロック図では、矢印は運動連結をシンボル表示しており、それらの間で、時計の各種機構を表すシンボルを連結している。これらのシンボルが表す機構は、駆動部材と調速部材および脱進機とを組み合わせた駆動機構103と、駆動機構によって1時間に1回転の割合で駆動されるように構成された、分表示部材と一体の(参照符号105で示す)分車セットと、時表示部材と回転一体の時車セット107と、時車セットが12時間ごとに1回転の割合で駆動されるように、分車セットを時車セットに連結するモーションワーク106と、モーションワーク106と時車セット107との間に挿入された(参照符号101で示す)時刻変更機構、である。図示の例では、時車セットは、12時間ごとに完全な1回転するように構成される。しかしながら、本発明によれば、代替的に、時車セットは、24時間ごとに1回転の割合で回転するように構成することが可能であることは理解されるであろう。
さらに図1を参照すると、図示の時計は、さらにカレンダ機構121を備えることが分かり、これは、特に、時車セット107によって駆動されるように構成された日付表示手段123と、(図1において参照符号127で示す)月回し手段を介して日付表示手段によって駆動されるように構成された月表示器125と、を有する。本明細書の主題をなす第1の実施形態によれば、日付表示手段123は、日車(図示せず)を含み、月回し手段127は、当月の最終日に対応する位置から次月の初日に対応する位置に日車が移行するたびに、月表示器125を1つ進めるように構成される。本明細書のカレンダ機構121は、好ましくは、万年カレンダ機構または年次カレンダ機構である。想起されるべきことは、当業者には周知のように、万年カレンダ機構は、様々に異なる月の長さおよびうるう年を自動的に考慮する機構であり、年次カレンダは、万年カレンダとは異なり、2月を考慮せずに30日の月とみなすか、またはうるう年を考慮しない、ということである。従って、年次カレンダ機構は、1年に1回、2月末に手動で修正しなければならない。万年カレンダ機構および年次カレンダ機構は、当業者に周知であるため、カレンダ機構121の動作について詳細には記載しない。さらに規定されることは、本発明は、万年カレンダ機構または年次カレンダ機構を備える時計に限定されないということである。また、カレンダ機構は、異なるタイプのものとすることもできる。
本発明によれば、図示の時計は、さらに、季節変動を考慮した日の出/日の入り表示手段を備える。これらの手段は、地球儀を複製した球体と、支持体と、支持体上で球体と同心円状に取り付けられて、地球の明暗境界線の位置を示すように構成されたリングと、を含む。リングと球体は、地球儀の極軸に対応する第1の軸に関して、24時間に1回転の割合で互いに対して回転駆動されるように構成されている。さらに、リングは、球体の中心で第1の軸に直交する第2の軸に関して、球体に対して枢転可能でもあるように、支持体上に取り付けられている。日の出/日の入り表示手段は、さらに、赤道面に対する太陽の相対的な傾きを表すプロファイルを有するとともに1年に1回転の割合で回転駆動されるように構成された年周カムと、カムと協働するように構成されたカム従動子と、カム従動子をリングに連結するように構成された第1の運動連鎖と、を含み、リングで囲まれる平面は、赤道面に対する太陽の傾斜角に等しい角度を、第1の軸との間に形成する。図1を参照すると、図示の実施形態では、時計は、地球儀を表現した球体117と、地球儀の半分を暗くしたり覆い隠したりするために球体117と同心円状に配置された半球シェル113と、を含む日の出および/または日の入り表示機構を備えることが分かる。シェル113は、略円形のリム113aを有し、このリムが、本発明による日の出/日の入り表示手段のリングを形成していることは理解されるであろう。さらに図1を参照すると、参照符号111で示す年周カムは、(参照符号109で全体を示す)傾転制御機構の一部をなしていることも分かる。また、カム従動子(図示せず)も傾転制御機構の一部をなしていることは理解されるであろう。
本発明によれば、日付表示手段123は、第3の運動連鎖118を介して年周カム111を駆動するように構成される。前述のように、本例の日付表示手段123は、日車(図示せず)を含み、第3の運動連鎖118は、日車の下流に配置された減速比1:12の減速輪列の形態をとる。本例では、減速輪列は、日車と一体の16歯のカナと、16歯のカナに噛合した48歯の歯車であって、14歯の中間カナと一体の歯車と、を含み、その中間カナは、年周カム111と一体の56歯の歯車に噛合している(これらの歯車およびカナは、図1の図面には示していない)。このように、年周カムは、日車が12回転する間に1回転するように構成されている。従って、年周カム111とカレンダ機構121は、同期して進むように構成されていることは理解されるであろう。
図1に示す本発明の実施形態によれば、球体117に対する半球シェル113の動きは、球体の中心で交差する2つの直交軸に関する別個の回転の組み合わせの結果である。これら2つの回転のうちの第1の回転は、これら2つの軸のうちの第1の軸に関して24時間に1回転の割合で回転するように構成された球体117によるものであり、他方の回転は、夜を表す半球シェル113(暗半球)が第2の軸に関して枢転することに相当し、これは、第1の軸に対する半球の傾斜角の変化として現れる。暗半球113と球体117の互いに対する動きは、機能的に独立した2つの動きであるので、日の出および/または日の入り表示機構115は、図1において2度示されている。同図を参照すると、1度は、24時間に1回転の割合での第1の軸に関する球体117の回転を表現するために、2度目は、第2の軸に関する暗半球113の枢転を表現するために、機構115が示されていることは理解されるであろう。
本発明によれば、第2の軸に関する枢転動は、赤道面の上または下の太陽の傾きを表すプロファイルを有する年周カム111を用いて制御される。カム従動子(図示せず)は、カムプロファイルにおける変化を、第1の運動連鎖112を介して半球シェル113に伝達するように構成される。本発明の第1の実施形態によれば、暗半球113は、固定支持体上で枢転するように取付けられており、表示機構115の構成、ならびに第1の運動連鎖112の構成は、例えば欧州特許第2911013号における記載に沿ったものであり得る。この文献は、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明の本実施形態によれば、時車セット107は、運動連鎖120(以下、「第2の運動連鎖120」)によって球体117に連結される。第2の運動連鎖は、球体を、回転駆動することで、地球儀の極軸に対応した第1の軸に関して、24時間に1回転の速度で回転させるように構成される。図1は、さらに、第2の運動連鎖120を要求に応じて係合解除するように構成された係合解除機構133を示している。
再び図1を参照すると、その動作が示されている時計は、時計の着用者によって手動操作されるように構成された、いくつかの修正機構をさらに備えることが分かる。まず第1に、前述のように、(参照符号101で示す)時刻変更機構が、モーションワーク106と時車セット107との間に挿入されている。以下で説明するように、その時刻変更が、例えば旅行に伴って経度が実際に変わったことに関連するのか、または冬時間から夏時間への変更もしくはその逆の変更に関連するのかに応じて、2通りの異なる方法で機構101を制御することができる。図示の例では、時計の着用者が、旅行中にタイムゾーンを変更するときには、時計の制御ステム131によって時刻表示を修正することができる。これを実行するためには、着用者は、ステム131を位置T2に引き出してから、竜頭を回転させることで、一連の1時間飛ばしで時針を進めるか戻すように動かさなければならない。上述のように、時車セット107は、カレンダ機構121および年周カム111を駆動する。さらに、時車セット107は、第1の軸に関する球体117の回転も駆動する。このため、年周カム111と、カレンダ機構121と、日の出および/または日の入り表示機構115とは、駆動機構103によって駆動されるときだけではなく、位置T2にある制御ステム131によって手動で進めるか戻すように駆動されるときにも、同期して進むように構成されていることは理解されるであろう。
図示の例では、冬時間から夏時間への変更もしくは夏時間から冬時間への変更の際には、時計の着用者は、プッシャP2を押下することによって、1時間進めるか戻すように正確に時刻表示を動かすことができる。プッシャP2を押下することによって、時刻変更機構101が作動するだけではなく、同時に、第2の運動連鎖120を係合解除するために係合解除機構133も作動する。夏時間から冬時間への変更もしくはその逆の変更の際に、第2の運動連鎖を係合解除することで、時針の動きが、球体117に対する暗半球113の相対角度位置に影響を及ぼすことを防いでいることは理解されるであろう。
時刻変更機構101に加えて、本例の時計は、従来型の時刻設定機構を備える。この時刻設定機構によって、時計の着用者は、制御ステム131を用いて時刻を設定することが可能となる。これを実行するためには、着用者は、ステム131を位置T3に動かしてから、竜頭を回転させなければならない。現在の多くの時計におけるのと同様に、時刻設定機構は、モーションワーク106を駆動するように構成されており、これが次に、分車セット105および時車セット107を駆動する。前述のタイムゾーンの修正の場合と同様に、時車セット107は、カレンダ機構121を駆動し、さらに第3の運動連鎖118を介して年周カム111を駆動する。さらに、時車セット107は、第1の軸に関する球体117の回転も駆動する。このため、年周カム111と、カレンダ機構121と、日の出および/または日の入り表示機構115とは、位置T3にある制御ステム131によって手動で進めるか戻すように駆動されるときにも、同期して進むように構成されていることは理解されるであろう。
最後に、本実施形態の時計のカレンダ機構は、さらに、カレンダ機構121の月表示器125を修正するための機構を含む。時計の着用者が、例えば時計の不確定な停止期間の後に、月表示を修正したいときには、プッシャP1を操作することによって月表示を1段ずつ進めることができる。本例によれば、時計の着用者によるプッシャP1の操作は、日車123を高速で回転駆動する作用を有する。この修正機構は、必要に応じて日車を完全な1回転進めるには、プッシャの1回押しで十分であるように構成される。一方、同じく修正機構に含まれる可動ストッパは、その月の31日を通り越した後に月の初日の表示に対応した角度位置に日車が達すると直ちに、日車を停止させる機能を有する。当月の最終日から次月の初日に移行する際に、日車は、月表示器125を1つ進める作用を有する月回し手段127を作動させる。従って、この月表示修正機構は、修正中に日付と月の間のリンクを維持することが可能であるという利点があることは理解されるであろう。ここで説明した修正機構は、そのような修正機構として知られているものである。これは、「Calendar mechanism comprising a quick month corrector」と題する欧州特許第2503410号に記載されている。この文献は、参照により本特許出願に組み込まれる。
前述のように、日付表示手段123は、第3の運動連鎖118を介して年周カム111を駆動するように構成される。さらに、第1の実施形態によれば、第3の運動連鎖118は、日車の下流に配置された減速比1:12の減速輪列の形態をとる。このような状況において、この月表示修正機構は、月修正を日付の早送りと組み合わせていることで、年周カム111の角度位置を同時に修正することは理解されるであろう。
添付の図2は、図1のブロック図と非常に類似したブロック図であるが、本発明の第2の例示的な実施形態による時計の各種機構を結び付ける運動連結を示している。同図から分かるように、第2の実施形態は第1の実施形態と非常に類似しており、特に、時計の着用者によって操作されるように共に構成されたカレンダ機構と修正機構は、どちらも第1の実施形態に関して説明したものと同じものである。図2は、駆動部材と調速部材および脱進機とを組み合わせた駆動機構203と、駆動機構によって1時間に1回転の割合で駆動されるように構成された、分表示部材と一体の(参照符号205で示す)分車セットと、時表示部材と回転一体の時車セット207と、時車セットが12時間ごとに1回転の割合で駆動されるように、分車セットを時車セットに連結するモーションワーク206と、モーションワーク206と時車セット207との間に挿入された(参照符号201で示す)時刻変更機構と、年周カム211とカム従動子(図示せず)とを含む(参照符号209で示す)傾転制御機構と、最後に、地球儀を複製した球体217と球体に同心円状に配置された半球シェル213とを含む(参照符号215で示す)日の出および/または日の入り表示機構と、を示している。
図2は、さらに、カレンダ機構221を示しており、これは、特に、時車セット207によって駆動されるように構成された日付表示手段223と、(参照符号227で示す)月回し手段を介して日付表示手段によって駆動されるように構成された月表示器225と、を有する。本明細書の主題をなす第2の実施形態によれば、日付表示手段223は、日車(図示せず)を含み、月回し手段227は、当月の最終日に対応する位置から次月の初日に対応する位置に日車が移行するたびに、月表示器225を1つ進めるように構成される。第1の実施形態に関する前述の場合と同様に、第2の実施形態による時計のカレンダ機構221は、好ましくは、万年カレンダ機構または年次カレンダ機構である。さらに、本発明によれば、日付表示機構223は、第3の運動連鎖218を介して年周カム211を駆動するように構成される。図示の例では、第3の運動連鎖は、第1の例示的な実施形態に関連して上述した運動連鎖118と同じものとすることができる。
第2の実施形態では、第1の実施形態の場合と同様に、半球213と球体217の相対的な動きは、球体の中心で交差する2つの直交軸に関する別個の回転の組み合わせの結果である。ただし、第2の実施形態によれば、球体217は駆動されないので、暗半球213が2つの回転を同時に実行する。この動作モードは、暗半球213が取り付けられる支持体(図示せず)が回転支持体であることによって可能となる。さらに図2を参照して、図示の実施形態では、時車セット207は、運動連鎖220(以下、「第2の運動連鎖220」)によって回転支持体(図示せず)に連結されることは理解されるであろう。表示機構215の構成および第2の運動連鎖220の構成は、例えば欧州特許第2977832号および欧州特許第3007012号のいずれかにおける記載に沿ったものとすることができる。これら2つの文献は、参照により本明細書に組み込まれる。
再び図2を参照すると、傾転制御機構209と表示機構215との間に基準機構216が挿入されていることが分かる。この機構216は、表示機構215に連結された出力、および2つの入力を有することが分かる。(「第4の運動連鎖」221と呼ばれる)運動連結221は、2つの入力のうちの第1の入力に、時車セット207を連結している。このように、機構216は、「駆動入力」と呼ばれるその第1の入力を介して、時車セットによって駆動される。また、カムプロファイルにおける変化を伝達するように構成されたカム従動子(図示せず)が、(「第1の運動連鎖」212と呼ばれる)運動連鎖212によって第2の入力に連結されていることも分かる。このように、機構216は、「制御入力」と呼ばれるその第2の入力を介して、カム211のプロファイルによって制御される。第2の運動連鎖220と同様に、機構216の出力は、24時間に1回転の速度で表示機構を駆動するように構成されている。ただし、機構216は、第2の運動連鎖220に対してオフセットを伴って、表示機構を駆動する。機構216は、本発明の範囲から逸脱することなく、多くの形態で実現することができる。それは、例えば、差動機構であってよく、特に、欧州特許第2977832号に記載されているような差動機構であってよい。また、それは、係合解除機構であってもよく、特に、欧州特許第3007012号に記載されているような係合解除機構であってよい。
次に図3Aおよび図3Bを参照して、参照符号101で全体を示す時刻変更機構について、さらに詳細に以下で説明する。モーションワーク106と時車セット107との間に挿入された機構101を図1において既に示したことが想起されるであろう。また、図2に示した機構201は、機構101と同じものであり得る。機構101は、内筒と呼ばれる第1の筒2を有し、これは、(図1に示す)駆動機構103によって駆動される筒カナC上に、通常の方法で回転軸Xに関して回転取り付けされるためのものである。内筒2は、時針をなす表示針4を支持しており、これは、機構101から突出する筒2の自由端に外側から圧嵌される。
内筒2は、このようにして時筒をなして、プレート7を有する下側歯車と呼ばれる第1の外歯車6を支持している。この場合、効果的には、この下側歯車6は時車をなして、モーションワーク106(図1)の歯車8(部分的に示す)と噛合するものと規定される。通常の動作では、この時車6は、モーションワークの歯車8によって伝えられる時間情報を受けて、その情報を、以下で示すように、間接的に内側の時筒2および表示針4に伝える。実際に、下側の時車6は、時筒2上で自由に回転するように取り付けられる。この目的のため、針4を支持している自由端と反対側の時筒2の端に、時車6が固定保持されている星車12を自由状態で支持するショルダ部を形成する鍔部10を有する。星車12は、プレート13と、外歯部14と、円周フランジ16と、を有し、円周フランジは、プレート13の下で、歯部14に隣接した端に沿って、歯部に対して裏側で同軸状に配置されている。
時車6は、星車12の側部に固定保持されて、その歯部14に当接している。実際に、時車6は、そのプレート7の孔開口を有する中央部によって、フランジ16に外側から力嵌め、圧嵌、および/またはリベット締めされる。このように、星車12と時車6とは、直接的に回転一体であり、本例では、それらを組み立てた結果として、時筒2上に配置される単一部品をなす。従って、星車12と時車6は、モーションワークの歯車8によって、一緒に同時に動かされることが可能である。
時刻変更機構は、さらに、段付きの2つの駆動ローラ20を含み、それらはそれぞれ円柱状の基部22を有し、そこからスタッド24が垂直に延出している。それらのローラは、両方とも、レスト状態において、その基部22によって星車12の歯部14に係合し、その基部によって、時車6のプレート7の側部(参照符号なし)に対して横に当接して、自由レスト状態にある。このレスト位置は、図3Bの上面図にも示している。それらのローラ20は、さらに、この場合は閉じた環状バネで形成される弾性復帰手段26によって、そのレスト位置で歯部14に弾性保持されており、その環状バネは、星車12に対して同軸状に取り付けられて、ローラ20の基部22の外周に対して径方向に作用している。この場合、注目されるのは、バネ26は、機構101への固定取り付けを全く用いることなく、駆動ローラ20に当接させて、自由状態で取り付けられるということである。また、バネ26は、時車6のプレート7に対しても、より具体的にはプレート7上においても、自由状態で載置されている。従って、バネ26は、自己支持されるとともに、自己センタリングする。
時刻変更機構は、さらに、外筒と呼ばれる第2の筒30を含み、これはガイド孔31を有し、この孔31によって第1の筒2に外側から取り付けられる。この第2の筒30は、下側の時車6の上方に配置されて「上側歯車」と呼ばれる第2の外歯車32を支持している。この場合、歯車6、32の上側位置と下側位置は、時針を上向きにして修正機構を示す図3Aの図面を参照するものと規定される。上側歯車32は、プレート33を有し、その外歯部によって歯車34と噛合しており、そして歯車34は、時計の外側から手動操作可能な修正部材で駆動される。
従って、上側歯車32は、時刻変更車をなしており、これにより、以下で明らかとなるように、モーションワークに作用することなく、ひいては、通常はモーションワークによって時筒2に運動連結されている分および秒のような他の時間情報を混乱させることなく、時筒2および表示針4の位置の修正が直接可能である。効果的には、外筒30は、内側の時筒2に外側から力嵌めされることで、時筒に固定される。従って、これら2つの筒は、回転一体であり、一緒に動かすことが可能である。なお、時筒2、外筒30、上側歯車32は、合わせて時車セット107を形成していることは理解されるであろう。このように、上側の修正車32は、外筒30を介して内側の時筒2に作用することが可能である。
時筒2は、モーションワーク106によって、特にモーションワークの歯車8によって、通常動作においても駆動されるものと規定される。これは、修正車32のプレート33に径方向溝36が配置されており、その溝内にスタッド24が遊係合して、溝内で径方向に並進可能であることによる。従って、星車12自体が時車6によって駆動されたときに、ローラ20は、修正車32と、2つの筒2および30を回転駆動することが可能である。
他のタイムゾーンに変更するには、時計の使用者は、修正車32を回転させなければならず、このとき、(星車12および時車6は静止したままで)ローラ20は、角変位して、星車12の歯部14において歯飛びし、バネ26を楕円状にする。その後、ローラ20は、星車12の歯部14においてレスト位置に戻るが、図3Bの位置に対してオフセットされている。このとき、針4は、他のタイムゾーンを示している。図面では(12時間表示のために)星車12の歯部は12歯を有しているが、この歯部は、24時間時計に適用するためには24歯を有し得るものと規定される。
また、添付の請求項で規定される本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書の主題をなす実施形態に対して、当業者には明らかである種々の変更および/または改良を実施してもよいことは明らかであろう。
2 第1の筒(内筒)(時筒)(時車セット)
4 表示針
6 第1の外歯車(下側歯車)(第1の時車)
7 第1の外歯車のプレート
8 モーションワークの歯車
10 鍔部
12 星車(連結装置)
13 星車のプレート
14 星車の外歯部
16 円周フランジ
20 駆動ローラ(連結装置)
22 駆動ローラの基部
24 スタッド
26 環状バネ(弾性復帰手段)
30 第2の筒(外筒)(時車セット)
31 ガイド孔
32 第2の外歯車(上側歯車)(時刻変更車)(時刻修正車)(第2の時車)(時車セット)
33 第2の外歯車のプレート
34 (修正部材で駆動される)歯車
36 径方向溝(連結装置)
101 時刻変更機構
103 駆動機構
105 分車セット
106 モーションワーク
107 時車セット
109 傾転制御機構(日の出/日の入り表示手段)
111 年周カム
112 第1の運動連鎖
113 半球シェル(暗半球)
113a 半球シェルのリム(リング)
115 日の出/日の入り表示機構(日の出/日の入り表示手段)
117 球体
118 第3の運動連鎖
120 第2の運動連鎖
121 カレンダ機構
123 日車(日付表示手段)
125 月表示器
127 月回し手段
131 制御ステム
133 係合解除機構
201 時刻変更機構
203 駆動機構
205 分車セット
206 モーションワーク
207 時車セット
209 傾転制御機構(日の出/日の入り表示手段)
211 年周カム
212 第1の運動連鎖
213 半球シェル(暗半球)
213a 半球シェルのリム(リング)
215 日の出/日の入り表示機構(日の出/日の入り表示手段)
216 基準機構
217 球体
218 第3の運動連鎖
220 第2の運動連鎖
221 カレンダ機構
221 第4の運動連鎖
223 日車(日付表示手段)
225 月表示器
227 月回し手段
231 制御ステム
233 係合解除機構
C 筒カナ
P1 プッシャ
P2 プッシャ
T2 (制御ステムの)位置
T3 (制御ステムの)位置
X 回転軸

Claims (19)

  1. 時計ムーブメントと、カレンダ機構(121)と、季節変動を考慮した日の出/日の入り表示手段(109,115)と、を備える時計であって、前記時計ムーブメントは、分車セット(105)と、モーションワーク(106)と、時表示部材と、前記モーションワーク(106)を介して前記分車セット(105)によって12時間に1回転の速度もしくは24時間に1回転の速度のどちらかで駆動されるように構成されるとともに前記時表示部材と回転一体の時車セット(107)と、を含み、前記カレンダ機構(121)は、前記時車セット(107)によって駆動されるように構成された日付表示手段(123)と、前記日付表示手段によって駆動されるように構成された月表示器(125)と、を含み、前記日の出/日の入り表示手段は、地球儀を複製した球体(117)と、支持体と、前記支持体上で前記球体と同心円状に取り付けられるとともに地球の明暗境界線の位置を示すように構成されたリング(113a)と、を含み、前記球体(117)は、地球儀の極軸に対応する第1の軸に関して、24時間に1回転の割合で回転駆動されるように構成されており、前記リング(113a)は、さらに、前記球体の中心で前記第1の軸に直交する第2の軸に関して、前記球体(117)に対して枢転可能であるように前記支持体上に取り付けられており、前記日の出/日の入り表示手段は、さらに、赤道面に対する太陽の傾きを表すプロファイルを有するとともに1年に1回転の割合で回転駆動されるように構成された年周カム(111)と、前記カムと協働するように構成されたカム従動子と、前記カム従動子を前記リング(113a)に連結するように構成された第1の運動連鎖(112)と、を含み、前記リングで囲まれる平面は、赤道面に対する太陽の傾斜角に等しい角度を、前記第1の軸との間に形成する、時計において、
    前記時計ムーブメントは、24時間に1回転の割合で前記球体を駆動するために、前記時車セット(107)を前記球体(117)に連結する第2の運動連鎖(120)を含むことと、
    前記時計ムーブメントは、一方で、前記モーションワーク(106;8)とは独立に、前記時車セット(107;2,30,32)を1段ずつ回転させるように構成された手動操作可能な時刻変更機構(101)を有するとともに、他方で、夏時間/冬時間の修正による影響を受けることなく、24時間に1回転の割合での前記球体の駆動が可能であるように、夏時間から冬時間への変更もしくはその逆の変更のために前記時刻変更機構(101)によって前記時車セットを回転させるときに、前記第2の運動連鎖(120)を係合解除するように構成された係合解除機構(133)を有する、ことと、
    前記年周カム(111)は、第3の運動連鎖(118)を介して前記日付表示手段(123)によって駆動されるように構成されていること、を特徴とする時計。
  2. 前記時計ムーブメントは、前記モーションワーク(8;106)と噛合してモーションワーク時車と呼ばれる第1の時車(6)と、前記時車セット(2,30,32;107)と一体の時車と呼ばれる第2の時車(32)と、を有することと、
    前記夏時間/冬時間修正機構(101)は、係合解除可能な連結装置(12,20,36)を含み、前記連結装置は、前記第1の時車(6)と前記第2の時車(32)を、前記時表示部材(4)が1時間に進む距離に相当する角度で互いに離間して等距離にある複数の既定の相対角度位置のいずれかで回転一体化させるように構成されていること、を特徴とする、請求項1に記載の時計。
  3. 前記カレンダ機構(121)は、前記月表示器(125)を修正するための機構を含み、該機構は、修正後に前記月表示器と前記年周カムとの同期を維持するように、前記年周カム(111)の角度位置を同時に修正するように構成されている、ことを特徴とする、請求項1または2に記載の時計。
  4. 前記日付表示手段(123)は、日車を含むことと、
    前記第3の運動連鎖(118)は、前記日車と一体の16歯のカナと、前記16歯のカナに噛合した48歯の歯車であって、14歯の中間カナと一体の歯車と、を含み、前記中間カナは、前記年周カム(111)と一体の56歯の歯車に噛合していること、を特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の時計。
  5. 前記カレンダ機構(121)は、年次カレンダ機構または万年カレンダ機構であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の時計。
  6. 前記リング(113a)が取り付けられている前記支持体は、不動であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の時計。
  7. 季節変動を考慮した前記日の出/日の入り表示手段(115,109)は、地球儀を複製した前記球体(117)と同心円状に配置されたシェル(113)を含み、前記シェルは、夜間である地球儀の部分を昼間である他の部分から区分するように構成されている、ことと、
    前記シェルは、半球の全体形状を有するとともに、略円形のリムを有し、前記リムは、地球の明暗境界線の位置を示すように構成された前記リング(113a)を形成していること、を特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の時計。
  8. 前記第2の軸は、前記リング(113a)の直径と略同一線上にあることと、
    前記シェル(113)は、前記直径の両端を延長した2つのピボットを支持しており、前記2つのピボットは、前記支持体上で回転すること、を特徴とする、請求項7に記載の時計。
  9. 前記シェル(113)の前記リムは、前記2つのピボットの間の中間で、直径に関して相対する位置に配置された2つのノッチを有することを特徴とする、請求項8に記載の時計。
  10. 時計ムーブメントと、カレンダ機構(221)と、季節変動を考慮した日の出/日の入り表示手段(209,215)と、を備える時計であって、前記時計ムーブメントは、分車セット(205)と、モーションワーク(206)と、時表示部材と、前記モーションワーク(206)を介して前記分車セット(205)によって12時間に1回転の速度もしくは24時間に1回転の速度のどちらかで駆動されるように構成されるとともに前記時表示部材と回転一体の時車セット(207)と、を含み、前記カレンダ機構(221)は、前記時車セット(207)によって駆動されるように構成された日付表示手段(223)と、前記日付表示手段によって駆動されるように構成された月表示器(225)と、を含み、前記日の出/日の入り表示手段は、地球儀を複製した球体(217)と、支持体と、前記支持体上で前記球体と同心円状に取り付けられるとともに地球の明暗境界線の位置を示すように構成されたリング(213a)と、を含み、前記リング(213a)は、地球儀の極軸に対応する第1の軸に関して、24時間に1回転の割合で回転駆動されるように構成されており、前記リングは、さらに、前記球体の中心で前記第1の軸に直交する第2の軸に関して、前記球体(217)に対して枢転するように前記支持体上に取り付けられており、前記日の出/日の入り表示手段は、さらに、赤道面に対する太陽の傾きを表すプロファイルを有するとともに1年に1回転の割合で回転駆動されるように構成された年周カム(211)と、前記カムと協働するように構成されたカム従動子と、前記カム従動子を前記リング(213a)に連結するように構成された第1の運動連鎖(212)と、を含み、前記リングで囲まれる平面は、赤道面に対する太陽の傾斜角に等しい角度を、前記第1の軸との間に形成する、時計において、
    前記時計ムーブメントは、24時間に1回転の割合で前記リングを駆動するために、前記時車セット(207)を前記リング(213a)に連結する第2の運動連鎖(220)を含むことと、
    前記時計ムーブメントは、一方で、前記モーションワーク(206;8)とは独立に、前記時車セット(207;2,30,32)を1段ずつ回転させるように構成された手動操作可能な時刻変更機構(201)を有するとともに、他方で、夏時間/冬時間の修正による影響を受けることなく、24時間に1回転の割合での前記リングの駆動が可能であるように、夏時間から冬時間への変更もしくはその逆の変更のために前記時刻変更機構(201)によって前記時車セットを回転させるときに、前記第2の運動連鎖を係合解除するように構成された係合解除機構(233)を有する、ことと、
    前記年周カム(211)は、第3の運動連鎖(218)を介して前記日付表示手段(223)によって駆動されるように構成されていること、を特徴とする時計。
  11. 前記時計ムーブメントは、前記モーションワーク(8;206)と噛合してモーションワーク時車と呼ばれる第1の時車(6)と、前記時車セット(2,30,32;207)と一体の時車と呼ばれる第2の時車(32)と、を有することと、
    前記夏時間/冬時間修正機構(201)は、係合解除可能な連結装置(12,20,36)を含み、前記連結装置は、前記第1の時車(6)と前記第2の時車(32)を、前記時表示部材(4)が1時間に進む距離に相当する角度で互いに離間して等距離にある複数の既定の相対角度位置のいずれかで回転一体化させるように構成されていること、を特徴とする、請求項10に記載の時計。
  12. 前記カレンダ機構(221)は、前記月表示器(225)を修正するための機構を含み、該機構は、修正後に前記月表示器と前記年周カムとの同期を維持するように、前記年周カム(211)の角度位置を同時に修正するように構成されている、ことを特徴とする、請求項10または11に記載の時計。
  13. 前記日付表示手段(223)は、日車を含むことと、
    前記第3の運動連鎖(218)は、前記日車と一体の16歯のカナと、前記16歯のカナに噛合した48歯の歯車であって、14歯の中間カナと一体の歯車と、を含み、前記中間カナは、前記年周カム(211)と一体の56歯の歯車に噛合していること、を特徴とする、請求項10〜12のいずれかに記載の時計。
  14. 前記カレンダ機構(221)は、年次カレンダ機構または万年カレンダ機構であることを特徴とする、請求項10〜13のいずれかに記載の時計。
  15. 前記リング(213a)が取り付けられている前記支持体は、回転することと、
    前記第2の運動連鎖(220)は、前記時車セット(107)を前記回転支持体に連結する輪列を含むこと、を特徴とする、請求項10〜14のいずれかに記載の時計。
  16. 季節変動を考慮した前記日の出/日の入り表示手段(215,209)は、地球儀を複製した前記球体(217)と同心円状に配置されたシェル(213)を含み、前記シェルは、夜間である地球儀の部分を昼間である他の部分から区分するように構成されている、ことと、
    前記シェルは、半球の全体形状を有するとともに、略円形のリムを有し、前記リムは、地球の明暗境界線の位置を示すように構成された前記リング(213a)を形成していること、を特徴とする、請求項10〜15のいずれかに記載の時計。
  17. 前記第2の軸は、前記リング(213a)の直径と略同一線上にあることと、
    前記シェル(213)は、前記直径の両端を延長した2つのピボットを支持しており、前記2つのピボットは、前記支持体上で回転すること、を特徴とする、請求項16に記載の時計。
  18. 前記シェル(213)の前記リムは、前記2つのピボットの間の中間で、直径に関して相対する位置に配置された2つのノッチを有することを特徴とする、請求項17に記載の時計。
  19. 当該時計はウォッチであることを特徴とする、請求項1〜18のいずれかに記載の時計。
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