JP2018105657A - マーカ - Google Patents

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Abstract

【課題】 検出目的の像以外のノイズを抑制することが可能なマーカを提供する。
【解決手段】 本発明のマーカ100は、複数のレンズユニット102を有するレンズ本体101と、基板106とを含み、複数のレンズユニット102は、平面方向において連続的に配置され、レンズ本体101は、一方の表面側に、レンズ部103を有し、他方の表面側に、前記一方の表面側から検出可能な複数の被検出部105を有し、基板106上に、レンズ本体101が配置され、基板106のレンズ本体101側表面と、レンズ本体101の基板106側表面との間に、非散乱層108を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マーカに関する。
拡張現実感(Augmented Reality、以下、「AR」ともいう)およびロボティクス等の分野において、物体の位置および姿勢等を認識するために、いわゆる視認マーカが使用されている。前記マーカとしては、例えば、黒の縞模様の上に、レンチキュラレンズが配置されたマーカが報告されている(特許文献1)。
前記レンチキュラレンズは、一般に、円柱を軸方向に分割したシリンドリカルレンズが、前記軸方向が平行となるように連続して配置されたレンズ体である。そして、前記マーカは、前記軸方向に伸びる凸部を有するシリンドリカルレンズが、その軸方向と前記縞模様の黒線方向とが平行となり、かつ、そのピッチが、レンチキュラレンズのピッチと異なるように、前記縞模様の上に配置されて、形成されている。このような構造により、前記マーカを、前記レンチキュラレンズの凸部側から、カメラ等により視認すると、その視覚方向によって、前記レンチキュラレンズに投影される前記模様の像が移動または変形して検出される。このため、検出される像により、視認方向がわかり、前述のように、物体の位置および姿勢等を認識することが可能となる。
特開2012−145559号公報
しかしながら、前記マーカに現れる像を確認した場合に、検出目的の像の他に、異なる部位にゴーストの像がノイズとして検出される場合がある。ゴーストの像は、例えば、検出目的の像よりも薄い色ではあるが、検出機器等を用いて光学的に検出を行う場合、これがノイズとなって、検出精度の低下につながるおそれがある。
そこで、本発明は、検出目的の像以外のノイズを抑制することが可能なマーカを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のマーカは、
複数のレンズユニットを有するレンズ本体と、基板とを含み、
前記複数のレンズユニットは、平面方向において連続的に配置され、
前記レンズ本体は、一方の表面側に、レンズ部を有し、他方の表面側に、前記一方の表面側から検出可能な複数の被検出部を有し、
前記基板上に、前記レンズ本体が配置され、
前記基板のレンズ本体側表面と、前記レンズ本体の前記基板側表面との間に、非散乱層を有することを特徴とする。
本発明のマーカは、前記レンズ本体と前記基板との間に非散乱層を有することによって、前述のようなノイズとなるゴーストの像の発生の抑制またはゴーストの像の色の濃さ(彩度)を下げることが可能になる。このため、本発明のマーカによれば、より検出精度を向上することができる。
図1は、実施形態1のマーカの一例を示す概略図であり、(A)は、前記マーカの上面図であり、(B)は、前記マーカの下面図であり、(C)は、前記(A)のI−I方向から見たマーカの断面図である。 図2は、実施形態1のマーカにおける被検出部の位置の一例を示す断面図である。 図3は、実施例1の結果であり、各マーカについて、検出目的のラインと、ゴーストのラインの発生を確認した写真である。
本発明のマーカにおいて、例えば、前記レンズ本体は、前記他方の表面側に、複数の凹部を有し、前記各凹部は、その内部に、前記被検出部として着色膜を有する。
本発明のマーカにおいて、例えば、前記非散乱層は、空気層、水層、および透明部材層からなる群から選択された少なくとも一つである。
本発明のマーカにおいて、例えば、前記透明部材層は、透明樹脂層である。
本発明のマーカにおいて、例えば、前記非散乱層の厚みは、前記レンズユニットの焦点距離の1倍以上の厚みである。
本発明のマーカにおいて、例えば、前記非散乱層の厚みは、前記レンズユニットの焦点距離の2倍以上の厚みである。
本発明のマーカにおいて、例えば、前記レンズユニットは、シリンドリカルレンズである。
本発明のマーカにおいて、例えば、前記レンズ本体は、前記複数のレンズユニットの一体成形品である。
本発明のマーカにおいて、例えば、前記レンズ本体は、射出成形品である。
つぎに、本発明の実施形態について、図を用いて説明する。本発明は、下記の実施形態によって何ら限定および制限されない。各図において、同一箇所には同一符号を付している。なお、図においては、説明の便宜上、各部の構造は、適宜、簡略化して示す場合があり、各部の寸法比等は、図の条件には制限されない。
[実施形態1]
実施形態1は、本発明のマーカの例である。図1に、本実施形態のマーカの一例を示す。図1(A)は、マーカ100の上面図であり、図1(B)は、マーカ100の下面図であり、図1(C)は、図1(A)のI−I方向から見たマーカ100の断面図である。図1において、(A)〜(C)は、いずれも左右方向は同じになるように示している。
図1に示すように、マーカ100は、レンズ本体101と基板106とスペーサ107とを有し、レンズ本体101と基板106とは、スペーサ107を介して、積層されている。マーカ100は、例えば、平面方向における外周付近にスペーサ107を有することによって、レンズ本体101と基板106との間に、非散乱層108となる空隙を有する。
レンズ本体101は、複数のレンズユニット102を有し、複数のレンズユニット102は、平面方向において連続的に配置されている。複数のレンズユニット102が配置されている方向を、配置方向または幅方向といい、図1において、矢印Xで示す。説明の便宜上、図1において、配置方向Xは、左方向を上流といい、右方向を下流という。マーカ100について、平面方向における配置方向Xに対する垂直方向を、長さ方向といい、図1(A)において、矢印Yで示し、配置方向(幅方向)Xと長さ方向Yとに対する垂直方向を、厚み方向といい、図1(C)において、矢印Zで示す。
レンズユニット102は、それぞれ、レンズ本体110の一方の表面側、すなわち、図1(C)における上方向の表面(上面)側に、配置方向Xに向かって、表面からの光を集光するレンズ部103を有する。レンズ本体110は、レンズ本体110の他方の表面側、すなわち、図1(C)における下方向の表面(下面または裏面)側に、複数の被検出部105を有する。
本発明において、前記レンズ部とは、表面からの光を集める機能(集光機能)を有する面であることを意味する。レンズユニット102におけるレンズ部103は、その表面が、凸状の曲面である。レンズ部103の表面の形状は、例えば、厚み方向Zの断面における表面形状であり、具体的には、配置方向(幅方向)Xに沿った厚み方向Zの断面における表面形状である。
レンズ部103は、光を集光できればよく、例えば、前記曲面の曲率は、特に制限されない。レンズ部103において、厚み方向の断面における前記曲面は、その曲率半径(R)が、例えば、レンズ部103の頂点から、隣り合う上流側および下流側のレンズユニット102に向かうにつれて、曲率半径が大きくなる。前記曲率半径(R)は、例えば、連続的に大きくなってもよいし、断続的に大きくなってもよい。レンズ部103の頂点の曲率半径は、例えば、0.25〜1mmである。
レンズユニット102は、例えば、シリンドリカルレンズであり、この場合、レンズ本体101は、例えば、レンチキュラレンズともいう。
レンズユニット102の幅方向Xの長さは、例えば、1000μm、500μm、400μmである。
レンズユニット102は、例えば、それぞれ、レンズ本体101の一方の表面側(上面側)において、レンズ部の表面(レンズ面ともいう)の形状および大きさが、同一である。本発明において、「同一」とは、例えば、完全同一の他に、同様の機能を奏する範囲で、略同一の意味も含む。
レンズ本体101は、例えば、別個に調製された複数のレンズユニット102を連結することで形成してもよいし、複数のレンズユニット102の一体成形品でもよい。レンズ本体101は、例えば、射出成形品であり、特に、前記一体成形品の場合、射出成形品であることが好ましい。レンズ本体101において、レンズユニット102は、隣り合うレンズユニット102と隙間なく連結していることが好ましい。
レンズ本体101は、例えば、透光性部材である。前記透光性部材は、特に制限されず、例えば、樹脂およびガラス等があげられる。前記樹脂は、例えば、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)等のアクリル樹脂、シクロオレフィンポリマー(COP)、シクロオレフィンコポリマー(COC)等があげられる。
マーカ100の大きさは、特に制限されず、例えば、レンズユニット102の数、その用途等に応じて、適宜決定できる。マーカ100のレンズ本体110において、レンズユニット102により構成される領域の大きさは、例えば、幅方向Xの長さ(幅)が、例えば、110mm、20mmであり、長さ方向Yの長さが、例えば、25mm、5mmであり、厚み方向Zの長さ(厚み)が、例えば、1mm、0.6mm、1.7mmである。
図1において、レンズ本体101のレンズユニット102の数は、8個であるが、これは例示であって、本発明は、これには限定されない。レンズ本体101におけるレンズユニット102の数は、特に制限されず、例えば、221個、101個、51個である。
レンズユニット102の大きさは、特に制限されず、例えば、レンズユニット102の数、マーカ100の用途等に応じて、適宜決定できる。レンズユニット102は、幅方向Xの長さ(幅)が、例えば、1000μm、500μm、400μmである。レンズユニット102は、例えば、長さ方向Yの長さが、例えば、25mm、5mmである。レンズユニット102は、厚み方向Zにおける全体の長さ(厚み)が、例えば、1mm、0.6mmである。
本発明において、「複数のレンズユニットのピッチ」とは、隣り合うレンズユニット間のピッチを意味する。前記隣り合うレンズユニット102の各ピッチは、同じでもよいし異なってもよく、好ましくは同じである。
前記隣り合うレンズユニット102間のピッチは、例えば、隣り合うレンズユニット102のレンズ部103の頂点間の距離(稜線間の距離)である。レンズ部103の頂点とは、例えば、厚み方向において、最も高い部位であり、レンズ部103の稜線とは、例えば、厚み方向の断面において、最も高い部位であり、且つ、長さ方向Yに伸びる直線である。前記隣り合うレンズユニット102間のピッチは、例えば、レンズユニット102の幅と同様である。
レンズ本体101は、前述のように、レンズ本体101の他方の表面側、すなわち、図1(C)における下方向の表面(下面)側に、複数の被検出部105を有する。図1(C)において、被検出部105は、レンズ本体101の長さ方向Yに沿って伸びる線であり、複数の線により、縞模様が形成されている。複数の被検出部105は、例えば、光学的に検出可能な像として、レンズ本体101の上面側に投影され、光学的に検出できる。
被検出部105は、例えば、レンズ本体101の他方の表面(下面)の露出面を基準として、レンズ本体101の内部側に位置するように配置されている。具体的には、図1(C)に示すように、例えば、レンズ本体101の他方の表面は、凹部104を有し、凹部104内に被検出部105が配置されている。
レンズ本体101において、凹部104の大きさ、形状等は、例えば、被検出部105に応じて適宜設定できる。凹部104の深さ、つまり凹部104の内部における厚み方向Zの長さは、特に制限されず、例えば、5〜30μmである。
被検出部105の幅方向Xの長さ(幅)は、特に制限されず、例えば、20〜50μmmであり、被検出部105の厚み方向Zの長さ(厚み)は、特に制限されず、例えば、1〜10μmである。被検出部105の厚みは、例えば、凹部104の深さよりも短い。この場合、被検出部105の基板106側表面は、例えば、レンズ本体101の他方の表面(下面)の露出面を基準として、前記露出面よりレンズ本体101の内部側に位置しているともいえる。
レンズ本体101において、厚み方向における被検出部105の位置は、特に制限されない。被検出部105は、例えば、厚み方向(Z方向)において、レンズ部103の焦点よりも上方向(レンズ部103の上の表面側の方向)に配置している。この形態を、図2の概略図に示す。図2は、図1のマーカ100におけるレンズ本体101であって、レンズ部102を抜き出して示す断面図である。図2に示すように、レンズ部102から入る光を点線で示し、それらの交点を焦点とした場合、被検出部105は、厚み方向において、レンズ部103の焦点よりも上方向に配置されている形態があげられる。
被検出部105の幅は、例えば、隣り合うレンズユニット102間のピッチに応じて、適宜決定できる。被検出部105の幅と、レンズユニット102間のピッチの幅との比は、例えば、1:200〜1:5である。被検出部105の幅は、レンズユニット102間のピッチに対して、相対的に大きく設定することによって、例えば、検出される像のコントラストを相対的に大きくでき、相対的に小さく設定することによって、例えば、被検出部の感度を、より向上させることができる。
本発明において、「複数の被検出部のピッチ」とは、隣り合う被検出部105間のピッチを意味する。前記複数の被検出部105において、隣り合う被検出部105の各ピッチは、同じでもよいし異なってもよく、好ましくは同じである。マーカ100において、例えば、前記配列方向における「複数の被検出部のピッチ」は、前記配列方向における「複数のレンズユニットのピッチ」とは、異なる。
前記隣り合う被検出部105間のピッチは、例えば、幅方向Xにおいて、隣り合う被検出部105の中心間の距離である。被検出部105の中心とは、例えば、幅方向Xの中点であり、且つ、長さ方向Yとの中点である。
隣り合う被検出部105の距離は、例えば、レンズユニット102の幅と異なる。隣り合う被検出部105の距離は、例えば、レンズユニット102の幅より短くてもよいし、レンズユニット102の幅より長くてもよい。
被検出部105は、光学的に検出できればよく、例えば、着色膜があげられる。前記着色膜の色は、特に制限されず、例えば、黒である。前記着色膜は、例えば、塗膜であり、塗料により形成できる。前記塗料は、特に制限されず、例えば、液体塗料でもよいし、粉体塗料でもよい。前記塗料は、例えば、塗布および/または固化することによって、前記塗膜を形成できる。前記塗布方法は、例えば、スプレー塗布、スクリーン印刷等があげられる。前記固化方法は、例えば、前記液体塗料の乾燥、前記塗料中の硬化成分(例えば、ラジカル重量性化合物等)の硬化、前記粉末塗料の焼き付け等があげられる。
被検出部105は、例えば、光学的に区別可能であればよい。光学的に区別可能とは、例えば、被検出部105が、それ以外の領域と比較して、光学的に有意な差をもって検出できることを意味する。光学的に有意な差とは、例えば、光学的な特性について有意な差を有していることを意味する。前記光学的な特性とは、例えば、明度、彩度、色相等の色合い、輝度等の光の強さ等があげられる。前記光学的な有意な差は、例えば、目視で確認可能な差でもよいし、カメラ等の光学的な検出装置で確認可能な差でもよい。また、被検出部105が、例えば、蛍光を発する場合、UVランプの照射等の操作によって、確認可能な差でもよい。
被検出部105により形成される模様は、何ら制限されない。前記模様が、例えば、前記縞模様の場合、縞模様を形成する色の濃さは、例えば、同じでもよいし、濃淡であってもよい。
図1(C)に示すように、レンズ本体101は、スペーサ107を介して、基板106上に配置されている。基板106は、特に制限されず、例えば、樹脂部材またはガラス部材等があげられる。基板106は、例えば、レンズ本体101側の表面が、レンズ本体101の被検出部105の色を光学的に区別できる色であることが好ましい。具体例として、被検出部105が黒色の場合、基板106のレンズ本体101側の表面は、例えば、白色である。基板106のレンズ本体101側の表面は、例えば、模様と有しても、無模様でもよく、前者の場合は、被検出部105の検出に影響を与えない範囲での模様であることが好ましく、より好ましくは無模様である。
前記樹脂部材としては、例えば、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)等のアクリル樹脂、シクロオレフィンポリマー(COP)、シクロオレフィンコポリマー(COC)等があげられる。基板106のレンズ本体101側表面の色は、例えば、着色した樹脂またはガラスで基板を成形することにより着色してもよいし、無色の樹脂またはガラスで基板を成形した後、基板表面を着色剤により着色してもよい。
マーカ100において、レンズ本体101は、スペーサ107を介して、基板106の上に配置されている。このため、例えば、基板106のレンズ本体101側表面が白色であり、被検出部105が黒色の場合、レンズ本体101の上面から入射した光のうち、被検出部105に到達した光は、黒色の被検出部105に吸収され、それ以外の光は、レンズ本体101を透過して、基板106の表面で反射する。このため、レンズ本体101の上面には、基板106の白色の背景上に、被検出部105の像(例えば、黒色の線)が投影される。基板106は、例えば、反射板ということもできる。
基板106の大きさは、特に制限されず、その平面は、例えば、レンズ本体101と同様である。基板106の厚み方向Xの厚みは、特に制限されない。
本発明のマーカは、前記基板上に、前記レンズ本体が配置され、前記基板のレンズ本体側表面と、前記レンズ本体の前記基板側表面との間に、非散乱層を有する。前記非散乱層は、例えば、実質的に光を散乱しない層であればよい。
図1(C)は、基板106上に、スペーサ107を介して、レンズ本体101を積層することによって、基板106とレンズ本体101との間に非散乱層108を有する形態である。
非散乱層108の種類は、特に制限されず、例えば、空気層、水層、透明部材層等があげられる。前記透明部材層としては、例えば、PMMA(ポリメタクリル酸メチル)、PC(ポリカーボネート)、COC(シクロオレフィンコポリマー)およびシリコーン等の透明樹脂層等があげられる。非散乱層108が空気層の場合、例えば、基板106とレンズ本体101との間の空隙が非散乱層108となる。非散乱層108が水相の場合、例えば、基板106とレンズ本体101との間の空隙に水を注入することで、非散乱層108を形成できる。また、非散乱層108が透明部材層の場合、例えば、前記透明部材層を介して、基板106とレンズ本体101とを積層してもよく、この場合、図1(C)において、例えば、スペーサ107はあってもよいし、省略してもよい。
非散乱層108の厚み方向Zの高さ(厚み)Wは、特に制限されない。非散乱層108の厚みWは、例えば、レンズユニット102の焦点距離(fl)を基準に設定することができる。非散乱層108の高さWの下限は、例えば、レンズユニット102の焦点距離に対して、0.4倍以上、0.8倍以上、1.2倍以上、2倍以上、4倍以上、6倍以上、8倍以上の高さである。また、非散乱層108の高さWの上限は、例えば、ノイズの抑制の点から、特に制限されず、製品の厚みの点から、例えば、8倍以下、6倍以下の高さである。レンズユニット102の焦点距離は、例えば、レンズユニット102の厚み方向Zの厚み、レンズ部103の大きさおよび曲率、レンズユニット102の材質等から、技術常識に基づいて既知の方法により算出できる。
非散乱層108の厚みWは、例えば、レンズユニット102のレンズ厚(t)を基準に設定することもできる。非散乱層108の高さWの下限は、例えば、レンズユニット102のレンズ厚に対して、0.25倍以上、0.5倍以上、0.75倍以上、1.25倍以上、2.5倍以上、3.75倍以上、5倍以上の高さである。また、非散乱層108の高さWの上限は、例えば、ノイズの抑制の点からは特に制限されず、製品の厚みの点から、例えば、5倍以下、3.75倍以下の高さである。レンズユニット102のレンズ厚は、例えば、レンズユニット102のレンズ部103の頂点を通る法線の厚みである。
スペーサ107は、特に制限されず、基板106とレンズ本体101との間に介在できるものであればよい。スペーサ107としては、特に制限されず、例えば、前述のような樹脂部材またはガラス部材等があげられる。スペーサ107は、例えば、レンズ本体101と一体化された一体化物として、これが基板106に配置されてもよいし、基板106と一体化された一体化物として、これにレンズ本体が配置されてもよい。また、スペーサ107は、例えば、レンズ本体101および基板106とは別個の部材であり、これを介して、基板106上にレンズ本体101が配置されてもよい。
スペーサ107の配置領域は、特に制限されず、例えば、レンズ本体101におけるレンズユニット102による被検出部の検出に影響を与えない部位である。具体例として、基板106とレンズ本体101との間であって、複数のレンズユニット102の配置領域の外側であることが好ましい。スペーサ107は、例えば、複数のレンズユニット102の配置領域の全周にわたって配置されてもよいし、前記全周において部分的に配置されてもよい。図1のマーカ100の場合、例えば、スペーサ107は、レンズユニット102の配置領域の全周、すなわち、レンズ本体101の外周に配置されてもよい。
スペーサ107の厚み方向Zの長さ(厚み)は、特に制限されず、例えば、前述の非散乱層108の厚みに応じて適宜設定でき、非散乱層108の厚みと同様である。
本発明のマーカにおいて、各部位の大きさは特に制限されない。本発明のマーカにおいて、各部位の大きさは、例えば、前記レンズユニットの大きさを設定することによって、適宜設定することができる。
前記二次元パターンコードは、特に制限されず、例えば、ARマーカ、QRマーカ等があげられる。ARマーカは、例えば、ARToolKit、ARTag、CyberCode、ARToolKitPlus等があげられる。前記二次元パターンは、例えば、本発明のマーカにおける基板に配置されてもよいし、さらに、メインとなる基板を有し、この基板上に、前記二次元パターンコードおよび本発明のマーカが配置されてもよい。
図1に示すマーカを作製し、ゴーストのラインの抑制を確認した。
下記条件のレンズ本体101と白色の基板106を準備した。また、スペーサ107として、シート(厚み0.175mm)を準備した。そして、基板106の外周に、前記シートn枚(n=1、2、3、4、10、15、20)をスペーサとして配置し、さらに、レンズ本体101を積層することで、マーカ100を作製した。マーカ100において、スペーサ107の厚みが、非反射層108の厚みであり、本実施例において非反射層は空気層とした。また、比較例として、スペーサ107を介在させずに、基板106上にレンズ本体101を直接配置したマーカを作製した。
各マーカについて、暗室内において、平面に対する法線方向から光を照射して、レンズ部に投影される像を確認した。光照射は、マーカ100の表面と光源との距離(光照射距離)は、120cmとし、光源は、LEDスポットライトを使用した。
これらの結果を、図3に示す。図3に示すように、基板106上に直接レンズ本体101を配置した比較例のマーカは、検出目的の濃いラインの右側に、ノイズとなるゴーストのラインが現れ、特に左半分の領域全体の背景が、黒っぽくなった。これに対して、基板106とレンズ本体101との間にスペーサ107を介在させて非散乱層108を設けた実施例のマーカは、いずれも、検出目的のラインは変化することなく、且つ、比較例と比べてゴーストのラインを薄くすることができた。また、実施例のマーカは、いずれも、比較例のように、背景が黒っぽくなることも抑制された。特に、非散乱層108の高さについて、レンズユニット102の焦点距離に対する倍率を上げていくほど、ゴーストのラインは薄くなり、焦点距離flの2倍以上とすることで、ゴーストのラインを、検出目的のラインよりも十分に薄くすることができた。
これらの結果から、基板106とレンズ本体101との間に、非散乱層を設けることで、検出目的以外のゴーストのラインを抑制できることがわかった。
以上のように、本発明のマーカは、前記レンズ本体と前記基板との間に非散乱層を有することによって、前述のようなノイズとなるゴーストの像の発生の抑制またはゴーストの像の色の濃さ(彩度)を下げることが可能になる。このため、本発明のマーカによれば、より検出精度を向上することができる。
100 マーカ
101 レンズ本体
102 レンズユニット
103 レンズ部
104 凹部
105 被検出部
106 基板
107 スペーサ
108 非散乱層

Claims (9)

  1. 複数のレンズユニットを有するレンズ本体と、基板とを含み、
    前記複数のレンズユニットは、平面方向において連続的に配置され、
    前記レンズ本体は、一方の表面側に、レンズ部を有し、他方の表面側に、前記一方の表面側から検出可能な複数の被検出部を有し、
    前記基板上に、前記レンズ本体が配置され、
    前記基板のレンズ本体側表面と、前記レンズ本体の前記基板側表面との間に、非散乱層を有することを特徴とするマーカ。
  2. 前記レンズ本体は、前記他方の表面側に、複数の凹部を有し、
    前記各凹部は、その内部に、前記被検出部として着色膜を有する、請求項1記載のマーカ。
  3. 前記非散乱層は、空気層、水層、および透明部材層からなる群から選択された少なくとも一つである、請求項1または2記載のマーカ。
  4. 前記透明部材層は、透明樹脂層である、請求項3記載のマーカ。
  5. 前記非散乱層の厚みは、前記レンズユニットの焦点距離の0.4倍以上の厚みである、請求項1から4のいずれか一項に記載のマーカ。
  6. 前記非散乱層の厚みは、前記レンズユニットの焦点距離の2倍以上の厚みである、請求項5記載のマーカ。
  7. 前記レンズユニットは、シリンドリカルレンズである、請求項1から6のいずれか一項に記載のマーカ。
  8. 前記レンズ本体は、前記複数のレンズユニットの一体成形品である、請求項1から7のいずれか一項に記載のマーカ。
  9. 前記レンズ本体は、射出成形品である、請求項1から8のいずれか一項に記載のマーカ。
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