JP2018104978A - 小便器 - Google Patents

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【課題】小便の前方への跳ね返りが抑制され、かつ小便受部の側壁部の内面が汚れ難い小便器を提供する。【解決手段】小便器1は、小便受部3を備えている。小便受部3は、後壁部31と、後壁部31の左右両端部から前方に向かってそれぞれ延び出た一対の側壁部32,33とを有している。後壁部31は、後壁部31の左右方向の中間部から前方に向かって突出した突出部39を有している。一対の側壁部32,33の各々の内面37,38は、撥水性を有している。【選択図】図1

Description

本発明は小便器に関する。
特許文献1には男性用の小便器が開示されている。この小便器の正面には、小便が衝突する衝突面が位置している。衝突面には前方に向かって突出した稜部が形成されている。稜部の水平断面形状は、小便器における下部から上部に向かって、二等辺三角形から、二等辺三角形が二つ重なった形状に変化している。この小便器にあっては、小便が稜部の左右の斜面に前方から当たったときの衝突角度が小さくなるため、小便が前方に跳ね返り難く、利用者の衣服や靴等が汚れ難い。
特開2010−47929号公報
ところで、小便受部の後壁部に、前述した稜部のような前方に突出する突出部が形成された場合、小便は突出部に当たった後、後壁部の前面に沿って外側方(突出部から離れる側方)に向かって流れやすい。このように後壁部の前面に沿って外側方に流れた小便は、小便受部の側壁部に至りやすい。このため、側壁部の内面は、小便によって汚れやすくなる。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、小便の前方への跳ね返りが抑制され、かつ小便受部の側壁部の内面が汚れ難い小便器を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明に係る一態様の小便器は、以下に示す特徴を有している。小便器は小便受部を備えている。前記小便受部は、後壁部と、前記後壁部の左右両端部から前方に向かってそれぞれ延び出た一対の側壁部とを有している。前記後壁部は、前記後壁部の左右方向の中間部から前方に向かって突出した突出部を有している。前記一対の側壁部の各々の内面は、撥水性を有している。
本発明に係る一態様の小便器は、小便の前方への跳ね返りが抑制され、かつ小便受部の側壁部の内面が汚れ難い。
図1は、本発明の一実施形態に係る小便器の設置状態を示した正面図である。 図2は、図1のA−A線断面図である。 図3は、図1のB−B線断面図である。 図4は、図3のC部拡大図である。 図5は、変形例1の小便器の設置状態を示した縦断面図である。 図6は、変形例2の小便器の設置状態を示した縦断面図である。 図7は、同上の小便器の利用状態を示した正面図である。 図8は、変形例3の小便器の設置状態を示した正面図である。
以下に示す実施形態は、小便器に関し、詳しくは、小便受部の後壁部に、前方に向かって突出した突出部が形成された小便器に関する。
(実施形態)
図1に示す本実施形態の小便器1は、小便専用のストール小便器であって、床90に設置される便器本体2を備えている。本実施形態の便器本体2は合成樹脂製であって、全体が一体に形成されている。便器本体2の材料としては、例えばアクリル樹脂が用いられる。
便器本体2は窪んだ小便受部3を備えている。本実施形態の小便受部3は、便器本体2の一部であり、合成樹脂製である。小便受部3は、便器本体2において床90に立った利用者91(図2参照)の小便を受ける部分である。
以下、小便器1について設置状態における便器本体2の方向を基準として説明する。具体的には、便器本体2において小便受部3の開口縁が位置する側を小便器1の前方と定め、前方から便器本体2を見て左側を左方とする。すなわち、利用者91は、便器本体2の前方に立った状態で、小便器1を利用する。
図1及び図2に示すように、小便受部3は、底部30と、後壁部31と、左右一対の側壁部32,33と、天井部34とを有している。底部30、後壁部31、左右一対の側壁部32,33及び天井部34は、一体に形成されている。
図2に示すように、本実施形態の底部30は、上方に開口した椀状に形成されている。底部30の下端部には、小便受部3に流れ込んだ洗浄水及び小便を小便受部3から排出するための排出口35が形成されている。
底部30の後端部の上端部は、後壁部31の下端部に繋がっている。底部30の左右両端部の上端部は、左右一対の側壁部32,33の下端部にそれぞれ繋がっている。
後壁部31は、底部30の後端部から上方に向かって延び出ている。後壁部31の前面36は、便器本体2の前方に立った利用者91に対向する面である。以下、後壁部31の前面36を対向面36という。
一対の側壁部32,33は、底部30の左右両端部から上方に向かってそれぞれ突出している。一対の側壁部32,33の後端部同士は、後壁部31を介して繋がっており、一対の側壁部32,33は、後壁部31の左右両端部から前方に向かってそれぞれ延び出ている。
本実施形態の各側壁部32,33は、図2に示すように、底部30の後部から上方に延び出ており、底部30の前部に対応する部分には形成されていない。このため、底部30の前部は、一対の側壁部32,33よりも前方に突出している。
後壁部31の上端部は、天井部34の後端部に繋がっている。一対の側壁部32,33の上端部は、天井部34の左右の側端部にそれぞれ繋がっている。天井部34は、後壁部31の上端部から前方に向かって突出している。
小便受部3の内面は、底部30の上面、後壁部31の前面36(対向面36)、各側壁部32,33の内面37,38(図3参照)及び天井部34の下面で構成されている。ここで、各側壁部32,33の内面37,38とは、左の側壁部32にあっては、小便受部3の内側に臨んだ右側面であり、右の側壁部33にあっては、小便受部3の内側に臨んだ左側面である。
本実施形態の対向面36は、下端に近い部分ほど後方に位置している。具体的に後壁部31は、底部30の後端部から前斜め上方に向かって延び出ており、対向面36は、下端に近い部分ほど後方に位置するように鉛直方向に対して傾斜している。このため、利用者91が小便をしたときには、対向面36が鉛直方向と平行である場合と比較して、小便が対向面36に対して衝突する角度θ1が、大きくなりやすく、対向面36に当たった小便は、前方に跳ね返り難い。
図1に示すように、小便器1は、洗浄水を小便受部3の内面に供給する吐水部5をさらに備えている。本実施形態の吐水部5は、後壁部31の上端部に設けられており、後壁部31の左右方向における中央部に位置している。吐水部5は、例えばスプレッダーである。吐水部5は、洗浄水を対向面36に沿うように下方に向かって吐出する。
図1〜図3に示すように、後壁部31は、前方に向かって突出した突出部39を有している。本実施形態では、後壁部31の左右方向の中間部に、上下方向に一直線状に延びた突条が形成されており、この突条により突出部39が構成されている。ここで、後壁部31の左右方向の中間部とは、後壁部31の左右の端部を除く部分であって、後壁部31の左右方向における中心だけでなく、後壁部31の左右方向における中心から左右に外れた位置も含まれる。本実施形態の突出部39は、後壁部31おける左右方向の中心に形成されている。本実施形態の突出部39は、後壁部31の上端部から下端部まで連続して延びている。
利用者91が小便をするとき、突出部39(特に突出部39の前端)は、利用者91にとって小便を当てる目標(的)になりやすい。このため、小便受部3においては、後壁部31の突出部39に小便が当たりやすい。
図4に示すように、本実施形態の突出部39は、左右対称形状である。本実施形態の突出部39の水平断面形状は、前端に近い部分ほど左右幅が小さくなる三角形状である。突出部39の左右の側面40,41の各々は、後端に近い部分ほど左右方向において突出部39の外側に位置するように、前後方向に対して傾斜している。このため、前方から側面40,41に対して小便が当たったときには、図4に示すように、小便が側面40,41に対して衝突したときの衝突角度θ2が、小さくなりやすい。従って、突出部39に当たった小便は、前方に跳ね返り難くなる。
図2に示すように、本実施形態の突出部39は、その長手方向が対向面36に沿うように下端に近い部分ほど後方に位置するよう鉛直方向に対して傾斜している。このため、利用者91が小便をしたときには、突出部39の長手方向が、鉛直方向と平行である場合と比較して、突出部39に当たった小便が、前方に跳ね返り難くなる。
以下では、図3に示すように、後壁部31において、突出部39よりも左側の部分42を左側部分42といい、突出部39よりも右側の部分43を右側部分43という。左側部分42の前面44及び右側部分43の前面45の各々は、左右方向において突出部39に近い部分ほど前方に位置している。すなわち、本実施形態の対向面36は、突出部39と、突出部39以外の部分とで、前方に向かって2段階で突出している。
具体的に左側部分42の前面44は、突出部39が位置する右端に近い部分ほど前方に位置するように左右方向に対して傾斜している。また、右側部分43の前面45は、突出部39が位置する左端に近い部分ほど前方に位置するように左右方向に対して傾斜している。
このため、左側部分42及び右側部分43の各々の前面44,45に、前方から小便が当たったときには、前面44,45が左右方向と平行である場合と比較して、図4に示す小便の衝突角度θ3が小さくなりやすい。従って、小便が右側部分43及び左側部分42の各々に当たったときには、小便が前方に跳ね返り難い。
図3に示すように、一対の側壁部32,33のうち、左の側壁部32の内面37の後端は、左側部分42の前面44を介して、突出部39の左の側面40の後端に繋がっている。また、右の側壁部33の内面38の後端は、右側部分43の前面45を介して突出部39の右の側面41の後端に繋がっている。
本実施形態の各側壁部32,33の内面37,38は、水平断面において、前端に近い部分ほど左右方向の外側に位置している。また、本実施形態の各側壁部32,33の内面37,38は、水平断面において、左右方向の外側(突出部39側とは反対側)に膨らんだ弧状の曲面である。
例えば、小便が左側部分42の前面44に沿って左方に流れた場合、小便が左の側壁部32の内面37に勢いよく当たって跳ね返り、飛散する可能性がある。ここで、側壁部32の内面37の形状が、前述したように、前端に近い部分ほど左右方向の外側に位置するような形状であると、内面37が左右方向に対して直交する面である場合と比較して、内面37に至った小便が、跳ね返り難くなる。
各側壁部32,33の内面37,38は、その全体が撥水性を有している。ここで、「撥水性」を有するとは、水の接触角が70°以上であることを意味する。本実施形態では、小便器1の全体が撥水性を有する合成樹脂材料から形成されており、小便受部3の内面は、全体に亘って撥水性を有している。
内面37,38が撥水性を有するため、突出部39に当たった小便が、対向面36に沿って外側方(突出部39から離れる方向)に流れて各側壁部32,33の内面37,38に至っても、各側壁部32,33の内面37,38はこの小便によって汚れ難い。
また、このように各側壁部32,33の内面37,38は、汚れ難いため、小便器1を、図1に示す吐水部5から吐出される洗浄水が、各側壁部32,33の内面37,38に流れないように構成することもできる。この場合、対向面36及び内面37,38のうち、対向面36にのみ洗浄水が流れるため、吐水部5から吐出される洗浄水の量を少なくしたり、汚れやすい対向面36に多くの洗浄水を供給して対向面36を綺麗に洗浄したりすることができる。
(変形例)
以下、変形例1〜3について順に説明する。なお、以下の変形例1〜3の説明では、前記実施形態と共通する構成については同一の符号を付して説明を省略する。
(変形例1)
まず変形例1について説明する。図5に示す本変形例の小便器1は、小便受部3の底部30が、突出部39に連続した突条部46を有している。突条部46は底部30後部の内面における左右方向における中間部(詳しくは中心部)に形成されており、前後方向に延びている。突条部46は底部30の内面に形成されており、底部46の内側に向かって突出している。
図示は省略するが、本変形例における突条部46の長手方向と直交する断面形状は、突出部39の長手方向と直交する断面形状と同じであり、突出先端に近い部分ほど左右幅が小さくなる三角形状である。
このように底部30に突出部39を延長した突条部46が形成されることで、小便排出時の終盤において小便の飛距離が短くなる等して、小便が底部30に落下した場合に、この小便が突条部46の左右の側面に当たることで、当該小便の跳ね返りが抑制される。
また、本変形例1では、底部30の前部にも、前後方向に延びた突条部47が形成されている。突条部47は、底部30前部の左右方向における中間部に形成されており、突条部46の延長線上に位置している。突条部47は底部30の内面に形成されており、底部30の内側に向かって突出している。図示は省略するが、本変形例における突条部47の長手方向と直交する断面形状も、突出部39の長手方向と直交する断面形状と同じであり、突出先端に近い部分ほど左右幅が小さくなる三角形状である。本変形例では、小便が突条部47の左右の側面に当たることでも、小便の跳ね返りが抑制される。
(変形例2)
次に変形例2について説明する。図6に示す本変形例の小便器1は、突出部39の後方から突出部39を通して突出部39の前方に光を出す光源6をさらに備えている。
本変形例の小便器1は、後壁部31において、突出部39と、この突出部39の後方部分とで構成された部分48が、前後方向に光を透過可能な透光性を有している。
本変形例では、部分48が、小便受部3の他部よりも光が透過しやすい透光性材料から形成されており、小便受部3において部分48を除く残りの部分は、透光性を有していない。ここで、透光性とは、突出部39が透明である場合は勿論、半透明である場合も含まれる。また、突出部39は着色されていてもよいし、着色されてなくてもよい。
本変形例の光源6は、後壁部31の後面に沿って上下方向に並んだ複数の発光素子60を有している。複数の発光素子60は、部分48の後方に位置している。複数の発光素子60の各々は、LED(Light Emitting Diode)で構成されている。
本変形例の小便器1は、後壁部31の後面に沿って配置された回路基板7をさらに備えている。回路基板7は、例えば便器本体2に取り付けられる。複数の発光素子60の各々は、回路基板7に実装されている。
前述した複数の発光素子60の各々は、部分48に向かって光を照射する。このため、各発光素子60から発せられた光は、部分48を通って突出部39の前方に出る。このため、利用者91が小便器1を前方から見たときには、図7に示すように、上下方向に延びる一直線状の突出部39が発光したように見えて目立ちやすくなり、突出部39は小便を当てる目標に一層なりやすい。
(変形例3)
次に変形例3について説明する。図8に示す本変形例の小便器1は、対向面36において、突出部39の色と、突出部39を除く部分の色とが異なっている。なお、図8では、対向面36において突出部39を除く部分に付された色とは異なる色が付された部分を、クロスハッチングで示している。
本変形例では、対向面36において突出部39の全部の色が、突出部39を除く部分の色と異なっている。
例えば対向面36における突出部39を除く部分の色としては、例えば白色が用いられ、対向面36における突出部39の色としては、赤色、青色、緑色、又は黒色が用いられる。本変形例では、対向面36における突出部39の色が、他の部分の色と異なるため、突出部39が目立ちやすく、突出部39は利用者91にとって小便を当てる目標に一層なりやすい。
(補足)
なお、前述した実施形態と変形例1〜3における突出部39の形状は、適宜変更可能である。例えば、突出部39の左右の側面40,41の各々は、弧状に湾曲することで、後端に近い部分ほど左右方向において突出部39の外側に位置してもよい。
また、突出部39の水平断面形状は、例えば半円状、台形状、又は矩形状であってもよい。また、突出部39は、上述したように直線状に連続した突条に限らず、例えば上下方向に並べて形成された複数の突起で構成されてもよい。
また、前述した実施形態と変形例1〜3における小便器1は、小便受部3の内面の全体が撥水性を有しているが、各側壁部32,33の内面37,38のみが撥水性を有していてもよい。すなわち、小便器1は、少なくとも各側壁部32,33の内面37,38が撥水性を有していればよい。また、各側壁部32,33の内面37,38は、例えば、撥水性を有するコーティング剤を施すことにより、撥水性を付与してもよい。また、各側壁部32,33の内面37,38は、小便受部3の形状又は使用環境等に応じて、水の接触角が90°以上の撥水性を有していてもよい。さらに各側壁部32,33の内面37,38は、水の接触角が120°以上の強撥水性を有していてもよいし、水の接触角が150°以上の超撥水性を有していてもよい。
また、前述した実施形態と変形例1〜3における小便器1の左側部分42の前面44及び右側部分43の前面45の各々は、左右方向と平行な平面であってもよい。すなわち、この場合、対向面36は、突出部39の左右の側面40,41で傾斜するが、突出部39を除く部分では、左右方向と平行な平面となり、対向面36は、突出部39でのみ前方に向かって突出することとなる。
また、対向面36は、下端に近い部分ほど後方に位置するように湾曲してもよい。また、対向面36は、鉛直方向と平行であってもよい。
また、小便受部3の左右の側壁部32,33の内面37,38の各々は、前端に近い部分ほど左右方向の外側に位置するように前後方向に対して傾斜した平坦な面であってもよい。
また、小便受部3の左右の側壁部32,33の内面37,38は、左右方向に対して直交した平坦な面であってもよい。
また、便器本体2は、小便受部3のみ、あるいは一対の側壁部32,33のみが、合成樹脂製であって、他部は合成樹脂以外のその他の材料から形成されてもよい。また、便器本体2は、アクリル樹脂以外の合成樹脂材料から形成されてもよく、例えばポリカーボネートから形成されてもよい。また、便器本体2は、合成樹脂製に限らず、例えば陶器製であってもよい。
また、変形例2の光源6は、単一の発光素子60で構成されてもよい。また、変形例2の発光素子60は、半導体レーザ等の半導体発光素子、有機EL(Electroluminescence)素子等のLED以外の発光素子であってもよい。
また、変形例2の小便器1は、例えば水平断面三角形状の突出部39において、稜線が存在する左右方向の中心部のみから前方に光が出るように構成されてもよい。すなわち、変形例2の小便器1は、光源6から発した光が、少なくとも突出部39の一部から前方に光が出るように構成されていればよい。
また、変形例2の小便器1にあっては、例えば後壁部31において突出部39の後方に位置する部分に光源6を内蔵し、この光源6から突出部39を通して突出部39の前方に光が出るように構成されてもよい。
また、変形例3では、対向面36において突出部39の一部のみの色と、当該部分を除く残りの部分の色とを異なる色としてもよい。例えば、対向面36において水平断面三角形状の突出部39において稜線が存在する左右方向の中心部のみが、当該部分を除く残りの部分の色と異なる色であってもよい。すなわち、変形例3の小便器1は、対向面36において、少なくとも突出部39の一部の色が、当該部分を除く残りの部分の色と異なっていればよい。
また、便器本体2は、例えば壁に固定されて床90から上方に離間した状態で設けられるように構成されてもよい。
また、変形例1〜3に記載の構成は、適宜組み合わせてもよい。例えば、変形例1又は変形例3の突出部39を、変形例2のように透光性を有する突出部39とし、この突出部39の後方に突出部39に対して光を発する光源6を設けてもよい。また、変形例3の小便器1に、変形例1の突条部46を設けてもよい。また、この他、前述した実施形態及び変形例1〜3の小便器1は、適宜設計変更可能である。
(効果)
以下、前記実施形態及び変形例1〜3に示した小便器1の効果について説明する。
前記実施形態及び変形例1〜3の小便器1は、以下に示す特徴を有している。小便器1は、小便受部3を備えている。小便受部3は、後壁部31と、後壁部31の左右両端部から前方に向かってそれぞれ延び出た一対の側壁部32,33とを有している。後壁部31は、後壁部31の左右方向の中間部から前方に向かって突出した突出部39を有している。一対の側壁部32,33の各々の内面37,38は、撥水性を有している。以下、この小便器1を、第1の態様の小便器1という。
第1の態様の小便器1は、突出部39が小便を当てる目標になりやすい。また、突出部39の左右の側面40,41に対して前方から当たった小便は、前方に跳ね返り難いため、利用者91の衣服や靴等が汚れることが抑制される。また、各側壁部32,33の内面37,38は、撥水性を有している。このため、突出部39に当たった後、後壁部31の前面36に沿って外側方に流れた小便が、側壁部32,33の内面37,38に至ったとしても、側壁部32,33の内面37,38が汚れにくい。
また、前記実施形態及び変形例1〜3の小便器1は、第1の態様の小便器1が有する特徴に加えて、以下に示す付加的な特徴を有している。小便受部3が合成樹脂から形成されている。以下、この小便器1を第2の態様の小便器1という。
第2の態様の小便器1にあっては、小便受部3が合成樹脂から形成されるため、各側壁部32,33の内面37,38を容易に撥水性を有する面にすることができる。
また、前記実施形態及び変形例1〜3の小便器1は、第1又は第2の態様の小便器1が有する特徴に加えて、以下に示す付加的な特徴を有している。突出部39の左右の側面40,41の各々は、後端に近い部分ほど左右方向において突出部39の外側に位置している。以下、この小便器1を第3の態様の小便器1という。
第3の態様の小便器1にあっては、突出部39の各側面40,41が後端に近い部分ほど左右方向において突出部39の外側に位置するので、突出部39の各側面40,41に当たった小便は、前方に一層跳ね返り難くなる。
また、前記実施形態及び変形例1〜3の小便器1は、第1〜第3のいずれかの態様の小便器1が有する特徴に加えて、以下に示す付加的な特徴を有している。後壁部31の前面36が、下端に近い部分ほど後方に位置している。以下、この小便器1を第4の態様の小便器1という。
第4の態様の小便器1にあっては、後壁部31の前面36が、下端に近い部分ほど後方に位置するので、後壁部31の前面36に当たった小便は、前方に跳ね返り難くなる。
また、前記実施形態及び変形例1〜3の小便器1は、第1〜第4のいずれかの態様の小便器1が有する特徴に加えて、以下に示す付加的な特徴を有している。突出部39は上下方向に一直線状に延びた突条である。以下、この小便器1を第5の態様の小便器1という。
第5の態様の小便器1にあっては、利用者91の身長等の違いにより、後壁部31に対して小便が放出される高さが異なったとしても、小便が突出部39に当たりやすくなる。このため、小便は前方に一層跳ね返り難くなる。
また、前記実施形態及び変形例1〜3の小便器1は、第5の態様の小便器1が有する特徴に加えて、以下に示す付加的な特徴を有している。後壁部31において突出部39よりも左側の部分42及び突出部39よりも右側の部分43の各々は、前面44,45が左右方向において突出部39に近い部分ほど前方に位置している。以下、この小便器1を第6の態様の小便器1という。
第6の態様の小便器1にあっては、後壁部31において突出部39よりも左側の部分42及び突出部39よりも右側の部分43の各々の前面44,45に前方から当たった小便が、前方に跳ね返り難くなる。
また、変形例1の小便器1は、第6の態様の小便器1が有する特徴に加えて、以下に示す付加的な特徴を有している。小便受部3は、底部30を備えている。後壁部31は底部30の後端部から上方に向かって延び出ている。一対の側壁部32,33は、底部30の左右両端部からそれぞれ上方に向かって延び出ている。底部30は、底部30の内面に形成され、突出部39に連続した突条部46を有している。以下、この小便器1を第7の態様の小便器1という。
第7の態様の小便器1にあっては、小便が底部30に落下した場合に、この小便が突条部46の左右の側面に当たることで、当該小便の跳ね返りが抑制される。
また、変形例2の小便器1は、第1〜第7の態様の小便器1が有する特徴に加えて、以下に示す付加的な特徴を有している。突出部39は透光性を有している。小便器1は、突出部39の後方に配置され、突出部39に向かって光を出す光源6をさらに備えている。以下、この小便器1を第8の態様の小便器1という。
第8の態様の小便器1にあっては、光源6から発せられた光が、突出部39を通して突出部39の前方に出る。このため、突出部39が目立ちやすくなり、突出部39は小便を当てる目標に一層なりやすい。
また、変形例3の小便器1は、第1〜第8のいずれかの態様の小便器1が有する特徴に加えて、以下に示す付加的な特徴を有している。後壁部31の前面36において、突出部39の色と、突出部39を除く部分の色とが異なっている。以下、この小便器1を第9の態様の小便器1という。
第9の態様の小便器1にあっては、後壁部31において突出部39が目立ちやすくなり、突出部39が小便を当てる目標に一層なりやすい。
1 小便器
3 小便受部
30 底部
31 後壁部
32 左の側壁部
33 右の側壁部
36 後壁部の前面
37 左の側壁部の内面
38 右の側壁部の内面
39 突出部
40 突出部の左側面
41 突出部の右側面
42 後壁部の突出部よりも左側の部分
43 後壁部の突出部よりも右側の部分
44 後壁部の突出部よりも左側の部分の前面
45 後壁部の突出部よりも右側の部分の前面
46 突条部

Claims (9)

  1. 小便受部を備え、
    前記小便受部は、
    後壁部と、
    前記後壁部の左右両端部から前方に向かってそれぞれ延び出た一対の側壁部とを有し、
    前記後壁部は、
    前記後壁部の左右方向の中間部から前方に向かって突出した突出部を有し、
    前記一対の側壁部の各々の内面は、撥水性を有していることを特徴とする小便器。
  2. 前記小便受部が合成樹脂から形成されていることを特徴とする請求項1に記載の小便器。
  3. 前記突出部の左右の側面の各々は、後端に近い部分ほど左右方向において前記突出部の外側に位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の小便器。
  4. 前記後壁部の前面が、下端に近い部分ほど後方に位置していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の小便器。
  5. 前記突出部は上下方向に一直線状に延びた突条であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の小便器。
  6. 前記後壁部において前記突出部よりも左側の部分及び前記突出部よりも右側の部分の各々は、前面が左右方向において前記突出部に近い部分ほど前方に位置していることを特徴とする請求項5に記載の小便器。
  7. 前記小便受部は、
    底部を備え、
    前記後壁部は前記底部の後端部から上方に向かって延び出ており、
    前記一対の側壁部は、前記底部の左右両端部からそれぞれ上方に向かって延び出ており、
    前記底部は、
    前記底部の内面に形成され、前記突出部に連続した突条部を有したことを特徴とする請求項6に記載の小便器。
  8. 前記突出部は透光性を有し、
    前記小便器は、
    前記突出部の後方に配置され、前記突出部に向かって光を出す光源をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の小便器。
  9. 前記後壁部の前面において、前記突出部の色と、前記突出部を除く部分の色とが異なっていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の小便器。
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