JP2018104295A - 口腔用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】泡立ち及びその持続性が優れ、また、泡切れがよくすすぎ性も良い、カリウム塩含有の口腔用組成物を提供する。【解決手段】(A)有機酸のカリウム塩及び/又は無機酸のカリウム塩、(B)アニオン性界面活性剤、及び(C)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルケニルエーテルから選ばれる1種以上のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン型ノニオン性界面活性剤を含有してなることを特徴とする口腔用組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、泡立ち及びその持続性が優れる、カリウム塩含有の口腔用組成物に関する。
口腔用組成物、特に歯磨剤において、歯磨きを行う際の泡立ちは重要な使用感のひとつであり、ラウリル硫酸ナトリウム等のアニオン性界面活性剤が、泡立ちが良好な発泡剤として広く使用されている。しかし、カリウム塩を添加すると泡立ちが劣化してしまうという問題があった。
口腔用組成物には、例えば知覚過敏抑制成分である硝酸カリウムなどをはじめとして多種多様なカリウム塩が配合されるが、カリウム塩配合の口腔用組成物において、満足な泡立ちを確保することは難しかった。
特許文献1(特開2005−162701号公報)には、カリウムを含有する化合物と共にアニオン界面活性剤及び非イオン界面活性剤を含有する口腔用組成物が、粘度上昇が少なくチューブからの押し出しが良く、泡立ちも良いことが提案されている。特許文献2(特開2014−1268号公報)には、グルコン酸カリウム等を含む、難水溶性物質の可溶化促進剤が提案され、洗口液に応用できることが開示されているが、泡立ちについて言及されていない。
一方、歯磨剤等の口腔用組成物には、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等のエチレンオキサイド(EO)鎖を有するノニオン性界面活性剤がよく使用される(特許文献3;特開2001−31542号公報)が、このノニオン性界面活性剤による泡立ちは十分ではなく、泡の持続性も低い。
特開2005−162701号公報 特開2014−1268号公報 特開2001−31542号公報
従って、カリウム塩を配合した口腔用組成物の泡立ちを向上することが、本発明の課題である。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、泡立ち及びその持続性が優れる、カリウム塩含有の口腔用組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、カリウム塩を配合した口腔用組成物の発泡剤としてアニオン性界面活性剤と共に特定のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン付加型のノニオン性界面活性剤を使用すると、泡立ち及びその持続性が向上し、上記目的を達成し得ることを見出した。即ち、本発明では、(A)有機酸のカリウム塩及び/又は無機酸のカリウム塩、(B)アニオン性界面活性剤、及び(C)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルケニルエーテルから選ばれる1種以上のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン型ノニオン性界面活性剤を含有することによって、泡立ち及びその持続性が優れ、また、泡切れがよくすすぎ性も良い、カリウム塩含有の口腔用組成物が得られることを知見し、本発明をなすに至った。
ポリオキシアルキレン型、特にポリオキシエチレンポリオキシプロピレン付加型のノニオン性界面活性剤は、一般的に低起泡性の界面活性剤として知られているが、本発明においては、(C)特定のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン型ノニオン性界面活性剤によって、カリウム塩含有の口腔用組成物の発泡性能が向上して優れた泡立ち及びその持続性を与え、格別顕著な作用効果を付与できる。
この場合、カリウム塩含有の口腔用組成物においては、ラウリル硫酸ナトリウム等のアニオン性界面活性剤の単独使用、ポリオキシアルキレン型ノニオン性界面活性剤の単独使用では泡立ちが悪いにもかかわらず、本発明では、(B)成分に(C)成分を併用して添加すると、意外にも、(A)成分含有の口腔用組成物の泡立ち及びその持続性が向上し、使用開始時の泡立ちが良く適度に泡立つと共に3分経過後においても泡立ちの良さが持続する優れた泡立ち性を与え、かつ泡切れのよい良好なすすぎ性を付与できる。
本発明では、特に歯磨剤組成物の泡立ちが効果的に改善し、また、泡立ち及びすすぎ性が優れることでカリウム塩の口腔内滞留量の十分な維持も可能であり、例えば硝酸カリウム等の知覚過敏抑制成分による効果を満足に付与することも期待できる。
なお、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン型ノニオン性界面活性剤について記載がない特許文献1から、本発明にかかわる(C)成分による泡立ち及びその持続性の向上は想起できない。
従って、本発明は、
(A)有機酸のカリウム塩及び/又は無機酸のカリウム塩、
(B)アニオン性界面活性剤、及び
(C)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルケニルエーテルから選ばれる1種以上のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン型ノニオン性界面活性剤
を含有してなることを特徴とする口腔用組成物
を提供する。
本発明によれば、泡立ち及びその持続性が優れ、また、泡切れがよくすすぎ性も良い、カリウム塩含有の口腔用組成物を提供できる。
以下、本発明につき更に詳述する。本発明の口腔用組成物は、(A)有機酸のカリウム塩及び/又は無機酸のカリウム塩、(B)アニオン性界面活性剤、及び(C)特定のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン型ノニオン性界面活性剤を含有する。
(A)有機酸のカリウム塩及び/又は無機酸のカリウム塩は、口腔用に使用し得る物質であれば特に制限されないが、好ましくは知覚過敏抑制効果を有する硝酸カリウム、クエン酸カリウム等である。具体的には、硝酸カリウム(食品添加物、大塚化学(株)製)、クエン酸三カリウム一水和物(くえん酸三カリウム一水和物、純正化学(株)製)等の市販品を用いることができる。
(A)成分の配合量は、組成物全体に対して、カリウムとして好ましくは0.2%(質量%、以下同様。)以上、特に0.8%以上、とりわけ1.5%以上であり、更に好ましい上限量は4%以下、特に3%以下、とりわけ2.5%以下である。多く配合しすぎないほうが、泡立ち改善には好適である。
(B)アニオン性界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩、テトラデセンスルホン酸ナトリウム等の炭素数8〜18のα−オレフィンスルホン酸又はその塩、ラウロイルメチルアラニン,ラウロイルグルタミン酸,ミリストイルグルタミン酸等の炭素数8〜22のアシル基を有するアシルアミノ酸又はその塩、ヤシ油脂肪酸メチルタウリン,ミリストイルメチルタウリン,ラウロイルメチルタウリン等の炭素数8〜22のアシル基を有するアシルタウリン又はその塩が挙げられる。中でも、ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩、テトラデセンスルホン酸ナトリウム等のα−オレフィンスルホン酸塩が好ましく、より好ましくはラウリル硫酸ナトリウムである。
具体的には、ラウリル硫酸ナトリウム(Texapon OC−P、BASF社製)、テトラデセンスルホン酸ナトリウム(KリポランPJ−400CJ、ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製)等の市販品を用いることができる。
(B)成分の配合量は、組成物全体に対して好ましくは0.1%以上、特に0.5%以上、とりわけ1%以上であり、更に好ましい上限量は5%以下、特に3%以下、とりわけ2%以下である。配合量が多いほど泡立ちが良好であるが、多く配合しすぎないほうが口腔粘膜刺激の防止には好適である。なお、本発明では、(B)成分量が4%以下、特に3%以下、とりわけ2%以下であっても泡立ち及びその持続性が優れる。
(C)成分は、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルケニルエーテルから選ばれる1種又は2種以上のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン(EOPO)型ノニオン性界面活性剤であり、これは発泡剤である。なお、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル又はポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルケニルエーテルを使用しても、両者を併用して使用してもよいが、製剤中の液体成分の分離抑制の点で、特に好ましいのはポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルである。
上記ノニオン性界面活性剤は、アルキル基又はアルケニル基に、ポリオキシエチレン及びポリオキシプロピレンが付加していることで、優れた泡立ち及びその持続性向上効果を奏するものであり、ポリオキシエチレンのみの付加ではすすぎ性が悪くなり、ポリオキシプロピレンのみの付加では泡立ち及びその持続性が悪くなり、本発明の目的は達成されない。
なお、上記ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン型ノニオン性界面活性剤は、重合機構、配列順序に特に制限はなく、ランダム共重合体であってもよいが、好ましくはブロック共重合体であり、特にアルキル又はアルケニル残基に直接、ポリオキシエチレン(EO鎖)が結合したブロック共重合体、具体的には下記式(1)又は(2)に示す構造のブロック共重合体であると、泡立ちの持続性が更に高まる。
(R−O−(CH2CH2O)n−(C36O)m−H) (1)
(R−O−(CH2CH2O)p−(C36O)q−(CH2CH2O)r−H) (2)
(式中、Rはアルキル基又はアルケニル基であり、n、m、p、q、rはエチレンオキサイド又はプロピレンオキサイドの付加モル数である。)
前記ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン型ノニオン性界面活性剤において、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルのアルキル基の炭素数、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルケニルエーテルのアルケニル基の炭素数は、それぞれ好ましくは4以上、特に8以上、とりわけ12以上であり、更に好ましい上限数は30以下、特に24以下、とりわけ18以下である。この範囲内であると、特に泡立ちの持続性がより優れる。4未満であったり、30を超えると、泡立ちの持続性が劣る場合がある。
具体的に、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルとして、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンステアリルエーテル等、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルケニルエーテルとして、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンオレイルエーテル等が挙げられる。
また、ポリオキシエチレンの平均付加モル数(エチレンオキサイドの平均付加モル数、EO数)は、好ましくは4モル以上、特に10モル以上、とりわけ20モル以上であり、更に好ましくは58モル以下、特に40モル以下、とりわけ30モル以下である。ポリオキシプロピレンの平均付加モル数(プロピレンオキサイドの平均付加モル数、PO数)は、好ましくは4モル以上、特に10モル以上、とりわけ20モル以上であり、更に好ましくは58モル以下、特に40モル以下、とりわけ30モル以下である。
更に、ポリオキシエチレンの平均付加モル数(EO数)とポリオキシプロピレンの平均付加モル数(PO数)との合計を示すEO+POは、好ましくは10モル以上、特に20モル以上、とりわけ40モル以上であり、更に好ましくは100モル以下、特に80モル以下、とりわけ60モル以下である。この範囲内であると、泡立ち及びその持続性がより優れ、また、すすぎ性がより改善する。10モル未満であると、泡立ち、泡立ちの持続性が劣る場合があり、100モルを超えるとすすぎ性が劣る場合がある。
ポリオキシエチレンの平均付加モル数(EO数)とポリオキシプロピレンの平均付加モル数(PO数)との割合を示すEO/POは、モル比として好ましくは0.2以上、特に0.5以上、とりわけ0.7以上であり、更に好ましくは5以下、特に2以下、とりわけ1.4以下である。この範囲内であると、特に泡立ちの持続性がより優れる。0.2に満たなかったり、5を超えると、泡立ちの持続性が劣る場合がある。
このようなポリオキシエチレンポリオキシプロピレン付加型のノニオン性界面活性剤としては、合成品や日油(株)製等の市販品を使用することができ、市販品は例えば下記が挙げられる。
・ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(17)ブチルエーテル;
(17EO)(17PO)、ユニルーブ50MB−26、
日油(株)製
・ポリオキシエチレン(25)ポリオキシプロピレン(25)ラウリルエーテル;
(25EO)(25PO)、ノニオン A−25B、
日油(株)製
(C)成分の配合量は、組成物全体に対して好ましくは0.1%以上、特に0.5%以上、とりわけ1%以上であり、更に好ましい上限量は5%以下、特に3.5%以下、とりわけ2.5%以下である。配合量が多いほど泡立ちが高まり、0.1%以上であると十分に泡立ちが向上する。5%以下であると良好なすすぎ性を十分に維持できる。多く配合しすぎると、泡切れが悪くなってすすぎ性が劣る場合がある。
なお、本発明において、(B)、(C)成分の配合割合は特に限定されないが、(B)成分に対する(C)成分の配合割合を示す(C)/(B)が、質量比として好ましくは0.2〜5、より好ましくは0.5〜2である。この範囲内であると、泡立ち及びその持続性がより向上する。
本発明の口腔用組成物は、特に練歯磨、液状歯磨、泡状歯磨(フォーム容器等から押し出して泡状で使用する歯磨)、ジェル歯磨等の歯磨剤、特に練歯磨として好適であり、上記成分以外にその他の公知成分を必要に応じて、本発明の効果を妨げない範囲で配合できる。例えば、練歯磨剤では、研磨剤、粘稠剤、粘結剤、(B)及び(C)成分以外の界面活性剤、更に必要により甘味剤、着色剤、防腐剤、pH調整剤、香料、(A)成分以外の有効成分などを配合し得る。
研磨剤としては、沈降性シリカ、アルミノシリケート、ジルコノシリケート等のシリカ系研磨剤、第2リン酸カルシウム・2水和物及び無水和物、第1リン酸カルシウム、第3リン酸カルシウム等のリン酸カルシウム系化合物、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム等が挙げられる。研磨剤の配合量は、通常、練歯磨では10〜50%、液状歯磨では0〜30%である。
粘稠剤としては、ソルビット、キシリット等の糖アルコール、グリセリン、プロピレングリコール等の多価アルコールが挙げられる。配合量は、通常、5〜50%、特に20〜45%である。
粘結剤としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース等のセルロース誘導体、アルギン酸又はその誘導体、キサンタンガム等のガム類、カラギーナン、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドンなどの有機粘結剤、ゲル化性シリカ、ゲル化性アルミニウムシリカ、ビーガム、ラポナイト等の無機粘結剤が挙げられる。配合量は、通常、0.1〜10%、特に0.5〜5%である。
界面活性剤としては、(C)成分以外のノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性界面活性剤を配合できる。例えば、ノニオン性界面活性剤としては、糖脂肪酸エステル、糖アルコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル等のポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、脂肪酸アルカノールアミド等が挙げられる。両性界面活性剤としては、脂肪酸アミドプロピルベタイン、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン等の酢酸ベタイン型、アルキルイミダゾリニウムベタイン等のベタイン型、イミダゾリン型が挙げられる。カチオン性界面活性剤としては、アルキルアンモニウム型、アルキルベンジルアンモニウム型が挙げられる。
これら界面活性剤の配合量は、好ましくは0.1〜3%である。
甘味剤としては、サッカリンナトリウム等、着色剤としては、青色1号、黄色4号、酸化チタン等、防腐剤としては、メチルパラベン等のパラオキシ安息香酸エステル、安息香酸又はその塩などが挙げられる。
pH調整剤としては、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属の水酸化物、炭酸塩などが挙げられる。
香料としては、ペパーミント油、スペアミント油、アニス油、ユーカリ油、ウィンターグリーン油、カシア油、クローブ油、タイム油、セージ油、レモン油、オレンジ油、ハッカ油、カルダモン油、コリアンダー油、マンダリン油、ライム油、ラベンダー油、ローズマリー油、ローレル油、カモミル油、キャラウェイ油、マジョラム油、ベイ油、レモングラス油、オリガナム油、パインニードル油、ネロリ油、ローズ油、ジャスミン油、グレープフルーツ油、スウィーティー油、柚油、イリスコンクリート、アブソリュートペパーミント、アブソリュートローズ、オレンジフラワー等の天然香料や、これら天然香料の加工処理(前溜部カット、後溜部カット、分留、液液抽出、エッセンス化、粉末香料化等)した香料、及び、メントール、カルボン、アネトール、シネオール、サリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、オイゲノール、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、チモール、リナロール、リナリールアセテート、リモネン、メントン、メンチルアセテート、N−置換−パラメンタン−3−カルボキサミド、ピネン、オクチルアルデヒド、シトラール、プレゴン、カルビールアセテート、アニスアルデヒド、エチルアセテート、エチルブチレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、メチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリシデート、バニリン、ウンデカラクトン、ヘキサナール、ブタノール、イソアミルアルコール、ヘキセノール、ジメチルサルファイド、シクロテン、フルフラール、トリメチルピラジン、エチルラクテート、エチルチオアセテート等の単品香料、更に、ストロベリーフレーバー、アップルフレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバー、グレープフレーバー、マンゴーフレーバー、バターフレーバー、ミルクフレーバー、フルーツミックスフレーバー、トロピカルフルーツフレーバー等の調合香料等、口腔用組成物に用いられる公知の香料素材を組み合わせて使用することができるが、実施例記載の香料に限定されるものではない。
また、配合量も特に限定されないが、上記の香料素材は、製剤組成中に0.000001〜1%使用するのが好ましい。また、上記香料素材を使用した賦香用香料としては、製剤組成中に0.1〜2%使用するのが好ましい。
有効成分としては、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化物、イソプロピルメチルフェノール等の非イオン性殺菌剤、塩化セチルピリジニウム等のカチオン性殺菌剤、抗炎症剤、デキストラナーゼ等の酵素、水溶性リン酸化合物、ビタミン類、トウキ軟エキス、タイム等の植物抽出物、歯石防止剤、歯垢防止剤などが挙げられる。これら有効成分は、本発明の効果を妨げない範囲で有効量配合できる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において%は特に断らない限りいずれも質量%を示す。
[実施例、比較例]
表1〜5に示す組成の歯磨剤組成物(練歯磨)を常法によって調製し、下記方法で評価した。結果を表に併記した。
なお、(C)成分のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン型ノニオン性界面活性剤において、( )内の数字はポリオキシエチレン又はポリオキシプロピレンの平均付加モル数(EO数又はPO数)を示し、また、ブロック共重合体と記載されたもの以外はランダム共重合体である。ブロック共重合体は、アルキル又はアルケニル残基に直接、EO鎖が結合した、上述した式(1)に示す構造のものを使用した。
評価方法−1:泡立ち
10名の被験者において、歯磨剤組成物を使用して歯磨きする際のブラッシング開始時の泡立ちの良さについてアンケートを行い、下記評点基準に基づき評点(1〜4点)をつけて判定し、平均値を算出した。算出した評点の平均値から、下記評価基準に基づき、泡立ちの良さを評価した。
なお、各評価において、歯磨きは、各被験者が歯磨剤組成物約1gを歯ブラシにとり、3分間ブラッシング後、口腔内を水ですすぐことにより実施した(以下同様。)。
評点基準;
4点:とても泡立ちが良かった
3点:泡立ちが良かった
2点:あまり泡立ちが良くなかった
1点:泡立ちが良くなかった
評価基準;
☆☆:平均値3.8点以上
☆:平均値3.5点以上3.8点未満
◎:平均値3.0点以上3.5点未満
○:平均値2.5点以上3.0点未満
△:平均値2.0点以上2.5点未満
×:平均値2.0点未満
評価方法−2:泡立ちの持続性
10名の被験者において、歯磨剤組成物を使用して歯磨きする際のブラッシング開始3分後の泡立ちの良さについてアンケートを行い、下記評点基準に基づき評点(1〜4点)をつけて判定し、平均値を算出した。算出した評点の平均値から、下記評価基準に基づき泡立ちの持続性の良さを評価した。
評点基準;
4点:とても泡立ちが良かった
3点:泡立ちが良かった
2点:あまり泡立ちが良くなかった
1点:泡立ちが良くなかった
評価基準;
☆☆:平均値3.8点以上
☆:平均値3.5点以上3.8点未満
◎:平均値3.0点以上3.5点未満
○:平均値2.5点以上3.0点未満
△:平均値2.0点以上2.5点未満
×:平均値2.0点未満
評価方法−3:すすぎ性
10名の被験者において、歯磨剤組成物を使用してブラッシングを行って歯磨きした後、口腔内の泡の残存感が無くなるまでに要したすすぎ回数についてアンケートを行い、下記評点基準に基づき評点(1〜4点)をつけて判定し、平均値を算出した。算出した評点の平均値から、下記評価基準に基づきブラッシング後のすすぎ性の良さを評価した。
評点基準;
4点:2回以下
3点:3回
2点:4回
1点:5回以上
評価基準;
☆:平均値3.5点以上
◎:平均値3.0点以上3.5点未満
○:平均値2.5点以上3.0点未満
△:平均値2.0点以上2.5点未満
×:平均値2.0点未満
Figure 2018104295
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Figure 2018104295
Figure 2018104295
Figure 2018104295

Claims (8)

  1. (A)有機酸のカリウム塩及び/又は無機酸のカリウム塩、
    (B)アニオン性界面活性剤、及び
    (C)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルケニルエーテルから選ばれる1種以上のポリオキシエチレンポリオキシプロピレン型ノニオン性界面活性剤
    を含有してなることを特徴とする口腔用組成物。
  2. (A)成分を、カリウムとして0.2〜4質量%含有する請求項1記載の口腔用組成物。
  3. (B)成分を0.1〜5質量%、(C)成分を0.1〜5質量%含有する請求項1又は2記載の口腔用組成物。
  4. ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルのアルキル基が炭素数4〜30であり、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルケニルエーテルのアルケニル基が炭素数4〜30である請求項1〜3のいずれか1項記載の口腔用組成物。
  5. 前記ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン型ノニオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレンとポリオキシプロピレンとの平均付加モル数の割合を示すEO/POがモル比として0.2〜5である請求項1〜4のいずれか1項記載の口腔用組成物。
  6. 前記ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン型ノニオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレン及びポリオキシプロピレンの平均付加モル数の合計を示すEO+POが10〜100モルである請求項1〜5のいずれか1項記載の口腔用組成物。
  7. (A)有機酸のカリウム塩及び/又は無機酸のカリウム塩が、硝酸カリウム及びクエン酸カリウムから選ばれる1種以上である請求項1〜6のいずれか1項記載の口腔用組成物。
  8. 歯磨剤である請求項1〜7のいずれか1項記載の口腔用組成物。
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