JP2018102706A - 装飾品 - Google Patents
装飾品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018102706A JP2018102706A JP2016253754A JP2016253754A JP2018102706A JP 2018102706 A JP2018102706 A JP 2018102706A JP 2016253754 A JP2016253754 A JP 2016253754A JP 2016253754 A JP2016253754 A JP 2016253754A JP 2018102706 A JP2018102706 A JP 2018102706A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ornament
- viewpoint
- character
- predetermined
- screen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Adornments (AREA)
Abstract
【課題】装飾性を損なうことなく文字・図形情報を付加することが可能な装飾品を提供する。
【解決手段】装飾品1は、線状の装飾パーツ10で構成される。装飾パーツ10は、金、銀等の貴金属製であり、複数箇所で屈曲あるいは湾曲した立体構造を有している。この立体構造は、所定の視点2から所定のスクリーン3に装飾品1を投影した場合において、視点2に対して装飾品1を所定の向きに配置した場合にのみ、スクリーン3上の影4に、所定の文字・図形情報が現れるように設計されている。
【選択図】図2
【解決手段】装飾品1は、線状の装飾パーツ10で構成される。装飾パーツ10は、金、銀等の貴金属製であり、複数箇所で屈曲あるいは湾曲した立体構造を有している。この立体構造は、所定の視点2から所定のスクリーン3に装飾品1を投影した場合において、視点2に対して装飾品1を所定の向きに配置した場合にのみ、スクリーン3上の影4に、所定の文字・図形情報が現れるように設計されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、ペンダントトップ、イヤリングトップ、ピアスチャーム等、アクセサリに好適な装飾品に関する。
従来、ペンダントトップ、イヤリングトップ、ピアスチャーム等として、宝石、貴金属等を用いた様々な装飾品が用いられている。例えば、特許文献1には、長時間持続して自在な方向に動きやすくすることで、宝飾部材の反射や屈折方向を繰り返し変化させて装飾的演出性を高めた装飾品が開示されている。
装飾品は、プレゼント、記念品等として用いられることが多い。このような場合に、メッセージ、記念日、マーク等の文字・図形情報を装飾品に刻印することはあるが、装飾的演出性を損なうことなく文字・図形情報を装飾品に付加することについて、従来の装飾品では考慮されていなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装飾性を損なうことなく文字・図形情報を付加することが可能な装飾品を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の装飾品は、複数箇所で屈曲あるいは湾曲して立体構造を形成する線状の装飾パーツで構成される。そして、所定の視点に対して所定の向きに装飾品が配置された場合に、この視点から所定のスクリーン上に投影された影に、所定の文字・図形情報を表すパターンが含まれるように、装飾パーツの立体構造を設計した。
本発明では、文字・図形情報を装飾品に刻印しなくても、所定の視点に対して所定の向きで装飾品を配置して、この視点から所定のスクリーンに装飾品を投影することにより、スクリーン上の装飾品の影で文字・図形情報を表すことができる。したがって、本発明によれば、装飾品の装飾性を損なうことなく文字・図形情報を装飾品に付加することができる。また、この装飾品を、ペンダントトップ、イヤリングトップ、ピアスチャーム等、姿勢が変化するアクセサリパーツとして用いることで、視点に対する装飾品の向きが条件に合致したときに、その影に所定の文字・図形情報が現れることとなり、文字・図形情報の演出効果を高めることができる。
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
図1(A)、図1(B)、および図1(C)は、本発明の一実施の形態に係る装飾品1の正面図、上面図、および左側面図である。また、図2は、装飾品1の構造的な特徴を説明するための図である。
本実施の形態に係る装飾品1は、ペンダントトップ、イヤリングトップ、ピアスチャーム等、自在に揺れ動く飾りとして各種アクセサリに揺動可能に取り付けられるものであり、図1に示すように、線状の装飾パーツ10で構成される。装飾パーツ10は、金、銀等の貴金属製であり、複数箇所で屈曲あるいは湾曲して立体構造を形成している。この立体構造は、図2に示すように、所定の視点2から所定のスクリーン3に装飾品1(装飾パーツ10)を投影した場合、スクリーン3に対して装飾品1を所定の向きに配置したときにのみ、スクリーン3上の影4の全体または一部が所定の文字・図形情報を表すように設計されている。
図3(A)、図3(B)、および図3(C)は、視点2からスクリーン3に装飾品1を投影したときに形成されるスクリーン3上の影4を説明するための図であり、図3(A)は、視点2に正面を向けて配置された装飾品1の影4の例、図3(B)は、視点2に上面を向けて配置された装飾品1の影4の例、そして、図3(C)は、視点2に左側面を向けて配置された装飾品1の影4の例をそれぞれ示している。
本実施の形態では、視点2に正面を向けて装飾品1を配置した場合にのみ、図3(A)に示すように、装飾品1の影4が文字情報「Love」を表し、視点2に上面を向けて装飾品1を配置した場合、および視点2に左側面を向けて装飾品1を配置した場合は、図3(B)および図3(C)に示すように、装飾品1の影4は文字情報あるいは意味のある図形情報を表さない。このため、装飾品1を揺動可能に取り付けたアクセサリを装着した場合、装着者の動き等に合わせてランダムに揺れ動く装飾品1自体の美しさを楽しむだけでなく、例えば、衣類、肌等に投影される影4のパターン、あるいは、装飾品1の外形に、偶発的に、装飾品1の立体構造に隠された文字・図形情報が現れるといった視覚的な演出効果を得ることができる。
つぎに、上記構成の装飾品1の製造方法について説明する。
図4は、装飾品1の製造方法を説明するためのフロー図である。
(1)3Dモデルデータの作成(S1)
CADソフトを用いて、3Dビューの視点切替え機能により様々な方向から確認しながら、視点2からスクリーン3に装飾品1を投影した場合に、視点2に対して所定の向きに装飾品1を配置した場合にのみ、スクリーン3上の影4が所定の文字・図形情報を表すように、装飾品1の3Dモデルデータを作成する。
CADソフトを用いて、3Dビューの視点切替え機能により様々な方向から確認しながら、視点2からスクリーン3に装飾品1を投影した場合に、視点2に対して所定の向きに装飾品1を配置した場合にのみ、スクリーン3上の影4が所定の文字・図形情報を表すように、装飾品1の3Dモデルデータを作成する。
(2)原型の作成(S2)
3Dプリンタを用いてCADソフトで作成した3Dモデルデータから装飾品1の原型を作製する。
3Dプリンタを用いてCADソフトで作成した3Dモデルデータから装飾品1の原型を作製する。
(3)鋳型の作成(S3)
3Dプリンタで作成された原型を使って鋳型(ゴム型)を作製する。
3Dプリンタで作成された原型を使って鋳型(ゴム型)を作製する。
(4)装飾品1の鋳造(S4)
遠心力を利用して金、銀等の溶融貴金属を鋳型に流し込み、装飾品1を鋳造する。
遠心力を利用して金、銀等の溶融貴金属を鋳型に流し込み、装飾品1を鋳造する。
(5)装飾品1の研磨(S5)
鋳型を用いて鋳造された装飾品1を研磨して光沢が生じるように仕上げる。
鋳型を用いて鋳造された装飾品1を研磨して光沢が生じるように仕上げる。
以上、本発明の一実施の形態について説明した。
本実施の形態において、装飾品1は、複数箇所で屈曲あるいは湾曲して立体構造を形成する線状の装飾パーツ10で構成される。そして、視点2からスクリーン3に装飾品1を投影した場合において、視点2に対して所定の向きに装飾品1を配置したときに、スクリーン3上の影4が所定の文字・図形情報を表すように、装飾パーツ10の立体構造を設計している。
したがって、本実施の形態によれば、文字・図形情報を装飾品1に刻印しなくても、視点2に対して所定の向きに装飾品1を配置して、視点2からスクリーン3に装飾品1を投影することにより、スクリーン3上の装飾品1の影4で文字・図形情報を表すことができる。このため、装飾品1自体の装飾性を損なうことなく、文字・図形情報を装飾品1に付加することができる。また、この装飾品1を、ペンダントトップ、イヤリングトップ、ピアスチャーム等、自在に揺れ動く飾りとして用いることで、視点2に対する装飾品1の向きが条件に例えば偶然合致したときに、その影4に、装飾品1の立体構造に隠された所定の文字・図形情報が現れることとなり、視覚的な演出効果をより高めることができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記の実施の形態では、視点2に正面を向けて装飾品1を配置したときにのみ、視点2からスクリーン3に投影された影4の二次元パターンが全体として文字情報「Love」を表すように、線状の装飾パーツ10の三次元構造を設計している(図3参照)。しかし、本発明はこれに限定されない。視点2に対して所定の向きに装飾品1を配置した場合に、視点2からスクリーン3上に投影された影4の二次元パターンの少なくとも一部が所定の文字・図形情報を表すように、装飾パーツ10の立体構造を設計したものであればよい。
また、装飾品1が視点2に対して上述の所定の向き(第一の向き)と異なる所定の向き(第二の向き)に配置された場合には、視点2に対して第一の向きに配置された装飾品1の影4が表す文字・図形情報(第一の文字・図形情報)とは異なる所定の文字・図形情報(第二の文字情報)を表す影4がスクリーン3に投影されるように、装飾パーツ10の立体構造を設計してもよい。
例えば、視点2に正面(第一の向き)を向けて装飾品1を配置した場合には、上述の文字情報「Love」(第一の文字・図形情報)を表す影4がスクリーン3上に投影され、視点2に左側面(第二の向き)を向けて装飾品1を配置した場合には、第一の文字・図形情報「Love」(第一の文字・図形情報)とは異なるハート型の図形情報(第二の文字・図形情報)を含む影4がスクリーン3上に投影されるように、装飾パーツ10の立体構造を設計してもよい。
また、上記の実施の形態では、装着者の動き等に合わせてランダムに揺れ動く飾りとして装飾品1を用いる場合を例に挙げたが、装飾品1は、姿勢が変化する任意の飾りとして用いることができる。例えば、外力を受けて規則的に作動する飾りとしても用いることができる。
1:装飾品、 2:視点、 3:スクリーン、 4:影、 10:装飾パーツ
Claims (2)
- 複数箇所で屈曲あるいは湾曲して立体構造を形成する線状の装飾パーツで構成され、
所定の視点から所定のスクリーンに投影した場合において、当該視点に対して所定の向きに配置された場合に、当該スクリーン上の影に、所定の文字・図形情報を表すパターンが含まれる
ことを特徴とする装飾品。 - 請求項1に記載の装飾品であって、
前記所定の視点に対して前記所定の向きと異なる所定の向きに配置された場合に、前記所定の視点から前記所定のスクリーン上に投影される影に、前記所定の文字・図形情報とは異なる所定の文字・図形情報を表すパターンが含まれる
ことを特徴とする装飾品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016253754A JP2018102706A (ja) | 2016-12-27 | 2016-12-27 | 装飾品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016253754A JP2018102706A (ja) | 2016-12-27 | 2016-12-27 | 装飾品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018102706A true JP2018102706A (ja) | 2018-07-05 |
Family
ID=62785954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016253754A Pending JP2018102706A (ja) | 2016-12-27 | 2016-12-27 | 装飾品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018102706A (ja) |
-
2016
- 2016-12-27 JP JP2016253754A patent/JP2018102706A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10772397B2 (en) | Jewelry with features from topographic data | |
Lazarou | Golden gorgon-medousa artwork in ancient hellenic world | |
JP2018102706A (ja) | 装飾品 | |
JP2011019567A (ja) | 装身具用石座、装身具用石座設計システム、及び装身具用石座の原型作成装置 | |
Boardman et al. | Luxury arts | |
Vermeule | A Mycenaean Jeweler's Mold | |
CN205378943U (zh) | 一种变形戒指 | |
Vilozny | 16 Between Demons and Kings: The Art of Babylonian Incantation Bowls | |
CN219781778U (zh) | 一种首饰吊坠 | |
Wardropper | Between art and nature: Jewelry in the Renaissance | |
CN210054875U (zh) | 一种新型珠宝首饰的二代艺洋镶口 | |
Huo | On the early metal objects and early Metal Age in Tibet | |
JP2005323776A (ja) | 装飾品の製造方法 | |
JP3246259U (ja) | 複数の円形溝の配列と近似する形状の光の反射模様が現れる装飾部材 | |
CN213247276U (zh) | 一种内置弹簧结构的吊坠 | |
JP3170013U (ja) | 立体メッセージ装身具 | |
JP3134343U (ja) | 装飾品 | |
KR20110116679A (ko) | 감온변색 펜던트 및 그 제조방법 | |
CN208388001U (zh) | 一种新型珠宝首饰的艺洋镶口 | |
JP6569116B2 (ja) | 装飾具 | |
Löfgren | Chronicled in metal: The biography of a trefoil brooch and the importance of object modification in Viking Age Sweden | |
JP3189019U (ja) | 装身具 | |
Behr | The materiality of faces | |
CN105326166A (zh) | 一种镂空类黄金饰品 | |
Ritchie | The Portrait Jewels of Charles Ricketts (1866-1931). |