JP2018101934A - 照明用ledを内蔵した交換レンズで撮影した画像のカラーバランス調整 - Google Patents

照明用ledを内蔵した交換レンズで撮影した画像のカラーバランス調整 Download PDF

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Shinichi Hagiwara
伸一 萩原
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Abstract

【課題】LEDはその特性上から、順電流の大きさに比例して輝度アップし、輝度の変化に伴いカラーバランスが変化する。そのためLED照明による被写体色度への影響を判断し、その影響を調整することが求められる。【解決手段】撮影レンズは、LED照明部と、LED輝度設定手段と、記憶手段と、LED輝度制御手段とを有し、画像処理部装置は、輝度検出手段と、撮像手段と、ホワイトバランス(WB)調整手段とを有しており、通信手段により、LED照明部が点灯したことを確認すると、通信手段により、撮影レンズの記憶手段からLEDの輝度設定情報に応じた色度情報を受信し、撮像手段からの出力を、LED照明部の点灯輝度に基づくカラーバランス情報を使って、ホワイトバランス(WB)調整する。【選択図】図1

Description

本発明は、カメラで撮像した画像のカラーバランス調整に関するものである。
近年、LEDの進歩はめざましく、自動車のヘッドライトから屋内の照明、スマートホンの液晶の表示照明に及ぶ。これは、白色LEDの進化であり、従来からの高信頼性、長寿命に加えて高輝度化により実現されたものといえる。スマートホンの液晶のバックライトは、1mm以下の厚さであるが求める輝度が得られる。カメラ用の照明アクセサリーも、従来のストロボ(閃光発光装置)のLED照明部をLEDに置き換えたものが製品化されている。
デジタルカメラは、背面に搭載した液晶表示部に撮影した内容を表示することで、今撮影した内容を確認できる。さらに、ライブビューモード撮影といった撮影方法では、カメラ背面にある画像表示部を電子式ファインダーとして使うことで、撮影前の構図確認から撮影結果確認までを、画像表示部に注目した状態で(視線を変える必要なく)行うことが可能となっている。
これらは、液晶の高解像度化のため、従来のLEDでは輝度不足で見辛かった点を 高輝度LEDへの置き換えで改善し、実現したともいえる。カメラのストロボは撮影の際に一瞬光るだけだが、LEDを照明に使い点灯を連続的に行えば、撮影前の構図確認の時点で、照明効果を確認することができる。これは、照明輝度を必要に応じて調整ししてから撮影するといった、ストロボ撮影ではできなかったことが可能となる。しかし、LEDは、その輝度や使用環境温度により、発光色の色度変動を伴うため、LEDによる照明効果が大きいほど、撮像画像への影響も大きくなってしまう。
マニュアルホワイトバランス機能を使って、LEDの照明効果を確認しながら、ホワイトバランス調整をすることもできるが、LED輝度調整の度にホワイトバランス調整操作を行うことは、そのたびに画面背面液晶をホワイトバランス調整設定表示に切り替えることになるで、スムーズな撮影の妨げとなってしまう。
特許文献1ではカメラの液晶モニタをマクロ撮影時の照明に使用する。背面モニタがバリアングル動作する液晶モニタを搭載したカメラで、マクロ撮影時にはバリアングル動作の特徴を利用して、被写体方向へ背面液晶を向け、その際はLCD表示内容をWB調整により白色にコントロールすることで撮影の照明として使う方法が提案されている。
特許文献2では照明光源としてキセノン管、LEDの2つのフラッシュ光源を搭載したカメラで、「光源の組み合わせ」、「発光量調整」を予め設定し撮影する際に、色温度差の調整量も設定内容に合わせて変更し、光源の違いや光量の変化による色温度変動の影響を調整した撮影を行う方法が提案されている。
特開2000−75363号公報 特開2006−154458号公報
LEDはその特性上、順方向電流に輝度は比例するものの、輝度の変化に伴い、色度(カラーバランス)も変化する特徴がある。LEDを照明に使う場合、一般的には白色LEDを使うが、カラーバランスの変化は白色LEDの発光色が基準とする色度から、RGBの各色成分で構成される色度図上でいずれかの方向に移動することを意味する。LED照明の効果を充分活かしつつカメラを快適に使うためには、LED照明の点灯により被写体の明るさがアップしても被写体の色合いに影響を及ぼさない対策が必要となる。
また、LED照明輝度を切り替える機能があって、撮影者の操作やカメラの判断でLED輝度が切り替えられたときには、LED輝度の変化に伴う被写体の色合いの変動を最少に抑えることが求められる。これらに対応するには、LED照明による被写体色度への影響を判断し、その影響を調整することが求められる。パソコンを使い専用のアプリケーションでも可能だが、それでは撮影時にリアルタイムで確認ができない。
撮影者がLED輝度を操作したときに生ずるカラーバランスの変化を、カメラがリアルタイムで自動に調整(ホワイトバランス調整)してくれれば、撮影者はホワイトバランス調整のための操作不要となり、画像表示部などの表示内容を注視したままで撮影ができる。これは、撮影前の構図検討から撮影結果確認までの一連の撮影操作をスムーズに行い、さらにシャッターチャンスを逃さない撮影を可能するものである。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、LED点灯による照明で生じる、被写体の色合いの変動を抑え、照明効果の変化によらず、同じ色合いの画像を表示するデジタルカメラを提供することにある。
本発明は、
撮影レンズ(5)を装着可能な画像処理部装置(141)であって、
互いの状態や制御データ、画像処理データを通信する通信手段(140)を有し
撮影レンズ(5)は、
複数のLEDからなる連続点灯可能なLED照明部(56)と
複数のLEDの明るさを切り替えるLED輝度設定手段(55)と
LEDの輝度設定情報に応じた色度情報を記憶する記憶手段(51)と
LED照明部(56)の消灯、点灯および点灯時の輝度を制御するLED輝度制御手段(51)と
を有し、
画像処理部装置(141)は、
被写体領域の明るさを検出する輝度検出手段(8)と
撮影レンズ(5)に備えたレンズ(52)を透過した光束を受けて電気信号に変換する撮像手段(13)と、
LED照明部(56)の発光色度による影響で生じる被写体のカラーバランス変動を補正するホワイトバランス(WB)調整手段(142)と
を有しており、
通信手段(140)により、LED照明部(56)が点灯したことを確認すると、
通信手段(140)により、
撮影レンズの記憶手段(51)からLEDの輝度設定情報に応じた色度情報を受信し、
撮像手段(13)からの出力を、LED照明部(56)の点灯輝度に基づくカラーバランス情報を使って、ホワイトバランス(WB)調整する。
また、
カメラ(1)に装着された撮影レンズ(5)は、
複数LEDからなる連続点灯可能なLED照明部(56)があって、
複数のLEDの明るさを切り替えるLED輝度設定手段(55)と
複数のLEDの消灯、点灯および点灯時の輝度を制御するLED輝度制御手段(51)と
LEDの輝度に応じた色度情報を記憶する記憶手段(51)と
被写体領域の明るさを検出する輝度検出手段(8)と
カメラ(1)と撮影レンズ(5)との間で、相互にデータ通信を行う通信手段(140)とをもち、
カメラ(1)は、
撮影レンズ(5)のレンズ(52)透過した光束を受けて電気信号に変換する撮像手段(13)と
撮像手段(13)の出力を画像処理する画像処理手段(141)と
LED照明部(56)の発光色度による影響で生じる被写体のカラーバランス変動を補正するホワイトバランス(WB)調整手段(142)と
を備えており、
撮像手段(13)の出力を画像処理する際には、
記憶手段(51)より、LEDの設定輝度に応じた色度情報を、データ通信通信手段(51)により受信し、
輝度検出手段(8)により測定したLED照明部(56)点灯状態の被写体領域の明るさと、
LED照明部56)点灯直前の被写体領域の明るさとから、LED照明部(56)点灯による、被写体領域の輝度上昇分を求め、LED照明部の影響により変動したホワイトバランス(WB)の調整を、LED照明部(56)の点灯輝度で決まるカラーバランス情報に、前記被写体領域の輝度上昇分の重みづけをして行う
ことを特徴としている。
本発明によれば、レンズ内蔵LEDを照明に利用して撮影をするとき、LED照明条件によるカラーバランス変動の影響をなくし、精度よくホワイトバランス調整された画像を見ることができる。LED点灯および点灯後のLED輝度切り替の際も、LED照明によるカラーバランス変動を最適内容に調整するので、撮影者はLED照明条件の変化に伴うカラーバランス調整(ホワイトバランス調整)の設定操作が不要となる。
上述のことから、撮影前の構図検討から撮影結果確認までの一連の撮影操作をスムーズに行い、さらにシャッターチャンスを逃さない撮影を可能する効果がある。
本発明の第1の実施の形態に係るカメラシステムの概略構成を示す図である。 図1に示すレンズの外観を示すイメージ図である。 図1に示すレンズに搭載のLEDの駆動回路構成を示す図である。 CIE(国際照明委員会)が定めた表色系の1つであるYxy表色系で示す色度図である。 図4(A)を拡大し、LEDの駆動電流による色度変動特性を示す図である。 撮影レンズのLEDのカラーバランスデータを測定し記憶する際の構成を示す図である。 ホワイトバランス調整方法を示す図である。 ホワイトバランス調整方法を示す図である。 LED情報通信内容を示すフロー図である。 カメラの撮影動作時の動作内容を示すフロー図である。
以下、本発明の実施形態に係わる、一眼レフデジタルカメラに照明用LEDを組み込んだ撮影レンズを装着した際の動作について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1において、撮影レンズ5にはレンズCPU51が備えられており、カメラマイコンPRS140との通信で一連のレンズ動作を行う。レンズCPU51およびカメラマイコンPRS140は、例えば、内部にCPU(中央演算処理部)、RAM、ROM、不揮発性メモリ、入出力ポート等が配置されたワンチップのコンピュータである。
撮影レンズ5には、LED照明部56が組み込まれており、レンズCPU51により制御される。レンズCPU51は、操作SW55の操作の状態検知およびカメラマイコンPRS140からの通信内容応じて、LEDで構成されるLED照明部56を点灯、消灯、輝度調整を行う。LED照明部56の制御状態もカメラマイコンPRS140に通信で伝えることができる。
カメラは、撮像部13により撮影レンズ5を介して撮影した画像の処理を画像処理部141で行う。画像処理部141で行う一連の画像処理の過程で、LED照明部56により照明された画像であるときには、ホワイトバランス調整部WB_MAIN143での通常ホワイトバランス調整の前に、ホワイトバランス調整部WB_LED142にて、LED照明による影響を抑える画像処理を行う。画像処理された画像データは、外部記憶装置9への記憶あるいは画像表示部6へ表示される。
[実施の第1の形態]
以下、本発明の実施の第1の形態では、概略以下を行っている。
・撮影レンズにはレンズ先頭部に複数のLEDが組み込まれている
・LED点灯により変動する色度情報の調整量は、事前にレンズに記憶されている
・色度情報の調整量はLED点灯の設定輝度毎に独立に用意している
・撮影の際にはLED点灯前後の被写体の明るさの変化を確認する
・被写体の明るさの変化(LED点灯による効果)に応じて、カラーバランス調整値を最適化する
続いて本発明の実施の第1の形態を詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態に係るカメラシステムの概略構成を示す図である。カメラ本体1と着脱可能な撮影レンズ5からなり、撮影レンズ5が装着されている状態で、両者は不図示のマウント接点を介して、信号の伝達がなされ、カメラ本体1から撮影レンズ5へ電源が供給される。
撮影レンズ5は、レンズCPU51とレンズ52、絞り53、レンズ駆動部54、LED照明部56で構成されている。レンズCPU51は、カメラ本体1のカメラマイコンPRS140との通信内容に従って、レンズ駆動部54によるレンズ52の焦点状態、絞り53の制御を行うとともに、操作スイッチSW55の状態検出、LED照明部56の制御を行う。
LED照明部56は、照明用白色LED1〜LED3とLED駆動回路で構成されている。LED1、LED2、LED3の3つのLEDは白色LEDであって、LED駆動回路により定電流駆動される(図3にて詳細説明する)。LED駆動回路は、レンズCPU51にて制御され、操作スイッチSW55の状態に応じて、消灯、点灯および、点灯時には選択された電流で駆動される。
レンズCPU51は、LED1、LED2、LED3を点灯した際の色度情報を記憶するLED色度情報記憶部を持つ。LED色度情報記憶部は、不揮発性メモリである。LED色度情報は、レンズCPU51からカメラマイコンPRS140に送信され、LED照明による撮影の際に、撮影画像の色度調整に使われる。
レンズCPU51は、カメラ本体1のカメラマイコンPRS140と通信内容に基づいて、レンズ駆動部54を使いレンズ52を移動させて焦点調整を行い、絞り53を動作させてレンズ透過光量を調整する。操作スイッチSW55の状態は、レンズCPU51からの通信で、カメラ本体1のカメラも把握できるようになっている。
カメラ本体1は、制御手段として機能し全体の制御を行うカメラマイコンPRS140と、CCDまたはCMOSエリアセンサ等からなる撮像部13と、撮像部13から入力された画像信号を処理する画像処理部141、複数の画像データを保存する不揮発性メモリからなる外部記憶装置9を具備している。
カメラマイコンPRS140は、例えば、内部にCPU(中央演算処理部)、RAM、ROM、不揮発性メモリ、入出力ポート等が配置されたワンチップのコンピュータ(以下、マイコンと略記する)である。カメラマイコンPRS140は、ROMに格納されたシーケンスプログラムに基づいて、一連の動作を行う。また、カメラマイコンPRS140に内蔵されている不揮発性メモリには、一連のパラメータが格納されている。
例えば、露出制御や焦点調節に関する調整値等を含む一連のカメラの制御パラメータや、撮像素子の調整値、画像表示部6に撮影画像を表示する際の制御値のデータなどのパラメータが格納されている。さらに画像処理の制御、調整に関係する一連のパラメータが不揮発性メモリに格納されている。
撮像部13は、CCDまたはCMOSエリアセンサ等の撮像素子と該撮像素子を駆動するセンサ駆動部とからなる。レンズ部5の光学系を通じて、撮影領域からの光束を撮像素子上に結像させており、撮像素子はこの光学像を光電変換し、電気信号として画像処理部141へ出力する。画像処理部141は、撮像画像処理部、インターフェイス(IF)部、表示画生成部から構成されていて、撮像部13からの出力に一連の処理を行う。
撮像画像処理部は、A/D変換機能を備え、まず、撮像部13から入力された電気信号をA/D変換し、暗電流補正やシェーディング補正し、ローパスフィルタによりノイズ成分を除去する。さらに画素及び色補間処理、ホワイトバランス(WB)やガンマ補正など、いわゆる画像そのものに関する一連の画像処理を行う。
ホワイトバランス(WB)はWB_LED142とWB_MAIN143の2つから構成される。WB_LED142、WB_MAIN143でなされる各ホワイトバランス(WB)は、カメラマイコンPRS140からそれぞれに設定されるパラメータに基づいて行われる。
WB_MAIN143は、撮影レンズ5のLED照明部56の消灯、点灯によらず常に動作するが、
WB_LED142は、撮影レンズ5のLED照明部56により被写体が照明されているときに有効となる動作をする。
撮影レンズ5のLED照明部56消灯時には、WB_LED142で扱うRGB各色成分の係数が
GAIN(R)=1
GAIN(G)=1
GAIN(B)=1
なる固定値となり、WB_LED142入力と変わらぬRGB各色成分比で出力される。
詳細は図6を使ったカラーバランス調整にて後述する。IF部では、一連の画像処理を行った撮影画像データを後述する外部記憶装置9へ送り出したり、外部記憶装置9に記録された撮影画像データを読み出したりする。表示画像生成部は、画像処理された撮影画像データや、外部記憶装置9に記憶された撮影画像データに対してリサイズ部、VRAM部により表示のための一連の処理を行い、画像表示部6で表示可能な画像データを生成し、画像表示部6に出力する。
画像表示部6は、LCD駆動部とLCD表示部で構成され、画像処理部141にてLCD表示向けの画像サイズにリサイズされた画像データを、LCD表示向けに、WB(ホワイトバランス)、輝度、γの各調整を行い、LCDデバイスに表示する。
例えば、画像表示部はSVGAサイズ(縦600x横800xRGB)の解像度であって、色度はRGB各画素の透過率のバランスで確定し、輝度はバックライト(白色)の輝度の高低で確定する制御である。WB(ホワイトバランス)、輝度、γの各調整値はカメラマイコンPRS140により制御する。バックライトは白色LEDと導光板により構成され、点灯および輝度制御はカメラマイコンPRS140にて行う。
画像表示部6の表示対象となる撮影画像データは、前述した撮像部13で撮像された画像データのほかに、外部記憶装置9に記憶した画像データや、カメラの設定情報である。外部記憶装置9は、例えば、CFカードのような複数の画像データを保存することができる不揮発性の記憶部材であって、画像処理部141から着脱可能なものである。カメラに装着した状態で画像処理部141から出力される画像データを記憶したり、予め記憶した画像データを画像処理部141に出力する。
これにより、1つまたは複数の撮影画像データを記憶した後に、カメラから取り外して、本システムのデータ形式で読み出し可能な別のシステムに装着すれば、記憶されている撮影画像データの再生、編集、及び保存が可能となる。
また、カメラに外部記憶装置9を再度装着することによって、本システムのデータ形式で読み出し可能な画像データであれば、読み出し後、画像処理部141において最適な信号処理を行うことができる。そして、画像表示部6に画像を表示することができる。焦点検出部4は、結像面近傍に配置されたフィールドレンズ、反射ミラー、2次結像レンズ、絞り、及び複数の光電変換素子らかなるCCD等のラインセンサから構成されている。
本実施形態における焦点検出部4は、周知の位相差方式であるとともに、観察画面内(ファインダ視野内)の複数の領域を測距点として、該測距点で焦点を検出することが可能となるように構成されている。測光センサー8はカメラに装着したレンズ5を透過した画像の明るさを検出するセンサーであって、明るさの強度に応じた電気出力をカメラマイコンPRS140に出力する。
カメラマイコンPRS140は、このセンサーの出力に基づき、撮影時のISO感度やTV値:シャッタースビード、AV値:レンズ絞りなどの情報を使って、撮像部13からの撮像信号が最適なレベルであり、得られるカメラの撮影結果が最良となる撮影に関する一連の制御を行う。
図2は、図1のカメラおよびレンズシステムにおいて照明用LEDが組み込まれた位置を示すイメージ図である。カメラ本体1に撮影レンズ5が装着されていて、撮影レンズ5は固定部と可動部からなっている。可動部は焦点調整の際に光軸方向に移動する。光透過部521は、ここから入射した光束が撮影レンズ5に組み込まれた複数のレンズ52を透過しさらに絞り53の開口部を透過した後に図1のカメラ撮像部13内のの撮像素子に到達する。
LED1,LED2,LED3は、光透過部521の外周部に、光軸中心に対して120度の関係になる位置に配置されている。LED1,LED2,LED3は同じ特性である所定の指向性を備えており、被写体への照射ムラは最小であり、レンズ装着状態による指向性への影響はない。
図3は、図1のLED照明部56に示すLED駆動回路のイメージ図である。これを使って、本実施例のLED駆動について説明する。図3は、LED1、LED2、LED3を直列に接続した定電流回路になっている。点線で囲まれた3つのLEDであるLED1、LED2、LED3は直列に接続され、アノードは電源VDDに接続され、カソードはトランジスタ610のコレクタに接続されている。スイッチ601はレンズCPUにより制御され抵抗602,603のいずれかに接続される。
トランジスタ610と611とスイッチ601により接続された抵抗により定電流回路が構成される。電源VDDはレンズ5内部で、カメラから供給される電源から生成され15V相当の電圧となる。抵抗602、603のいずれかにスイッチ601を切り替えることでLED1〜3に流れる電流が切り替わる。
LEDを点灯駆動する際の電流と抵抗値の関係は、トランンジスタ611オン時のベース−エミッタ間電圧をVbeとすると、抵抗値=Vbe/LED点灯駆動電流となる。例えば、スイッチ601を抵抗602に接続してLED電流1mA、抵抗603に接続してLED電流20mA流すのであれば、抵抗602,603それぞれのの抵抗値は、
抵抗602の抵抗値=Vbe/1mA
抵抗603の抵抗値=Vbe/20mA
となる。
図4(A)、(B)を使って、白色LEDの明るさと色度変動の関係について説明する。図4(A)は、CIE(国際照明委員会)が定めた表色系であるYxy表色系で示す色度図である。D65は、CIE(国際照明委員会)やJISなどで定められている標準の光の1つであり、D65の他にD55やD75などがある。D65は、昼光で照らされている物体色の測定に使う基準白色光源で、色温度は6504K、xy色度は(0.312、0.329)である。この実施例では、D65で示される色度への調整を行う。
図4(B)は、図4(A)の中央部を拡大したもので、破線で囲まれた部分は図4(A)と同じ範囲を示している。さらに、上述のD65と、図2のLED1〜3を点灯した際の電流と色度の関係をプロットしている。このLED1〜3は、電流を1mAから20mAの範囲で増やすと、電流の増加に応じて、LED色度がD65から離れ、青(色温度が高い)方向に変化する。
次に、カラーバランス調整の内容について図5、図6、図7を使って説明する。概要は、撮影レンズに記憶させる情報をPCを使った工具により下記内容で求めて、撮影レンズのLED色度情報記憶部に記録させる。この情報は、LED輝度毎に持ち、カラーバランス調整の情報として使う。
・LEDによる色度変動を所定条件で撮影した画像から検出
・検出結果からRGBの各色成分ごとに最適値との差を求める
ここでは、基準としている白がD65なのでD65からのずれを求める
・色成分ごとに「表現できる最大値に対する比」にずれを換算する
・上記内容をLEDの輝度(電流)毎に行う
・撮影レンズのLED色度情報記憶部に記録させる
・記録内容はカラーバランスを示す係数である
撮影の際には、
・撮影レンズのLED点灯前後の被写体の輝度を測定
・LED点灯による照明効果(輝度アップ分)を算出
・算出した輝度アップ分を効果係数とする
・レンズから受信したカラーバランス調整値に上記効果係数を乗じて色度を調整する
続いて詳細を説明する。まず、図5は撮影レンズのカラーバランス調整値を求める際の構成図を示している。該当する撮影レンズを撮影レンズ調整用工具カメラ本体に装着し、USBインターフェース等を使いPC(パーソナルコンピュータ)と接続する。撮影レンズのカラーバランス調整値を求める一連の制御はPC操作で行う。PCには、撮影画像を撮影レンズ調整用工具カメラ本体から受信し、撮影レンズのカラーバランス調整値を求め、撮影レンズ調整用工具カメラ本体へ送信するプログラムが実行できる状態になっている。
撮影レンズ調整用工具カメラは、撮像部、画像処理部が最適に調整されており、LEDを点灯しない状態で撮影した画像の色度はD65となるように最適調整されている。このとき撮影レンズのカラーバランス調整内容はデフォルトである「1」、すなわち調整しないに設定している。カラーバランス調整用チャートは、白色で所定の反射率をもち、撮影時には撮影画面全体を占める大きさとなっている。
撮影レンズのカラーバランス調整値は、カラーバランス調整用チャートを撮影した画像をPC処理して算出する。算出されたカラーバランス調整値は、PCから撮影レンズ調整用工具カメラ本体経由で撮影レンズ送信され、撮影レンズ5のLED色度情報記憶部に記憶される。LED色度情報記憶部は、図1で示したレンズCPU51に内蔵されている。
次に、図6を使って図5に示すPCで行っているカラーバランス調整値の求め方について説明する。図6は、図4で示すCIE(国際照明委員会)が定めた表色系の1つであるYxy表色系で示す色度図に、調整目標とするD65と、これから調整する画像で表示可能な色再現領域をRGB各成分で示している。ここでの色再現領域は、撮影レンズ調整用工具カメラ本体で表示可能な色再現領域になる。さらに、図5にて撮影レンズ調整用工具カメラ本体から受信した画像データを分析して求めた色度をプロットしている。
分析した画像の色度は(x、y)=(0.264、0.250)であってD65(0.312、0.329)とB100%(0.15、0.06)を結ぶ直線上にあることが判る。このとき、D65(0.312、0.329)からB100%(0.15、0.06)へのずれはRGB各色成分に対しBの色成分の強さを示す。この強さをLbとすると、LbはD65からB100%までの距離Lbfと、D65から分析した画像の色度(x、y)=(0.640、0.250)までの距離Lbnの比で求められる。
このことから、まず、Lbfを求めると
Lbf=D65−B100% より
3平方の定理から
Lbf^2=(D65(x)−B100%(x))^2+(D65(y)−B100%(y))^2
となるので、色度座標データx、yを代入して、
Lbf^2=(0.312−0.15)^2+(0.329−0.06)^2
=0.162^2 +0.269^2
=0.026244+0.072361
=0.098605
Lbf=0.3140
同様な方法で、次にLbnを求めると
Lbn=D65−画像の色度
Lbn^2=(0.312−0.264)^2+(0.329−0.250)^2
=0.048^2+0.079^2
=0.002304+0.006241
=0.008545
Lbn=0.0924
となる。
これらより、LbfとLbnの比は、
Lbf:Lbn=0.3140:0.0924
Lb=Lbn/LBf=0.0924/0.314
=0.2942
これは、、D65の色度とするには、B成分が29.4%強い状態であることを意味する。
図1の画像処理部141のWB_LED142は、
出力画像R=入力画像R*GAIN(R)
出力画像G=入力画像G*GAIN(G)
出力画像B=入力画像B*GAIN(B)
GAIN(R)=1−(Lr*LEDEFFECT)
GAIN(G)=1−(Lg*LEDEFFECT)
GAIN(B)=1−(Lb*LEDEFFECT)
なる画像処理を行うことでWB調整する。
したがって、図6で示す画像のカラーバランス調整をカメラの撮影動作として行うときは、B成分のみでの調整でなので
GAIN(R)=1
GAIN(G)=1
GAIN(B)=1−(Lb*LEDEFFECT)
=1−(0.2942*LEDEFFECT)
にて求めることができる。この値を設定することで、D65となるカラーバランス調整が可能となる。
ここで、LEDEFFECTは、LED1〜3による照明効果の度合いにより決まるパラメータであって、環境光と、撮影直前のLED1〜3消灯時の主被写体の明るさ、撮影時にLED1〜3を点灯した際の主被写体の明るさを使って求める。環境光を使うので、撮影シーンにより変動するパラメータである。
撮影直前の主被写体の明るさを BRT_LEDOFF
撮影時の主被写体の明るさを BRT_LEDON
とすると
LEDEFFECT= (BRT_LEDON−BRT_LEDOFF)/BRT_LEDON
となる。
パラメータLEDEFFECTにより、環境光の違い(例えばLED1〜3の輝度に比べて非常に明るい時や暗い時)あるいは、主被写体までの距離により、LEDの照明効果が異なる時に、照明効果に応じてカラーバランス調整をするので、不自然な結果に至ることはない。カラーバランス調整にはRGB各色成分に対応した調整パラメータが必要であるから、ここでは、
Lr=0
Lg=0
Lb=0.2942
なるパラメータセットであって、、レンズCPU51のLED色度情報部に記憶されていて、各パラメータは最大で1となる値である。
各パラメータに意味は、ここでは調整目標をD65としているので
Lr:調整目標D65の色度とするための現在のR成分の強度
Lg:調整目標D65の色度とするための現在のG成分の強度
Lb:調整目標D65の色度とするための現在のB成分の強度
という内容となる。
LEDの色度は、駆動電流により変動する特性をもつため、上記パラメータLr,Lg、LbはLEDの輝度切り替え設定に対応した値として用意される。すなわち駆動電流に応じ必要であって、本実施例では、図3に示すようにLED1〜3は2つの駆動電流から選択して点灯するので、Lr,Lg、Lbを1セットとし、2セット用意することになる。したがってパラメータ数は、合計6つとなる。
次に、図7を使って図6とは異なる色度での調整について説明する。図6は、B成分のみによる色度変化であることで説明したが、色度はRGB各成分のバランスで決まるため、他2成分(図6の場合はR成分、G成分)を使った調整も可能であり、その関係を図7にて説明する。
図7では、画像の色度(0.315、0.25)であり、D65とG100%の色度を結ぶ直線の延長線上に位置する色度であるため、G成分による色度変化であることが判る。図6と同様な考え方が適用でき、G成分に着目した調整でD65への色度調整が可能となる。しかし、G成分の変化による輝度変動への影響はR成分、B成分に比べて大きため、G成分は使わず、B成分、R成分それぞれの調整目標となるD65とのずれを求めることでも調整可能となる。
B成分は、D65(0.312、0.329)とB100%(0.15、0.06)を結ぶ直線上に投影することで求められる。D65(0.312、0.329)とB100%(0.15、0.06)を結ぶ一次式を求め画像の色度 (0.33、0.25)のY成分0.25を代入して求めたX成分で示される。R成分も考え方は同じで、D65(0.312、0.329)とR100%(0.64、0.33)を結ぶ直線上に投影することで求められる。そして、B、Rそれぞれの色成分でD65からの距離Lbn、Lrnを求め、さらにB成分はD65とB100%、R成分はD65とR100%との距離Lbf,Lrfを求める。
図6ではB成分のみの場合ついて説明したが、ここでは、同様の考えに基づく計算をB成分、R成分それぞれについて行うことで、パラメータLr、Lbを得ることができる。
パラメータLr、Lbを使って、撮影の際には以下計算を行い、RGB各成分別の係数が求まる。
GAIN(R)=1−(Lr*LEDEFFECT)
GAIN(G)=1
GAIN(B)=1−(Lb*LEDEFFECT)
カメラ撮影で、LEDによる照明を行い上述のカラーバランス調整を行うときの一連の動作について図8、9を使って説明する。
図8は、撮影レンズとカメラ間で行うLED情報通信の動作フロー図である。図9は、図8を含むカメラの主となる動作フロー図である。図1のブロック図を使って該当部処理ブロックを示しながら説明する。図8は、カメラに装着された撮影レンズが、図1のLED照明部56に組み込まれているLED1〜3のLEDに関する情報について、カメラとの間で行う通信内容を示すフロー図であって、後述する図9のフロー図のLED通信情報(#800)の内容を示している。カメラ本体と撮影レンズ間の通信は図1に示すようにカメラマイコンPRS140とレンズCPU51の間で行われる。
レンズCPU51はカメラからLED情報通信の要求を受け取ると(#805)、撮影レンズはLED1〜3が点灯していなければ、LED点灯フラグ=0と設定して(#815)、その内容を撮影レンズからカメラへLED色度data通信内容の1dataとして送信する(#850)。LED1〜3が点灯していれば、LED点灯フラグ=1とし(#820)、このときLEDに設定している輝度の確認を行う(#825)。
ここでは、LED設定輝度は図3に示すように、2つの設定ができるようになっている。まず、LED輝度設定がLED輝度設定1であれば、対応するLEDの色度変動を示すLED色data1をLED色度情報記憶部から取得する。LED輝度設定がLED輝度設定1でなく、LED輝度設定2であれば(#835)、対応するLEDの色度変動を示すLED色度data2をLED色度情報記憶部から取得する(#845)。
LED輝度設定2でもないときは、LED色度data3を取得する(#846)。取得したLED色度data1〜3のいずれか1つは、LED点灯フラグとともにLED色度dataとしてカメラへ送信する(#850)。
図9はカメラの撮影時の主となる動作フロー図である。撮影者がカメラの電源スイッチ(不図示)をオンすると(#100)、カメラ背面にある液晶等で構成された画像表示部を点灯する(#300)。スイッチSW1(図1には不図示のレリーズボタンを軽く押したときにオンするスイッチ)がオフの状態であれば電源スイッチがオフでない限り(#200)画像表示部は点灯を継続しており、表示内容を見ながら図1に不図示のスイッチ類を操作してカメラの一連の設定を行うことができる。
スイッチSW1がオンすると(#400)画像表示部は消灯し(#500)、装着しているレンズを使って図1の焦点検出部4によりAF(オートフォーカス)を行う(#600)。AFにより被写体への焦点調節が完了すると、図1の測光センサー8を使って測光を行い、撮影領域の明るさを測定する(#650)。
そしてスイッチSW2(図1には不図示のレリーズボタンを深く押したときにオンするスイッチ)がオンするまでは、#200に戻り、電源スイッチSWオン後の処理動作を繰り返す。スイッチSW2がオンしたとき(#700)には、装着している撮影レンズと通信し、LED情報を取得する(#800)。#800の詳細は図8のフロー図で説明したように、図1のレンズCPU51内のLED色度情報記憶部に記憶している情報から、設定されているLED輝度に対応した情報を取得する。
LED情報通信の内容からLED点灯フラグ=1ではないときは(#890)、LEDが点灯していない状態なのでLEDの照明時のカラーバランス調整をすることなく、撮影を行う(#960)。LED点灯フラグ=1であれば(#890)、LEDが点灯状態でああるため、LED照明時のカラーバランス調整のための動作を組み込んだ撮影を行う。LED消灯時の被写体の輝度を測定するため、LEDを消灯し(#900)、被写体の測光を行った(測光2:#910)のちに再度LEDを点灯する(#920)。
この時、LEDが消灯している期間は、1秒に至らない僅かな時間であって、かつ測光には充分な時間である。再度LEDを点灯して、被写体の輝度を測定し、(測光3:#930)撮影(#950)を行う。撮影時にはLEDが点灯し、被写体領域が照明された状態となっている。その後、まず、#910、#930ぞれぞれの測光の結果から、LED消灯、点灯による被写体領域の輝度差を求め(#960)、さらに、LEDEFFECT:LED照明による効果の度合いを求める(#970)。
さらに、#800にてレンズから予め受信しているLED色度data通信内容とから、撮像部13からの出力を、画像処理部141のWB_LED部142にて、LED照明による色度変動の調整を行う(WB1:LED照明による色度変動の調整 #1000)。ここで行う調整は図6,7で説明した内容である。
LED照明による色度変動の調整を終えると、WB2:撮影画像を分析して行う通常のWB(#1100)と、WB1,WB2以降の一連の画像処理(外部記憶装置への記憶のためのファイル構造構築や背面表示へ表示するためのリサイズを行ってVRAMへ格納など)を行う(#1200)。画像処理された内容は、カメラ背面にある画像表示部6に表示され(#1300)、外部記録装置9により記録メディアへ記録される(#1400)。その後は、#650:測光1に戻り、被写体の輝度を測定し、スイッチSW2がオンされている間は#800以降の処理を繰り返す。
このように、予めLEDの点灯輝度に対応した色度変動情報をレンズ記憶部に格納しておき、撮影の際にはLEDの点灯有無、設定されている輝度に対応する色度変動情報を撮影レンズ記憶部から受け取り、さらに、撮影時には、LED点灯による照明効果を検出し、検出された照明効果に対応した係数を算出し、色度変動情報からのカラーバランス調整値と併せて使うことで、大小ある環境光下で異なるLED照明効果の差や、LEDと被写体間の距離による照明効果の違いに応じたカラーバランス調整も行うことができるので、撮影者は撮影レンズのLED照明を使った撮影であっても、LEDによる色度変動の影響を意識することなく撮影ができる。
本発明は、デジタルカメラに限らず、点灯輝度により色度変動をと伴う照明装置を使った撮影装置に適用可能である。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
1 カメラ本体
4 焦点検出部
5 撮影レンズユニット
6 画像表示部
8 測光センサ−
9 外部記憶装置
13 撮像部
140 マイコンPRS
141 画像処理部
142 WB(ホワイトバランス)LED部
143 WB(ホワイトバランス)MAIN部

Claims (2)

  1. 撮影レンズ(5)を装着可能な画像処理部装置(1)であって、
    互いの状態や制御データ、画像処理データを通信する通信手段(140)を有し
    撮影レンズ(5)は、
    連続点灯可能なLED照明部(56)と
    LED照明部(56)の明るさを切り替えるLED輝度設定手段(55)と
    LEDの輝度設定情報に応じた色度情報を記憶する記憶手段(51)と
    LED照明部(56)の消灯、点灯および点灯時の輝度を制御するLED輝度制御手段(51)とを有し、
    画像処理部装置(1)は、
    被写体領域の明るさを検出する輝度検出手段(8)と
    撮影レンズ(5)に備えたレンズ(52)を透過した光束を受けて電気信号に変換する撮像手段(13)と、
    LED照明部(56)の発光色度による影響で生じる被写体のカラーバランス変動を補正するホワイトバランス(WB)調整手段(142)と
    を有しており、
    通信手段(140)により、LED照明部(56)が点灯したことを確認すると、
    通信手段(140)により、
    撮影レンズの記憶手段(51)からLEDの輝度設定情報に応じた色度情報を受信し、
    撮像手段(13)からの出力を、LED照明部(56)の点灯輝度に基づくカラーバランス情報を使って、ホワイトバランス(WB)調整する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. カメラ(1)に装着された撮影レンズ(5)は、
    連続点灯可能なLED照明部(56)があって、
    LED照明部(56)の明るさを切り替えるLED輝度設定手段(55)と
    LED照明部(56)の消灯、点灯および点灯時の輝度を制御するLED輝度制御手段(51)と
    LEDの輝度に応じた色度情報を記憶する記憶手段(51)と
    被写体領域の明るさを検出する輝度検出手段(8)と
    カメラ(1)と撮影レンズ(5)との間で、相互にデータ通信を行う通信手段(51)とを備え、
    カメラ(1)は、
    撮影レンズ(5)のレンズ(52)透過した光束を受けて電気信号に変換する撮像手段(13)と
    撮像手段(13)の出力を画像処理する画像処理手段(141)と
    LED照明部(56)の発光色度による影響で生じる被写体のカラーバランス変動を補正するホワイトバランス(WB)調整手段(142)と
    を備えており、
    撮像手段(13)の出力を画像処理する際には、
    記憶手段(51)に記憶されたLEDの設定輝度に応じた色度情報を、データ通信手段(140)により受信し、
    輝度検出手段(8)により測定した
    LED照明部(56)点灯状態での被写体領域の明るさと、
    LED照明部(56)点灯直前の被写体領域の明るさとを比較して、
    LED照明部(56)点灯による、被写体領域の輝度上昇分を求め、
    LED照明部(56)による被写体領域の照明により変動したホワイトバランス(WB)の調整を、LED照明部(56)の点灯輝度で決まるカラーバランス情報に、前記被写体領域の輝度上昇分の重みづけをして行う
    ことを特徴とするデジタルカメラ。
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