JP2018101260A - 情報処理システム、情報処理方法、および情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
実施形態の店舗支援システムは、複数の店舗のうち、第1店舗が実施した取引量の変化に寄与した施策を特定し、第1店舗の属性と関連する属性を持つ第2店舗の管理者が使用する端末に、特定された施策を送信するものである。実施形態の店舗支援システムは、複数の店舗が商品等を出品し、出品している商品等をユーザが購入する電子商取引サービス(以下、ショッピングサービス)を提供するショッピングシステムにおける店舗を支援する。具体的に、店舗支援システムは、売上量などが急増した店舗が実施している施策を、当該店舗とは異なる店舗に推薦することで、当該推薦された施策の実施を促すことができる。これにより、店舗支援システムは、店舗の売上量の増加を支援することで、より効率的に店舗の業績の改善に寄与することができる。
<店舗支援システムの構成>
図1は、第1実施形態の店舗支援システム200を含む情報処理システム1の一例を示す構成図である。情報処理システムは、例えば、ショッピングシステム100と、店舗支援システム200と、オペレータ端末300を備える。ショッピングシステム100は、例えば、ユーザ端末装置110と、店舗端末装置120と、ショッピングサーバ130とを備える。店舗支援システム200は、例えば、店舗支援サーバ210と、データベースサーバ220とを備える。情報処理システム1は、ユーザ端末装置110と、店舗端末装置120と、ショッピングサーバ130と、店舗支援サーバ210と、データベースサーバ220と、オペレータ端末300とが、ネットワークNWに接続されている。ネットワークNWに接続される各装置は、NIC(Network Interface Card)や無線通信モジュールなどの通信インターフェースを備えている(図1では不図示)。ネットワークNWは、例えば、無線基地局、Wi−Fiアクセスポイント、通信回線、プロバイダ、インターネットなどを含む。
図2は、店舗支援サーバ210の一例を示す構成図である。店舗支援サーバ210は、例えば、検出部211と、施策特定部212と、店舗抽出部213と、有効性判定部214と、施策学習部215と、推薦部216とを備える。これらの機能部は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラムメモリに格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアが協働することで実現されてもよい。
図3は、情報処理システム1における機能的な一例を示す構成図である。ショッピングサービスに登録されている複数の店舗1、・・・N(Nは1より多い自然数)の店舗端末装置120は、それぞれ、ショッピングサーバ130に出店を依頼する。ショッピングサーバ130は、出店依頼に基づいて、店舗が取り扱う商品等を掲載したウェブページを、ショッピングサービスを利用するユーザに提供する。店舗端末装置120は、それぞれ、広告やキャンペーンなどの施策を依頼する。ショッピングサーバ130は、施策依頼に基づいて、広告やキャンペーンを反映させる。具体的に、ショッピングサーバ130は、ポイント2倍キャンペーンという施策が依頼された場合、商品等の購入に際してのポイントの付与率を2倍に変更する。
図4は、店舗支援サーバ210の処理概要を説明するための図である。データベースサーバ220は、図4(a)に示すように、店舗データベース222Aaを記憶している。店舗データベース222Aaは、店舗IDに、属性、店舗名、急伸フラグ、および施策が対応付けられた情報である。検出部211は、取引量が基準以上に変化した店舗に対応する急伸フラグを「1」に設定する。検出部211は、取引量が基準以上に変化していない店舗に対応する急伸フラグを「0」に設定する。取引量の基準は、例えば、直近の1週間における1日当たりの取引量が、過去1ヶ月における1日当たりの取引量よりも50%以上増加したことである。施策特定部212は、各店舗が実施した施策を特定する。
店舗支援サーバ210は、急伸フラグが「1」に設定された店舗のみならず、急伸フラグが「0」に設定された店舗についても、当該店舗の属性に類似する属性の店舗を抽出して、有効性を判定して良い。例えば、店舗名がA2の店舗が実施した施策を、当該店舗名がA2の店舗と類似する店舗名がB2の店舗に推薦する。この場合において、店舗名がB2の店舗の取引量が基準以上に増加した場合、有効性判定部214は、推薦された施策が、属性がAの店舗に推薦する施策として有効性があると判定し、施策学習部215は、施策学習部215は、属性と、当該属性の店舗に推薦する施策との組み合わせを、有効性がある教師データとして登録する。
店舗支援サーバ210は、施策の有効性がないことを、教師データとして登録して良い。例えば、店舗名がC1の店舗が実施した施策を、当該店舗名がC1の店舗と類似する店舗名がA5の店舗に推薦する。この場合において、店舗名がB2の店舗の取引量が基準以上に増加しない場合、有効性判定部214は、推薦された施策が、属性がCの店舗の推薦する施策として有効性がないと判定し、施策学習部215は、属性と、当該属性の店舗に推薦しない施策との組み合わせを、有効性がない教師データとして登録する。
(施策推薦処理)
図5は、店舗支援システム200により施策を推薦する処理の一例を示すフローチャートである。データベースサーバ220は、ショッピングサーバ130から情報を抽出する(S100)。データベースサーバ220は、例えば、1日に1回の頻度で、ショッピングサーバ130において管理されている店舗の属性、取引量、および施策を取得する。次に、店舗支援サーバ210の検出部211は、取引量が基準以上に変化した店舗があるか否かを判定する(S102)。検出部211は、取引量が基準以上に変化した店舗がない場合、本フローチャートの処理を終了する。
なお、施策を推薦する処理は、推薦する施策を示す情報を、ネットワークNWを介して店舗端末装置120に送信するが、これに限定されず、推薦する施策を、ショッピングシステム100や店舗支援システム200の営業担当者や広告企画担当者が操作する端末装置に提供しても良い。これにより、営業担当者や広告企画担当者は、店舗支援サーバ210により推薦すると判定された施策を、電話や手紙などにより、直接的に第2店舗の管理者に施策を提案することができる。
図6は、店舗支援システム200により教師データを学習する処理の一例を示すフローチャートである。データベースサーバ220は、上述した施策推薦処理を実施した後、ショッピングサーバ130から店舗の属性、取引量、および施策を抽出する(S200)。次に、店舗支援システム200は、推薦された施策を実施したか否かを判定する(S202)。店舗支援システム200は、推薦された施策を実施した店舗がない場合、本フローチャートの処理を終了する。
図7は、店舗支援システム200により施策を推薦する処理の他の一例を示すフローチャートである。データベースサーバ220は、ショッピングサーバ130から情報を抽出する(S300)。次に、店舗支援サーバ210の検出部211は、取引量化が基準以上に変化した店舗があるか否かを判定する(S302)。検出部211は、取引量が基準以上に変化した店舗がない場合、本フローチャートの処理を終了する。
<店舗支援システムの構成>
図8は、第2実施形態における情報処理システム1Aにおける機能的な一例を示す構成図である。ショッピングサービスに登録されている複数の店舗1、・・・N(Nは1より多い自然数)の店舗端末装置120は、それぞれ、ショッピングサーバ130に出店を依頼する。ショッピングサーバ130は、出店依頼に基づいて、店舗が取り扱う商品等を掲載したウェブページを、ショッピングサービスを利用するユーザに提供する。店舗端末装置120は、それぞれ、広告やキャンペーンなどの施策を依頼する。ショッピングサーバ130は、施策依頼に基づいて、広告やキャンペーンを反映させる。
図9は、店舗支援サーバ210Aの一例を示す構成図である。店舗支援サーバ210Aは、例えば、受付部211Aと、店舗抽出部213Aと、施策特定部212Aと、推薦部216Aとを備える。これらの機能部は、例えばCPU等のプロセッサがプログラムメモリに格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI、ASIC、またはFPGA等のハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアが協働することで実現されてもよい。
図10、図11、および図12は、第2実施形態においてデータベースサーバ220において管理されるデータベースの一例を示す図である。これらのデータベースは、例えば、データベースサーバ220がショッピングサーバ130から情報を収集することで作成される。図10は、広告データベース222Bの一例を示す図である。広告データベース222Bは、例えば、店舗IDごとに、広告の種類を示す情報と、当該種類の広告の費用を示す情報とが対応付けられた情報である。図11は、販促データベース222Cの一例を示す図である。販促データベース222Cは、例えば、店舗IDごとに、当該店舗が実施したセールを示す情報と、当該セールの期間を示す情報とが対応付けられた情報である。図12は、成功事例データベース222Dの一例を示す図である。成功事例データベース222Dは、店舗IDごとに、当該店舗の取引量と、ユーザ数と、購買率と、広告費と、リスト流入数などの属性と、実施した施策と、実施期間とが対応付けられた情報である。成功事例データベース222Dにおける実施した施策、および実施期間は、過去から現在までの時系列で配列されている。成功事例データベース222Dに登録されている店舗は、例えば、第1実施形態において、取引量が基準以上に変化したことが検出された店舗である。なお、ショッピングシステム100において登録されている全ての店舗についての取引量、ユーザ数、購買率、広告費、およびリスト流入数などは、属性として店舗データベース222Aに格納されている。
図13は、店舗支援サーバ210Aにより施策を推薦する処理の一例を示すフローチャートである。店舗支援サーバ210Aは、店舗端末装置120から、例えば売り上げなどの目標を含む問い合わせを受け付けたか否かを判定する(S400)。店舗支援サーバ210Aは、問い合わせを受け付けていない場合、本フローチャートの処理を終了する。
図14は、問い合わせ元の店舗A1の属性と過去に類似していた属性を持っていた店舗A2を抽出する処理を説明するための図である。店舗支援サーバ210Aは、例えば、問い合わせ元の店舗A1の属性として、ユーザ数、購買率、広告費、およびリスト流入数をショッピングサーバ130から抽出する。また、店舗支援サーバ210Aは、成功事例データベース222Dを参照して、目標を達成した店舗のうち、ユーザ数、購買率、広告費、およびリスト流入数の少なくとも一つが類似する店舗A2を抽出する。また、店舗支援サーバ210Aは、店舗A2の現在の属性を取得する。このような処理は、図13におけるS402およびS404に相当する。
図15Aおよび図15Bは、シミュレーション結果を作成する元となる店舗を抽出するための対話の一例を示す図である。このような処理は、図13におけるS406およびS408に相当する対話部211Aaは、店舗端末装置120から問い合わせを受け付けた場合、目標を問い合わせる質問メッセージM1を発する。対話部211Aaは、質問メッセージを発したことに対し、取得したメッセージM2に基づいて、店舗端末装置120から売り上げ目標としてのA円を認識したものとする。店舗抽出部213Aは、成功事例データベース222Dを参照して、問い合わせ元の店舗の属性と過去に類似していた属性の店舗のうち、A円の売り上げ目標を達成した店舗を検索する。対話部211Aaは、A円の売り上げ目標を達成した店舗がない場合、その旨のメッセージM3を発する。
図16は、シミュレーション結果コンテンツCの一例を示す図である。シミュレーション結果作成部216Aaは、対話により抽出された店舗の成功事例に基づいて、問い合わせ元の店舗Xに推薦する施策を含むシミュレーション結果コンテンツCを作成する。シミュレーション結果作成部216Aaは、対話により複数の店舗が抽出された場合、複数の店舗のうち、問い合わせ元の店舗の現在の属性と類似する属性を過去において持っていた店舗Yを1つだけ抽出する。
なお、推薦部216Aは、シミュレーション結果コンテンツCを、ネットワークNWを介して店舗端末装置120に送信するが、これに限定されず、シミュレーション結果コンテンツCを、ショッピングシステム100や店舗支援システム200の営業担当者や広告企画担当者が操作する端末装置に提供しても良い。これにより、営業担当者や広告企画担当者は、シミュレーション結果コンテンツCを、電話や手紙などにより、直接的に第2店舗の管理者に施策を提案することができる。
図17は、同じ施策を実施する複数の店舗に関する特集コンテンツを作成する機能を説明する図である。店舗支援サーバ210は、特集コンテンツの作成を依頼する依頼部217を更に備える。依頼部217は、例えば、CPU等のプロセッサがプログラムメモリに格納されたプログラムを実行することにより実現される。依頼部217は、データベースサーバ220を参照して、同じ施策を実施している店舗が複数存在する場合、当該複数の店舗の属性、および施策を含むコンテンツ作成リクエストをオペレータ端末300に送信する。
図18は、店舗端末装置120、ショッピングサーバ130、データベースサーバ220、および店舗支援サーバ210のハードウェア構成の一例を示す図である。図9は、店舗端末装置120がスマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスである例を示している。店舗端末装置120は、例えば、CPU121、RAM122、ROM123、並びにフラッシュメモリなどの二次記憶装置124、タッチパネル125、および無線通信モジュール126が、内部バスあるいは専用通信線によって相互に接続された構成となっている。店舗端末装置120を動作させるためのプログラムは、二次記憶装置124に格納される。
100…ショッピングシステム
110…ユーザ端末装置
120…店舗端末装置
130…ショッピングサーバ
200…店舗支援システム
210、210A…店舗支援サーバ
211…検出部
211A…受付部
211Aa…対話部
212、212A…施策特定部
213、213A…店舗抽出部
214…有効性判定部
215…施策学習部
216、216A…推薦部
216Aa…シミュレーション結果作成部
217…依頼部
220、220A…データベースサーバ
222A…店舗データベース
222B…広告データベース
222C…販促データベース
222D…成功事例データベース
300…オペレータ端末
Claims (13)
- 複数の店舗のうち、第1店舗が実施した取引量の変化に寄与した施策を特定する特定部と、
前記第1店舗の属性と関連する属性を持つ第2店舗の管理者が使用する端末に、前記特定部により特定された施策を送信する推薦部と、
を備える、情報処理システム。 - 前記複数の店舗のうち、取引量が基準以上に変化した店舗を前記第1店舗として検出する検出部と、
前記複数の店舗から、前記第1店舗の属性と関連する属性を持つ店舗を前記第2店舗として抽出する第1抽出部と、を更に備え、
前記特定部は、前記検出部により検出された前記第1店舗が実施した取引量の変化に寄与した施策を特定し、
前記推薦部は、前記第1抽出部により抽出された前記第2店舗の管理者が使用する端末に、前記第1特定部により特定された施策を送信する、
請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記推薦部により送信された前記施策を前記第2店舗が実施した場合において、前記第2店舗の取引量の変化に基づいて、前記推薦部により送信された施策の有効性を判定する判定部と、
前記判定部により判定された施策の有効性に基づいて、前記推薦部により送信された施策を教師データとして登録する学習部と、
を更に備える、請求項1または2に記載の情報処理システム。 - 前記学習部は、前記第1店舗が実施した取引量の変化に寄与した施策を送信したことに対して前記第2店舗の取引量の変化に寄与した施策を教師データとして登録すると共に、前記第1店舗が実施した取引量の変化に寄与しない施策を送信したことに対して前記第2店舗の取引量の変化に寄与しない施策を教師データとして登録する、
請求項3に記載の情報処理システム。 - 前記推薦部は、前記学習部により登録された教師データに基づいて、前記第1特定部により特定された施策を送信するか否かを判定する、
請求項4に記載の情報処理システム。 - 前記推薦部は、前記第1店舗と前記第2店舗との類似度、および前記第1店舗の取引量の変化に基づくスコアと、前記学習部により登録された教師データの学習量に基づくスコアと、に基づいて、前記第1特定部により特定された施策を送信するか否かを判定する、
請求項4に記載の情報処理システム。 - 前記第2店舗から前記取引量を増加させるための問い合わせを受け付ける受付部と、
前記第2店舗の現在の属性と類似する属性を過去において持っていた店舗をであって取引量が基準以上に変化した店舗を、前記第1店舗として抽出する第2抽出部と、
前記第1店舗が過去において実施した取引量の変化に寄与した施策を特定する第2特定部と、を更に備え、
前記推薦部は、前記第2店舗の管理者が使用する端末に、前記第2特定部により特定された施策を送信する、
請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記第2抽出部は、前記受付部により受け付けた問い合わせ含まれる目標を達成した店舗を、前記第2店舗として抽出する、
請求項7に記載の情報処理システム。 - 前記第2店舗が実施した施策の履歴、および前記第2店舗の取引量の履歴に基づいて、前記第2店舗における施策および取引量のシミュレーション結果を作成する作成部を更に備え、
前記推薦部は、前記作成部により作成されたシミュレーション結果を、前記第2店舗の管理者が使用する端末に送信する、
請求項7または8に記載の情報処理システム。 - 同じ施策を実施する複数の店舗のそれぞれに関連するコンテンツにアクセスするための情報を収集したコンテンツを作成するリクエストを、オペレータ端末に送信する依頼部を更に備える、
請求項1から9のうちいずれか1項に記載の情報処理システム。 - 前記依頼部は、前記特定部により特定された施策を送信した場合に、属性が互いに関連する複数の店舗のそれぞれに関連するコンテンツにアクセスするための情報を収集したコンテンツを作成するリクエストを、前記オペレータ端末に送信する、
請求項10に記載の情報処理システム。 - 複数の店舗のうち、第1店舗が実施した取引量の変化に寄与した施策を特定し、
前記第1店舗の属性と関連する属性を持つ第2店舗の管理者が使用する端末に、前記特定部により特定された施策を送信する、
情報処理方法。 - コンピュータに、
複数の店舗のうち、第1店舗が実施した取引量の変化に寄与した施策を特定させ、
前記第1店舗の属性と関連する属性を持つ第2店舗の管理者が使用する端末に、前記特定部により特定された施策を送信させる、
情報処理プログラム。
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