JP2018101249A - ロボット、ロボットシステム、サーバ、情報収集方法及びプログラム - Google Patents

ロボット、ロボットシステム、サーバ、情報収集方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のロボットが他のロボットから得た情報を参照しつつ、互いに異なる個性を持つことができるロボット、ロボットシステム、サーバ、情報収集方法及びプログラムを提供する。【解決手段】ロボットシステム1は、複数のロボット20とDBサーバ10とを備える。DBサーバ10は、複数のロボット20が共通にアクセスする共通情報を記憶する共通DB11とロボット20ごとに個別の情報である個別情報を記憶する個別DB12と、を備える。ロボットシステム1は、複数のユーザにそれぞれ対応する複数のロボット20が収集した情報に基づいて、個別DB12に記憶されている個別情報と、共通DB11に記憶されている共通情報とを更新する。【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットに学習させる技術に関する。
個人用のパーソナルロボットは、ユーザとコミュニケーションを取ることによって学習していくものが一般的である。また、複数のロボットが、ユーザとのコミュニケーションをもとに学習した内容を共有する技術や、ロボットがユーザとコミュニケーションを図るためにキャラクタ性を持って会話を行う技術などが研究されている。
例えば、特許文献1には、ロボットがユーザの嗜好を表す情報を収集し、ネットワークを介して、その情報を他のロボットに伝えることによって、複数のロボットの間でユーザの嗜好性を表す情報を共有する技術が開示されている。また、特許文献2には、ユーザとの会話を通して、ユーザに関する知識体系を収集し、ユーザの発話内容に即した特定のキャラクタ性を持つことができるロボットが開示されている。
特開2005−063057号公報 特開2002−269087号公報
特許文献1および特許文献2に開示されている技術では、ロボットの情報収集の対象が、そのロボットを使用するユーザの嗜好、知識などに限定されている。したがって、使用するユーザが知らない情報を新たに獲得することはできず、情報を絶えず更新することが好ましい利用分野には適合できなかった。
そこで、複数のロボットがそれぞれを使用するユーザから嗜好、知識などを収集して共有し、ロボットの行動に反映することが考えられる。ただし、すべてのロボットが互いに同じ情報を閲覧するだけでは、ロボットに個性が無く、それぞれのロボットを使用するユーザの嗜好や特性に適合できない。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、複数のロボットが他のロボットから得た情報を参照しつつ、互いに異なる個性を持つことができるロボット、ロボットシステム、サーバ、情報収集方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のロボットは、
複数のロボットが共通にアクセスする共通情報を記憶する共通データベースを備えるサーバにアクセスするロボットであって、
情報を収集する情報収集手段と、
前記ロボットごとに個別の情報である個別情報を記憶する個別データベースと、
前記情報収集手段が収集した情報に基づいて、前記個別データベースに記憶されている個別情報を前記ロボットごとに更新する個別情報更新手段と、
前記情報収集手段が収集した情報に基づいて、前記共通データベースに記憶されている共通情報を更新する共通情報更新手段と、を備える、
ことを特徴とする。
本発明によれば、複数のロボットが、他のロボットから得た情報を参照しつつ、互いに異なる個性を持つことができる。
本発明の第1実施形態に係るシステムの概念図である。 本発明の第1実施形態に係るデータベースサーバの構成図である。 本発明の第1実施形態に係るロボットの外観図である。 本発明の第1実施形態に係るロボットの構成図である。 本発明の第1実施形態に係る個別データベースの入力履歴テーブルの一例を表す図である。 本発明の第1実施形態に係る個別データベースの個別情報テーブルの一例を表す図である。 本発明の第1実施形態に係る個別データベースのアクセス条件テーブルの一例を表す図である。 本発明の第1実施形態に係る共通データベースの共通情報テーブルの一例を表す図である。 本発明の第1実施形態に係る共通データベースのアクセス範囲管理テーブルの一例を表す図である。 本発明の第1実施形態に係る会話プログラムP1のフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る会話プログラムP2のフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る個別情報更新処理のフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る共通情報更新処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る「お友達」情報の一例を表す図である。 本発明の第2実施形態に係る会話プログラムP3のフローチャートの一部である。
以下、本発明を、児童向け学習用ロボットとサーバに適用した実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態に係るロボットシステム1は、データベース(以下、DB)サーバ10と、DBサーバ10にネットワークNwを介して接続された複数のロボット20とから構成される。
DBサーバ10は、1台又は複数台のサーバ装置から構成され、共通DB11と個別DB12とから構成される。
共通DB11は、複数の児童の学習に共通にアクセスされる情報を集約して記憶する。共通DB11の記憶情報には、各ロボット20がユーザから疑似的会話等を介して収集した情報や、その情報を編集あるいは加工した情報も含まれている。
個別DB12は、ユーザ別に、ユーザである児童から得た知識や児童の嗜好性を表す情報を記憶する。
ロボット20は、個々のユーザが個別に使用するロボットである。ロボット20は、学習用の情報(学習コンテンツ)を生成し、生成した学習コンテンツをユーザに提供し、ユーザの応答を取得し、取得した情報を、ネットワークNwを介してDBサーバ10に送信し、個別DB12に格納する。ロボット20は、学習コンテンツを生成する際に、自己が内部に記憶している情報だけでなく、共通DB11に格納されている、複数ユーザから得られた情報も参照する。
DBサーバ10は、ハードウェアとしては、図2に示すように、制御部110と、表示部120と、操作部130と、記憶部140と、通信部150とを備える。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)111と、RAM(Random Access Memory)112と、ROM(Read Only Memory)113とを備える。
CPU111は、ROM113に記憶されている制御用のプログラムを実行することにより、共通DB11と個別DB12とを参照または更新する処理、各ロボット20と情報を送受信する処理等を実行する。
RAM112は、揮発性メモリから構成され、CPU111の作業領域として用いられる。
ROM113は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリから構成され、CPU111が実行する制御プログラムや各種固定データを記憶する。
表示部120は、制御部110の制御に従って、画像を表示する。
操作部130は、キーボード等の入力装置を備え、ユーザの操作情報を入力する。表示部120と操作部130は、ユーザインタフェースとして機能する。
記憶部140は、ハードディスク装置、フラッシュメモリ装置等から構成され、共通DB11と個別DB12を格納する。
通信部150は、ネットワークカード等から構成され、制御部110の制御に従って、ネットワークNwを介してロボット20と通信する。
ロボット20は、それぞれ、特定のユーザが個別に使用するロボットである。ロボット20は、ユーザとコミュニケーションを図ることができるいわゆる対話型ロボットであり、その外観は、例えば、図3に示すように、人の形状を有する。
図3に示す例では、ロボット20は、表示部220と、画像入力部230と、音声入力部240と、音声出力部250とが人の形状になぞらえて配置されている。
ロボット20は、ハードウェアとしては、図4に示すように、制御部210と、表示部220と、画像入力部230と、音声入力部240と、音声出力部250と、記憶部260と、通信部270とを備える。
制御部210は、CPU211と、RAM212と、ROM213とを備える。
CPU211は、ROM213に記憶されている制御用のプログラムを実行することにより、i)学習コンテンツ(質問、話題等)を、共通DB11から取得した情報を用いて生成し、ii)生成した学習コンテンツを音声出力部250と表示部220とを介してユーザに提供し、iii)ユーザの応答を音声入力部240と画像入力部230とを介して取得し、iv)取得した応答をテキスト情報に変換し、通信部270を介してDBサーバ10に送信する。制御部210が、共通DB11に記憶されている情報にアクセスできる範囲は、このロボット20(換言すれば、ユーザ)に設定されているアクセスレベルにより制限される。アクセスレベルについては後述する。
RAM212は、揮発性メモリから構成され、CPU211の作業領域として用いられる。
ROM213は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリから構成され、CPU211が実行するロボットの基本動作のための制御プログラムやBIOS(Basic Input Output System)等を記憶する。
表示部220は、液晶表示装置等から構成され、制御部210の制御に従って、制御部210が生成した学習コンテンツを表示する。
画像入力部230は、カメラ等から構成され、周囲を撮影し、画像情報を制御部210に供給する。制御部210は、パターンマッチング等により、ユーザのジェスチャを認識し、対応するテキスト情報を生成する。
音声入力部240は、マイクロフォンなどを備え、ユーザが発した声を集音して音声信号に変換し、制御部210に供給する。制御部210は供給された音声信号に、音声認識処理を施し、テキスト情報を生成する。音声入力部240は、制御部210と共同して、ユーザからの情報を収集する情報収集手段として機能する。
音声出力部250は、D/A(デジタル・アナログ)変換回路、アンプ、スピーカなどから構成され、制御部210から出力された音声信号を音声に変換して出力する。音声出力部250は、制御部210と共同して、ユーザに情報を提供する情報提供手段として機能する。
記憶部260は、フラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性メモリ等から構成され、ユーザと対話を行うための会話プログラム、共通DB11からダウンロードした情報、ロボットを識別するためのロボットID(Identification)などを格納する。
通信部270は、無線通信機器などから構成され、制御部210の制御に従って、DBサーバ10と通信を行う。
次に、図1に示す共通DB11と個別DB12の構造を説明する。
個別DB12は、入力履歴テーブルTr、個別情報テーブルTs、アクセス条件テーブルThを有する。
入力履歴テーブルTrは、図5に例示するように、ロボット20の通信部270から受信した情報を時系列的に記憶するテーブルであり、「ロボットID」、「項目」、「カテゴリ」、「内容」、「日時」のフィールドを有する。例えば、第1レコードの「ロボットID=B9242、項目=リンゴ、カテゴリ=色、内容=黒」は、ロボット20が、ユーザに、「リンゴは何色?」と質問し、ユーザが、「リンゴは黒い」、「黒」、「真っ黒」等と回答した場合に得られる。
個別情報テーブルTsは、ユーザから個別に取得した個別情報を最新化して格納するテーブルであり、図6に例示するように、「ロボットID」、「項目」、「カテゴリ」、「内容」のフィールドを有する。項目とカテゴリの欄は、予め設定されており、内容の欄には、ユーザの回答から導かれた最新の情報がセットされる。例えば、図5の入力履歴テーブルTrの第1レコードに示すように、ユーザが「リンゴの色は黒」と応答した場合には、個別情報テーブルTsの「ロボットID=B9242、項目=リンゴ、カテゴリ=色」に対応する内容の欄には「黒」が設定される。
一方、図5の入力履歴テーブルTrの第5レコードに示すように、ユーザがその後、「リンゴの色は赤」と発言を変更した場合には、個別情報テーブルTsの「ロボットID=B9242、項目=リンゴ、カテゴリ=色」に対応する内容の欄は「赤」に更新される。
アクセス条件テーブルThは、ロボット20が共通DB11から情報を取得できる範囲を規定するテーブルであり、図7に示すように、「ロボットID」、「項目」、「アクセスレベル」のフィールドを有する。アクセスレベルが高くなるに従って、アクセス可能な情報の範囲が拡大する。
「アクセスレベル」は、基本的には、各ユーザの学年などによりデフォルト値が設定される。例えば、小学1年生には、全項目に「1」(最低レベル)が設定され、小学2年生には全項目に「2」が設定されるという具合に、学年が高くになるに従って、アクセスレベルが高く設定される。デフォルトで設定されているアクセスレベルは、項目別に、ユーザの学習の進度に応じて、順次高いレベルに更新されうる。
図7の例は、小学2年生のユーザの例であり、ほぼ全ての項目にアクセスレベル「2」が設定されている。ただし、項目「リンゴ」については、学習が進んだため、アクセスレベルが「3」(=通常の3年生のアクセスレベル)に設定されている。
一方、共通DB11は、全ユーザに共通にアクセスされるDBであり、共通情報テーブルTcとアクセス範囲管理テーブルTaを有する。
共通情報テーブルTcは、複数の児童が共通に学習する共通情報を格納するテーブルである。共通情報テーブルTcは、図8に示すように、「項目」、「カテゴリ」、「内容」、「信頼度」のフィールドを有する。ここで、「信頼度」は、内容の確からしさを示す指標である。本実施形態では、より多くのユーザから得た同一内容の情報ほど「信頼度」が高く設定され、より少ないユーザから得た同一内容の情報ほど、「信頼度」が低く設定される。本例では、「信頼度」は、情報の客観的な信頼度を示すものではなく、一種の多数決情報である。
図8の第1〜第4レコードを例に説明すると、ロボット20の全ユーザの中で、リンゴの色を「赤」と答えたユーザが「92」人、「紫」と答えたユーザが「20」人、「青」と答えたユーザが「23」人、「緑」と答えたユーザが「39」人いることを表している。ここで、新たに、リンゴの色を「緑」と回答したユーザが現れたとすると、「緑」の「信頼度」に1が加算され、「40」に更新される。また、リンゴの色を、「黒」と回答したユーザが現れたとすると、内容の欄に「黒」が追加され、その「信頼度」の欄に「1」が設定される。
アクセス範囲管理テーブルTaは、共通情報へのアクセス範囲を管理するテーブルであり、図9に示すように、例えば、「項目」、「カテゴリ」、「アクセスレベル」のフィールドを有する。アクセス範囲管理テーブルTaの各レコードは、ロボット20が共通情報テーブルTcの情報を取得する際にアクセスできる範囲を、「項目」および「カテゴリ」ごとに設定している。
アクセス条件テーブルTh、アクセス範囲管理テーブルTa、制御部110は、共同して、共通情報の取得許容範囲を制限するアクセス制限手段として機能する。
例えば、「項目=リンゴ、カテゴリ=色」であれば、アクセスレベルが1であるので、全ユーザがこの情報にアクセスできる。一方、「項目=リンゴ、カテゴリ=原産地」であれば、アクセスレベルが5であるので、小学5年生以上か、「項目=リンゴ」について学習が進んで、アクセスレベルが5以上に設定されているユーザのロボット20のみがアクセスできる。
次に、ロボット20がユーザと会話をする処理について説明する。ロボット20は、ユーザとの対話用に、複数の会話プログラムを記憶部260に記憶している。会話プログラムを、図10と図11に例示する。
会話プログラムP1は、任意の「項目」について、学習するための会話情報を生成する。制御部210は、会話プログラムP1を実行して会話を開始する際には、まず、共通DB11から、共通情報テーブルTcに登録されている情報を取得する(ステップS11)。ただし、取得する情報は、共通情報テーブルTcに登録されている情報のうち、そのユーザに設定されているアクセスレベル以下のアクセスレベルが設定されている情報のみである。
具体例に説明する。ロボット20の制御部210は、自己の識別情報をロボットIDとして付して、DBサーバ10の制御部110に、共通情報テーブルTcに登録されている情報の送信を依頼する。制御部110は、受信したロボットIDから、そのロボット用のアクセス条件テーブルThを特定する。制御部110は、特定したアクセス条件テーブルThとアクセス範囲管理テーブルTaとから、そのロボット20にアクセスが認められている範囲の情報を特定し、共通情報テーブルTcから読み出して、ロボット20に送信する。
ここで、情報を要求しているロボット20用のアクセス条件テーブルThが図7に示すものであるとする。この場合、制御部110は、アクセス条件テーブルThとアクセス範囲管理テーブルTaを参照して、共通情報テーブルTcに登録された情報のうち、項目=リンゴに関する情報については、アクセスレベル3以下のカテゴリの情報、他はアクセスレベル2以下の情報を抽出して、通信部150を介してロボット20に送信する。ロボット20の制御部210は、通信部270を介して、共通情報テーブルTcから抽出された情報を受信し、記憶部260に格納する。
次に、制御部210は、記憶部260に格納した情報のうちから、会話に使用する「項目」と「カテゴリ」を特定する(ステップS12)。ここでは、「項目=リンゴ、カテゴリ=色」が選択されたと仮定する。
次に、制御部210は、「今日は、『項目』について勉強しようね。『項目』って知ってる?」というテンプレートの「項目」の欄に、選択した「項目=リンゴ」を挿入し、「今日は、『リンゴ』について勉強しようね。『リンゴ』って知ってる?」というテキストデータを生成する(ステップS13)。制御部210は、生成したテキストデータを、図3に示す音声出力部250を介して音声に変換し、ユーザに向けて放音する。
制御部210は、ユーザの回答を待機する。ユーザが回答を音声で発すると、音声入力部240がこれを電気信号に変換し、制御部210に出力する。制御部210は、この電気信号を認識処理し、回答が肯定的であるか、否定的であるかを判別する(ステップS14)。
回答が肯定的な場合、制御部210は、「『項目』の『カテゴリ』は何かな?」というテンプレートの「項目」と「カテゴリ」の欄に、選択した「項目=リンゴ」と「カテゴリ=色」を挿入し、「『リンゴ』の『色』は何かな?」というテキストデータを生成する(ステップS15)。制御部210は、生成したテキストデータを、図3に示す音声出力部250を介して放音する。
制御部210は、ユーザの回答を待機する。ユーザが回答を音声で発すると(ステップS16)、制御部210は、音声を認識し、テキストデータを生成する。制御部210は、テキストデータを解析し、「項目」と「カテゴリ」と「内容」を抽出し、ロボットIDと登録コマンドを付して、DBサーバ10に送信する(ステップS17)。
次に、制御部210は、「みんなは、『項目』の『カテゴリ』は『内容』と言ってるよ。」というテンプレートに、項目とカテゴリと内容を挿入し、テキストデータを生成する(ステップS18)。ここで、制御部210は、ダウンロードしてある共通情報を参照し、例えば、内容として、「赤、緑、青、紫」を挿入する。これにより、「みんなは、『リンゴ』の『色』は『赤、緑、青、紫』と言ってるよ。」というテキストデータを生成する(ステップS18)。この処理において、制御部210は、取得した共通情報に基づいて、ユーザに提供する情報を編集する情報編集手段として機能する。
ステップS14で、ユーザが否定的な発言をした場合、制御部210は、「『項目』って、たとえば『カテゴリ』が『内容』のものらしいよ。」というテンプレートに、項目とカテゴリと内容を挿入し、テキストデータを生成する(ステップS19)。これにより、「『リンゴ』って、たとえば、『色』が『赤、緑、青、紫』のものらしいよ。」というテキストデータを生成し、音声に変換して放音する。以後、同様にして、会話が進行する。
一方、会話プログラムP2も、任意の「項目」について、学習するための会話情報を生成するためのものである。
制御部210は、会話プログラムP2を実行して、会話を開始する際にも、まず、共通DB11から、共通情報テーブルTcに登録されている情報を取得する(ステップS21)。
次に、制御部210は、記憶部260に格納した情報のうちから、会話に使用する「項目」と「カテゴリ」を特定する(ステップS22)。ここでは、「項目=リンゴ、カテゴリ=色」が選択されたと仮定する。
制御部210は、「今日は、『項目』について勉強しようね。みんなは、『項目』の『カテゴリ』について『内容』と考えているらしい。君ならどう答える?」というテンプレートの「項目」、「カテゴリ」、「内容」の欄に、選択した「項目=リンゴ」、「カテゴリ=色」、「内容=赤、緑、青、紫」を挿入して「今日は、『リンゴ』について勉強しようね。みんなは、『リンゴ』の『色』について『赤、緑、青、紫』と考えているらしい。君ならどう答える?」というテキストデータを生成し、音声に変換し、放音する(ステップS23)。
制御部210は、ユーザの回答を待機する。ユーザが回答を音声で発すると、制御部210は、音声を認識し、テキストデータを生成する。制御部210は、テキストデータを解析し、その中に「項目」と「カテゴリ」と「内容」とが含まれているか否かによって、ユーザから回答があったか否かを判断する(ステップS24)。ユーザから回答があった場合には(ステップS24:YES)、これらを抽出し、ロボットIDと登録コマンドを付して、DBサーバ10に送信する(ステップS25)。その後、「なるほど。そうなんだね。」と発音する(ステップS26)。
一方、制御部210は、ユーザの回答が「わからない」、あるいは、無応答の場合(
ステップS24:NO)、「調べてみてね。わかったら今度おしえて。」と発音する(ステップS27)。以後、同様にして、会話が進行する。
次に、ロボットシステム1を使って、ユーザが学習する手順及びそれに伴うロボットシステム1の動作について説明する。
ロボットシステム1の利用開始当初は、共通情報には児童からの情報が十分に集まっていない。このため、システム管理者が、DBサーバ10の操作部130を操作して、共通情報テーブルTcに一般的なデータ、例えば、図8に示すように、「項目=リンゴ、カテゴリ=色」について、「内容=赤、信頼度=92」、「内容=紫、信頼度=20」といった情報を設定しておく。
ロボット20の制御部210は、学習処理を開始すると、選択した会話プログラムを処理することにより、前述したように、共通DB11に格納されている共通情報テーブルTcから、自己のアクセス条件テーブルThに設定されているアクセスレベル以下の共通情報を読み出し、記憶部260に格納する。
次に、制御部210は、今回の学習対象の「項目」と「カテゴリ」を選択する。その後、制御部210は、会話プログラムに従って、ユーザと会話を続けつつ、ユーザの回答から情報を抽出し、通信部270を介して、DBサーバ10にロボットIDと個別情報更新処理起動コマンドとを共に送信する(図10:ステップS17、図11:ステップS25)。
DBサーバ10の制御部110は、ユーザの回答から抽出した情報とロボットIDと個別情報更新処理起動コマンドとを、通信部150を介して受信する。制御部110は、個別情報更新処理起動コマンドに応答して、図12に示す個別情報更新処理を起動する。
個別情報更新処理を開始すると、DBサーバ10の制御部110は、受信情報に含まれるロボットIDで特定されるロボット20用の入力履歴テーブルTrに、「項目=リンゴ、カテゴリ=色、内容=黒」という情報を登録する(ステップS31)。ここでは、図5の第1レコードに示すように、ロボット20から送信されてきた「リンゴ:色:黒」をタイムスタンプと共に登録する。
次に、制御部110は、受信情報に含まれるロボットIDで特定されるロボット20用の個別情報テーブルTsに受信した情報を反映する(ステップS32)。具体的には、制御部110は、「項目」および「カテゴリ」の値が同一のレコードが既に存在する場合は、そのレコードを受信したレコードで上書きして更新し、それ以外の場合は、受信したレコードを挿入する。例えば、「項目=リンゴ、カテゴリ=色、内容=赤」からなるレコードがすでに登録されている場合、このレコードを、今回受信した「項目=リンゴ、カテゴリ=色、内容=黒」からなるレコードで上書きする。一方、「項目=リンゴ、カテゴリ=色」からなるレコードが登録されていない場合、「項目=リンゴ、カテゴリ=色、内容=黒」からなるレコードを登録する。
このようにして、個別情報テーブルTsのデータは、ユーザから取得した情報によって最新化される。この処理において、制御部110は、ロボット20から受信した情報に基づいて、個別DB12に記憶されている個別情報をロボット20ごとに更新する個別情報更新手段として機能する。
次に、今回受信した情報に含まれる「項目」について、アクセス条件テーブルThを更新すべきか否かを判別し(ステップS33)、更新基準を満たす場合には(ステップS33:YES)、更新する(ステップS34)。
更新基準としては、ある項目、例えば、「リンゴ」に関して、基準値(例えば、80%)以上の「カテゴリ」について、問いに対する回答を成した場合には、その項目へのアクセスレベルに所定量(例えば、1)を加算する。前述の例であれば、図10のステップS16、図11のステップS24でユーザのなした「リンゴ」の「色」に関する回答が、項目=リンゴに関するアクセスレベル3以下のカテゴリの80%以上に回答したことになったか否かを履歴等から判別する。基準値以上になっていれば、アクセスレベルを3から4に更新する。この処理において、制御部110は共通DB11の共通情報を取得する取得許容範囲を更新する取得許容範囲更新手段として機能する。
一方、ステップS33で、アクセスレベルの更新の必要がないと判別されると(ステップS33:NO)、ステップS34をスキップする。
制御部110は、このようにして、ユーザの個別の入力履歴テーブルTr、個別情報テーブルTs、アクセス条件テーブルThを更新すると、続いて、図13に示す共通情報更新処理を起動する。
制御部110は、共通情報更新処理を開始すると、ロボット20から受信した「項目」、「カテゴリ」、「内容」の組み合わせが同じレコードが共通情報テーブルTcに存在するかを判断する(ステップS41)。制御部110は、「項目」、「カテゴリ」、「内容」の組み合わせが同じレコードが存在すると判断すると(ステップS41:YES)、そのレコードの「信頼度」に1を加算する(ステップS42)。一方、制御部110は、「項目」、「カテゴリ」、「内容」の組み合わせが同じレコードが存在しないと判断すると(ステップS41:NO)、今回、ロボット20から受信した「項目」、「カテゴリ」、「内容」の新規レコードを共通情報テーブルTcに挿入し、その「信頼度」を1とする(ステップS43)。
この処理において、制御部110は、ユーザから収集した情報に基づいて、共通情報を更新する共通情報更新手段として機能する。
前述の例では、今回、ロボット20から送信された情報が、「項目=リンゴ、カテゴリ=色、内容=黒」である。図8に示す例では、共通情報テーブルTcに同一情報のレコードが存在しない。このため、この情報を新規に登録し、「信頼度」を1とする(ステップS43)。
一方、今回、ロボット20から送信された情報が、「項目=リンゴ、カテゴリ=色、内容=赤」とすれば、図8に示す例では、同一情報のレコードが存在するので、「信頼度」を92から93に更新する(ステップS42)。
このように処理される結果、「信頼度」は、多くの児童から得た情報である場合に大きくなる。これにより、例えば、「項目=リンゴ、カテゴリ=色、内容=赤」からなるレコードは、多くの児童から得られて「信頼度」が高くなり、「項目=リンゴ、カテゴリ=色、内容=黒」からなるレコードは、多くの児童からは得られず、「信頼度」が低くなる。
以上で、制御部110は、共通DB11と個別DB12を更新する処理を終了する。
このようにして、本実施の形態では、ユーザの知識レベルや興味に合わせてアクセス範囲を限定する。これにより、ロボット20は、ユーザの全く興味の無い情報や、児童の知識レベルでは難しすぎるような高度な情報を提供せず、ユーザの特性や興味に合わせた会話を行うことができる。
また、共通DB11には複数ロボット20で得られた情報が集約され、また、情報が陳腐化しない効果がある。
また、個別DB12には、ユーザごとの特性や学習の進捗を表す情報が集約され、ロボット20が他のロボットとは異なる個性を持つことができる。例えば、ロボット20は、会話する「項目」を選択する際、個別DB12に格納された個別情報テーブルTsのレコード量が多い「項目」を選択する確率を高くする。これによって、ロボット20は、使用するユーザの興味に合った話題が多く、他のロボットと話題が異なるという個性を持つことができる効果がある。
なお、上記実施の形態では、個別情報更新処理と共通情報更新処理を連続して実施する例を示したが、これらの処理を連続して実行せず、共通情報更新処理を、例えば、バッチ処理として、深夜に一括して行っても良い。
(第2実施形態)
第1実施形態においては、個別DB12の内容は、該当するユーザにのみ利用されている。一方、他のユーザの知識、学習の進度などの情報を参考にした方が、学習効果上望ましい場合がある。そこで、以下、複数ユーザで個別情報を共用することが可能なロボットシステムの実施を説明する。
本実施形態のロボットシステム1は、個別情報を共用する関係になる「お友達」機能を備える。
DBサーバ10の記憶部140には、「お友達」関係にあるロボットIDが、図14に示すように登録される。「お友達」関係が設定されると、お友達IDが設定され、お友達となったロボットIDが登録される。
「お友達」は、システム管理者が操作部130を操作して設定してもよいし、制御部110が自動的に設定してもよい。
システム管理者が設定する場合は、たとえば、ユーザからの申請に基づいて、システム管理者が操作部130を操作してお友達ID、ロボットID、お友達名を記憶部260に設定すればよい。
一方、制御部110が自動的に設定する場合、たとえば、制御部110は、異なったロボットIDの個別情報テーブルTsのマッチング処理を行い、類似度が基準レベル以上のユーザの組み合わせを抽出する。
続いて、抽出した各ユーザにたとえば、ロボット20を介して、抽出されたユーザを「お友達」の候補として紹介し、両ユーザがお友達になることに同意した場合、図14に示す情報を「お友達」登録すればよい。
なお、アクセス条件テーブル同士のマッチングを取って、その類似度が基準レベル以上の場合に、両ユーザを「お友達」の候補として抽出するようにしてもよい。
このように、制御部110が自動的に「お友達」を設定する処理において、制御部110は、個別DB12に記憶されている個別情報に基づいて、「お友達」となるユーザを決めるユーザ特定手段として機能する。
また、「お友達」が設定されている場合に、「お友達」の学習情報をどのように相手に伝達するかは任意である。
たとえば、「お友達」登録された場合には、互いに、個別情報テーブルTsを参照してきるようにしてもよい。
また、ユーザとロボット20の会話の過程で、ロボット20が共通情報をユーザに提供する場面で、共通情報に代えて、あるいは、共通情報と共に、「お友達」登録されているユーザの個別情報テーブルTsから得た情報を提供するようにしてもよい。
この場合は、例えば、図10に示す会話プログラムP1のステップS11で学習情報をダウンロードする際に、図15に示す会話プログラムP3のように、制御部110は、ダウンロードを要求してきたロボットIDが「お友達」登録されているか否かを、記憶部260を参照することにより判別する。「お友達」登録がされている場合には、共通情報と共に友人の個別情報テーブルTsから情報を抽出して、ロボット20に送信する(ステップS51)。
この際、共通情報に関しては、様々な項目・カテゴリ・アクセスレベルの情報が混在しているため、アクセス条件テーブルThに基づいて、情報を抽出して、ロボット20に送信するが、「お友達」に関しては、嗜好・アクセスレベルが類似するため、情報の抽出を行わずにそのままロボット20に送信してもよい。
そして、図10に示す会話プログラムP1のステップS18で他者の学習情報を提供する際に、図15に示す会話プログラムP3のように、例えば、「『お友達名』さんは、『項目』の『カテゴリ』は、『内容』と言ってるよ。あと、みんなは、『項目』の『カテゴリ』は『内容の集計』と言ってるよ。」というように発話する(ステップS52)。これによって、特定の友人から得た学習情報と、多数のユーザの集計的な学習情報とを、共に提供することができる。
例えば、図14に示すように、「お友達」の名前がAAでその個別情報テーブルTsが図6に示すもので、共通情報テーブルTcが図8に示すものであるとすれば、「『AA』さんは、『リンゴ』の『色』は、『黒』と言ってるよ。あと、みんなは、『赤、紫、青、緑』と言ってるよ。」というように発話する。
なお、ステップS52で、「お友達」の学習情報のみを提供するようにしてもよい。
この仕組みによれば、「お友達」同士がお互いに興味を広げ、競争することにより学習意欲が向上する効果がある。また、「お友達」から得られた情報によって、ユーザ自身が全く興味のなかった分野などに興味を持つきっかけとすることができ、学習効果が高まる。
本発明は、上記実施の形態に限定されず、種々の変更及び応用が可能である。例えば、個別DB12上の各テーブルをDBサーバ10の記憶部140に配置し、且つ、制御部110が管理(登録・更新など)する代わりに、各ロボット20の記憶部260に配置し、制御部210が管理するように構成してもよい。この場合、各ロボット20の制御部210は、共通情報テーブルTcの更新に必要な情報のみをDBサーバ10に送信すればよい。
また、実施形態2で説明した「お友達」機能に関しては、お友達設定されているロボット20間で、個別情報テーブルTsを適宜のタイミング(例えば、更新される度に、定期的に、等)で交換するようにすればよい。
以上の実施の形態では、ユーザとロボット20とが1対1の関係にあるため、ロボットIDでユーザを特定できたが、複数ユーザがロボット20を共用するようにしてもよい。この場合は、ロボットIDに代えて、ユーザIDを発行し、ユーザIDごとに入力履歴テーブルTr、個別情報テーブルTs、アクセス条件テーブルTh等を配置する。ロボット20は、画像入力部230で入力した顔画像からその時点のユーザを特定し、そのユーザIDを特定して、DBサーバ10との情報交換を行う。
また、以上の実施の形態では、個別情報更新処理や共通情報更新処理などの処理をDBサーバ10が実施するようにしているが、複数のロボット20がそれぞれこれらの処理を実施しても良く、また、システムを簡略化するため、DBサーバ10の処理をまとめて1つのロボット20が実施するようにしても良い。
また、以上の実施の形態では、学習情報として一般的な知識を例示したが、共通情報から得た情報が正しいか誤っているかを決定するわけではなく、情報の信頼度をユーザからの回答数によって算出するだけであるため、「好き」、「嫌い」のようなユーザの嗜好性を表す情報も、一般的な知識と同様に取り扱うことができる。
また、以上の実施の形態では、アクセスレベルを変更する手法として、ある基準値以上のカテゴリに対して回答したかどうかで決定しているが、それに限られない。例えば、個別DB12に記憶されている情報を「項目」ごとにチェックし、1)ほとんど埋まっているか否か、2)予め別に記憶している客観的な答えと一致する率が基準値を超える、等の手法としても良い。
また、以上の実施の形態では、信頼度を示す指標は、同一の内容の情報の数をもとに決定しているが、それに限られず、他の指標でも良い。たとえば、客観的な答えがある項目やカテゴリの場合には、その答えを100として、他の答えはすべて0にしても良い。
また、以上の実施の形態では、ロボット20とユーザが会話を行うことによってコミュニケーションを取っているが、コミュニケーションの手段は任意である。例えば、ロボット20がユーザのジェスチャを、画像入力部230を介して取得し、パターン認識を行うことで対応するコマンドやデータを取得するようにしてもよい。また、ロボット20にキーボード等の操作部を配置し、操作部を操作することによって、情報を入力する形態としても良い。一方、ロボット20は、音声出力部250を介して音声を出力する代わりに、またはそれに加えて、表示部220に文字、画像等を表示することによって、ユーザに情報を提供しても良い。
また、以上の実施の形態では、児童学習用のロボットシステムを例示したが、本願発明はこれに限定されない。多数のユーザから得た情報を集約化して、個々のユーザへの情報提供に活用するならば、任意のロボットシステム、例えば、一般向けの学習用ロボット、癒し用ロボット、会話用ロボット、介護用ロボット等に適用可能である。
上述した、ハードウェア構成、ソフトウェア構成、教材の例、会話パターン等は、発明の実施形態の理解を容易にするための例示であり、発明を限定するものではない。
なお、DBサーバ10及びロボット20は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、コンピュータに上述のいずれかを実行するためのプログラムを格納した記録媒体等から該プログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行するDBサーバとロボットを構成することができる。
また、コンピュータにプログラムを供給するための手法は、任意である。例えば、通信回線、通信ネットワーク、通信システム等を介して供給してもよい。
また、上述の機能の一部をOS(Operation System)が提供する場合には、OSが提供する機能以外の部分をプログラムで提供すればよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明には、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲が含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記1)
複数のロボットが共通にアクセスする共通情報を記憶する共通データベースを備えるサーバにアクセスするロボットであって、
情報を収集する情報収集手段と、
前記ロボットごとに個別の情報である個別情報を記憶する個別データベースと、
前記情報収集手段が収集した情報に基づいて、前記個別データベースに記憶されている個別情報を前記ロボットごとに更新する個別情報更新手段と、
前記情報収集手段が収集した情報に基づいて、前記共通データベースに記憶されている共通情報を更新する共通情報更新手段と、を備える、
ことを特徴とするロボット。
(付記2)
複数のロボットと該ロボットからアクセスされるサーバとを含み、
前記サーバは、
前記複数のロボットが共通にアクセスする共通情報を記憶する共通データベースを備え、
前記複数のロボットは、複数のユーザにそれぞれ対応しており、
前記ユーザから情報を収集する情報収集手段を備え、
前記ロボットごとに個別の情報である個別情報を記憶する個別データベースと、
前記情報収集手段が収集した情報に基づいて、前記個別データベースに記憶されている個別情報をロボットごとに更新する個別情報更新手段と、
前記情報収集手段が収集した情報に基づいて、前記共通データベースに記憶されている共通情報を更新する共通情報更新手段と、を備える、
ことを特徴とするロボットシステム。
(付記3)
前記共通データベースは、前記共通情報の信頼度を表す指標を記憶し、
前記共通情報更新手段は、前記情報収集手段の収集した情報が前記共通データベースに記憶されている場合には、前記指標を、信頼度を高める値に更新する、
ことを特徴とする付記2に記載のロボットシステム。
(付記4)
前記ロボットは、
ユーザに情報を提供する情報提供手段を備え、
前記個別データベースに記憶されている個別情報を取得し、前記情報提供手段が前記ユーザに提供する情報を編集する情報編集手段を備え、
前記情報編集手段は、前記共通データベースから取得した情報と他の特定のユーザ用の前記個別データベースから取得した情報の少なくとも一方を用いて、前記ユーザに提供する情報を編集する、
ことを特徴とする付記2又は3に記載のロボットシステム。
(付記5)
前記個別データベースに記憶されている個別情報に基づいて、前記他の特定のユーザを決めるユーザ特定手段をさらに備える、
ことを特徴とする付記4に記載のロボットシステム。
(付記6)
前記ロボットごとに前記共通情報の取得許容範囲を設定するアクセス制限手段をさらに備える、
ことを特徴とする付記2から5の何れか1つに記載のロボットシステム。
(付記7)
前記情報収集手段が収集した情報に基づいて、前記取得許容範囲を更新する取得許容範囲更新手段をさらに備える、
ことを特徴とする付記6に記載のロボットシステム。
(付記8)
前記サーバは、前記ロボットの少なくとも1台が前記サーバを兼ねる、
ことを特徴とする付記2から7の何れか1つに記載のロボットシステム。
(付記9)
複数のロボットからアクセスされるサーバであって、
前記複数のロボットが共通にアクセスする共通情報を記憶する共通データベースと、
前記ロボットごとに個別の情報である個別情報を記憶する個別データベースと、
前記ロボットから受信した情報に基づいて、前記個別データベースに記憶されている個別情報を前記ロボットごとに更新する個別情報更新手段と、
前記ロボットから受信した情報に基づいて、前記共通データベースに記憶されている共通情報を更新する共通情報更新手段と、を備える、
ことを特徴とするサーバ。
(付記10)
複数のロボットと該ロボットからアクセスされるサーバとを含むロボットシステムによる情報収集方法であって、
前記ロボットがユーザから情報を収集し、
前記複数のロボットが共通にアクセスする共通情報を記憶し、
前記ロボットごとに個別の情報である個別情報を記憶し、
前記収集した情報に基づいて、前記個別情報を前記ロボットごとに更新し、
前記収集した情報に基づいて、前記共通情報を更新する、
ことを特徴とする情報収集方法。
(付記11)
1又は複数のコンピュータに、
複数のロボットが共通にアクセスする共通情報を記憶し、
前記ロボットごとに個別の情報である個別情報を記憶し、
前記ロボットから受信した情報に基づいて、前記個別情報を前記ロボットごとに更新し、
前記ロボットから受信した情報に基づいて、前記共通情報を更新する、
処理を実行させるプログラム。
1…ロボットシステム、10…DBサーバ、11…共通DB、12…個別DB、20…ロボット、110…制御部、111…CPU、112…RAM、113…ROM、120…表示部、130…操作部、140…記憶部、150…通信部、210…制御部、211…CPU、212…RAM、213…ROM、220…表示部、230…画像入力部、240…音声入力部、250…音声出力部、260…記憶部、270…通信部、Nw…ネットワーク

Claims (11)

  1. 複数のロボットが共通にアクセスする共通情報を記憶する共通データベースを備えるサーバにアクセスするロボットであって、
    情報を収集する情報収集手段と、
    前記ロボットごとに個別の情報である個別情報を記憶する個別データベースと、
    前記情報収集手段が収集した情報に基づいて、前記個別データベースに記憶されている個別情報を前記ロボットごとに更新する個別情報更新手段と、
    前記情報収集手段が収集した情報に基づいて、前記共通データベースに記憶されている共通情報を更新する共通情報更新手段と、を備える、
    ことを特徴とするロボット。
  2. 複数のロボットと該ロボットからアクセスされるサーバとを含み、
    前記サーバは、
    前記複数のロボットが共通にアクセスする共通情報を記憶する共通データベースを備え、
    前記複数のロボットは、複数のユーザにそれぞれ対応しており、
    前記ユーザから情報を収集する情報収集手段を備え、
    前記ロボットごとに個別の情報である個別情報を記憶する個別データベースと、
    前記情報収集手段が収集した情報に基づいて、前記個別データベースに記憶されている個別情報をロボットごとに更新する個別情報更新手段と、
    前記情報収集手段が収集した情報に基づいて、前記共通データベースに記憶されている共通情報を更新する共通情報更新手段と、を備える、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  3. 前記共通データベースは、前記共通情報の信頼度を表す指標を記憶し、
    前記共通情報更新手段は、前記情報収集手段の収集した情報が前記共通データベースに記憶されている場合には、前記指標を、信頼度を高める値に更新する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のロボットシステム。
  4. 前記ロボットは、
    ユーザに情報を提供する情報提供手段を備え、
    前記個別データベースに記憶されている個別情報を取得し、前記情報提供手段が前記ユーザに提供する情報を編集する情報編集手段を備え、
    前記情報編集手段は、前記共通データベースから取得した情報と他の特定のユーザ用の前記個別データベースから取得した情報の少なくとも一方を用いて、前記ユーザに提供する情報を編集する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のロボットシステム。
  5. 前記個別データベースに記憶されている個別情報に基づいて、前記他の特定のユーザを決めるユーザ特定手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項4に記載のロボットシステム。
  6. 前記ロボットごとに前記共通情報の取得許容範囲を設定するアクセス制限手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項2から5の何れか1項に記載のロボットシステム。
  7. 前記情報収集手段が収集した情報に基づいて、前記取得許容範囲を更新する取得許容範囲更新手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項6に記載のロボットシステム。
  8. 前記サーバは、前記ロボットの少なくとも1台が前記サーバを兼ねる、
    ことを特徴とする請求項2から7の何れか1項に記載のロボットシステム。
  9. 複数のロボットからアクセスされるサーバであって、
    前記複数のロボットが共通にアクセスする共通情報を記憶する共通データベースと、
    前記ロボットごとに個別の情報である個別情報を記憶する個別データベースと、
    前記ロボットから受信した情報に基づいて、前記個別データベースに記憶されている個別情報を前記ロボットごとに更新する個別情報更新手段と、
    前記ロボットから受信した情報に基づいて、前記共通データベースに記憶されている共通情報を更新する共通情報更新手段と、を備える、
    ことを特徴とするサーバ。
  10. 複数のロボットと該ロボットからアクセスされるサーバとを含むロボットシステムによる情報収集方法であって、
    前記ロボットがユーザから情報を収集し、
    前記複数のロボットが共通にアクセスする共通情報を記憶し、
    前記ロボットごとに個別の情報である個別情報を記憶し、
    前記収集した情報に基づいて、前記個別情報を前記ロボットごとに更新し、
    前記収集した情報に基づいて、前記共通情報を更新する、
    ことを特徴とする情報収集方法。
  11. 1又は複数のコンピュータに、
    複数のロボットが共通にアクセスする共通情報を記憶し、
    前記ロボットごとに個別の情報である個別情報を記憶し、
    前記ロボットから受信した情報に基づいて、前記個別情報を前記ロボットごとに更新し、
    前記ロボットから受信した情報に基づいて、前記共通情報を更新する、
    処理を実行させるプログラム。
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