JP2018101193A - 携帯可能電子装置、及びicカード - Google Patents
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Abstract
【解決手段】実施形態の携帯可能電子装置は、異常検出部と、異常処理部と、検出制御部とを持つ。異常検出部は、自装置の電気的な異常を検出する。異常処理部は、前記異常検出部によって前記異常が検出された場合に、検出された前記異常に対応した処理を実行する。検出制御部は、選択されたアプリケーションに応じて、前記異常検出部による前記異常の検出感度を低下させる。
【選択図】図3
Description
図1は、第1の実施形態のICカード1の一例を示す外観図である。
図1に示すように、ICカード1は、ICモジュール10を備える。ICモジュール10は、コンタクト部3と、内部にICチップ100とを備える。
なお、本実施形態では、携帯可能電子装置の一例として、ICカード1について説明する。
ここで、外部装置2は、ICカード1と通信する装置であり、例えば、リーダ/ライタ装置を含む端末装置などである。
ICチップ100は、例えば、1チップのマイクロプロセッサなどのLSI(Large Scale Integration)である。
図2は、本実施形態のICカード1のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、ICカード1は、コンタクト部3と、ICチップ100とを備えたICモジュール10を備えている。そして、ICチップ100は、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)4と、CPU5と、ROM(Read Only Memory)6と、RAM(Random Access Memory)7と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)8と、異常検出部9とを備えている。また、各構成(4から9)は、内部バスBS1を介して接続されている。
RAM7は、例えば、SRAM(Static RAM)などの揮発性メモリであり、ICカード1の各種処理を行う際に利用されるデータを一時記憶する。
図3は、本実施形態のICカード1の機能構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、ICカード1は、異常検出部9と、通信部40と、制御部50と、管理情報記憶部71と、検出感度記憶部81と、AP情報記憶部82とを備えている。
ここで、図3に示されるICカード1の各部は、図2に示されるICカード1のハードウェアを用いて実現される。
図4に示すように、検出感度記憶部81は、「アプリケーション名」と、「検出感度情報」とを対応付けて記憶する。ここで、「アプリケーション名」は、ICカード1がサービスを提供するアプリケーション名であり、アプリケーション識別情報の一例である。また、「検出感度情報」は、異常検出部9による異常の検出が有効であるか否かを示す情報であり、本実施形態では、“検出有効”と“検出無効”の2種類の検出感度が設定可能である。このように、異常の検出感度には、異常検出部9による異常の検出無効が含まれる。
なお、検出感度記憶部81には、複数のアプリケーションに対応する検出感度情報が記憶されており、ICカード1の発行時、又はアプリケーションが追加される際に、当該情報が記憶される。
図5に示すように、管理情報記憶部71は、「現在のアプリケーション名」と、「感度低下モード」となどを対応付けて記憶する。ここで、「現在のアプリケーション名」は、現在選択されているアプリケーション名である。また、「感度低下モード」は、異常検出部9による異常の検出を無効にするか否かを示す情報である。本実施形態では、「感度低下モード」が“ON(オン)”の場合に、異常検出部9による異常の検出を無効(禁止)とし、「感度低下モード」が“OFF(オフ)”の場合に、異常検出部9による異常の検出を有効とする。
また、管理情報記憶部71は、各アプリケーションにおける状態に関する情報も記憶しており、例えば、「現在のアプリケーション名」が“ETCシステム”である場合には、有料道路に入場しているか否かを示す情報(不図示)などを記憶する。
図6は、本実施形態のICカード1の異常感度の設定処理の一例を示すフローチャートである。なお、図6に示す例では、アプリケーションが、ETCシステムである場合の一例として、異常感度の設定処理を説明する。
図7は、本実施形態のICカード1の異常検出処理の一例を示すフローチャートである。
図8は、本実施形態のICカード1の異常感度の設定処理の変形例を示すフローチャートである。図8に示す例は、選択されたアプリケーションがETCシステムである場合の変形例である。
なお、ステップS302において、検出制御部51は、選択されたアプリケーションがETCシステムである場合(ステップS302:YES)に、処理をステップS303に進める。また、異常処理部52は、検出制御部51は、選択されたアプリケーションがETCシステムでない場合(ステップS302:NO)に、処理をステップS307に進める。
これにより、本実施形態によるICカード1は、アプリケーションに応じて、異常検出部9による異常の検出感度を低下させる(例えば、検出を無効にする)ことができる。よって、本実施形態によるICカード1は、セキュリティを確保しつつ、正常に動作させることができる。
このように、本実施形態によるICカード1は、セキュリティを確保しつつ、正常に動作させることができる。
これにより、本実施形態によるICカード1は、外部装置2と継続して接続された状態で使用される用途において、ノイズなどによって異常検出部9が異常を誤検出して、正常に動作しなくなる可能性を低減することができる。
これにより、本実施形態によるICカード1は、有料道路の電子料金収受システム(ETCシステム)において、ノイズなどによって異常検出部9が異常を誤検出して、正常に動作しなくなる可能性をより適切に低減することができ、正常に動作させることができる。
これにより、本実施形態によるICカード1は、例えば、ETCシステムにおいて、異常検出部9による異常の誤検出を無効化できるため、異常検出部9の誤検出により、ICカード1が動作不能(例えば、HALT状態)になることを防止することができる。
これにより、本実施形態によるICカード1は、簡易な手法により、アプリケーションに応じて、異常検出部9による異常の検出感度を適切に変更する(低下させる)ことができる。
これにより、本実施形態によるICカード1は、ICカード1を発行する際に、アプリケーションに応じた異常検出部9による異常の検出感度を、柔軟に設定することができる。
これにより、本実施形態によるICモジュール10は、上述したICカード1と同様の効果を奏し、セキュリティを確保しつつ、正常に動作させることができる。
なお、ICカード1は、ICモジュール10と、ICモジュール10が埋め込まれたカード基材PT(カード本体)とを備える。
次に、図面を参照して、第2の実施形態によるICカード1aについて説明する。
図9は、第2の実施形態のICカード1aの機能構成例を示すブロック図である。
図9に示すように、ICカード1aは、異常検出部9aと、通信部40と、制御部50aと、管理情報記憶部71aと、検出感度記憶部81aと、AP情報記憶部82とを備えている。
また、図9に示されるICカード1aの各部は、図2に示されるICカード1のハードウェアを用いて実現される。
本実施形態では、異常検出部9aが、検出感度を複数レベルに設定及び変更できる場合の一例について説明する。
図10に示すように、検出感度記憶部81aは、「アプリケーション名」と、「検出感度情報」とを対応付けて記憶する。ここで、「アプリケーション名」は、ICカード1aがサービスを提供するアプリケーション名であり、アプリケーション識別情報の一例である。また、「検出感度情報」は、異常検出部9aの検出感度レベルを示す情報であり、本実施形態では、“レベル0(無効)”、“レベル1”などの複数の検出感度レベルが設定可能である。
なお、検出感度記憶部81aには、複数のアプリケーションに対応する検出感度情報が記憶されており、ICカード1aの発行時、又はアプリケーションが追加される際に、当該情報が記憶される。
本実施形態では、異常検出部9aの検出感度を異常検出部9aに直接設定するため、管理情報記憶部71aは、図11に示すように、異常検出部9aの感度設定に関する情報(「感度低下モード」)を備えない点が第1の実施形態と異なる。
図12は、本実施形態のICカード1aの異常感度の設定処理の一例を示すフローチャートである。
図13は、本実施形態のICカード1aの異常検出処理の一例を示すフローチャートである。
これにより、本実施形態によるICカード1aは、第1の実施形態と同様に、セキュリティを確保しつつ、正常に動作させることができる。
これにより、本実施形態によるICカード1aは、アプリケーションに応じて、異常検出部9aによる異常の検出を、適切な検出感度に変更することができる。
コンタクト部を介して外部装置と通信する通信部と、
前記コンタクト部に供給される信号の異常を検出する異常検出部と、
前記異常検出部によって前記異常が検出された場合に、自装置の動作を停止させる処理を実行する異常処理部と、
アプリケーションを識別するアプリケーション識別情報と、前記異常検出部による異常の検出感度を示す検出感度情報とを対応付けて記憶する検出感度記憶部と、
前記外部装置から通信部を介して選択されたアプリケーションを示す前記アプリケーション識別情報に対応する前記検出感度情報を、前記検出感度記憶部から取得し、取得した当該検出感度情報に基づいて、前記異常検出部による異常の検出感度を低下させる検出制御部と
を備える携帯可能電子装置。
前記コンタクト部に供給される信号の異常を検出する異常検出部と、
前記異常検出部によって前記異常が検出された場合に、自装置の状態を初期化させるリセット処理を実行する異常処理部と、
アプリケーションを識別するアプリケーション識別情報と、前記異常検出部による異常の検出感度を示す検出感度情報とを対応付けて記憶する検出感度記憶部と、
前記外部装置から通信部を介して選択されたアプリケーションを示す前記アプリケーション識別情報に対応する前記検出感度情報を、前記検出感度記憶部から取得し、取得した当該検出感度情報に基づいて、前記異常検出部による異常の検出感度を低下させる検出制御部と
を備える携帯可能電子装置。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
Claims (6)
- 自装置の電気的な異常を検出する異常検出部と、
前記異常検出部によって前記異常が検出された場合に、検出された前記異常に対応した処理を実行する異常処理部と、
選択されたアプリケーションに応じて、前記異常検出部による前記異常の検出感度を低下させる検出制御部と
を備える携帯可能電子装置。 - 前記検出制御部は、選択された前記アプリケーションが、外部装置と継続して接続された状態で使用される用途である場合に、前記異常検出部による前記異常の検出感度を低下させる
請求項1に記載の携帯可能電子装置。 - 前記外部装置と継続して接続された状態で使用される用途には、有料道路の電子料金収受システムにおける用途が含まれ、
前記検出制御部は、選択された前記アプリケーションが、前記有料道路の電子料金収受システムにおける用途であり、且つ、前記有料道路に入場している状態である場合に、前記異常検出部による前記異常の検出感度を低下させる
請求項2に記載の携帯可能電子装置。 - 前記異常の検出感度には、前記異常検出部による前記異常の検出無効が含まれ、
前記検出制御部は、選択された前記アプリケーションに応じて、前記異常検出部による前記異常の検出を無効にする
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の携帯可能電子装置。 - 前記アプリケーションを識別するアプリケーション識別情報と、前記異常検出部による異常の検出感度を示す検出感度情報とを対応付けて記憶する検出感度記憶部を備え、
前記検出制御部は、選択された前記アプリケーションを示す前記アプリケーション識別情報に対応する前記検出感度情報を、前記検出感度記憶部から取得し、取得した当該検出感度情報に基づいて、前記異常検出部による異常の検出感度を低下させる
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の携帯可能電子装置。 - 自装置の電気的な異常を検出する異常検出部と、
前記異常検出部によって前記異常が検出された場合に、検出された前記異常に対応した処理を異常処理部と、
選択されたアプリケーションに応じて、前記異常検出部による前記異常の検出感度を低下させる検出制御部と
を備えるICモジュールと、
前記ICモジュールが埋め込まれたカード本体と
を備えるICカード。
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JP2016245403A JP2018101193A (ja) | 2016-12-19 | 2016-12-19 | 携帯可能電子装置、及びicカード |
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CN111325856A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-06-23 | 珠海大横琴科技发展有限公司 | 基于图像处理的海关港口移动收费校核装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010250416A (ja) * | 2009-04-13 | 2010-11-04 | Panasonic Corp | 車載装置、情報端末装置および情報端末システム |
JP2012203800A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Sony Corp | 情報処理装置及び方法、並びにプログラム |
JP2016045864A (ja) * | 2014-08-26 | 2016-04-04 | 株式会社東芝 | Icモジュール、icカード、及びicカードの製造方法 |
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2016
- 2016-12-19 JP JP2016245403A patent/JP2018101193A/ja active Pending
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