JP2018101046A - 楽譜編集用プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】楽譜編集を行うに際して、選択したい音楽記号の所在がいずれの画面UI内であるのかが分からない場合においても、楽譜に貼り付ける音楽記号を容易に選択可能とする。
【解決手段】ディスプレイ画面に楽譜を表示し、選択的に表示切替可能な複数の画面UI内に収納された記号群から択一的に記号を選択して前記楽譜に貼り付けて楽譜を作成する楽譜編集用プログラムであって、前記ディスプレイ画面に記号検索窓を表示する機能と、前記検索窓に記号を検索するための情報を入力する機能と、前記検索窓に入力された情報に基づいて選択記号を決定し、前記選択記号が収納された画面UIを表示するとともに、前記選択記号を他の記号と区別できる態様で表示する機能とをコンピュータに実行させる。
【選択図】図4

Description

本発明は楽譜表示・演奏プログラムに関し、コンピュータにインストールして楽譜表示・演奏装置を構築し、ユーザーがディスプレイ画面のタッチ操作やマウスなどの入力手段から音符や演奏記号などの音楽記号を選択してディスプレイ画面の楽譜に貼り付けて楽譜を作成する楽譜編集用プログラムに関する。
コンピュータを利用し、画面上での操作で楽譜を作成したり編集したりする楽譜編集装置あるいは楽譜編集用ソフトウェアが知られている。これによれば、画面上での操作で楽譜の作成および編集ができ、作成された楽譜を画面上に表示するとともに、パソコンの内蔵音源あるいは外部音源で自動演奏させたり、印刷物として楽譜を出力させたりすることができる。
例えば、コンピュータを利用し、画面上での操作で楽譜を作成したり編集したりするための楽譜編集用ソフトウェアとしては、スコアメーカー(株式会社河合楽器製作所の商品名)が知られている。
特許文献1には、譜面の各ページに夫々のパートの五線譜やその他の音楽情報を多段に記載した形式で表示させ、該譜面上で各種音楽記号やフォントなどを選択してその編集や既編集結果の変更・更新ができる音楽情報表示編集装置が記載されている。
この装置によれば、ユーザーが画面に表示されたパレットから音符・休符・演奏記号等(音楽記号)を選択し、楽譜に貼り付けることにより楽譜を完成させる。
特開平9−114453号公報
楽譜に用いる音楽記号は種類が非常に多く、さらに新たな発想標語などの記号を含めると、その数は無限に増やすこともできる。したがって、ディスプレイ画面上に全ての記号を表示することができたとしても、肝心の楽譜編集のための領域が狭くなってしまうという問題点があった。
従来例では、音楽記号をグループ分けするなどして階層的に音楽記号が選択できる画面ユーザーインターフェス(画面UI)が採用されていた。
そのため、楽譜編集用プログラムを初めて使用する初心者や、楽譜の知識が乏しい者にとって、画面UIのどこにお目当ての音楽記号があるのかを探すことが容易でないという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みて提案されたもので、選択したい音楽記号の所在がいずれの画面UI内であるのかが分からない場合においても、楽譜に貼り付ける音楽記号を容易に選択可能とする楽譜編集用プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため本発明の請求項1に係る楽譜編集用プログラムは、
ディスプレイ画面に楽譜を表示し、選択的に表示切替可能な複数の画面UI内に収納された記号群から択一的に記号を選択して前記楽譜に貼り付けて楽譜を作成する楽譜編集用プログラムであって、
前記ディスプレイ画面に検索窓を表示する機能と、
前記検索窓に記号を検索するための情報を入力する機能と、
前記検索窓に入力された情報に基づいて選択記号を決定し、前記選択記号が収納された画面UIを表示するとともに、前記選択記号を他の記号と区別できる態様で表示する機能と、
をコンピュータに実行させることを特徴としている。
請求項2は、請求項1の楽譜編集用プログラムにおいて、
前記情報を入力する機能の実行により前記選択記号を収納した記号パレットを開いて前記選択記号を他の記号と区別できる態様で表示する機能を含むことを特徴としている。
請求項3は、請求項1の楽譜編集用プログラムにおいて、
過去に楽譜に入力した記号を履歴パレットに登録し、前記情報を入力する機能の実行により前記履歴パレットを開いて前記選択記号を他の記号と区別できる態様で表示する機能を含むことを特徴としている。
請求項4は、請求項1の楽譜編集用プログラムにおいて、
ユーザーが選択した記号をお気に入りパレットに登録し、前記情報を入力する機能の実行により前記お気に入りパレットを開いて前記選択記号を他の記号と区別できる態様で表示する機能を含むことを特徴としている。
請求項5は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の楽譜編集用プログラムにおいて、
前記検索窓に入力する記号を検索するための情報は検索文字列であることを特徴としている。
請求項6は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の楽譜編集用プログラムにおいて、
前記検索窓への情報の入力は、前記ディスプレイ画面に表示されたタッチパネル式の入力手段で行われ、
前記入力手段は、画面をなぞる手書きでの入力を可能とする
ことを特徴としている。
請求項1の楽譜編集用プログラムによれば、検索窓に記号を検索するための情報を入力することにより選択記号が決定され、選択記号が含まれる画面UI内で他の記号と区別できる態様で選択記号が表示されるので、当該記号を容易に見つけることができる。
請求項2の楽譜編集用プログラムによれば、選択記号が含まれる記号パレットを開くと同時に該パレット内で他の記号と区別できる態様で選択記号が表示されるので、当該記号を容易に見つけることができる。
請求項3の楽譜編集用プログラムによれば、選択記号が含まれる履歴パレットを開くと同時に該パレット内で他の記号と区別できる態様で選択記号が表示されるので、当該記号を容易に見つけることができる。
請求項4の楽譜編集用プログラムによれば、選択記号が含まれるお気に入りパレットを開くと同時に該パレット内で他の記号と区別できる態様で選択記号が表示されるので、当該記号を容易に見つけることができる。
請求項5の楽譜編集用プログラムによれば、検索窓に検索したい記号に関する検索文字列を入力することで、選択記号を画面UI内に表示させることができる。
請求項6の楽譜編集用プログラムによれば、手書きにより検索したい記号の形状等の検索情報を入力することで、選択記号を検索するための検索文字列が分からないような場合であっても、選択記号を画面UI内に表示させることができる。
本発明の一実施形態に係る楽譜編集用プログラムを実行するハードウェアの構成を示す機能ブロック図である。 楽譜編集用プログラムによって表示装置(ディスプレイ画面)に表示される楽譜編集画像の例である。 楽譜編集用プログラムによって表示装置(ディスプレイ画面)に表示される楽譜編集画像の例である。 楽譜編集用プログラムによって表示装置(ディスプレイ画面)に表示される楽譜編集画像の例である。 楽譜編集用プログラムによって表示装置(ディスプレイ画面)に表示される楽譜編集画像の例である。 楽譜編集用プログラムによって表示装置(ディスプレイ画面)に表示される楽譜編集画像の例である。 楽譜編集用プログラムによって楽譜に貼り付けたい記号の選択処理が実行される手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の楽譜編集用プログラムが格納された楽譜編集装置について説明する。
楽譜編集装置は、楽譜データの表示、編集及び楽譜データに対応する演奏シーケンスデータの演奏を実行させるため、CPU、ROM、RAMやハードディスクなどを有する周知のパソコンやタブレット型端末に対して、楽譜編集用プログラムをインストールすることで構築される。パソコンやタブレット型端末は、楽譜を表示可能とする表示装置と、タッチ操作を入力する入力装置を有するタッチパネルと、音を再生するスピーカなどのサウンド出力装置を備えている。
楽譜編集装置のCPUは、インストールされた所定の制御プログラム(楽譜表示・編集・演奏プログラム)に従って各種処理を実行し、楽譜編集装置全体の制御を行う。
楽譜編集装置の使用例としては、表示装置に五線を表示し、タッチパネル(入力装置)から音符入力や演奏記号入力を行うことで作曲して楽譜を完成させたり、外部装置から楽譜データとして読み込んだ楽譜の編集作業を行ったりする。また、表示装置に表示された楽譜に基づいて、サウンド出力装置で音を再生することできるようになっている。
また、楽譜編集装置は、例えばディジタルピアノに接続することで、装置に記録された楽譜データを表示装置に表示するとともに該楽譜データに対応する演奏データをディジタルピアノ側へ送信することにより、ディジタルピアノの音源を鳴らしてデモ演奏を行うことができる。
パソコンやタブレット型端末に対して、本発明に従う処理を実行するために、例えばインターネットを介して楽譜編集用プログラムをダウンロードすることにより、若しくは記録媒体に保存された楽譜編集用プログラムをインストールして構築した楽譜編集装置について、図1の機能ブロック図を参照しながら説明する。
楽譜編集用プログラムは、パソコンやタブレット型端末等からなるハードウェア1にインストールされており、表示装置3に任意の拡大率で楽譜画像を表示するほか、入力装置2による入力操作に基づいて楽譜データの編集や演奏を可能とする。
入力装置2および表示装置3は、ハードウェア1がパソコンであれば一般的なマウスやキーボードおよびディスプレイとすることができる。また、ハードウェア1が、タッチパネル式ディスプレイを適用したタブレット型端末等である場合は、タッチパネル式ディスプレイ(ディスプレイ画面)が入力装置2および表示装置3を兼ねることとなる。すなわち、表示装置3内のタッチ操作を入力装置2により検出可能に構成されている。楽譜データの演奏は、スピーカやヘッドホンからなるサウンド出力装置4から出力することができる。
ハードウェア1には、入力装置2によるユーザー操作を検出する入力操作検出部10と、入力操作検出部10により検知された入力情報に基づいて入力記号を検索する入力記号検索部11と、入力記号検索部11からの情報に基づいて入力記号情報を設定する入力記号情報設定部12と、表示装置3に表示する入力記号情報を記録する入力記号情報記憶部13と、入力記号情報に対応する入力記号画像を生成する入力記号情報画像生成部14と、が含まれる。
また、ハードウェア1には、入力操作検出部10により検知された操作に基づいて入力指示を行う入力指示部15と、入力指示部15および入力記号情報記憶部13からの情報に基づいて楽譜情報を設定する楽譜情報設定部16と、表示装置3に表示する楽譜データを記録する楽譜情報記憶部17と、楽譜情報記憶部17に記憶された楽譜データに対応する楽譜画像を生成する楽譜画像生成部18と、が含まれる。
更に、ハードウェア1には、楽譜情報に基づいて音を再生するための再生情報を生成する再生情報生成部19と、この情報を記憶する再生情報記憶部20と、再生情報からサウンドを生成するサウンド生成部21と、サウンドを再生するサウンド再生部22と、が含まれる。
再生情報生成部19は、楽譜情報に基づいて再生情報を生成し、生成された再生情報は再生情報記憶部20に記憶される。サウンド生成部21は、再生情報記憶部20に記憶された再生情報に基づいて、サウンド再生部22からサウンド出力装置4に伝達されるサウンドを生成する。
楽譜編集装置は、これらの構成を備えることにより、ディスプレイ画面(表示装置3)に表示されたアイコンの選択や記号パレット内の記号選択などの入力操作を検出し、楽譜の作成等、入力操作に基づいた画面処理を行うことができる。
楽譜編集装置における具体的な入力操作について、図2ないし図5を参照して説明する。
例えば、楽譜編集装置を用いて作曲を行うような場合、図2に示すように、ディスプレイ画面(表示装置)3に五線を表示させ、音符や演奏記号を貼り付けるなどの操作を行うことで楽譜を完成させる。ディスプレイ画面3に表示された五線上でマウスをクリック等することでマウスポインタの位置に対応する五線上の位置に記号を貼り付けることができるようになっている。
ディスプレイ画面3の左端にある入力モードバー30には、入力モード切替のための音符入力アイコン31、五線記号入力アイコン32、演奏記号入力アイコン33が縦方向に表示されている。この画面の場合、五線に音符や休符、臨時記号やアーティキュレーションなどを貼り付ける音符入力アイコン31が選択されている。
ディスプレイ画面3の上端にあるコントロールバー40には、入力モードバー30で選択されたアイコンに対応する複数の記号アイコン41が表示される。音符入力アイコン31が選択された場合は、音符入力に関連する音符や休符などの記号アイコン41が表示される。
この図の例では、左から音符アイコン、音符の付点属性アイコン、符尾の向き属性アイコン、連符スイッチアイコン、自動連桁スイッチアイコン、休符アイコン、休符の付点属性アイコン、臨時記号アイコン、タイ・スラーアイコン、アーティキュレーションアイコン、装飾音符アイコン、装飾記号アイコン、アルペジオアイコン、奏法記号アイコン、運指記号アイコン、強弱記号アイコンが並んでいる。これらの記号アイコンのうち、属性アイコンとスイッチアイコン以外の記号アイコンのうちいずれかひとつが選択状態になっている。
この例では、4分音符アイコン41Aが点灯(非選択状態の記号アイコンと区別するために背景色を変えるなど)して選択状態になっている。この状態で、マウスポインタを五線上の任意の位置でクリックすると、ポインタ位置に対応する五線上の位置に4分音符が入力される。入力する記号を切り替えるには、コントロールバー40上の他の記号アイコンをクリックして選択を切り替える。例えば、4分休符アイコンをクリックすると、4分休符アイコンが点灯して選択状態になり、同時に4分音符アイコンが消灯して非選択状態となる。この状態で、五線上でクリックすれば4分休符が入力される。コントロールバー40に表示されている記号以外の記号を入力するためには、記号アイコン上をマウスポインタでホバーするかクリックすることで、同種の記号群を収納した記号メニューを開き、その中でお目当ての記号アイコンを選択する。
図2の例では、コントロールバー40の4分音符アイコン41A上でホバーするかクリックする。すると、すべての音符アイコンを表示する記号メニュー410が開く。この記号メニュー410上で点灯、即ち選択されているアイコンがコントロールバー40上に表示されている記号アイコン41である。記号メニュー410内のいずれかの音符アイコンをクリックして選択すると、記号メニュー410は閉じてコントロールバー40上の記号アイコンが選択した記号アイコン41に切り替わる。例えば、記号メニューで2分音符をクリックすると、コントロールバー40の4分音符アイコンは2分音符アイコンに切り替わる。それと同時にその記号アイコンも選択状態となる。また、4分音符410Aの選択時においては、4分音符410Aの記号の種類(音符)411と記号名称(4分音符)412が記号群410の下方位置に所定の時間だけ表示される。
入力モードバー30において、五線記号入力アイコン32が選択された場合には、上部コントロールバー40においては、五線記号に関連する記号アイコン42が表示される。図5では、左から、メトロノーム記号アイコン、スウィング記号アイコン、音部記号アイコン、調号アイコン、拍子記号アイコン、小節線アイコン、反復記号アイコン、繰り返し括弧アイコン、省略記号アイコンが並んでいる。
同様に、演奏記号入力アイコン33が選択された場合には、上部コントロールバー40に演奏記号に関連する記号を選択するコントロール類が表示されることになる。
そして、これらのコントロールバーおよびコントロールバー上の記号アイコンから開くそれぞれの記号の種類ごとに用意された記号メニューにより記号の選択動作と五線への入力動作を繰り返すことで、楽譜を完成させることができる。
この種の楽譜編集用プログラムにおいては、楽譜を完成させるために使用する記号について、グループ分けして階層的に選択できるように構成されているが、記号の種類が膨大であるため、どの記号メニューや記号パレット内に使用したい記号があるのかを探すことが容易でなかった。
本実施形態に係る楽譜編集用プログラムは、ディスプレイ画面(表示装置)3に表示された楽譜に貼り付ける記号を探しやすくするため、ディスプレイ画面3に記号検索用の記号検索窓511a(図5)を表示させたことを特徴としている。
すなわち、図2のディスプレイ画面3において、右端のパネルバー50に位置するパレットパネルアイコン51を右クリックやホバーにより選択すると、ディスプレイ画面3にパレットパネルメニュー510が表示される(図3)。パレットパネルメニュー510には「履歴」、「フルセット」、「ユーザー1」〜「ユーザー5」、「記号の検索」511などのメニューコマンドが表示される。
「履歴」は、過去に選択した記号を自動的に登録するパレットパネルであり、「フルセット」は、選択可能な全ての記号を収容するパレットパネルである。また、「ユーザー1〜5」は、ユーザー独自の基準で選定された記号が収容されている。例えば、ユーザー5の「マイパレット1」512には、お気に入りパレットパネルとして使用頻度が高い記号をユーザーが予め登録しておく。
パレットパネルメニュー510の各コマンド(「履歴」、「フルセット」、「ユーザー1〜ユーザー5」)を選択すると、対応するパレットパネルが表示され、当該パレットパネルに収容された記号を選択することが可能となる。パレットパネルアイコン51は自動的に点灯状態(選択状態)51Aとなる。また、パレットパネルアイコン51をクリックすることで、パレットパネルの表示と非表示を切り替える。
ユーザーが反復記号である「D.S.」を楽譜に入力したい場合を例に説明する。
ユーザーは、「D.S.」をどのような操作で選択すればよいか分からない場合、パレットパネルメニュー510において「記号の検索」コマンド511を選択する。「記号の検索」511を選択した場合は、記号検索窓511aが表示される(図5)。
記号検索窓511aには、検索入力部511bが含まる。ユーザーは、この検索入力部511bにキーボードで記号を検索するための情報として文字列を入力できるようになっている。例えば文字列を「ds」と入力してOKボタン511cで実行すると、記号「D.S.」に対応して予め記憶されている複数の検索文字列(D.S.、ds、ダルセーニョなど)とユーザーが入力した「ds」との文字列同士が比較され、「D.S.」が入力されたと推定された場合には、入力モードバー30の入力モードが五線記号入力モード32に自動的に切り替わるとともに、上部コントロールバー40にある「反復記号」アイコン位置に「D.S.」アイコン42Aが他の記号と区別できる態様で表示されるとともに、「D.S.」アイコンが選択状態となる。(図5)。
また、検索文字列による記号の検索は、文字列の完全一致のみならず、既存のあいまい検索の技術により行うことができる。
また、記号アイコン42Aを表示するに際して、「D.S.」記号が、いずれかのパレットパネル内に収容されている場合は、入力モードバーやコントロールバーの表示切替とともに「D.S.」記号が収容されているパレットパネルも表示するようにしてもよい。図5の場合、「ユーザー5」内の「D.S.」記号が自動選択され、画面上には、「ユーザー5」に対応する「マイパレット1」512aが表示され、マイパレット1内の「D.S.」記号512Aが他の記号と区別できる態様で自動選択される。
この状態で記号アイコン42Aをマウスでホバーあるいはクリックすると、反復記号メニュー420が表示され、記号メニュー420内の「D.S.」記号420Aが他の記号と区別できる態様で自動選択される(図6)。この時、「D.S.」記号420Aの記号の種類(反復記号)421と記号名称(ダルセーニョ)422が記号群420の下方位置に所定の時間だけ表示される。
この状態で五線上の任意の位置でクリックすると、ポインタ位置に対応する五線上の所定位置に「D.S.」記号を貼り付けることができる。
上述した実施形態においては、検索入力部511bへの情報の入力は、検索文字列により行われたが、検索入力部511bについて、画面をなぞる手書きでの入力を可能とする入力手段で構成することで、手書き入力で当該記号を収納している入力モードのコントロールバーの記号アイコンやパレットパネル内の記号アイコンを探すことが可能となる。特に、記号の名称(読み方)が分からないような記号について、記号の形状を手書き入力できれば、音楽や楽典の知識の乏しいユーザーにとっては有効な検索手段とすることができる。入力された手書き情報から記号を推定するには、従来の手書き認識技術や画像認識技術を利用すればよい。
図7は、本発明に係る楽譜編集用プログラムによって表示装置3に表示された五線に音符や演奏記号を貼り付ける手順を示すフローチャートである。以下に示す処理は、図1のブロック図に示した各構成要素の動作によって実現される。
先ず、入力操作検出部10によって入力装置2からの入力操作の検出が行われ(ステップS1)、入力操作検出部10によって入力操作が検索文字の入力であるか否かが判定される(ステップS2)。
ステップS2で肯定判定されると、入力記号検索部11による入力記号の検索が行われ(ステップS3)、入力記号情報設定部12により入力モードや入力記号などの入力記号情報設定が行われ、左端の入力モードバー、上部のコントロールバー、右端のパネルバーやパレットパネルなどの画面UIが更新される(ステップS4)。
続いて、入力記号情報記憶部13により入力記号情報の更新が行われ(ステップS5)、入力記号情報画像生成部14により入力記号情報画像の更新が行われ(ステップS6)、表示装置3における画像表示の更新が行われる(ステップS7)。ここでの画像表示とは、マウスポインタ形状を入力記号のアイコン画像に切り替えるような処理を含む。
ディスプレイ画面3において、選択された記号アイコンについて、自動的に非選択状態の他の記号アイコンと区別できる態様で表示する等の処理もこれらの更新処理で行われる。
一方、ステップS2で否定判定されると、入力モードや記号の種類が変更されたか否かが判定される(ステップS9)。
ステップS9で肯定判定されると、前記同様の処理であるステップS4,ステップS5,ステップS6,ステップS7が行われ、表示装置3における画像表示の更新が行われる(ステップS7)。
ステップS9で否定判定されると、入力指示部15によって入力実行が行われた否かが判定される(ステップS10)。
ステップS10で肯定判定されると、楽譜情報設定部16により楽譜情報に入力指示のあった記号を新たに楽譜に追加する楽譜情報設定が行われ、楽譜情報記憶部17により楽譜情報の更新が行われ(ステップS11)、楽譜画像生成部18により楽譜画像の更新が行われ(ステップS12)、表示装置3における画像表示の更新が行われる(ステップS7)。
ステップS10で否定判定されると、ステップS1に戻り、上述した処理が繰り返して行われる。
そして、ステップS7では、表示装置3に表示するための画面表示の更新が行われて、ステップS8に進む。ステップS8では、楽譜編集用プログラムが終了となったか否かが判定され、否定判定されるとステップS1に戻り、肯定判定されるとそのまま一連の制御を終了することとなる。
本実施形態に係る楽譜編集用プログラムによれば、使用したい記号が属するコントロールバーやパレットパネル等の画面UI内の場所が分からなくとも、検索入力部511bに検索文字列を入力することで、入力モードを自動的に切り替えるとともにコントロールバー上の記号アイコンやパレットパネル内の記号アイコンを選択状態にしてディスプレイ画面3上に表示することができる。
また、一度使用した記号は履歴パレットパネルに収容されるので、次回からは履歴パレットパネルの画面UIを使用して過去に選択した記号を素早く選択することができる。
また、選択記号と同じグループに属する記号が同じコントロールバーの記号アイコンから開く記号メニュー内やパネルバーから開くパレットパネル内に収容されているので、選択記号を表示させることで、同種の記号の選択の仕方を応用的に学習することができる。
なお、ハードウェアや表示装置および入力装置の構成、表示装置に表示する画面の態様、表示領域の矩形、記号アイコンを選択した際に変化する表示態様、楽譜データの態様等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。例えば、記号アイコンを選択した際の表示態様の変化は、記号アイコン自体の色や、枠の色や太さ、背景色などを変えるほか、発光の明度変更や点滅動作を行うようにしてもよい。要は、非選択状態の記号アイコンと容易に判別できる態様であれば構わない。
1…ハードウェア、 2…入力装置、 3…表示装置(ディスプレイ画面)、 4…サウンド出力装置、 10…入力操作検出部、 11…入力記号検索部、 12…入力記号情報設定部、 13…入力記号情報記録部、 14…入力記号情報画像生成部、 15…入力指示部、 16…楽譜情報設定部、 17…楽譜情報記憶部、 18…楽譜画像生成部、 30…入力モードバー、 31…音符入力アイコン、 32…五線記号入力アイコン、 33…演奏記号入力アイコン、 40…コントロールバー、 41…記号アイコン、 42…記号アイコン、 410…記号メニュー、 420…記号メニュー、 51…パレットパネルアイコン、 510…パレットパネルメニュー、 511a…記号検索窓(検索窓)、 511b…検索入力部、 512a…マイパレット(お気に入りパレット)。

Claims (6)

  1. ディスプレイ画面に楽譜を表示し、選択的に表示切替可能な複数の画面UI内に収納された記号群から択一的に記号を選択して前記楽譜に貼り付けて楽譜を作成する楽譜編集用プログラムであって、
    前記ディスプレイ画面に検索窓を表示する機能と、
    前記検索窓に記号を検索するための情報を入力する機能と、
    前記検索窓に入力された情報に基づいて選択記号を決定し、前記選択記号が収納された画面UIを表示するとともに、前記選択記号を他の記号と区別できる態様で表示する機能と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする楽譜編集用プログラム。
  2. 前記情報を入力する機能の実行により前記選択記号を収納した記号パレットを開いて前記選択記号を他の記号と区別できる態様で表示する機能を含む請求項1に記載の楽譜編集用プログラム。
  3. 過去に楽譜に入力した記号を履歴パレットに登録し、前記情報を入力する機能の実行により前記履歴パレットを開いて前記選択記号を他の記号と区別できる態様で表示する機能を含む請求項1に記載の楽譜編集用プログラム。
  4. ユーザーが選択した記号をお気に入りパレットに登録し、前記情報を入力する機能の実行により前記お気に入りパレットを開いて前記選択記号を他の記号と区別できる態様で表示する機能を含む請求項1に記載の楽譜編集用プログラム。
  5. 前記検索窓に入力する記号を検索するための情報は検索文字列である請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の楽譜編集用プログラム。
  6. 前記検索窓への情報の入力は、前記ディスプレイ画面に表示されたタッチパネル式の入力手段で行われ、
    前記入力手段は、画面をなぞる手書きでの入力を可能とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の楽譜編集用プログラム。
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