JP7219559B2 - 楽器演奏練習装置及び楽器演奏練習用プログラム - Google Patents

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本発明は、楽器演奏練習装置における楽譜表示に関し、演奏する楽曲の演奏情報や楽譜情報を画面に表示するに際して、奏法上の注意箇所を喚起させるアドバイスアイコンを表示して効率的な楽器の練習を行わせることができる楽器演奏練習装置及びそのための楽器演奏練習用プログラムに関する。
従来、例えば特許文献1に開示されているように、楽譜情報とともにアドバイスアイコンを表示し、このアドバイスアイコンの指定操作に応じてアドバイスアイコンの位置にある楽譜や奏法などに関するアドバイス情報を表示する方法が提案されている。ここでいうアドバイス情報とは、楽器演奏の初心者が理解しにくい楽譜上の記号の解説や、楽譜には表現されていない演奏テクニック等を意味する。
また、アドバイスアイコンの楽譜における位置情報は、演奏情報に対応する形で演奏データ中に記述されている。
上述した方法において、楽譜情報とともにアドバイスアイコンを表示する場合、一般的には、楽譜情報を画面に表示するとともに、指定した位置にアドバイスアイコンを貼り付けてアドバイス項目を選択することにより、楽譜に応じたアドバイス情報を作成する編集ツール的な作成手法が取られていた。
特許第4072849号公報
しかしながら上記手法においては、楽譜内にある奏法記号などを探した上で、その位置にアドバイスアイコンを貼り付ける作業が必要となる。また、ピアノなどの鍵盤楽器の場合は、指くぐりや指ごえ、指かえなどの指使いの奏法テクニックは、音符に付記された指番号を注意深く見ながら、それらの指使いの位置を把握した上でその位置にアドバイスアイコンを貼り付ける作業が必要となる。
これらの作業は手作業で行われるので、時間がかかりすぎるという問題点があるばかりでなく、その編集作業を予め施した楽曲データをわざわざ用意して練習者に提供しなければならないという問題点があった。
したがって、楽譜情報とともにアドバイスアイコンの表示を実現する場合には、アドバイスアイコンの位置情報自体をどのように作成するかという課題が存在していた。
本発明は上記実情に鑑みて提案されたもので、演奏する楽曲の演奏情報や楽譜情報を画面に表示するに際して、奏法上の注意箇所を喚起させるアドバイスアイコンを自動生成して表示する楽器演奏練習装置及び楽器演奏練習用プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明(請求項1)は、演奏データから作成する楽譜データ上に、演奏のためのアドバイス情報の存在を知らせるアドバイスアイコンを表示する楽器演奏練習用プログラムであって、
前記演奏データから特殊奏法の有無を検出する機能と、
前記特殊奏法に関連する楽音情報の発音時刻に対応する楽譜上に前記特殊奏法の存在有りを示すアドバイスアイコンを自動生成して表示する機能と、を有し、
前記演奏データから同種の特殊奏法が複数回検出された場合に、
前記演奏データの先頭から検出して初めて登場する楽譜位置にのみ、対応するアドバイスアイコンを表示することをコンピュータに実行させることを特徴としている。
請求項2は、請求項1に記載の楽器演奏練習用プログラムにおいて、
前記アドバイスアイコンは、楽譜に表示される演奏記号に関するものであり、
前記演奏データから特殊奏法の有無を検出する手順は、
前記演奏データに含まれる楽譜情報から、奏法記号,装飾記号,ペダル記号の少なくとも一つが含まれる演奏記号を検索することで実行することを特徴としている。
請求項3は、請求項1に記載の楽器演奏練習用プログラムにおいて、
前記アドバイスアイコンは、鍵盤楽器における指使いの奏法テクニックに関するものであり、
前記演奏データから特殊奏法の有無を検出する手順は、
前記演奏データに含まれる楽譜情報内の音符に対応する楽音の音高や発音時刻、指番号情報を元に、指番号情報の無い全ての楽音の指番号を推定した上で、音符の音高と指番号の配列順から指くぐり位置、指ごえ位置、指かえ位置、腕の交差位置のうちいずれか一つ以上を検索することで実行することを特徴としている。
請求項4は、請求項1に記載の楽器演奏練習用プログラムにおいて、
前記アドバイスアイコンは、楽譜に表示される演奏記号に関するものであり、
前記演奏データが楽譜情報を持たない楽音のみの場合、
前記演奏データから特殊奏法の有無を検出する手順は、
前記演奏データの楽音の配列から音楽記号の種類と位置を予め推定して楽譜情報を生成した上で、その楽譜情報から検索された演奏記号の位置の近傍にアドバイスアイコンを表示することを特徴としている。
請求項5は、楽曲の演奏データに基づき楽譜表示が行われる楽器演奏練習装置において、
前記楽譜表示を行うための楽譜情報が記憶された楽音・指番号情報記憶部と、
前記楽譜情報から特殊奏法の有無を検出し、前記特殊奏法が有りの場合に演奏のためのアドバイス情報を自動生成するアドバイス情報生成部と、
前記アドバイス情報から前記特殊奏法に関連する楽音情報の発音時刻に対応する楽譜上に、アドバイス情報の存在を知らせるアドバイスアイコン画像を生成するアドバイス画像生成部と、
前記アドバイス画像生成部で生成されたアドバイスアイコン画像を表示する表示装置と、を備え、
前記演奏データから同種の特殊奏法が複数回検出された場合、
前記演奏データの先頭から検出して初めて登場する楽譜位置にのみ、対応するアドバイスアイコンを表示することを特徴としている。
請求項6は、請求項5に記載の楽器演奏練習装置において、
前記アドバイスアイコンに対応するコンテンツ情報が予め記憶されたコンテンツ情報記憶部と、
前記コンテンツ情報に対応するコンテンツ画像を生成するコンテンツ画像生成部と、
前記アドバイスアイコンが選択されたことを検出するアイコン選択検出部と、を更に備え、
前記アイコン選択検出部が前記アドバイスアイコンの選択を検出した場合に、前記コンテンツ画像生成部で生成されたコンテンツ画像を前記表示装置に表示することを特徴としている。
請求項1の楽器演奏練習用プログラムによれば、演奏データから特殊奏法の有無を検出することで、楽譜上にアドバイスアイコンを自動生成して表示することができる。
また、初めて登場する特殊奏法の楽譜位置にのみアドバイスアイコンを表示することで、頻繁に同種の特殊奏法が発生する場合に過剰な量のアドバイスアイコンの表示を抑制することができる。
請求項2の楽器演奏練習用プログラムによれば、演奏データに含まれる楽譜情報から演奏記号を検索することで特殊奏法の有無を検出することができる。
請求項3の楽器演奏練習用プログラムによれば、演奏データに含まれる楽譜情報内の音符の音高と指番号の配列順から指くぐり位置、指ごえ位置、指かえ位置、腕の交差位置のいずれか一つ以上を検索することで特殊奏法の有無を検出することができる。
請求項4の楽器演奏練習用プログラムによれば、演奏データに含まれる楽譜情報内の音符の音高と指番号の配列順から楽譜に表示される演奏記号を検索することで特殊奏法の有無を検出することができる。
請求項5の楽器演奏練習装置によれば、楽音・指番号情報記憶部に記憶された楽譜情報から特殊奏法の有無を検出し、楽譜上にアドバイスアイコンを自動生成して表示することで、演奏者が楽器を演奏するに際して楽譜における奏法上の注意箇所を容易に把握することができる。
請求項6の楽器演奏練習装置によれば、アドバイスアイコンを選択してコンテンツ画像を表示させることで、演奏者に対して奏法上に注意すべき内容をより具体的に理解させることができる。
本発明の楽器演奏練習装置の構成を示す機能ブロック図である。 楽器演奏練習装置の表示部に表示される楽譜(アドバイスアイコンを含む)、鍵盤、運指画像の画面説明図である。 楽譜上のアドバイスアイコン選択時に窓が開いて表示されるコンテンツ画像を示す画面説明図である。 本発明の楽器演奏練習用プログラムにおけるコンテンツ画像生成の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の楽器演奏練習用プログラムにおけるアドバイスアイコン画像生成の処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の楽器演奏練習装置について説明する。
楽器演奏練習装置は、楽譜データの表示及びそれに対応する運指表示を実行させるため、CPU、ROM、RAMやハードディスクなどを有する周知のタブレット型端末に対して、楽器演奏練習用プログラムをインストールすることで構築される。
タブレット型端末は、楽譜及び鍵盤を表示可能とする表示部と、タッチ操作を入力する入力部を有するタッチパネルと、音を再生するスピーカなどのサウンド出力装置を備えている。表示部では、楽器奏法上の注意箇所を喚起させるアドバイスアイコンが含まれる楽譜が表示されるとともに、鍵盤と共に手形による運指画像が表示され、ユーザは表示される運指画像を頼りに鍵盤楽器などで運指の練習をすることができる。
すなわち、操作する鍵盤表示に重ねて手の甲と各指から構成される運指画像を表示することで、鍵盤を押したり離したりする指使いを練習者に指示するとともに、楽譜上に表示されたアドバイスアイコンをタップやクリックすることで、アドバイスの詳細内容を説明するコンテンツ画面が表示されるようになっている。
運指画像の表示は、既存技術(例えば、特許第3521838号や特許第4070100号)で提案されているように、指の運び方を分かりやすくするために、手の動きが連続的に移行する運指動画生成が行われる。
運指画像の表示は、例えば複数種の操作運指画像データおよび複数種の経過運指画像データをROMに格納しておき、ノートオン処理の鍵の操作開始を示す運指に対応する操作運指画像データをROMから選択して読み出し、表示装置に与えて表示させ、さらに、ノートオフ処理の次に押鍵する鍵の操作開始に至るまでの経過を示す運指に対応する経過運指画像データをROMから選択して読み出し、表示装置に与えて表示させることにより、曲の進行に応じたきめ細かな演奏ガイドが行われる。
楽器演奏練習装置のCPUは、インストールされた所定の制御プログラム(楽器演奏練習用プログラム)に従って各種処理を実行し、楽器演奏練習装置全体の制御を行う。
また、タブレット型端末にはMIDIインタフェースを介してMIDI機器を接続可能としている。演奏データや運指描画データは、タブレット型端末内のROMに格納したり、MIDIインタフェースを介して、又は記録媒体により外部から提供したりすることができる。
楽器演奏練習装置の使用例としては、例えばディジタルピアノに接続し、装置に記録された楽譜データを表示するとともに該楽譜データに対応する演奏データをディジタルピアノ側へ送信することによりディジタルピアノの音源を鳴らしてデモ演奏をしたり、ユーザが楽器演奏練習装置に表示された楽譜を見ながらディジタルピアノを演奏し、その演奏結果を装置側に入力し、装置側に表示している楽譜データに対応するお手本演奏データと比較することで、ユーザによる演奏状態の確認(評価)を行うようにしたりする。
タブレット型端末に対して本発明に従う処理を実行するために、例えば記録媒体に保存された楽器演奏練習用プログラムをインストールして構築した楽器演奏練習装置について、図1の機能ブロック図を参照しながら説明する。
楽器演奏練習装置は、演奏を行うための楽音情報や各楽音に対応して運指表示を行うための指番号情報が記憶された楽音・指番号情報記憶部11と、楽音・指番号情報から楽譜情報を生成する楽譜情報生成部12と、楽譜情報を記憶する楽譜情報記憶部13と、楽譜情報から楽譜画像を生成する楽譜画像生成部14とを備えている。
また、楽音・指番号情報記憶部11の楽音・指番号情報や楽譜情報記憶部13の楽譜情報からアドバイス情報を生成するアドバイス情報生成部15と、アドバイス情報を記憶するアドバイス情報記憶部16と、アドバイス情報からアドバイス画像を生成するアドバイス画像生成部17とを備えている。
コンテンツ情報記憶部18には、アドバイス情報を詳細に解説するためのコンテンツ情報が予め記憶され、後述するアドバイスアイコンの選択時にコンテンツ情報に基づいてコンテンツ画像がコンテンツ画像生成部19で生成され、表示装置21の表示画面において新たな窓が開くことで表示可能となっている。
アドバイスアイコンの選択は、表示装置21に表示される楽譜上のアドバイスアイコンを指でタッチしたり、表示装置21に表示されるポインタ(カーソル)をアドバイスアイコン上でクリックしたりすることで行われる。アドバイスアイコン選択時に表示されるコンテンツ画像の例については後述する。
楽譜画像生成部14で生成された楽譜画像、アドバイス画像生成部17で生成されたアドバイス画像、コンテンツ画像生成部19で生成されたコンテンツ画像は画像情報記憶部20にそれぞれ記憶され、ディスプレイ等の表示装置21で表示可能となっている。
楽器演奏練習装置は、マウス、ペン、指で表示装置21の表示画面におけるポイント操作を検出するためのポイント検出装置を備えている。
このポイント検出装置は、表示画面上の接触位置を検出するポインティング装置22と、マウスによるクリック、指やペンによる接触を検出する選択指示検出部23と、表示画面上に表示されたアドバイスアイコンに対する選択の有無を検出するアイコン選択検出部24と、表示画面上での接触位置の座標(ポインタ座標)を検出するポインタ座標検出部25と、必要により表示画面にポインタ(カーソル)を表示するポインタ画像生成部26と、から構成されている。
アイコン選択検出部24においてアドバイスアイコンの選択が検出された場合は、コンテンツ画像生成19においてコンテンツ画像の生成が行われる。
表示装置21の表示画面に操作者の指が接触することでポイント検出を行う場合は、表示画面にポインタ(カーソル)を表示する必要はない。
アドバイス画像生成部17で作成されたアドバイスアイコン及びアドバイス内容を示す項目名、楽譜画像生成部14で作成された楽譜画像、ポインタ画像生成部26で生成されたポインタ画像(ポインタ)は、画像情報として画像情報記憶部20に記憶される。
表示装置21では、画像情報記憶部20に記憶された画像情報が表示される。
画像情報としては、例えば図2に示すように、上段に楽譜30が表示され、その下段に鍵盤40が表示される。そして、楽譜30上にアドバイスアイコン(!)31及び項目名(演奏記号の種類)32が表示されるとともに、鍵盤40には楽譜30の楽音に対応する押鍵情報に基づき、楽曲再生時において、楽譜30の各楽音を両手で演奏するための運指画像41,41が運指表示される。楽譜30の各音符の近傍位置には、押鍵する場合の指番号が表示されている。親指、人差し指、中指、薬指、小指の順に「1」「2」「3」「4」「5」の番号が対応している。楽譜部分には、演奏の進行により五線部分を移動して再生時刻Tに対応するバーBARが表示され、運指画像41,41は再生時刻の押鍵状態を描画する。
図2の例では、アドバイスアイコン31を感嘆記号「!」で表示したが、注意を喚起できる記号であればどのような記号であってもよい。また、複数記号の中からユーザが好みに応じて選択可能なように設定するようにしてもよい。さらに、項目名32は常に表示されている必要はなく、例えばマウスポインタでアドバイスアイコン31上をホバー操作しているときだけ項目名表示用のポップアップウィンドウをアドバイスアイコン31近傍に開くようにしてもよい。
また、図2の例では、画面上のポイント操作は、指の接触位置で判断するようにしたので、ポインタ画像生成部26で生成されたポインタ(カーソル)画像は表示されていない。
また、図2の楽譜30に代えて、ピアノロールのような演奏情報を表示するようにしてもよい。
楽器演奏練習装置は、楽音・指番号情報記憶部11に記憶された楽音情報から楽曲を再生するための再生情報を再生し、再生情報からサウンドを生成し、アナログ信号に変換した後に、増幅器及びスピーカ等のサウンド出力装置を介して発音する。
楽音・指番号情報記憶部11には、楽譜を構成する楽音、及び、楽音に対応する指番号等の楽曲再生および運指描画に最低限必要な情報が記憶されている。例えば、楽曲再生および運指描画に最低限必要な情報とは、どのタイミングでどの楽音を鳴らすかの情報(演奏データ)となる。
楽譜情報生成部12は、楽音・指番号情報記憶部11に記憶された情報に基づいて、楽曲の先頭からの末尾までの楽譜情報を生成する。楽譜情報は、従来の手法により楽音から生成された楽譜上の音符や休符などの音楽記号情報のほか、各楽音に対する弾く手と指番号、音量、ノートナンバー、特殊な指使いフラグの有無の情報も含まれる。特殊な指使いとは、演奏手法における指かえ、指くぐり、指ごえが含まれる。
アドバイスアイコン31の項目名32に対応する演奏記号には、奏法記号、装飾記号、ペダル記号が含まれる。そして、奏法記号には、レガート(スラー)、アクセント、テヌート、スタッカート、クレッシェンド、デクレッシェンド、アルペッジョ等が含まれる。装飾記号には、グリッサンド、トレモロ、長前打音、短前打音、複前打音、後打音、プラルトリラー、モルデント、ターン、トリル等が含まれる。ペダル記号に、ペダル、センツァ等が含まれる。
楽譜情報生成部12で作成された楽譜情報は楽譜情報記憶部13に記憶される。
楽譜画像生成部14は、楽譜情報記憶部13に記憶された情報に基づいて楽譜画像を生成する。
アドバイス情報生成部15は、楽音・指番号情報記憶部11に記憶された情報や、楽譜情報記憶部13に記憶された楽譜情報からアドバイス情報を生成する。アドバイス情報は、楽譜情報の中にある特殊記号の検索や、楽音・指番号情報から直接的に特殊な指使いを推定することで生成される。
例えば、楽譜情報から生成される楽譜の演奏記号を検索し、演奏記号の種類と楽譜上の位置情報から成るアドバイス情報を取得する。生成されたアドバイス情報はアドバイス情報記憶部16に記憶され、選択指示検出部23からの選択指示を受けてアイコン選択検出部24はポインタ座標検出部25のポインタ座標とアドバイス情報記憶部16にあるアドバイスアイコンの位置情報との比較を行うことにより、一致したアドバイスに対応するコンテンツ画像をコンテンツ画像生成部19に生成させる。
また、演奏データに含まれる楽譜情報内の音符に対応する楽音の音高や発音時刻、指番号情報を元に、全ての音符の指番号を推定した上で、音符の音高と指番号の配列順から指くぐり、指ごえ、指かえ、腕の交差位置を検索することで、特殊な指使いを推定することでアドバイス情報を取得する。
アドバイス画像生成部17では、アドバイス情報記憶部16に記憶されたアドバイス情報からアドバイスアイコン31と項目名32、楽譜30上のアドバイスアイコン31の描画位置の座標を決め、画像情報記憶部20に記憶する。
例えば、図2の楽譜における第1小節の初め部分の「トリル」、第4小節最後部分の「指くぐり」、第5小節初め部分の「ターン」、第6小節初め部分の「短前打音」、第6小節初め部分の「指かえ」の奏法位置にアドバイスアイコン31を意味する「!」表示をそれぞれ貼り付ける。また、アドバイスアイコン31の情報位置に、「トリル」「指くぐり」「ターン」「短前打音」「指かえ」の項目名32がそれぞれ表示される。項目名32は、アドバイスアイコン31の意味する内容を端的に表現する文字から構成されている。
コンテンツ情報記憶部18は、表示可能なアドバイスアイコン31の内容を容易に練習者に理解させるため、予め作成された解説文と必要に応じた画像(動画)がアドバイスアイコン31の項目名32毎に記憶されている。
図3は、図2の楽譜の左端の項目名「トリル」に関するアドバイスアイコン31を選択した際に表示される解説文50と動画60を示している。解説文50では「トリル」についての解説と演奏ポイントが表示され、動画60では再生操作部61を操作することで実際の演奏画像が再生可能となっている。
次に、図1のアドバイス情報生成部15、アドバイス情報記憶部16及びアドバイス画像生成部17において、楽音情報からアドバイス画像を生成する処理手順について、図4のフローチャートを参照して説明する。
フローチャートでは、楽譜から演奏記号を検索する処理(演奏記号の読み出し処理)と、楽音・指番号情報から特殊指使いを検出する処理(特殊指使いの検出処理)とが2段階で行われる。
先ず、楽譜情報の有無を判断する(ステップ71)。楽譜情報が無い場合は、楽音・指番号情報から楽譜情報を生成する(ステップ72)
楽譜情報が有る場合、及び、ステップ71で楽譜情報を生成した場合は、楽譜情報から演奏記号の読み出しを行う(ステップ73)。
演奏記号が検索された場合(ステップ74)、初回の登場であるかを検知し(ステップ75)、初回の登場であればアドバイス情報を楽譜に追加表示し(ステップ76)、演奏記号の読み出しエンドまでこれを繰り返す(ステップ77)。
次に、楽音・指番号情報の読み出しを行い(ステップ78)、特殊指使いの有無を検出する(ステップ79)。
ステップ79で特殊指使いが検出された場合は、アドバイス情報を楽譜に追加し(ステップ80)、特殊指使い情報の読み出しエンドまでこれを繰り返す(ステップ81)。
上述した処理においては、同種のアドバイス情報に関しては、楽譜の先頭から検索して初めて登場した位置にのみ表示するようにしたので、頻繁に指かえが発生する場所などに過剰な量のアドバイス情報が表示されることを防止することができる。
続いて、図1のコンテンツ情報記憶部18及びコンテンツ画像生成部19において、アドバイスアイコンが選択された場合にコンテンツ画像が表示される処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。この例においては、アドバイスアイコンの選択に際しては、表示画面上でポインタ(カーソル)を移動しクリックすることで選択される例について説明する。
楽譜表示が行われた後(ステップ91)、ポインタ座標検出部25で表示画面におけるポインタ(カーソル)の接触に対応するポインタ座標を取得する(ステップ92)。
表示画面上でポインタ(カーソル)をクリックすると、アイコン選択検出部24でアドバイスアイコン31の選択(アイコン選択表示)がなされたかどうかを判断する(ステップ93)。
ステップ93でアイコン選択表示がなされ、クリック時のポインタ座標が楽譜30上のアドバイスアイコン31の座標(一定範囲内)に一致した場合(ステップ94)、コンテンツ画像生成部19において当該アドバイスアイコンに対応するコンテンツをコンテンツ情報記憶部18から読み出し(ステップ95)、解説文50及び動画60から成るコンテンツの表示を行い(ステップ96)、表示画面でのポインタ(カーソル)の表示を行う(ステップ97)。
ステップ93でアイコン選択表示がなされない時、及び、ステップ94でアイコン座標に一致しない時は、画面でのポインタ(カーソル)の表示を行う(ステップ97)。
上述の例では、演奏データが楽譜情報を有し、楽譜に表示される演奏記号を検索することで、アドバイスアイコンの付与位置を決めるようにしているが、演奏データが楽譜情報を持たない楽音のみの場合は、演奏データの楽音の配列から音楽記号の種類と位置を予め推定して楽譜情報を生成しておき、その楽譜情報から検索した演奏記号の位置近傍にアドバイスアイコンを表示するようにしてもよい。
上述した楽器演奏練習装置及び楽器演奏練習用プログラムによれば、楽譜や演奏データから特殊奏法の有無を検出し、特殊奏法に関連する楽音情報の発音時刻に対応する楽譜上にアドバイスアイコンを自動生成して表示するので、従来行われていた楽譜を元に手作業でアドバイスアイコンを貼り付けるという面倒な作業をすることなく、楽器練習用の楽曲データにアドバイス情報を埋め込むことで楽譜上にアドバイスアイコンを自動的に表示させることができる。
これにより、予め楽曲データの提供側でアドバイス情報を作成する必要がなくなるため、システム内の添付曲以外の曲を練習するために、練習者自身がインポートした別の曲などにおいても、奏法テクニック動画などのアドバイス情報を参照しながら練習することが可能となる。
11…楽音・指番号情報記憶部
12…楽譜情報生成部
13…楽譜情報記憶部
14…楽譜画像生成部
15…アドバイス情報生成部
16…アドバイス情報記憶部
17…アドバイス画像生成部
18…コンテンツ情報報記憶部
19…コンテンツ画像生成部
20…画像情報記憶部
21…表示装置
23…選択指示検出部
24…アイコン選択検出部
30…楽譜
31…アドバイスアイコン
32…項目名
40…鍵盤
50…解説文
60…動画

Claims (6)

  1. 演奏データから作成する楽譜データ上に、演奏のためのアドバイス情報の存在を知らせるアドバイスアイコンを表示する楽器演奏練習用プログラムであって、
    前記演奏データから特殊奏法の有無を検出する機能と、
    前記特殊奏法に関連する楽音情報の発音時刻に対応する楽譜上に前記特殊奏法の存在有りを示すアドバイスアイコンを自動生成して表示する機能と、を有し、
    前記演奏データから同種の特殊奏法が複数回検出された場合に、
    前記演奏データの先頭から検出して初めて登場する楽譜位置にのみ、対応するアドバイスアイコンを表示することをコンピュータに実行させることを特徴とする楽器演奏練習用プログラム。
  2. 前記アドバイスアイコンは、楽譜に表示される演奏記号に関するものであり、
    前記演奏データから特殊奏法の有無を検出する手順は、
    前記演奏データに含まれる楽譜情報から、奏法記号,装飾記号,ペダル記号の少なくとも一つが含まれる演奏記号を検索することで実行する請求項1に記載の楽器演奏練習用プログラム。
  3. 前記アドバイスアイコンは、鍵盤楽器における指使いの奏法テクニックに関するものであり、
    前記演奏データから特殊奏法の有無を検出する手順は、
    前記演奏データに含まれる楽譜情報内の音符に対応する楽音の音高や発音時刻、指番号情報を元に、指番号情報の無い全ての楽音の指番号を推定した上で、音符の音高と指番号の配列順から指くぐり位置、指ごえ位置、指かえ位置、腕の交差位置のいずれか一つ以上を検索することで実行する請求項1に記載の楽器演奏練習用プログラム。
  4. 前記アドバイスアイコンは、楽譜に表示される演奏記号に関するものであり、
    前記演奏データが楽譜情報を持たない楽音のみの場合、
    前記演奏データから特殊奏法の有無を検出する手順は、
    前記演奏データの楽音の配列から音楽記号の種類と位置を予め推定して楽譜情報を生成した上で、その楽譜情報から検索した演奏記号の位置近傍にアドバイスアイコンを表示する請求項1に記載の楽器演奏練習用プログラム。
  5. 楽曲の演奏データに基づき楽譜表示が行われる楽器演奏練習装置において、
    前記楽譜表示を行うための楽譜情報が記憶された楽音・指番号情報記憶部と、
    前記楽譜情報から特殊奏法の有無を検出し、前記特殊奏法が有りの場合に演奏のためのアドバイス情報を自動生成するアドバイス情報生成部と、
    前記アドバイス情報から前記特殊奏法に関連する楽音情報の発音時刻に対応する楽譜上に、アドバイス情報の存在を知らせるアドバイスアイコン画像を生成するアドバイス画像生成部と、
    前記アドバイス画像生成部で生成されたアドバイスアイコン画像を表示する表示装置と、を備え、
    前記演奏データから同種の特殊奏法が複数回検出された場合、
    前記演奏データの先頭から検出して初めて登場する楽譜位置にのみ、対応するアドバイスアイコンを表示することを特徴とする楽器演奏練習装置。
  6. 前記アドバイスアイコンに対応するコンテンツ情報が予め記憶されたコンテンツ情報記憶部と、
    前記コンテンツ情報に対応するコンテンツ画像を生成するコンテンツ画像生成部と、
    前記アドバイスアイコンが選択されたことを検出するアイコン選択検出部と、を更に備え、
    前記アイコン選択検出部が前記アドバイスアイコンの選択を検出した場合に、前記コンテンツ画像生成部で生成されたコンテンツ画像を前記表示装置に表示する請求項5に記載の楽器演奏練習装置。
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