JP2018100920A - 指針、指針表示装置及び時計 - Google Patents
指針、指針表示装置及び時計 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018100920A JP2018100920A JP2016247543A JP2016247543A JP2018100920A JP 2018100920 A JP2018100920 A JP 2018100920A JP 2016247543 A JP2016247543 A JP 2016247543A JP 2016247543 A JP2016247543 A JP 2016247543A JP 2018100920 A JP2018100920 A JP 2018100920A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pointer
- light
- timepiece
- hand
- solar panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Electromechanical Clocks (AREA)
Abstract
Description
また、指針表示装置が、さらに液晶パネル等からなるデジタル方式の表示部をも備えるいわゆるコンビモデルも広く普及している。
また、指針表示装置が、光の照射により発電するソーラーパネルが指針よりも外部からの光の入射方向の奥側に配置されているソーラー発電モデルの場合には、指針がソーラーパネルと重なり合うことでソーラーパネルの受光面積が狭くなり、発電量が低下するおそれがある。また、発電量を確保しようとすると、その分文字板表面に施される印刷等の加飾部分の面積が制約され、デザイン性を損ねてしまうという問題もある。
指針をこのように透光性を有する材料で形成すれば、指針と液晶パネル等とが重なり合っても液晶パネル等の視認性が損なわれることはない。
また、指針がソーラーパネルと重なり合ってもソーラーパネルの受光に影響を与えず、ソーラーパネルによる発電量やデザイン性を犠牲にせずにすむ。
他方で、特許文献1に提案されているように指針を照明する機構等を設けて指針を照明する構成をとると、光源や導光板等を配置する必要が生じ、指針表示装置の構成が複雑化し、小型化・軽量化が困難となるとともに、コストも多くかかってしまう。
光透過性を備える光透過部と、
視認性に優れる材料で形成された視認部と、
を備え、
前記視認部は先端部及び袴部の周辺部に設けられていることを特徴としている。
図1から図4を参照しつつ、本発明に係る指針、指針表示装置及び時計の第1の実施形態について説明する。
なお、以下に述べる実施形態では、指針が指針表示装置である時計に設けられている場合を例として説明する。また、以下の実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
また、図4は、図3において一点鎖線で囲んだ領域IVの拡大断面図である。
本実施形態において、時計100は、厚み方向の上下に開口した中空の短柱形状に形成されたケース(以下「時計ケース1」という。)を備えている。
この時計ケース1の図1における上下両端部、つまり時計の12時方向側の端部及び6時方向側の端部には、時計バンド2が取り付けられるバンド取付け部11が設けられている。
また、時計100は、時計ケース1の側部等に操作部12を備えている。
本実施形態では、操作部12は、挿入側の端部をモジュール6(図3参照)側の接点と電気的に接続させることで各種操作を行う押釦である。なお、操作部12は押釦に限定されず、例えば、その挿入側の端部が時計ケース1内部に収容されているモジュール6と接続されており、操作部12を押し込み又は回転させることによって各種操作が可能となるように構成された竜頭等であってもよい。
また、時計ケース1の視認側とは反対側(裏面側)の開口は、図示しない裏蓋部材によって閉塞されている。
文字板15の周縁部には、後述する指針5(時針及び分針)によって示される時刻の目安となる時字部材16が、文字板15の周方向に沿って、ほぼ均等間隔で配置されている。
本実施形態では、文字板15と時字部材16等を備えて指針5を用いて表示を行うアナログ方式の表示部3が構成されている。
また、本実施形態の文字板15の一部には、液晶パネル等で構成されデジタル方式にて表示を行う表示部であるデジタル表示部4(図1及び図3において、デジタル表示部4a,4b)が嵌め込み配置されている。
モジュール6は、本実施形態における時計100の指針軸61(後述)等を動作させ指針5を運針させる運針機構や、運針機構を動作させる動力源(電池)等(いずれも図示せず)を含んでいる。
また、モジュール6の上側であって文字板15の下方、すなわち、指針5よりも外部からの光の入射方向の奥側には、光の照射により発電するソーラーパネル7が配置されている。
指針軸61の上端部には、指針5が袴部55を介して回転可能に取り付けられている。
なお、指針5を指針軸33に取り付ける袴部55は、ステンレス等の金属材料で形成されており、指針5は、インサート成形により袴部55と基材51とが一体的に形成されていることが好ましい。
なお、指針表示装置としての時計100が備える指針5はこれに限定されない。例えば、時計は、指針5として、秒針、分針及び時針の3針を備えてもよいし、こうした時刻を示す針の他に、各種の表示を指し示す機能針等を備えていてもよい。
具体的には、図2から図4に示すように、指針5(図2から図4では指針である長針5aを例示)の全体がアクリル樹脂等の透明又は光を半透過させる合成樹脂や、透明又は光を半透過させるガラス等の光透過性の材料で形成された基材51で構成されており、指針5のうち、基材51のまま何ら加工を施されていない部分が光透過部52となっている。
なお、基材51を形成する材料は光透過性を有するものであればよく、ここに例示したものに限定されない。
このように、指針5の先端部等に視認部54を備えることにより、指針5全体が透明なアクリル樹脂等の光透過性の基材51で形成されている場合でも、時字部材16を指し示す部分等、特に視認性が要求される部分には高い視認性が確保される。
図1及び図3に示すように、本実施形態では、文字板15の面方向における指針軸61を挟んだ上下(図1における上下)2か所(すなわち、アナログ時計における12時側と6時側)にデジタル表示部4(デジタル表示部4a,4b)がそれぞれ配置されている。
指針5のうち、長針(分針)5aは、図1に示すように、指針軸61を回転中心として回転して、長針(分針)5aの先端部と袴部55の周辺部分との間の部分が一方のデジタル表示部4(図1ではアナログ時計における6時側に配置された下側のデジタル表示部4b)と重なり合った状態において、長針(分針)5aの後端部が他方のデジタル表示部4(図1ではアナログ時計における12時側に配置された上側のデジタル表示部4a)と重なり合う。
このため、長針(分針)5aは、その先端部と袴部55の周辺部分との間の部分、及びその後端部が光透過部52となっている。
また、指針5のうち、短針(時針)5bは、指針軸61を回転中心として回転した際に、短針(時針)5bの先端部と袴部55の周辺部分との間の部分が一方のデジタル表示部4(図1ではアナログ時計における12時側に配置された上側のデジタル表示部4a)と重なり合う。なお、この状態において、短針(時針)5bの後端部は他方のデジタル表示部4(図1ではアナログ時計における6時側に配置された下側のデジタル表示部4b)と重なり合うことはない。
このため、短針(時針)5bは、その先端部と袴部55の周辺部分との間の部分のみが光透過部52となっている。
ソーラーパネル7の上に指針5が重なると、光が指針5によって遮られ、受光効率が落ちて、発電量の低下を招く。特に、時計100のデザイン上、指針5として幅広で大きなものが用いられている場合にはソーラーパネル7の受光効率の低下が顕著となる。
この点、本実施形態のように、指針5の一部を光が透過する光透過部52とすることにより、指針5によって遮られる光量を抑えることができ、発電量の低下を少なくすることができる。
指針5がどの部分を指示しているかを確認しやすくするために、視認部54は少なくとも指針5の先端部に設けられることが好ましいが、その他どの部分をどの程度の範囲で視認部54とするかは、デジタル表示部4等、指針5と重なり合うことで視認性が阻害されることが問題となる部分の位置や、ソーラーパネル7の位置、要求される発電量を得るために確保すべきソーラーパネル7の発電可能領域の面積、指針表示装置(時計100)としてのデザイン性等を考慮して適宜決定される。
本実施形態では、長針(分針)5a及び短針(時針)5bを、それぞれその形状にしたがった金型を用いて形成する。
次に、基材51の表面(本実施形態では、視認側の面)に、蛍光性物質又は蓄光性物質を含む塗料を塗布する等の各種の表面処理、加飾処理等を施すことで視認加工層53を形成する。
本実施形態では、長針(分針)5aでは、その先端部及び袴部55の周辺部分に視認加工層53を形成し、短針(時針)5bでは、その先端部及び袴部55の周辺から後端部にかけての部分全体に視認加工層53を形成する。
この視認加工層53が設けられた部分が視認部54となり、視認加工層53が形成されていない部分(すなわち、短針(時針)5bでは先端部と袴部55の周辺部分との間の部分、長針(分針)5aでは先端部と袴部55の周辺部分との間の部分及び後端部)が光を透過させる光透過部52となる。
これにより、指針5(本実施形態では、長針(分針)5a及び短針(時針)5b)が完成する。
本実施形態の指針5は、樹脂等で形成された基材51で構成されているため、指針を金属で形成した場合よりも指針5全体を軽量にすることができる。例えば、比重で比較した場合に、アルミでは2.7、アクリルでは1.2、ガラスでは2.5である。このため、例えば指針5の幅や長さ、厚み等を大きくして、重量感のある見た目の指針5とした場合でも自重による歪み等を生じにくく、また、比較的小さな力で運針させることができる。
さらに、指針5を樹脂等で形成するため、金属製の指針と比較して成型や加工が容易であり、指針5の形状等、デザインの自由度が向上する。例えば、カット(研磨)の方法によって、指針5を独特の加飾針とすることも可能である。加飾の手法としても、印刷・塗装・蒸着等、様々な手法を適用することができる。
なお、前述のように、モジュール6からは視認側に向かって指針軸61が突出しており、ソーラーパネル7及び文字板15には、この指針軸61に対応する部分に貫通孔が形成されている。ソーラーパネル7及び文字板15を組み込む際には、指針軸61がソーラーパネル7及び文字板15の貫通孔に挿通されるように位置を合わせてモジュール6の上にソーラーパネル7及び文字板15を配置する。さらに、指針5を時計100の指針軸61に取り付ける。
そして、裏面側の開口部を裏蓋部材等により閉塞した状態の時計ケース1内に、モジュール6、ソーラーパネル7、文字板15及び指針5を配置する。さらに、時計ケース1の視認側の開口部に風防部材13を嵌装することで開口部を閉塞し、指針表示装置である時計100が完成する。
このような指針5を有する時計100では、指針5(本実施形態では、長針(分針)5a及び短針(時針)5b)が運針動作することでその一部がデジタル表示部4(デジタル表示部4a,4b)と重なり合うが、指針5(本実施形態では、長針(分針)5a及び短針(時針)5b)のうち、デジタル表示部4(デジタル表示部4a,4b)と重なり合う部分が光透過性を有する光透過部52となっている。このため、指針5がデジタル表示部4と重なり合っても光透過部52を介して表示内容を視認することができ、デジタル表示部4の視認性が低下するのを回避することができる。
また、指針5よりも光の入射方向の奥側にはソーラーパネル7が配置されているが、指針5の一部に光透過部52が設けられていることにより、指針5がソーラーパネル7に重なり合ってソーラーパネル7に入射する光量が低下してしまうのを抑えることができる。
他方で、指針5のうち、時字部材16等を指し示す部分等には視認加工層53を設けて、視認性を向上させた視認部54としているため、指針5がどこを指し示しているかを確認しやすく、十分に指針5としての視認性を確保することができる。
このため、指針5が運針動作することでその一部がデジタル表示部4と重なり合っても、光透過部52を介してデジタル表示部4の表示を確認することができ、デジタル表示部4に表示される各種の表示の視認性を確保することができる。
特に本実施形態では、指針5のうち、少なくとも運針動作時においてデジタル表示部4と重なり合う部分が光透過部52となっている。このため、デジタル表示部4の視認性を確実に確保することができる。
また、指針5はソーラーパネル7の上方に配置されているため、光が指針5によって遮られ、ソーラーパネル7の受光効率が落ちて、発電量の低下が問題となる。特に、時計100のデザイン上、指針5として幅広で大きなものが用いられている場合にはソーラーパネル7の受光効率の低下が顕著となる。
この点、本実施形態では、指針5の一部が光を透過させる光透過部52となっている。このため、指針5によって遮られる光量を抑えて、ソーラーパネル7による十分な発電量を確保することができる。
また、このようにソーラーパネル7の発電量への影響を抑えることができるため、指針5の形状等の自由度が向上し、幅広のデザインの指針5等、バリエーションに富んだ指針5を指針表示装置である時計100に配置することも可能となる。
そして、このように指針5のデザインの自由度が向上することにより、バリエーション豊かなデザインが可能な意匠性に優れた時計100を実現することができる。
他方で、指針5には視認性に優れる視認部54が設けられている。このため、指針5としての視認性を十分に確保することができる。
特に、本実施形態では、視認部54が少なくとも指針5の先端部に設けられている。このため、指針5がどこを指し示しているかを確認しやすく、視認性に優れたアナログ方式の表示部3を実現することができる。
また、本実施形態では、視認部54が蛍光性物質又は蓄光性物質を含んでいる。これにより、夜や暗い場所においても指針5としての視認性を十分に確保することができる。
また、本実施形態の指針表示装置である時計100は、光の照射により発電するソーラーパネル7を備えている。このため電池交換等の必要なく、表示部3等の各種機能部を動作させることができる。
そしてこの場合でも、指針5の一部が光透過性を有する光透過部52となっているため、ソーラーパネル7の発電効率も良好なものとすることができ、各種機能部を動作させるために必要な発電量を確保することができる。
さらに、本実施形態の指針表示装置である時計100は、デジタル表示部4を備えている。これにより、各種の時刻表示や機能表示をデジタル方式で行うことができる。
この場合でも、指針5の一部が光透過部52となっており、特に本実施形態では、デジタル表示部4と重なり合う部分が光透過性を有する光透過部52となっている。このため、指針5の回動範囲内にデジタル表示部4が設けられていても、その視認性が阻害されない。
このため、アナログ方式の表示部3及びデジタル表示部4ともに高い視認性を有する時計100を実現することができる。
次に、図5及び図6を参照しつつ、本発明に係る指針、指針表示装置及び時計の第2の実施形態について説明する。なお、以下に述べる実施形態では、第1の実施形態と同様に指針が指針表示装置である時計に設けられている場合を例として説明する。本実施形態は、指針の構成のみが第1の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第1の実施形態と異なる点について説明する。
図5及び図6に示すように、本実施形態の指針8は、第1の実施形態と同様に、光透過性を有する光透過部82と、視認性に優れる材料で形成された視認部84とを備えている。
具体的には、指針8の全体がアクリル樹脂等の透明又は光を半透過させる合成樹脂や、透明又は光を半透過させるガラス等の光透過性の材料で形成された基材81で構成されており、指針8のうち、袴部55よりも先端側であって指針8の幅方向のほぼ中央部には、指針8の延在方向に沿って切欠きを設けることにより光透過部82が形成されている。
なお、光透過部82を構成する切欠き部分をどの位置にどの程度の範囲で設けるか、どのような形状とするか等は、第1の実施形態と同様、指針8の下方に設けられるデジタル表示部等の視認性が要求される部分やソーラーパネルの位置、範囲等により適宜決定される。
また、指針8における光透過部82(すなわち切欠き部分)以外の領域(すなわち、本実施形態では指針5の端縁部分)には、蛍光性物質又は蓄光性物質を含む塗料が塗布された視認加工層83が設けられている。本実施形態では、この視認加工層83が設けられた部分が視認部84となっている。
また、指針8の延在方向に沿って光透過部82が設けられていることにより、指針8の下方に液晶パネル等で構成されるデジタル表示部が配置されている場合でも、光透過部82を介してデジタル表示部の表示内容を確認することができる。
本実施形態では、袴部55よりも先端側であって指針8の幅方向のほぼ中央部に、指針8の延在方向に沿って切欠きが形成される。なお、切欠き部分は、基材81の形成時に設けてもよいし、基材81の形成後に切り欠くことで形成してもよい。
次に、切欠き部分が形成された基材81の表面(本実施形態では、視認側の面)全体に、蛍光性物質又は蓄光性物質を含む塗料を塗布する等の各種の表面処理、加飾処理等を施すことで視認加工層83を形成する。
本実施形態では、この視認加工層83が設けられた部分が視認部84となり、視認加工層83が形成されていない部分(すなわち、切り欠かれている部分)が光を透過させる光透過部82となる。
これにより、指針8が完成する。
また、このような指針8を有する時計では、指針8が運針動作することでその一部がデジタル表示部と重なり合うが、指針8のうち、デジタル表示部と重なり合う部分に光透過性を有する光透過部82が形成されているため、指針8がデジタル表示部と重なり合っても光透過部82を介して表示内容を視認することができ、デジタル表示部の視認性が低下するのを回避することができる。
また、指針8よりも光の入射方向の奥側にはソーラーパネルが配置されているが、指針8の一部に光透過部82が設けられていることにより、指針8がソーラーパネルに重なり合ってソーラーパネルに入射する光量が低下してしまうのを抑えることができる。
他方で、指針8のうち、時字部材16等を指し示す部分である指針8の先端側の側端縁等には視認加工層83を設けて、視認性を向上させた視認部84としているため、指針8がどこを指し示しているかを確認しやすく、十分に指針8としての視認性を確保することができる。
すなわち、本実施形態では、基材81の一部を切り欠くことで光透過部82を構成しているため、指針8がより軽量となる。このため、小さな力でも回転しやすくすることができる。また、指針8の幅や長さ等を大きくしても、歪みや撓み等を生じにくくなり、指針8のデザインの自由度が向上する。これにより、指針8自体の意匠性が向上するとともに、これを組み込む指針表示装置としての時計のデザインの自由度もより向上し、意匠性に優れた時計を実現することが可能となる。
また、光透過部82を切欠き部分で構成しているため、指針8の下方に配置されたデジタル表示部等を、基材81を通さず直接視認することができるため、例えば透明な基材越しに視認する場合よりも一層優れた視認性を実現することができる。
さらに、本実施形態では、指針8の先端部や両側端縁等、光透過部82以外の部分がすべて視認部84となっているため、指針8がどこを指し示しているかが確認しやすく、指針8としての視認性を十分に確保することができる。
また、上記各実施形態では、視認加工層53,83が基材51,81の表面に形成されているが、視認加工層53,83が形成される位置はこれに限定されず、視認加工層53,83が基材51,81の裏面側に形成されていてもよい。
図7に第2の実施形態の指針の一変形例を示す。図7は、指針における図6で示すのと同様の部分の要部断面図である。
例えば、図7に示す指針9のように、光を透過しない材料で基材91を形成し、この基材91の一部を切り欠くことで光透過部92を構成してもよい。
このような構成の場合、視認加工層等を設けなくても、切り欠かれていない部分全体が視認部93となる。このため、指針9の形成工程をより簡易化することができる。
この場合、基材91に、蛍光性物質や蓄光性物質等を含有させてもよい。基材91に蛍光性物質や蓄光性物質等を含有させることで、夜間や暗い場所における指針9の視認性をより向上させることができる。
例えば、指針の幅方向のほぼ中央部に、指針8の延在方向に沿って視認部を配置し、この視認部の周りを全て光透過部としてもよい。
指針に凹凸を付けることで、光透過部における光透過性は確保しつつ、視認性をより向上させることができる。
これにより、指針の視認性をより向上させることができる。
例えば、時計がソーラーパネルのみを備え、デジタル表示部を備えていない場合には、光を透過させる半透明の樹脂等で基材を形成することで、光の透過率も高く視認性も良好な指針とすることができる。
さらに、時計の備える指針の全てに本発明の指針を適用しなくてもよく、例えば、指針として時針、分針、秒針を備える場合に、時針、分針に本発明の指針を適用し、秒針は金属針としてもよい。
指針を有する表示装置であれば、本発明の指針を広く適用することができる。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
光透過性を備える光透過部と、
視認性に優れる材料で形成された視認部と、
を備え、
前記視認部は先端部及び袴部の周辺部に設けられていることを特徴とする指針。
<請求項2>
前記視認部は蛍光性物質又は蓄光性物質を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の指針。
<請求項3>
請求項1又は請求項2に記載の指針と、
前記指針を運針させるモジュールと、
前記指針を用いて表示を行う表示部と、
を備えることを特徴とする指針表示装置。
<請求項4>
前記指針よりも外部からの光の入射方向の奥側に配置され、光の照射により発電するソーラーパネルをさらに備えていることを特徴とする請求項3に記載の指針表示装置。
<請求項5>
デジタル方式にて表示を行うデジタル表示部をさらに備え、
前記指針は、少なくとも運針動作時に前記デジタル表示部と重なり合う部分が光透過部となっていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の指針表示装置。
<請求項6>
請求項1又は請求項2に記載の指針と、
前記指針を運針させるモジュールと、
前記指針を用いて表示を行う表示部と、
を備えることを特徴とする時計。
<請求項7>
前記指針よりも外部からの光の入射方向の奥側に配置され、光の照射により発電するソーラーパネルをさらに備えていることを特徴とする請求項6に記載の時計。
<請求項8>
デジタル方式にて表示を行うデジタル表示部をさらに備え、
前記指針は、少なくとも運針動作時に前記デジタル表示部と重なり合う部分が光透過部となっていることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の時計。
3 表示部
4 デジタル表示部
5 指針
6 モジュール
7 ソーラーパネル
51 基材
52 光透過部
53 視認加工層
54 視認部
100 時計
Claims (8)
- 光透過性を備える光透過部と、
視認性に優れる材料で形成された視認部と、
を備え、
前記視認部は先端部及び袴部の周辺部に設けられていることを特徴とする指針。 - 前記視認部は蛍光性物質又は蓄光性物質を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の指針。
- 請求項1又は請求項2に記載の指針と、
前記指針を運針させるモジュールと、
前記指針を用いて表示を行う表示部と、
を備えることを特徴とする指針表示装置。 - 前記指針よりも外部からの光の入射方向の奥側に配置され、光の照射により発電するソーラーパネルをさらに備えていることを特徴とする請求項3に記載の指針表示装置。
- デジタル方式にて表示を行うデジタル表示部をさらに備え、
前記指針は、少なくとも運針動作時に前記デジタル表示部と重なり合う部分が光透過部となっていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の指針表示装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の指針と、
前記指針を運針させるモジュールと、
前記指針を用いて表示を行う表示部と、
を備えることを特徴とする時計。 - 前記指針よりも外部からの光の入射方向の奥側に配置され、光の照射により発電するソーラーパネルをさらに備えていることを特徴とする請求項6に記載の時計。
- デジタル方式にて表示を行うデジタル表示部をさらに備え、
前記指針は、少なくとも運針動作時に前記デジタル表示部と重なり合う部分が光透過部となっていることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の時計。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016247543A JP6855781B2 (ja) | 2016-12-21 | 2016-12-21 | 指針表示装置及び時計 |
JP2021043010A JP2021099370A (ja) | 2016-12-21 | 2021-03-17 | 指針、指針表示装置及び時計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016247543A JP6855781B2 (ja) | 2016-12-21 | 2016-12-21 | 指針表示装置及び時計 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021043010A Division JP2021099370A (ja) | 2016-12-21 | 2021-03-17 | 指針、指針表示装置及び時計 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018100920A true JP2018100920A (ja) | 2018-06-28 |
JP2018100920A5 JP2018100920A5 (ja) | 2020-01-23 |
JP6855781B2 JP6855781B2 (ja) | 2021-04-07 |
Family
ID=62715279
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016247543A Active JP6855781B2 (ja) | 2016-12-21 | 2016-12-21 | 指針表示装置及び時計 |
JP2021043010A Pending JP2021099370A (ja) | 2016-12-21 | 2021-03-17 | 指針、指針表示装置及び時計 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021043010A Pending JP2021099370A (ja) | 2016-12-21 | 2021-03-17 | 指針、指針表示装置及び時計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP6855781B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021113775A (ja) * | 2020-01-21 | 2021-08-05 | セイコーエプソン株式会社 | 時計 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55167188U (ja) * | 1979-05-18 | 1980-12-01 | ||
JPS61176469U (ja) * | 1985-04-23 | 1986-11-04 | ||
JPS63115792U (ja) * | 1987-01-20 | 1988-07-26 | ||
CN2760616Y (zh) * | 2004-12-03 | 2006-02-22 | 郝伟光 | 指针式多功能电子手表 |
JP2007514145A (ja) * | 2003-11-19 | 2007-05-31 | シーメンス・ブイディーオー・オートモーティブ・コーポレイション | 同時に二つの目盛を独立して指し示すことが可能な照明付ポインター |
JP2007278736A (ja) * | 2006-04-03 | 2007-10-25 | Jeco Co Ltd | 表示装置 |
JP2008209351A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-11 | Denso Corp | 指針計器 |
JP2009281961A (ja) * | 2008-05-26 | 2009-12-03 | Casio Comput Co Ltd | 文字板構造および指針式機器 |
US20160116311A1 (en) * | 2014-10-24 | 2016-04-28 | Continental Automotive Systems, Inc. | Dash line pointer |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010066054A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Casio Comput Co Ltd | 針位置検出装置、日付検出装置、および移動体位置検出装置 |
JP5465031B2 (ja) * | 2010-02-09 | 2014-04-09 | シチズンホールディングス株式会社 | 電波時計 |
-
2016
- 2016-12-21 JP JP2016247543A patent/JP6855781B2/ja active Active
-
2021
- 2021-03-17 JP JP2021043010A patent/JP2021099370A/ja active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55167188U (ja) * | 1979-05-18 | 1980-12-01 | ||
JPS61176469U (ja) * | 1985-04-23 | 1986-11-04 | ||
JPS63115792U (ja) * | 1987-01-20 | 1988-07-26 | ||
JP2007514145A (ja) * | 2003-11-19 | 2007-05-31 | シーメンス・ブイディーオー・オートモーティブ・コーポレイション | 同時に二つの目盛を独立して指し示すことが可能な照明付ポインター |
CN2760616Y (zh) * | 2004-12-03 | 2006-02-22 | 郝伟光 | 指针式多功能电子手表 |
JP2007278736A (ja) * | 2006-04-03 | 2007-10-25 | Jeco Co Ltd | 表示装置 |
JP2008209351A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-11 | Denso Corp | 指針計器 |
JP2009281961A (ja) * | 2008-05-26 | 2009-12-03 | Casio Comput Co Ltd | 文字板構造および指針式機器 |
US20160116311A1 (en) * | 2014-10-24 | 2016-04-28 | Continental Automotive Systems, Inc. | Dash line pointer |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021113775A (ja) * | 2020-01-21 | 2021-08-05 | セイコーエプソン株式会社 | 時計 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6855781B2 (ja) | 2021-04-07 |
JP2021099370A (ja) | 2021-07-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008522174A (ja) | ガラスの機能を実行する光学ガイドを有する時計 | |
US20190086870A1 (en) | Timepiece | |
JP5824969B2 (ja) | カバーガラスおよび時計 | |
JP2021099370A (ja) | 指針、指針表示装置及び時計 | |
JP5539249B2 (ja) | 月齢表示機構およびこれを備えた時計 | |
JP2018040698A (ja) | 指針、指針表示装置及び時計 | |
JP6701644B2 (ja) | 文字板及び時計 | |
CN111025878B (zh) | 发光的显示装置 | |
US9783057B2 (en) | Vehicle display device | |
JP6249798B2 (ja) | 太陽電池付き時計の文字板及び太陽電池付き時計 | |
EP3460591A1 (de) | Uhr | |
JP2011106908A (ja) | 表示装置および腕時計 | |
JP7031764B2 (ja) | 指針の製造方法及び時計の製造方法 | |
JP6061683B2 (ja) | 時計用表示板 | |
JP4685435B2 (ja) | 太陽電池付時計 | |
JP6445306B2 (ja) | 太陽電池付き時計、及び変形痕を隠す方法 | |
JP5793997B2 (ja) | 発光表示装置及び電子機器 | |
US20230297030A1 (en) | Solar Watch | |
JP2017194402A (ja) | 腕時計 | |
JP2017156115A (ja) | 文字板及び時計 | |
JP2023034651A (ja) | 腕時計、及びバンド | |
KR101489592B1 (ko) | 회전량 표시방법 및 이를 이용한 시계 | |
JP2008249497A (ja) | 窓枠開口部を有する基板を備えた表示板 | |
JP2020030215A (ja) | 装飾部材、文字板、および時計 | |
JP2015184256A (ja) | 時計用表示板 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191205 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191205 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201201 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210126 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210216 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210301 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6855781 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |