JP2018100803A - 熱交換装置、空気調和装置の室内機及び空気調和装置の室外機 - Google Patents

熱交換装置、空気調和装置の室内機及び空気調和装置の室外機 Download PDF

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明大 藤原
相武 李
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岳 高原
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Abstract

【課題】略扁平形状の伝熱管を有する複数の熱交換器を空気が通過する方向における上流側から下流側へ設置した熱交換装置において、下流側の熱交換器に流入する空気の風速分布又は温度を均一化することにより、下流側の熱交換器の熱交換性能を向上する。
【解決手段】熱交換器1では、並列に配置された略扁平形状の複数の伝熱管11と、複数の伝熱管11に接合するように配置された複数のフィン12とを有し、複数の伝熱管11内を流れる冷媒と複数のフィン12を通過する空気との間で熱交換を行う前列熱交換器10の下流側に、並列に配置された略扁平形状の複数の伝熱管21と、複数の伝熱管21に接合するように配置された複数のフィン22とを有し、複数の伝熱管21内を流れる冷媒と複数のフィン22を通過する空気との間で熱交換を行う後列熱交換器20が、空気の乱れを発生させるための空間30をあけて設置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱交換装置、空気調和装置の室内機及び空気調和装置の室外機に関する。
列数は2であり、伝熱管と垂直に配置された多数の平板フィンを備え、前列と後列の間には空間が設けられた熱交換器は、知られている(例えば、特許文献1参照)。
風上側に風上側フィンを、風下側に風下側フィンをそれぞれ配し、風上側フィンと、風下側フィンのそれぞれは、一定間隔で多数平行に配置され、その間を気体が流動する板状フィンと、板状フィンに直角に挿入され、気流方向と直角方向に複数段設けられる伝熱管を備え、風上側フィンの板状フィンの幅を、風下側フィンの板状フィンの幅より大きく設定し、かつ、風上側フィンと風下フィンとのすき間を略1mm〜10mmに設定した熱交換器も、知られている(例えば、特許文献2参照)。
国際公開WO01/67020号パンフレット 特開2009−281630号公報
ここで、略扁平形状の伝熱管を有する複数の熱交換器を空気が通過する方向における上流側から下流側へ設置した熱交換装置において、隣接する2つの熱交換器の間に十分な空間をあけない構成では、下流側の熱交換器に流入する空気の風速分布又は温度を均一化することができないので、下流側の熱交換器の熱交換性能を向上することはできない。
本発明の目的は、略扁平形状の伝熱管を有する複数の熱交換器を空気が通過する方向における上流側から下流側へ設置した熱交換装置において、下流側の熱交換器に流入する空気の風速分布又は温度を均一化することにより、下流側の熱交換器の熱交換性能を向上することにある。
かかる目的のもと、本発明は、並列に配置された略扁平形状の複数の第1の伝熱管と、複数の第1の伝熱管に接合するように配置された複数の第1のフィンとを有し、複数の第1の伝熱管内を流れる冷媒と複数の第1のフィンを通過する空気との間で熱交換を行う第1の熱交換器と、並列に配置された略扁平形状の複数の第2の伝熱管と、複数の第2の伝熱管に接合するように配置された複数の第2のフィンとを有し、複数の第2の伝熱管内を流れる冷媒と複数の第2のフィンを通過する空気との間で熱交換を行う第2の熱交換器であって、空気が通過する方向における第1の熱交換器の下流側に、空気の乱れを発生させるための空間をあけて設置された第2の熱交換器とを備えた熱交換装置を提供する。
ここで、この熱交換装置において、第2の熱交換器は、第1の熱交換器と略平行に設置され、第1の熱交換器のフィン幅をPrとし、第1の熱交換器と第2の熱交換器との距離をLとした場合に、0.3≦L/Pr≦4が成り立つ、ものであってよい。
また、この熱交換装置において、第2の熱交換器は、第1の熱交換器と略平行に設置され、第1の熱交換器のフィン幅をPrとし、第1の熱交換器と第2の熱交換器との距離をLとした場合に、0.7≦L/Pr≦1.9が成り立つ、ものであってもよい。
更に、この熱交換装置において、第1の熱交換器は、特定の側に冷媒の出入口である第1の出入口部を備え、第2の熱交換器は、特定の側に冷媒の出入口である第2の出入口部を備えた、ものであってよい。
また、この熱交換装置は、第1の熱交換器の第1の伝熱管の延伸方向の長さと第1の伝熱管の積層方向の長さとの積である第1の前面面積よりも、第2の熱交換器の第2の伝熱管の延伸方向の長さと第2の伝熱管の積層方向の長さとの積である第2の前面面積の方が大きい、ものであってよい。
更に、この熱交換装置において、空気が通過する方向における第1の熱交換器と第2の熱交換器との間隔は、空気が通過する方向に直交する仮想平面上の位置によって異なる、ものであってよい。その場合、空気が通過する方向における第1の熱交換器と第2の熱交換器との間隔は、仮想平面上の空気が通過する速度が低い位置よりも、仮想平面上の空気が通過する速度が高い位置において、長くなっている、ものであってよい。
更にまた、この熱交換装置において、第2の熱交換器は、空気が通過する方向において第1の伝熱管と第2の伝熱管とが重なり合わないように設置された、ものであってよい。
また、本発明は、空気の流れを発生させるファンと、ファンが流れを発生させた空気と、室外機から送られた冷媒との間で熱交換を行う熱交換装置とを備え、熱交換装置は、並列に配置された略扁平形状の複数の第1の伝熱管と、複数の第1の伝熱管に接合するように配置された複数の第1のフィンとを有し、室外機から送られ複数の第1の伝熱管内を流れる冷媒とファンが流れを発生させ複数の第1のフィンを通過する空気との間で熱交換を行う第1の熱交換器と、並列に配置された略扁平形状の複数の第2の伝熱管と、複数の第2の伝熱管に接合するように配置された複数の第2のフィンとを有し、室外機から送られ複数の第2の伝熱管内を流れる冷媒とファンが流れを発生させ複数の第2のフィンを通過する空気との間で熱交換を行う第2の熱交換器であって、空気が通過する方向における第1の熱交換器の下流側に、空気の乱れを発生させるための空間をあけて設置された第2の熱交換器とを備えた空気調和装置の室内機も提供する。
更に、本発明は、空気の流れを発生させるファンと、ファンが流れを発生させた空気と、室内機から送られた冷媒との間で熱交換を行う熱交換装置と、室内機から熱交換装置へ送られる冷媒又は熱交換装置から室内機へ送られる冷媒を圧縮する圧縮機とを備え、熱交換装置は、並列に配置された略扁平形状の複数の第1の伝熱管と、複数の第1の伝熱管に接合するように配置された複数の第1のフィンとを有し、室内機から送られ複数の第1の伝熱管内を流れる冷媒とファンが流れを発生させ複数の第1のフィンを通過する空気との間で熱交換を行う第1の熱交換器と、並列に配置された略扁平形状の複数の第2の伝熱管と、複数の第2の伝熱管に接合するように配置された複数の第2のフィンとを有し、室内機から送られ複数の第2の伝熱管内を流れる冷媒とファンが流れを発生させ複数の第2のフィンを通過する空気との間で熱交換を行う第2の熱交換器であって、空気が通過する方向における第1の熱交換器の下流側に、空気の乱れを発生させるための空間をあけて設置された第2の熱交換器とを備えた空気調和装置の室外機も提供する。
本発明によれば、略扁平形状の伝熱管を有する複数の熱交換器を空気が通過する方向における上流側から下流側へ設置した熱交換装置において、下流側の熱交換器に流入する空気の風速分布又は温度を均一化することにより、下流側の熱交換器の熱交換性能を向上することができる。
(a),(b)は、本発明の第1の実施の形態における熱交換器を示した図である。 L/Prの値と後列熱交換器の風速分布の均一度を示す値との関係を示したグラフである。 (a),(b)は、本発明の第2の実施の形態における熱交換器について説明するための図である。 本発明の第3の実施の形態における熱交換器を示した図である。 (a)は、本発明の第3の実施の形態における熱交換器をB方向から見た図であり、(b)は、本発明の第3の実施の形態における熱交換器内の冷媒の温度と熱交換器を通過する空気の温度との関係を示した模式図である。 (a),(b)は、本発明の第4の実施の形態における熱交換器をA方向から見た図である。 本発明の第5の実施の形態における熱交換器をB方向から見た図である。 本発明の第6の実施の形態における熱交換器をA方向から見た図である。 本発明の第7の実施の形態を示した図であり、本発明の第1の実施の形態における熱交換器をダクト室内機に実装した例を示したものである。 (a),(b)は、本発明の第7の実施の形態を示した図であり、本発明の第1の実施の形態における熱交換器を4方向カセット室内機に実装した例を示したものである。 (a),(b)は、本発明の第7の実施の形態を示した図であり、本発明の第1の実施の形態における熱交換器を4方向カセット室内機に実装した例を示したものである。 本発明の第7の実施の形態を示した図であり、本発明の第1の実施の形態における熱交換器をルームエアコン用室内機に実装した例を示したものである。 本発明の第7の実施の形態を示した図であり、本発明の第1の実施の形態における熱交換器を横吹き室外機に実装した例を示したものである。
[本発明の実施の形態の概要]
熱交換器の性能を最大限に発揮するためには、熱交換器に流入する空気の風速は場所により変化せずできるだけ均一であることが望ましい。しかしながら、実際には室内機又は室外機に実装された状態で使用されるため、風速分布が不均一になることは避けられない。また、熱交換器を凝縮器として2列以上で使用する場合、後列(風下)に位置する熱交換器に流入する空気の温度は、相対的に低風速となる領域で、相対的に高風速になる領域よりも、熱交換器内の冷媒の温度に近くなる。従って、相対的に低風速となる領域における後列熱交換器の仕事量は小さくなり、熱交換器全体としての性能も低下する。
そこで、本発明の実施の形態では、前列(風上)に位置する熱交換器(以下、「前列熱交換器」という)と、後列(風下)に位置する熱交換器(以下、「後列熱交換器」という)とを、これらの間に空気乱れが発生する程度の空間をあけて設置するようにした。これにより、後列熱交換器に流入する空気の風速分布を均一にすることを可能とする。また、前列熱交換器と後列熱交換器との間で空気の温度を均一化することで、後列熱交換器に流入する際の冷媒と空気との温度差を大きくし、後列熱交換器の低風速域の性能を向上させることを可能とする。その結果、伝熱面積を拡大することなく熱交換量を増大させる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。尚、本発明の実施の形態における熱交換器は、空気調和装置の室内機にも室外機にも実装可能であり、凝縮器としても蒸発器としても使用可能であるが、ここでは、空気調和装置の室内機に実装し、凝縮器として使用する場合について説明する。
[第1の実施の形態]
図1(a),(b)は、第1の実施の形態における熱交換器1を示した図である。第1の実施の形態における熱交換器1は、平面状の複数列の熱交換器で構成される。図1(a),(b)には、その複数列のうちの2列の熱交換器である前列熱交換器10及び後列熱交換器20を示す。ここで、図中、空気は、矢印90で示す方向へ流れる。従って、前列熱交換器10は風上側の熱交換器であり、空気が流れる方向における上流側の第1の熱交換器の一例である。また、後列熱交換器20は風下側の熱交換器であり、空気が流れる方向における下流側の第2の熱交換器の一例である。
図1(a)は、第1の実施の形態における熱交換器1を前方やや斜め方向から見た図である。図示するように、前列熱交換器10は、複数の第1の伝熱管の一例としての複数の伝熱管11と、複数の第1のフィンの一例としての複数のフィン12と、ヘッダ13,14とを含む。
複数の伝熱管11は、ヘッダ13,14の長手方向に直交する向きに接合される。また、各伝熱管11は、ヘッダ13,14の長手方向に沿って、互いに所定の距離間隔をあけて積層される。そして、伝熱管11は、冷媒を内部に通し、空気と冷媒との間で熱交換を行う。
フィン12は、山部及び谷部を有するコルゲートフィンである。また、フィン12は、山部及び谷部が、伝熱管11に接触するように、複数の伝熱管11の間に設けられる。但し、フィン12は、コルゲートフィン以外の形状のフィンであってもよい。そして、フィン12は、空気と接触して熱を放出し、伝熱管11の内部に流れる冷媒を冷やして液化させる。
ヘッダ13,14は、ガス状態の冷媒や気液二相状態の冷媒を各伝熱管11へ分流し、各伝熱管11の内部を流れた冷媒を集合させる。
一方、後列熱交換器20は、複数の第2の伝熱管の一例としての複数の伝熱管21と、複数の第2のフィンの一例としての複数のフィン22と、ヘッダ23,24とを含む。尚、後列熱交換器20における伝熱管21、フィン22、ヘッダ23,24は、前列熱交換器10における伝熱管11、フィン12、ヘッダ13,14と同様なので、説明を省略する。
図1(b)は、第1の実施の形態における熱交換器1を、図1(a)に示したA方向から見た図である。図示するように、第1の実施の形態では、熱交換器1において、風上側の前列熱交換器10と、風下側の後列熱交換器20との間に、空間30を設ける。
この空間30の幅は、前列熱交換器10を通過した空気が空間30で空気乱れを発生するのに必要な抵抗が得られるように定められる。例えば、前列熱交換器10と後列熱交換器20とが略平行に設置されているとすると、フィン12の幅をPrとし、前列熱交換器10と後列熱交換器20との間の距離をLとした場合に、0.3≦L/Pr≦4であることが好ましく、更には、0.7≦L/Pr≦1.9であることがより好ましい。
ここで、L/Prの値が上記範囲にあることが好ましい理由について述べる。図2は、L/Prの値(図では「L/Pr」と表記)と後列熱交換器20の風速分布の均一度を示す値(図では「後列熱交換器 風速分布」と表記)との関係を示したグラフである。尚、ここでは、後列熱交換器20に流入する空気の風速の最大値と最小値との差分を、後列熱交換器20の風速分布の均一度を示す値としている。また、実際の風速分布の計測は、後述する図9のダクト室内機2に実装した熱交換器1を用いて行った。
まず、0.3≦L/Pr≦4であることが好ましい理由を述べる。図示するように、L/Pr=0.4から風速分布の均一度は改善していく。そして、L/Pr=4で風速分布はほぼ均一になることが分かる。また、別仕様のフィン幅も考慮し、L/Prの値の下限を0.3とする。
次に、0.7≦L/Pr≦1.9であることがより好ましい理由を述べる。ここでは、風速分布の均一度の改善によって、後列熱交換器20の性能に有意な差が得られる範囲を予想している。図示しないが、L/Pr=1.7の場合に後列熱交換器20の性能を評価したところ、L/Pr=0の場合の熱交換性能の102%の熱交換性能が得られた。そこで、L/Prの値の範囲としては、1.7を含む範囲がより好ましいと考えられる。そして、風速分布改善効果や製造コストを考慮して、0.7≦L/Pr≦1.9がより好ましい。
[第2の実施の形態]
図3(a),(b)は、第2の実施の形態における熱交換器1について説明するための図である。
図3(a)は、第2の実施の形態における熱交換器1を、図1(a)のA方向から見たときの拡大図である。図示するように、第2の実施の形態において、伝熱管11,21は扁平管である。扁平管である伝熱管11,21によって構成された熱交換器を複数列で使用する場合には、製造効率の点から、図示するように前列熱交換器10の伝熱管11と後列熱交換器20の伝熱管21とが整列していることが多い。しかしながら、このような構成では、後列熱交換器20の前縁効果を得ることができず、後列熱交換器20の性能を最大限発揮することができない。
一方、図3(b)は、円管である伝熱管19,29によって構成された熱交換器を複数列で使用する場合を示したものである。この場合は、通常、図示するように前列熱交換器10の伝熱管19と後列熱交換器20の伝熱管29とが千鳥状に配置される。従って、前列熱交換器10と後列熱交換器20との間に空間30を設けなくとも前縁効果を得ることができる。
この点から、前列熱交換器10と後列熱交換器20との間に空間30を設けることの効果は、図3(a)に示した扁平管である伝熱管11,21によって構成された熱交換器を複数列で使用する場合の方が大きくなる。
ここで扁平管とは、伝熱管11,21の幅方向(空気の流れに沿う方向)の長さが、積層方向(空気の流れに直交する方向)の長さの3倍以上である管のことを指す。また、積層方向における扁平管の間隔をPtとすると、5mm≦Pt≦21mmであることが好ましく、更には、7mm≦Pt≦14mmであることがより好ましい。
[第3の実施の形態]
図4は、第3の実施の形態における熱交換器1を示した図である。図4には、図1(a)に示した構成に加え、第1の出入口部の一例としての冷媒出口部15と、第2の出入口部の一例としての冷媒入口部25とを示している。冷媒出口部15は、前列熱交換器10に設けられ、前列熱交換器10から冷媒を流出させるための出口部分である。冷媒入口部25は、後列熱交換器20に設けられ、後列熱交換器20に冷媒を流入させるための入口部分である。第3の実施の形態では、図示するように、冷媒出口部15及び冷媒入口部25を、後列熱交換器20及び前列熱交換器10の同じ側に設けるようにする。ここでは、伝熱管11,21の延伸方法が左右方向なので、左右方向に同じ側としている。即ち、後列熱交換器20では、冷媒入口部25をヘッダ23に設け、冷媒が冷媒入口部25からヘッダ23を介して伝熱管21に流入されるようにしている。また、前列熱交換器10では、冷媒出口部15をヘッダ13に設け、伝熱管11を流通する冷媒がヘッダ13を介して冷媒出口部15から流出されるようにしている。
ここで、冷媒入口部25及び冷媒出口部15を、後列熱交換器20及び前列熱交換器10の同じ側に設けるようにしたことの意義について説明する。
図5(a)は、第3の実施の形態における熱交換器1を、図4に示したB方向から見た図である。図では、特に、熱交換器1内の冷媒の状態と、熱交換器1を通過する空気の流れを示している。
冷媒は、冷媒入口部25からヘッダ23を介して伝熱管21に流入する。その際、冷媒入口部25に近い領域には、過熱状態のガス冷媒が存在し、冷媒入口部25から遠い領域には、気液二相状態の冷媒が存在する。以下、前者の領域を「過熱域211」と表記し、後者の領域を「二相域212」と表記する。また、冷媒は、ヘッダ24及びヘッダ14を介して伝熱管11に流入した後、冷媒出口部15から流出する。その際、冷媒出口部15に近い領域には、過冷却状態の液冷媒が存在し、冷媒出口部15から遠い領域には、気液二相状態の冷媒が存在する。以下、前者の領域を「過冷却域111」と表記し、後者の領域を「二相域112」と表記する。
空気は、矢印90で示される方向に流れ、この空気流れは、過冷却域111及び過熱域211を通過する空気流れF1と、二相域112及び二相域212を通過する空気流れF2とに分けられる。
図5(b)は、第3の実施の形態における熱交換器1内の冷媒の温度と熱交換器1を通過する空気の温度との関係を示した模式図である。尚、冷媒温度に関する模式図において、横軸は、右側を冷媒入口部25とし、左側を冷媒出口部15とした場合の伝熱管11,21に沿った位置を表す。また、実線は、空気流れF1と直交する位置での冷媒温度を表し、破線は、空気流れF2と直交する位置での冷媒温度を表す。一方、空気温度に関する模式図において、横軸は、左側を空気流れの上流方向とし、右側を空気流れの下流方向とした場合の空気流れに沿った位置を表す。また、実線は、空気流れF1の空気温度を表し、破線は、空気流れF2の空気温度を表す。
前列熱交換器10において、空気温度と冷媒温度との差は、過冷却域111における差(図中、ΔT1で示す)よりも、二相域112における差(図中、ΔT2で示す)の方が大きくなる。従って、過冷却域111を通過した空気の温度よりも、二相域112を通過した空気の温度の方が高くなり、空気をそのまま後列熱交換器20に流入させるとすると、後列熱交換器20に流入される前の空気温度と冷媒温度との差は、過熱域211における差(図中、ΔT3で示す)よりも、二相域212における差(図中、ΔT4で示す)の方が小さくなる。そこで、第3の実施の形態では、前列熱交換器10と後列熱交換器20との間に空間30を設けることによって空気温度を均一化し、二相域112,212を通過する空気流れF2は、空気と冷媒との温度差が大きくなった状態で後列熱交換器20に流入させる。換言すれば、図において、空間30内でΔT3とΔT4を平均化した状態で空気流れF2を後列熱交換器20に流入させる。
[第4の実施の形態]
図6(a),(b)は、第4の実施の形態における熱交換器1を、図1(a)に示したA方向から見た図である。図示するように、第4の実施の形態では、伝熱管11,21の積層方向で空間30の幅が異なるように、前列熱交換器10と後列熱交換器20とを設置している。
図6(a)は、伝熱管11,21の積層方向における上方ほど空間30の幅が長くなっている例である。具体的には、空気が流れる方向に直交する仮想平面上の上方のある位置における空気が流れる方向における前列熱交換器10と後列熱交換器20との間隔D1が、空気が流れる方向に直交する仮想平面上のそれよりも下方のある位置における空気が流れる方向における前列熱交換器10と後列熱交換器20との間隔D2よりも長くなっている。
図6(b)は、伝熱管11,21の積層方向における中央部分で空間30の幅が最も長くなっている例である。具体的には、空気が流れる方向に直交する仮想平面上の中央部分以外のある位置における空気が流れる方向における前列熱交換器10と後列熱交換器20との間隔D3よりも、空気が流れる方向に直交する仮想平面上の中央部分のある位置における空気が流れる方向における前列熱交換器10と後列熱交換器20との間隔D4が長くなっている。後列熱交換器20は、平面形状を有するものに限らず、このように「く」の字型等に折り曲げられた形状を有するものであってもよい。
一方で、前列熱交換器10及び後列熱交換器20を上記仮想平面上に投影した場合、一般に、その仮想平面上で前列熱交換器10と後列熱交換器20とは重なることから、第4の実施の形態は、前列熱交換器10の前面面積よりも、後列熱交換器20の前面面積を大きくするものである、という捉え方もできる。ここで、前列熱交換器10の前面面積は、第1の前面面積の一例であり、伝熱管11の延伸方向の長さと伝熱管11の積層方向の長さとの積で表される。また、後列熱交換器20の前面面積は、第2の前面面積の一例であり、伝熱管21の延伸方向の長さと伝熱管21の積層方向の長さとの積で表される。風速分布が均一化されると、後列熱交換器20は、熱交換性能を最大限に発揮できるようになるので、このように後列熱交換器20の前面面積を大きくすることにより、熱交換器の性能を最大限に発揮できる割合を増加させることが可能となる。
尚、ここでは、伝熱管11,21の積層方向で空間30の幅が異なるように、前列熱交換器10と後列熱交換器20とを設置したが、この限りではない。伝熱管11,21の延伸方向で空間30の幅が異なるように、前列熱交換器10と後列熱交換器20とを設置してもよい。
[第5の実施の形態]
図7は、第5の実施の形態における熱交換器1を、図4に示したB方向から見た図である。空気は矢印90で示す方向に流れるが、熱交換器1の実装状態によっては、空気が矢印91で示すように高風速で流れる高風速域と、空気が矢印92で示すように低風速で流れる低風速域とが生じることがある。そこで、第5の実施の形態では、図示するように、空間30の幅が低風速域よりも高風速域で長くなるように、前列熱交換器10と後列熱交換器20とを設置している。具体的には、空気が流れる方向に直交する仮想平面上の低風速域における空気が流れる方向における前列熱交換器10と後列熱交換器20との間隔よりも、空気が流れる方向に直交する仮想平面上の高風速域における空気が流れる方向における前列熱交換器10と後列熱交換器20との間隔が長くなるように、前列熱交換器10と後列熱交換器20とを設置している。
このように、高風速域で十分な空間が確保されることで、前列熱交換器10を通過した空気がそのまま後列熱交換器20に流入することを防止することができる。従って、高風速域における空気であっても、空間30で空気温度が均一化されて、後列熱交換器20に流入されるようになる。
尚、ここでは、伝熱管11,21の延伸方向に高風速域と低風速域とが生じ、高風速域における空間30の幅が低風速域における空間30の幅よりも長くなるように、前列熱交換器10と後列熱交換器20とを設置したが、この限りではない。伝熱管11,21の積層方向に高風速域と低風速域とが生じ、高風速域における空間30の幅が低風速域における空間30の幅よりも長くなるように、前列熱交換器10と後列熱交換器20とを設置してもよい。
[第6の実施の形態]
図8は、第6の実施の形態における熱交換器1を、図1(a)に示したA方向から見た図である。図示するように、第6の実施の形態では、前列熱交換器10の伝熱管11と後列熱交換器20の伝熱管21とが、空気が通過する方向から見て重なり合わないようにずらした状態で、前列熱交換器10と後列熱交換器20とを設置している。
このように、伝熱管11,21を千鳥状に配列することで、低風速時に空間30であまり空気乱れが発生しない場合であっても、後列熱交換器20で確実に前縁効果を得ることが可能となる。
[第7の実施の形態]
第7の実施の形態は、第1乃至第6の実施の形態における熱交換器1を空気調和装置に実装した例に関するものである。第1乃至第6の実施の形態では、熱交換器1を空気調和装置の室内機に実装する例について説明したが、ここでは、熱交換器1を空気調和装置の室外機に実装する例についても説明する。
図9は、第1乃至第6の実施の形態における熱交換器1をダクト室内機2に実装した例を示した図である。図示するように、ダクト室内機2は、熱交換器1と、ファン40とを含む。本実装例では、ファンが流れを発生させた空気と、室外機から送られた冷媒との間で熱交換を行う熱交換装置の一例として、熱交換器1を設けている。また、熱交換器1は、前列熱交換器10と、後列熱交換器20とを含む。そして、第1乃至第6の実施の形態のように、前列熱交換器10と後列熱交換器20との間に空間30を設ける。尚、この実装例では、ファン40の位置により、空気が矢印91で示すように高風速で流れる高風速域と、空気が矢印92で示すように低風速で流れる低風速域とが生じるが、第5の実施の形態とは異なり、低風速域と高風速域とで空間30の幅を変えていない。
図10(a),(b)は、第1乃至第6の実施の形態における熱交換器1を4方向カセット室内機3に実装した例を示した図である。
図10(a)は、このような4方向カセット室内機3の斜視図である。図示するように、4方向カセット室内機3は、熱交換器1を含み、図示しないが、ファンも含む。本実装例では、ファンが流れを発生させた空気と、室外機から送られた冷媒との間で熱交換を行う熱交換装置の一例として、熱交換器1を設けている。また、熱交換器1は、前列熱交換器10と、後列熱交換器20とを含む。前列熱交換器10は、ヘッダ13と、冷媒出口部15とを含み、冷媒出口部15は、各伝熱管11(図示省略)から流入する冷媒を合流させて流出させるディストリビュータ16を更に含む。後列熱交換器20は、ヘッダ23と、冷媒入口部25とを含む。また、前列熱交換器10と後列熱交換器20とは、ヘッダ14(24)を介して接続されている。即ち、この実装例は、第3の実施の形態のように、前列熱交換器10の冷媒出口部15が設けられた側と、後列熱交換器20の冷媒入口部25が設けられた側とが、同じになっている例である。
図10(b)は、このような4方向カセット室内機3を上方から見た図である。図示するように、前列熱交換器10及び後列熱交換器20を4方向カセット室内機3に実装するためには曲げ加工が必要であるが、曲げ加工された前列熱交換器10及び後列熱交換器20の間には、全周にわたって空間30が設けられる必要はない。前列熱交換器10及び後列熱交換器20の長手方向の少なくとも一部分に空間30を設けて設置されていればよい。また、第1乃至第6の実施の形態における熱交換器1は、4方向カセット室内機3だけでなく、天吊り型室内機等、室内機の形状を問わず実装することができる。
図11(a),(b)は、第1の実施の形態における熱交換器1を4方向カセット室内機4に実装した例を示した図である。
図11(a)は、このような4方向カセット室内機4の斜視図である。図示するように、4方向カセット室内機4は、熱交換器1を含み、図示しないが、ファンも含む。本実装例では、ファンが流れを発生させた空気と、室外機から送られた冷媒との間で熱交換を行う熱交換装置の一例として、熱交換器1を設けている。また、熱交換器1は、前列熱交換器10と、後列熱交換器20とを含む。前列熱交換器10は、ヘッダ13,14と、冷媒出口部15とを含み、冷媒出口部15は、各伝熱管11(図示省略)から流入する冷媒を合流させて流出させるディストリビュータ16を更に含む。後列熱交換器20は、ヘッダ23,24と、冷媒入口部25とを含む。即ち、この実装例は、第3の実施の形態とは異なり、前列熱交換器10の冷媒出口部15が設けられた側と、後列熱交換器20の冷媒入口部25が設けられた側とが、異なっている例である。
図11(b)は、このような4方向カセット室内機4を上方から見た図である。図示するように、前列熱交換器10及び後列熱交換器20を4方向カセット室内機4に実装するためには曲げ加工が必要であるが、曲げ加工された前列熱交換器10及び後列熱交換器20の間には、全周にわたって空間30が設けられる必要はない。前列熱交換器10及び後列熱交換器20の長手方向の少なくとも一部分に空間30を設けて設置されていればよい。また、第1乃至第6の実施の形態における熱交換器1は、4方向カセット室内機4だけでなく、天吊り型室内機等、室内機の形状を問わず実装することができる。
図12は、第1乃至第6の実施の形態における熱交換器1をルームエアコン用室内機5に実装した例を示した図である。図示するように、ルームエアコン用室内機5は、熱交換器1a,1b,1cと、ファン40とを含む。本実装例では、ファンが流れを発生させた空気と、室外機から送られた冷媒との間で熱交換を行う熱交換装置の一例として、熱交換器1a,1b,1cを設けている。また、熱交換器1aは、前列熱交換器10aと、後列熱交換器20aとを含み、熱交換器1bは、前列熱交換器10bと、後列熱交換器20bとを含み、熱交換器1cは、前列熱交換器10cと、後列熱交換器20cとを含む。そして、第1乃至第6の実施の形態のように、前列熱交換器10aと後列熱交換器20aとの間に空間30aを設け、前列熱交換器10bと後列熱交換器20bとの間に空間30bを設け、前列熱交換器10cと後列熱交換器20cとの間に空間30cを設ける。尚、この実装例でも、ファン40の位置により、空気が矢印91a,91cで示すように高風速で流れる高風速域と、空気が矢印92a,92cで示すように低風速で流れる低風速域とが生じるが、第5の実施の形態とは異なり、低風速域と高風速域とで空間30a,30cの幅を変えていない。
図13は、第1乃至第6の実施の形態における熱交換器1を横吹き室外機6に実装した例を示した図である。図示するように、横吹き室外機6は、熱交換器1と、ファン40と、圧縮機50とを含む。本実装例では、ファンが流れを発生させた空気と、室内機から送られた冷媒との間で熱交換を行う熱交換装置の一例として、熱交換器1を設けており、室内機から熱交換装置へ送られる冷媒又は熱交換装置から室内機へ送られる冷媒を圧縮する圧縮機の一例として、圧縮機50を設けている。また、熱交換器1は、前列熱交換器10と、後列熱交換器20とを含む。そして、第1乃至第6の実施の形態のように、前列熱交換器10と後列熱交換器20との間に空間30を設けている。第1乃至第6の実施の形態における熱交換器1は、このように室外機用の熱交換器として使用した場合であっても、同様の効果をもたらす。
[本発明の実施の形態の効果]
本発明の実施の形態では、前列熱交換器10と後列熱交換器20との間に空気乱れが発生する程度の空間を設けたことにより、後列熱交換器20に流入する空気の風速分布を均一にし、前列熱交換器10と後列熱交換器20との間で空気の温度を均一化することで、後列熱交換器20の低風速域の性能を向上させることを可能とした。
1…熱交換器、10…前列熱交換器、20…後列熱交換器、11,21…伝熱管、12,22…フィン、13,14,23,24…ヘッダ、15…冷媒出口部、25…冷媒入口部、30…空間

Claims (10)

  1. 並列に配置された略扁平形状の複数の第1の伝熱管と、当該複数の第1の伝熱管に接合するように配置された複数の第1のフィンとを有し、当該複数の第1の伝熱管内を流れる冷媒と当該複数の第1のフィンを通過する空気との間で熱交換を行う第1の熱交換器と、
    並列に配置された略扁平形状の複数の第2の伝熱管と、当該複数の第2の伝熱管に接合するように配置された複数の第2のフィンとを有し、当該複数の第2の伝熱管内を流れる冷媒と当該複数の第2のフィンを通過する空気との間で熱交換を行う第2の熱交換器であって、空気が通過する方向における前記第1の熱交換器の下流側に、空気の乱れを発生させるための空間をあけて設置された第2の熱交換器と
    を備えたことを特徴とする熱交換装置。
  2. 前記第2の熱交換器は、前記第1の熱交換器と略平行に設置され、
    前記第1の熱交換器のフィン幅をPrとし、前記第1の熱交換器と前記第2の熱交換器との距離をLとした場合に、0.3≦L/Pr≦4が成り立つことを特徴とする請求項1に記載の熱交換装置。
  3. 前記第2の熱交換器は、前記第1の熱交換器と略平行に設置され、
    前記第1の熱交換器のフィン幅をPrとし、前記第1の熱交換器と前記第2の熱交換器との距離をLとした場合に、0.7≦L/Pr≦1.9が成り立つことを特徴とする請求項1に記載の熱交換装置。
  4. 前記第1の熱交換器は、特定の側に冷媒の出入口である第1の出入口部を備え、
    前記第2の熱交換器は、前記特定の側に冷媒の出入口である第2の出入口部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の熱交換装置。
  5. 前記第1の熱交換器の前記第1の伝熱管の延伸方向の長さと前記第1の伝熱管の積層方向の長さとの積である第1の前面面積よりも、前記第2の熱交換器の前記第2の伝熱管の延伸方向の長さと前記第2の伝熱管の積層方向の長さとの積である第2の前面面積の方が大きいことを特徴とする請求項1に記載の熱交換装置。
  6. 空気が通過する方向における前記第1の熱交換器と前記第2の熱交換器との間隔は、空気が通過する方向に直交する仮想平面上の位置によって異なることを特徴とする請求項1に記載の熱交換装置。
  7. 空気が通過する方向における前記第1の熱交換器と前記第2の熱交換器との間隔は、前記仮想平面上の空気が通過する速度が低い位置よりも、前記仮想平面上の空気が通過する速度が高い位置において、長くなっていることを特徴とする請求項6に記載の熱交換装置。
  8. 前記第2の熱交換器は、空気が通過する方向において前記第1の伝熱管と前記第2の伝熱管とが重なり合わないように設置されたことを特徴とする請求項1に記載の熱交換装置。
  9. 空気の流れを発生させるファンと、
    前記ファンが流れを発生させた空気と、室外機から送られた冷媒との間で熱交換を行う熱交換装置と
    を備え、
    前記熱交換装置は、
    並列に配置された略扁平形状の複数の第1の伝熱管と、当該複数の第1の伝熱管に接合するように配置された複数の第1のフィンとを有し、前記室外機から送られ当該複数の第1の伝熱管内を流れる冷媒と前記ファンが流れを発生させ当該複数の第1のフィンを通過する空気との間で熱交換を行う第1の熱交換器と、
    並列に配置された略扁平形状の複数の第2の伝熱管と、当該複数の第2の伝熱管に接合するように配置された複数の第2のフィンとを有し、前記室外機から送られ当該複数の第2の伝熱管内を流れる冷媒と前記ファンが流れを発生させ当該複数の第2のフィンを通過する空気との間で熱交換を行う第2の熱交換器であって、空気が通過する方向における前記第1の熱交換器の下流側に、空気の乱れを発生させるための空間をあけて設置された第2の熱交換器と
    を備えたことを特徴とする空気調和装置の室内機。
  10. 空気の流れを発生させるファンと、
    前記ファンが流れを発生させた空気と、室内機から送られた冷媒との間で熱交換を行う熱交換装置と、
    前記室内機から前記熱交換装置へ送られる冷媒又は前記熱交換装置から前記室内機へ送られる冷媒を圧縮する圧縮機と
    を備え、
    前記熱交換装置は、
    並列に配置された略扁平形状の複数の第1の伝熱管と、当該複数の第1の伝熱管に接合するように配置された複数の第1のフィンとを有し、前記室内機から送られ当該複数の第1の伝熱管内を流れる冷媒と前記ファンが流れを発生させ当該複数の第1のフィンを通過する空気との間で熱交換を行う第1の熱交換器と、
    並列に配置された略扁平形状の複数の第2の伝熱管と、当該複数の第2の伝熱管に接合するように配置された複数の第2のフィンとを有し、前記室内機から送られ当該複数の第2の伝熱管内を流れる冷媒と前記ファンが流れを発生させ当該複数の第2のフィンを通過する空気との間で熱交換を行う第2の熱交換器であって、空気が通過する方向における前記第1の熱交換器の下流側に、空気の乱れを発生させるための空間をあけて設置された第2の熱交換器と
    を備えたことを特徴とする空気調和装置の室外機。
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