JP2018099514A - マッサージ器 - Google Patents

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秀和 島津
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秀和 島津
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Abstract

【課題】 本発明はマッサージ器、特に美容効果や美顔効果が期待できるマッサージ器の改良に関する。
【解決手段】 マッサージ器10は、握持部12を備えた本体14と、
該本体14より突出し、突出方向に対して略直交する方向に運動可能な運動動作部18と、
前記運動動作部18先端に設けられた弾力性を有するマッサージ部16と、
前記本体内に配置され、前記運動動作部18を動作させる駆動部20と、
前記本体内に配置され、前記駆動部20を駆動制御する制御部22と、
を備え、
前記マッサージ部16は、マッサージ動作時に肌接触する面が略平面であり、
前記制御部22は駆動部20に過負荷がかかると該駆動部20の動作を停止させる停止機構を備えることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明はマッサージ器、特に美容効果や美顔効果が期待できるマッサージ器の改良に関する。
従来から、顔や肩などを部分的にマッサージするためのマッサージ器が知られている。これらの専用マッサージ器は、その部分の特性や目的に合わせてそれぞれ特徴のあるマッサージ動作をすることでマッサージ効果を発揮している。例えば肩などをマッサージする場合にはマッサージ器はコリをほぐすための指圧に近い動作が得られるような工夫がされており、顔などをマッサージする場合にはマッサージ器は美容効果や美顔効果が得られるようなさまざまな工夫がなされている。
そして昨今では、顔をマッサージして美容効果や美顔効果を得るために単純なマッサージをするだけではなく、ヒーターなどを利用して顔を温めたり、あるいは顔に微弱な光を照射する等のマッサージ以外の他の要素を組み合わせる工夫をすることで、さらに美顔効果を発揮できるようなマッサージ器も開発されている。
例えば特許文献1には、第1アームと第2アームと回転部と基板とコントローラを備えることで、皮膚への機械的刺激と電気的刺激を同時に与えるとともに、LOモードとHIモードの2種類のマッサージ動作を行うことで、筋肉の収縮運動を強制的に行うことが出来る技術が開示されている。また、特許文献2には、美顔器本体に振動機構を内装し、脱着自在な筒状部材と多数の球面状突起を有するローリング部材を用意することで、ローリングマッサージと回転振動マッサージと回転振動ローリングマッサージを任意に選択して球面状突起による異なる刺激を肌に与えることができる技術が開示されている。
特開2013−116271号公報 特開2000−283号公報
しかしながら、上記特許文献1のようにLOモードとHIモードの2種類の動作が可能であり、且つ、皮膚へ機械的刺激と電気的刺激を同時に与えることで強制的な筋肉の収縮運動は可能となるが、このような収縮運動は美顔器の使用者も実感がない程度の小刻みな収縮運動であることが多いため、使用者は美顔効果を実感しづらく、また、実際の美顔効果も少ない可能性が高い。また特許文献2のように筒状部材と多数の球面状突起を有するローリング部材を利用することでマッサージ種類の任意な選択による異なる刺激のマッサージが可能となるが、あくまでも球面状突起を利用して回転振動マッサージ等をすることで肌下の筋肉をほぐして肌の血行を促進させて美容効果を得ることを目的としている。
つまり、従来のマッサージ器はマッサージ器として様々な工夫がなされているが、筋肉の強制的な運動を行うマッサージ器ではどの程度の力が適切であるかが分からないため上記特許文献1のような小刻みな振動に留まり、特許文献2のようにある程度筋肉へ強い刺激を与える場合には、筋肉の強制的な運動が発生しないような形状(特許文献2では突起のみが筋肉への刺激を行う形状)として、血行促進を促すような構成となっており、実際の美容効果が高いとは言えない。
本発明は、上記従来技術の課題に鑑みて行われたものであって、その目的は、従来のマッサージ器に比べて短期間で良好な美容効果が発揮できると共に、安全性に優れたマッサージ器を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係るマッサージ器は、
握持部を備えた本体と、
該本体より突出し、突出方向に対して略直交する方向に運動可能な運動動作部と、
前記運動動作部先端に設けられた弾力性を有するマッサージ部と、
前記本体内に配置され、前記運動動作部を動作させる駆動部と、
前記本体内に配置され、前記駆動部を駆動制御する制御部と、
を備え、
前記マッサージ部は、マッサージ動作時に肌接触する面が略平面であり、
前記制御部は駆動部に過負荷がかかると該駆動部の動作を停止させる停止機構を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るマッサージ器は、
前記運動動作部は、前記本体の突出方向に対して略直交する方向に直線的に往復運動可能であり、該往復運動の振幅が2mmから20mmであることを特徴とする。
また、本発明に係るマッサージ器は、
前記駆動部は、回転軸を有するモータであって、
前記運動動作部は、前記モータに連動して回転動作し前記回転軸から回転面方向へ離隔した位置にピンを有するクランク機構と、前記ピンが遊嵌され前記クランク機構の回転軸とピンとの離隔距離の少なくとも2倍の長さを有する長穴を備え、且つ、長穴方向への移動が規制されるとともに長穴と直交する方向には移動できる振動動作機構と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るマッサージ器は、
前記運動動作部は、前記往復運動を安定させるための振動動作安定機構を備え、
前記振動動作安定機構は、前記クランク機構と振動動作機構との間に配置され、該振動動作機構方向が開口した略矩形コの字型の形状であり、
前記振動動作機構および振動動作安定機構は少なくとも2つのガイドレール穴を有し、該ガイドレール穴には前記往復運動を安定させるシャフトが嵌通されており、
前記振動動作機構は前記シャフトの長手方向へ往復運動することを特徴とする。
また、本発明に係るマッサージ器は、
前記制御部は、前記運動動作部を2回/秒から8回/秒の振幅を有する直線運動で動作させることを特徴とする。
また、本発明に係るマッサージ器は、
前記制御部は、前記運動動作部を2回/秒から8回/秒の振幅を一定時間ごとに組み合わせたパターン運転で動作させることを特徴とする。
また、本発明に係るマッサージ器は、
前記運動動作部の振幅が5mmから10mmであり、該5mmから10mmの振幅で顔をマッサージすることを特徴とする。
また、本発明に係るマッサージ器は、
前記運動動作部は、前記本体の突出方向に対して略直交する方向に円運動可能であることを特徴とする。
また、本発明に係るマッサージ器は、
前記制御部は、前記運動動作部を5回/秒から20回/秒で円運動させることを特徴とする。
また、本発明に係るマッサージ器は、
前記本体は、一方が平面を最端に有する略ドーム型の形状であるとともに他方が略円盤型の形状であり、その間には略円柱形状の握持部を有することを特徴とする。
また、本発明に係るマッサージ器は、
前記制御部は、前記駆動部の動作を開始させてから30秒後に該駆動部の動作を停止させるとともに、前記駆動部の動作停止から5秒後に該駆動部を再始動させることを特徴とする。
また、本発明に係るマッサージ器は、
前記マッサージ部は、シリコン、天然ゴム、スポンジのうちのいずれかを含むことを特徴とする。
本発明によれば、マッサージ部の肌接触面を略平面としてマッサージ動作時にはマッサージ部を所定の条件により運動させることで、従来のマッサージ器に比べて短時間で良好な美容効果が実現可能なマッサージ器を提供できる効果を奏する。また、マッサージ器の使用者がマッサージ器を肌へ強く押し当ててしまった場合には制御部によって当該マッサージ器の動作を停止させることが出来るので、美容効果が優れ、且つ、安全性に優れたマッサージ器を提供できる効果を奏する。
本発明に係る実施形態のマッサージ器の全体概略イメージ図を示す。 本発明に係るマッサージ器における別形状の概略イメージ図を示す。 本発明に係る実施形態のマッサージ器を正面から見た概略説明図(断面図)を示す。 本発明に係る実施形態のマッサージ器が備える運動動作部の概略説明図を示す。 本発明に係る実施形態のマッサージ器が備える運動動作部の概略動作説明図を示す。 本発明に係る実施形態の運動動作部に設けられた振動動作安定機構の概略図を示す。 本発明に係る実施形態のマッサージ器において振動動作安定機構が設けられた運動動作部の概略動作説明図を示す。 本発明に係る実施形態のマッサージ器が備える操作部の概略説明図を示す。 本発明に係る変形例のマッサージ器を正面から見た概略説明図(断面図)を示す。
以下、本発明のマッサージ器について図面を用いて説明するが、本発明の趣旨を超えない限り何ら以下の例に限定されるものではない。
図1に本発明に係る実施形態のマッサージ器の全体概略イメージ図を示す。同図に示すマッサージ器10は、当該マッサージ器10を使用する際に持つための握持部12と、該握持部12を有する本体14と、該本体14から前記握持部12とは反対側に突出したマッサージ部16で構成されている。本実施形態に係るマッサージ器10は、例えば美顔効果を得るための美顔器(顔面マッサージ器等)として利用することができる。
本体14は、一方が平面を最端に有する略ドーム型の形状であるとともに他方が略円盤型の形状であり、その間には略円柱形状の握持部12を有する(本体14は、略ワイングラス型の形状)。また、前記握持部12は手で握ったり、あるいは指で挟んだりした時に違和感のない程度の太さ(1cmから5cm程度)を有する。握持部12をこのような形状とすることで、例えば握持部12を指で挟んで略ドーム型形状のうちの半球状部分を掌で覆うように持つことで当該マッサージ器10を使用する際の疲労感の軽減等が期待できる。さらに、本体14の略ドーム型形状のうちの平面から略垂直方向にマッサージ部16が突出している。本実施形態におけるマッサージ器10は、図1に示すような形状としているが、例えばマッサージ器の形状を図2に示すように多少形状を変えても、握持部を指で挟んで使用することで同様の効果が期待できる。
図3には、本発明に係る実施形態のマッサージ器を正面から見た概略説明図(断面図)を示す。同図に示すマッサージ器10は、前記マッサージ部16と接続された運動動作部18(スライダー部とも呼ぶ)と、該運動動作部18を動作させるモータ20と、該モータ20を駆動するマイコン基板22(制御部とも呼ぶ)と、マイコン基板22に電力を供給するバッテリー部24と、当該マッサージ器10の電源をオンオフするとともにマッサージ動作の運転モードを選択するための操作部26と、を備えている。操作部26は、本実施形態におけるマッサージ10の配置に限定されることはなく、例えば図2に示すように操作部26をマッサージ器の側面に設けても良い。
運動動作部18とモータ20とマイコン基板22とバッテリー部24と操作部26は、本体14に収められており(運動動作部18は先端部分のみが本体14から突出している)、マッサージ部16は本体14上方(操作部26方向ではなく、運動動作部18の位置する方向)の外側に設けられている。図3のマッサージ器10は、概略説明図であるため配線等の図示を省略しているが、実際には各構成部品同士は電気的な配線等で接続されている。
はじめに操作部26が有するスイッチをオンすると、バッテリー部24からマイコン基板22へ電力が供給される。バッテリー部24は、例えばリチウムイオンバッテリーや鉛電池等である。また、バッテリー部24が配置される位置は特に限定されることはなく、本体14の空きスペースに配置されていればどこでも良い。モータ20は運動動作部18と接続されており、該運動動作部18をマッサージ動作させる役割を果たしている。
マイコン基板22はマイコンを含む基板であり、操作部26のオンによってバッテリー部24からの電源供給を受けて起動を開始する。マイコン基板22からの駆動指令によりモータ20は駆動指令に応じた速度で回転運動を開始する。そして、モータ20に接続された運動動作部18は、モータ20の回転速度に応じた動作を開始し、運動動作部18に接続されたマッサージ部16によってマッサージ器10はマッサージ運動を開始する。
本実施形態において特徴的なことは、マッサージ器10が備える運動動作部16はモータ20の回転運動(回転速度)に応じて直線的な往復運動(振幅を有する直線運動)によるマッサージ動作を行うことである。そのため運動動作部18は、モータ20からの回転運動を直線運動へ変換するためのクランク機構18aおよび振動動作機構18cを備えている。
また、後述するが、マイコン基板22は、当該マッサージ器10の使用者によって選択可能な振幅回数等が異なる運転モードを記憶しており、使用者は状況に応じた適正な運転モードを選択することが出来る。さらに、マイコン基板22は、万が一、使用者が使用範囲を超えた強すぎる力で肌へマッサージ器10を押し当ててしまった場合には当該マッサージ器10の動作を停止させる保護回路を備えている。
マッサージ動作について
ここで、モータ20の回転運動を直線運動へ変換する機構について説明する。図4には本発明に係る実施形態における運動動作部18の概略説明図を示す。運動動作部18は図4(A)に示すクランク機構18aと図4(B)に示す振動動作機構18cとで構成されている。
図4(A)および(B)は、図1および図2におけるマッサージ器10を上から(マッサージ部16方向から)見た場合のクランク機構18aおよび振動動作機構18cの概略図である。図4(A)に示すクランク機構18aは、略円盤状の形状であり該略円盤状のクランク機構18aの内側縁付近には上方(マッサージ部16方向)へ突出しているピン18bを有している。ピン18bは、モータの回転軸から一定距離だけ離隔した位置に設けられている。したがって、本実施形態におけるクランク機構18aは略円盤状であるが、ピンがモータの回転軸から離隔した位置にあれば、他の形状でも構わない。また、クランク機構18aの中心部(回転軸)にはモータ20のモータシャフトが嵌め込まれており、モータ20の回転運動と連動してクランク機構18aも回転運動をする。
図4(B)の振動動作機構18cは、略矩形型の形状であり該略矩形型の中央には上方(マッサージ部16方向)に突出し上端が略矩形型の振動伝達部18dを有している。本実施形態における振動伝達部18dは略矩形型であるが、例えば円形などの他の形状でも良い。また振動動作機構18cは、前記ピン18bが遊嵌されて移動可能な長穴18eを備えている。長穴18eは、モータ20の回転軸とピン18bとの離隔距離の少なくとも2倍の長さを有することが好ましい。つまり、クランク機構18aが有するピン18bが振動動作機構18cの有する長穴18eへ可動できる状態で嵌め込まれて運動動作部18が形成されている。
次にクランク機構18aと振動動作機構18cの動作について詳しく説明する。図5には本発明に係る実施形態のマッサージ器が備える運動動作部の概略動作説明図を示す。図5は、図4と同様にマッサージ部16方向から運動動作部18を見た場合の概略動作説明図である。運動動作部18の動作説明における上、下、左、右については、図5に図示した方向で説明する。まず、図5(A)では振動動作機構18cがクランク機構18aに対して下側に位置するとともにピン18bは長穴18eの中央に位置している。
そして、モータ20の回転運動によってピン18bは図5(B)の位置へと移動する(18aの左側)。この時、モータ20の回転運動を上下方向と左右方向の動きに分解して考える。ピン18bの横方向(左右方向)の動作は、振動動作機構18cが長穴18eを有しているためピン18bが長穴18e内を移動することとなる(図5(A)から(B)ではピン18bは左方向へ移動している)。また、ピン18bの縦方向(上下方向)の動作に対してはピン18bが移動可能な幅は存在しないため、振動動作機構18c自体を上下方向へ移動させる動作となる(図5(A)から(B)ではピン18bによって振動動作機構18cが上方向へ移動している)。
つまり、モータ18aの回転運動に対して、ピン18bはクランク機構18a上を回転運動し、振動動作機構18cはピン18bの回転運動に対して左右方向の動作は長穴18e内で直線運動させるとともに、ピン18bの回転運動に対する上下方向の動作では振動動作機構18c自体を上下方向へ移動させるのである。同様に図5(B)から図5(C)への回転では、ピン18bは長穴18eの中央に移動するとともに振動動作機構18c自体をさらに上方向に移動させている。同様に、図5(C)から図5(D)への回転では、ピン18bは長穴18eの右側に移動するとともに振動動作機構18cを図5(C)の位置に対して下方向に移動させている。
このようにクランク機構18aによる振幅を有する直線運動は、振動動作機構18cに取り付けられたマッサージ部16へと伝えられ、該マッサージ部16は、振幅を有する直線運動によるマッサージ動作をする。そして、本実施形態におけるマッサージ部16の振幅は2mmから20mmであることが好ましく、特に好ましくは振幅が5mmから10mmであることが好適である。また本明細書における振幅とは、往復直線運動の最大変位量のことを意味する。したがって、例えば振幅10mmである場合には、マッサージ部16は5mmずつ上下(または左右)に移動することとなる。
また、図3に示すようにマッサージ部16は運動動作部18に取り付けるための(嵌め込むための)接続部16aと、該接続部16aの先端に設けられた肌接触部16bと、を備えている。肌接触部16bはマッサージ器10を使用する際に実際に使用者の肌に触れる部分である。肌接触部16bは接続部16aへ簡単に取付けられるように(16aに16bを被せられるように)キャップ形状にすることもできる。そして、接続部16aと肌接触部16bとの間にプラスチックなどの緩衝材を設けることで、マッサージ動作時に安定した固定を実現することができる。また、本実施形態においては、例えば大きさの異なる肌接触部16bを少なくとも2種類以上用意し、その用途に合わせて使い分けることが好ましい。
また、肌接触部16bの材質は、柔軟性を有していれば良く、例えばシリコン、天然ゴム、スポンジ等を含むことが好ましく、特に好ましくはシリコンを含むことが好適である。さらに肌接触部16bの肌への接触面は略平面であることが好ましい。このような接触面とすることで、使用者がマッサージをしている部分における筋肉を強制的に動かすことが可能となり、その結果、良好なマッサージ効果が期待できる。
ここで、上述のとおり肌接触部16bを略平面とするとともに往復運動によるマッサージ動作を行うことで筋肉を強制的に動かしているが、実際には往復運動の直線性が確保できない場合がある(往復運動の際に横へのズレが生じてしまう場合がある)。そこで本実施形態における運動動作部18に振動動作安定機構を取り付けることで、往復運動の直線性を向上させることができる。
具体的には図6に示すようにクランク機構18aと振動動作機構18cとの間に振動動作安定機構30が設けられており、該振動動作安定機構30は本体としてのスライダー受け部にガイドレール穴30aを有している。また、振動動作安定機構30は、ガイドレール穴30aに往復運動安定シャフト(単にシャフトとも言う)30bおよび30cを通して構成されている。本実施形態における往復運動安定シャフトは例えば金属を含んで構成されているが、運動動作部18の往復運動の直線性が維持できればどのような材料を含んでいても構わない。振動動作安定機構30は、振動動作機構方向が開口した略矩形コの字型の形状である。
そして、図7に示すように本実施形態のマッサージ器10において振動動作安定機構30を利用する際には、クランク機構18aにもガイドレール穴30aを設けて、往復運動安定シャフト30bおよび30cを通すように構成する(図7はマッサージ部16方向から見た場合の概略説明図)。このような構成とすることで、振動動作機構18cが往復運動する際に横へのズレが生じることがなくなり、マッサージ動作時には安定して筋肉を強制的に動かすことができる。
マッサージ動作の運動モードについて
上述したように、マッサージ器10におけるマッサージ動作は振幅を有する直線運動であり、この直線運動は、あらかじめ動作時間や振幅回数等を運転モードとしてマイコン基板22に記憶させている。そして操作部26で運転モードを選択することで、使用者の希望に応じた(または適切に美容効果を得るための)運転モードによるマッサージ動作を実現可能としている。
図8には本発明に係る実施形態のマッサージ器が備える操作部の概略説明図を示す。図8は、下方向(マッサージ部16とは反対側)から操作部26を見た場合の概略図である。同図に示す操作部26は、マッサージ器10の電源オンオフ操作をするとともにマッサージ動作を開始(または停止)させるスイッチ部26aと、マッサージ動作の種類を選択する運転モード選択部26bと、各運転モードおよびバッテリー残量等を表示する表示部26cと、ブザー部26dと、を備えている。
まず、スイッチ部26aを押すと、マッサージ器10の電源がオンとなる。電源が入ると表示部26cに0から6までの数字が表示される。本実施形態における表示部26cは7セグメントディスプレイであるが、運転モードが表示出来れば他のどのような表示器でも構わない。そして、表示部26cに表示される0から6までの数字の中から運転モード選択部26bを押して使用するマッサージ動作の運転モードを選択する。具体的には、例えば下記の表1や表2のようなマッサージ動作の運転モードをあらかじめマイコン基板22に設定しておく。
(表1)
運転モード表示 マッサージ動作
0 低速で30秒間作動する
1 中速で30秒間作動する
2 高速で30秒間作動する
3 低速で10秒間、中速で10秒間、高速で10秒間動作する
4 低速から高速まで30秒間徐々に速度を上げて動作する
5 低速、中速を2秒毎に切り替えて30秒間動作する
6 中速、高速を2秒毎に切り替えて30秒間動作する
(表2)
運転モード表示 マッサージ動作
0 低速で20秒間作動する
1 中速で20秒間作動する
2 高速で20秒間作動する
3 低速で7秒間、中速で7秒間、高速で6秒間動作する
4 低速から高速まで20秒間徐々に速度を上げて動作する
5 低速、中速を2秒毎に切り替えて20秒間動作する
6 中速、高速を2秒毎に切り替えて20秒間動作する
本実施形態におけるマッサージ器10では、美容効果および肌への負担等を考慮して2回/秒から8回/秒の振幅であることが望ましい。そして表1および表2では例えば低速とは4回/秒であり、中速とは6回/秒であり、高速とは8回/秒である。
そして、上記マッサージ動作の運転モードが運転モード選択部26bを押して選択された後に、再度スイッチ部26aを押すことでマッサージ器10は選択されたマッサージ動作でマッサージを開始する。
ここで、表1または表2のように本実施形態におけるマッサージ器10のマッサージ動作は、選択したマッサージ運動のモードに関わらず、20秒間ないし30秒間の動作を行った後に一旦は自動的に停止するように設定されている。そして、運転停止から5秒後に再度動作を開始するように設定されている。このようなマッサージ動作とすることで、安全性を確保するとともに使用者がマッサージする部分を変更するタイミングの目安とすることができる。
また、本実施形態のマッサージ器10が備えるマイコン基板22は、使用者がマッサージ器10を肌に押し当てる力が一定以上である場合(過負荷がかかる場合)には、当該マッサージ器10を停止させる停止機構(保護回路)を備えている。具体的にはマイコン基板22に電流検出回路を備えており、一定電流値以上の電流を検出してモータ20に強い負荷がかかるとモータ20の動作を停止させて表示部26cにはE(エラー表示)を表示し、ブザー部26dからブザー音が鳴るように設定している。このような停止機構(保護回路)を備えることで、万が一使用者が誤った使い方をしてしまった場合等にも安全性を確保することが出来る。
そして、Eの表示後には運転モード選択部26bを押すことでエラー状態(運転停止状態)を解除できるようにしてもよい。また、エラー状態であるか否かに関わらず、マッサージ動作の停止中(電源が入っているが、運転開始をしていない状態)に操作部26を1分間操作しないと電源が切れるように設定してもよい。
変形例
次に、本発明の変形例に係るマッサージ器について図面を用いて説明する。図2に示したマッサージ器と共通する構成については、符号に100を足して示している。
図9には本発明に係る変形例のマッサージ器を正面から見た概略説明図を示す。同図に示すマッサージ器110は、マッサージ部116と接続された運動動作部118(ローテーション部と呼ぶこともできる)と、該運動動作部118を動作させるモータ120と、該モータ120を駆動するマイコン基板122と、該マイコン基板122に電力を供給するバッテリー部124と、当該マッサージ器110の電源をオンオフするとともにマッサージ動作の運転モードを選択するための操作部126と、を備えている。
本実施形態において特徴的なことは、マッサージ器110が備えるマッサージ部116を円運動によりマッサージ動作させることで、上記実施形態と同様の優れた美容効果が得られることである。そのため、本変形例では図3における運動動作部(スライダー部)18のような複雑な機構を設けずに運動動作部118が直接モータ120に接続され、且つ、モータ120の回転軸からズレた位置にマッサージ部116が配置されるような構造としている。このような構成とすることで、マッサージ部116の円運動を実現するとともに、モータ120の回転数を制御部122で制御して直接マッサージ部116を動作(円運動)させたり、あるいはモータ120とマッサージ部116との間に減速用ギヤ等を設けて(図示は省略)、所定の速度で円運動によるマッサージ動作を行うことができる。
マッサージ部116は、2回/秒から30回/秒の円運動でマッサージ動作をすることが好ましく、特に好ましくは、5回/秒から20回/秒の円運動でマッサージ動作をすることが好適である。マッサージ部116の円運動が遅すぎるとマッサージ効果を得ることができず、円運動が早すぎると肌への影響が懸念される。したがって、本変形例のように所定の条件でマッサージ動作をすることで、良好なマッサージ効果を実現することができる。
そして、本発明の実施形態および変形例に係るマッサージ器は顔へのマッサージ以外にも、手の甲、掌、腕、ふともも、ふくらはぎ、首、肩、腹等への部分的なマッサージにも同様の効果を発揮できる可能性がある。また、本発明の実施形態に係るマッサージ器はバッテリー部を備えているが、商用電源等から専用のケーブルを利用して直接電源を供給するように構成されていても良い。この場合は、マッサージ器の重量が軽減し、使用者が長時間使用しても疲れにくいマッサージ器が実現できる。
10 110 マッサージ器
12 112 握持部
14 114 本体
16 116 マッサージ部
16a 116a 接続部
16b 116b 肌接触部
18 118 運動動作部
18a クランク機構
18b ピン
18c 振動動作機構
18d 振動伝達部
18e 長穴
20 120 モータ(駆動部)
22 122 マイコン基板(制御部)
24 124 バッテリー部
26 126 操作部
26a 126a スイッチ部
26b 126b 運転モード選択部
26c 126c 表示部
26d 126d ブザー部
30 振動動作安定機構
30a ガイドレール穴
30b、30c 往復運動安定シャフト

Claims (12)

  1. 握持部を備えた本体と、
    該本体より突出し、突出方向に対して略直交する方向に運動可能な運動動作部と、
    前記運動動作部先端に設けられた弾力性を有するマッサージ部と、
    前記本体内に配置され、前記運動動作部を動作させる駆動部と、
    前記本体内に配置され、前記駆動部を駆動制御する制御部と、
    を備え、
    前記マッサージ部は、マッサージ動作時に肌接触する面が略平面であり、
    前記制御部は駆動部に過負荷がかかると該駆動部の動作を停止させる停止機構を備えることを特徴とするマッサージ器。
  2. 請求項1に記載のマッサージ器であって、
    前記運動動作部は、前記本体の突出方向に対して略直交する方向に直線的に往復運動可能であり、該往復運動の振幅が2mmから20mmであることを特徴とするマッサージ器。
  3. 請求項2に記載のマッサージ器であって、
    前記駆動部は、回転軸を有するモータであって、
    前記運動動作部は、前記モータに連動して回転動作し前記回転軸から回転面方向へ離隔した位置にピンを有するクランク機構と、前記ピンが遊嵌され前記クランク機構の回転軸とピンとの離隔距離の少なくとも2倍の長さを有する長穴を備え、且つ、長穴方向への移動が規制されるとともに長穴と直交する方向には移動できる振動動作機構と、を備えることを特徴とするマッサージ器。
  4. 請求項3に記載のマッサージ器であって、
    前記運動動作部は、前記往復運動を安定させるための振動動作安定機構を備え、
    前記振動動作安定機構は、前記クランク機構と振動動作機構との間に配置され、該振動動作機構方向が開口した略矩形コの字型の形状であり、
    前記振動動作機構および振動動作安定機構は少なくとも2つのガイドレール穴を有し、該ガイドレール穴には前記往復運動を安定させるシャフトが嵌通されており、
    前記振動動作機構は前記シャフトの長手方向へ往復運動することを特徴とするマッサージ器。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載のマッサージ器であって、
    前記制御部は、前記運動動作部を2回/秒から8回/秒の振幅を有する直線運動で動作させることを特徴とするマッサージ器。
  6. 請求項2から請求項5のいずれかに記載のマッサージ器であって、
    前記制御部は、前記運動動作部を2回/秒から8回/秒の振幅を一定時間ごとに組み合わせたパターン運転で動作させることを特徴とするマッサージ器。
  7. 請求項2から請求項6のいずれかに記載のマッサージ器であって、
    前記運動動作部の振幅が5mmから10mmであり、該5mmから10mmの振幅で顔をマッサージすることを特徴とするマッサージ器。
  8. 請求項1に記載のマッサージ器であって、
    前記運動動作部は、前記本体の突出方向に対して略直交する方向に円運動可能であることを特徴とするマッサージ器。
  9. 請求項8に記載のマッサージ器であって、
    前記制御部は、前記運動動作部を5回/秒から20回/秒で円運動させることを特徴とするマッサージ器。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載のマッサージ器であって、
    前記本体は、一方が平面を最端に有する略ドーム型の形状であるとともに他方が略円盤型の形状であり、その間には略円柱形状の握持部を有することを特徴とするマッサージ器。
  11. 請求項1から請求項10のいずれかに記載のマッサージ器であって、
    前記制御部は、前記駆動部の動作を開始させてから30秒後に該駆動部の動作を停止させるとともに、前記駆動部の動作停止から5秒後に該駆動部を再始動させることを特徴とするマッサージ器。
  12. 請求項1から請求項11のいずれかに記載のマッサージ器であって、
    前記マッサージ部は、シリコン、天然ゴム、スポンジのうちのいずれかを含むことを特徴とするマッサージ器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019201957A (ja) * 2018-05-24 2019-11-28 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2019201958A (ja) * 2018-05-24 2019-11-28 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

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