JP3102683U - たたきマッサージ装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 この考案は、コントロールされた複数のたたき玉によって、肩、背中、腰などをマッサージすることを目的としたものである。
【解決手段】 この考案は、ケース本体内へ、複数のたたき玉と、その電気駆動装置を内蔵し、上面を弾性覆板で被覆したマッサージ装置と、該マッサージ装置に、枕及びクッション板を着脱自在に取り付けると共に、前記駆動装置に電源用コード及びコントローラを接続したことを特徴とするたたきマッサージ装置により目的を達成した。
【選択図】 図１

Description

この考案は、機械駆動するたたき玉などを介して、人体各部にマッサージ効果を付与することを目的としたたたきマッサージ装置に関する。

従来座ったまま肩又は背中をマッサージする椅子型マッサージ装置、又は患者又は介護者が持って、患部に当接する電気振動方マッサージ器などが知られている。
特公昭６３−８７８６

従来使用されている椅子型マッサージ装置は、治療位置が限られているのみならず、装置用に広い床面積（例えば１ｍ^２以上）を必要とし、手軽に移動できないなどの問題点があった。

また電気振動方マッサージ器は、小型で、手軽に扱えるけれども、マッサージ主体が振動であって、もみ作用が単調化するのみならず、マッサージ器を自ら患部に当てるには制約（例えば背中はできない）があり、又は介護者を必要とするなどの問題点があった。

この考案は、床上において使用できるので、本体を手で持つことなく、背中、腰、足裏、太もも、その他マッサージ装置の上面に当接できる身体各部は、洩れなくマッサージできるようにし、かつマッサージ装置と、クッション板及び枕とを着脱自在に取り付けることにより、前記従来の問題点を解決したのである。

また本体の必要床面積は、約０．３ｍ^２で、重さ４．５ｋｇ以下であり、枕及びクッション板は取り外し自在であるから、使用後は狭い場所へ収納することができる。従って、不使用時の床面積は０である。

即ちこの考案は、ケース本体内へ複数のたたき玉と、その電気駆動装置を内蔵し、上面を弾性覆板で被覆したマッサージ装置に、電源用コード及びコントローラを接続したことを特徴としたたたきマッサージ装置である。また、ケース本体内へ、複数のたたき玉と、その電気駆動装置を内蔵し、上面を弾性覆板で被覆したマッサージ装置と、該マッサージ装置に、枕及びクッション板を着脱自在に取り付けると共に、前記駆動装置に電源用コード及びコントローラを接続したことを特徴とするたたきマッサージ装置であり、ケース本体内へ４個のたたき玉と、その電気駆動装置を内蔵し、上面を弾性覆板で被覆したマッサージ装置と、該マッサージ装置に、枕及びクッション板を着脱自在に取り付けると共に、前記駆動装置に電源用コード及びコントローラを接続したことを特徴とするたたきマッサージ装置である。

また他の考案は、ケース本体内へ複数のたたき玉と、その電気駆動装置を内蔵し、前記たたき玉の上面を弾性覆板で被覆したマッサージ装置に、電源用コード及び電源ボタン、モードボタン、強弱ボタン、タイマーボタン及び速度ボタンを備えたコントローラを接続し、前記マッサージ装置に、枕及びクッション板を着脱自在に取り付けたことを特徴とするたたきマッサージ装置であり、ケース本体内へ、複数のたたき玉と、該たたき玉を駆動する鉄芯とコイルよりなるソレノイド方式の駆動装置を内蔵し、上面を弾性覆板で被覆したマッサージ装置に、電源用コード及びコントローラを接続したことを特徴としたたたきマッサージ装置である。

前記たたき玉の駆動装置は、鉄芯と、コイルのソレノイド方式、振動方式及びモータの回転を、カム、クランクその他の伝動装置により伝達するモータ駆動方式などがあるが、何れも採用することができる。

前記たたき玉が単数（１個）の場合には、局部集中型のたたき作用となり、もみ作用がないので、２個以上で、例えば４個〜５個が好ましい。

またマッサージ装置だけであると、足裏、太ももなどの治療はできるが、肩、背中、腰の治療には枕、座布団その他が必要になるので、これを着脱自在とした。

この考案のマッサージ装置は、不使用時の必要床面積が０であり、携帯容易であるなどの特質もある。

この考案によれば、肩、背中、腰、足裏又は太ももなどを何れも適正な強さで治療し得ると共に、患者がマッサージ装置を当接するだけでよいので、その他の労力を使用する必要がなく、治療時に介護を必要としないなどの諸効果がある。

また不使用時の必要床面積が０であり、必要に応じ手軽に携帯できるなどの効果もある。

この考案の実施の形態を説明すると、盤状ケース本体に、たたき玉の駆動装置を収容する為に、２つの小さい穴と、１つの大きい穴を設け、２つの小さい穴にはたたき玉１つ付の駆動装置を収容し、大きい穴にはたたき玉２つ付きの駆動装置を収容し、各駆動装置を電源と接続すると共に、その回路へコントローラを接続する。

前記たたき玉の上面は弾性覆板で被覆してたたき力は弾性板を介して伝えられるようにしてマッサージ装置を構成した。

前記マッサージ装置の一側には、枕を接着テープ（マジックテープその他でもよい）で着脱自在に取り付け、他側にはクッション板を接着テープその他で着脱自在に取り付けてある。

例えば腰をマッサージする時には、枕を外し、太ももをマッサージする時には、枕とクッション板を外して使用する。

この考案の実施例を図１、２に基づいて説明すると、合成樹脂製のケース本体１に、１つのたたき玉２付の駆動装置３、３を収容する穴４、４と、２つのたたき玉２、２付の駆動装置５を収容する穴６を設け、各駆動装置３、５は夫々電源コード７を介してコントロールボックス８に接続端子２２、２２が設けてあり、前記コントロールボックス８には電源コード９と、コントローラ１０が接続してある。

前記駆動装置５は、図３のように、シェル１１内へ鉄芯１２、案内筒１３、コイル１４、バルブカバー１５、シェルカバー１６、その他スプリング１７、１８を介してたたき玉２が固定してある。図中１９は電線、２０は分離パッド、２３は枕である。

前記コントローラ１０には、電源ボタン１０ａ、モードボタン１０ｂ、強弱ボタン１０ｃ、速度ボタン１０ｄ、タイマーボタン１０ｅが設けられ、これらを押すことによりマッサージの強弱、速度、時間その他をコントロールすることができる。

前記実施例において、コントローラ１０の電源ボタン１０ａを押して電源を入れ、モードボタン１０ｂを押せば、たたき玉２は、予め定めたモードに従って移動する。

また強弱ボタン１０ｃを押すことによって、たたき力を調節し、速度ボタン１０ｄを押すことによって、たたき速度を調節することができる。

前記実施例において、電源を入れると、コイル１４に電流が流れるので、鉄芯１２により、コイル１４が鉄芯１２の中点まで移動する。この場合にスプリング１７、１８を圧縮するので、エネルギーが蓄積され、電源を切ると同時にスプリング１７、１８によってコイル１４が旧位置に復帰し、たたき玉２が弾性板２１をたたくので、身体の患部をたたき、マッサージ効果を発揮することができる。

前記実施例においては、たたき玉２の駆動をコイル１４による鉄芯１２の運動を利用したが、モータその他の駆動力を用いてたたき玉を駆動することもできる。

この考案の実施例の斜視図。 同じくケース本体の構造を示す拡大斜視図。 同じく駆動装置の展開図。

符号の説明

１ ケース本体
２ たたき玉
３、５ 駆動装置
４、６ 穴
７、９ 電源コード
８ コントロールボックス
１０ コントローラ
１１ シェル
１２ 鉄芯
１３ 案内筒
１４ コイル
１５ バルブカバー
１６ シェルカバー
１７、１８ スプリング
１９ 電線
２０ 分離パッド

Claims (5)

1. ケース本体内へ複数のたたき玉と、その電気駆動装置を内蔵し、上面を弾性覆板で被覆したマッサージ装置に、電源用コード及びコントローラを接続したことを特徴としたたたきマッサージ装置。
2. ケース本体内へ、複数のたたき玉と、その電気駆動装置を内蔵し、上面を弾性覆板で被覆したマッサージ装置と、該マッサージ装置に、枕及びクッション板を着脱自在に取り付けると共に、前記駆動装置に電源用コード及びコントローラを接続したことを特徴とするたたきマッサージ装置。
3. ケース本体内へ４個のたたき玉と、その電気駆動装置を内蔵し、上面を弾性覆板で被覆したマッサージ装置と、該マッサージ装置に、枕及びクッション板を着脱自在に取り付けると共に、前記駆動装置に電源用コード及びコントローラを接続したことを特徴とするたたきマッサージ装置。
4. ケース本体内へ複数のたたき玉と、その電気駆動装置を内蔵し、前記たたき玉の上面を弾性覆板で被覆したマッサージ装置に、電源用コード及び電源ボタン、モードボタン、強弱ボタン、タイマーボタン及び速度ボタンを備えたコントローラを接続し、前記マッサージ装置に、枕及びクッション板を着脱自在に取り付けたことを特徴とするたたきマッサージ装置。
5. ケース本体内へ、複数のたたき玉と、該たたき玉を駆動する鉄芯とコイルよりなるソレノイド方式の駆動装置を内蔵し、上面を弾性覆板で被覆したマッサージ装置に、電源用コード及びコントローラを接続したことを特徴としたたたきマッサージ装置。

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